JPH0664900B2 - 信号再生装置 - Google Patents

信号再生装置

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JPH0664900B2
JPH0664900B2 JP10436285A JP10436285A JPH0664900B2 JP H0664900 B2 JPH0664900 B2 JP H0664900B2 JP 10436285 A JP10436285 A JP 10436285A JP 10436285 A JP10436285 A JP 10436285A JP H0664900 B2 JPH0664900 B2 JP H0664900B2
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Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C 従来の技術 D 発明が解決しようとする問題点 E 問題点を解決するための手段(第1図) F 作用 G 実施例 Gディジタルオーディオテープレコーダ(R−DAT)
(第3図) G繰返し再生動作(第1図、第2図) H 発明の効果 A 産業上の利用分野 本発明は信号再生装置に関し、特に回転ヘッド方式によ
るディジタルオーディオテープレコーダに適用して有益
なものである。
B 発明の概要 本発明は、記録媒体に記録された情報信号及び位置信号
を再生する信号再生装置において、記録媒体からの再生
位置信号に欠落または欠陥があることが検出された場
合、記録媒体の位置情報を記録媒体の移動検出信号を演
算して得た演算位置情報で補足することによって記録媒
体上の所望の区間の始点及び終点の正確な記録媒体の位
置情報を得ることができるようにしたものである。
C 従来の技術 現在開発が進められているディジタルオーディオテープ
レコーダ(DAT)には、固定ヘッド方式(S−DAT)と回
転ヘッド方式(R−DAT)とがある。S−DATは、多トラ
ック固定ヘッドを用いてテープの長手方向と平行な多数
のトラックに信号を記録する方式であり、R−DATは、
回転ヘッドを用いたヘリカルスキャンにより、テープの
長手方向に対して斜めのトラックに信号を記録する方式
である。
第4図にR−DATのテープフォーマットを示し、同図中
の諸元の一例を次に示す。
(A)テープ幅 3.81mm (W)有効記録幅 2.61mm (Vt)テープ速度 7.20mm/s (L)トラック長 23.5mm (P)トラックピッチ 12.0μm (θ)トラック角 6゜22′ (α)アジマス角 ±20゜ このようなフォーマットのテープに対応して、回転ヘッ
ドのドラムの直径、回転数はそれぞれ例えば30mm、2000
rpmとされ、記録速度(第4図のVh)は3.13m/sとされ
る。また、テープの巻付け角は90゜とされる。
R−DATで、例えば音楽を録音する場合、第5図及び第
6図に示すようなトラックフォーマット及びブロックフ
ォーマットに従って記録される。この場合、プログラム
番号、トラック番号、タイムコード(プログラムの開始
点からの時間を○分○秒のように表示するコード)等の
位置情報及びその他必要な補助データを含むサブコード
が同時に記録される場合もある。
第5図に示すように、1トラックは196ブロックで構成
され、PCMオーディオデータ記録区間を中心として、そ
の両側にトラッキングのためのパイロット信号が記録さ
れるATF期間があり、更にその外側に補助データを記録
するためのサブコード期間が設けられている。
PCM期間及びサブコード期間のそれぞれには、同期のた
めのPLL期間が設けられると共に、PCM期間及びサブコー
ド期間の間にはギャップが設けられ、このギャップに記
録、再生のモード切換えのタイミングを合わせることに
よって、PCMオーディオ信号またはサブコード信号を単
独に記録することができる。尚、第5図に図示の数字は
各期間のブロック数を示す。
第6図に示すように、1ブロックは288ビットから構成
され、8ビットのブロック同期コードに続いて、それぞ
れ8ビットのアイデンティファイコード(以下IDコード
と呼ぶ)及びブロックアドレスコードが設けられと共
に、8ビットのパリティコードが設けられ、256ビット
のデータ(PCMデータまたはサブコードデータ)がこれ
に続くようになっている。なお、ブロックアドレスコー
ドのMSBはPCMブロックでは“0"とされ、サブコードブロ
ックでは“1"とされる。
PCM領域におけるIDコードによって、音声の使用、エン
ファシス特性、量子化特性、サンプリング周波数、チャ
ンネル数、PCM化オーディオ信号の編集の有無等が表さ
れる。また、サブコード領域においては、サブコードデ
