JPH02226611A - マイクロ波デバイスの製造方法 - Google Patents

マイクロ波デバイスの製造方法

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JPH02226611A
JPH02226611A JP1336804A JP33680489A JPH02226611A JP H02226611 A JPH02226611 A JP H02226611A JP 1336804 A JP1336804 A JP 1336804A JP 33680489 A JP33680489 A JP 33680489A JP H02226611 A JPH02226611 A JP H02226611A
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Jr John Thomson
ジョン トムソン,ジュニヤ.
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
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    • H01P7/10Dielectric resonators
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    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 皮血豆1 本発明はマイクロ波デバイスに用いるための誘電体材料
の基体及びそのような基体を用いたマイクロ波デバイス
に係る。
l匪公11 各種のマイクロ波デバイスは名目上の式[1amTi 
*Oao、 BaTi40s及びZrTiO4を有する
ものを含む誘電体材料を利用しており、これらの誘電体
材料にはスズのような他の添加物が加えられていたり加
えられていなかったりする〔たとえば、 ZrTiO4(Sn)]−典型的なデバイスは誘電体共
鳴フィルタ、マイクロ波ストリクブライン回路、各種の
型の発振器及び位相シフタ、帯域通過フィルタ等である
。マイクロ波デバイス用の材料に必要な条件には、少く
ともある程度高い誘電定数、適当な周波数における低損
失及び高温安定性が含まれる。
マイクロ波デバイス中に誘電体材料が広く使用されるこ
とは、名目上の式がBa1Ti+i0*。である材料が
低い周波数温度係数(Tfl、高い誘電定数IKI及び
低いマイクロ波損失(高いQ)をもつことを発見したこ
とから起った。この材料については多数の文献中に述べ
られている。それらには1976年2月10日にエイチ
・エム・オブリアン・ジュニア(H,kA、 0 ’ 
Bryan、 Jrl らに付与された米国特許第3.
938,064号、1982年6月29日にエイチ・エ
ム・オブリアン・ジュニアlH,M、 0 ′Brya
n、 Jrl’らに付与された米国特許第4.337.
446号、及び1986年1月7日にエイチ・エム・オ
ブリアン・ジュニア(H,M、0 ’ [1ryanl
rl らに付与された米国特許第4.563.661号
が含まれ、これらの文献はそれぞれここに参考文献とし
て引用される。
これらの材料は長ったらしく労力とエネルギーとを必要
とするプロセス1こより製造される。典型的には、こう
したプロセスは組成物の配合(formulation
l 、混合(たとえば、ボールミル処理)、乾燥、篩別
[screening) 、層焼lcalcining
) 、ボールミル処理による粉砕(comminuti
ngl 、乾燥、篩別(又は再度のミル処理及びスプレ
ー乾燥)、適当な形状への成形(forming)及び
焼結(sintering)を含む多くの工程を含む、
これらの工程は成形工程に至る前にして72時間以上に
およぶこともある1代表的な通常の(従来技術の)プロ
セスの流れ図が、図面の第1図に示されている。
より手間のかからない方法によりこれらの材料を製造し
、なおマイクロ波デバイスに有用な材料を得ることが、
非常に望ましい。
支1里五1幻 本発明はマイクロ波電気エネルギーを処理する装置の製
作方法に係る。この装置はマイクロ波電気エネルギーと
の相互作用のための誘電体材料の基体を含み、この誘電
体材料は名目上の式Ba1TisO8゜、BaTi40
m、ZrTiOn及びZrTiO4(Sn)を有する誘
電体材料から成る群から選択される。この装置にはさら
に、マイクロ波電気エネールギーを誘電体材料の基体に
誘導する手段及びマイクロ波エネルギーを包容するため
の導電性部材が含まれる。上記誘電体材料の基体は、T
iesを含む上記誘電体材料の好適な酸化物系プリカー
サ粉末および分散促進剤を水性スラリーとして湿式混合
し、混合物を乾燥して粉末にし、乾燥した粉末を生成形
体に成形し、この成形体を酸化雰囲気中で反応性焼結し
、これによりプリカーサ粉末を反応させかつ同時に焼結
して前記名目上の式を有する基体とし、焼結体を必要に
応じてアニールすることにより調製される。調製に要す
る時間は、成形工程以前の処理時間が減少することによ
り、著しく減少する。
マイクロ波装置に用いるのに必要な材料の低損失(高Q
)、誘電定数及び熱的安定性は、たとえばBaTi40
*。の場合、T i Omプリカーサ粉末の量を化学量
論的な名目上の式の1分子量を製造するのに必要な量か
ら1.5ないし3.0重量パーセント減じ、最初に生成
形体を200℃/時間より小さい加熱速度で酸素雰囲気
中において1350℃ないし1420℃の所望の焼結温
度まで加熱し。
この基体を前記焼結温度に24時間に及ぶ程度保ち、必
要に応じて焼結体を酸素雰囲気中でアニールすることに
より得られる。
躇l巳らl団 本発明は名目上の式13alTi*oio、BaTi4
0*、ZrTiO4を有する材料から選択された誘電体
セラミック材料を含むマイクロ波デバイスの製作方法で
ある。
これらの材料はたとえばZrTiO41sn)のように
Snなどの添加物を含んでいてもよい、こうした材料は
従来の方法に比べて著しく処理工程数の減少した方法に
より調製される。この誘電体材料は前記名目上の式を有
するセラミック材料を少なくとも90モルパーセント含
む、残りの10モルパーセントは不活性材料、結合材料
等であってよい。
般に、最良の結果は誘電体材料の少なくとも99モルパ
ーセントが大部分Ba2Tu+eO□。から成るときに
得られる。そのようなセラミック材料は帯域通過フィル
タ、信号源デバイス、帯域遮断フィルタ及びマイクロ波
信号を処理する他のマイクロ波デバイスを含む各種マイ
クロ波デバイスに有用である0本出願の目的に対しては
、0.4ないし200GHzの信号周波数がマイクロ波
デバイスとみなされる。誘電体材料は0.5−20GH
z周波数範囲での共振器用に特に有用である。
本発明につき、名目上の式BamT1eO*。を有する
誘電体材料を例にとって述べる。しかし、本発明の原理
は他の誘電体材料にも応用できる。誘電体材料を調製す
るためには、各種の方法が用いられてきた。従来技術に
よる調製手順の例については、ここで参考文献として引
用する前記米国特許筒3.938.064号及び第4.
