JPH066722U - 構造物の組み付け装置 - Google Patents
構造物の組み付け装置Info
- Publication number
- JPH066722U JPH066722U JP4503492U JP4503492U JPH066722U JP H066722 U JPH066722 U JP H066722U JP 4503492 U JP4503492 U JP 4503492U JP 4503492 U JP4503492 U JP 4503492U JP H066722 U JPH066722 U JP H066722U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- flange
- assembling
- nozzle
- bolt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
- Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目 的】 板状に形成されたフランジを使用して、基
礎構造物に付加構造物を組み付ける場合に、その組み付
け作業性の改善を図ることができる構造物の組み付け装
置を提供すること。 【構 成】 板状に形成されたフランジ5に、基礎構造
物(シリンダヘッド)1に組み付ける付加構造物(燃料
噴射ノズル)2が貫通する主貫通穴(ノズル穴)6と、
この付加構造物を前記フランジと共に前記基礎構造物に
組み付ける締結具(スタッドボルト)8が貫通する副貫
通穴(ボルト穴)7とを形成すると共に、少なくとも前
記主貫通穴と副貫通穴の何れか一方に、これらの貫通穴
の軸方向に延伸する案内部材(ガイド)12を設けた。
礎構造物に付加構造物を組み付ける場合に、その組み付
け作業性の改善を図ることができる構造物の組み付け装
置を提供すること。 【構 成】 板状に形成されたフランジ5に、基礎構造
物(シリンダヘッド)1に組み付ける付加構造物(燃料
噴射ノズル)2が貫通する主貫通穴(ノズル穴)6と、
この付加構造物を前記フランジと共に前記基礎構造物に
組み付ける締結具(スタッドボルト)8が貫通する副貫
通穴(ボルト穴)7とを形成すると共に、少なくとも前
記主貫通穴と副貫通穴の何れか一方に、これらの貫通穴
の軸方向に延伸する案内部材(ガイド)12を設けた。
Description
【0001】
本考案は、ある構造物に別の構造物を組み付けるための装置に関し、更に詳細 には、板状に形成されたフランジを使用し、組み付け作業性に優れた構造物の組 み付け装置に関する。
【0002】
従来から、基礎構造物に付加構造物を組み付ける場合に、これらの構造物同士 によって直接組み付けられない場合や、直接組み付けを行うと不都合が生じる場 合などには、フランジを使用し、このフランジを貫通するボルト等の締結具によ って組み付けを行っている。
【0003】 このような、フランジを使用して付加構造物を基礎構造物に組み付ける場合の 一例として、燃料噴射ノズルをシリンダヘッドに組み付ける場合を例にとり、図 4及び図5に示して説明する。 シリンダヘッド1には、燃料噴射ノズル2が装着されるノズル穴3が形成され ており、組み付け作業を行う場合には、このノズル穴3に燃料噴射ノズル2のノ ズルホルダ4を嵌合し、このノズルホルダ4に、フランジ5に形成したノズル穴 6を位置合わせして嵌め込み、ボルト締結などによってこれらを固定するように している。
【0004】 その際には、フランジ5のノズル穴6の両側に形成されたボルト穴7にスタッ ドボルト8を貫通させて、このスタッドボルト8の下ネジ部8aをシリンダヘッド 1のボルト穴9に螺合して固定すると共に、このスタッドボルト8の上ネジ部8b にナット10を螺合して、フランジ5と共に燃料噴射ノズル2をシリンダヘッド1 下方の燃焼室11方向に押し付けるようにして組み付けている。
【0005】 ところで、前記したタイプのフランジ5は、通常鍛造によって製作され、かな りの厚みをもって形成されている。このように厚く形成することによって、ノズ ル穴6及びボルト穴7の内周面と、ノズルホルダ4及びスタッドボルト8の外周 面との接触面積を充分に確保し、組み付け作業中にフランジ5がノズルホルダ4 の軸方向に対して傾斜しないように案内している。 このようなことから、このタイプのフランジ5は重量が重くなり、材料の使用 量も多くなって、コストの低減や省資源化を図る上で問題となっていた。
【0006】
