JPH0669692B2 - 複合板製造装置 - Google Patents
複合板製造装置Info
- Publication number
- JPH0669692B2 JPH0669692B2 JP62141900A JP14190087A JPH0669692B2 JP H0669692 B2 JPH0669692 B2 JP H0669692B2 JP 62141900 A JP62141900 A JP 62141900A JP 14190087 A JP14190087 A JP 14190087A JP H0669692 B2 JPH0669692 B2 JP H0669692B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- surface material
- reaction mixture
- composite plate
- molding machine
- embossing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B15/00—Layered products comprising a layer of metal
- B32B15/04—Layered products comprising a layer of metal comprising metal as the main or only constituent of a layer, which is next to another layer of the same or of a different material
- B32B15/08—Layered products comprising a layer of metal comprising metal as the main or only constituent of a layer, which is next to another layer of the same or of a different material of synthetic resin
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Molding Of Porous Articles (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は複合板、所謂2基材間に自己接着性を有する発
泡性反応混合物を介在させると共に、表面材の化粧リブ
の位置を種々変化でき、表面材の長手方向端部に箱折り
を形成した複合板を連続的、かつ量産できる複合板製造
装置に関する。
泡性反応混合物を介在させると共に、表面材の化粧リブ
の位置を種々変化でき、表面材の長手方向端部に箱折り
を形成した複合板を連続的、かつ量産できる複合板製造
装置に関する。
一般に、金属フープ材を表面材とし、これを任意断面の
樋状体、特に、ダブル幅に形成し、この樋状体に合成樹
脂発泡体の原料を吐出し、その上に裏面材を積層してダ
ブルコンベアに送給した後、上記原料を反応、発泡させ
て表、裏面材間に合成樹脂発泡体を介在させた複合板帯
を製造し、次にこれをシングル幅にスリッタを介してス
リットし、その後で定尺に切断する装置としては特公昭
58−31299号公報がある。また、この種装置としてはダ
ブル幅の複合板帯を定尺に切断し、その後で中央部をス
リットして本来の複合板として2枚を製造する装置も知
られている。
樋状体、特に、ダブル幅に形成し、この樋状体に合成樹
脂発泡体の原料を吐出し、その上に裏面材を積層してダ
ブルコンベアに送給した後、上記原料を反応、発泡させ
て表、裏面材間に合成樹脂発泡体を介在させた複合板帯
を製造し、次にこれをシングル幅にスリッタを介してス
リットし、その後で定尺に切断する装置としては特公昭
58−31299号公報がある。また、この種装置としてはダ
ブル幅の複合板帯を定尺に切断し、その後で中央部をス
リットして本来の複合板として2枚を製造する装置も知
られている。
しかしながら、この種装置では表面材の成形が難しく、
かつ、一種類の製品しか連続して生産することができな
かった。
かつ、一種類の製品しか連続して生産することができな
かった。
本発明はこのような欠点を除去するため、表面材となる
金属薄板を送給するためのアンコイラとピンチローラか
らなる表面材送給部と、表面材送給部から送給される表
面材に任意のエンボス模様を施すエンボス加工部と、エ
ンボス加工された表面材を長手方向に沿ってn等分する
セパレータと、セパレータによってn等分にスリットさ
れた表面材をn系列で成形すると共に、表面材の中央部
を成形する移動可能な一次成形機と、表面材の幅方向の
両端を成形する二次成形機とからなる成形部と、成形さ
れた表面材の凹部に未発泡の発泡性反応混合物を吐出す
る吐出部と、発泡性反応混合物上に裏面材を積層する裏
面材供給部と、一定形状に規制した状態で加温し、上記
発泡性反応混合物を硬化させると共に前記三部材を接着
一体化するキュアオーブンと、キュアオーブンより送給
されるサンドイッチ構造で連続帯の複合板を定尺に切断
する走行カッタと、走行カッタにより定尺に切断された
定尺複合板の長手方向の両端の表面材を内方に屈曲する
箱折り部とから構成することにより、意匠性、成形性、
加工性、施工性がすぐれ、かつ一次成形機のコマの移動
により、複合板の化粧面の化粧リブを種々変化した複合
板を連続して製造できる複合板製造装置を提案するもの
である。
金属薄板を送給するためのアンコイラとピンチローラか
らなる表面材送給部と、表面材送給部から送給される表
面材に任意のエンボス模様を施すエンボス加工部と、エ
ンボス加工された表面材を長手方向に沿ってn等分する
セパレータと、セパレータによってn等分にスリットさ
れた表面材をn系列で成形すると共に、表面材の中央部
を成形する移動可能な一次成形機と、表面材の幅方向の
両端を成形する二次成形機とからなる成形部と、成形さ
れた表面材の凹部に未発泡の発泡性反応混合物を吐出す
