JPH0669519B2 - 二槽式洗濯機の給水制御方法 - Google Patents
二槽式洗濯機の給水制御方法Info
- Publication number
- JPH0669519B2 JPH0669519B2 JP20910785A JP20910785A JPH0669519B2 JP H0669519 B2 JPH0669519 B2 JP H0669519B2 JP 20910785 A JP20910785 A JP 20910785A JP 20910785 A JP20910785 A JP 20910785A JP H0669519 B2 JPH0669519 B2 JP H0669519B2
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- JP
- Japan
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- water level
- water
- overflow
- tub
- washing
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、家庭用の衣類などを洗濯する二槽式洗濯機の
給水制御方法に関するものである。
給水制御方法に関するものである。
従来の技術 洗濯機のなかで、特に洗濯からすすぎあるいは、脱水ま
で行なう自動洗濯機においては、人が洗濯機のすぐそば
にいないため、排水ホースを倒れ忘れた場合、洗濯槽か
ら水があふれ出てしまう欠点があった。
で行なう自動洗濯機においては、人が洗濯機のすぐそば
にいないため、排水ホースを倒れ忘れた場合、洗濯槽か
ら水があふれ出てしまう欠点があった。
そのため従来の洗濯機は溢水防止装置が設けられてい
た。この装置を備えた二槽式洗濯機は第5図に示すよう
に本体1の内部に、洗濯槽2と脱水槽3を設け脱水槽3
の内部に回転して遠心脱水をする脱水かご4が設けられ
ている。そして脱水槽3および洗濯槽2内の水を排水す
るため本体1の外に排水ホース5が接続されている。洗
濯槽2内底部のパルセータ6を駆動するモータ7および
脱水かご4を駆動するモータ8が本体1の底部に設けら
れている。本体1の上部には洗濯側給水弁9,脱水側給水
弁10があり、それぞれ洗濯槽2および脱水槽3に給水す
るものである。また洗濯槽2の水位を検知する洗濯水位
センサー11と溢水検知センサー12とが設けられている。
この溢水検知センサー12は、排水ホース5の倒し忘れ保
護のために設けられたもので、洗濯槽2側の排水を制御
する排水コック(または排水弁)と排水ホース5の間に
エアトラップを設けて圧力スイッチにより溢水を検知す
るものである。すなわち、排水ホース5を倒し忘れて洗
濯槽2から、注水すすぎにより溢水した場合、あるい
は、脱水かご4に注水しながら脱水すすぎをした場合に
は、図中のHOの水位まで水位が上昇し溢水検知センサー
12により水圧を検知して、給水弁9,10を閉じて溢水防止
をしていた。
た。この装置を備えた二槽式洗濯機は第5図に示すよう
に本体1の内部に、洗濯槽2と脱水槽3を設け脱水槽3
の内部に回転して遠心脱水をする脱水かご4が設けられ
ている。そして脱水槽3および洗濯槽2内の水を排水す
るため本体1の外に排水ホース5が接続されている。洗
濯槽2内底部のパルセータ6を駆動するモータ7および
脱水かご4を駆動するモータ8が本体1の底部に設けら
れている。本体1の上部には洗濯側給水弁9,脱水側給水
弁10があり、それぞれ洗濯槽2および脱水槽3に給水す
るものである。また洗濯槽2の水位を検知する洗濯水位
センサー11と溢水検知センサー12とが設けられている。
この溢水検知センサー12は、排水ホース5の倒し忘れ保
護のために設けられたもので、洗濯槽2側の排水を制御
する排水コック(または排水弁)と排水ホース5の間に
エアトラップを設けて圧力スイッチにより溢水を検知す
るものである。すなわち、排水ホース5を倒し忘れて洗
濯槽2から、注水すすぎにより溢水した場合、あるい
は、脱水かご4に注水しながら脱水すすぎをした場合に
は、図中のHOの水位まで水位が上昇し溢水検知センサー
12により水圧を検知して、給水弁9,10を閉じて溢水防止
をしていた。
発明が解決しようとする問題点 しかし、従来の構成では溢水防止のため、溢水検知セン
