JPH0665251U - 泡状液体絞り出し容器 - Google Patents

泡状液体絞り出し容器

Info

Publication number
JPH0665251U
JPH0665251U JP454893U JP454893U JPH0665251U JP H0665251 U JPH0665251 U JP H0665251U JP 454893 U JP454893 U JP 454893U JP 454893 U JP454893 U JP 454893U JP H0665251 U JPH0665251 U JP H0665251U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
check valve
cap
valve mechanism
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP454893U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2537089Y2 (ja
Inventor
修彰 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Seikan Kaisha Ltd
Original Assignee
Toyo Seikan Kaisha Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Seikan Kaisha Ltd filed Critical Toyo Seikan Kaisha Ltd
Priority to JP1993004548U priority Critical patent/JP2537089Y2/ja
Publication of JPH0665251U publication Critical patent/JPH0665251U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2537089Y2 publication Critical patent/JP2537089Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】外圧によって変形可能な容器本体に、内キャッ
プと外キャップからなるツイストキャップが螺着された
泡状液体絞り出し容器である。 【構成】内キャップ2には、天板部22の略中央部に設
けた第1筒状部25と、天板部22の第1筒状部25と
内キャップ2側面との間に吸気用の開口を有する第2筒
状部が形成され、第1筒状部の内面には、上方に網目状
のスクリーン51を配置した管状部材と、更にその内面
に、キャップの外方にむけて空気を通す第1チェックバ
ルブ機構6aが嵌挿され、前記第2筒状部28には、容
器内方に向けて空気を通す第2チェックバルブ機構6b
が嵌挿されており、前記第16aおよび第2チェックバ
ルブ機構6bの下方開口内面には、容器下方に伸びる気
体流通用のパイプ31を内挿したパイプジョイント3部
材が嵌挿されている泡状液体絞り出し容器。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、泡状液体絞り出し容器に関するものであり、より詳しくは、倒立状 態での使用時に、迅速に、しかも液垂れを生じることなく、簡単な操作で、均一 で微細な泡状液体を放出するための泡状液体絞り出し容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
ガラス戸や、浴室の壁面などをみがくための液体洗剤などを収納する容器は、 使用時において垂直な壁面に液体のままで吹きつけると、流れ落ちるために、効 率的にその目的を果たすことができないというい欠点があり、液体を泡状にして 放出するための容器が提案されてきたことは良く知られている。 たとえば、特公昭60−20262号公報には、逆止的空気流入通路と泡の発 生流路を別に設けた泡状液体発生絞り出し容器において、流出パイプを保持する パイプジョイント孔開孔面積と流入溝横断面積との比を特定なものとし、かつ、 泡の発生流路に設けた多孔体の空気孔の平均的大きさを特定のものにすることに より、発泡状態の良好な泡状液体を噴出させる方法が開示されている。 また、実公昭63−13810号公報には、同様に泡状液体絞り出し容器にお いて、発泡手段として、上流側に多孔板を設け、下流側に網または不織布を間隔 を隔てて配置したものが開示されている。
