JPH066844B2 - ロックシリンダのための電磁ロッキング装置 - Google Patents

ロックシリンダのための電磁ロッキング装置

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JPH066844B2
JPH066844B2 JP61253536A JP25353686A JPH066844B2 JP H066844 B2 JPH066844 B2 JP H066844B2 JP 61253536 A JP61253536 A JP 61253536A JP 25353686 A JP25353686 A JP 25353686A JP H066844 B2 JPH066844 B2 JP H066844B2
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electromagnetic
rod
spring
locking
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
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    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はロックシリンダのための電磁ロッキング装置
に関する。特に、この発明は、機械的ロッキング手段と
電気的ロッキング手段とを備えたロッキングシステムに
おいて使用されるロックシリンダ内で電磁気的にロック
するための装置に関するものである。すなわち、この発
明の電磁ロッキング装置が用いられるロックシリンダに
おいては、施錠または解錠のための駆動がロックシリン
ダ内の回転部分の回動によって行なわれる。ロックシリ
ンダ内において回転部分の回動を制御するために制御部
分が回転部分に取付けられている。回転部分の回動を停
止させるか、あるいは許容するために電磁ロッキング装
置が制御部分に係合するように設けられる。このよう
に、施錠または解錠のための駆動が機械的手段によって
行なわれるとともに、その機械的手段における回転部分
の回動を制御するために電気的手段として電磁ロッキン
グ装置が用いられる。この発明は、上述のような電磁ロ
ッキング装置に関する。
[従来の技術] 機械的ロッキング手段と電気的ロッキング手段とを組合
わせたロッキングシステムが知られている。そのロッキ
ングシステムにおいては、施錠または解錠のための駆動
はロックシリンダ内の回転子の回動によって行なわれ
る。回転子の端部には制御部分が取付けられている。こ
の制御部分に係合するように電磁ロッキング装置が設け
られている。電磁ロッキング装置は、制御部分との係合
関係によって回転子の回動を停止させたり、あるいは許
す。
上述のような従来の電磁ロッキング装置が設けられたロ
ックシリンダは、たとえば特開昭59−109674号
公報(スイス特許出願6903/82に対応する)に開
示されている。第7図は、上記公報に開示されたロック
シリンダをキーとともに示す斜視図である。第8図はそ
のロックシリンダの縦断面図である。これらの図を参照
して、従来のロックシリンダの構造について説明する。
ロックシリンダ100はロータ(回転子)3とステータ
(固定子)5とを有する。ロータ3は、ステータ5内で
回動可能に配置されている。ステータ5はシリンダスリ
ーブ7の中に配置されている。ロータ3の入口フランジ
31にはキー溝1が形成されている。キー溝1にはキー
1’が挿入される。挿入されたキー1’の回動ととも
に、ロータ3がステータ5内を回動する。キー1’によ
り、機械的なタンブラーが操作される。この機械的なタ
ンブラーを挿入するための穴4a,4bがロータ3とス
テータ5の半径方向に延び、キー溝1に達するように形
成されている。キー溝1に適合しないキーが挿入された
場合、この機械的なタンブラーの操作により、ロータ3
の回動が停止され、ロックされる。機械的なタンブラー
の操作は、キー溝1に挿入されたキーの形状に応じて行
なわれる。キー溝1に適合したキーにより、ロータ3が
回動すると、施錠または解錠は、ロータ3の端部に形成
されたレバースロット50に係合する駆動体(ロックオ
ペレータ)(図示せず)によって行なわれる。
ステータ5の外周面には、溝6が軸線方向に延びるよう
に形成されている。電磁ロッキング装置10は溝6に配
置されている。この電磁ロッキング装置を受入れる溝6
は、シリンダスリーブ7により覆われている。そのた
め、電磁ロッキング装置10は実質上、回動および摺動
することができない。電磁ロッキング装置10の一方端
部にはプローブ28が設けられている。このプローブ2
8がロータ3上の制御部材37に係合する。制御部材3
7は連結部材38によってロータ端部39に固定されて
いる。電磁ロッキング装置10の溝6内での位置は各種
防犯状況に応じて定められ、たとえば、電磁ロッキング