337.446号に述べられている。典型的な通常の(
従来技術の)材料調製法は、図面の第1図中の流れ図に
示されている。
従来の方法においては、試薬級のBaCO5又はBaT
iOs及びTi0aのようなりaO及びTi0iを生じ
る出発材料の適当な量が、湿式ボールミル処理のような
慣用の方式で混合される。混合された試薬はろ過し、乾
燥し、篩別し、1000ないし1200℃の温度におい
てlないし48時間、好ましくは1125ないし117
5℃の温度において2−6時間反応([焼)させる、f
a焼された材料は少くとも湿式ボールミル処理により粉
砕され、粉砕された材料はろ過及び乾燥され、次に篩別
されるか再度ボールミル処理され、スプレー乾燥され、
その後粒子状材料はたとえば小円筒のような所望の生成
形体に成形され、焼結される。成形及び焼結工程はa)
6.9XIO’ないし41.4X10’Pa (100
0−6000psi)の圧力および1150℃ないし1
400℃の温度で30分ないし10時間にわたって熱間
加圧し、場合により熱間加圧した成形体を続いて900
℃ないし1400℃の温度で4ないし100時間にわた
って再酸化するか、あるいは、b)まず13.8X10
’ないし68.9xlO’Pa (2000−1000
0psi)の範囲の圧力で冷間加圧し、次に1300℃
ないし1420℃の範囲の温度まで1時間に300℃以
下の加熱速度で加熱することにより焼結し、続いてこの
材料を1ないし24時間にわたってそのまま保持した後
、冷却し、場合により焼結体を上記a)におけるように
再酸化することにより行なわれる。
しかし、従来の処理は時間がかかり、労力とエネルギー
を必要とした。たとえば、通常の、従来技術の処理にお
いては、配合から成形までの処理に72時間程度かかる
。“反応性焼結”なる概念を利用して、■焼を含む処理
工程数、ならびに成形および焼結工程以前の処理時間の
長さを減する試みは、厳しい微細クラックを誘電体材料
にもたらし、それらをマイクロ波デバイス用としては、
好ましくないものとした。“反応性焼結”は、原料成分
の反応と最終的な高密度生成物の形成が、少なくとも2
つの別々の熱処理工程(すなわち出発原料成分を反応さ
せるための1つの工程(@焼工程)及び爆焼された(反
応した)材料から形成された基体を最終的な高密度生成
物に焼結するためのもう1つの工程で行われる代りに、
単一の熱処理(焼結)工程で行われるプロセスと定義し
てよい。反応性焼結(R5)は、高密度セラミック、を
得るために、他の者により適用されてきた。たとえば、
それはムライト及びNdドープBa*Ti5O*。
セラミックを形成するために用いられてきた。たとえば
それぞれ、ビー・デイ−・デイ−・ロドリゴ(P、 D
、D、Rodrigo)及びピー・ボッシュ[P、口o
ch1.  “反応性焼結による高純度ムライトセラミ
ックス−、インターナショナル・ジャーナル・ハイ・テ
クノロジー・セラミツ、クス(Int、J。
High Technology Ceramics)
、 l  (1985) 3−30、及びティー・ジャ
ーコラ(T、Jaakola) 、ジェイ・メッテネン
(JJo t10 nen)ら、“マイクロ波用途のた
めのNdドープBB z T l s O*。セラミッ
クスの調製”、セラミックス・インターナショナル(C
eramics International)、第1
3巻、第3号+19871.151−157頁を参照の
こと。
本発明は従来の誘電体材料の処理に付随した中間の処理
工程の多くを除くことにより時間的に都合のよい処理と
したものである。これは、プリカーサ材料を適切に選択
し、わずかの選択された工程のみを用いて乾燥した粒状
材料を調製することにより、所望の化学組成について化
学的に均一なものを生成することが可能で5それを所望
の形に成形すれば、マイクロ波デバイス級の高密度生成
物に容易に反応性焼結できるという認識に基く。
またこれは、ある種の条件下では、以下で述べるように
、高Q(低損失)、高密度かつ亀裂のないBa1Tit
tOz。のようなセラミック材料を製造するための可能
性のある方法である。
プロセスは、図面の第2図を参照しながらその概略を述
べることができる。ここに示されるように、このプロセ
スは従来のプロセスに比べてかなり簡略化されており、
内在するプロセス削減効果は劇的である。(たとえば処
理時間は従来の72時間に対して8時間ないし24時間
である。)反応性焼結は、多くのセラミック系で珍しく
ない不揮発性プリカーサから作られる化合物に、より適
しているように思われる。たとえば、従来のプロセスで
よく用いられる炭酸塩又′は硫酸塩プリカーサ(すなわ
ちBaCO5又はBa5O,lを、焼結中に圧粉形態で
分解及びガスぬきすると、構造的に安定したセラミック
を得る上での問題が生じつる。
この揮発の可能性という制限は、以下で述べるように、
好適なりa及びTi源として、BaTiOs及びTi(
Lを用いることにより、容易に避けられる。
[(PB及び5016級のBaTiO3及び1020級
のTiO□(アナターゼ)が反応性焼結用の混合粉末の
調製に用いられる。 HP B mBaTiOs及び5
016級BaTxOsは、ティーエイエムセラミックス
(TA&ICeramicsl、ナイアガラフォールズ
、ニューヨーク、アメリカ合衆国から、また1 020
級TiOsはエヌエルインダストリーズ (NL Industriesl 、ハイツタラン、ニ
ューシャーシー、アメリカ合衆国から市販されている。
2つの級のBaTiOsは純度が約1相異なり価格も著
しく異なる。HPB級BaTiOsは5016級BaT
iO3材料より純度が高く、前者の価格は後者のほぼ4
倍高いが、それにもかかわらず、HPB級8aTiOs
が高品質(高Q)生成物を得るには好ましい、 Tin
□はアナターゼ形が好ましい、なぜならば、従来用いら
れてきたルチル形のものは、構造的に安定なセラミック
を生成するのに十分なほど反応性に富んでいるとは思わ
れないからである。
適当な量のBaTi0m及びTi0iプリカーサ粉末は
湿式(水性)ボールミル処理により混合され、分散促進
剤を添加され、乾燥した混合材料に交換される0次にそ
れは通常円筒形である所望の形に成形され、焼結される
。プリカーサ粉末は、所望の化学組成のための化学的均
一性と容易に焼結できる高密度セラミックとを同時に達
成するために必要な微細な粒子サイズ(51g+w)を
、最初にもつことが好ましい。
出発材料はBa1T1eOa。を生成するのに必要なT
iの化学量論的組成の量より、Baがわずかに過剰とな
るように配合される。これは、化学量論的組成のBa1
T1eOa。の1分子量を調製するのに必要な量より少
い量のTxOaプリカーサ粉末を混合することにより、
達成される。 Ba1T1eOa。の1分子量を生成す
るのに必要なりaTiOaとTi0aの化学量論量の混
合物を調製する際、添加するTiO2の量を、そのTi
O2粉末の1.25ないし3.00、好ましくは1.7
5ないし2.75重量パーセントだけ少なくシ(“補償
される”)、これらの化学量論的組成の量よりTiが不
足(又はBaが過剰)するようにする、たとえば、1分
子量の化学量論的組成のBa*TiJzoを調製するた
めには、466.48gのBaTiOsと559.23
gのT 10 zが必要である。
添加される量の2,00重量パーセントのTiO□が減
少するということ(−2,00重量パーセントのTin
□補償)は、Ti0a成分が2.OOパーセント又は1
