JPH0668199U - 防塵手段を備えた記録装置 - Google Patents

防塵手段を備えた記録装置

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Publication number
JPH0668199U
JPH0668199U JP5-9593U JP959393U JPH0668199U JP H0668199 U JPH0668199 U JP H0668199U JP 959393 U JP959393 U JP 959393U JP H0668199 U JPH0668199 U JP H0668199U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust
filter
substrate
fan
air
Prior art date
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Pending
Application number
JP5-9593U
Other languages
English (en)
Inventor
健二 新田
Original Assignee
株式会社コパル
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社コパル filed Critical 株式会社コパル
Publication of JPH0668199U publication Critical patent/JPH0668199U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】使用環境に浮遊するゴミ・チリ・煙草の煙等が
装置に侵入しないことを目的に取り付けられる防塵手段
において、防塵手段を基板に近接して設けることによ
り、装置の大型化と製造費の高騰を防ぎ、防塵手段交換
の回数を減少させる。 【構成】吸気孔14と排気孔15を備えた筐体13に基
板16、ファン17、および基板に近接して設けられた
フィルタ18が内包されている。ファン17の作動で、
吸気孔14より吸入された外気はフィルタ18によって
ゴミやチリあるいは煙草の煙等が基板に達する事を防止
しながらも基板16と筐体13の間を、流速を増しなが
ら筐体内の熱を帯びた空気とともに排出孔15から再び
排出される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、防塵手段を備えた記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、使用環境に浮遊するゴミ・チリ・煙草の煙等が装置に侵入しないことを 目的に取り付けられる防塵手段に関する。例えば光磁気ディスクのように集中度 の高い回路を基板上に搭載する装置においては、動作中に熱を多く発生するため 装置外より外気を導入し冷却するために一般にファンが用いられている。このフ ァンに近接して設けられている防塵フィルタ(以下フィルタ)は、光磁気ディス ク装置の筐体に着脱式で取り付け、装置内にゴミ等の侵入してくることを防いで いた。また汚れの状況に応じて定期的に交換してやることが必要である。
【0003】 図2は従来の装置についての概略を示している。従来の防塵手段としてフィル タを用いた装置におけるフィルタの取り付け方法による防塵性能は、ファンの風 量(塵埃量)とフィルタの性能との密接な関係がある。
【0004】 1はディスクドライブ装置で本実施例では光磁気ディスクに対しての書き込み 、読み出しが可能である。11はディスクドライブユニット、13は筐体で、挿 入口12、吸気孔14及び排気孔15を備えている。16は基板であって各部の 駆動・記録等の種々の回路が搭載されている。17はファンであって詳細に示さ ないモータ回転軸等を備えている公知のファンモータを用いている。ディスクド ライブ装置1の筐体13内には電源20を始め各種制御用の回路を有する基板1 6が内包されていて、また集中度を高くした回路を搭載しているため使用時には かなりの熱を発生する。こうした熱の発生は回路の動作を不安定にする。またこ の熱がディスクカートリッジ2内のディスクに伝わることでディスク自体も高温 になり、これによってディスクの記録特性が劣化し、記録の正確な書き込み、読 み出しが困難となる。このような熱による悪影響を防ぐため、熱を筐体13の外 へ逃がす必要がある。こうした熱に対するためファン17を筐体13内の一部、 例えば後端部に設けるとともに筐体13の前面には排気孔15を設けて熱を逃が す経路を設ける。これと同時に外気を導入するための流路となる吸気孔14を設 けている。18は防塵手段(フィルタ)である。前述したように、装置の発熱を 抑える冷却のために外気を導入することは、塵や埃等を併せて吸入してしまうこ ととなり、特に光磁気ディスク装置等の記録装置では塵、埃、あるいは煙草の煙 であっても記録の書き込み、読み出しに悪影響を与えることがある。こうしたこ とを防止するための防塵手段としてフィルタ18が用いられる。
【0005】 フィルタは外気に伴って装置に侵入しようとする埃を除去するが、同時に空気 の流れを大きく妨げることから空気の流量が低下し、結果として冷却性能を大き く劣化させてしまう。このため装置を十分に冷却するためには比較的大きなファ ンを用いる必要が生じてくるため、装置の大型化を招き、更にコスト上昇という 不都合な点をさらに持つものであった。また、外気の導入する全ての空気を透過 するため、チリ等による汚れが早くなり、フィルタの交換が必要である。
【0006】 また基板を冷却するために直接基板に向けてファンの風を当てるという方法も あるが、基板の位置によって当る風量に大小のムラがあるという不都合がある。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
従来の防塵フィルタを備えた記録装置において、その防塵フィルタの取り付け 方法では、使用している時間の経過過程においてフィルタの目づまり等により防 塵性能が劣化してくるため、定期的に交換をすることが必要である。この交換期 間・方法などは各メーカーによって様々であるが、結果としてユーザーに費用・ 時間等について多大な負担を強いることとなるという不都合な点がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、基板に近接して防塵手段としてのフィルタを配設した記録装置 としたことにより達成される。
