JPH0666146A - 二段過給機付きエンジン - Google Patents

二段過給機付きエンジン

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JPH0666146A
JPH0666146A JP4221486A JP22148692A JPH0666146A JP H0666146 A JPH0666146 A JP H0666146A JP 4221486 A JP4221486 A JP 4221486A JP 22148692 A JP22148692 A JP 22148692A JP H0666146 A JPH0666146 A JP H0666146A
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intercooler
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Shigeo Nakamura
茂夫 中村
Yoshitaka Harumoto
善隆 春本
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Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二段過給機付きエンジンにおいて、給気系統
のパイプの長さを短くし、また冷却水系統を簡単なシス
テムに構成したものである。 【構成】 二段過給機付きエンジンにおいて、インター
クーラー4を非操縦側に配置し、該インタークーラー4
から高圧段過給機1への配管を短くし、ボンネットBの
上部にアフタークーラー3を配置し、かつ該アフターク
ーラー3の下方でエンジンの操縦側に慣性管5を配置し
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高圧段過給機と低圧段過
給機を具備し、給気を過給状態とする二段過給機付きエ
ンジンの、各過給機とクーラーの配置、及び冷却水の供
給経路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の二段過給機付きエンジンにおける
各装置の配置は、図4の如くであり、また冷却水の供給
経路は図6に示す如く構成されていたのである。図4に
おいて、従来の二段過給機付きエンジンにおける各装置
の配置を説明すると。二段過給機付きエンジンにおい
て、高圧段過給機1は非操縦側の面に配置し、低圧段過
給機2は側面に配置され、この高圧段過給機1と低圧段
過給機2の配置は、本発明においても同じである。相違
するのは、インタークーラー4とアフタークーラー3と
慣性管5の配置である。即ち、従来は、非操縦側にアフ
タークーラー3を配置し、操縦側にインタークーラー4
を配置しており、低圧段過給機2で吸入した空気を、操
縦側のインタークーラー4に供給し、次に非操縦側の高
圧段過給機1に供給し、更に下方のアフタークーラー3
を通過して、長いパイプで操縦側に回してシリンダヘッ
ドHに供給していた。
【0003】また冷却水経路については、冷却水ポンプ
8からインタークーラー4に供給し、次にオイルクーラ
ー6に供給し、次にクラッチオイルクーラー7に供給
し、最後にアフタークーラー3に供給していたのであ
る。本発明はインタークーラー4とアフタークーラー3
の位置を変更したのに合わせて、冷却経路を変更したの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はインタークー
ラー4とアフタークーラー3の位置を変更したのに合わ
せて、冷却経路を変更したのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
手段を説明する。即ち、二段過給機付きエンジンにおい
て、インタークーラー4を非操縦側に配置し、該インタ
ークーラー4から高圧段過給機1への配管を短くし、ボ
ンネットBの上部にアフタークーラー3を配置し、かつ
該アフタークーラー3の下方でエンジンの操縦側に慣性
管5を配置したものである。
【0006】また、二段過給機付きエンジンEにおい
て、冷却水ポンプ8からの冷却水経路の最初にアフター
クーラー3を配置し、次にオイルクーラー6に供給し、
次にクラッチクーラー7を経て、最後に非操縦側に配置
したインタークーラー4に供給し、その後、船外に排出
パイプ9より排出すべく構成したものである。
【0007】
【作用】次に作用を説明する。シリンダヘッドHからの
排気を、先ず、高圧段過給機1に案内し、次に高圧段過
給機1から出た排気を低圧段過給機2に供給し、その後
に排気は大気に開放している。給気は、先ず低圧段過給
機2において過給吸引されて、低圧段過給機2からイン
タークーラー4に供給されて冷却され、次に高圧段過給
機1に至って過給状態とされる。該高圧段過給機1から
アフタークーラー3に至り、更に冷却されて、慣性管5
からシリンダヘッドHに供給される。このような構成に
おいては、本発明はまずインタークーラー4とアフター
クーラー3の位置を変更し、また冷却水系においても、
アフタークーラー3とインタークーラー4の冷却水供給
経路を変更したものである。
【0008】
【実施例】次に実施例を説明する。図1は本発明の二段
過給機付きエンジンの非操縦側の図面、図2は同じく本
発明の二段過給機付きエンジンの操縦側の図面、図3は
本発明の各装置の配置を示す概略図、図4は従来の各装
置の配置を示す概略図、図5は本発明の冷却水経路を示
すブロック線図、図6は従来の冷却水経路を示すブロッ
ク線図、図7は吸気連絡管10と伸縮継手11部分の構
成を示す図面である。
【0009】図4に示す如く、従来の二段過給機付きエ
ンジンにおいては、インタークーラー4とアフタークー
ラー3が配置されていたのであるが、本発明は図4に示
す如く、インタークーラー4とアフタークーラー3の配
置を変更している。即ち、大きな変更点は、インターク
ーラー4を非操縦側にまわして、アフタークーラー3を
