JP2013121377A - ノズル - Google Patents

ノズル Download PDF

Info

Publication number
JP2013121377A
JP2013121377A JP2011270011A JP2011270011A JP2013121377A JP 2013121377 A JP2013121377 A JP 2013121377A JP 2011270011 A JP2011270011 A JP 2011270011A JP 2011270011 A JP2011270011 A JP 2011270011A JP 2013121377 A JP2013121377 A JP 2013121377A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
nozzle
communication hole
foam
flat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011270011A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5941665B2 (ja
Inventor
Shoji Uehira
庄治 植平
Akito Onodera
明人 小野寺
Yuka Kawaguchi
由佳 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa Can Co Ltd
Original Assignee
Daiwa Can Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa Can Co Ltd filed Critical Daiwa Can Co Ltd
Priority to JP2011270011A priority Critical patent/JP5941665B2/ja
Publication of JP2013121377A publication Critical patent/JP2013121377A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5941665B2 publication Critical patent/JP5941665B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

【課題】簡単な構成で液ダレが防止可能なノズルを提供すること。
【解決手段】液体を泡状にして供給する液体ディスペンサ1に設けられ、泡状の液体を吐出するノズル23は、内部に液体を通過させる連通孔42が形成された胴部41と、胴部41の端部に形成されるとともに、連通孔42が開口する平面部43と、を備える構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、泡状の液体を供給する液体ディスペンサに用いられるノズルに関する。
下方に向かって開口するノズルから液体を適量供給する装置として、公衆トイレ、病院又は飲食店等の公共施設において、液体の石鹸の供給に用いられる液体ディスペンサが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような石鹸を供給する液体ディスペンサは、供給する石鹸の洗浄性の向上や使用する石鹸の量の低減等の利便性を高めるために、石鹸に気体を混合させて泡状として、ノズルから吐出する技術も知られている。
しかし、石鹸を泡状で供給する液体ディスペンサでは、ノズルから泡状の石鹸を吐出後、ノズル先端に泡状の石鹸が残存し、当該残存した石鹸が時間の経過と共に滴下する、所謂液ダレが生じる、という問題があった。そこで、液ダレを防止する装置として、ノズルの石鹸を通過させる連通孔の内面積を増加させる液ダレ防止装置を、ノズルの連通孔内に設ける技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2007−098145号公報 特表2011−521755号公報
上述した液体ディスペンサに用いられるノズルでは、以下の問題があった。即ち、上述した液体ディスペンサでは、液ダレを防止するためにノズルに液ダレ防止装置を設ける構成であり、液ダレ防止装置をノズルの連通孔に組み立てる工程が必要となる。また、液ダレ防止装置は、その構造が複雑である。液ダレ防止装置は、構造が複雑であり、また、連通孔に組み立てる工程が必要であることから、液体ディスペンサの製造コストが増加する、という問題もある。
そこで本発明は、簡単な構成で液ダレが防止可能なノズルを提供することを目的とする。
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明のノズルは、次のように構成されている。