【0003】 一方、泡状液体絞り出し容器において、放出する泡状液体をさらに微細化する ために、容器開口先端に目の細かい網を張ったものが知られており、例えば、実 開昭57−147602号公報には、筒状のキャップ内に多孔性筒状体を内設し 、容器の胴部を圧搾すると、この多孔性の筒状体内に空気と液体が送り込まれ、 混合されて押し出される際に泡状化し、容器先端の網でさらに微細化された泡状 体となるように構成した点に特徴を有するもが開示されており、また、実開昭5 7−149802号公報には、同様に、筒状のキャップ内に多孔性筒状体を内設 し、その中央部先端を開口状態にし、該開口部に下方からの液体の通過を妨げ、 外部からの空気を吸気する弁体を設けた構成が記載されており、容器の胴部を圧 搾すると、この多孔性の筒状体内に空気と液体が送り込まれ、混合されて押し出 される際に泡状化し、容器先端の網でさらに微細化された泡状体となる容器が開 示されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記特公昭60−20262号公報記載の発明は、発泡状態の良好な泡状液体 を噴出させることができるという特徴があるものの、そのためにパイプジョイン ト孔開孔面積と流入溝横断面積との比と、泡の発生流路に設けた多孔体の空気孔 の平均的大きさを特定のものにするという、設計段階での精密さが要求されるし 、液体が多孔体を通過することによって泡状になるように設計されているために 、次第に多孔体が目詰まりを起こしやすくなるという問題点がある。
【0005】 また、実公昭63−13810号公報記載の考案は、発泡操作と、スクイズ状 態解放時の吸気操作が、同一の通孔によってなされるために、容器本体の圧縮・ 開放の操作が迅速に行うことができず、泡状液体の噴射をスムーズに行うことが できないという問題点がある。 そしてこれらの泡状液体絞り出し容器においては、正立状態での使用において は泡状液体を放出するものの、倒立状態での使用においては、しばしば液垂れが 起こり、泡状液体絞り出し容器としての本来の機能を十分に発揮できないという 欠点がある。
【0006】 さらに、実開昭57−147602号公報および実開昭57−149802号 公報記載の考案は、いずれも、最初の泡化操作を多孔性筒状体内での液体と空気 の混合によって行い、さらに先端部の網によって泡状体を微細化するものである ため、泡状体の微細化という点では優れたものであるが、泡状体放出後の外部か らの空気を容器内に吸入する場合には、該空気は多孔性筒状体の目の粗い部分を 進入したり、また、多孔性筒状体の先端部に設けられた弁体を進入して、いずれ の場合も、容器中央部に設けられたパイプ内を通って所定のエアースペースにた どり着くことになる。
【0007】 つまり、外部からの空気は、一旦容器内の液体の中を通過した後にエアースペ ースにたどり着くことになるために、その時点で、液体の泡化が起こってしまい 、エアースペースに十分な量の空気が送り込まれなかったり、前記多孔性筒状体 が次第に目づまりを起こし、吸気操作にかなりの時間がかかってしまい、このよ うな容器では、何度も反復して泡状液体を放出する容器には著しく不向きであり 、精々、1ないし2回程度の泡状体の放出で目的が達成されるシェービングクリ ーム用の泡出し容器などにしか使用することができない。
【0008】 本出願人は、従来の泡状液体絞り出し容器におけるこれらの問題を解決するた めに、長年に亘る研究を続けてきたが、前記技術的問題解決の手段として、容器 胴部を押圧した時の泡化操作と、押圧を解除した時の吸気操作を、それぞれ別々 の流体流通機構で行うことを基本的な技術思想とし、泡化操作を2枚のスクリー ンを使用した流体流通機構においておこない、吸気操作を、それとは別個の独立 したチェックバルブ機構において行うように構成した考案を、実願平3−878 79号、および実願平3−87880号として、さらに、倒立状態での使用にお いても液垂れを生じることがなく、しかも、泡状液体の生成を一層きめ細かくク リーミーなものにするための容器の構造を完成させ、実願平4−7081号とし て実用新案登録出願をした。 そして、さらに前記先願考案を追試する過程において、倒立状態の使用におい て、泡状液体をスムーズに短時間で間欠的に放出可能にした泡状液体絞り出し容 器の構造に想到し本考案を完成した。
【0009】
【考案の目的】
そこで、本考案の目的は、倒立状態での使用において、液垂れを生じることな く、しかも泡状液体放出後の容器内への外気の吸入をスムーズに行い、泡状液体 を素早く間欠的に放出可能にした泡状液体絞り出し容器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記目的を達成するために提案されたものであって、その特徴とす るところは、液体の泡化操作と、外気の吸気操作をそれぞれ2個のチェックバル ブ機構を有する別々の経路で行なうようにした点にある。
【0011】 すなわち、本考案によれば、外圧によって変形可能な容器本体に、外キャップ と内キャップからなるツイストキャップが螺着された泡状液体絞り出し容器にお いて、該内キャップは、下方に延びる周壁内面に形成された螺合部を介して容器 本体の首部と螺合されており、内キャップには、天板部の略中央部から上方に伸 びその上端部近辺で側面に開口を有するとともに天板部を介して下方に延設され た第1筒状部と、天板部の第1筒状部と内キャップ側壁面との間に吸気用の開口 を有する第2筒状部が形成され、第1筒状部の内面には、上方に網目状のスクリ ーンを配置した管状部材と、更にその内面に、内部に上下動自在に構成されたボ ールを有する管状部材であって、上方の開口近辺で該ボールと点接触し下方の開 口近辺で該ボールと面接触する第1チェックバルブ機構が嵌挿され、前記第2筒 状部には、内部に上下動自在に構成されたボールを有する管状部材であって、上 方の開口近辺で該ボールと面接触し、下方の開口近辺で該ボールと点接触する第 2チェックバルブ機構が嵌挿されており、前記第1および第2チェックバルブ機 構の下方開口面には、容器下方に伸びる吸気用のパイプを内挿したパイプジョイ ント部材が嵌挿されていることを特徴とする泡状液体絞り出し容器が提供される 。 また本考案によれば、前記第1チェックバルブ機構と第2チェックバルブ機構 とが一体の構成として形成されたものである態様、外キャップの先端部内面に、 網目状のスクリーンを有するアダプターを嵌挿した態様、および外キャップの先 端部が斜め方向に開口した態様を有する泡状液体絞り出し容器が提供される。