サーを特別に設けてる必要があり構成が複雑になる上、
価格が高くなるという問題点を有していた。
サーを特別に設けてる必要があり構成が複雑になる上、
価格が高くなるという問題点を有していた。
本発明は上記問題点に鑑み、簡易な構成で溢水防止を行
うことができる二槽式洗濯機の給水制御方法を実現する
ものである。
うことができる二槽式洗濯機の給水制御方法を実現する
ものである。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は、洗濯槽に連結し
て設けられかつ前記洗濯槽内の水位に応じて変動する水
圧に基づいてオーバーフロー水位より低い水位から前記
オーバーフロー水位より高い水位までの前記洗濯槽内の
水位を検知する水位センサーを有し、前記洗濯槽に給水
しない脱水すすぎ状態で、前記水位センサーが前記オー
バーフロー水位より高い水位を検知した後、前記水位セ
ンサーから洗濯機の制御を行う制御回路へ前記オーバー
フロー水位より高い水位に応じた信号を送り、前記制御
回路は前記信号を受けた後脱水槽への給水を停止させる
ものである。
て設けられかつ前記洗濯槽内の水位に応じて変動する水
圧に基づいてオーバーフロー水位より低い水位から前記
オーバーフロー水位より高い水位までの前記洗濯槽内の
水位を検知する水位センサーを有し、前記洗濯槽に給水
しない脱水すすぎ状態で、前記水位センサーが前記オー
バーフロー水位より高い水位を検知した後、前記水位セ
ンサーから洗濯機の制御を行う制御回路へ前記オーバー
フロー水位より高い水位に応じた信号を送り、前記制御
回路は前記信号を受けた後脱水槽への給水を停止させる
ものである。
作用 以上の構成によれば洗濯槽側の水位を検知する水位セン
サーの分解能を高くし、溢水水位を検知可能とし制御装
置により溢水防止動作を行う。
サーの分解能を高くし、溢水水位を検知可能とし制御装
置により溢水防止動作を行う。
実施例 以下、本発明の一実施例を第1図〜第4図により説明す
る。
る。
第2図における自動二槽式洗濯機の構成部品で従来の構
成部品と同一のものには同一符号を付して説明は省略す
る。洗濯槽2の水位を検知する水位センサー11′は、3
ビットの分解能を持つもので、洗濯槽2の水位を検知す
る。マイクロコンピュータを含む制御回路13は洗濯機の
制御,表示,入力操作を行なう。従来の水位センサー
は、メカニカルなダイヤフラムと接点よりなるスイッチ
であったが、本発明による水位センサー11′は、第2図
に示すように、ダイヤフラム上に取り付けたスリットと
フォットカプラーによる位置検出手段である。この水位
センサー11′の動作を第1図および第3図により説明す
ると、圧力により上下に移動するダイヤフラム110上の
ダイヤフラム板111にスリット115を設け、固定スリット
112の軸上に、発光ダイオード113を3ケ設け、対向した
位置に、フォットトランジスタ114を設ける。ダイヤフ
ラム110の移動によりダイヤフラム板11も移動し、ダイ
ヤフラム板上のスリット115と、固定スリット112を通過
する光により、それぞれ通過する発光ダイオードのデー
タは、第3図のように変化する。すなわち、水位が一番
低いEの位置では、3ケの発行ダイオード113の光はす
べて通過し、フォットトランジスタ114の出力は、111の
状態となる。ダイヤフラム板111上のスリットを第1図
の如く設けると、ダイヤフラム板111のストローク変化
により、第3図のデータ変化になる。検知水位HHの中間
に、洗濯槽のオーバーフロー水位がくるように調整し、
オーバーフロー水位から50mm程度の検知水位に水位VHを
設ける。
成部品と同一のものには同一符号を付して説明は省略す
る。洗濯槽2の水位を検知する水位センサー11′は、3
ビットの分解能を持つもので、洗濯槽2の水位を検知す
る。マイクロコンピュータを含む制御回路13は洗濯機の
制御,表示,入力操作を行なう。従来の水位センサー
は、メカニカルなダイヤフラムと接点よりなるスイッチ
であったが、本発明による水位センサー11′は、第2図
に示すように、ダイヤフラム上に取り付けたスリットと
フォットカプラーによる位置検出手段である。この水位
センサー11′の動作を第1図および第3図により説明す
ると、圧力により上下に移動するダイヤフラム110上の