1.18g減少することを意味する。
プリカーサ粉末は適当な液体と組合され、ボールミル処
理するスラリーにする。ボールミル処理すなわち混合を
容易にするため、スラリーは200−400 cpsと
いった比較的低い粘度をもつことが望ましい。ボールミ
ル処理した粉末の乾燥時間を減少させるため、プリカー
サ粉末の効率のよい混合を可能にするのに必要十分な量
の液体が添加される0本発明においては水が好ましい液
体で、乾燥プリカーサ粉末の1.0にg当り200ない
し400謹!、好ましくは30011+2の量の水を添
加する。このことはスラリー中で用いられる水の量が典
型的な場合1.0にgの乾燥粉末当り1500ないし2
000■βの範囲である従来のプロセスと比較すると有
利なことがわかる。
ボールミル処理工程中の混合効率を増すため、分散促進
剤がこのスラリーに添加される。プロセススキームの粉
末混合段階(ボールミル処理)における有機分散促進剤
の必要性が、非分散粉末の反応性焼結から製作された研
磨されたセラミック断面の観察から明らかになった。こ
のセラミックは多孔質の多相外観をもち、粉末原料成分
の混合が良くないことを示した0分散促進剤を添加する
ことによって、プリカーサ粉末の混合効率が改善される
とともに、スラリーを形成する時に用いられる液体の量
を減少させることができた1分散促進剤の効果を簡単に
説明すると、有機物分子が粉末粒子のすべての表面に吸
収されるということである。吸収された分子は分散促進
剤の性質に依存して、長い鎖のポリマ分子が付近の粒子
が近接するのを妨げることにより立体反発を起こしたり
、電気二重層を形成して静電的反発により粒子を分離し
たりする。、マイクロ波誘電体用途に対しては、分散促
進剤を選択する際、いくつかの注意を払わなければなら
ない、陽イオン特にNa”があってはならず、スラリー
のpHのわずかな変化に敏感ではいけない、水溶液とと
もに用いるのに適した分散促進剤は、複合ガラス状リン
酸塩、縮合アリールスルホン酸及びアンモニア性反凝結
剤の中から選択すればよい。アール・ティー・バング−
ビルト(R,T、 Vanderbilt) 、ノルつ
才一り、コネチカット、アメリカ合衆国から市販されて
いるアンモニウムポリアクリレート分散促進剤ダーバン
(りarvan) 821 Aは、満足できるものであ
ることが立証されている。この分散促進剤は乾燥粉末の
全重量に対して、0.7ないし1.2重量パーセント、
好ましくは0.9重量パーセントの割合で添加される。
混合、乾燥及び成形は2つの異なる方法で行うことがで
きる。それぞれの方法において、混合は約6ないし16
時間行われ、6時間が好ましい混合時間であり、16時
間は一晩の混合時間という点で便利である。より短かい
混合時間でも、粉末を混合するのに十分であるなら用い
ることができる。
“凝集”とよばれる1つの方法においては、適当な量の
BaTiOs及びTiO□が6ないし16時間分散促進
剤とともにボールミル中で湿式混合され、次に分散促進
剤の効果を中和する少量の剤(以後“凝集剤”とよぶ)
が添加されて凝集が行われ、凝集された材料は乾燥及び
篩別される。篩別された結合剤を含まない粉末(又は最
少量の結合剤を含む粉末)は所望の形に成形され、酸素
雰囲気中で焼結される。配合から成形までの全処理時間
は、約24時間以内である。
”スプレー乾燥“とよばれるもう1つの方法においては
、BaTi0.及びTiO□の適当な量がボールミル中
で好ましくは約6時間湿式混合され、その際、分散促進
剤と結合剤、可塑剤、湿潤剤及び潤滑剤のような各種の
他の有機添加物とが混合物に添加される。これらの添加
物は乾燥粉末の全量に対して(以下で述べるような)重
量パーセントで添加される。ミル処理された混合物は次
にスプレー乾燥され、所望の形に成形され焼結される。
この方法においては、配合から成形までの全時間は、約
8時間である。
分散促進剤は凝集法で用いられたのと同じで。
同じ量用いられ、ダーバン821Aが好ましい分散促進
剤である。結合剤はアクリル系ポリマ、アクリル系ポリ
マ乳化物、エチレン酸化物ポリマ、ヒドロキシエチルセ
ルローズ、メチルセルローズ、ポリビニルアルコール、
TRl5イソシアナミド及びワックス潤滑剤から選択さ
れる。好ましい結合剤はポリビニルアルコールである。
結合剤は10ないし5重量パーセントの量で用いられ、
好ましくは2.5重量パーセントで用いられる。可塑剤
はブチルベンジルフタレート、ジブチルフタレート、エ
チルトルエンスルホナミド、グリセリン、ポリアルキレ
ングリコール、トリエチレングリコール、リン酸トリー
N−ブチル、ポリエチレングリコール[2000の分子
量をもつカルボワックス(Carbowax TMI 
]から選択される。
好ましい可塑剤はカルボワックスである。可塑剤は0.
25ないし0.75重量パーセント、好ましくは05重
量パーセントの量で用いられ、結合剤と可塑剤の好まし
い全量は3.0重量パーセントである。湿潤剤は0.5
ないし1.5重量パーセントの量の非イオン性オクチル
フェノキシエタノール及び2−オクタツールから選択さ
れる。
これらの湿潤剤は1000 IDI2の水当り10−2
011Iεの量で脱泡剤として(ボールミル処理工程に
おける)水溶液に添加してもよい、潤滑剤はステアリン
酸NH,であり、0.5ないし1.0重量パーセント、
好ましくは0.75重量パーセントの量で添加される。
有機添加物の上記リストは、他のものを排除する意味で
はない、当業者には周知のように、粉末の焼結に適した
生成形体に成形するのを容易にするため、任意の他の有
機添加物を成型工程前に粉末に加えてもよい。ただ必要
なことは、これらの添加物は焼結した材料のマイクロ波
特性に影響を与えたり、あるいは影響を与えつる残滓を
形成したりしてはならないということである。
2つの混合法については以下でより詳細に述べる。
’   Flocculation 分散した凝集粉末を調製するために、適当な量のBaT
iOs及びTi0aを測りとり、0.95co++3/
8− )径X 0. 95c+s(3/8−1長の2r
(la粉砕シリングで半分を満した1リツトルのポリエ
チレン容器に加えた。1Kgのバッチに対して300m
I2の脱イオン水及び2.00重量パーセントのダーバ
ン821Aのような分散促進剤を、BaTiOsを1ノ
ツトルの容器に入れた後に添加した1分散剤はBaTi
Oxの乾燥重量に対して、2.00重量パーセントの量
を添加したが、これはBaTiO3及びTiO□の全乾
燥重量に対して分散促進剤が0.9重量パーセントに相
当する。容器は粉末に湿気を与え分散させるために震動
させた。粉末の体積のため、TiO□成分は、その添加
の間、容器を短時間震動させながら何回かに分けて加え
た。
このようにして容器に粉末を添加することは1.102
0TiO□粉末がわずかに酸性(pH5−6>であるた
め、1020 TzO*粉末を添加する場合好ましい。
TiO2が中和されていれば、この手順は重要ではない
。しかし、この場合BaTi口3、水及び分散剤の混合
に続いてTiO□を添加した場合に限って、低粘性のス
ラリーが形成できた。  1020TiOiはわずかに
酸性(pH5−6)であり、最初に水及び分散剤と組合
せると、凝集した(高粘性)スラリーが生じる。こうな
ると、その後のBaTiO3成分の導入が妨げられる。
それに対し、BaTiO3を最初に容器に加えると、p
H8のスラリか生じ、それはその後に添加されたTi0