装置10上の部分フランジ144、または電気リード線
145用のキャリアプレート141、あるいはこれら双
方の組合わせよって定められる。制御部材37には、プ
ローブ28が係合し、摺動するための摺動ブロック14
0と摺動ブロッククリアランス142が形成されてい
る。
第1図は上述のロックシリンダ100内で用いられる従
来の電磁ロッキング装置10を示す縦断面図である。第
1図を参照して、円筒状ハウジング25は電気および機
械的ボルト部品を囲んでいる。ボビン24は電磁コイル
23を保持する。ボビン24は円筒状ハウジング25の
中に挿入され、固定されている。アーマチュア(棒状部
材)21は、一方の端部で保持リング(ロッキングワッ
シャー)27を備えている。保持リング27の直径は、
アーマチュア21の長手方向の移動を制御する手段とし
て作用し得る大きさである。すなわち、保持リング27
は、ストッパー29に当接し、アーマチュア21がスト
ッパー29を越えて右側に長手方向に移動するのを妨げ
る。圧縮ばね26は、ボビン24と保持リング27との
間で作用する。圧縮ばね26は、アーマチュア21を円
筒状ハウジング25に対して明確に定められた位置、し
たがってロータ3に明確に定められた位置へ移動させ
る。
通電された電磁コイル23により発生する磁界によっ
て、アーマチュア21は圧縮ばね26に対抗してアーマ
チュアストッパー22まで押圧される。これによって、
長手方向のクリアランス21’がアーマチュア21とプ
ローブ28との間に形成される。その結果、プローブ2
8はアーマチュア21の突出部分に対して自由に動き得
るように配置される。これに対して、電磁コイル23が
通電されないとき、アーマチュア21とプローブ28と
の間にはクリアランス21’が形成されない。このよう
に、プローブ28は、長手方向に自由に前進後退し得る
位置と、アーマチュア21によって前進できても、後退
できない位置との2つの位置で保持され得る。このよう
に保持されるプローブ28が、ロータ3に固定された制
御部材37に係合することにより、ロータ3の回動を停
止させるか、または許すために用いられる。
上述のように、キー1’によってロータ3が回動され、
施錠または解錠のための駆動が行なわれる。このロータ
3の回動を停止する、または許すために電磁ロッキング
装置10が用いられる。ロータ3の回動の停止または許
可は、プローブ28の制御部材37に対する係合状態に
従って行なわれる。電磁コイル23が通電されると、ア
ーマチュア21はロータ3に対して軸線方向に押圧され
る。そのため、プローブ28は制御部材37の摺動ブロ
ッククリアランス142内を自由に動くことができるよ
うになる。プローブ28は、回動する摺動ブロック14
0にしたがって円筒状ハウジング25内を往復運動す
る。このようにして、電磁コイル23が通電されている
とき、ロータ3は解放されており、キー1’によって自
由に回動される。一方、電磁コイル23に電流が流れて
いないとき、アーマチュア21は後退せず、プローブ2
8との間にクリアランス21’を形成しない。そのた
め、プローブ28は自由に動くことができず、回動する
摺動ブロック140によって制御される。これにより、
プローブ28と制御部材37の摺動ブロック140との
係合状態に従って、ロータ3はロックされる。
第9A図と第9B図は、制御部材37とプローブ28と
の係合状態を詳細に示す。第9A図は第8図の矢印Zの
方向から見た制御部材を示す図、第9B図は制御部材の
摺動ブロックと摺動ブロッククリアランスの展開図であ
る。制御部材37はロータ3により時計方向または反時
計方向に回動され得る。プローブ28は制御部材37の
回動軸線の方向に往復運動でき、制御部材37の摺動ブ
ロック140に従って駆動される。プローブ28が自由
に移動できるか否かは、アーマチュア21の位置によっ
てのみ影響を受ける。電磁コイル23が通電されると、
アーマチュア21はプローブ28から離れるように移動
させられ、それによって形成されたクリアランス21’
内をプローブ28が自由に動くことができる。また、電
磁コイル23が通電されていないとき、プローブ28は
圧縮ばね26により摺動ブロック140の壁部に押付け
られる。
第9B図を参照して、プローブ28は、電磁コイル23
に電流が流れていない状態で0°の位置に配置されてい
る。たとえば、制御部材37が+180°の方向へ回動
されると施錠され、−180°の方向へ回動されると解
錠される。電磁コイル23が消磁されていると、プロー
ブ28は圧縮ばね26によって右へ動かされ(第9B
図)、摺動ブロック140の壁に押付けられる。制御部
材37を2つの方向のそれぞれへ回すと、約60°の回
動の後、プローブ28は係止端縁148Rに当接して係
止される。しかしながら、ロータ3の1/6回転だけで
は、施錠または解錠するのに十分ではない。このように
して、電磁コイル23が通電されていないとき、正しい
キー1’を用いてロータ3を回動しても、その回動は停