る吐出部と、発泡性反応混合物上に裏面材を積層する裏
面材供給部と、一定形状に規制した状態で加温し、上記
発泡性反応混合物を硬化させると共に前記三部材を接着
一体化するキュアオーブンと、キュアオーブンより送給
されるサンドイッチ構造で連続帯の複合板を定尺に切断
する走行カッタと、走行カッタにより定尺に切断された
定尺複合板の長手方向の両端の表面材を内方に屈曲する
箱折り部とから構成することにより、意匠性、成形性、
加工性、施工性がすぐれ、かつ一次成形機のコマの移動
により、複合板の化粧面の化粧リブを種々変化した複合
板を連続して製造できる複合板製造装置を提案するもの
である。
以下に図面を用いて本発明に係る複合板製造装置の一実
施例について詳細に説明する。第1図、第2図は上記装
置の概略構成図とその構成をブロック化した説明図であ
り、1は架台、2は表面材送給部、8はエンボス加工
部、15はセパレータ、18は反転部、22は成形部、27は吐
出部、31は裏面材供給部、33はキュアオーブン、42は走
行カッタ、44は箱折り部である。さらに詳説すると、架
台1は装置を2階建てにすることにより、製造装置をコ
ンパクト化するためのものであると共に、後記するエン
ボスロール10通過後の表面材Aの化粧面を上面となし、
エンボス加工時のクラック等の発見を即時に行い得るた
めのものである。表面材送給部(以下、単に送給部とい
う)2は、アンコイラ3、ピンチローラ4、簡易カッタ
5とからなり、アンコイラ3にコイル状に巻回された平
板状の金属薄板からなる表面材(化粧塗膜、化粧フィル
ム等の化粧被膜を有するもの)Aを装着すると共に、第
1ループ部7に常時、無理なく表面材Aの化粧面を上面
として送給するためのものである。なお、図示するよう
に、送給部2にアンコイラ3′、ピンチローラ4′、簡
易カッタ5′を設け、送給部2を2台前後に配する場合
には、簡易カッタ5と第1ループ部7間で、表面材Aの
最後と、表面材A′の最前部を連結する接続機6を設け
るものである。このように構成した送給部2は、コイル
の掛け変えを不必要として、さらに効率の良い連続生産
を可能にするものである。なお、ピンチローラ4、4′
は表面材Aを所定速度でエンボス加工部8に送給するた
めのものであり、簡易カッタ5、5′は必要時に表面材
Aを切断するものである。第1ループ部7は、次工程の
エンボス加工部8における表面材A移送の際に生ずる速
度差、ズレを表面材Aを弛ませることによってコントロ
ールすると共に、送給部2から送給される表面材Aに大
きな衝撃が付加されないように機能するものである。エ
ンボス加工部8は第1プレヒータ9と、エンボスロール
10、テンショナー11より構成するものであり、第1プレ
ヒータ9は、エンボスロール10の直前で表面材Aを30℃
〜90℃位に加温して、エンボス加工により表面材1の化
粧面の塗膜、フィルム等にクラック、穴あき、割れが生
ずるのを防止するためのものである。エンボスロール10
は第3図(a)に示すように、雄雌の凹凸部からなる模様
を外周面に形成した上、下ロール10a、10bを噛み合わせ
て表面材Aに任意の模様を施すものであり、上、下ロー
ル10a、10bのギャップは凹凸部の高さ、表面材Aの板厚
によって定まるものである。また、エンボスロール10の
下ロール10bは、第3図(b)に示すように上下移動可能で
あり、油圧、あるいはエアシリンダ等により、上方に押
圧している時には、表面材Aにエンボス加工を施し、下
方に下げている時は、表面材A、A′の接続部A1による
エンボスロール10の損傷防止、あるいはエンボス加工を
施さない場合である。10cはガイド板であり、表面材A
挿入の際の支持面となる。エンショナー11は、第4図に
示すように、エンボス加工された表面材Aを、水平に配
列したゴムロール11a間において金属ロールからなる押
圧ロール12により押圧すると共に、ピンチローラ13によ
り引っ張り、エンボス加工により歪を生じた表面材Aの
歪を除去することにより、表面材Aのペコツキ、曲がり
(キャンバー)を矯正するものである。また11bはガイ
ド板であり、前記押圧ロール12と間隙を有して配列する
と共に、押圧ロール12と同調して上下に移動し、作業開
始時には上方に位置し、表面材Aの先端をテンショナー
11に挿入する際のガイドとなり、表面材Aの挿入を容易
にするためのものである。14は第2ループ部であり、第
1ループ部7と同様に、次工程のセパレータ15における
表面材A移送の際に生ずる速度差、ズレを表面材Aを弛
ませることによりコントロールすると共に、エンボス加
工部8より送給される表面材Aに大きな衝撃が付加され
ないようにするものである。セパレータ15はピンチロー
ラ16とスリッタ17よりなり、エンボス加工された表面材
Aを幅方向にn等分するものであり、上下の回転刃17
a、17bにより切断するものである。反転部18は反転ロー
ル群19、落下防止装置20、ループ部21よりなり、表面材
Aを反転して表面材Aの化粧面を下方にし、後記する発
泡性反応混合物Pを吐出しやすいようにすると共に、装
置をコンパクト化するものである。さらに詳説すると、
落下防止装置20は、生産終了時における表面材Aの最後
部を、表面材Aの表裏面よりローラ群20a、20bにより押
さえることにより表面材Aの落下を防止するものであ
る。勿論、生産時にはローラ群20a、20bは間隙を有して
離れている。ループ部21は前記第1、第2ループ部7、
14と同様の機能を有すると共に、n等分に分割した表面
材Aが、後記する成形部22による成形により、n系列の
表面材A同士が成形部22とセパレータ15間で寸法誤差が
生じても、表面材Aを弛ませることにより解消するもの
である。なお、センサ7a、14a、21aは各ループ部におけ
る表面材Aの弛み具合を感知し、各ピンチローラ、モー
タ等を制御するものである。また、各ループ部に形成し
たロール群7b、14b、21bは、点線で示すように生産開始
時における表面材A挿入の際の落下防止のために設ける
ものであり、生産時は実線で示すように、生産に支障の
ないように納められている。22は成形部であり、ピンチ