【0012】
【考案の具体的な説明】
本考案の重要な技術的特徴は、泡状液体絞り出し容器において、液体の泡化操 作と、外気の吸気操作をそれぞれチェックバルブ機構を有する別々の経路で行な うようにした点にあるものであり、これによって、倒立状態での使用に際して、 泡化操作と外気の吸気操作がスムーズに行われることになり、さらに、その外キ ャップの先端部内面に、網目状のスクリーンを配置したアダプターを嵌挿するこ とにより、液垂れを生じることがないという効果に加えて、一層きめの細かい、 クリーミーな泡状液体の放出が可能となる。
【0013】 本考案の泡状液体絞り出し容器の好適な一例を断面図で示す図1において、1 は外キャップ、2は内キャップであり、この2つのキャップが螺着部24を介し て組み合わされてツィストキャップを構成している。4は該ツィストキャップが 螺着する容器本体であり、通常、この容器本体の壁面中央部を押圧・解除の操作 を繰り返すことにより、泡状液体の発生放出、ならびに外気の吸気が行われる。
【0014】 内キャップ2は、下方に延びる周壁内面に形成された螺合部21を介して容器 本体の首部41と螺合されており、これによって、容器本体とツィストキャップ が合体されている。内キャップには、天板部22の略中央部から上方に伸びその 上端部近辺で側面に開口23’を有する突出部23が形成され、この突出部は天 板部22を介して下方に延設された第1筒状部25として形成されるとともに、 天板部の第1筒状部と内キャップ側壁面26との間に吸気用の開口27を有する 第2筒状部28が形成される。
【0015】 第1筒状部25の内面には、上方に網目状のスクリーン51を配置した管状部 材5と、更にその内面に、内部に上下動自在に構成されたボール61を有する管 状部材6’であって上方の開口近辺で該ボールと点接触し下方の開口近辺で該ボ ールと面接触する第1チェックバルブ機構6aが嵌挿され、前記第2筒状部28 には、内部に上下動自在に構成されたボールを有する管状部材であって上方の開 口近辺で該ボールと面接触し、下方の開口近辺で該ボールと点接触する第2チェ ックバルブ機構6bが嵌挿されている。図3は、第2チェックバルブ機構の底面 図を示すものであり、ボール61は膨出部64で点接触し、その際にはボールと チェックバルブ機構の間に形成される間隔63が空気流通路となる。さらに、前 記第1および第2チェックバルブ機構の下方開口面62には、容器下方に伸びる 吸気用のパイプ31を内挿したパイプジョイント部材3が嵌挿されている。
【0016】 第1チェックバルブ機構と第2チェックバルブ機構は、キャップ内で内容物の 侵入を防ぎ、構造を単純化し、かつ各部材をキャップ内に正確に配置するために も、一体に構成されていることが好ましい。 前記スクリーン51は、管状部材5に溶着状態で貼設してもよいが、単に管状 部材に接触状態で配置するだけでも、下方向から嵌挿する第1チェックバルブ機 構の押圧力で固定され、十分にその目的を達成し得るものである。
【0017】 次に上記構成からなる泡状液体絞り出し容器の操作機構について説明する。 図2は、本考案の泡状液体絞り出し容器を倒立状態で使用する状態を示すもの である。容器本体内部には、液体43を充満させることなく、容器上方に、たと えば、容器全体の約1/4ないし1/5程度のエアスペース42を設けておくこ とが必要である。
【0018】 図2に示したように、容器を倒立状態で壁面を押圧(矢印)すると、エアスペ ース42内の空気はパイプ31を通ってチェックバルブ機構下方の開口面に送り 込まれる。この際、第2チェックバルブ機構内のボールは、送り込まれる空気の 圧力や、容器が倒立状態になっていることによる重力によってチェックバルブ機 構内下方で面接触し、流体遮断状態にあり、一方、第1チェックバルブ機構内の ボールは、チェックバルブ機構内で点接触しているため、流体が流通可能な状態 になっている。
【0019】 したがって、前記送り込まれた空気は、第2チェックバルブ機構には送り込ま れることなく、第1チェックバルブ機構に送り込まれることになる。 第1チェックバルブ機構6aは、上方に網目状のスクリーン51を配置した管 状部材5に内挿されており、さらにこの管状部材は内キャップの第1筒状部内に 内挿されている。管状部材5と第1チェックバルブ機構6aは密着状態ではなく 、例えば管状部材内面に縦方向に形成したひだを介して一定の間隔を保って嵌挿 されており、この間隔が液状の内容物の通路となる。チェックバルブ機構を通っ て送り込まれた空気と、前記管状部材と第1チェックバルブ機構の間を通って送 られてくる液体は、第1チェックバルブ機構の上方で合流し、その上方に配置さ れたスクリーン部分を通る際に泡化する。