そこで、このようなフランジ5を軽量で、しかも少量の材料で形成できるよう に、薄板をプレス成形して、断面コの字型に形成した図6に示すようなものが提 案されている。 しかしながら、このような板状のフランジ5を使用すると、ノズル穴6及びボ ルト穴7の内周面と、ノズルホルダ4及びスタッドボルト8の外周面との接触面 積が大幅に減少するため、図7に示すように、フランジ5はノズルホルダ4の軸 方向に対して傾斜し、スタッドボルト8の上ネジ部8bや下ネジ部8aに引っ掛かり 易くなる。そのため、この従来の板状のフランジ5には、スタッドボルト8やナ ット10を螺合して固定する際の組み付け作業性が、著しく悪化するという問題が あった。
【0007】 また、このような問題は、一例として上記したシリンダヘッド1と燃料噴射ノ ズル2との間の組み付け作業のみならず、板状のフランジ5を使用して、ある構 造物を別の構造物に組み付ける作業を行う場合に共通して発生する問題として、 その解決が要望されていた。 本考案は以上の問題点に鑑みて、板状に形成されたフランジを使用して、基礎 構造物に付加構造物を組み付ける場合に、その組み付け作業性の改善を図ること ができる構造物の組み付け装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
前記目的を達成するための本考案の構造物の組み付け装置は、板状に形成され たフランジに、基礎構造物に組み付ける付加構造物が貫通する主貫通穴と、この 付加構造物を前記フランジと共に前記基礎構造物に組み付ける締結具が貫通する 副貫通穴とを形成すると共に、少なくとも前記主貫通穴と副貫通穴の何れか一方 に、これらの貫通穴の軸方向に延伸する案内部材を設けたことを特徴とする構成 である。
【0009】 前記主貫通穴及び副貫通穴の数は、組み付ける付加構造物の数に合わせて選択 することができ、単数であっても複数であっても構わない。また、前記案内部材 を設ける場合には、プレス成形や溶接などの公知の手段を適宜使用することがで きる。
【0010】
本考案の構造物の組み付け装置は以上の構成を有しており、少なくとも前記主 貫通穴と副貫通穴の何れか一方に、これらの貫通穴の軸方向に延伸する案内部材 を設けているので、主貫通穴の内周面と副構造物の外周面との接触面積、或いは 副貫通穴の内周面と締結具の外周面との接触面積が、実質的に増加することとな り、組み付け作業中に、フランジがこれらの貫通穴の軸方向に対して傾斜しない ように案内するのに充分な接触面積を確保することができる。
【0011】
次に図面を参照して、本考案の構造物の組み付け装置を、図4及び図7に示す ような、シリンダヘッド1に燃料噴射ノズル2を組み付ける場合に適用した実施 例を説明する。 先ず、図1に示すように、本考案の実施例1で使用されるフランジ5は、薄板 状の鋼板をプレス成形することによって、断面コの字型に形成されており、副構 造物(燃料噴射ノズル)2が貫通する主貫通穴(ノズル穴)6と、これを挟んで 配置される、締結具(スタッドボルト)8が貫通する副貫通穴(ボルト穴)7が 形成されている。
【0012】 また、前記ノズル穴6の縁には、2つのボルト穴7を結ぶ方向に、プレス時に 形成された案内部材(ガイド)12が形成されており、この実施例では、フランジ 5をプレス成形する際に、ノズル穴6とガイド12を同時に形成しているので、後 から別部材として形成されたガイド12を取り付ける場合に比して、加工が容易で 、コスト面から見ても優位である。
【0013】 この実施例のフランジ5を使用して、燃料噴射ノズル2をシリンダヘッド1に 組み付ける際には、下向きに延伸するガイド12の案内面12aと、燃料噴射ノズル 2のノズルホルダ4の外周面との接触面積が、特に上下方向で増加し、フランジ 5の姿勢は、ノズルホルダ4の軸方向に対して傾くことがないので、スタッドボ ルト8も、ボルト穴7に対して垂直に案内されることとなる。
【0014】 従って、フランジ5に形成されたボルト穴7の周縁が、このボルト穴7を貫通 するスタッドボルト8のネジ部に引っ掛かる事態を防止することができ、従来に 比して組み付け作業性は格段に向上する。 次に、本考案の実施例2で使用されるフランジ5を図2に示す。この実施例に 示したフランジ5も、前記実施例1と同様に鋼板をプレス成形して、断面コの字 型に形成しており、燃料噴射ノズル2が貫通するノズル穴6と、その両側に配置 される、スタッドボルト8が貫通するボルト穴7が形成されている。