ローラ23、レベラー24、一次成形機25、二次成形機26か
らなるものである。さらに詳細に説明すると、ピンチロ
ーラ23はエンボス加工された表面材Aをレベラー24に挿
入する際の駆動源であり、レベラー24はエンボス加工、
スリットされた表面材Aに存在する残留歪を矯正するも
ので、第5図に抽出拡大して示すように上ローラ24a1、2
4a2、24a3、・・・24an(図では24a3まで示す)、下ローラ24
b1、24b2、24b3、・・・24bn(図では24b4まで示す)の順にジ
グザグ状に配列し、かつ、上ローラ群24aと下ローラ群2
4b間のギャップGを調整しうるようにしたものである。
一次成形機25は表面材Aの化粧面となる中央部に、凹状
の化粧リブを形成する成形機であり、第6図に示すよう
に成形機内の複数個の上、下成形ロール25a、25b(図で
は1段のみを抽出して示す)の位置を移動してセットで
きるようにすることにより、表面材Aの化粧面における
化粧リブの位置を変化させた複合板Sとすることができ
るものである。さらに詳説すると、上、下成形ロール25
a、25bは、架台25c上のレール25d上を、モータ等25eに
より左右に移動可能なものであり、図示しないが、架台
25c上にセットしたリミットスイッチ、センサ、あるい
はガイド板によりスイッチ1つで位置設定できるもので
ある。また、一次成形機25による表面材Aへの化粧リブ
の成形例としては第7図(a)〜(i)に示すようなものであ
る。二次成形機26は、表面材Aの中央部の化粧リブの成
形が終了した板材の両端の雄雌嵌合構造を形成するもの
であり、差し込み式、落し込み式、引っ掛け式のいずれ
かの一つの方式に成形する。その一例としては、第8図
(a)〜(i)に示すように、第7図(a)〜(i)の表面材Aに差
し込み式の雄雌嵌合構造を形成したものである。また、
成形部22の一次成形機25、二次成形機26を1つの架台上
に載せ、前半を化粧リブの成形、後半を雄、雌嵌合部の
成形とすることも可能である。勿論上、下成形ロール25
a、25bを1段に対して複数個設け、化粧リブを複数個設
けることもできる。吐出部27は、表面材Aを30℃〜110
℃位に加温する第2プレヒータ28、吐出機29、搬送機30
よりなり、エンボス加工、スリット、成形されたn系列
の表面材Aの凹部に未発泡の発泡反応混合物(以下、単
に混合物という)Pを充填する部分であり、吐出機29は
自己接着性を有する混合物Pを例えば成形体Aの裏面
(片面)に、回転羽根を備えた吐出方式、スプレーガン
方式(エア、エアレス)または注入方式等のいずれかに
より供給するためのものである。また搬送機30は吐出部
27における表面材Aを支持するものであり、複数個のロ
ール、キャタピラ(登録商標名)、あるいはベルト等か
らなる。なお、混合物Pとしは熱硬化性、例えばポリウ
レタン樹脂、ポリイソシアヌレートフォーム用樹脂、フ
ェノール樹脂などの発泡性合成樹脂を用いるものであ
り、第9図(a)、(b)に示すように、後記する裏面材B上
に吐出したり、表面材Aの裏面の凹部に吐出するもので
ある。27aはガイドローラであり、後記する裏面材Bを
表面材A上に案内すると共に、混合物Pをサンドイッチ
するためのものである。裏面材供給部31は、アンコイラ
に巻回された裏面材Bを連続的に供給するものであり、
裏面材Bとしては例えば、コイル、アスベスト紙、クラ
フト紙、アルミニウム箔、プラスチックシート、アスフ
ァルトフェルト等の1種、または2種以上をラミネート
したもので、混合物P上に積層するものである。32は押
圧ローラであり、複数のロールにより、前記混合物Pを
裏面材Bを介して押圧することにより、混合物Pの分散
ムラを平均化すると共に、混合物Pの自己接着性を有効
に機能させるためのものである。キュアオーブン33は表
面材Aと裏面材B間に混合物Pを介在した状態で搬送す
ると共に、混合物Pを良好な環境下で反応発泡せしめ、
かつ、所定の板厚の複合板Sに形成するものである。さ
らに具体的に説明すると、キュアオーブン33はロール、
キャタピラ(登録商標名)、ベルトのいずれか1種、ま
たはその組み合わせからなり、原動輪34、35、従動輪3
6、37、上型部材38、下型部材39、加熱源40、カバー41
とから構成したものである。またカバー41はキュアオー
ブン33内を保温すると共に混合物Pが反応時に放出する
トリクロロモノフルオロメタン、あるいは加熱源40から
放出される炭酸ガス、一酸化炭素等を安全、衛生上、作
業環境に放出しないため、およびより有効な保温効果を
得るためである。なお、キュアオーブン33の入、出口部
33a、33bだけはキュアオーブン33内の気体の漏洩を最大
限阻止する構造に構成したものである。勿論キュアオー
ブン33は、n系列を同時に加温できるものである。走行
カッタ42は、キュアオーブン33より連続的に送給される
n系列の複合板Sを所定長さに切断すると共に、一次成
形機25により成形した表面材Aの化粧リブに対応した交
換可能な上刃、下型により切断し、後記する箱折り部44
に搬送機43を介して送給する。勿論、その切断形状は、
第10図に示すように、箱折り部44で複合板Sの長手方向
の両端に箱折り片A2が形成できる分だけ表面材Aを残し
ておくものである。なお、第10図において二点鎖線で示
す位置で、混合物Pと裏面材Bを走行カッタ42で切断と
同時に切り取ったり、切り込みを入れておくことも可能
である。また走行カッタ42における切断刃としては、前
記の他に、複数の刃を持ち、一次成形機25における化粧
リブの形状に対応した刃により切断するロータリー式の
切断刃でも良い。さらに、走行カッタ42を複数台設け、
化粧リブの位置によりその一つを駆動させることもでき
る。箱折り部44は、走行カッタ42により定尺に切断され
た複合板Sの長手方向の両端を、表面材Aに形成した箱
折り片A2を裏面側へ約90°屈曲して、複合板Sの端部の
変形防止、美観性の向上、複合板Sを横張りする際の目
地部へのコーキング材植設の施工性アップ等のために設
けるものであり、第11図(a)〜(c)に示すような3工程よ
