JPH0665066A - 貼付剤 - Google Patents

貼付剤

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JPH0665066A
JPH0665066A JP22254492A JP22254492A JPH0665066A JP H0665066 A JPH0665066 A JP H0665066A JP 22254492 A JP22254492 A JP 22254492A JP 22254492 A JP22254492 A JP 22254492A JP H0665066 A JPH0665066 A JP H0665066A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】粘着剤層からの薬物の放出性を高めると共に、
粘着剤の凝集力の低下を抑えて、皮膚への糊残りや皮膚
への刺激を低減した貼付剤を提供する。 【構成】支持体の片面に粘着剤層が設けられた貼付剤で
あって、該粘着剤層が、(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステル共重合体10〜90重量%、可塑剤2〜70重量
%、無機充填剤1〜20重量%及び薬物0.1〜40重
量%からなる組成物より形成され、前記共重合体のボー
ルタック値が2未満であり、かつ、重量平均分子量が1
20万〜500万であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薬物の経皮投与又は経
粘膜投与に用いられる貼付剤に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、全身もしくは局部での薬効を得
るために、経皮吸収貼付剤を用い、薬物(生理活性物
質)を皮膚を介して吸収させることが行われている。こ
の場合、貼付剤の粘着剤層の粘度が高いと、粘着剤層中
で薬物が拡散しにくくなり、所定の薬物放出性を得るこ
とができないことがある。
【0003】そこで、粘着剤層に対して可塑化作用を持
つ化合物、可塑剤を配合して粘着剤層の粘度を調整し、
配合された薬物の放出性を調節して、所定の経皮吸収性
能を得ている。しかしながら、所定の薬物の放出性を得
るために添加した可塑剤が、過度の粘着剤可塑化を引き
起こして、粘着剤の凝集力を過度に低下させることがあ
る。その結果、支持体の外側に粘着剤層がはみ出した
り、貼付時や剥離時に糊がべたついて手指を汚染した
り、また、剥離した後粘着剤の一部が皮膚に残存するな
どの問題点がある。
【0004】さらに、粘着剤が過度に可塑化されること
により、粘着力が必要以上に強くなり、剥離時に皮膚の
角質や体毛を剥離するため、痛みを感じたり皮膚刺激を
誘発するなどの問題点があった。
【0005】上記問題点の一つの解決策として、例え
ば、粘着剤の凝集力を向上させる方法が挙げられ、その
ために、一般に、カルボキシル基、水酸基、アミド基な
どの極性基を有するモノマーを共重合成分として導入す
る方法や、金属イオン架橋、ウレタン架橋、エポキシ架
橋、メラミン架橋、過酸化物や電子線によるラジカル反
応による架橋などの手段が取られている。しかしなが
ら、いずれの方法も、薬物の放出性能を低下させたり、
粘着剤に配合された薬物の分解が促進されるなどの問題
点がある。
【0006】また、上記問題点の解決を図るために、例
えば、特開平3−291218号公報には、粘着剤層に
無水珪酸を配合する方法が開示されている。しかしなが
ら、この方法では、添加しうる可塑剤の量に限界がある
ため、薬物の高放出性が得られないという問題がある。
【0007】さらに、例えば、特開平4−29927号
公報には、粘着剤を構成するモノマー組成を検討して、
ボールタック値が2未満の粘着剤を使用する方法が開示
されている。しかしながら、この方法では、糊残りや皮
膚刺激が起こるなどの問題点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑みてなされたものであり、その目的は、粘着剤層から
の薬物の放出性を高めると共に、粘着剤の凝集力の低下
を抑えて、皮膚への糊残りや皮膚への刺激を低減した貼
付剤を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の貼付剤は、支持
体の片面に粘着剤層が設けられた貼付剤であって、該粘
着剤層が、(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合
体10〜90重量%、可塑剤2〜70重量%、無機充填
剤1〜20重量%及び薬物0.1〜40重量%からなる
組成物より形成され、前記共重合体のボールタック値が
2未満であり、かつ、重量平均分子量が120万〜50