【0015】 また、2つのボルト穴7の周縁に、それぞれのボルト穴7を取り囲み、下方に 延伸するパイプを溶接しており、このパイプをガイド12として使用している。こ のようなパイプ状のガイド12は、プレス成形によって形成することもできるが、 この実施例では、その軸方向長さを充分に確保するために、後付けとしている。 そのため、この実施例のフランジ5を使用して、燃料噴射ノズル2をシリンダ ヘッド1に組み付ける際には、軸方向に長いガイド12の案内面12aとスタッドボ ルト8の外周面との接触面積が充分に確保できるため、フランジ5の姿勢が、ス タッドボルト8の軸方向に対して傾くことを防止でき、ノズルホルダ4も、ノズ ル穴6に対して垂直に案内されることとなる。
【0016】 次に、本考案の実施例3で使用されるフランジ5を図3に示す。この実施例の 場合も、前記各実施例と同様に、燃料噴射ノズル2が貫通するノズル穴6とスタ ッドボルト8が貫通するボルト穴7を形成している。 そして、この実施例では、プレス時に形成したガイド12を、2つのボルト穴7 の縁に、これらのボルト穴7を結ぶ方向に、それぞれ1つずつ配設しており、前 記実施例1のように、1つの穴の縁に2つのガイド12を形成する場合に比して、 ガイド12の長さをより長くとれるようにしている。
【0017】 この実施例では、ガイド12をノズル穴6寄りのボルト穴7の縁に形成している が、これと対峙するフランジ5のそれぞれの端部寄りに形成しても構わない。 なお、上記各実施例は、シリンダヘッド1と燃料噴射ノズル2との間の組み付 け作業に適用した場合を例にとったが、本考案はこれに限定されるものではなく 、板状のフランジ5を使用して、ある構造物を別の構造物に組み付ける作業を行 う場合に様々に適用することができる。
【0018】
本考案の構造物の組み付け装置は、板状に形成されたフランジに、基礎構造物 に組み付ける付加構造物が貫通する主貫通穴と、この付加構造物を前記フランジ と共に前記基礎構造物に組み付ける締結具が貫通する副貫通穴とを形成すると共 に、少なくとも前記主貫通穴と副貫通穴の何れか一方に、これらの貫通穴の軸方 向に延伸する案内部材を設けたことを特徴とするので、以下の効果を奏すること ができる。
【0019】 少なくとも前記主貫通穴と副貫通穴の何れか一方に、これらの貫通穴の軸方向 に延伸する案内部材を設けているので、主貫通穴の内周面と副構造物の外周面と の接触面積、或いは副貫通穴の内周面と締結具の外周面との接触面積を、実質的 に増加させることができる。 従って、組み付け作業中に、フランジがこれらの貫通穴の軸方向に対して傾斜 しないように案内するのに充分な接触面積を確保することができ、その組み付け 作業性の改善を図ることができる。
【図1】本考案の実施例1において使用されるフランジ
であり、(a)はその正断面図、(b)はその側面図、
(c)はその底面図である。
であり、(a)はその正断面図、(b)はその側面図、
(c)はその底面図である。
【図2】本考案の実施例2において使用されるフランジ
であり、(a)はその正断面図、(b)はその側面図、
(c)はその底面図である。
であり、(a)はその正断面図、(b)はその側面図、
(c)はその底面図である。
【図3】本考案の実施例3において使用されるフランジ
であり、(a)はその正断面図、(b)はその側面図、
(c)はその底面図である。
であり、(a)はその正断面図、(b)はその側面図、
(c)はその底面図である。
【図4】従来のフランジを使用して、シリンダヘッドに
燃料噴射ノズルを組み付ける場合の、一部を断面にした
正面図である。
燃料噴射ノズルを組み付ける場合の、一部を断面にした
正面図である。
【図5】図4において使用されるフランジであり、
(a)はその正面図、(b)はその側面図、(c)はそ
の底面図である。
(a)はその正面図、(b)はその側面図、(c)はそ
の底面図である。
【図6】従来から使用されているフランジであり、
(a)はその正面図、(b)はその側面図、(c)はそ
の底面図である。
(a)はその正面図、(b)はその側面図、(c)はそ
の底面図である。
【図7】図6のフランジを使用して、シリンダヘッドに
燃料噴射ノズルを組み付ける場合の、一部を断面にした
正面図である。
燃料噴射ノズルを組み付ける場合の、一部を断面にした
正面図である。
1 基礎構造物(シリンダヘッド) 2 付加構造物
(燃料噴射ノズル) 5 フランジ 6 主貫通穴
(ノズル穴) 7 副貫通穴(ボルト穴) 8 締結具(ス
タッドボルト) 12 案内部材(ガイド)
(燃料噴射ノズル) 5 フランジ 6 主貫通穴
(ノズル穴) 7 副貫通穴(ボルト穴) 8 締結具(ス
タッドボルト) 12 案内部材(ガイド)
Claims (1)
- 【請求項1】 板状に形成されたフランジに、基礎構造