止され、施錠または解錠を行なうことができない。電磁
コイル23が常に励磁されていると、プローブ28は係
止端縁148Rには接触しないが、摺動ブロック140
の左側の係止端縁148Lに接触する。このため、機械
的に正しいキーを−180°の方向へ回して解錠しよう
とする場合には、電磁コイル23が約60°の回動にわ
たって励磁され、かつ約100°の回動角に達するか、
あるいはその前には係止端縁148Lへのプローブ28
の接触を避けるために、電磁コイル23は再び消磁され
なければならない。このようにして、ロータの回転の停
止または許可が特定時期の特定長さの励磁パルスによっ
て制御され得る。なお、案内カム151はプローブ28
の摺動ブロッククリアランス142の案内を助けるため
に形成される。
上述のように、従来のロックシリンダにおいては施錠ま
たは解錠のためのロータ3の回動が電磁ロッキング装置
10における電磁コイル23の励磁または消磁によって
制御される。これにより、たとえば、許可されていない
人が、正しいキーを用いて解錠しようとしても、電磁ロ
ッキング装置の作動によってその解錠を不可能にし、ド
ア等の内部への侵入を回避することができる。このよう
にして、ロッキングシステムの安全保障を高めるために
電磁ロッキング装置が機械的ロッキング装置と組合わせ
られて用いられている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、従来の電磁ロッキング装置において電磁
コイルに印加される電圧が低い場合、電磁コイルが励磁
されず、アーマチュア21とプローブ28とは接触した
ままである。また、停電時にも電磁コイルは励磁され
ず、アーマチュア21とプローブ28とは接触したまま
である。さらに、電磁コイルが励磁されていない場合
に、許可されていない人が強行に侵入を試みようとし
て、機械的に正しいキーを用いて解錠しようとしたとす
る。このとき、アーマチュア21はプローブ28と接触
している。プローブ28は圧縮ばね26により付勢され
て制御部材37の摺動ブロック140の壁部に押付けら
れている。そのため、挿入されたキー1’を用いて単に
ロータ3を回動させるだけでは解錠することができな
い。
ところが、アーマチュア21とプローブ28との間には
クリアランスが形成されていない。また、プローブ28
は、圧縮ばね26によって付勢されたアーマチュア21
と接触している。そのため、許可されていない人が圧縮
ばね26の圧縮力に対抗して逆方向の力を加え、プロー
ブ28を強行に軸方向に往復動させることができる。こ
のようにして、ロータ3を無理やり回動させて、許可さ
れていない人が強行に解錠する場合が考えられる。した
がって、従来の電磁ロッキング装置によれば、強行な侵
入が試みられた場合、あるいは電磁コイルに印加される
電圧が低い場合、停電時の場合等において、電磁ロッキ
ング装置による安全保障が役立たなくなる場合があっ
た。
そこで、この発明の目的は、低電圧のために電磁コイル
が励磁されていないときに、または停電時に施錠や解錠
のための回動を不可能し、さらに、許可されていない人
が強行に侵入を試み、たとえ機械的に正しいキーを用い
て解錠しようとしても回転部分の回動を不可能にするよ
うに、安全性が高められたロックシリンダのための電磁
ロッキング装置を提供することである。
[問題点を解決するための手段] この発明に従った電磁ロッキング装置は、施錠または解
錠のための駆動を回転部分の回動によって行ない、その
回転部分の回動を制御するために回転部分に取付けられ
た制御部分を有するロックシリンダのための電磁ロッキ
ング装置において以下のことを特徴とする。その電磁ロ
ッキング装置は、電磁コイルと、第1と第2のの棒状部
材と、復帰ばねと、プローブ部材とを備える。第1と第
2の棒状部材は同軸に配置され、互いに接する位置と間
隔を有する位置との間で軸方向に移動可能である。第1
の棒状部材は電磁コイルによって第1の方向で軸方向に
移動可能である。第1と第2の棒状部材が接していると
きに電磁コイルが励磁されると、第1と第2の棒状部材
はともに軸方向に移動可能である。復帰ばねは、第1の
方向と反対の第2の方向に第1の棒状部材を付勢する。
係合部材は、第2の棒状部材の第1の方向側の端部に固
定して取付けられ、制御部分に係合する。
制御部分は、回転部分の回動を妨げるように係合部材を
係止させる部分と、係合部材を第1の方向に移動させる
部分とを含む。係合部材は、その係止させる部分に第1
の方向に係合し、その移動させる部分に第2の方向に係
合する。
[作用] 電磁コイルが励磁されているとき、第1の棒状部材が第
1の方向に移動し、第2の棒状部材を押圧する。これに
より、第1と第2の棒状部材は接した状態でともに軸方
向に移動可能となる。
一方、回転部分の回動に伴って制御部分が回動する。制
御部分が係合部材を相対的に第1の方向に移動させて係
止し、その回動が停止されようとしても、第1の棒状部