本発明の一態様として、液体を泡状にして供給する液体ディスペンサに設けられ、前記泡状の液体を吐出するノズルは、内部に前記液体を通過させる連通孔が形成された胴部と、前記胴部の端部に形成されるとともに、前記連通孔が開口する平面部と、を備える。
本発明によれば、簡単な構成で液ダレが防止可能なノズルを提供することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る液体ディスペンサの構成を模式的に示す説明図。 同液体ディスペンサに用いられる供給装置の構成を示す断面図。 同供給装置に用いられるノズルの構成を拡大して示す平面図。 同ノズルの構成を拡大して示す断面図。 本発明の第2の実施形態に係る液体ディスペンサに用いられるノズルの構成を拡大して示す断面図。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係るノズル23が用いられた液体ディスペンサ1の構成を、図1乃至図4を用いて説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る液体ディスペンサ1の構成を模式的に示す説明図、図2は、液体ディスペンサ1に用いられる供給装置11の構成を示す断面図、図3は、供給装置11に用いられるノズル23の構成を拡大して示す平面図、図4はノズル23の構成を拡大して示す断面図である。
図1に示すように、液体ディスペンサ1は、外郭部材10と、供給装置11と、駆動機構12と、センサ13と、制御部14と、電力供給部15と、を備えている。液体ディスペンサ1は、例えば、公共施設の化粧室等に設けられ、泡状の石鹸等の液体を適量供給可能に形成されている。例えば、液体は、その粘度が30℃で1〜80mPa・sに形成されている。
外郭部材10は、供給装置11、駆動機構12、センサ13、制御部14及び電力供給部15を収納するとともに、供給装置11の下方に使用者の手を挿入可能に形成されている。外郭部材10は、液体ディスペンサ1の設置場所、例えば、洗面台や壁面に固定可能に形成されている。
図1及び図2に示すように、供給装置11は、外郭部材10に着脱自在、且つ、液体を供給可能に形成された、所謂カートリッジである。供給装置11は、タンク21と、供給手段22と、ノズル23と、を備えている。タンク21は、その内部に液状の液体を貯留可能に形成されている。タンク21は、供給手段22に固定されている。
供給手段22は、固定体31と、可動体32と、ポンプ部33と、混合部34と、を備えている。供給手段22は、タンク21の液状の液体を泡状の液体として、ノズル23から吐出可能に形成されたポンプである。
固定体31は、タンク21に接続されている。固定体31は、その内部に、ポンプ部33と混合部34とを収納可能に形成されている。
可動体32は、その先端にノズル23が形成されている。可動体32は、固定体31に対して離接可能に形成されている。具体的には、可動体32は、固定体31から離接する方向に往復動可能に形成されている。可動体32は、ポンプ部33を駆動可能に形成されている。可動体32は、駆動機構12により固定体31に向かって近接する方向に駆動される。また、可動体32は、駆動機構12により固定体31に向かって駆動された後、ポンプ部33内の後述する付勢部材により固定体31から離間する方向に移動可能に形成されている。
ポンプ部33は、可動体32の往復動により液体を圧送可能に形成されている。ポンプ部33は、例えば、その内部に二つの弁体と、タンクからの液体を一時的に貯留するポンプ室と、前記弁体及び可動体32を付勢する付勢部材と、を有している。
ポンプ部33は、供給手段22が待機状態にあるときに、二つの弁体により、液体の移動が制限される。ポンプ部33は、可動体32が固定体31から離間する方向に移動したときに、一方の弁体を開状態とし、ポンプ室内にタンク21内の液体を所定の量移動可能に形成されている。また、ポンプ部33は、可動体32が固定体31に近接する方向に移動したときに、他方の弁体を開状態とし、ポンプ室内の液体を混合部34で空気と混合可能、且つ、当該空気と混合した液体をノズル23へと圧送可能に形成されている。
混合部34は、ポンプ部33の他方の弁体が開状態のときに、ポンプ室内の液体に空気を混合可能に形成されている。混合部34は、液体に空気を混合させて、泡状の液体を形成する。
ノズル23は、例えば樹脂材料により成形されている。ノズル23は、可動体32に形成されている。図1乃至図4に示すように、ノズル23は、その内部にポンプ部33と連続する連通孔42を有する円筒状に形成された胴部41と、胴部41の先端に形成された平面部43と、平面部43の表面に形成され、その中央に連通孔42が位置する突出部44と、を備えている。
ノズル23は、胴部41、平面部43及び突出部44が一体に形成されている。ノズル23は、胴部41の連通孔42により、ポンプ部33から外部への泡状の液体の流路、及び、泡状の液体の吐出口を形成する。