iの酸性を中和する。従って、分散剤は影響されず、本
質的にpHが中和された分散混合体が得られる。
添加した内容物は回転粉砕器(jar m1llj上で
6−16時間容器を回転することにより、混合した。先
に述べたように、6時間の混合時間は原料成分を緊密に
混合するのに十分であるが、より長い混合時間、たとえ
ば16時間は便利なため用いることができたであろう(
たとえば無人で一晩混合)。混合の終りに、稀酢酸のよ
うな凝集剤を1リツトルのバッチ当り25ないし75容
量パーセント、好ましくは50容量パーセントの溶液的
10−20112を、乾燥中の粉末成分の偏析を防止す
るため、容器中のスラリーに添加した。クエン酸、乳酸
のような他の稀酸も適当である。凝集剤は、分散したス
ラリーの凝集を解きほぐすための分散促進剤の効果を中
和し、かくして混合した粉末の乾燥中の偏析を防止して
、よ(混合された結合剤のない粉末を得るものであり、
このような粉末は等方性圧縮による成形とそれに続(反
応性焼結に適している。スラリーの粘度はよ(制御して
酸を加えることにより数センチポアズか6100.00
0cps以上にわたって調整でき、スラリーを乾燥のた
め平なべへ移すかスラッジとして最初の混合容器中で乾
燥される。プリカーサ粉末は凝集剤中で分解又は溶解し
てはならない。
凝集剤を添加することなく +IPB BaTi0.の
分散した混合物を真空ろ過することを試みたところ、ろ
過に必要な時間(2−3時間)及びプリカーサ間の密度
差(BaTiOsの6 、 0 g/cm”およびTz
Ozの4、 2g/cm3)のため、好ましくない偏析
した粉末が生成した。他方、酸を加えると、粒子の凝集
を解くための分散促進剤の効果が中和し、スラリー中の
粒子が凝結し、急速に濃厚なスラッジが生成する。
凝集に続いて、約120℃に調整された乾燥オーブン中
に、上記開放容器を入れた。乾燥後、粉末は297ミク
ロン(50メツシユ)ステンレススチールスクリーンと
Ro−Tapミルシェーカーいて篩別した。処理された
粉末はただちに加圧及び焼結してもよ(、あるいはその
前に(たとえばポリエチレン容器中に)貯蔵してもよい
スプレー乾@ (S ray Dryin l“凝集”
は成形工程前の処理時間を著しく減らすのに効果的であ
る(72時間に対して24時間)、“スプレー乾燥”と
称する第2図の方法により、更に混合開始から粉末の最
終形態への焼結までの間の時間が少なくなり、単一プロ
セスで処理されるバッチサイズが増す、この方法では配
合から成形までの処理時間は、24時間から8時間に減
少する0時間が減少するのは主として乾燥及び篩別工程
を混合スラリーをスプレー乾燥する工程で置きかえたこ
とによる。また、1リツターの容器中で1Kgの粉末を
処理する代りに、4リツトルの容器中で3Kgの粉末が
処理され、従ってバッチサイズが3倍になる。
ZrO□シリンダで半分が充たされた4リツトルの容器
に、1399.44gのF(PB又は5016級BaT
iO3,1000+a、9の脱イオン水及び(BaTi
Oiの乾燥重量に対して)2.00重量パーセントの分
散剤(ダーバン821A)を加えた。
容器は粉末を湿潤化し分散させるため、かく拌した0次
に、適切に補償されたTiO□を何回かに分けて容器に
加え、内容物を5時間混合した。結合剤(2,5ffi
量パーセントのポリビニルアルコール)、可塑剤(0,
5重量パーセントの分子量2000をもつカルボワック
ス)、潤滑剤(0,75重量パーセントの33%ステア
リン酸アンモニウム)及び消泡剤(ioIlβの2−オ
クタノール)を水性すなわち懸濁液状として容器に加え
、更に1時間混合した。スラリーを4リツトルのビーカ
ーに移し、モーター駆動パドルで連続的にかく拌し、ボ
ーウェン研究所 (Haven Labora10ry)スプレニドライ
ヤ中でスプレー乾燥した。この中では溶液又はスラリー
の小滴が加熱空気[93−149℃(200−300F
)]の渦状流に担持され、これにより乾燥した球状粒子
が急速に生成し、それらは収集位置に堆積する。処理し
た粉末は直ちに使ってもよいし、後の成形(加圧)及び
焼結工程のために貯蔵してもよい。
几工Jl末 比較のため、非分散HPB級8aTiOs及び1020
級TiO□(−1,50、−1,75及び−2,00重
量パーセントのTie、で補償)の3つの1Kgのバッ
チを調製し、製作及び焼結のための助剤としての、反応
性焼結処理における分散剤の効果を決定する助けとした
。乾燥粉末のこの量は、最初の粘性が200−300セ
ンチポアズであるスラリーを得るために、半分をZrO
z研磨媒体と1800ffiβの脱イオン水で満した4
リツトルのポリエチレン容器を必要とした。16時間の
混合の終了時に、スラリーの粘度は、粒子サイズの減少
および又は脱凝結のため、1000cps付近に増加し
た。スラリーをフッフナ−漏斗中に注いで、(約2ない
し3時間)ろ過したが、スラリの粘性のためにろ過少の
成分の偏析はきわめて少なかった。
フィルタケーキは最終乾燥のため、乾燥オーブン中に入
れた。乾燥した材料はその後297ミクロン(50メツ
シユ)ステンレススチールスクリーンを通して篩別し、
後の成、形及び焼結工程のため、ポリエチレンびん中に
保存した。
慮皿又l至上 結合剤を含む(スプレー乾燥)試料及び結合剤を含まな
い(分散−凝集及びろ過昇分散)試料を鉄鋳型中で冷間
加圧し、直径16cn+(0,625インチ)及び厚さ
約0.5cm(0,200インチ)の生成形体にした。
これらの寸法では、4.0GHz付近の共鳴周波数を有
する焼結部材が得られた。I O,4X I 06Pa
(1500psilの成形圧を、結合剤を含まない粉末
に対して用い、また68.9x l O’ Pa(l 
O,0OOpsilを結合剤を含む粉末に用いた。しか
し、6.9X10’Pa(1000psilないしl 
7 、2 X I O’ Pa12500psi )の
範囲の成形圧を結合剤を含まない粉末に用い、また55
.2x 10’ Pa(8000psilないし172
.4x l O’ Pa(25000psilの範囲の
成形圧を結合剤を含む粉末から形成した試料に用いると
いうように、他の成形圧を用いてもよい。異なる所望の
共鳴周波数を有する部材を生成するために、他の任意の
形及び寸法を用いてもよい。
焼結実験には抵抗加熱式管形炉を使用した。各組成の試
料円盤をより高い焼結温度(たとえば≧1400℃)に
おいて露出した表面上で起る不連続な結晶粒成長を防止
するために白金シートで被覆した白金張りアルミナボー
ト中に置いた。焼結実験中は酸素雰囲気をもっばら用い
た9境結させるため、温度を400℃/時間までの加熱
速度で1300℃ないし1420℃の所望の焼結温度ま
で上げ、その温度に1ないし24時間保ち(浸透させ)
、続いて冷却した。焼結の後、900ないし14.00
℃の温度での4ないし100時間にわたる酸素雰囲気中
でのアニール工程を更に必要に応じて行ってもよいが、
はとんどの試料は1150°Cに6時間再加熱し、10
0℃/時間の速度で冷却して、すべてのTi3°を確実
に酸化した。
焼結した試料は、マイクロ波デバイスとして用いるのに
それらが適しているか否かを決めるため、試験した。 
ccp 4中でのアルキメデス水浸法を用いて、各試料
の密度を測定した。それぞれの物理的一体性も、16時
間水中で断面を出した円盤を沸とう処理し、乾燥させ、
浸透性色素中に浸漬し、アセトン中で洗浄し、残留した