物に組み付ける付加構造物が貫通する主貫通穴と、この
付加構造物を前記フランジと共に前記基礎構造物に組み
付ける締結具が貫通する副貫通穴とを形成すると共に、
少なくとも前記主貫通穴と副貫通穴の何れか一方に、こ
れらの貫通穴の軸方向に延伸する案内部材を設けたこと
を特徴とする構造物の組み付け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4503492U JPH066722U (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 構造物の組み付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4503492U JPH066722U (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 構造物の組み付け装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH066722U true JPH066722U (ja) | 1994-01-28 |
Family
ID=12708063
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4503492U Pending JPH066722U (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 構造物の組み付け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH066722U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009150317A (ja) * | 2007-12-20 | 2009-07-09 | Mitsubishi Motors Corp | インジェクタの取付け構造 |
-
1992
- 1992-06-29 JP JP4503492U patent/JPH066722U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009150317A (ja) * | 2007-12-20 | 2009-07-09 | Mitsubishi Motors Corp | インジェクタの取付け構造 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5846193B2 (ja) | 車両用電池搭載構造 | |
JP2009540161A (ja) | 特に太陽光モジュール用の据え付けシステム | |
US20220216823A1 (en) | Fixed structure of solar panels and c-shaped steel | |
JPH066722U (ja) | 構造物の組み付け装置 | |
JP2984217B2 (ja) | リップ付き溝形鋼の取付装置 | |
JP4698805B2 (ja) | エレベーターかご装置 | |
JP3219733U (ja) | 型枠パネルの連結構造 | |
JP4493362B2 (ja) | 二重床用支柱構造 | |
JP3027920U (ja) | 発動発電機の燃料タンクの防振構造 | |
CN216554884U (zh) | 活动螺母焊接组件 | |
JPS58136511U (ja) | トラスを有するpc版取付部材 | |
JP3125188B2 (ja) | 柱と梁の継手 | |
CN212766492U (zh) | 翼子板紧固结构 | |
JP2560900B2 (ja) | 可動間仕切壁 | |
JP2977812B1 (ja) | 床荷重支持具およびその製造方法 | |
JPH0674505U (ja) | ルーフラック | |
JPS6010094Y2 (ja) | アンテナポ−ル支持具 | |
JP3808181B2 (ja) | 床パネル支持装置用支柱 | |
JPS6229524Y2 (ja) | ||
JPH08145026A (ja) | フックボルト | |
JPS587851Y2 (ja) | 柱と横架材の接合構造 | |
JP3307550B2 (ja) | 木造建築物の土台への部材取付構造 | |
JPH0727287Y2 (ja) | Alc外壁パネル | |
JPH035133Y2 (ja) | ||
JP2630055B2 (ja) | 可動間仕切壁 |