胴部41は、可動体32と一体に形成されている。連通孔42は、同一の軸心で配置され、ポンプ室側と端部とで、異なる径により形成されている。例えば、連通孔42は、固定体31側が大径に形成されるとともに、先端側が突出部44の中心で開口する小径に形成され、漸次縮径する円錐台形状の孔により連続して形成される。
平面部43及び突出部44は、胴部41の端面を構成する。平面部43及び突出部44は、その表面積が、連通孔42の端部の開口、即ち、連通孔42の突出部44に開口する開口面積よりも広く形成されている。平面部43及び突出部44の表面積は、連通孔42の端部の開口面積の5倍以上であることが好ましく、10倍以上がより好ましい。
突出部44は、その外周側から中心側に向かって、平面部43に対して90度よりも小さい所定の傾斜角度、好ましくは、0度以上60度以下の傾斜角度で形成されている。即ち、突出部44は、液体がその表面に付着した場合に、液体の表面張力により当該液体を保持可能、且つ、重力方向にその表面に沿って極力移動しない角度であって、吐出時に泡状の液体が突出部44から平面部43へと移動可能な角度に形成されている。なお、ここで、傾斜角度が0度とは、突出部44を有さず平面からなる構成を示す。
具体的には、突出部44は、球面の一部によって構成され、その外面が所定の傾斜角度内であって、平面部43からの高さがその半径よりも小さく形成された曲面である。なお、突出部44は、その外面が曲面であり、このため、所定の傾斜角度とは、当該曲面を、その各位置で傾斜面と近似させ、当該近似させた傾斜面(所謂、接平面)と平面部43との角度である。
突出部44は、例えば、平面部43から連通孔42と突出部44との陵部までの高さtが、その曲面を成す球面の半径の1/2以下に形成されている。また、突出部44は、例えば、その半径が4mmであって平面部43から連通孔42と突出部44との陵部までの高さtが1.7mmに形成されている。
駆動機構12は、外郭部材10内に配置されるとともに、制御部14に信号線Sを介して接続される。駆動機構12は、制御部14からの指示に基づいて、可動体32を固定体31に近接する方向に移動させる。例えば、駆動機構12は、可動体32の端面を押圧可能に形成されるとともに、可動体32を固定体31へ近接方向に所定の距離移動させた後、当該押圧を解除可能に形成されている。
センサ13は、外郭部材10に設けられ、制御部14に信号線Sを介して接続されている。センサ13は、ノズル23の下方に使用者の手が位置したことを検出可能、且つ、検出した情報を制御部14に送信可能に形成されている。
制御部14は、駆動機構12、センサ13及び電力供給部15に、信号線Sを介して接続されている。制御部14は、電力供給部15から供給された電力を駆動機構12及びセンサ13に供給する。また、制御部14は、センサ13で検出した情報を受信後、駆動機構12を駆動可能に形成されている。
電力供給部15は、例えば、外郭部材10に設けられた乾電池ホルダー及び乾電池により構成されている。なお、電力供給部15は、商用電源や家庭用電源等の外部電源に接続される電源ケーブルであっても良い。
このように構成された液体ディスペンサ1は、電力供給部15から制御部14に電力が供給されると、まず、センサ13に電力が供給され、センサ13により、常時使用者の手を検出可能となる。使用者の手がノズル23の下方に位置すると、センサ13は、当該手が位置したことを検出し、検出情報を制御部14に送信する。制御部14は、センサ13からの検出情報を受信すると、当該情報に基づいて、駆動機構12に電力を供給して駆動し、可動体32を所定の距離だけ固定体31側に押圧して移動させる。
可動体32の移動により、ポンプ部33は、ポンプ室内の液体を圧送する。このとき、圧送された液体は、混合部34により空気と混合して泡状となる。当該泡状の液体は、ノズル23内の連通孔42を通過して適量がノズル23の先端から吐出される。
所定の距離だけ可動体32を移動させた駆動機構12は、可動体32への押圧を解除する。また、押圧が解除された可動体32は、ポンプ部33の付勢部材により、固定体31から離間する方向に移動する。このとき、ポンプ部33では、ポンプ室に所定の量の液体が吸込まれる。これにより、供給装置11は、次回の駆動機構12の駆動まで待機する待機状態となる。これらのように、液体ディスペンサ1は、センサ13で手が検出されると、制御部14により供給装置11の供給手段22を駆動機構12により駆動して、泡状の液体をノズル23から供給する。
次に、ノズル23の先端から適量が吐出された液体について説明する。泡状の液体は、ノズル23の連通孔42から外部空間に吐出されると、ノズル23の内部の圧力と気圧の差によって僅かに膨張する。
なお、このように吐出された泡状の液体は、泡状の液体の分子が引き合ってまとまろうとする分子間力(ファンデルワールス力)による表面張力によって吸着力が発生し、複数泡が互いに吸着する。また、泡状の液体は、複数の泡により連続する。