色素の浸透度(微細なりラックを示す)を調べることに
より試験した。研磨した表面を反射単色光を用いて50
0倍まで拡大観察することにより、はとんどの試料の相
分布を調べた。
誘電定数は各組成に対し、1MHzにおいてHP−41
92Aインピ一ダンス分析器で測定した容量値から計算
した。試料は最初低融点In−Pb−Ga合金で超音波
的に金属化した。4GHzにおけるQの測定を、反射モ
ードに設定したヒユーレットバラカードマイクロ波試験
セットを用いて、非金属化部分に対して行った。この試
験セットは周波数の温度係数が温度の関数として、共鳴
周波数の変化から計算できるよう定温箱中に入れた導波
路と接続した。
第2図に示された処理時間の利点に加えて、本発明のプ
ロセスには他の利点がある。たとえば、混合した粉末の
不純物レベルは、基体的にミル処理時間の減少のため、
プリカーサBaTi0:+及びTiQzの粉末のほぼそ
の値に保たれると期待される。従来技術で処理された粉
末の不純物レベルの上昇は、Zrの量に関して最も顕著
で、■焼に続いてさらにミル処理する時間のために生じ
る。マイクロ波周波数においては、わずかな不純物レベ
ルの上昇でも誘電体損失に負の衝撃を与える。たとえば
、HP 8級BaTiOsを基礎とするセラミックのQ
値は、対応するあまり純粋でない5016級Ba丁10
3のそれより約10%高い、(すなわち、5016級を
基礎としたもののQ値は9664であるのに対し一2重
量パーセントTiOs補償のHPB級[1aTiOsを
基礎とした試料のQ値は1044Bである。) プリカーサ粉末の混合効率を改善するために分散剤を用
いることから、いくつかの利点が生れる。たとえば、分
散剤を用いた(たとえば1リツトルの容器及びlにgの
バッチサイズに対し300mりボールミル処理に用いる
水の量は分散剤を用いない通常の処理に比べて6分の1
に減少し、かくして乾燥を容易にする。加えて、与えら
れた容器の寸法に対し、分散剤は少くとも3の負荷因子
面での有利性をももたらす(スプレー乾燥に対して)、 第■及び11表に示されたQ値はアニールした試料(1
150℃で6時間アニールし、その後100℃/時で冷
却)に対し、4GIIzで測定したものである。第3図
中のデータは、一般にアニールしたHPB級のBaTi
O3を基礎としたセラミック試料は、アニールしない試
料よりlO%以上Q値が高いことを示す。
第1表中に示されたデータは、焼結条件及び組成が分散
14 P Bセラミックの誘電的及び物理的特性に与え
る効果を示し、これから、反応的に焼結させた高Q無ク
ラツク材料を生成するのに必要なパラメータが得られる
。第1表は、試料を水中で16時時間上う処理してから
色素吸収についてテストした後の、微細クラックの挙動
に対する焼結条件及び組成の効果を示す、 TiO□補
償範囲が−1,75ないし−2,75重量%(好ましい
補償範囲)で加熱速度が200℃/時より小さい時、−
貫してクラックのないセラミック(表中の0で示されて
いる)が得られる。データはまた好ましい補償範囲内で
セラミックにクラックが発生する傾向は焼結温度と浸透
時間には鈍感であることを示している。
第1表はまたアニールされた試料に対する誘電損失品質
係数Qに対する組成及び焼結パラメータの影響を示して
いる。好ましい補償範囲内で、クラックの発生していな
いセラミックのQは、基本的には温度に依存することが
観察される。温度を1350℃から1410℃まで一定
の加熱速度100℃時で増加させ、浸透時間を12時間
としたとき、Qはio、oooから10,000よ”り
かなり上まで増加する。9000を越えるQが1350
℃の焼結温度で得られ、そのことはかなり広い焼結範囲
に渡って許容しつる損失をもつセラミックが得られるた
めの許容度の尺度を提供する。データはまた、1時間の
浸透時間が10.000のQを生成するのに十分である
ことを示す。好ましい補償範囲内での組成の変化は、主
要な要因とはならないと思われる。Q(aの大きなばら
つきがこれらのセラミック部分の測定値にもみられるが
、それは好ましい補償範囲の外であり、典型的な場合、
微細クラックとそのクラック内に吸収された湿気による
ものである。
急速に加熱した試料(>200℃/時)を除いて、Ba
含量を増すのに伴う相成長は従来から製造されていた一
連のセラミックについて観測されたのとほぼ同じ傾向で
あった。0.0ないし−1,5重量%Ti0z補償を有
する一連の焼結試料は、典型的に、Tie、第2相の減
少と、それに対応する重大な微細クラック発生の減少傾
向とを示す、−1,75重量%TiO□ないし−3,0
0重量%Ti(1+補償を有する一連の試料は、第2相
としてのBaTiJe増加および、−3,00重量%の
T z O*を除いて、構造的安定性を示す、0.0重
量パーセントTi0z補償においては、TiO□が含ま
れるため、多くの多孔性が存在する。−1,75重量%
TiO2補償においては、 BaTz40sが発生し次
第に多くの割合を占め。
はっきりとしたTiO□は見えなくなる。これらの不均
一性は構造的安定性の点で好ましい補償範囲の上限と下
限にはわずかに影響するが、Qに対する影響はきわめて
小さい。多孔性はセラミックが8aに富んでくるととも
に減少し、−3,00重量%Ti0z補償において非常
に多孔性となる。この場合の−3,00重量%TiO□
補償を有する試料の微細クラック発生は、材料自体の特
性というよりea’ri4o9部分の大きさの関数とな
ることがある。
焼結した試料の構造的安定性又はむしろ不安定性に対す
る急速加熱速度(≧200℃/時)の影響は、−20重
量%Tin、補償の試料を参照して説明される。400
℃/時で1410℃まで加熱し、次に急冷したとき、そ
のような試料では、Baに冨む凍結液体薄膜が微細結晶
粒BaJleOa。母体上に存在し、典型的な場合微細
クラックを生じる。同様に、急速に加熱され、4時間そ
の温度に保たれ、100℃/時の速度で冷却した試料は
、典型的な場合重大な微細クラック発生を示す。
(十分な時間高温に保ち、あるいはゆっくり冷却すると
、低融点のBaに富む液相は固化し、大きなサイズのB
aTt40s結晶が生じ、その構造を通して微細クラッ
クが発生する。)それに対し、100℃/時の加熱速度
で141G℃に加熱され、■ないし24時間保たれた(
浸透させた)試料の表面には、大きなサイズのBaTi
40e結晶粒は無(、より小さい平均結晶粒分布で、微
細クラックを発生しない微細構造をもつ。BaTieO
a。の形成はゆっくりした時間依存性のあるプロセスで
あり、いくつかの比較的低い融点の中間相(BasTl
 l 704G。
BanTi 110□0等)を通っての秩序ある遷移を
必要とする。ii移を起すのに十分な時間が許されるな
ら、正常な微細構造が生成する。もし中間相が形成され
消滅するのに十分な時間が加熱の際に許されないなら、
BaTin0e結晶粒は母体相と融合できない大きさに
成長する。これらの理由により、TiO2補償の好まし
い範囲にある試料の加熱速度は200℃/時以下に限定
される。
分散したF(PB級BaTtOsを基礎とした粉末混合
体からクラックのないセラミックを反応性焼結するため
に必要な焼結及び組成パラメータを確立した後、好まし
い組成(−1,75ないし−2,75重量%Ti0z)
より狭い範囲の組成(−1,50ないし−2,00重量
%Ti0z補償)に渡る分散5016級BaTiO3及
び非分散HPB級BaTtOa粉末混合体を、比較検討
のため作成した。これらの材料の微細クラック発生の傾