ダイヤフラム板111にスリット115を設け、固定スリット
112の軸上に、発光ダイオード113を3ケ設け、対向した
位置に、フォットトランジスタ114を設ける。ダイヤフ
ラム110の移動によりダイヤフラム板11も移動し、ダイ
ヤフラム板上のスリット115と、固定スリット112を通過
する光により、それぞれ通過する発光ダイオードのデー
タは、第3図のように変化する。すなわち、水位が一番
低いEの位置では、3ケの発行ダイオード113の光はす
べて通過し、フォットトランジスタ114の出力は、111の
状態となる。ダイヤフラム板111上のスリットを第1図
の如く設けると、ダイヤフラム板111のストローク変化
により、第3図のデータ変化になる。検知水位HHの中間
に、洗濯槽のオーバーフロー水位がくるように調整し、
オーバーフロー水位から50mm程度の検知水位に水位VHを
設ける。
洗濯槽2の水位は、排水ホース5の倒し忘れがない限り
オーバーフロー水位(略してOF水位)よりも高くならな
い。よって水位センサー11′の検知水位はHHまでであ
り、VHにはならない。ところが注水すすぎ中排水ホース
5の倒し忘れあるいは、排水コックがつまった場合に
は、VH水位に達するので、溢水異常と判定できる。
オーバーフロー水位(略してOF水位)よりも高くならな
い。よって水位センサー11′の検知水位はHHまでであ
り、VHにはならない。ところが注水すすぎ中排水ホース
5の倒し忘れあるいは、排水コックがつまった場合に
は、VH水位に達するので、溢水異常と判定できる。
また、第2図に示すように、脱水すすぎのとき、排水ホ
ースを倒し忘れた場合には、脱水槽3の水位が高くな
り、OF水位に達すると、脱水槽3から、洗濯槽2側へ水
が溢水する。よってこのとき、洗濯槽2側で給水してい
ない場合には、水位が上昇するので、水位センサー11′
により水位上昇を検知し、ホース倒し忘れと判定し、溢
水異常報知とする。
ースを倒し忘れた場合には、脱水槽3の水位が高くな
り、OF水位に達すると、脱水槽3から、洗濯槽2側へ水
が溢水する。よってこのとき、洗濯槽2側で給水してい
ない場合には、水位が上昇するので、水位センサー11′
により水位上昇を検知し、ホース倒し忘れと判定し、溢
水異常報知とする。
第4図の流れ図により制御回路13の制御について説明す
る。すなわち、脱水すすぎルーチンに入る前に、水位デ
ータXOを入力する。次に状態制御ルーチンに従い、洗濯
槽2側も動作させるか、あるいは、入力キーの受けつけ
等を制御する。一応、脱水すすぎルーチンに入っている
ので、脱水すすぎを実行し、再度水位データXを入力す
る。水位がVHならば、溢水防止ルーチン29へジャンプす
る。もし、VH未満ならば、洗濯側給水かどうかを判定
し、洗濯槽2側給水ならば、水位データXをXOに入れ換
える。洗濯側が給水されてなく、水位が高くなると、溢
出防止ルーチンにジャンプする。誤動作を除けるため、
水位初期データXOに対し、例えば2段階高くなると溢水
判定としてもよい。溢水防止ルーチンは、給水弁,モー
タを停止して、異常報知を行なう。
る。すなわち、脱水すすぎルーチンに入る前に、水位デ
ータXOを入力する。次に状態制御ルーチンに従い、洗濯
槽2側も動作させるか、あるいは、入力キーの受けつけ
等を制御する。一応、脱水すすぎルーチンに入っている
ので、脱水すすぎを実行し、再度水位データXを入力す
る。水位がVHならば、溢水防止ルーチン29へジャンプす
る。もし、VH未満ならば、洗濯側給水かどうかを判定
し、洗濯槽2側給水ならば、水位データXをXOに入れ換
える。洗濯側が給水されてなく、水位が高くなると、溢
出防止ルーチンにジャンプする。誤動作を除けるため、
水位初期データXOに対し、例えば2段階高くなると溢水
判定としてもよい。溢水防止ルーチンは、給水弁,モー
タを停止して、異常報知を行なう。
本実施例によれば3ビットの分解能を利用することによ
り、給水時の時間的水位変化を判定して、水圧を検知
し、水圧に応じて給水量が一定になるような制御が可能
となる。
り、給水時の時間的水位変化を判定して、水圧を検知
し、水圧に応じて給水量が一定になるような制御が可能
となる。
また本実施例として3ビットの分解能を有する水位セン
サー示したが、少なくとも2ビットもしくは、3段階以
上の検知レベルさえあれば、本発明の二槽式洗濯機の給
