JPH0667529B2 - 鋳造機の金網自動セット装置 - Google Patents
鋳造機の金網自動セット装置Info
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- JPH0667529B2 JPH0667529B2 JP10934587A JP10934587A JPH0667529B2 JP H0667529 B2 JPH0667529 B2 JP H0667529B2 JP 10934587 A JP10934587 A JP 10934587A JP 10934587 A JP10934587 A JP 10934587A JP H0667529 B2 JPH0667529 B2 JP H0667529B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、鋳造機の金型内に自動的に金網をセットし
得る金網自動セット装置に関するものである。
得る金網自動セット装置に関するものである。
(従来技術及びその問題点) 従来、鋳造機の金型内の湯口部に、金型内に流入する溶
湯中の異物を除去する目的及び湯切れを確実化させる目
的で金網が置かれ、この金網を介して金型内に溶湯が注
入されるものとなっており、従来においては金型内に作
業者が手作業で金網をセットしており、金型周辺の作業
環境が高熱下にあり、金網のセット作業が危険かつ困難
であるという問題点があった。
湯中の異物を除去する目的及び湯切れを確実化させる目
的で金網が置かれ、この金網を介して金型内に溶湯が注
入されるものとなっており、従来においては金型内に作
業者が手作業で金網をセットしており、金型周辺の作業
環境が高熱下にあり、金網のセット作業が危険かつ困難
であるという問題点があった。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであっ
て、金型内に金網を自動的にセット可能な鋳造機の金網
自動セット装置を提供せんことを目的とし、その要旨
は、鋳造機に設置された下型内に金網を自動的にセット
し得る装置であって、下型上方のセット位置から鋳造機
外の休止位置に亘り移動可能な製品取出用の製品台車に
組み込まれた金網セット装置と、製品台車の休止位置に
おいて該製品台車の下方位置に移動可能な金網供給装置
とにより構成され、前記金網セット装置には、昇降手段
にて昇降され金網供給装置にセットされた金網の網目内
に嵌入して金網を持ち上げ支持可能な爪と、金網を該爪
より離脱させる押出機構とが備えられ、前記金網供給装
置にはシリンダにて水平移動される金網を鋳造機外にて
セット収納可能な金網セット治具が備えられていること
である。
て、金型内に金網を自動的にセット可能な鋳造機の金網
自動セット装置を提供せんことを目的とし、その要旨
は、鋳造機に設置された下型内に金網を自動的にセット
し得る装置であって、下型上方のセット位置から鋳造機
外の休止位置に亘り移動可能な製品取出用の製品台車に
組み込まれた金網セット装置と、製品台車の休止位置に
おいて該製品台車の下方位置に移動可能な金網供給装置
とにより構成され、前記金網セット装置には、昇降手段
にて昇降され金網供給装置にセットされた金網の網目内
に嵌入して金網を持ち上げ支持可能な爪と、金網を該爪
より離脱させる押出機構とが備えられ、前記金網供給装
置にはシリンダにて水平移動される金網を鋳造機外にて
セット収納可能な金網セット治具が備えられていること
である。
(作用) 金網自動セット装置は下型上方のセット位置から鋳造機
外の休止位置に移動可能な金網セット装置と、この金網
セット装置の下方位置に移動可能な金網提供装置とによ
り構成され、前記金網セット装置は製品取出用の製品台
車内に組み込まれたものとなっており、製品台車が製品
を取り出すために鋳造機に設置された下型の上方位置に
移動される際に、金網セット装置より下型内に金網がセ
ットされ、かつ製品台車が製品を鋳造機外に搬出し休止
位置にある時に、金網供給装置より金網セット装置が金
網を受け取ることができる構成とし、金網セット装置に
は金網供給装置内にセットされた金網を持ち上げ支持し
得る爪と、この爪より金網を離脱させる押出機構が備え