向及びQ値は要約し、第1I表中の分数HPB級BaT
iOsセラミックの等価なものと比較した1便宜上、−
2,00重量%TiO□補償の値が、−2,00重量%
遮断値(cut−off value1以上のTi0a
補償をもつ混合体の微細クラック発生の傾向及びQ値が
同様であろうとの予想に基き、比較のため遮断値として
選択された。
第1I表は、−1,50重量%及び−1,75重量%T
iO□補償の5016級BaTiOsを基礎としたセラ
ミックの構造的安定性が、同様のTjOa補償をもつ分
散HPB級BaTxOiを基礎としたセラミックより、
焼結温度、加熱速度及び浸透時間により敏感であること
を示している。HPB及び50工6級BaTtOs材料
間で同様の振舞いが得られたのは、5016級BaTi
0i組成が−2,0重量%Tie2補償に調整されてか
らであった。 この理由は5016級BaTi0iでは
Ba:Ti比くlとなっていることである。HPB級B
aTiOsはlより大きいロa:Ti比をもつ、従って
、等価な結果を得るには、5016級BaTiOs材料
にはより大きな負のTin、補償が必要である。
−1,5重量パーセントTi0g補償の一連の5016
級BaTiO3は、第2相として試料中にTi0aが存
在するため、微細クラックを示す、しかし、−2,00
重量パーセントTiO□補償の試料ではTi0aは現れ
ず、BaTi40sは小さなよく分散した結晶として発
生し、200℃/時以下の加熱速度で微細クラックのな
い構造を示した。同様にクラックのない分散5016級
BaTiOsを基礎としたセラミックは1分散HPB級
BaTiOsを基礎とした等価なものより組成、焼結温
度及び浸透時間により大きく影響を受ける。1410℃
の焼結温度、≧1時間の浸透時間を用いて初めて、−2
,0重量%TiO□補償をもつ分散5016級TiO□
において9000を越えるQを一貫して得ることができ
た。
比較の目的で作られた一連の非分散HP 8級BaTi
Os (−1、50重量%TLO8,1、75重量%T
iO□及び−200重量%TiO□補償)は、すべて同
じ焼結条件下で、微細クラックの発生と一貫して比較的
低いQ値を示す、これらの粉末を(従来のプロセスのよ
うに)順次煤焼してボールミル処理し、粉末の均一性を
改善したときのみ、クラックのないセラミックが生じた
。ただし、それらのQ値はやはり比較的低いものであっ
た。たとえば、非分散HPB級Ba’riOs試料は、
煤焼し、ミル処理し、100℃/時の加熱速度で141
0℃に加熱して、12時間浸透したとき、−1,50゜
−1,75及び−2,00重量パーセントのTiO□補
償に対し、それぞれ6.798.7.206及び7.2
06のQ値を示し、それらは分散した試料に比べて低か
った。
第1I表中の分散及び非分散E(PB級BaTiO3の
データの比較は、分散促進剤の有用性の大きさを示して
いる。データから反応性焼結プロセスは分散促進剤が最
適に混合されて用いられて初めて有効であると結論され
る。非分散粉末の混合の均一性の悪さは、たとえ16時
間後でも反応性焼結プロセス中の固相拡散によって克服
できない。
−1,75重量%T t 02補償のHPB級BaTi
Oxと−2,00重量%TtOz補償の5016級Ba
TiOsを用いたスプレー乾燥粉末の焼結試料の結果は
、第2図中に概略を示したプロセスが、可能性のある製
作方法であることを示した。25の試料のそれぞれの平
均Qは、それぞれ10,817及び9.721で、標準
偏差は1パーセントより小さかった。これらのセラミッ
クも多孔性がほとんどないか全くない高密度の微細構造
を生成し、最も過酷な高温水処理と微細クラックの色素
試験にも、容易に耐え残った0両方の微細構造もまた外
見的に類似しており、ea2Ti9o2゜母体中によく
分散したBaTi40+iの微小結晶を含んでいた。
誘電定数(K)及び周波数の温度係数(T、lのデータ
は、第4及び5図に分散HPB級BaTtOiセラミッ
クの組成の関数として、要約して示されている。Kは全
範囲で組成にはほとんど影響されないようにみえる。す
べての組成について計算が行なわれ40に近い値が得ら
れたが、それは従来技術で処理されたセラミックの特性
(39,6)である、0.0重量%Ti0a補償の試料
すなわち、著しい量のTiO□を第2相として含み、−
4ppm/”CのT、をもつものを除いて、これらの他
のセラミックスでは、T#l&2±2ppm/’Cの範
囲内にある。この値は従来のプロセスで作られたBag
Tte口2゜の2±lppm/”Cとよく一致する。
密着のデータは1代表的な分散したHPB級BaTiO
3材料の例から得られ、第6及び7図に示されている。
好ましい補償範囲付近及びその中の組成で、密度は4.
600 g/Cm3の理論値の99%以上であることが
示されている。1350℃の焼結温度以下では、比較的
高い温度では浸透時間を1時間を越えて延ばしたとき、
わずかな改善が得られるが、密度は急速に減少する。
上のデータ及び情報は、上で述べたプロセス工程と組合
せた反応性焼結が、マイクロ波デバイスに適した高Q、
高密度かつクラックのないセラミックを生成するための
可能性のある製作法であることを示している。HPB級
口aTiOs及びTi12のアナターゼ形はBaTi4
0s。セラミックを生成するための好ましいプリカーサ
粉末である。配合はわずかにBaを過剰に(たとえば−
1,75ないし−2,75重量パーセントTies補正
)すべきである、成分の混合を最適にするため、分散剤
はプロセスを成功させるために本質的で、また焼結中の
加熱速度は、反応性焼結の最初の段階でのBaに富んだ
液体相形成を最小にするため、200℃/時より小さく
なければならない0次にこのプロセスによれば、従来の
セラミックスプロセスに対し、少くとも以下の利点があ
る。プロセス時間は2/3だけ減することができる。純
度はほぼプリカーサレベルに保たれる。装置を付加せず
とも、粉末の体積を増すことができる。混合のための液
体体積(たとえば水)は最小にでき、従って混合したス
ラリーの乾燥が容易になる。アニールされたH P B
 1mBaTiO3を基礎とした試料で10,000を
越えるQが、より高い焼結温度(51400℃)で通常
的に得られる。9000を越えるQが1350℃程度の
低い温度で得られる。混合後に(分散促進剤の凝結を中
和するため)分散粉末を凝集させるために稀酸を用いる
と、その後のプロセスのための均一な結合剤のない粉末
の生成が可能になる。プリカーサが“凝集剤“中に不溶
性でなければならない。
BaTi+0* 、 2rTi04及びZrTiO4(
Snlのようなマイクロ波デバイスに使用可能な他のセ
ラミック材料が、上記の教示を用いて生成できる。平均
的な当業者なら、本発明の原理を具体化し、その精神と
範囲の中に入る適当な、修正と変化を困難な(考案でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はマイクロ波デバイスに用いる誘電体材料を調製
するための典型的な(従来技術の)プロセスの流れを示
す図、 第2図は本発明に従って誘電体材料を調製する流れを示
す図、 第3図ないし笛7図は本発明に従って調製される誘電体
材料の例を記述するのに有用な曲線を示す図である。 Fl6.3 −vt% TlO2”f Flに、2 Tず(PPIII/″C) Flに、6 Fl6.7