りなるものである。第1工程は第11図(a)に示すよう
に、箱折り片A2部分の裏面材B、混合物Pの切除、第2
工程は(b)図に示すように、箱折り片A2の屈曲部分に痕
を付けることにより、次工程での箱折りを容易にすると
共に、屈曲部の線を明確にする工程、第3工程は(c)図
に示すように、箱折り片A2を約90°で屈曲する工程であ
る。このようにして形成された複合板Sは、第11図(d)
に示すようなものであり、図示しない次工程の梱包部へ
搬送され、梱包後に、出荷されるものである。なお、各
工程は図示しない制御盤により各工程間を連絡しコント
ロールするものであり、架台1の2階に計器、テレビカ
メラなどで各々のファクターをアナログ、デジタル、描
写等するものである。
施例について詳細に説明する。第1図、第2図は上記装
置の概略構成図とその構成をブロック化した説明図であ
り、1は架台、2は表面材送給部、8はエンボス加工
部、15はセパレータ、18は反転部、22は成形部、27は吐
出部、31は裏面材供給部、33はキュアオーブン、42は走
行カッタ、44は箱折り部である。さらに詳説すると、架
台1は装置を2階建てにすることにより、製造装置をコ
ンパクト化するためのものであると共に、後記するエン
ボスロール10通過後の表面材Aの化粧面を上面となし、
エンボス加工時のクラック等の発見を即時に行い得るた
めのものである。表面材送給部(以下、単に送給部とい
う)2は、アンコイラ3、ピンチローラ4、簡易カッタ
5とからなり、アンコイラ3にコイル状に巻回された平
板状の金属薄板からなる表面材(化粧塗膜、化粧フィル
ム等の化粧被膜を有するもの)Aを装着すると共に、第
1ループ部7に常時、無理なく表面材Aの化粧面を上面
として送給するためのものである。なお、図示するよう
に、送給部2にアンコイラ3′、ピンチローラ4′、簡
易カッタ5′を設け、送給部2を2台前後に配する場合
には、簡易カッタ5と第1ループ部7間で、表面材Aの
最後と、表面材A′の最前部を連結する接続機6を設け
るものである。このように構成した送給部2は、コイル
の掛け変えを不必要として、さらに効率の良い連続生産
を可能にするものである。なお、ピンチローラ4、4′
は表面材Aを所定速度でエンボス加工部8に送給するた
めのものであり、簡易カッタ5、5′は必要時に表面材
Aを切断するものである。第1ループ部7は、次工程の
エンボス加工部8における表面材A移送の際に生ずる速
度差、ズレを表面材Aを弛ませることによってコントロ
ールすると共に、送給部2から送給される表面材Aに大
きな衝撃が付加されないように機能するものである。エ
ンボス加工部8は第1プレヒータ9と、エンボスロール
10、テンショナー11より構成するものであり、第1プレ
ヒータ9は、エンボスロール10の直前で表面材Aを30℃
〜90℃位に加温して、エンボス加工により表面材1の化
粧面の塗膜、フィルム等にクラック、穴あき、割れが生
ずるのを防止するためのものである。エンボスロール10
は第3図(a)に示すように、雄雌の凹凸部からなる模様
を外周面に形成した上、下ロール10a、10bを噛み合わせ
て表面材Aに任意の模様を施すものであり、上、下ロー
ル10a、10bのギャップは凹凸部の高さ、表面材Aの板厚
によって定まるものである。また、エンボスロール10の
下ロール10bは、第3図(b)に示すように上下移動可能で
あり、油圧、あるいはエアシリンダ等により、上方に押
圧している時には、表面材Aにエンボス加工を施し、下
方に下げている時は、表面材A、A′の接続部A1による
エンボスロール10の損傷防止、あるいはエンボス加工を
施さない場合である。10cはガイド板であり、表面材A
挿入の際の支持面となる。エンショナー11は、第4図に
示すように、エンボス加工された表面材Aを、水平に配
列したゴムロール11a間において金属ロールからなる押
圧ロール12により押圧すると共に、ピンチローラ13によ
り引っ張り、エンボス加工により歪を生じた表面材Aの
歪を除去することにより、表面材Aのペコツキ、曲がり
(キャンバー)を矯正するものである。また11bはガイ
ド板であり、前記押圧ロール12と間隙を有して配列する
と共に、押圧ロール12と同調して上下に移動し、作業開
始時には上方に位置し、表面材Aの先端をテンショナー
11に挿入する際のガイドとなり、表面材Aの挿入を容易
にするためのものである。14は第2ループ部であり、第
1ループ部7と同様に、次工程のセパレータ15における
表面材A移送の際に生ずる速度差、ズレを表面材Aを弛
ませることによりコントロールすると共に、エンボス加
工部8より送給される表面材Aに大きな衝撃が付加され
ないようにするものである。セパレータ15はピンチロー
ラ16とスリッタ17よりなり、エンボス加工された表面材
Aを幅方向にn等分するものであり、上下の回転刃17
a、17bにより切断するものである。反転部18は反転ロー
ル群19、落下防止装置20、ループ部21よりなり、表面材
Aを反転して表面材Aの化粧面を下方にし、後記する発
泡性反応混合物Pを吐出しやすいようにすると共に、装
置をコンパクト化するものである。さらに詳説すると、
落下防止装置20は、生産終了時における表面材Aの最後
部を、表面材Aの表裏面よりローラ群20a、20bにより押
さえることにより表面材Aの落下を防止するものであ
る。勿論、生産時にはローラ群20a、20bは間隙を有して
離れている。ループ部21は前記第1、第2ループ部7、
14と同様の機能を有すると共に、n等分に分割した表面
材Aが、後記する成形部22による成形により、n系列の
表面材A同士が成形部22とセパレータ15間で寸法誤差が
生じても、表面材Aを弛ませることにより解消するもの
である。なお、センサ7a、14a、21aは各ループ部におけ
る表面材Aの弛み具合を感知し、各ピンチローラ、モー
タ等を制御するものである。また、各ループ部に形成し
たロール群7b、14b、21bは、点線で示すように生産開始
時における表面材A挿入の際の落下防止のために設ける
ものであり、生産時は実線で示すように、生産に支障の