材が第2の方向に復帰ばね圧縮力によって押圧される。
このようにして、制御部分と係合部材との係合状態にか
かわりなく、電磁コイルが励磁されているときには回転
部分が回動し得る。したがって、施錠または解錠のため
の駆動が可能となる。
これに対して、電磁コイルが励磁されていないときに
は、第1の棒状部材が第1の方向に移動して第2の棒状
部材を押圧しない。そのため、第1と第2の棒状部材の
接触状態が保たれていない。その結果、第2の棒状部材
は第1の棒状部材から離れて軸方向に移動し得る。これ
により、空隙が第1と第2の棒状部材の間に形成され得
る。
一方、回転部分を回動すると、それに伴って制御部分が
回動する。係合部材と制御部分の係合状態に応じて、係
合部材が取付けられた第2の棒状部材のみが軸方向に制
御部分に対して相対的に移動する。そのため、ひとた
び、第1の棒状部材から離れて第2の棒状部材が第1の
方向に移動すると、第1と第2の棒状部材の間に形成さ
れた空隙が拡大することはあっても縮まることはない。
この空隙の存在のために、制御部分が係合部材を第1の
方向に移動させて係止させると、係合部材が取付けられ
た第2の棒状部材は第1の方向に移動したままである。
その結果、第2の棒状部材が第2の方向に復帰すること
はできなくなる。このようにして、制御部分が係合部材
を係止させる状態が保たれることにより、回転部分の回
動が停止される。
したがって、低電圧や停電のために電磁コイルが励磁さ
れていないときには、施錠や解錠のための回転部分の不
正確な回動を停止することができ、安全保障を高めるこ
とが可能になる。また、電磁コイルが励磁されていない
ときに不許可な人が強行に解錠を試みても回転部分の不
正確な回動を停止することができ、安全保障を高めるこ
とが可能になる。
[実施例] 以下、この発明の一実施例について説明する。主に第4
図、第5A図〜第5C図を参照して、この発明の電磁ロ
ッキング装置の構成は以下のように要約される。
この発明の電磁ロッキング装置は、施錠または解錠のた
めの駆動を回転部分としてのロータ(3)(第8図参
照)を回動によって行ない、ロータ(3)の回動を制御
するためにロータ(3)に取付けられた制御部分として
の滑りリンク(60)を有するロックシリンダ(10
0)(第8図参照)のための電磁ロッキング装置におい
て、電磁コイル(41)と、第1と第2の棒状部材とし
てのアーマチュア部分(401と402)と、復帰ばね
(45)と、係合部材としてのプローブ本体(51)と
を備える。第1と第2のアーマチュア部分(401と4
02)は、同軸に配置され、互いに接する位置と間隔を
有する位置との間で軸方向に移動可能である。第1のア
ーマチュア部分(401)は電磁コイル(41)によっ
て第1の方向(第5A図〜第5C図において左の方向)
で軸方向に移動可能である。第1と第2のアーマチュア
部分(401と402)が接しているときに電磁コイル
(41)が励磁されると、第1と第2のアーマチュア部
分(401と402)はともに軸方向に移動可能であ
る。復帰ばね(45)は第1の方向と反対の第2の方向
(第5A図〜第5C図において右の方向)に第1のアー
マチュア部分(401)を付勢する。プローブ本体(5
1)は第2のアーマチュア部分(402)の第1の方向
側の端部に固定して取付けられ、滑りリンク(60)に
係合する。滑りリンク(60)は、ロータ(3)の回動
を妨げるようにプローブ本体(51)を係止させる部分
としての係止カム(63)と、プローブ本体(51)を
第1の方向に移動させる部分としての案内カム(61)
とを含む。プローブ本体(51)は、係止カム(63)
に第1の方向に係合し、案内カム(61)に第2の方向
に係合する。
この発明の電磁ロッキング装置は、第2図に示される電
磁ロッキング装置の第1の部分20と、第3図に示され
る第2の部分28とから構成される。電磁ロッキング装
置の第1の部分20と第2の部分28は、第5A図〜第
5C図に示されるように組合わせられて用いられる。電
磁ロッキング装置は電磁コイル41と、2つの予め押圧
された第1アーマチュア部分(第1棒状部材)401と
第2アーマチュア部分(第2棒状部材)402からなる
アーマチュアを有する。電磁ロッキング装置の第2の部
分28はプローブ本体51を有する。プローブ本体51
は滑りピン50と滑りフランク(または滑りカム)50
とを含む。プローブ本体51は、第4図に示される制
御部材としての滑りリンク(制御リンク)60に沿って
動かされる。滑りリンク60は、たとえば第8図に示さ
れるロックシリンダ100のロータ3の端部39に固定
される環状の部材である。第4図は、その動作が後で説
明される制御部材の1つの具体例を示す。
第2図は、電磁ロッキング装置の第1の部分20を示
す。第1の部分20は電磁コイル41と第1アーマチュ
ア部分401を有する。一方、第3図は電磁ロッキング
装置の第2の部分28を示す。第2の部分28は第2ア