0万であることを特徴とし、そのことにより、上記目的
が達成される。
【0010】以下に本発明を詳細に説明する。本発明に
使用される支持体としては、特に限定されるものではな
く、例えば、不織布、布地;ポリエステル、ポリエチレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタンなどの合成樹脂
フィルム;アルミ箔など単体及びこれらの積層体が挙げ
られる。
【0011】本発明に用いられる(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステル共重合体としては、アルキル基の炭素数
が1〜18の(メタ)アクリル酸アルキルエステルを共
重合成分とする共重合体が好適に使用される。
【0012】上記(メタ)アクリル酸アルキルエステル
としては、例えば、(メタ)アクリル 酸メチル、(メ
タ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−ブチ
ル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル
酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)ア
クリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸デシル、
(メタ)アクリル酸イソデシル、(メタ)アクリル酸2
−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メ
タ)アクリル酸ステアリル等が挙げられる。
【0013】上記共重合体の重量平均分子量(以下Mw
という)は、小さくなると剥離する際に糊残りを生じ、
大きくなると支持体への塗工が困難になるので、120
万〜500万に限定される。
【0014】また、上記粘着剤層のボールタック値は、
大きくなると本発明の貼付剤に糊残りや皮膚刺激が生じ
るので、2以下に限定される。尚、上記ボールタック値
は、JIS Z0237(粘着テープ・粘着シート試験
方法)のタック(球転法)試験法に準拠して測定される
値である。
【0015】上記共重合体は、溶液重合、塊状重合等通
常の重合方法によって調製される。また、上記共重合体
には、必要に応じて、粘着付与剤、酸化防止剤、液状ゴ
ム、軟化剤、老化防止剤、着色剤、充填剤などが添加さ
れてもよい。
【0016】本発明に用いられる可塑剤としては、例え
ば、エステル類、炭化水素類、アルコール類、アミド類
などの化合物が挙げられ、特に、脂肪酸エステルが好適
に使用される。
【0017】上記脂肪酸エステルとしては、例えば、オ
クタン酸セチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸イ
ソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチ
ン酸イソプロピル、パルミチン酸オクチル、ステアリン
酸ブチル、ステアリン酸オクチル、ヒドロキシステアリ
ン酸オクチル、イソノナン酸イソトリデシル、オレイン
酸デシル、ミンク油脂肪酸エチル、乳酸ミリスチルなど
の一価アルコール脂肪酸エステル;アジピン酸ジイソプ
ロピル、アジピン酸ジオクチル、セバシン酸ジエチル、
コハク酸ジオクチルなどの二塩基酸エステル類;ジカプ
リン酸プロピレングリコール、トリオクタン酸グリセリ
ル、トリ(オクタン酸・デカン酸)グリセリル、トリパ
ルミチン酸グリセリル、ソルビタンオレート、中性脂肪
酸油脂などの多価アルコール脂肪酸エステル類;オリー
ブ油、サフラワー油、ヤシ油脂肪酸トリグリセライド、
綿実油などの動植物油類;スクワラン、α−オレフィン
オリゴマー、流動パラフィン、ワックスなどの炭化水素
類;セタノール、ベヘニルアルコール、2−ヘキシルデ
カノール、2−オクチルデカノール、オレイルアルコー
ルなどのアルコール類;ポリオキシエチレンラウリルエ
ーテル、ポリオキシエチレンオイレルエーテルなどのエ
ーテル類;オレイン酸アミド、ラウリン酸モノエタノー
ルアミドなどのアミド化合物類;ジメチルポリシロキサ
ン、メチルフェニルポリシロキサンなどのシリコーン類
が挙げられる。
【0018】本発明において、可塑剤の配合量は、少な
くなると粘着剤層からの薬物の放出効果が発現せず、多
くなると粘着剤層の凝集力が低下するので、組成物中2
〜70重量%に限定される。
【0019】本発明において、無機充填剤は貼付剤の凝
集力を改善するために配合されるものであり、例えば、
炭酸カルシウム、カオリン、クレー、ベントナイト、タ
ルク、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、ステ