Claims (63)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.マイクロ波電気エネルギーと相互作用するための誘
    電体材料の基体、該誘電体材料にマイクロ波電気エネル
    ギーを誘導するための手段、及び装置内にマイクロ波電
    気エネルギーを包容するための導電性部材を含み、該誘
    電体材料が名目式Ba_2Ti_9O_2_0、BaT
    i_4O_9及びZrTiO_4を有する誘電体材料か
    ら成る群から選択されるマイクロ波デバイスの製作方法
    において、 該誘電体材料の基体が、 該誘電体材料の酸化物プリカーサ粉末、水 及び分散促進剤から成るスラリーを混合し、そのような
    プリカーサ粉末の量が境結したときに前記名目式を有す
    る材料を生するのに十分であり、前記分散促進剤がスラ
    リー中に用いられる水の体積を減じかつ粉末の混合を改
    善し、前記混合がプリカーサ粉末の混合のために十分な
    時間行われる工程、 得られた混合体を乾燥する工程、 乾燥した混合体を生成形体に成形する工 程、及び 成形した基体を酸素雰囲気中で焼結し、こ の焼結が1時間当り200℃より小さい加熱速度でプリ
    カーサ粉末を該誘電体材料にするように同時に反応かつ
    焼結させるのに十分な温度まで加熱し、基体を前記温度
    で24時間以内で浸透させ、さらに必要に応じて焼結し
    た基体を酸素雰囲気中で100時間以内でアニールする
    ことから成る工程によって調製されることを特徴とする
    方法。
  2. 2.前記分散促進剤が、複合ガラス状リン酸塩、縮合ア
    リールスルホン酸及びアンモニア性ポリアクリレートか
    ら成る群から選択される請求項1記載の方法。
  3. 3.前記分散促進剤が、乾燥プリカーサ粉末の重量に対
    して、0.7ないし1.2重量パーセントの割合で添加
    されるアンモニア性ポリアクリレートである請求項2記
    載の方法。
  4. 4.前記分散促進剤が、乾燥プリカーサ粉末の重量に対
    して、約0.9重量パーセントの割合で添加される請求
    項3記載の方法。
  5. 5.前記混合工程に続いて、分散促進剤の作用を中和す
    るのに十分な量だけ、前記混合体に凝集剤として稀酸を
    添加する請求項1記載の方法。
  6. 6.前記凝集剤が25−75容量パーセント水溶液とし
    て添加される酢酸である請求項5記載の方法。
  7. 7.前記酢酸が乾燥プリカーサ粉末の1Kg当り50容
    量パーセント水溶液の約10−20 mlの量だけ添加される請求項6記載の方 法。
  8. 8.前記混合が約6時間行われる請求項5記載の方法。
  9. 9.前記混合工程が、更に結合剤、可塑剤、潤滑剤及び
    消泡剤などの有機成分を添加することを含み、 前記乾燥が、スプレー乾燥により行われる 請求項1記載の方法。
  10. 10.スプレー乾燥工程前の前記混合が6時間以内で行
    われる請求項9記載の方法。
  11. 11.前記プリカーサ粉末の一つがTiO_2であり、
    添加されるTiO_2の量が焼結した基体に微細クラッ
    クが発生するのを防止するのに十分な量だけ化学量論的
    組成に必要な量に比べて相対的に減ぜられる請求項1記
    載の方法。
  12. 12.TiO_2粉末の量が1.5ないし3重量パーセ
    ントだけ減ぜられる請求項11記載の方法。
  13. 13.前記減少が好ましくは1.75ないし2.75重
    量パーセントの範囲である請求項12記載の方法。
  14. 14.前記焼結温度が1350℃ないし1420℃の範
    囲である請求項1記載の方法。
  15. 15.焼結した基体が、必要に応じて、酸素雰囲気中に
    おいて900℃ないし1400℃の範囲の温度で、10
    0時間以内でアニールされる請求項1記載の方法。
  16. 16.マイクロ波電気エネルギーと相互作用するための
    誘電体材料の基体、該誘電体材料にマイクロ波電気エネ
    ルギーを誘導するための手段、及び装置内にマイクロ波
    電気エネルギーを包容するための導電性部材を含むマイ
    クロ波デバイスの製作方法において、 該誘電体材料の基体が、 Ba及びTi成分の酸化物、水及び分散促進剤から成る
    プリカーサ粉末を含むスラリーを混合し、そのような成
    分の量が名目式 Ba_2Ti_9O_2_0を有する材料を生するのに
    十分であり、前記分散促進剤がスラリー中に用いられる
    水の体積を減じかつ、粉末の混合を改善し、前記混合が
    16時間以内で行われる工 程、 得られた混合体を乾燥する工程、 乾燥した混合体を所望の生成形体に成形す る工程、及び 酸素雰囲気中で生成形体を焼結し、この焼 結が1時間当り200℃より小さい加熱速度で1350
    ℃ないし1420℃の範囲の温度まで成形された基体を
    加熱し、基体を前記温度で24時間以内で浸透させ、さ
    らに必要に応じて焼結した基体を酸素雰囲気中で100
    時間以内でアニールすることから成る工程によって調製
    されることを特徴とする方法。
  17. 17.前記酸化物成分がBaTiO_3及びTiO_2
    のアナターゼ形である請求項16記載の方法。
  18. 18.所望の重量の化学量論的組成の Ba_2Ti_9O_2_0を生成するために必要なT
    iO_2粉末の量を1.5ないし3重量パーセント減ず
    ることによりBaを過剰にする請求項16記載の方法。
  19. 19.前記減少が、好ましくは1.75ないし2.75
    重量パーセントである請求項18記載の方法。
  20. 20.前記分散促進剤が、複合ガラス状リン酸塩、縮合
    アリールスルホン酸及びアンモニア性ポリアクリレート
    から成る群から選択される請求項16記載の方法。
  21. 21.前記分散促進剤が乾燥プリカーサ粉末の重量に対
    して0.7ないし1.2重量パーセントの割合で添加さ
    れるアンモニア性ポリアクリレートである請求項20記
    載の方法。
  22. 22.前記分散促進剤が、乾燥プリカーサ粉末の重量に
    対して、約0.9重量パーセントの割合で添加される請
    求項21記載の方法。
  23. 23.前記混合工程に続いて、分散促進剤の作用を中和
    するために、乾燥工程前に前記混合体に凝集剤として稀
    酸を添加する請求項16記載の方法。
  24. 24.前記凝集剤が、酢酸、クエン酸及び乳酸から成る
    群から選択される請求項23記載の方法。
  25. 25.前記凝集剤が、25−75容量パーセント水溶液
    として添加される酢酸である請求項24記載の方法。
  26. 26.前記酢酸が、乾燥プリカーサ粉末の1Kg当り5
    0容量パーセント水溶液の約10− 20mlの量だけ添加される請求項25記載の方法。
  27. 27.前記混合が約6時間行われる請求項23記載の方
    法。
  28. 28.前記混合工程が、更に結合剤、可塑剤、潤滑剤及
    び消泡剤などの有機成分を添加することを含み、 前記乾燥がスプレー乾燥により行われる請 求項16記載の方法。
  29. 29.スプレー乾燥工程前の前記混合が6時間以内で行
    われる請求項28記載の方法。
  30. 30.生成形体が100℃/時以下の加熱速度で加熱さ