【0020】 このようにして形成された泡状液体は、第1筒状部上方の開口23’を通って 外キャップの先端部から放出される。 外キャップと内キャップは、前記螺着部24で係合されるばかりでなく、不使 用時には、外キャップの先端部近傍から垂下する環状隔壁14と、内キャップの 前記第1筒状部の突出部の先端との係合によって密封されている。そして使用時 には、外キャップを緩めることにより、前記第1筒状部の突出部の先端と環状隔 壁14との係合が外されるため、これによって形成された空隙が泡状液体が通過 するための経路となる。 一回の泡状液体放出操作が終了すると、容器内の圧力は負の状態になっている ため、容器壁面の押圧力を解除すれば、容器本体の復元力によって、外気が容器 内に吸気されることになる。
【0021】 このように、容器本体は、胴部を押圧して容器を変形せしめることによって泡 状液体を放出し、押圧を解除した場合に外気を吸気するものであるから、この操 作がスムーズに行われるためには、変形した容器本体が速やかに元の形状に回復 するような材質で構成されているものでなければならない。このような容器を構 成し得る樹脂としては、たとえば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレ ンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、およびこれらの積層体などの熱可塑性樹脂 によって成形されたものが好適に使用され、壁面は透明のものでも不透明のもの でも良いが、内容量をある程度目視できるようにするためには、着色または無着 色で、透明ないし半透明のものが好ましい。
【0022】 吸気の機構は、泡状液体の放出機構とは反対に、第2筒状部に嵌挿されている 第2チェックバルブ機構が機能することになる。すなわち、容器内が負の状態か ら正の状態に回復しようとすれば、第1チェックバルブ機構のボールはチェック バルブ機構内面で面接触することになり、流体の流通を阻止することになる。そ の一方で、第2チェックバルブ機構のボールは吸気に押し上げられてチェックバ ルブ機構内面で点接触することになり、接触点以外の部分で吸気が吸入される。 吸気は、泡状液体で充満している第1チェックバルブ機構内を通過することが ないため、通過障害のない第2チェックバルブ機構からパイプ31を通って容器 内のエアスペースに直接送り込まれることになる。したがって、吸気が液体内を 通過することもないため、容器内の液体が泡立ち、エアスペースを少なくして泡 状液体の放出に支障をもたらすことがない。
【0023】 さらに、本考案者の知見によれば、外キャップの先端部13内面に、容器の内 方に位置する開口部全面に網目状のスクリーン11を配置したアダプター12を 嵌挿することにより、容器胴部を押圧した時のチェックバルブ機構のシール効果 が一層優れたものとなり、チェックバルブ機構からの空気の漏洩はなく、内部か らの空気は、ツイストキャップ内の網目状のスクリーン51へ集中するために、 第1段階の泡化が好適に行われ、さらに、アダプター部のスクリーン11で微細 な泡化が行われ、全体としてクリーミーな泡状液体の放出ができるようになる。
【0024】 また、前記アダプターの開口先端の形状を小孔のものにすることにより、泡状 液体を飛ばすことが可能になり、塗布面に近付けないような場所や、狭い溝状の 場所にも噴射することが可能になるし、開口形状を横長のものにすることにより 幅広い面に塗布することができるなど、塗布対象物の状態や形状に応じて任意の 開口形状を設定することができる。 外キャップ先端の開口の形状は、特に限定されるわけではないが、泡状液体を 壁面に好適に放出するために、たとえば、図1に示されるように斜め上方に開口 して形成することが好ましい。
【0025】 また、外キャップの全体形状も、泡状液体をスムーズに放出し得るものであれ ば良く、たとえば、全体としてドーム型の形状などに形成されることが容器のデ ザイン感覚として好ましい。 また、キャップを構成する素材は、容器本体との係合、ならびに内キャップ、 外キャップの係合を気密的に構成されることが必要であることから、たとえば、 ポリプロピレン、ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂が好適に使用される。
【0026】 本考案において、泡状液体の放出、ならびにそれに続く吸気という正反対の操 作がスムーズに実施し得るのは、前述したように、キャップ内に組み込んだ、そ れぞれ正反対の機能を有する2個のチェックバルブ機構によるものであることが 理解されるであろう。これによって、倒立状態での使用において、泡状液体の放 出ならびに容器本体の形状回復による吸気操作がスムーズに行え、かつ、液垂れ を生じることなく、微細な泡体を、任意の塗布面に、任意の状態で噴射すること ができるという機能は、卓越した効果として認識されるであろう。
【0027】
【考案の効果】