られているため、金網供給装置より爪を介し金網が金網
セット装置に保持されて、下型上方位置において押出機
構が作動され、爪より金網が離脱されて下型内に金網が
セットされる。又、金網供給装置には金網セット治具が
備えられており、機外の安全な場所にて作業者がこの金
網セット治具内に金網をセットすれば、金網セット治具
がシリンダにて前記金網セット装置の下方位置に移動さ
れ、その時に金網セット装置の昇降手段にて前記爪が下
方に移動し、金網セット治具内にセットされた金網を爪
を介し取り上げることができ、作業者は安全な場所にて
金網セット治具内に金網をセットする作業のみにより、
前記金網供給装置と前記金網セット装置との連動作用に
より、下型内の所定位置に金網が自動的にセットされる
ものであり、従来のように、作業者が下型内に直接手を
入れて金網をセットすることなく、作業の安全性が確保
される。
外の休止位置に移動可能な金網セット装置と、この金網
セット装置の下方位置に移動可能な金網提供装置とによ
り構成され、前記金網セット装置は製品取出用の製品台
車内に組み込まれたものとなっており、製品台車が製品
を取り出すために鋳造機に設置された下型の上方位置に
移動される際に、金網セット装置より下型内に金網がセ
ットされ、かつ製品台車が製品を鋳造機外に搬出し休止
位置にある時に、金網供給装置より金網セット装置が金
網を受け取ることができる構成とし、金網セット装置に
は金網供給装置内にセットされた金網を持ち上げ支持し
得る爪と、この爪より金網を離脱させる押出機構が備え
られているため、金網供給装置より爪を介し金網が金網
セット装置に保持されて、下型上方位置において押出機
構が作動され、爪より金網が離脱されて下型内に金網が
セットされる。又、金網供給装置には金網セット治具が
備えられており、機外の安全な場所にて作業者がこの金
網セット治具内に金網をセットすれば、金網セット治具
がシリンダにて前記金網セット装置の下方位置に移動さ
れ、その時に金網セット装置の昇降手段にて前記爪が下
方に移動し、金網セット治具内にセットされた金網を爪
を介し取り上げることができ、作業者は安全な場所にて
金網セット治具内に金網をセットする作業のみにより、
前記金網供給装置と前記金網セット装置との連動作用に
より、下型内の所定位置に金網が自動的にセットされる
ものであり、従来のように、作業者が下型内に直接手を
入れて金網をセットすることなく、作業の安全性が確保
される。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
先ず、本例の金網自動セット装置を説明するにあたり、
金網自動セット装置を組み込んだ製品台車を含む鋳造機
の全体構成を第1図に基づいて説明する。
金網自動セット装置を組み込んだ製品台車を含む鋳造機
の全体構成を第1図に基づいて説明する。
鋳造機を構成する機枠1には水平状に下ダイベース2が
設置され、この下ダイベース2の上方には4本の支柱3
が立設されており、支柱3の上端部には水平状に固定ベ
ース4が設置され、この固定ベース4には、一対の昇降
シリンダ5が立設されている。この各昇降シリンダ5の
周縁には昇降シリンダ5の昇降動をガイドするガイドバ
ー6が立設されており、昇降シリンダ5のロッド下端に
は上ダイベース7が設置され、この上ダイベース7の下
面に金型を構成する上型8が固設されている。
設置され、この下ダイベース2の上方には4本の支柱3
が立設されており、支柱3の上端部には水平状に固定ベ
ース4が設置され、この固定ベース4には、一対の昇降
シリンダ5が立設されている。この各昇降シリンダ5の
周縁には昇降シリンダ5の昇降動をガイドするガイドバ
ー6が立設されており、昇降シリンダ5のロッド下端に
は上ダイベース7が設置され、この上ダイベース7の下
面に金型を構成する上型8が固設されている。
一方、前記下ダイベース2の上面には金型を構成する下
型9が固設されており、前記昇降シリンダ5の昇降動に
より下型9に対し上型8が昇降されて、下型9と上型8
の整合時に金型内に溶湯が供給され、上型8が上方に待
避された時に製品が上型8と共に上方に持ち上げられ
る。
型9が固設されており、前記昇降シリンダ5の昇降動に