ーマチュア部分402とプローブ本体51を有する。プ
ローブ本体51には滑りピン50と滑りフランク50
が設けられている。このように、アーマチュアを2つの
部分401と402に分割すると、以下の特別な作用が
得られる。
第5A図に示すように、電磁コイル41に励起電圧が印
加されると、第1と第2のアーマチュア部分401と4
02は磁気的にともに接した状態を保つ。プローブ51
に係合する、すなわち滑りピン50と滑りフランク50
との間に挟まれる滑りリンク60がロータとともに回
動すると、電磁コイル41が励磁されていない状態では
第5C図に示すように第1アーマチュア部分401と第
2アーマチュア部分402との間に空隙Lが形成され
る。
低い電力の環境下で信頼性のある磁力を保証するために
は、電圧が印加されることによって電磁コイル41で発
生する磁束は最大でなくてはならない。そのため、電磁
コイル41に所定の電圧が印加され励磁されるときに
は、第1と第2のアーマチュア部分401と402は互
いに引付けられ接した状態を保ち、それらの間の空隙は
0でなくてはならない。これは、プローブ本体51と第
2のアーマチュア部分402との間で作用する許容補償
ばね52によって保証される。第2のアーマチュア部分
402は保持リング(ロッキングワッシャー)48によ
ってプローブ本体51内で固定され、かつばね作用に対
してプロープ本体51内で変位可能である。許容補償ば
ね52は、好ましくは予め押圧されている。滑りピン5
0と滑りフランク50との間に挟まれる滑りリンク6
0の製造公差は、たとえば滑りフランク50をアーマ
チュアの方向に押圧させたり、または滑りピン50を反
対の方向に押圧して、その空隙が0に等しい位置からプ
ローブ本体51が動かされることに繋がり得る。しかし
ながら、このときに生じる力は、第1と第2のアーマチ
ュア部分401と402との間の空隙が0に等しい状態
を維持したままでいかなる変化も引起こさずに、許容補
償ばね52によって吸収される。このように、滑りリン
ク60と滑りピン50、滑りフランク50とが係合
し、許容補償ばね52によって付勢されている場合に
は、滑りリンク60の製造公差は許容補償ばね52によ
って保証される。さらに、許容補償ばね52がアーマチ
ュア部分に作用する圧力は、ロックシリンダの意図的ま
たは意図的でない振動の場合に第1と第2のアーマチュ
ア部分401と402との間のクリアランスが0である
状態を維持し、動作の信頼性を非常に増加させる。
第2図を参照して、復帰ばね45は第1のアーマチュア
部分401に対して作用する。第1のアーマチュア部分
401の外周を覆うように電磁コイル41がボビン44
に巻かれて設けられている。保持リング48は第1のア
ーマチュア部分401のスロット内に位置しており、復
帰ばね45の圧縮力を吸収する。電磁コイル41は円筒
状のケーシング42によって囲まれている。ケーシング
42の壁内には電気接続47のための開口部が設けられ
ている。低い電力レベルでの動作を許容するために、磁
気経路は端部部品46によって閉じられている。端部部
品46は磁気回路を閉じるだけでなく、左側の端部で保
持リング48を支持するように働く。
第5A図〜第5C図に示されるように、電磁ロッキング
装置の第1の部分20(第2図)は第2の部分(第3
図)28と組合わせられる。第3の圧縮ばねとして保持
ばね55は第1の部分20と第2の部分28との間に位
置付けられている。この実施例では、第2の部分28の
プローブ本体51が制御部分としての滑りリンク60
(第4図)と係合する。もし、ステータが回転可能なよ
うに配置されるなら、滑りリンク60はステータの周囲
上に設けられる。または、そうではなく、第8図に示す
ようにロックシリンダ100のロータ3の周囲上に環状
の滑りリンク60が設けられる。プローブ本体51を構
成する滑りピン50と滑りフランク50が、ウェブ状
の滑りリンク60を挟むようにして係合し、かつ滑りリ
ンク60に形成されたカムや凹みのような制御要素によ
って制御される。この場合、滑りリンク60は係止フラ
ンク(または係止カム;阻止端縁)63を有し、その上
で滑りフランク50と係合可能である。滑りフランク
50が係止フランク63によって係止されてロックシ
リンダ100のロータ3(第8図)の回転が停止される
か、または許されるかは、第1と第2の部分20と28
から構成される本発明の電磁ロッキング装置の動作に依
存する。
第4図は、滑りリンク60の展開図とともに3つの目視
方向A,B,Cから見た滑りリンク60を示す図(a)
(b)(c)である。滑りリンク60上のロックシリン
ダの中立または不動作の位置は0゜である。たとえば、
第4図において、+180゜方向の滑りリンク60の回
転は施錠をもたらし、−180゜方向の滑りリンク60
の回転は解錠をもたらす。両方向の機能は同じで、滑り
リンク60は0゜に関して対称に形成されている。
滑りピン50が滑りリンク60の第4図で示されるB方