ないように納められている。22は成形部であり、ピンチ
ローラ23、レベラー24、一次成形機25、二次成形機26か
らなるものである。さらに詳細に説明すると、ピンチロ
ーラ23はエンボス加工された表面材Aをレベラー24に挿
入する際の駆動源であり、レベラー24はエンボス加工、
スリットされた表面材Aに存在する残留歪を矯正するも
ので、第5図に抽出拡大して示すように上ローラ24a1、2
4a2、24a3、・・・24an(図では24a3まで示す)、下ローラ24
b1、24b2、24b3、・・・24bn(図では24b4まで示す)の順にジ
グザグ状に配列し、かつ、上ローラ群24aと下ローラ群2
4b間のギャップGを調整しうるようにしたものである。
一次成形機25は表面材Aの化粧面となる中央部に、凹状
の化粧リブを形成する成形機であり、第6図に示すよう
に成形機内の複数個の上、下成形ロール25a、25b(図で
は1段のみを抽出して示す)の位置を移動してセットで
きるようにすることにより、表面材Aの化粧面における
化粧リブの位置を変化させた複合板Sとすることができ
るものである。さらに詳説すると、上、下成形ロール25
a、25bは、架台25c上のレール25d上を、モータ等25eに
より左右に移動可能なものであり、図示しないが、架台
25c上にセットしたリミットスイッチ、センサ、あるい
はガイド板によりスイッチ1つで位置設定できるもので
ある。また、一次成形機25による表面材Aへの化粧リブ
の成形例としては第7図(a)〜(i)に示すようなものであ
る。二次成形機26は、表面材Aの中央部の化粧リブの成
形が終了した板材の両端の雄雌嵌合構造を形成するもの
であり、差し込み式、落し込み式、引っ掛け式のいずれ
かの一つの方式に成形する。その一例としては、第8図
(a)〜(i)に示すように、第7図(a)〜(i)の表面材Aに差
し込み式の雄雌嵌合構造を形成したものである。また、
成形部22の一次成形機25、二次成形機26を1つの架台上
に載せ、前半を化粧リブの成形、後半を雄、雌嵌合部の
成形とすることも可能である。勿論上、下成形ロール25
a、25bを1段に対して複数個設け、化粧リブを複数個設
けることもできる。吐出部27は、表面材Aを30℃〜110
℃位に加温する第2プレヒータ28、吐出機29、搬送機30
よりなり、エンボス加工、スリット、成形されたn系列
の表面材Aの凹部に未発泡の発泡反応混合物(以下、単
に混合物という)Pを充填する部分であり、吐出機29は
自己接着性を有する混合物Pを例えば成形体Aの裏面
(片面)に、回転羽根を備えた吐出方式、スプレーガン
方式(エア、エアレス)または注入方式等のいずれかに
より供給するためのものである。また搬送機30は吐出部
27における表面材Aを支持するものであり、複数個のロ
ール、キャタピラ(登録商標名)、あるいはベルト等か
らなる。なお、混合物Pとしは熱硬化性、例えばポリウ
レタン樹脂、ポリイソシアヌレートフォーム用樹脂、フ
ェノール樹脂などの発泡性合成樹脂を用いるものであ
り、第9図(a)、(b)に示すように、後記する裏面材B上
に吐出したり、表面材Aの裏面の凹部に吐出するもので
ある。27aはガイドローラであり、後記する裏面材Bを
表面材A上に案内すると共に、混合物Pをサンドイッチ
するためのものである。裏面材供給部31は、アンコイラ
に巻回された裏面材Bを連続的に供給するものであり、
裏面材Bとしては例えば、コイル、アスベスト紙、クラ
フト紙、アルミニウム箔、プラスチックシート、アスフ
ァルトフェルト等の1種、または2種以上をラミネート
したもので、混合物P上に積層するものである。32は押
圧ローラであり、複数のロールにより、前記混合物Pを
裏面材Bを介して押圧することにより、混合物Pの分散
ムラを平均化すると共に、混合物Pの自己接着性を有効
に機能させるためのものである。キュアオーブン33は表
面材Aと裏面材B間に混合物Pを介在した状態で搬送す
ると共に、混合物Pを良好な環境下で反応発泡せしめ、
かつ、所定の板厚の複合板Sに形成するものである。さ
らに具体的に説明すると、キュアオーブン33はロール、
キャタピラ(登録商標名)、ベルトのいずれか1種、ま
たはその組み合わせからなり、原動輪34、35、従動輪3
6、37、上型部材38、下型部材39、加熱源40、カバー41
とから構成したものである。またカバー41はキュアオー
ブン33内を保温すると共に混合物Pが反応時に放出する
トリクロロモノフルオロメタン、あるいは加熱源40から
放出される炭酸ガス、一酸化炭素等を安全、衛生上、作
業環境に放出しないため、およびより有効な保温効果を
得るためである。なお、キュアオーブン33の入、出口部
33a、33bだけはキュアオーブン33内の気体の漏洩を最大
限阻止する構造に構成したものである。勿論キュアオー
ブン33は、n系列を同時に加温できるものである。走行
カッタ42は、キュアオーブン33より連続的に送給される
n系列の複合板Sを所定長さに切断すると共に、一次成
形機25により成形した表面材Aの化粧リブに対応した交
換可能な上刃、下型により切断し、後記する箱折り部44
に搬送機43を介して送給する。勿論、その切断形状は、
第10図に示すように、箱折り部44で複合板Sの長手方向
の両端に箱折り片A2が形成できる分だけ表面材Aを残し
ておくものである。なお、第10図において二点鎖線で示
す位置で、混合物Pと裏面材Bを走行カッタ42で切断と
同時に切り取ったり、切り込みを入れておくことも可能
である。また走行カッタ42における切断刃としては、前
記の他に、複数の刃を持ち、一次成形機25における化粧
リブの形状に対応した刃により切断するロータリー式の
切断刃でも良い。さらに、走行カッタ42を複数台設け、
化粧リブの位置によりその一つを駆動させることもでき
る。箱折り部44は、走行カッタ42により定尺に切断され
た複合板Sの長手方向の両端を、表面材Aに形成した箱
折り片A2を裏面側へ約90°屈曲して、複合板Sの端部の
変形防止、美観性の向上、複合板Sを横張りする際の目
地部へのコーキング材植設の施工性アップ等のために設