より下型9に対し上型8が昇降されて、下型9と上型8
の整合時に金型内に溶湯が供給され、上型8が上方に待
避された時に製品が上型8と共に上方に持ち上げられ
る。
一方、前記下ダイベース2の下方には溶湯を貯蔵するる
つぼ10が設置されており、るつぼ10の底面部にはるつぼ
10を上方に押し上げるジャッキ装置11が設けられ、又、
るつぼ10の底面部にはローラー12が設けられており、下
方に敷設されたレール13を介しるつぼ10は機外に退出可
能な構造となっている。
つぼ10が設置されており、るつぼ10の底面部にはるつぼ
10を上方に押し上げるジャッキ装置11が設けられ、又、
るつぼ10の底面部にはローラー12が設けられており、下
方に敷設されたレール13を介しるつぼ10は機外に退出可
能な構造となっている。
又、前記下型9の上部には水平状にレール14が敷設され
ており、このレール14上を製品台車15が移動可能となっ
ている。この製品台車15の上面部は前記上型8より製品
を受け取るための受台15aとなっており、又、下端部に
はレール14上を転動可能な車輪16が設けられている。従
って、製品台車15はレール14に沿って下型9の上方位置
P1から機外に製品を搬出する搬出位置P3に亘り移動可能
となっている。
ており、このレール14上を製品台車15が移動可能となっ
ている。この製品台車15の上面部は前記上型8より製品
を受け取るための受台15aとなっており、又、下端部に
はレール14上を転動可能な車輪16が設けられている。従
って、製品台車15はレール14に沿って下型9の上方位置
P1から機外に製品を搬出する搬出位置P3に亘り移動可能
となっている。
この製品台車15が下型9の上方に位置する時、即ち、製
品を上型8より受け取る位置をセット位置P1とすると、
セット位置P1に移動する手前の休止位置P2において後述
する金網の供給が行なわれる。即ち、この製品台車15の
底面側に金網セット装置17が組み込まれており、レール
14の下方に直交状に移動可能に後述する金網供給装置34
が配置されている。
品を上型8より受け取る位置をセット位置P1とすると、
セット位置P1に移動する手前の休止位置P2において後述
する金網の供給が行なわれる。即ち、この製品台車15の
底面側に金網セット装置17が組み込まれており、レール
14の下方に直交状に移動可能に後述する金網供給装置34
が配置されている。
次に、第2図〜第4図において製品台車15に組み込まれ
た金網セット装置17を説明する。
た金網セット装置17を説明する。
製品台車15に固定された固定台18の中央上面側にはメイ
ンシリンダ(エアシリンダ)20が立設されており、この
メインシリンダ20のロッド下端20aには前記固定台18の
下方部位に平設された第1昇降台21が固設されている。
又、固定台18の上面側には前記メインシリンダ20の両側
に一対のハウジング22が固設されており、このハウジン
グ22内には摺動可能にメインガイドバー23,23が挿入さ
れ、各メインガイドバー23,23の下端部は前記第1昇降
台21の上面に固設されている。従ってメインシリンダ20
が作動することにより、一対のメインガイドバー23にガ
イドされて第1昇降台21が下方に昇降可能となってい
る。尚、メインガイドバー23の上端部には筒状のストッ
パーSが固設されており、メインガイドバー23が下方に
移動した時に、このストッパーSの下端部が前記ハウジ
ング22の上端部と当接して、第1昇降台21の移動位置が
規制される構造となっている。
ンシリンダ(エアシリンダ)20が立設されており、この
メインシリンダ20のロッド下端20aには前記固定台18の
下方部位に平設された第1昇降台21が固設されている。
又、固定台18の上面側には前記メインシリンダ20の両側
に一対のハウジング22が固設されており、このハウジン
グ22内には摺動可能にメインガイドバー23,23が挿入さ
れ、各メインガイドバー23,23の下端部は前記第1昇降
台21の上面に固設されている。従ってメインシリンダ20
が作動することにより、一対のメインガイドバー23にガ
イドされて第1昇降台21が下方に昇降可能となってい
る。尚、メインガイドバー23の上端部には筒状のストッ