向に係合し、滑りフランク50が第4図の滑りリンク
60のA方向に係合する。電磁コイル41が励磁されな
い場合には、許容補償ばね52と保持ばね55の圧縮力
のために、滑りフランク50が滑りリンク60のA方
向に示されるリンク壁に対して押付けられる。約15゜
を過ぎるまで滑りリンク60をロータとともに回転させ
ると、滑りリンク60の回転は第1と第2のアーマチュ
ア部分401と402の連続的な分離をもたらす。すな
わち、第5C図に示されるように第1と第2のアーマチ
ュア部分401と402との間に空隙Lが形成される。
これは、保持ばね55の圧縮力の下で、滑りフランク5
が最初に矢印A方向側の滑りリンク60の凹みに当
接するからである。その後、滑りリンク60のもう一方
の側、B方向の側の案内カム61に滑りピン50が当接
する結果、第2のアーマチュア部分402はさらに強制
的に偏位される。すなわち、第5C図において第2のア
ーマチュア部分402は左の方向に移動する。これによ
り、空隙Lの大きさが増加する。さらに、同じ方向に約
45゜まで引続きロータ3(第8図)を回転させて、滑
りリンク60を回転させると、保持ばね55の作用によ
り、滑りフランク50は係止フランク(阻止端縁)6
3で係止される。ここで行なわれる1/8回転(45゜
は回転)は、施錠または解錠を行なうのに十分ではな
い。さらに、プローブ本体51の明らかに規定された停
止または保持位置は、保持ばね55の継続的に作用して
いる圧縮力によりもたらされる。もし、この安全保障作
用が働かないなら、たとえば保持ばね55が壊れたり、
電磁コイル41の励磁なしに無理やりロータ3とともに
滑りリンク60が回され解錠が行なわれようとした場
合、プローブ本体51は案内カム61によって係止位置
まで動かされる。その後、滑りフランク50は係止フ
ランク63に当接する。なお、保持ばね55の作用は、
通常の場合の回転停止作用を助ける。すなわち、保持ば
ね55は回転を停止させるための付加的な安全保障手段
である。したがって、保持ばね55が設けられない場合
においても、滑りフランク50は係止フランク63に
当接し、滑りリンク60すなわちロータ3(第8図)の
回転が停止され得る。
第4図(c)に示されるように、製造の観点から有利で
ある滑りリンク60のウェブ状の構造が示される。ウェ
ブ状の滑りリンク60は、案内カム61のような形状の
制御要素と、助走フランク(または助走カム;入口端
縁)62や係止フランク(または係止カム;阻止端縁)
63を有する凹みをさらに備えている。これらを、電磁
コイル41に印加される電気的な励起パルスに関係付け
ることにより、施錠または解錠の機能とその許可制限を
多様に実行することが可能になる。
第4図(a)を参照して、鏡像的対称を有する2つの凹
みが示されている。矢印Aの方向から見られる助走フラ
ンク62と係止フランク63とが凹みを形成するように
示されている。
第4図(b)を参照して、矢印Bの方向から見られる2
つの案内カム61が示されている。
第4図(a)と(b)において固定ピン65が示されて
いる。滑りリンク60は、固定ピン65によって、たと
えばロータ3の端部39(第8図)の外周面に固定され
る。
第4図(c)を参照して、滑りリンク60の左半分が断
面図で、右半分が正面図で示されている。そのため、す
べての制御要素、すなわち滑りリンク60の案内カム6
1、助走フランク62および係止フランク63が同時に
示されている。
第5A図、第5B図および第5C図は本発明の電磁ロッ
キング装置の3つの動作の場合を示す。第5A図を参照
して、第1と第2のアーマチュア部分401と402の
間の空隙が0に等しく、プローブ本体51が保持ばね5
5の圧縮力によって付勢されている(随意には許容補償
ばね45の作用の下にある)通常のまたは基本の位置が
示されている。たとえば、この位置は第4図の0゜の位
置に対応する。磁気的に無視できるように第1と第2の
アーマチュア部分401と402が圧縮されて空隙が残
されている結果、比較的少ない初期のエネルギしか磁気
回路を励起させるのに必要とされない。
電磁コイル41が励磁され、第1と第2のアーマチュア
部分401と402とが接した状態で、ロータすなわち
滑りリンク60が回動され、プローブ本体51と係合し
て滑る場合を考える。このとき、案内カム61がプロー
ブ本体51を通過するように滑るためには、すなわち3
0゜を過ぎるためには、滑りピン50は第5A図におい
て左側の方向に押圧される。一方、電磁コイル41の磁
気力と対抗するように、第1と第2のアーマチュア部分
401と402は接した状態を保ったまま、復帰ばね4
5の作用により、滑りピン50は右側の方向に押圧され
ている。プローブ本体51が案内カム61を通り過ぎた
後、滑りフランク50が係止フランク63によって係
止されない程度に復帰ばね45はプローブ本体51を右
側の方向に引戻す。このため、電磁コイル41が励磁さ
れているときには、プローブ本体51は滑りリンク60