水制御方法は可能である。
サー示したが、少なくとも2ビットもしくは、3段階以
上の検知レベルさえあれば、本発明の二槽式洗濯機の給
水制御方法は可能である。
発明の効果 本発明は、以上述べたように、1ケの水位センサーによ
り、ホース倒れ防止等の溢水防止を行なうもので、従来
のように、溢水検知専用のセンサーが不必要となる特長
がある。
り、ホース倒れ防止等の溢水防止を行なうもので、従来
のように、溢水検知専用のセンサーが不必要となる特長
がある。
第1図(a)は本発明の実施例における水位センサーの
正面図、第1図(b)は第1図(a)のA-A′断面図、
第2図は同センサーを取付けた洗濯機の断面図、 第3図は水位データと水位の関係を示す説明図、 第4図は本発明による溢水防止の制御を行う制御回路の
制御を示すフローチャート、第5図は従来の洗濯機の断
面図である。 11′……水位センサー、13……制御回路。
正面図、第1図(b)は第1図(a)のA-A′断面図、
第2図は同センサーを取付けた洗濯機の断面図、 第3図は水位データと水位の関係を示す説明図、 第4図は本発明による溢水防止の制御を行う制御回路の
制御を示すフローチャート、第5図は従来の洗濯機の断
面図である。 11′……水位センサー、13……制御回路。
Claims (1)
- 【請求項1】洗濯槽に連結して設けられかつ前記洗濯槽
内の水位に応じて変動する水位に基づいてオーバーフロ
ー水位より低い水位から前記オーバーフロー水位より高
い水位までの前記洗濯槽内の水位を検知する水位センサ
ーを有し、前記洗濯槽に給水しない脱水すすぎ状態で、
前記水位センサーが前記オーバーフロー水位より高い水
位を検知した後、前記水位センサーから洗濯機の制御を
行う制御回路へ前記オーバーフロー水位より高い水位に
応じた信号を送り、前記制御回路は前記信号を受けた後
脱水槽への給水を停止させる二槽式洗濯機の給水制御方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20910785A JPH0669519B2 (ja) | 1985-09-20 | 1985-09-20 | 二槽式洗濯機の給水制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20910785A JPH0669519B2 (ja) | 1985-09-20 | 1985-09-20 | 二槽式洗濯機の給水制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6266896A JPS6266896A (ja) | 1987-03-26 |
JPH0669519B2 true JPH0669519B2 (ja) | 1994-09-07 |
Family
ID=16567404
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20910785A Expired - Lifetime JPH0669519B2 (ja) | 1985-09-20 | 1985-09-20 | 二槽式洗濯機の給水制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0669519B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6324992A (ja) * | 1986-07-18 | 1988-02-02 | 三洋電機株式会社 | 洗濯機 |
JPH01254197A (ja) * | 1988-04-04 | 1989-10-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 洗濯機 |
JPH0477880U (ja) * | 1990-11-13 | 1992-07-07 |
-
1985
- 1985-09-20 JP JP20910785A patent/JPH0669519B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6266896A (ja) | 1987-03-26 |
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