パーSが固設されており、メインガイドバー23が下方に
移動した時に、このストッパーSの下端部が前記ハウジ
ング22の上端部と当接して、第1昇降台21の移動位置が
規制される構造となっている。
又、第1昇降台21の上面部には上方に突出状に一対のハ
ウジング26,26が固設されており、この各ハウジング26
内には摺動可能にサブガイドバー27,27が挿入されてい
る。このサブガイドバー27,27の下端部は前記第1昇降
台21の下方に平設された第2昇降台25の上面部に固設さ
れたものである。一方、第1昇降台21の両側縁部には一
対のサブシリンダ24が立設されており、サブシリンダ2
4,24のロッド下端部24a,24aは前記第2昇降台25に固設
されている。従って、一対のサブシリンダ24が作動する
ことにより第2昇降台25が下方に昇降動されるものであ
る。
ウジング26,26が固設されており、この各ハウジング26
内には摺動可能にサブガイドバー27,27が挿入されてい
る。このサブガイドバー27,27の下端部は前記第1昇降
台21の下方に平設された第2昇降台25の上面部に固設さ
れたものである。一方、第1昇降台21の両側縁部には一
対のサブシリンダ24が立設されており、サブシリンダ2
4,24のロッド下端部24a,24aは前記第2昇降台25に固設
されている。従って、一対のサブシリンダ24が作動する
ことにより第2昇降台25が下方に昇降動されるものであ
る。
又、第2昇降台25には一対のプッシュシリンダ28が固設
されており、各プッシュシリンダ28には下方に爪ロッド
29が突出され、各爪ロッド29の下端部にはそれぞれ一対
の下方に突出した爪31,31が固設されている。又、各爪
ロッド29の内部には前記プッシュシリンダ28の作動によ
り下方に移動されるプッシュバー30が内装されている。
されており、各プッシュシリンダ28には下方に爪ロッド
29が突出され、各爪ロッド29の下端部にはそれぞれ一対
の下方に突出した爪31,31が固設されている。又、各爪
ロッド29の内部には前記プッシュシリンダ28の作動によ
り下方に移動されるプッシュバー30が内装されている。
前記爪31は第4図に示すように、下端部が鋭角を有する
錐形状に形成されたものであり、後述する金網セット治
具33内にセットされた金網Kの網目K1内に嵌入すること
ができ、その嵌入時に金網Kを保持し、金網Kを上方に
持ち上げることができるものとなっている。
錐形状に形成されたものであり、後述する金網セット治
具33内にセットされた金網Kの網目K1内に嵌入すること
ができ、その嵌入時に金網Kを保持し、金網Kを上方に
持ち上げることができるものとなっている。
このように金網セット装置17はメインシリンダ20の作動
により、第1昇降台21が下方に移動可能であり、その時
には一対のサブシリンダ24,24も第1昇降台21と共に下
方に移動され、移動された後に更にサブシリンダ24,24
の作動により第2昇降台25がサブシリンダ24の移動量だ
け下方に移動可能な構造となっており、2段階の昇降に
より昇降ストロークが確保されている。
により、第1昇降台21が下方に移動可能であり、その時
には一対のサブシリンダ24,24も第1昇降台21と共に下
方に移動され、移動された後に更にサブシリンダ24,24
の作動により第2昇降台25がサブシリンダ24の移動量だ
け下方に移動可能な構造となっており、2段階の昇降に
より昇降ストロークが確保されている。
本例における金網セット装置17では、前記プッシュシリ
ンダ28及び爪ロッド29がそれぞれ4個設置されており、
前記下型内に4枚の金網をセット可能なものとなってい
る。即ち、後述する金網供給装置34の金網セット治具33
内にセットされた金網Kを受け取る時には、メインシリ
ンダ20のみが作動されて第1昇降台21及び第2昇降台25
が下方に移動され、爪31にて金網Kが取り上げられる。
この状態で第1図における休止位置P2にて休止し、上型
8が上方に移動された時に製品台車15が下型9の上方位
置P1に移動され、製品を受け取ると同時に、金網セット
装置17のメインシリンダ20が作動され、さらに一対のサ
ブシリンダ24,24が作動されることにより、爪31にて保