の係止フランク63によって係止されることなく、ロー
タすなわち滑りリンク60が自由に回転し得る。すなわ
ち、ロータ3(第8図)が施錠または解錠のために自由
に回動可能となる。
一方、電磁コイル41が励磁されていない場合には、プ
ローブ本体28の滑りフランク50は助走フランク6
2に沿って滑りリンク60の凹みに移動する。その後、
滑りピン50は案内カム61に係合して押圧されること
により、プローブ本体51は第5C図に示されるように
左側の方向に移動する。このとき、第2のアーマチュア
部分402は第1のアーマチュア部分401から離れ、
それらの間に空隙Lが形成される。第1のアーマチュア
部分401は復帰ばね45の圧縮力によって右側の方向
に移動しようとする。この場合、付加的に保持ばね55
が設けられていると、第2のアーマチュア部分402を
左側にさらに移動させるように働く。このようにして形
成された空隙Lは、滑りピン50が案内カム61を過ぎ
るとさらに大きくなる。第5C図は、第4図の30°の
位置に対応した状態を示している。そして、さらに滑り
リンク60を回転させると、プローブ本体51の滑りフ
ランク50は滑りリンク60の係止フランク63に当
接する。これにより、滑りリンク60すなわちロータ3
(第8図)の回転が妨げられる。電磁コイル41に低い
電圧が印加されかつ空隙Lが存在しているために、この
ときに発生する励起パルスでさえ、施錠または解錠を行
なうためのロータ3の不正確な回転を可能にすることは
できない。この場合、通常の位置に再設定した後での
み、正しい機能を再び始めることができ、すなわち空隙
が0に等しいときにのみ、状態は回復される。
上述の動作においては、保持ばね55と復帰ばね45の
圧縮力は互いに作用し合う。以下の手段は本発明の電磁
ロッキング装置をより高価なものにすることなく、安全
保障をより高めるために採用され得る。電磁コイル41
が励磁されている場合に回転の停止が起こり得るのを防
ぐために、復帰ばね45の圧縮力は保持ばね55の圧縮
力を越えなくてはならない。そのため、同じばねが両方
の機能を果たすように用いることができるためには、復
帰ばね45のハウジングは保持ばね55よりも短くされ
る。そのため、復帰ばね45はバイアスされた状態でハ
ウジング内に設けられるので、同じばねにもかかわら
ず、保持ばね55と異なるばねの力が維持される。この
ようにして、同じばね定数と同じばねの構造寸法を有す
る2つのばねが、2つの異なる機能に用いられ得る。
しかしながら、許容補償ばね52は、好ましくは、上記
2つの他のばねよりも高いばね定数を好ましくは有す
る。0に等しい空隙Lの状態が構成要素の構造交差によ
って妨げられることを防ぐためにのみ、許容補償ばね5
2が設けられる。この許容補償ばね52は、保持ばね5
5と復帰ばね45の機能の一部を構成する目的では設け
られていない。
第6A図および第6B図に示されるように、安全性を増
すための付加の手段は、係止フランクを逆テーパ形状
(72)にして制御部分70に、滑りリンク71を設け
ることを含む。この逆テーパ形状の係止フランク72
は、プローブ本体51に設けられた環状の溝74a,7
4bに係合する。制御部分70の滑りリンク71はスロ
ット状の形態を有する。プローブ本体51が係止フラン
ク72の上を移動すると、溝74a,74bが逆テーパ
形状の係止フランク73と係合する。そのため、プロー
ブ本体51は制御部分70によって係止される。なお、
逆テーパ形状の係止フランクは、第4図に示されるよう
なウェブ状の滑りリンクに形成することも可能である。
滑りリンク71には案内カム73が形成されている。
上述の本発明に従った電磁ロッキング装置は、先行技術
として示されたロックシリンダ100(第8図)におい
て電磁ロッキング装置10の代わりに配置され得るもの
である。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、低電圧や停電のため
に電磁コイルが励磁されていないときに施錠や解錠のた
めの回転部分の不正確な回動を停止することができ、電
磁ロッキング装置の安全保障を高めることが可能にな
る。また、電磁コイルが励磁されていないときに不許可
の人が強行に解錠を試みても、回転部分の不正確な回動
を停止することができ、電磁ロッキング装置の安全保障
を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の電磁ロッキング装置の一例を示す縦断
面図である。 第2図および第3図は、この発明に従った電磁ロッキン
グ装置の第1の部分と第2の部分を示す縦断面図であ
る。 第4図は、本発明の電磁ロッキング装置に係合する制御
部分として滑りリンクの展開図と、3つの目視方向から
見た滑りリンクを示す図である。 第5A図、第5B図および第5C図は、この発明に従っ
た電磁ロッキング装置を3つの動作状態に従って示す縦
断面図である。 第6A図および第6B図は、この発明の電磁ロッキング
