JPH06670B2 - ムライト質多孔体の製造方法 - Google Patents

ムライト質多孔体の製造方法

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JPH06670B2
JPH06670B2 JP3226589A JP3226589A JPH06670B2 JP H06670 B2 JPH06670 B2 JP H06670B2 JP 3226589 A JP3226589 A JP 3226589A JP 3226589 A JP3226589 A JP 3226589A JP H06670 B2 JPH06670 B2 JP H06670B2
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    • B32B18/00Layered products essentially comprising ceramics, e.g. refractory products
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はムライト質多孔体の製造方法に関し、特に分離
膜,触媒・酵素担体などに利用され、しかもムライトを
主な構成層として細孔分布が層状に異なるムライト質多
孔体の製法に係わるものである。
[従来の技術] 従来、ムライト質の多孔体としては、ムライトを主な構
成相とするセラミック焼結体にアルカリ水溶液を作用さ
せ、主としてガラス相からなるマトリックスを溶出し、
ムライト結晶を主な構成要素とする組織のセラミック多
孔体が知られている(特願昭62−280445号公報:“ムラ
イト質多孔体の製造方法”、発明者;阿部久雄,福永昭
夫)。
ところで、この方法によって得られるムライト質多孔体
の組織は、主としてムライトの針状・柱状結晶から構成
され、その空隙としての細孔は細孔径が小さく分布がシ
ャープであり、更に空隙率も大きい。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、前述した方法によるムライト質多孔体
は、溶出処理によって細孔を形成するため、前駆体とし
ての焼結体が厚くなると、処理に長時間を要するという
問題点を有する。また、固液濾過用等の膜として用いる
場合には、膜厚は薄いほど濾過速度が速いため、強度を
損うことなく薄くすることが必要となる。そこで、細孔
径・空隙率が比較的大きな支持層と、実際に膜として機
能する活性層を層状に重ねることが一般に行われてい
る。しかしながら、前記の方法によって製造されるムラ
イト質多孔体の細孔分布は単一のため、支持層になる部
分の多孔体との複合が必要であった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、空孔形成材
料を用いて大きな空隙を作ることによりアルカリ水溶液
での溶出を迅速に行なうとともに、空孔形成材料を入れ
ないものと層状構造にすることによりフイルター層の薄
膜化を実現し得るムライト質多孔体の製造方法を提供す
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、ムライトを主な構成相とするセラミックス焼
結体のガラス質マトリックスを溶出処理により除いてム
ライト質多孔体を製造する方法において、空孔形成材料
を混入させた上記セラミックス原料粉体、及び空孔形成
材料を混入しない前記と同様なセラミックス原料粉体を
層状にして積層体を形成した後、この積層体を焼結して
焼結体とし、更にこの焼結体に前述した溶出処理を施し
て細孔分布が層状に異なるムライト質の多孔体を得るこ
とを特徴とするムライト質多孔体の製造方法である。
即ち、本発明は同一原料を用いて1種類以上の空孔形成
材料を混入した原料をセラミック膜の支持体に使用し、
空孔形成材料が2種類以上の場合は順次上記の多層成形
を行い、最終的には空孔形成材料を混入しない同一材質
と結合させ、焼成後にアルカリ水溶液によってガラス層
を溶出する方法で、大きい孔径とムライト結晶の小さい
細孔径をもつ支持層とムライト結晶の隙間からなるより
小さい細孔の膜部分をもつムライト質の多孔体を製造す
るものである。
[作用] 本発明方法によって得られるムライト質多孔体は、空孔
形成材料の大きさを任意に変えることにより、ムライト
粒子間にできる細孔より大きな細孔の細孔径を制御する
ことができる。また、空孔形成材料は焼成時に燃焼によ
って焼失するため、焼成後はすでに空孔形成材料を起源
とする細孔が形成されている。このため、その後に行う
溶出処理の際、アルカリ水溶液がこれらの細孔に侵入
し、溶出は極めて迅速に進行する。また、この多孔体の
組織は空孔形成材料により形成した細孔と、更にムライ
ト状結晶から構成された微細な孔径の多孔体とが共存し
たものとなると空隙率も従来のものより大きくすること
ができる。したがって、これを支持体に用いると液体の
濾過性能が良好になる。
以下、本発明の実施例について説明する。
[実施例1] まず、天然カオリン91%、酸化チタン3%、酸化第二