本考案によれば、外圧によって変形可能な容器本体に、外キャップと内キャッ プからなるツイストキャップが螺着された泡状液体絞り出し容器において、内キ ャップ内にそれぞれ相反する方向へ空気の流通をつかさどる2個のチェックバル ブ機構を配置することによって、倒立状態での使用に際して、泡状液体の放出な らびに吸気操作がスムーズに実施することができ、しかも、容器内部からの液体 が液垂れ現象として外部に漏出することがなく、泡状液体の放出を行うことがで きる。また、外キャップの開口内面に、網目状のスクリーンを設けた場合には、 泡状液体をより一層微細にすると共に、アダプターの開口形状を、たとえば小孔 のものに形成した場合には発生した泡状液体を飛ばすことができるようになり、 容器が接近できない場所や溝状の対象物に泡状液体を好適に放出することが可能 になるという効果を達成することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の泡状液体絞り出し容器のツイストキャ
ップの一実施例を示す縦断面図である。
【図2】本考案の泡状液体絞り出し容器を使用状態を示
す図である。
【図3】本考案の泡状液体絞り出し容器のツイストキャ
ップにおける第2チェックバルブ機構の底面図である。
【符合の説明】
1 外キャップ 2 内キャップ 3 パイプジョイント 4 容器本体 5 スクリーンを配置した管状部材 6a 第1チェックバルブ機構 6b 第2チェックバルブ機構 11 アダプタースクリーン 12 アダプター 13 外キャップ開口部 14 環状隔壁 21 内キャップの容器本体との螺合部 22 内キャップ天板部 23 内キャップの突出部 24 内キャップの螺着部 25 第1筒状部 26 内キャップ側壁面 27 内キャップの吸気用開口 28 第2筒状部 31 パイプ 41 容器本体の首部 42 エアスペース 43 容器内容物 44 パイプ 51 スクリーン 61 チェックバルブのボール 62 チェックバルブ機構の開口部 63 空気流通路 64 チェックバルブ機構内の膨出部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外圧によって変形可能な容器本体に、外
    キャップと内キャップからなるツイストキャップが螺着
    された泡状液体絞り出し容器において、該内キャップ
    は、下方に延びる周壁内面に形成された螺合部を介して
    容器本体の首部と螺合されており、内キャップには、天
    板部の略中央部から上方に伸びその上端部近辺で側面に
    開口を有するとともに天板部を介して下方に延設された
    第1筒状部と、天板部の第1筒状部と内キャップ側面と
    の間に吸気用の開口を有する第2筒状部が形成され、第
    1筒状部の内面には、上方に網目状のスクリーンを配置
    した管状部材と、更にその内面に、内部に上下動自在に
    構成されたボールを有する管状部材であって、上方の開
    口近辺で該ボールと点接触し、下方の開口近辺で該ボー
    ルと面接触する第1チェックバルブ機構が嵌挿され、前
    記第2筒状部には、内部に上下動自在に構成されたボー
    ルを有する管状部材であって、上方の開口近辺で該ボー
    ルと面接触し、下方の開口近辺で該ボールと点接触する
    第2チェックバルブ機構が嵌挿されており、前記第1お
    よび第2チェックバルブ機構の下方開口内面には、容器
    下方に伸びる気体流通用のパイプを内挿したパイプジョ
    イント部材が嵌挿されていることを特徴とする泡状液体
    絞り出し容器。
  2. 【請求項2】 前記第1チェックバルブ機構と第2チェ
    ックバルブ機構とが合体されている請求項1記載の泡状
    液体絞り出し容器。
  3. 【請求項3】 外キャップの先端部内面に、網目状のス
    クリーンを有するアダプターを嵌挿した請求項1記載の
    泡状液体絞り出し容器。
JP1993004548U 1993-02-15 1993-02-15 泡状液体絞り出し容器 Expired - Fee Related JP2537089Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993004548U JP2537089Y2 (ja) 1993-02-15 1993-02-15 泡状液体絞り出し容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993004548U JP2537089Y2 (ja) 1993-02-15 1993-02-15 泡状液体絞り出し容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0665251U true JPH0665251U (ja) 1994-09-13
JP2537089Y2 JP2537089Y2 (ja) 1997-05-28

Family

ID=11587112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993004548U Expired - Fee Related JP2537089Y2 (ja) 1993-02-15 1993-02-15 泡状液体絞り出し容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2537089Y2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013121378A (ja) * 2011-12-09 2013-06-20 Daiwa Can Co Ltd ノズル