【0009】
【作用】
基板に近接してフィルタを配し、且つ風の流れがフィルタ面と平行に流れるよ うにファンを設ける。これにより、基板において発生した熱がフィルタを通過し 、その上部を平行に流れる空気流及びフィルタ中に流れる微小な空気流により冷 却される。フィルタ上部の狭い経路を通るため流速が加速され、この加速された 空気がフィルタ内の基板上の熱を持った空気を急速に吸いだす。この結果冷却性 能を劣化させることなく、且つフィルタ交換の頻度が極めて少なく、略交換が不 要の光磁気ディスクドライブが実現できる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の防塵フィルタを備えた記録装置の実施例を図1を参照して説明 する。
【0011】 符号は先に説明した従来例と同部材には同一符号を付して理解の助けとしてい る。1はディスクドライブ装置で、上部にコントローラ等を有した基板16が取 り付けられており、冷却風を送るべき部分である。ディスクドライブ装置1は本 実施例ではディスクカートリッジ2内に収納された光磁気ディスクに対して情報 の書き込み、読み出しが可能である。11はデイスクドライブユニットの本体で 、12はディスクカートリッジ2の挿入口である。13は筐体で、吸気孔14及 び排気孔15を備えている。16は基板であって、各部の駆動・制御・記録再等 の種々の回路が搭載されている。17はファンであって、詳細に示さないモータ ・回転軸等を用いている。18は防塵フィルタで、基板16の上部にあって略基 板16の全面を覆うようにして接着あるいは脱着が可能であるように配設される 。19はシールド板で、電磁的、電波的な影響を外部へ与えないための公知の手 段である。20は電源である。
【0012】 本考案の実施例を備えた装置は上述のように構成されている。ディスクドライ ブ装置1に電源が投入されると、ディスクドライブ装置1の外面に使用者に対し て動作確認表示がなされ、同時にファン17は動作を開始する。ディスクドライ ブ装置1の外部よりディスクドライブカートリッジ2は挿入口12を通してディ スクドライブユニット11へと装着される。ディスクドライブカートリッジ2に は装着されると記録用開口を開放してディスク面に記録ヘッドを臨ませるように し、また排出されると該開口を閉じるようになされたシャッタが備えられている 。装着されたディスクドライブカートリッジ2は同時にディスクドライブユニッ ト11内のスピンドルモータに掟着もしくは磁気吸着されることにより回転可能 な状態となる。電源が投入されることで電源20はAC/DC電圧変換を行って いる内包されたコイル等が熱を帯びてくる。同時に基板16上に搭載されている 種々の回路にも通電され機能をはじめ同様に熱を発しはじめる。また記録再生時 には記録ヘッドを所定のトラッキング動作させるためにステップモータ、リニア ボイスコイルモータ等の電磁アクチュエータが動作し、さらに光磁気記録である ため所定のバイアス磁界を発生するためにコイルへの通電あるいは永久磁石を駆 動する電磁アクチュエータが必要に応じて動作する。
【0013】 この構成により基板16の上部にフィルタ18を配されたドライブユニット1 1の上部を通過する導入外気と基板から発生した熱との交換が行われる。導入外 気はフィルタ18上部と筐体天部(シールド板19下面)との間の狭い経路を通 るため、流速が加速され、この加速された空気がさらにフィルタ内の基板上の熱 を持った空気を急速に吸いだす。空気の流路を妨げる位置にフィルタ18は配さ れていないので、ファン17は抵抗を受けることなく冷却性能が十分に発せられ る。
【0014】 またファン17は排気側にあるため、吸気孔14からの吸気及び流路内での効 率が向上し、従来のファンで外気を取り入れて狭い通路へ空気を押し込もうとす るのに比して、抵抗もはるかに小さくて済む。これによりさらに冷却性能が向上 する。
【0015】
【他の実施例】 上述の実施例に限定されるものではない。光磁気記録装置に限定されるのでは なく、熱を発生し、且つゴミを嫌う装置であればどのような装置でも適用可能で ある。勿論吸気孔や排気孔の位置,数は適宜変更されることは可能なものである 。またフィルタの位置は、上部のみに配しているが、基板が本実施例では上面に 配されているからであって、基板の位置の上下両・片面あるいは側面等に配され る場合にはその設計に応じて適宜大きさ、位置、枚数を変更しても同様である。
【0016】
【考案の効果】
この結果装置冷却の飛躍的向上が認められ、低出力ファン等、設計的な有利及 び装置の小型化が実現できる。更にフィルタを通過する風量が非常に少なくて済 むため、使用中のフィルタ交換が不要もしくは極めて交換時期の長い装置が実現 できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例を示した側断面図である。
【図2】 従来例で、概略の配置を示した側断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ディスクドライブ装置 2 ディスクカートリッジ 11 ディスクドライブユニット 12 挿入口 13 筐体 14 吸気孔 15 排気孔 16 基板 17 ファン 18 フィルタ(防塵手段) 19 シールド板 20 電源

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板に近接して防塵手段を配設した記録装
    置。
JP5-9593U 1993-02-13 防塵手段を備えた記録装置 Pending JPH0668199U (ja)

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0668199U true JPH0668199U (ja) 1994-09-22

Family

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