鉄3%、及び酸化コバルト3%からなる原料を混合して
混合物とした。次に、この混合物に分散剤としてのトリ
ポリリン酸ナトリウムを外割で1%添加し、更に結合材
としてポリビニルアルコールを2%加え、水分50%の懸
濁液を調製した。次いで、これをアルミナ製のポットミ
ルにとり24時間混合し、更に空孔形成材料としての結晶
性セルロース粉末を20%加えて攪拌した後、105℃で5
時間乾燥・解砕した。
次に、この粉体を金型にとり500Kg/cm2の圧力下で冷
間静水圧を加え、内径22mm、外径32mmの管状に成形し
た。次に、この成形体を電気炉中、毎時間100℃の昇温
速度で加熱し、1250℃で1時間保持し、仮焼きさせた。
次いで、先に述べた結晶性セルロースを入れずに、同じ
割合で調製液を仮焼体の表面に焼く0.5mmの厚さに付
着させて乾燥した後、電気炉中、毎時100℃の昇温速度
で加熱し、1400℃で1時間保持し、焼結させた。ここ
で、別に行なった空孔形成材料を添加した試料のみの実
験から、空孔形成材料による空隙率は30%であった。
次に、この焼結体をアルミナ製の容器にとり5Nの水
酸化ナトリウム水溶液を注いで浸漬し、これをオートク
レーブ内に置いた。ここで、オートクレーブ内には使用
に際して十分な量の水を入れ密封し、温度153℃でオー
トクレーブ内に水蒸気を発生させ5Kg/cm2で水酸化ナ
トリウム水溶液を結晶体に作用させた。その結果、焼結
体のガラス質マトリックスは溶出し、層状構造を有する
ムライト質多孔体(以下、多孔体と呼ぶ)を得た。ここ
で、この多孔体は、濾過層0.4mm、支持層2.3mmの
厚みをもつ管状体である。ひきつづき、冷却後、水及び
希塩酸で多孔体に付着した可溶性塩類等を洗浄,除去
し、再度水洗,乾燥した。
しかるに、溶出処理後の多孔体の断面の組織を電子顕微
鏡によって観察したところ、結晶性セルロースが混入し
ていた部分は大きな細孔となって残り、またそれ以外の
部分には微小なムライトの結晶粒子が集合し、その隙間
は微小な細孔を形成していることが確認できた。つま
り、ガラス質マトリックスの溶出は焼結体の両面から進
行するが、空孔形成材料が入った該試料では進行が速
く、焼結全体を溶出するのに1〜2時間の処理で十分で
あった。
また、水銀圧入法により多孔体の細孔分布を測定した結
果、空孔形成材料を入れない層の細孔の平均で0.3μ
mであり、分布はシャープであった。一方、空孔形成材
料を混入した層は細孔径2〜3μmの細孔と平均細孔径
0.3μmの細孔とが共存し、空隙率は65%であった。
[実施例2] 本実施例では、実施例1で記載した空孔形成材料,結晶
セルロースをグラファイト粉末に変更し、同様な方法で
160℃,5Kg/cm2の条件下で2時間置いた。冷却後、試
料を取出して多孔体の断面の組織を電子顕微鏡で観察し
たところ、完全に溶出されており、実施例1の場合と同
様な効果のあることを確認した。
[実施例3] 本実施例では、実施例1で記載した多孔体と空孔形成材
料,結晶セルロースを入れずに作製した同原料の単層多
孔体の液体透過の比較試験をクロスフロー方式で行なっ
た。その結果、多孔体のイオン交換水の透過流束は1Kg
/cm2の水圧下で1.1m3/m2・hrであった。また、単
層多孔体の場合は1.3mmの厚さの管状体での濾過流束
は0.36m3/m2・hrとなった。従って、濾過層の膜圧
を薄くすることにより、約3倍の濾過量を得ることが出
来ることが明らかである。
[発明の効果] 以上詳述した如く本発明によれば、空孔形成材料を用い
て大きな空隙を作ることによりアルカリ水溶液での溶出
を迅速に行なうとともに、空孔形成材料を入れないもの
と層状構造にすることによりフイルター層の薄膜化を実
現し得るムライト質多孔体の製造方法を提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福永 昭夫 長崎県東彼杵郡波佐見町井石郷2240 長崎 県窯業試験場内 (72)発明者 阿部 久雄 長崎県東彼杵郡波佐見町井石郷2240 長崎 県窯業試験場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ムライトを主な構成相とするセラミックス
    焼結体のガラス質マトリックスを溶出処理により除いて
    ムライト質多孔体を製造する方法において、空孔形成材
    料を混入させた上記セラミックス原料粉体、及び空孔形
    成材料を混入しない前記と同様なセラミックス原料粉体
    を層状にして積層体を形成した後、この積層体を焼結し
    て焼結体とし、更にこの焼結体に前述した溶出処理を施
    して細孔分布が層状に異なるムライト質の多孔体を得る
    ことを特徴とするムライト質多孔体の製造方法。
  2. 【請求項2】前記空孔形成材料として可燃性の有機質粉
    体や炭素材を用いる請求項1記載のムライト質多孔体の
    製造方法。
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