JP2013121377A (ja) * 2011-12-09 2013-06-20 Daiwa Can Co Ltd ノズル
JP2020203692A (ja) * 2019-06-14 2020-12-24 花王株式会社 スクイズフォーマー容器

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57147602U (ja) * 1981-03-11 1982-09-16
JPS57149802U (ja) * 1981-03-16 1982-09-20
JPS6020262A (ja) * 1983-07-15 1985-02-01 Fujitsu Ltd チヤネルコマンドアドレス制御方式
JPS6321250U (ja) * 1986-07-23 1988-02-12
JPS6323251U (ja) * 1986-07-28 1988-02-16
JPH01156759U (ja) * 1988-04-15 1989-10-27

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57147602U (ja) * 1981-03-11 1982-09-16
JPS57149802U (ja) * 1981-03-16 1982-09-20
JPS6020262A (ja) * 1983-07-15 1985-02-01 Fujitsu Ltd チヤネルコマンドアドレス制御方式
JPS6321250U (ja) * 1986-07-23 1988-02-12
JPS6323251U (ja) * 1986-07-28 1988-02-16
JPH01156759U (ja) * 1988-04-15 1989-10-27

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013121378A (ja) * 2011-12-09 2013-06-20 Daiwa Can Co Ltd ノズル
JP2013121377A (ja) * 2011-12-09 2013-06-20 Daiwa Can Co Ltd ノズル
JP2020203692A (ja) * 2019-06-14 2020-12-24 花王株式会社 スクイズフォーマー容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2537089Y2 (ja) 1997-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100854550B1 (ko) 거품 분배용 노즐 및 이를 이용하는 거품 분배기
US4044923A (en) Foam generating dispenser having a movable and stationary porous element
US3010613A (en) Foam producing and dispensing device
US5033654A (en) Foam dispenser
US4184615A (en) Foam dispensing device
US20020153389A1 (en) Squeeze operated foam dispenser
US4162749A (en) Squeezable dispenser with outlet closure
JPS6020262B2 (ja) 泡状液体発生絞り出し容器
JPH01299630A (ja) 泡を発生して送り出す装置
JP4798630B2 (ja) スクイズ容器
US4429834A (en) Mouth closure assembly for mouth of foam liquid dispensing container
JP2530791Y2 (ja) 泡状液体絞り出し容器
US5467898A (en) Liquid foam-discharging, squeezable vessel
JPH10397A (ja) 泡吐出容器
JPH0665251U (ja) 泡状液体絞り出し容器
JPH07215352A (ja) 泡吐出容器
JP3279826B2 (ja) 泡放出容器
JPH1029652A (ja) 泡吐出容器
JP4975585B2 (ja) 泡噴出容器
JP2502508Y2 (ja) 泡沫スプレ―装置
JP2566799Y2 (ja) 泡状液体絞り出し容器
JP3193559B2 (ja) 泡噴出容器
JPH0427558Y2 (ja)
JPH0618948Y2 (ja) 泡噴出容器
JPH0448836Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970114

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees