JPS6126575A - 多孔質セラミツク濾過体 - Google Patents

多孔質セラミツク濾過体

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JPS6126575A
JPS6126575A JP14326284A JP14326284A JPS6126575A JP S6126575 A JPS6126575 A JP S6126575A JP 14326284 A JP14326284 A JP 14326284A JP 14326284 A JP14326284 A JP 14326284A JP S6126575 A JPS6126575 A JP S6126575A
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alumina
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porous ceramic
single crystal
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林 辰郎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、食品・醸造品、医薬品等の工業分野における
濃縮・分離・精製の工程に通用する濾過体であって、特
殊な多孔質セラミックからなる濾過体に関するものであ
る。
(ロ)従来技術及びその問題点 従来、食品・醸造品、医薬品等の工業分野において溶液
から固体と液体を分離する技術として、濾過技術が省エ
ネルギー効果を有するために広く応用されており、その
濾過体についても数多くの開発がなされている。そこで
、従来の濾過体の素材としては、綿布、メンブレン、金
属穿孔体等が多く採用されている。
しかしながら、従来のこのような素材からなる濾過体は
、耐薬品性、耐熱性、耐用寿命の点でいずれも満足し得
るものではないという欠点を有していた。
そこで、これらの代るべき濾過体の素材として無機質多
孔性材料、即ちセラミック材料が開発されている。現在
、使用されている瀘適用セラミック多孔体は、アルミナ
珪酸塩(Aj2203+ 3 i 02 )粉末からな
る骨材と、ガラス質成−分(Aj!203 +S i 
02 +R20+RO)粉。
末からなる結合材と、数%の金属成分からなる不純物と
を含有している。
しかしながら、従来のこのような濾適用セラミンク多孔
体は、濾過液としてアルカリ性溶液や酸性溶液を採用し
た場合に耐薬品性、耐蝕性の面で、例えば酸性溶液には
金属成分が、またアルカリ性溶液には珪酸塩が溶出して
濾過液を汚染するという支障をきたすため、食品・醸造
品・医薬品等の純度の高い濾過液が要求される分野にお
いては適用し得ないという致命的な欠点を有していた。
また、従来のこのような濾過用セラミック多孔体は、そ
の焼結製造時における骨材と結合材との熱膨張率の差に
よって、焼結後に内部応力によるクランクが発生して耐
久性に劣るばかりでなく、高温の濾過液に適用した場合
には、クラックが顕在化して耐熱性を著しく低下させる
という欠点を有していた。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 本発明が解決しようとする問題点、即ち本発明の目的は
、従来技術の欠点を解消するものであって、腐蝕性溶液
に対する耐蝕性に優れたと共に、高温度下での濾過に対
しても優れる耐熱性、耐久性を発揮することのできる多
孔質セラミンク濾過体を提供するものである。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明は、前記(ハ)の如き目的を達成するために次の
如き構成を有するものである。即ち本発明は、ガラス質
アルミナ粉末からなる骨材50〜90重量%と、アルミ
ナ単結晶の凝集体粉末からなる結合材50〜10重量%
とを混合した後、所定の形状に加圧成形して焼結してな
ることを特徴とするものである。
なお、本発明に用いた骨材としてのガラス質アルミナは
純度の高い電融アルミナを用いた。
また本発明に用いた結合材としてのアルミナ単結晶の凝
集体粉末は、易焼結性のアルミナを用いることが、セラ
ミック自体の化学的安定性を向上させる上で望ましい。
そこで、アルミナの易焼結性は、はぼα結晶粒の大きさ
によって決まるために、本発明に用いた結合材としての
アルミナ単結晶は、そのα結晶平均粒径が1μm以下の
ものとした。更に、その凝集体としては、その粉体内に
α−Al)2.03結晶粒を無数に成長させた粉体であ
って、骨材との乾式混合に際して解砕することのない強
固な機械的凝集力を発揮するものを採用した。
また、アルミナ単結晶の凝集体粉末の混合量については
、アルミナ単結晶の凝集体粉末がガラス質アルミナ粉末
に比較してその流動性に欠けるため、10〜50M量%
の範囲内に設定するのが好ましく、50重量%以上では
、焼結体自体の気孔率が著しく低下して多孔体としての
濾過機能を発揮することができない。
本発明の多孔質セラミック濾過体を得る際の焼結温碑と
しては、耐久性、耐熱性を低下させないために1500
〜1800℃の範囲内で設定するのが良く、好ましくは
、1600〜1700℃である。
(ホ)本発明の作用 本発明の多孔質セラミック濾過体は、酸性、もしくはア
ルカリ性の溶液を濾過した場合に、結合材としてのアル
カリ単結晶の凝集体粉末がガラス質アルカリ粉末からな
る骨材を強固に保強して、濾過体自体の耐蝕性・耐薬性
、耐久性を維持すると共に、骨材と結合材との熱膨張率
の差を小さくして焼結後の内部応力によるクランクの発
生を防止し、優れた耐熱性を発揮させる。
(へ)本発明の実施例 まず、ガラス質アルミナを粉砕して作成した150メソ
シユのガラス質アルミナ粉末80M量%を骨材とし、易
焼結性単結晶アルミナ凝集体の粉末(α−A # 、2
03単結晶の平均粒径1μm以下、凝集体の平均粒径4
o〜60μm)20重量%を結合材として、両者を均一
に混合し、若干のバインダーを加えて1000〜150
0kg/c+4の圧力下で直径60mm、厚さ10mm
の板状に加圧成形したサンプルを1600”cの焼結温
度で1時間焼結して、平均細孔径5〜10μm、気孔率
35%の多孔質セラミック濾過体を得た。
ここで、ガラス質アルミナ、及びアルミナ単結晶凝集体
は、共に純度99.5%以上のものを採用した。
こめようにして得られた多孔質セラミック濾過体を用い
て通水試験を行なった結果、水温25℃、透過圧力1k
g/’cJで、透過速度が1000 N/rrrhrで
あった。また、この多孔質セラミック濾過体を2時間煮
沸してその煮沸液を原子吸光分析法によってNa熔出量
を測定した結果、号ンプル5gに対してNaf4出量が
わずか2.2×10−7gであり、これは日本薬局法に
定めているアルカリ溶出量9.2xlO−’g以下の規
定に合格するものであった。
(ト)本発明の効果 本発明は、前記(ニ)の構成を有することによって以下
の如き効果を奏するものである。即ち、 a)結合材としてアルミナ単結晶の凝集体粉末を用いて
いるので、酸性、もしくはアルカリ性の溶液を濾過した
場合に、不純物等を溶出することがないので、耐薬性、
耐蝕性に優れ、食品・醸造品・医薬品等の工業分野の濾
過手段として充分に採用することができるばかりでなく
、使用後の目詰りに対しても、薬液による洗滌を行なう
ことができるので、その取扱いが容易となる。
b)多孔質セラミック濾過体を構成する骨材及び結合材
が不純物を含有しないアルミナ材からなるため、両者の
熱膨張率の差が小さいので、焼結後の内部応力によるク
ラックの発生が防止されて高温度条件下での濾過に際し
ても優れた耐熱性を発揮することができ、耐久性を更に
優れたものとすることができる。
以上のように、いかなる腐蝕性の濾過溶液であっても優
れた耐蝕性を有すると共に、高温度下での濾過に対して
も優れた耐熱性・耐久性を発揮することができ、その実
用的効果は著大である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ガラス質アルミナ粉末からなる骨材50〜90重
    量%と、アルミナ単結晶の凝集体粉末からなる結合材5
    0〜10重量%と、を混合・焼結してなることを特徴と
    する多孔質セラミック濾過体。
  2. (2)アルミナ単結晶の平均粒径が1μm以下で凝集体
    の平均粒径が40〜60μmである特許請求の範囲第1
    項記載の多孔質セラミック濾過体。
JP14326284A 1984-07-12 1984-07-12 多孔質セラミツク濾過体 Granted JPS6126575A (ja)

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JP14326284A JPS6126575A (ja) 1984-07-12 1984-07-12 多孔質セラミツク濾過体

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JP14326284A JPS6126575A (ja) 1984-07-12 1984-07-12 多孔質セラミツク濾過体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6126575A true JPS6126575A (ja) 1986-02-05
JPH0148227B2 JPH0148227B2 (ja) 1989-10-18

Family

ID=15334651

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JP14326284A Granted JPS6126575A (ja) 1984-07-12 1984-07-12 多孔質セラミツク濾過体

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JP (1) JPS6126575A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62252381A (ja) * 1986-04-22 1987-11-04 株式会社クボタ 多孔質アルミナ焼結体の製造方法
JPH06173391A (ja) * 1992-12-02 1994-06-21 P S Co Ltd 埋め込み定着体
JP2002121087A (ja) * 2000-10-13 2002-04-23 Toshiba Ceramics Co Ltd セラミックス多孔質焼結体及びその製造方法

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JPH06173391A (ja) * 1992-12-02 1994-06-21 P S Co Ltd 埋め込み定着体
JP2002121087A (ja) * 2000-10-13 2002-04-23 Toshiba Ceramics Co Ltd セラミックス多孔質焼結体及びその製造方法

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JPH0148227B2 (ja) 1989-10-18

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