持されている金網Kが下型9内の所定セット位置にセッ
トされるのである。このセット時にはメインシリンダ20
が作動された後に、さらにサブシリンダ24が作動され、
その後にプッシュシリンダ28が作動されてプッシュバー
30が下方に移動し、爪31にて保持している金網Kを下方
に押圧して爪31より金網Kを離脱させ、下型9の所定位
置に金網をセットすることができる。
ンダ28及び爪ロッド29がそれぞれ4個設置されており、
前記下型内に4枚の金網をセット可能なものとなってい
る。即ち、後述する金網供給装置34の金網セット治具33
内にセットされた金網Kを受け取る時には、メインシリ
ンダ20のみが作動されて第1昇降台21及び第2昇降台25
が下方に移動され、爪31にて金網Kが取り上げられる。
この状態で第1図における休止位置P2にて休止し、上型
8が上方に移動された時に製品台車15が下型9の上方位
置P1に移動され、製品を受け取ると同時に、金網セット
装置17のメインシリンダ20が作動され、さらに一対のサ
ブシリンダ24,24が作動されることにより、爪31にて保
持されている金網Kが下型9内の所定セット位置にセッ
トされるのである。このセット時にはメインシリンダ20
が作動された後に、さらにサブシリンダ24が作動され、
その後にプッシュシリンダ28が作動されてプッシュバー
30が下方に移動し、爪31にて保持している金網Kを下方
に押圧して爪31より金網Kを離脱させ、下型9の所定位
置に金網をセットすることができる。
次に、第5図〜第7図において金網供給装置を説明す
る。
る。
金網供給装置34は製品台車15が移動するためのレール14
に直交状に移動可能に設置されたものであり、鋳造機の
機枠1の外側に固設立設された固定支柱35,35,35の上端
部に固定状に固定プレート36が設置されており、この固
定プレート36の上面には一対のレール37が敷設され、こ
のレール37,37に沿って摺動可能なローラー40,40を備え
た移動プレート38が固定プレート36の上方に平設されて
おり、さらにこの移動プレート38の上面側には一対のレ
ール41,41が固設されており、このレール41,41に沿って
摺動移動可能なローラー42,42を備えた治具プレート39
が移動プレート38の上面側に平設されている。
に直交状に移動可能に設置されたものであり、鋳造機の
機枠1の外側に固設立設された固定支柱35,35,35の上端
部に固定状に固定プレート36が設置されており、この固
定プレート36の上面には一対のレール37が敷設され、こ
のレール37,37に沿って摺動可能なローラー40,40を備え
た移動プレート38が固定プレート36の上方に平設されて
おり、さらにこの移動プレート38の上面側には一対のレ
ール41,41が固設されており、このレール41,41に沿って
摺動移動可能なローラー42,42を備えた治具プレート39
が移動プレート38の上面側に平設されている。
前記固定プレート36の両側縁部には一対のサブシリンダ
43,43が固設されており、その各サブシリンダ43,43のロ
ッド端43a,43aに前記移動プレート38が固定されてい
る。従って、サブシリンダ43,43の作動により移動プレ
ート38が摺動移動可能となっている。
43,43が固設されており、その各サブシリンダ43,43のロ
ッド端43a,43aに前記移動プレート38が固定されてい
る。従って、サブシリンダ43,43の作動により移動プレ
ート38が摺動移動可能となっている。
又、移動プレート38の中央部にはメインシリンダ44が固
設されており、このメインシリンダ44のロッド44aの先
端部に前記治具プレート39が固定されている。従って、
メインシリンダ44の作動により治具プレート39が移動可
能となっており、前記一対のサブシリンダ43,43とこの
メインシリンダ44により相当量の移動ストロークが確保
されている。
設されており、このメインシリンダ44のロッド44aの先
端部に前記治具プレート39が固定されている。従って、
メインシリンダ44の作動により治具プレート39が移動可
能となっており、前記一対のサブシリンダ43,43とこの
メインシリンダ44により相当量の移動ストロークが確保
されている。