連通孔42から吐出された泡状の液体は、ノズル23の連通孔42端部の周囲の突出部44の表面に接触するとともに、重力方向へ連続して移動する。また、泡状の液体は、連通孔42から継続して吐出される泡状の液体に押され、連通孔42の周囲の突出部44の表面からノズル23の外周側へさらに拡散し、平面部43の一部に接触するとともに、重力方向へと連続して移動する。
泡状の液体は、連通孔42から適量が吐出されると、吸着力によりその自重が支えきれなくなった大部分が重力方向に落下し、落下しなかった泡が吸着力によって平面部43の一部及び突出部44の表面に残存する。
当該残存した泡状の液体は、連続していた泡が落下したことにより、落下した泡から受けていた重力方向への引張力が解除されるとともに、その表面張力により平面部43のノズル23の外周側にさらに漸次移動し、連通孔42からの吐出時よりも平面部43に広範囲で接触する。残存する泡状の液体は、複数の泡が互いの吸着力により一体に連続するとともに、それぞれが平面部43及び突出部44に接触した状態でノズル23に保持される。これにより、残存した泡状の液体は、広い面積でノズル23の先端に接触することから、平面部43及び突出部44からその自重により滴下せず、平面部43及び突出部44に保持される。
また、残存した泡状の液体は、時間の経過とともに泡が消失して液状となっても、平面部43及び突出部44に接触していることから、その表面張力により平面部43及び突出部44に保持され、突出部44の先端側に移動することが極力防止される。
このように構成された液体ディスペンサ1によれば、ノズル23の端面を成す平面部43と、所定の傾斜角度の曲面で形成された突出部44を設けることで、簡単な構成であって、残存した液体の液ダレを防止可能となる。
具体的に説明すると、ノズル23は、その突出部44の傾斜角度が平面部43に対して所定の傾斜角度の範囲内で球面の一部を成す形状に形成されている。このため、ノズル23は、泡状の液体が連通孔42から吐出された場合に、突出部44が抵抗となり、突出部44を超えて平面部43に泡状の液体が接触する面積を極力小さくすることが可能となる。このため、吐出された泡状の液体は、ノズル23の先端に少量を残して落下することとなり、泡切れが良く、ノズル23に残存する液体の量を低減することが可能となる。
また、ノズル23は、吐出後に残存した液体をその表面張力により平面部43を移動させることで、泡状の液体を吐出時よりも広い面積で接触させることが可能となる。泡状の液体を吐出時よりも広い面積でノズル23に保持することから、ノズル23は、残存する泡状の液体の滴下、即ち液ダレが防止可能となる。
ノズル23は、平面部43及び突出部44の表面積が、連通孔42の突出部44での開口面積の5倍以上、より好ましくは10倍以上とすることにより、液体を保持する表面積を十分に確保することが可能となり、液体の液ダレを極力防止することが可能となる。
突出部44は、曲面とすることで、泡状の形態の移動の抵抗を低減可能となり、表面積が広くなることにより、当該液体を極力保持することが可能となる。また、突出部44は、球面の半径の1/2以下とすることで、その曲面がなす傾斜角度を小さくすることが可能となり、表面張力による移動が極力可能となる。
また、突出部44は、平面部43側からその先端(連通孔42及び突出部44の陵部)に向かって傾斜角度が漸次小さくなる構成である。このため、ノズル23は、平面部43及び突出部44に付着した液状の液体が突出部44の表面に沿って重力方向へ移動しても、当該液体をその下方の球面により極力保持することが可能となる。また、液状の液体の移動速度を低減可能となる。これらのことにより、突出部44の先端に移動する液体の量、及び、当該先端に移動した液体の滴下を低減することが可能となる。
さらに、ノズル23は、その内部に連通孔42を有する円筒状に形成されるとともに、その端面の平面部43に、突出部44を一体に成型する構成であることから、簡単な形状でよい。このため、樹脂材料でノズル23を形成する場合であっても、金型の形状も簡単な形状でよく、製造コストの低減も可能となる。これらのように、ノズル23は、平面部43及び突出部44を設ける構成とすることで、簡単な形状とし、製造コストを増大させることなく液ダレを防止可能となる。
上述したように、本発明の第1の実施形態に係る液体ディスペンサ1によれば、ノズル23の先端に、平面部43及び所定の角度の曲面で形成された突出部44を設ける構成とすることで、簡単な構成で液ダレが防止可能となる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る液体ディスペンサ1に用いるノズル23Aの構成を、図5を用いて説明する。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る液体ディスペンサ1に用いられるノズル23Aの構成を拡大して示す断面図である。なお、第2の実施形態に係る液体ディスペンサ1のノズル23Aの構成のうち、上述した第1の実施形態に係る液体ディスペンサ1のノズル23と同様の構成には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。また、第2の実施形態に係る液体ディスペンサ1は、上述した第1の実施形態に係る液体ディスペンサ1と、ノズル23Aの構成以外、同一の構成であるため、その詳細な説明は省略する。