    れる請求項16記載の方法。
  31. 31.前記基体が約1410℃の温度に加熱され、前記
    温度で約12時間浸透される請求項30記載の方法。
  32. 32.前記アニールが900℃ないし1400℃の範囲
    の温度で行われる請求項16記載の方法。
  33. 33.名目式Ba_2Ti_9O_2_0、BaTi_
    4O_9及びZrTiO_4を有する誘電体材料から成
    る群から選択される誘電体材料の基体の製作方法におい
    て、 該誘電体材料の酸化物プリカーサ粉末、水 及び分散促進剤から成るスラリーを混合し、そのような
    プリカーサ粉末の量が焼結したときに前記名目式を有す
    る材料を生するのに十分であり、前記分散促進剤がスラ
    リー中に用いられる水の体積を減じかつ粉末の混合を改
    善し、前記混合がプリカーサ粉末の混合のために十分な
    時間行われる工程、 得られた混合体を乾燥する工程、 乾燥した混合体を生成形体に成形する工 程、および 酸素雰囲気中で基体を焼結し、この焼結が 1時間当り200℃より小さい加熱速度でプリカーサ粉
    末を該誘電体基体にするように同時に反応かつ焼結させ
    るのに十分な温度まで加熱し、24時間以内で前記温度
    において基体を焼結し、さらに必要に応じて100時間
    以内で酸素雰囲気中で焼結した基体をアニールすること
    から成る工程から成ることを特徴とする方法。
  34. 34.前記分散促進剤が、複合ガラス状リン酸塩、縮合
    アリールスルホン酸及びアンモニア性ポリアクリレート
    から成る群から選択される請求項33記載の方法。
  35. 35.前記分散促進剤が、乾燥プリカーサ粉末の重量に
    対して0.7ないし1.2重量パーセントの割合で添加
    されるアンモニア性ポリアクリレートである請求項34
    記載の方法。
  36. 36.前記分散剤が、乾燥プリカーサ粉末の重量に対し
    て、約0.9重量パーセントの割合で添加される請求項
    35記載の方法。
  37. 37.前記混合工程に続いて、分散促進剤の作用を中和
    するのに十分な量だけ、前記混合体に凝集剤として稀酸
    を添加する請求項33記載の方法。
  38. 38.前記凝集剤が25−75容量パーセント水溶液と
    して添加される酢酸である請求項 37記載の方法。
  39. 39.前記酢酸が乾燥プリカーサ粉末の1Kg当り50
    容量パーセント水溶液の約10−202の量だけ添加さ
    れる請求項38記載の方 法。
  40. 40.前記混合が約6時間行われる請求項37記載の方
    法。
  41. 41.前記混合工程が、更に結合剤、可塑剤、潤滑剤及
    び消泡剤などの有機成分を添加することを含み、 前記乾燥が、スプレー乾燥により行われる 請求項33記載の方法。
  42. 42.スプレー乾燥工程前の前記混合が6時間以内で行
    われる請求項41記載の方法。
  43. 43.前記プリカーサ粉末の1つがTiO_2であり、
    添加されるTiO_2の量が焼結した基体に微細クラッ
    クが発生するのを防止するのに十分な量だけ必要な化学
    量論的組成に必要な量に比べて相対的に減ぜられる請求
    項33記載の方法。
  44. 44.TiO_2粉末の量が1.5ないし3重量パーセ
    ント減ぜられる請求項43記載の方法。
  45. 45.前記減少が好ましくは1.75ないし2.75重
    量パーセントの範囲である請求項44記載の方法。
  46. 46.前記焼結温度が1350℃ないし1420℃の範
    囲である請求項33記載の方法。
  47. 47.焼結した基体が、必要に応じて、酸素雰囲気中に
    おいて900℃ないし1400℃の範囲の温度で、10
    0時間以内でアニールされる請求項33記載の方法。
  48. 48.Ba及びTi成分の酸化物、水及び分散促進剤か
    ら成るプリカーサ粉末を含むスラリーを混合し、そのよ
    うな成分の量が名目式 Ba_2Ti_9O_2_0を有する材料を生するのに
    十分であり、前記分散促進剤がスラリー中に用いられる
    水の体積を減じかつ粉末の混合を改善 し、前記混合がプリカーサ粉末を混合のために十分な時
    間行われる工程、 得られた混合体を乾燥する工程、 乾燥した混合体を生成形体に成形する工 程、及び 酸素雰囲気中で生成形体を焼結し、この焼 結が1時間当り200℃より小さい加熱速度で1350
    ℃ないし1420℃の範囲の温度まで成形された基体を
    加熱し、前記温度に 24時間以内で基体を浸透し、さらに必要に応じて酸素
    雰囲気中において100時間以内で焼結した基体をアニ
    ールすることから成る工程から成ることを特徴とする誘
    電体基体の製作方法。
  49. 49.前記酸化物成分がBaTiO_3及びTiO_2
    のアナターゼ形である請求項48記載の方法。
  50. 50.所望の重量の化学量論的組成の Ba_2Ti_9O_2_0を生成するために必要なT
    iO_2粉末の量を1.5ないし3重量パーセント減ず
    ることによりBaを過剰にする請求項48記載の方法。
  51. 51.前記減少が、好ましくは1.75ないし2.75
    重量パーセントである請求項50記載の方法。
  52. 52.前記分散促進剤が、複合ガラス状リン酸塩、縮合
    アリールスルホン酸及びアンモニア性ポリアクリレート
    からなる群から選択される請求項48記載の方法。
  53. 53.前記分散促進剤が乾燥プリカーサ粉末の重量に対
    して0.7ないし1.2重量パーセントの割合で添加さ
    れるアンモニア性ポリアクリレートである請求項52記
    載の方法。
  54. 54.前記分散促進剤が、乾燥プリカーサ粉末の重量に
    対して約0.9重量パーセントの割合で添加される請求
    項53記載の方法。
  55. 55.前記混合工程に続いて、分散促進剤の作用を中和
    するために、乾燥工程前に前記混合体に凝集剤として稀
    酸を添加する請求項48記載の方法。
  56. 56.前記凝集剤が、25−75容量パーセント水溶液
    として添加される酢酸である請求項54記載の方法。
  57. 57.前記酢酸が、乾燥プリカーサ粉末の1Kg当り5
    0容量パーセント水溶液の約10− 20mlの量だけ添加される請求項56記載の方法。
  58. 58.前記混合が約6時間行われる請求項55記載の方
    法。
  59. 59.前記混合工程が、更に結合剤、可塑剤、潤滑剤及
    び消泡剤などの有機成分を添加することを含み、 前記乾燥がスプレー乾燥により行われる請 求項48記載の方法。
  60. 60.スプレー乾燥前の前記混合が6時間以内で行われ
    る請求項59記載の方法。
  61. 61.生成形体が100℃/時以下の加熱速度で加熱さ
    れる請求項48記載の方法。
  62. 62.前記基体が約1410℃の温度に加熱され、前記
    温度で約12時間浸透される請求項61記載の方法。
  63. 63.前記アニールが900℃ないし1400℃の範囲
    の温度で行われる請求項48記載の方法。
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