従って、サブシリンダ43,43が作動された後にメインシ
リンダ44が作動することにより、治具プレート39が休止
位置P2における製品台車15の下方部位にまで移動される
ものである。
リンダ44が作動することにより、治具プレート39が休止
位置P2における製品台車15の下方部位にまで移動される
ものである。
この治具プレート39には、本例では4個の金網セット治
具33,33,33,33が固設されており、各金網セット治具33
の内部にはウレタンUが敷設されており、このウレタン
Uの上面側に所定寸法に形成した金網Kをセットするこ
とができるものとなっている。この各金網セット治具33
の配置位置は予め下型9のセット位置に対応させた配置
位置に設定されたものであって、作業者が機外にてこの
各金網セット治具33内に金網Kをセットすることによ
り、下型9内の対応位置に金網Kをセットしたこととな
る。
具33,33,33,33が固設されており、各金網セット治具33
の内部にはウレタンUが敷設されており、このウレタン
Uの上面側に所定寸法に形成した金網Kをセットするこ
とができるものとなっている。この各金網セット治具33
の配置位置は予め下型9のセット位置に対応させた配置
位置に設定されたものであって、作業者が機外にてこの
各金網セット治具33内に金網Kをセットすることによ
り、下型9内の対応位置に金網Kをセットしたこととな
る。
尚、前記メインシリンダのロッド44aの端部には突出状
にバー45が設けられており、両縁部のバー45の先端部に
はカムフロア46が設けられ、さらにその中央部には突出
状にバー47が設けられ、バー47の先端部にはセンター位
置決めローラー48が設けられている。この一対のカムフ
ロア46及びセンター位置決めローラー48は、メインシリ
ンダ44の作動により治具プレート39が製品台車15の下方
の所定位置に移動された時に、製品台車15に固設された
ブラケット51に設けられた位置決めガイド50及びプレー
ト49に位置決めされるものであり、プレート49上に一対
のカムフロア46,46が乗り上げて、治具プレート39の先
端部の荷重を支えることができ、又、センター位置決め
ローラー48が位置決めガイド55内に嵌入することによ
り、金網セット治具33が所定の位置に停止されることと
なる。
にバー45が設けられており、両縁部のバー45の先端部に
はカムフロア46が設けられ、さらにその中央部には突出
状にバー47が設けられ、バー47の先端部にはセンター位
置決めローラー48が設けられている。この一対のカムフ
ロア46及びセンター位置決めローラー48は、メインシリ
ンダ44の作動により治具プレート39が製品台車15の下方
の所定位置に移動された時に、製品台車15に固設された
ブラケット51に設けられた位置決めガイド50及びプレー
ト49に位置決めされるものであり、プレート49上に一対
のカムフロア46,46が乗り上げて、治具プレート39の先
端部の荷重を支えることができ、又、センター位置決め
ローラー48が位置決めガイド55内に嵌入することによ
り、金網セット治具33が所定の位置に停止されることと
なる。
このように本例の金網自動セット装置は、金網供給装置
34と製品台車15に組み込まれた金網セット装置17とによ
り構成され、鋳造機の機外にて作業者が金網セット治具
33内に金網Kをセットすることにより、金網供給装置34
のサブシリンダ43とメインシリンダ44の作動により、金
網セット治具33が治具プレート39の移動に伴って製品台
車15の下方位置に移動され、その状態で金網セット装置
17のメインシリンダ20が作動されて、爪31により金網K
が金網セット装置17に保持され、その後に製品台車15が
下型9の上方位置P1に移動して、その状態で金網セット
装置17のメインシリンダ20とサブシリンダ24,24が作動
され、さらにプッシュシリンダ28が作動されることによ
り、爪31により保持されていた金網Kが下型9内の所定
位置に自動的にセットされるものであり、製品台車15が
上型8より製品を受け取る作業時に、同時に下型9内に
金網Kのセットが行なわれ、かつ製品台車15の休止位置
P2において前記金網供給装置34より金網セット装置17に