図5に示すように、ノズル23Aは、例えば樹脂材料により、可動体32に一体に成形されている。ノズル23Aは、その内部がポンプ室と連続する連通孔42を有する胴部41と、胴部41の先端に形成された平面部43と、を備えている。即ち、ノズル23Aは、ノズル23の突出部44が0度、換言すると突出部44を有さない構成である。
平面部43は、その表面積が、連通孔42の平面部43に開口する開口面積よりも広く形成されている。平面部43の表面積は、連通孔42の開口面積の5倍以上であることが好ましく、10倍以上がより好ましい。
このように構成された液体ディスペンサ1は、泡状の液体がノズル23Aから外部の空間に吐出されると、連通孔42周囲の平面部43の表面に接触して付着する。また、泡状の液体は、連通孔42から継続して吐出される泡状の液体に押され、連通孔42の周囲の平面部43の表面にノズル23Aの外周側へ拡散するとともに、重力方向へと連続して移動する。
このように吐出された泡状の液体は、複数泡が互いに吸着して連続しており、連通孔42から所定の量が吐出されると、泡状の液体の大部分は重力方向に落下し、落下しなかった泡が吸着力によって平面部43表面に付着して残存する。
また、泡状の液体は、連通孔42から吐出された際にノズル23Aの外周側へ向かって広がり、平面部43に接触する。これにより、残存する泡状の液体は、複数の泡が互いの吸着力により平面部43に保持される。
また、ノズル23Aは、その端面である平面部43の表面積が、連通孔42の流路面積よりも広く形成されている。このため、ノズル23Aは、泡状の液体、及び、泡状から液状へと変化した液体を広い面積で保持可能となる。また、ノズル23Aは、その平面部43に、重力方向に突出する突出部44を有さない構成であることから、その先端に付着した液体が、その平面部43上に位置することとなる。換言すると、平面部43に接触して付着した液体は、一部に集中することなく、液体の表面張力により平面部43に平均的に分散されて位置する。このため、液ダレを極力防止することが可能となる。
このように構成された液体ディスペンサ1によれば、ノズル23Aは、その端面に平面部43を有する構成とすることで、上述したノズル23と同様に、簡単な構成で、液体の液ダレを防止することが可能となる。
また、ノズル23Aは、突出部44を有さない構成であることから、泡状の液体がノズル23よりも容易にノズル23Aの周方向へ移動することが可能であるとともに、液体の重力方向への移動が防止可能となる。
換言すると、ノズル23Aは、連通孔42から吐出された泡状の液体が、上述した突出部44を有するノズル23よりも、その外周側へと移動する。このため、ノズル23Aは、その平面部43にノズル23よりも広い表面積で泡状の液体が接触する。結果、ノズル23Aは、ノズル23よりも泡切れ性が低下するが、残存する泡状の液体の保持力が増加する。
また、平面で接触する液体を保持可能であることから、液体を平面部43に略均一に保持することが可能となり、ノズル23よりも液体の滴下を防止できる。これらのことにより、ノズル23Aは、ノズル23と同等の効果を得ることが可能となる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではない。上述した例では、液体ディスペンサ1に用いる液体は、石鹸である旨説明したがこれに限定されず、泡状にして吐出される液体であれば、他の液体であってもよい。また、上述した液体ディスペンサ1は、上述の構成に限定されない。例えば、液体ディスペンサ1は、外郭部材10を有さず、供給装置11自体に、センサ13及び制御部14を有する構成であってもよく、また、水道水を供給する装置に一体に組み込まれている構成であってもよい。即ち、泡状の液体を吐出する供給手段22の先端に、ノズル23、23A又は、これらノズル22、23Aと同等の構成のノズルを有する構成であれば、液体ディスペンサ1の形態は適宜設定可能である。
さらに、上述した例では、突出部44は、その先端に連通孔42が開口する構成を説明したが、例えば、連通孔42と突出部44との陵部に、平面部43と平行な面を成す面取り部を設ける構成であってもよい。面取り部を設けることで、突出部44の先端に液状の液体が溜まっても、当該液状の液体を極力広い面積で保持可能となり、液ダレを極力防止可能となる。この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
1…液体ディスペンサ、10…外郭部材、11…供給装置、12…駆動機構、13…センサ、14…制御部、15…電力供給部、21…タンク、22…供給手段、23…ノズル、31…固定体、32…可動体、33…ポンプ部、34…混合部、41…胴部、42…連通孔、43…平面部、44…突出部、S…信号線。