けるものであり、第11図(a)〜(c)に示すような3工程よ
りなるものである。第1工程は第11図(a)に示すよう
に、箱折り片A2部分の裏面材B、混合物Pの切除、第2
工程は(b)図に示すように、箱折り片A2の屈曲部分に痕
を付けることにより、次工程での箱折りを容易にすると
共に、屈曲部の線を明確にする工程、第3工程は(c)図
に示すように、箱折り片A2を約90°で屈曲する工程であ
る。このようにして形成された複合板Sは、第11図(d)
に示すようなものであり、図示しない次工程の梱包部へ
搬送され、梱包後に、出荷されるものである。なお、各
工程は図示しない制御盤により各工程間を連絡しコント
ロールするものであり、架台1の2階に計器、テレビカ
メラなどで各々のファクターをアナログ、デジタル、描
写等するものである。
次に本発明に係る複合板製造装置の動作について説明す
る。すなわち、アンコイラ3にコイル状に巻回した0.27
mm厚のカラー鋼板を、化粧面側を上面として装着し、ピ
ンチローラ4を介して第1ループ部7に送給する。次に
表面材Aは第1ループ部7を経て第1プレヒータにより
約30℃〜60℃に加温され、化粧塗膜を所定の硬度まで柔
らかくし、エンボスロール10により第12図に示すような
凹状部α、凸状部βとからなるエンボス模様を連続して
形成する。その後テンショナー11、第2ループ部14、セ
パレータ15を通過し、エンボス加工による残留歪を除去
すると共に1000mm幅の表面材Aを半裁し、500mm幅のエ
ンボス加工された表面材Aを2系列にする。次に反転部
18により2階から1階に送給し、ループ部21を経てレベ
ラー24により、エンボス加工、スリットによる残留歪を
表面材Aより取り去る。半裁され残留歪を除去された表
面材Aは、並列状に2台並べた第6図に示すような一次
成形機25により第6図(e)に示すように表面材Aに化粧
リブを形成する。化粧リブを形成された表面材Aは二次
成形機26に挿入され、表面材Aの両端部を第7図(e)に
示すように成形し、表面材Aの成形を完了する。成形さ
れ断面凹状となった表面材Aは次に第2プレヒータによ
って30°〜110℃位に加温され、その直後、第9図(a)に
示すように裏面材供給部31より連続して供給されるアル
ミ・クラフト紙よりなる裏面材Bの裏面上に、未発泡の
ポリイソシアヌレートフォームよりなる混合物Pを吐出
し、ガイドレール27aにより表面材Aの凹部上に積層
し、キュアオーブン33に送給する。キュアオーブン33は
加熱源40によりあらかじめ90℃の雰囲気に加温されてお
り、表面材A、裏面材B、混合物Pを一体に接着させる
と共に硬化させ、その出口33bより、連続帯の複合板S
として送出する。次に連続的に送出される複合板Sを30
30mmで、第10図に示すように複合板Sの長手方向の両端
に箱折り片A2を形成するように切断する。この場合、第
10図で2点鎖線で示すように、裏面材B、混合物Pに切
断すると同時に切り込みを入れておく。切断された複合
板Sは、箱折り部44にベルトコンベアよりなる搬送機43
により送給され、第11図(a)〜(c)に示すように裏面材
B、混合物Pの切除工程、折り曲げ痕付け工程、屈曲工
程を経て、複合板Sの長手方向の両端面を箱折り片A2に
よりカバーし、複合板Sの完成となる。その後は図示し
ない梱包部に送給するものである。
る。すなわち、アンコイラ3にコイル状に巻回した0.27
mm厚のカラー鋼板を、化粧面側を上面として装着し、ピ
ンチローラ4を介して第1ループ部7に送給する。次に
表面材Aは第1ループ部7を経て第1プレヒータにより
約30℃〜60℃に加温され、化粧塗膜を所定の硬度まで柔
らかくし、エンボスロール10により第12図に示すような
凹状部α、凸状部βとからなるエンボス模様を連続して
形成する。その後テンショナー11、第2ループ部14、セ
パレータ15を通過し、エンボス加工による残留歪を除去
すると共に1000mm幅の表面材Aを半裁し、500mm幅のエ
ンボス加工された表面材Aを2系列にする。次に反転部
18により2階から1階に送給し、ループ部21を経てレベ
ラー24により、エンボス加工、スリットによる残留歪を
表面材Aより取り去る。半裁され残留歪を除去された表
面材Aは、並列状に2台並べた第6図に示すような一次
成形機25により第6図(e)に示すように表面材Aに化粧
リブを形成する。化粧リブを形成された表面材Aは二次
成形機26に挿入され、表面材Aの両端部を第7図(e)に
示すように成形し、表面材Aの成形を完了する。成形さ
れ断面凹状となった表面材Aは次に第2プレヒータによ
って30°〜110℃位に加温され、その直後、第9図(a)に
示すように裏面材供給部31より連続して供給されるアル
ミ・クラフト紙よりなる裏面材Bの裏面上に、未発泡の
ポリイソシアヌレートフォームよりなる混合物Pを吐出
し、ガイドレール27aにより表面材Aの凹部上に積層
し、キュアオーブン33に送給する。キュアオーブン33は
加熱源40によりあらかじめ90℃の雰囲気に加温されてお
り、表面材A、裏面材B、混合物Pを一体に接着させる
と共に硬化させ、その出口33bより、連続帯の複合板S
として送出する。次に連続的に送出される複合板Sを30
30mmで、第10図に示すように複合板Sの長手方向の両端
に箱折り片A2を形成するように切断する。この場合、第
10図で2点鎖線で示すように、裏面材B、混合物Pに切
断すると同時に切り込みを入れておく。切断された複合
板Sは、箱折り部44にベルトコンベアよりなる搬送機43
により送給され、第11図(a)〜(c)に示すように裏面材
B、混合物Pの切除工程、折り曲げ痕付け工程、屈曲工
程を経て、複合板Sの長手方向の両端面を箱折り片A2に
よりカバーし、複合板Sの完成となる。その後は図示し
ない梱包部に送給するものである。
以上説明したのは本発明に係る複合板製造装置の一実施
例にすぎず、第1図に一点鎖線で示すようにエンボスロ
ール10を設け、エンボスロール10工台によりエンボスを
かけたり、2種類のエンボス模様に対応した装置とする
こともできる。またキュアオーブン33と走行カッタ42間
に点線で示すようにコーキング材吐出機45を形成し、例
えば第13図に斜線で示すようにコーキング材Cを植設す
ることもできる。なお、コーキング材Cとしてはホット
メルト系接着剤(2〜5倍に発泡したものも含む)、ゴ
ム系、合成樹脂系のパッキング材を接着剤で貼着したも
の、あるいは膨潤性のある吸水樹脂からなるものであ
る。さらに、第9図(a)に一点鎖線で示すように裏面材
Bの下面にアルミ板よりなる加熱装置27bを設け、裏面
材Bを加温したり、キュアオーブン33内の温風により裏
面材Bを加温することもできる。
例にすぎず、第1図に一点鎖線で示すようにエンボスロ
ール10を設け、エンボスロール10工台によりエンボスを
かけたり、2種類のエンボス模様に対応した装置とする
こともできる。またキュアオーブン33と走行カッタ42間
に点線で示すようにコーキング材吐出機45を形成し、例
えば第13図に斜線で示すようにコーキング材Cを植設す
ることもできる。なお、コーキング材Cとしてはホット
メルト系接着剤(2〜5倍に発泡したものも含む)、ゴ
ム系、合成樹脂系のパッキング材を接着剤で貼着したも
の、あるいは膨潤性のある吸水樹脂からなるものであ
る。さらに、第9図(a)に一点鎖線で示すように裏面材
Bの下面にアルミ板よりなる加熱装置27bを設け、裏面
材Bを加温したり、キュアオーブン33内の温風により裏
面材Bを加温することもできる。
上述したように、本発明に係る複合板製造装置によれば
エンボス加工時はコイルに対し一定の張力が負荷され
た状態となるため、凹凸模様がエンボス加工中にずれた
りすることがなく、美しい凹凸模様が形成できる。エ
ンボス加工時の残留歪がテンショナーを通過させること
によって容易に除去できるので、ペコツキ、捩じれがな
い。スリット後にn系列の成形機により成形するため
に成形が容易となると共に、n系列の個々の複合板の
雄、雌方向を統一させることができる。化粧リブ形成
用の一次成形機と、雄、雌嵌合部を成形する二次成形機
に分離した成形部としたため、化粧リブの位置を種々変
化させることができるようになり、一つのラインでは複
数の複合板を生産できる。n系列で同時に生産できる
ため、n倍の生産量アップが望める。箱折り部を最後
に持ってきたため、途中に仕掛りがなく、連続生産が可
能となる。等の特徴、効果がある。
エンボス加工時はコイルに対し一定の張力が負荷され
た状態となるため、凹凸模様がエンボス加工中にずれた
りすることがなく、美しい凹凸模様が形成できる。エ
ンボス加工時の残留歪がテンショナーを通過させること
によって容易に除去できるので、ペコツキ、捩じれがな
い。スリット後にn系列の成形機により成形するため
に成形が容易となると共に、n系列の個々の複合板の
雄、雌方向を統一させることができる。化粧リブ形成
用の一次成形機と、雄、雌嵌合部を成形する二次成形機
に分離した成形部としたため、化粧リブの位置を種々変
化させることができるようになり、一つのラインでは複
数の複合板を生産できる。n系列で同時に生産できる
ため、n倍の生産量アップが望める。箱折り部を最後
に持ってきたため、途中に仕掛りがなく、連続生産が可
能となる。等の特徴、効果がある。
第1図は本発明に係る複合板製造装置の一実施例を示す
構成略図、第2図は本発明に係る装置の工程を示す説明
図、第3図(a)、(b)はエンボスロールの状態を示す説明
図、第4図はテンショナーを示す説明図、第5図はレベ
ラーを示す斜視図、第6図は一次成形機の1系列の一例
を示す説明図、第7図(a)〜(i)は一次成形機により成形
された表面材の一例を示す説明図、第8図(a)〜(i)は二
次成形機により成形された表面材の一例を示す説明図、
第9図(a)、(b)は吐出部の一例を示す説明図、第10図は
走行カッタにより切断された複合板の端部の一例を示す
一部切り欠き斜視図、第11図(a)〜(d)は箱折り部の箱折
り工程を示す説明図と箱折りされた複合板を示す斜視
図、第12図はエンボス模様の一例を示す斜視図、第13図
は複合板にコーキング材を植設する場合の植設位置を説
明する説明図である。1 ……架台、2……表面材送給部、8……エンボス加工
部、15……セパレータ、22……成形部、25……一次成形
機、26……二次成形機、27……吐出部、33……キュアオ
ーブン、42……走行カッタ、44……箱折り部。
構成略図、第2図は本発明に係る装置の工程を示す説明
図、第3図(a)、(b)はエンボスロールの状態を示す説明
図、第4図はテンショナーを示す説明図、第5図はレベ
ラーを示す斜視図、第6図は一次成形機の1系列の一例
を示す説明図、第7図(a)〜(i)は一次成形機により成形
された表面材の一例を示す説明図、第8図(a)〜(i)は二
次成形機により成形された表面材の一例を示す説明図、
第9図(a)、(b)は吐出部の一例を示す説明図、第10図は
走行カッタにより切断された複合板の端部の一例を示す
一部切り欠き斜視図、第11図(a)〜(d)は箱折り部の箱折
り工程を示す説明図と箱折りされた複合板を示す斜視
図、第12図はエンボス模様の一例を示す斜視図、第13図
は複合板にコーキング材を植設する場合の植設位置を説
明する説明図である。1 ……架台、2……表面材送給部、8……エンボス加工
部、15……セパレータ、22……成形部、25……一次成形
機、26……二次成形機、27……吐出部、33……キュアオ
ーブン、42……走行カッタ、44……箱折り部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 9:00 4F
Claims (1)
- 【請求項1】表面材となる金属薄板を送給するためのア
ンコイラとピンチローラからなる表面材送給部と、該送
給部から供給される表面材に任意のエンボス模様を施す
エンボス加工部と、該エンボス加工された表面材を長手
方向に沿ってn等分するセパレータと、該セパレータに
よってn等分にスリットされた表面材をn系列で成形す
ると共に、表面材の中央部を成形する移動可能な一次成
形機と、表面材の幅方向の両端を成形する二次成形機と
からなる成形部と、該成形された表面材の凹部に未発泡