アリン酸マグネシウム、軽質無水珪酸(例えば、日本ア
エロジル社製「アエロジル」)等が好適に使用される。
【0020】本発明において、無機充填剤の配合量は、
粘着剤の種類、組成や分子量、薬剤の種類や配合量、可
塑剤の種類や配合量などによって決定される。無機充填
剤の配合量は、一般に、少なくなると凝集力を向上させ
る効果がなく、多くなると粘着剤層の粘着力が不足する
ので、組成物中1〜20重量%に限定され、好ましくは
4〜18重量%である。
【0021】本発明に使用される薬物(生理活性物質)
としては、経皮投与又は経粘膜投与により生体に作用を
及ぼす薬物であれば特に限定されるものではない。上記
薬物としては、例えば、解熱消炎症鎮痛剤、ステロイド
系抗炎症剤、血管拡張剤、高血圧・不整脈用剤、血圧降
下剤、鎮咳去たん剤、抗腫瘍剤、局所麻酔剤、ホルモン
剤、喘息・鼻アレルギー治療剤、抗ヒスタミン剤、抗凝
血剤、鎮痙剤、脳循環・代謝改善剤、抗うつ・抗不安
剤、ビタミン剤、血糖降下剤、抗潰瘍剤、睡眠剤、抗生
物質等が挙げられる。
【0022】本発明の貼付剤に使用される粘着剤層は、
前記共重合体に、可塑剤、無機充填剤及び薬剤が配合さ
れたものから構成され、薬剤の配合量は、少なくなると
薬効が低下し、多くなると貼付性が低下するので、組成
物中0.1〜40重量%に限定される。
【0023】本発明の貼付剤を製造するには、通常の粘
着テープの製造方法が採用され、例えば、溶液塗工法や
ホットメルト塗工法が用いられる。上記溶液塗工法とし
ては、例えば、共重合体とその他の配合物を均一に混合
した後、支持体上に塗工・乾燥して粘着剤層を形成する
か、あるいは共重合体とその他配合物の混合物を剥離紙
上に塗工・乾燥した粘着剤層を、支持体に転写する方法
が挙げられる。また、上記ホットメルト塗工法として
は、例えば、共重合体とその他の配合物を加熱、溶融
し、均一に混合した後、支持体上に溶融塗工して粘着剤
層を形成する方法が挙げられる。
【0024】上記粘着剤層の厚さは10〜2000μm
が好ましい。また、上記粘着剤層の上には、必要に応じ
て、粘着剤層を保護する剥離紙が積層されてもよい。
【0025】本発明の貼付剤に使用される粘着剤層のボ
ールタック値は、4〜13の範囲が好ましい。尚、上記
ボールタック値は、JIS Z0237(粘着テープ・
粘着シート試験方法)のタック(球転法)試験法に準拠
して測定される値である。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。 (実施例1) (1)(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体の
調製 メタクリル酸−2−エチルヘキシル9322g、メタク
リル酸ドデシル1642g及び、酢酸エチル3600g
を40リットル重合機に入れて均一に混合し、80℃に
加熱した後、過酸化ラウロイル60gをシクロヘキサン
3リットルに溶解した溶液を10時間かけて添加しなが
ら重合反応を行い、共重合体を調製した。このとき得ら
れた共重合体のMwは163万であった。
【0027】(2)貼付剤の作製 上記共重合体、ミリスチン酸イソプロピル、親水性軽質
無水珪酸(日本アエロジル社製、商品名「AEROSI
L A−200」)及び硝酸イソソルビド(冠血管拡張
剤)を、乾燥後の組成が表1に示す割合となるように配
合し、酢酸エチルに溶解した後、ディゾルバーで均一に
混合し、不揮発成分30重量%の分散液を調製した。上
記分散液を、乾燥後の厚さが100μmとなるようにポ
リエチレンテレフタレートフィルムに塗工し、60℃で
30分間乾燥して、粘着剤層を形成した。次いで、上記
粘着剤層上に、ポリエチレンテレフタレートとEVA
(エチレン−酢酸ビニル共重合体)の積層フィルムを貼
り合わせて貼付剤を作製した。
【0028】(3)ボールタック値の測定 上記共重合体及び粘着剤層のボールタック値を、JIS
Z0237(粘着テープ・粘着シート試験方法)のタ
ック(球転法)試験法に準拠して測定し、その結果を表
1に示した。
【0029】(4)糊残り試験 上記貼付剤を15×15mmのサイズに切断して試料と
して、この試料を被験者の胸部に貼付後24時間経過し
てから剥離し、糊残りの状態を肉眼で観察して、下記基
準に従って評価し、その結果を表1に示した。 ◎:全く糊残りがない、○:殆ど糊残りがない、△:周
囲にやや糊残りがある、×:全体に糊残りがある。
【0030】(5)薬物放出性試験 ヌードマウス皮膚透過性試験により、薬物放出性を評価
した。フランツの拡散セルにヌードマウスの背部摘出皮
膚を固定し、皮膚上部に直径1cmの円形の貼付剤を張
り付けた。拡散セルは37℃の恒温とし、レセプター液
として20%ポリエチレングリコール含有生理食塩水を
用いた。貼付24時間後に皮膚下側のレセプター液に移