Claims (8)

  1. 液体を泡状にして供給する液体ディスペンサに設けられ、前記泡状の液体を吐出するノズルにおいて、
    内部に前記液体を通過させる連通孔が形成された胴部と、
    前記胴部の端部に形成されるとともに、前記連通孔が開口する平面部と、
    を備えることを特徴とするノズル。
  2. 前記平面部は、その表面積が前記連通孔の開口面積よりも広く形成されていることを特徴とする請求項1に記載のノズル。
  3. 前記平面部の表面であって、前記連通孔の周囲に設けられ、前記吐出された前記泡状の液体が、前記平面部の一部に移動可能な傾斜角度で傾斜する突出部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のノズル。
  4. 前記平面部及び前記突出部は、その表面積が前記連通孔の開口面積よりも広く形成されていることを特徴とする請求項3に記載のノズル。
  5. 前記突出部は、曲面で形成されていることを特徴とする請求項4に記載のノズル。
  6. 前記突出部は、所定の半径の球面の一部により構成されていることを特徴とする請求項5に記載のノズル。
  7. 前記突出部は、前記平面部からの高さが、その半径の1/2以下であることを特徴とする請求項6に記載のノズル。
  8. 前記傾斜角度は、前記平面部に対して0度以上60度以下の角度であることを特徴とする請求項3に記載のノズル。
JP2011270011A 2011-12-09 2011-12-09 ノズル Active JP5941665B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011270011A JP5941665B2 (ja) 2011-12-09 2011-12-09 ノズル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011270011A JP5941665B2 (ja) 2011-12-09 2011-12-09 ノズル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013121377A true JP2013121377A (ja) 2013-06-20
JP5941665B2 JP5941665B2 (ja) 2016-06-29