金網Kの受け渡しが行なわれるため、鋳造機の作業サイ
クルと合致させて金網自動セット装置を作動させること
ができ、金網セット時間を別途要することなく、連続的
に鋳造機の鋳造作業を行なうことができるものである。
34と製品台車15に組み込まれた金網セット装置17とによ
り構成され、鋳造機の機外にて作業者が金網セット治具
33内に金網Kをセットすることにより、金網供給装置34
のサブシリンダ43とメインシリンダ44の作動により、金
網セット治具33が治具プレート39の移動に伴って製品台
車15の下方位置に移動され、その状態で金網セット装置
17のメインシリンダ20が作動されて、爪31により金網K
が金網セット装置17に保持され、その後に製品台車15が
下型9の上方位置P1に移動して、その状態で金網セット
装置17のメインシリンダ20とサブシリンダ24,24が作動
され、さらにプッシュシリンダ28が作動されることによ
り、爪31により保持されていた金網Kが下型9内の所定
位置に自動的にセットされるものであり、製品台車15が
上型8より製品を受け取る作業時に、同時に下型9内に
金網Kのセットが行なわれ、かつ製品台車15の休止位置
P2において前記金網供給装置34より金網セット装置17に
金網Kの受け渡しが行なわれるため、鋳造機の作業サイ
クルと合致させて金網自動セット装置を作動させること
ができ、金網セット時間を別途要することなく、連続的
に鋳造機の鋳造作業を行なうことができるものである。
尚、前記爪31は、下端部が鋭角を有する錐形状に形成さ
れたものを例示したが、下端部が球形状に形成されたも
のであっても良く、金網を保持し持ち上げる事のできる
形状であれば良い。
れたものを例示したが、下端部が球形状に形成されたも
のであっても良く、金網を保持し持ち上げる事のできる
形状であれば良い。
(発明の効果) 本発明の鋳造機の金網自動セット装置は、鋳造機に設置
された下型内に金網を自動的にセットし得る装置であっ
て、前記下型上方のセット位置から鋳造機外の休止位置
に亘り移動可能な製品取出用の製品台車に組み込まれた
金網セット装置と、製品台車の休止位置において該製品
台車の下方位置に移動可能な金網供給装置とにより構成
され、前記金網セット装置には、昇降手段にて昇降され
金網供給装置にセットされた金網の網目内に嵌入して金
網を持ち上げ支持可能な爪と、金網を該爪より離脱させ
る押出機構とが備えられ、前記金網供給装置にはシリン
ダにて水平移動される金網を鋳造機外にてセット収納可
能な金網セット治具が備えられていることにより、作業
者は安全な機外にて金網セット治具内に金網をセットす
るのみの作業により、金網供給装置から自動的に金網セ
ット装置に金網が取り出され、金網セット装置が下型の
所定位置内に金網をセットすることができ、そのセット
サイクルを鋳造機の作業サイクル内に組み込むことがで
き、セット時間を節約することができるという効果を有
する。
された下型内に金網を自動的にセットし得る装置であっ
て、前記下型上方のセット位置から鋳造機外の休止位置
に亘り移動可能な製品取出用の製品台車に組み込まれた
金網セット装置と、製品台車の休止位置において該製品
台車の下方位置に移動可能な金網供給装置とにより構成
され、前記金網セット装置には、昇降手段にて昇降され
金網供給装置にセットされた金網の網目内に嵌入して金
網を持ち上げ支持可能な爪と、金網を該爪より離脱させ
る押出機構とが備えられ、前記金網供給装置にはシリン
ダにて水平移動される金網を鋳造機外にてセット収納可
能な金網セット治具が備えられていることにより、作業
者は安全な機外にて金網セット治具内に金網をセットす
るのみの作業により、金網供給装置から自動的に金網セ
ット装置に金網が取り出され、金網セット装置が下型の
所定位置内に金網をセットすることができ、そのセット
サイクルを鋳造機の作業サイクル内に組み込むことがで
き、セット時間を節約することができるという効果を有
する。
図は本発明の一実施例を示し、第1図は鋳造機の全体構
成図、第2図は製品台車内に組み込まれた金網セット装
置の側面断面図、第3図は第2図の平面図、第4図は第
2図に示す爪の金網に対する嵌入状態を示す説明図、第