非操縦側からボンネットBの上方に配置した点である。
そして該アフタークーラー3とシリンダヘッドHとの間
を、慣性管5により連結したのである。Aはシリンダブ
ロックであり、該シリンダブロックAの上方にシリンダ
ヘッドHを載置し、該シリンダヘッドHの上にボンネッ
トBを載置している。
【0010】図1においては、非操縦側が図示されてお
り、インタークーラー4が下方に配置されて、アフター
クーラー3がボンネットBの上方に配置されている。ま
た図2においては、操縦側が図示されており、ボンネッ
トBの上方のアフタークーラー3から6本の慣性管5を
介して、シリンダヘッドHの吸気側に空気が供給されて
いる。図1において、非操縦側には、冷却水系のクラッ
チクーラー7が配置されており、該クラッチクーラー7
からの出た冷却がインタークーラー4に供給されてい
る。該インタークーラー4から出た冷却水は排出パイプ
9から海に排出される。
【0011】図2の側には、冷却水ポンプ8が配置され
ており、該冷却水ポンプ8により海水が吸引される。そ
して冷却水ポンプ8から上方のアフタークーラー3に冷
却水が供給され、次に該アフタークーラー3から、冷却
水パイプ14を経てオイルクーラー6に供給される。そ
してオイルクーラー6からクラッチクーラー7に供給さ
れて、クラッチクーラー7からインタークーラー4に供
給されて、排出パイプ9から排水されるという新たな冷
却水経路が構成されているのである。
【0012】図1・図2において、シリンダブロックA
の排気は、排気マニホールドから高圧段過給機1に供給
され、次に高圧段過給機1を出た排気は、排気パイプ1
7を経て、低圧段過給機2に供給される。該低圧段過給
機2から大気に放出される。吸気は、低圧段過給機2か
ら吸引されて、給気パイプ13を経てインタークーラー
4に至り、インタークーラー4で冷却されて、給気パイ
プ15から高圧段過給機1に至る。該高圧段過給機1で
更に過給状態とされて、給気パイプ16からアフターク
ーラー3に入る。該アフタークーラー3から6本の慣性
管5に分岐されて、シリンダヘッドHに供給されるので
ある。
【0013】図7においては、吸気連絡管10と伸縮継
手11の配置を示している。高過給エンジンの給気連絡
管において、該連絡管を取り付ける相手方部品の熱膨張
や振動による取付部応力や芯ズレを吸収する為に、吸気
連絡管10とアフタークーラー3の間に伸縮継手11を
介装しているのである。該伸縮継手11は金属製伸縮継
手であり、高圧にも耐えるものである。本構成において
は、吸気連絡管10とアフタークーラー3の間に、金属
製の伸縮継手11を介装することにより、応力緩和及び
取付容易化と芯ズレの吸収の役目を果たしているのであ
る。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、二段過給機付きエ
ンジンにおいて、インタークーラー4を非操縦側に配置
し、該インタークーラー4から高圧段過給機1への配管
を短くし、ボンネットBの上部にアフタークーラー3を
配置し、かつ該アフタークーラー3の下方でエンジンの
操縦側に慣性管5を配置したので、給気の経路を短く構
成することができ、二段過給機付きエンジンの全幅を小
さくし、据付性能の向上を図ること出来るのである。ま
た給気の慣性管5の長さの自由度が増加するので、エン
ジンの出力性能の向上を図ることが出来たのである。
【0015】また、二段過給機付きエンジンEにおい
て、冷却水ポンプ8からの冷却水経路の最初にアフター
クーラー3を配置し、次にオイルクーラー6に供給し、
次にクラッチクーラー7を経て、最後に非操縦側に配置
したインタークーラー4に供給し、その後、船外に排出
パイプ9より排出すべく構成したので、シリンダヘッド
Hに入る、燃焼に必要な給気の温度を下げることが出
来、これにより排気の温度を下げることが可能となる。
また、排気系の熱負荷応力を下げることが出来るので、
アフタークーラー3の容量を小さくすることが出来るの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の二段過給機付きエンジンの非操縦側の
図面。
【図2】同じく本発明の二段過給機付きエンジンの操縦
側の図面。
【図3】本発明の各装置の配置を示す概略図。
【図4】従来の各装置の配置を示す概略図
【図5】本発明の冷却水経路を示すブロック線図。
【図6】従来の冷却水経路を示すブロック線図。
【図7】吸気連絡管10と伸縮継手11部分の構成を示
す図面である。
【符号の説明】
A シリンダブロック B ボンネット H シリンダヘッド 1 高圧段過給機 2 低圧段過給機 3 アフタークーラー 4 インタークーラー 5 慣性管 6 オイルクーラー 7 クラッチクーラー 8 冷却水ポンプ 9 排出パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02B 37/00 302 D 9332−3G 67/00 N 7541−3G

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二段過給機付きエンジンにおいて、イン
    タークーラー4を非操縦側に配置し、該インタークーラ
    ー4から高圧段過給機1への配管を短くし、ボンネット
    Bの上部にアフタークーラー3を配置し、かつ該アフタ
    ークーラー3の下方でエンジンの操縦側に慣性管5を配
    置したことを特徴とする二段過給機付きエンジン。
  2. 【請求項2】 二段過給機付きエンジンEにおいて、冷
    却水ポンプ8からの冷却水経路の最初にアフタークーラ
    ー3を配置し、次にオイルクーラー6に供給し、次にク
    ラッチクーラー7を経て、最後に非操縦側に配置したイ
    ンタークーラー4に供給し、その後、船外に排出パイプ
    9より排出すべく構成したことを特徴とする二段過給機
    付きエンジン。
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