Family

ID=48773747

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011270011A Active JP5941665B2 (ja) 2011-12-09 2011-12-09 ノズル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5941665B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016159920A (ja) * 2015-02-27 2016-09-05 株式会社吉野工業所 容器用吐出具
JP2016193001A (ja) * 2015-03-31 2016-11-17 大和製罐株式会社 ノズル
WO2017179684A1 (ja) * 2016-04-15 2017-10-19 花王株式会社 泡吐出装置
JP2017193374A (ja) * 2016-04-15 2017-10-26 花王株式会社 泡吐出装置
JP2018075557A (ja) * 2016-04-15 2018-05-17 花王株式会社 泡吐出装置
CN109071074A (zh) * 2016-04-15 2018-12-21 花王株式会社 泡沫吐出装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH057336U (ja) * 1991-07-10 1993-02-02 東陶機器株式会社 液状界面活性剤供給装置
JPH0665251U (ja) * 1993-02-15 1994-09-13 東洋製罐株式会社 泡状液体絞り出し容器
JP2006212086A (ja) * 2005-02-01 2006-08-17 Saraya Kk 泡ディスペンサ及び吐出ノズル

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH057336U (ja) * 1991-07-10 1993-02-02 東陶機器株式会社 液状界面活性剤供給装置
JPH0665251U (ja) * 1993-02-15 1994-09-13 東洋製罐株式会社 泡状液体絞り出し容器
JP2006212086A (ja) * 2005-02-01 2006-08-17 Saraya Kk 泡ディスペンサ及び吐出ノズル

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016159920A (ja) * 2015-02-27 2016-09-05 株式会社吉野工業所 容器用吐出具
JP2016193001A (ja) * 2015-03-31 2016-11-17 大和製罐株式会社 ノズル
WO2017179684A1 (ja) * 2016-04-15 2017-10-19 花王株式会社 泡吐出装置
JP2017193374A (ja) * 2016-04-15 2017-10-26 花王株式会社 泡吐出装置
JP2018075557A (ja) * 2016-04-15 2018-05-17 花王株式会社 泡吐出装置
CN109071074A (zh) * 2016-04-15 2018-12-21 花王株式会社 泡沫吐出装置
TWI736609B (zh) * 2016-04-15 2021-08-21 日商花王股份有限公司 泡沫噴出裝置
US11304571B2 (en) 2016-04-15 2022-04-19 Kao Corporation Foam discharge device

Also Published As

Publication number Publication date
JP5941665B2 (ja) 2016-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5941665B2 (ja) ノズル
KR101488526B1 (ko) 고정 분배 관을 구비한 거품 비누 분배기
EP1444049B1 (en) Foam dispenser and storage holder therefor
JP2015535194A (ja) 常設空気コンプレッサー及び再充てんユニットを備えるアンダーカウンター据付泡ディスペンサーシステム
JP6402945B2 (ja) 部品数が低減された水平ポンプ、リフィルユニット及びディスペンサー
PT2080560E (pt) Distribuidor de espuma com unidade de enchimento de bomba de tubo de líquido
US20140096316A1 (en) Portable bidet sprayer
US8245954B2 (en) Showerhead
EP1639925A3 (de) Milchschäumvorrichtung mit Bläschenformer
WO2009115774A8 (en) Water dispensing apparatus
JP2011051622A (ja) スクイズフォーマー
JP2016518291A5 (ja)
WO2007019568A3 (en) Fluid dispensing apparatus
JP6476038B2 (ja) ノズル
JP5941666B2 (ja) ノズル
US20090194563A1 (en) Foot Operated Foaming Soap Dispenser
WO2008084813A1 (ja) 脱泡装置及び該装置を備える成形装置
KR101321907B1 (ko) 화장실 방향제분사장치
AU2013280697B2 (en) Grit and foam dispenser
JP7326331B2 (ja) 離れて発泡するシステムおよびそのようなシステムのための液だれ防止機構
KR101636002B1 (ko) 수전커버
US8662418B1 (en) Soap dispensing showerhead system
WO2009041538A1 (ja) 薬液供給装置
WO2010107048A1 (ja) 薬液供給装置
KR101330798B1 (ko) 세제를 배출하는 샤워기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141030

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151006

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160426

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160523

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5941665

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150