5図は金網供給装置の側面断面図、第6図は治具プレー
トの平面図、第7図は第5図の平面図である。 8……上型、9……下型 14……レール、15……製品台車 17……金網セット装置、18……固定台 20……メインシリンダ、21……第1昇降台 23……メインガイドバー 24……サブシリンダ、25……第2昇降台 27……サブガイドバー 28……プッシュシリンダ、29……爪ロッド 30……プッシュバー、31……爪 33……金網セット治具、38……移動プレート 39……治具プレート、43……サブシリンダ 44……メインシリンダ、K……金網
成図、第2図は製品台車内に組み込まれた金網セット装
置の側面断面図、第3図は第2図の平面図、第4図は第
2図に示す爪の金網に対する嵌入状態を示す説明図、第
5図は金網供給装置の側面断面図、第6図は治具プレー
トの平面図、第7図は第5図の平面図である。 8……上型、9……下型 14……レール、15……製品台車 17……金網セット装置、18……固定台 20……メインシリンダ、21……第1昇降台 23……メインガイドバー 24……サブシリンダ、25……第2昇降台 27……サブガイドバー 28……プッシュシリンダ、29……爪ロッド 30……プッシュバー、31……爪 33……金網セット治具、38……移動プレート 39……治具プレート、43……サブシリンダ 44……メインシリンダ、K……金網
Claims (1)
- 【請求項1】鋳造機に設置された下型内に金網を自動的
にセットし得る装置であって、前記下型上方のセット位
置から鋳造機外の休止位置に亘り移動可能な製品取出用
の製品台車に組み込まれた金網セット装置と、製品台車
の休止位置において該製品台車の下方位置に移動可能な
金網供給装置とにより構成され、前記金網セット装置に
は、昇降手段にて昇降され金網供給装置にセットされた
金網の網目内に嵌入して金網を持ち上げ支持可能な爪
と、金網を該爪より離脱させる押出機構とが備えられ、
前記金網供給装置にはシリンダにて水平移動される金網
を鋳造機外にてセット収納可能な金網セット治具が備え
られていることを特徴とする鋳造機の金網自動セット装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10934587A JPH0667529B2 (ja) | 1987-05-02 | 1987-05-02 | 鋳造機の金網自動セット装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10934587A JPH0667529B2 (ja) | 1987-05-02 | 1987-05-02 | 鋳造機の金網自動セット装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63273545A JPS63273545A (ja) | 1988-11-10 |
JPH0667529B2 true JPH0667529B2 (ja) | 1994-08-31 |
Family
ID=14507870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10934587A Expired - Lifetime JPH0667529B2 (ja) | 1987-05-02 | 1987-05-02 | 鋳造機の金網自動セット装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0667529B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114406206B (zh) * | 2022-02-10 | 2023-07-21 | 苏州明志科技股份有限公司 | 紧凑型射芯机 |
-
1987
- 1987-05-02 JP JP10934587A patent/JPH0667529B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63273545A (ja) | 1988-11-10 |
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