の発泡性反応混合物を吐出する吐出部と、該発泡性反応
混合物上に裏面材を積層する裏面材供給部と、一定形状
に規制した状態で加温し、上記発泡性反応混合物を硬化
させると共に前記三部材を接着一体化するキュアオーブ
ンと、該キュアオーブンより送給されるサンドイッチ構
造で連続帯の複合板を定尺に切断する走行カッタと、該
走行カッタにより定尺に切断された定尺の複合板の長手
方向の両端の表面材を内方に屈曲する箱折り部とから構
成したことを特徴とする複合板製造装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62141900A JPH0669692B2 (ja) | 1987-06-06 | 1987-06-06 | 複合板製造装置 |
KR1019880006592A KR900004785B1 (ko) | 1987-06-06 | 1988-06-01 | 복합판 제조장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62141900A JPH0669692B2 (ja) | 1987-06-06 | 1987-06-06 | 複合板製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63306028A JPS63306028A (ja) | 1988-12-14 |
JPH0669692B2 true JPH0669692B2 (ja) | 1994-09-07 |
Family
ID=15302773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62141900A Expired - Lifetime JPH0669692B2 (ja) | 1987-06-06 | 1987-06-06 | 複合板製造装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0669692B2 (ja) |
KR (1) | KR900004785B1 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100448349B1 (ko) * | 2000-10-09 | 2004-09-10 | 학교법인연세대학교 | 평판 표시소자에 사용되는 전극이 삽입된 기판구조와 소자및 그 제조방법 |
CN103433561A (zh) * | 2013-08-13 | 2013-12-11 | 成都彩艺钢制品有限公司 | 夹芯板板料切割系统 |
CN109955577B (zh) * | 2017-12-26 | 2021-11-23 | 上海劲嘉建材科技有限公司 | Pvc塑料装饰板的制备方法 |
CN108908459A (zh) * | 2018-08-30 | 2018-11-30 | 镇江领域智能装备有限公司 | 复合保温板材智能加工设备用切割机构 |
-
1987
- 1987-06-06 JP JP62141900A patent/JPH0669692B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1988
- 1988-06-01 KR KR1019880006592A patent/KR900004785B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR900004785B1 (ko) | 1990-07-05 |
JPS63306028A (ja) | 1988-12-14 |
KR890000237A (ko) | 1989-03-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA1320620C (en) | Process for manufacturing sheet blanks for collapsible folding boxes with angle windows or such folding boxes and appropriate equipment | |
JPH0669692B2 (ja) | 複合板製造装置 | |
US2939509A (en) | Plastic corrugating process and machine | |
JPH07310B2 (ja) | 複合板製造装置 | |
JP2639832B2 (ja) | パネルの製造装置 | |
JPH0739099B2 (ja) | 複合板製造装置 | |
JPS5924490Y2 (ja) | 複合板製造装置 | |
JPH0684021B2 (ja) | 複合板製造装置 | |
JPH0669693B2 (ja) | 複合板製造装置 | |
KR900004786B1 (ko) | 복합판 제조장치 | |
JPS6327212A (ja) | 複合板製造装置 | |
JPH0677940B2 (ja) | 複合板製造装置 | |
JPH0677939B2 (ja) | 複合板製造装置 | |
JPS629091Y2 (ja) | ||
JPH0556246B2 (ja) | ||
JPH0456745B2 (ja) | ||
JPS6222341Y2 (ja) | ||
JPH0449460B2 (ja) | ||
JPS61112644A (ja) | サンドイッチ板製造装置 | |
SU1031747A1 (ru) | Установка дл выкладки изделий | |
JPH047300B2 (ja) | ||
JPS6157192B2 (ja) | ||
JPH0559805B2 (ja) | ||
JPH0688271B2 (ja) | 複合板製造装置 | |
JPH01271227A (ja) | 複合板製造装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070907 Year of fee payment: 13 |