行した薬物量を高速液体クロマトグラフィ(HPLC)
により測定し、貼付剤中の薬物量に対する移行薬物量の
量を求めて、貼付剤からの薬物放出性を評価し、その結
果を表1に示した。
【0031】(実施例2)メタクリル酸−2−エチルヘ
キシル9351g、メタクリル酸ドデシル1645g及
び酢酸エチル3600gを40リットル重合機に入れ均
一に混合し、80℃に加熱した後、過酸化ラウロイル6
2gをシクロヘキサン3リットルに溶解した溶液を10
時間かけて添加しながら重合反応を行って、共重合体
(共重合体のMw:204万)を調製したこと以外は、
実施例1と同様にして、粘着剤層を形成して貼付剤を得
た。得られた共重合体及び貼付剤を用いて、実施例1と
同様にして評価を行い、その結果を表1に示した。
【0032】(実施例3)メタクリル酸−2−エチルヘ
キシル5575g、メタクリル酸ドデシル5583g及
び酢酸エチル3600gを40リットル重合機に入れ均
一に混合し、80℃に加熱した後、過酸化ラウロイル6
2gをシクロヘキサン3リットルに溶解した溶液を10
時間かけて添加しながら重合反応を行って、共重合体
(共重合体のMw:213万)を調製したこと以外は、
実施例1と同様にして、粘着剤層を形成して貼付剤を得
た。得られた共重合体及び貼付剤を用いて、実施例1と
同様にして評価を行い、その結果を表1に示した。
【0033】(実施例4)アクリル酸ブチル3085
g、メタクリル酸ブチル12428g及び酢酸エチル3
600gを40リットル重合機に入れ均一に混合し、8
0℃に加熱した後、過酸化ラウロイル62gをシクロヘ
キサン3リットルに溶解した溶液を24時間かけて添加
しながら重合反応を行って、共重合体(共重合体のM
w:205万)を調製した。上記共重合体、ミリスチン
酸イソプロピル、親水性軽質無水珪酸(日本アエロジル
社製、商品名「AEROSIL A−200」)及び硝
酸イソソルビド(冠血管拡張剤)を、乾燥後の組成が表
1に示す割合となるように配合し、酢酸エチルに溶解し
た後、ディゾルバーで均一に混合し、不揮発成分約30
重量%の分散液を調製した後、実施例1と同様にして、
粘着剤層を形成して貼付剤を得た。得られた共重合体及
び貼付剤を用いて、実施例1と同様にして評価を行い、
その結果を表1に示した。
【0034】(比較例1)メタクリル酸−2−エチルヘ
キシル9332g、メタクリル酸ドデシル1661g及
び酢酸エチル3600gを40リットル重合機に入れ均
一に混合し、80℃に加熱した後、過酸化ラウロイル6
3gをシクロヘキサン3リットルに溶解した溶液を10
時間かけて添加しながら重合反応を行って、共重合体
(共重合体のMw:110万)を調製した。上記共重合
体、ミリスチン酸イソプロピル、親水性軽質無水珪酸
(日本アエロジル社製、商品名「AEROSIL A−
200」)及び硝酸イソソルビド(冠血管拡張剤)を、
乾燥後の組成が表1に示す割合となるように配合し、酢
酸エチルに溶解した後、ディゾルバーで均一に混合し、
不揮発成分約30重量%の分散液を調製した後、実施例
1と同様にして、粘着剤層を形成して貼付剤を得た。得
られた共重合体及び貼付剤を用いて、実施例1と同様に
して、評価を行いその結果を表1に示した。
【0035】(比較例2)比較例1で調製した共重合
体、ミリスチン酸イソプロピル、親水性軽質無水珪酸
(日本アエロジル社製、商品名「AEROSIL A−
200」)及び硝酸イソソルビド(冠血管拡張剤)を、
乾燥後の組成が表1に示す割合となるように配合し、酢
酸エチルに溶解した後、ディゾルバーで均一に混合し、
不揮発成分約30重量%の分散液を調製した後、実施例
1と同様にして、粘着剤層を形成して貼付剤を得た。得
られた共重合体及び貼付剤を用いて、実施例1と同様に
して、評価を行いその結果を表1に示した。
【0036】
【表1】
【0037】
【発明の効果】本発明の貼付剤は、上述の粘着剤層構成
とすることにより、薬物の高放出性を実現することがで
き、凝集力の過度の低下を防止できるので、貼付時に粘
着剤のはみ出しがなく、剥離時に糊残りや皮膚刺激を起
こすようなことはない。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体の片面に粘着剤層が設けられた貼付
    剤であって、該粘着剤層が、(メタ)アクリル酸アルキ
    ルエステル共重合体10〜90重量%、可塑剤2〜70
    重量%、無機充填剤1〜20重量%及び薬物0.1〜4
    0重量%からなる組成物より形成され、前記共重合体の
    ボールタック値が2未満であり、かつ、重量平均分子量
    が120万〜500万であることを特徴とする貼付剤。
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