装置に係合する制御部分として別の滑りリンクを示す図
と、その滑りリンクに係合するプローブ本体を示す図で
ある。 第7図は、この発明の電磁ロッキング装置が適用される
一例として、キーとともに示すロックシリンダと斜視図
である。 第8図は、従来の電磁ロッキング装置が組込まれたロッ
クシリンダを示す縦断面図である。 第9A図は、第8図の矢印Zの方向から見た制御部材と
プローブとの係合状態を示す図である。 第9B図は、制御部分の展開図である。 図において、10は電磁ロッキング装置、20は第1の
部分、21はアーマチュア、21′はクリアランス、2
2はアーマチュアストッパー、23は電磁コイル、24
はボビン、25は円筒状ハウジング、26は圧縮ばね、
27は保持リング、28はプローブまたは電磁ロッキン
グ装置の第2の部分、29はストッパー、41は電磁コ
イル、42はケーシング、44はボビン、45は復帰ば
ね、46は端部部品、47は電気接続、48は保持リン
グ、50は滑りピン、50は滑りフランク、51はプ
ローブ本体、52は許容補償ばね、55は保持ばね、6
0は滑りリンク、61は案内カム、62は助走フラン
ク、63は係止フランク、65は固定ピン、70は制御
部分、71は滑りリンク、72は逆テーパ形状の係止フ
ランク、74a,74bは環状溝、401および402
は第1と第2のアーマチュア部分である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】施錠または解錠のための駆動を回転部分の
    回動によって行ない、前記回転部分の回動を制御するた
    めに前記回転部分に取付けられた制御部分を有するロッ
    クシリンダのための電磁ロッキング装置において、 電磁コイルと、 同軸に配置され、互いに接する位置と間隔を有する位置
    との間で軸方向に移動可能な第1と第2の棒状部材とを
    備え、それによって、 前記第1の棒状部材は前記電磁コイルによって第1の方
    向で軸方向に移動可能であり、 前記第1と第2の棒状部材が接しているときに前記電磁
    コイルが励磁されると、前記第1と第2の棒状部材はと
    もに軸方向に移動可能であり、さらに、 前記第1の方向と反対の第2の方向に前記第1の棒状部
    材を付勢する復帰ばねと、 前記第2の棒状部材の前記第1の方向側の端部に固定し
    て取付けられ、前記制御部分に係合する係合部材とを備
    え、 前記制御部分は、前記回転部分の回動を妨げるように前
    記係合部材を係止させる部分と、前記係合部材を前記第
    1の方向に移動させる部分とを含み、前記係合部材は、
    前記係止させる部分に前記第1の方向に係合し、前記移
    動させる部分に前記第2の方向に係合することを特徴と
    する、電磁ロッキング装置。
  2. 【請求項2】前記第1と第2の棒状部材が互いに接した
    状態を維持するために前記第2の方向に前記第2の棒状
    部材を付勢する許容補償ばねをさらに備えたことを特徴
    とする、特許請求の範囲第1項に記載の電磁ロッキング
    装置。
  3. 【請求項3】前記制御部分は、前記係合部材と協働し、
    環状に形成された滑りリンクを有し、その滑りリンクに
    は、前記係合部材に係合する案内カムと係止カムと助走
    カムを有する溝が形成されていることを特徴とする、特
    許請求の範囲第1項または第2項に記載の電磁ロッキン
    グ装置。
  4. 【請求項4】前記滑りリンクに対して前記係合部材を位
    置決めするための保持ばねをさらに備えることを特徴と
    する、特許請求の範囲第3項に記載の電磁ロッキング装
    置。
  5. 【請求項5】前記保持ばねは、前記復帰ばねに対して反
    対の態様で作用し、前記復帰ばねと同じばね定数を有し
    かつ前記復帰ばねより低い圧縮力を有することを特徴と
    する、特許請求の範囲第4項に記載の電磁ロッキング装
    置。
  6. 【請求項6】前記保持ばねと前記復帰ばねは、同じばね
    定数と同じ構造寸法を有するばねである、特許請求の範
    囲第5項に記載の電磁ロッキング装置。
  7. 【請求項7】前記滑りリンクの前記係止カムは逆テーパ
    形状を有し、前記係合部材はその逆テーパ形状の始まり
    に係止する溝を有する、特許請求の範囲第3項に記載の
    電磁ロッキング装置。
JP61253536A 1985-10-24 1986-10-23 ロックシリンダのための電磁ロッキング装置 Expired - Lifetime JPH066844B2 (ja)

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CH04577/85-5 1985-10-24

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