ータの編集の有無、録音されたプログラムの録音開始点
(頭)、再生時にスキップする区間等が、IDコードのMS
B、2SB、3SB・・・にそれぞれ割付けられる。
そして各プログラムの頭では、IDコードの2SBが10秒間
“1"とされて、プログラム始点信号として用いられる。
上述のサブコードはタイムコードのような時間的に変化
するデータを含むため、1つのプログラムについて連続
的に且つ全域にわたって記録することが好ましい。例え
ばプログラムが音楽である場合は、1曲を1つのプログ
ラムとして、1曲の始めから終わりまで全域にわたって
プログラム番号、タイムコード等が記録される如くであ
る。その場合、同一テープに1回の記録で複数のプログ
ラムが記録される場合は、記録順序に従って各プログラ
ムに「1」,「2」,「3」・・・とプログラム番号が
自動的に付される。また、各プログラム毎のタイムコー
ドが自動的に設定される。
ところで、各種の媒体に録音された音楽を再生して聴取
する場合、その全曲または希望の1曲若しくはある曲の
任意の2点間を繰返して再生したい場合がある。このた
め、例えば、市販のディジタルオーディオディスクプレ
ーヤは概ねこの繰返し再生機能を備えている。
周知のように、ディジタルオーディオディスクには、オ
ーディオデータの他に、サブコード内に終始一貫したト
ラック番号及びタイムコードが必ず記録されており、こ
れらの位置情報が繰返し再生の始点及び終点の指標とし
て用いられる。また、これらの位置情報がユーザによっ
て消去もしくは無効化されることはない。
D 発明が解決しようとする問題点 ところが、一般に、ユーザがテープレコーダで記録を行
う場合は、1本の生テープにテープ始端からテープ終端
まで複数のプログラムを1回の記録で記録することは少
ない。通常は、例えば第7図Aに示すように、1回の記
録で幾つかのプログラムを記録し、後日、他の幾つかの
プログラムを前のプログラムの後につなげて記録するつ
なぎ録り(アセンブル)や、或いは同図Bに示すよう
に、前に記録されたプログラムに重ねて他のプログラム
を記録する重ね録り(インサート)のような複数回の記
録、即ち編集を行う場合が多い。
このため1回目の記録でn個のプログラムが記録されて
「1」〜「n」のプログラム番号が付された後、2回目
の記録領域(編集域)にm個のプログラムが記録される
と、それらのm個のプログラムに対して「1」〜「m」
のプログラム番号が付されることになる。更に、インサ
ートの場合には、インサートされた部分に1回目に記録
されていたl個のプログラムは、同図Bに示すように、
そのプログラム番号、タイムコードと共に消去されてし
まう。
1本のテープについて編集が行われた場合には、例えば
第7図Bに示すように、編集域、初回録音域の双方にプ
ログラム番号の1番及び2番が存在し、また、編集域の
始点SEにおいてプログラム番号が2番から1番へ逆転
し、終点FEにおいて3番から5番へ飛躍する等、プログ
ラム番号やタイムコード等の位置情報(以下、タイムコ
ード等と略称する。)の重複が生じると共に、不連続が
生じることになり、位置情報として必要な一貫性(単一
性及び連続性)が全く失われてしまう。従って、このよ
うな欠陥のあるタイムコード等によっては、テープの繰
返し再生を行なうことができないという問題があった。
この問題を解決するために、1本のテープの記録が完了
した後、タイムコード等を全面的に変更することが考え
られるが、録音された全てのプログラムのタイムコード
等の全面的な変更を行なうためには、録音時間と同じ長
時間が必要である。また、タイムコード等はサブコード
データの領域に記録されるので、この領域を検出して変
更のタイミングを制御することが非常に困難である。
そこで、本出願人は、さきに、短時間でプログラム番号
を打直すことのできる記録再生装置を提案した(特願昭
59−272545号参照)。
既提案装置においては、サブコードをプログラムの冒頭
部分のみに記録するようにしている。そして1回目の記
録の際は、プログラム番号を各プログラムのサブコード
領域の所定の位置に順次に記録し、2回目以後の記録の
際は、所定位置にプログラム番号に代えてプログラム始
点信号をサーチの際の検出に必要な時間、例えば10秒間
記録するようにしている。
全てのプログラムの記録が終了したテープにプログラム
番号を再付与する場合は、プログラム始点信号を順次に
検出して、第7図Cに示すように、その部分に1回目の
記録時に記録されたプログラム番号に続くプログラム番
号を順次に記録して行くようになっている。
従って、既提案装置では、各プログラム始点信号の間は
サーチモードによりテープを高速で送ることができるの
で、全てのプログラムにプログラム番号を再付与する作
業を短時間に行なうことができる。但し、プログラム番
号の外にサブコードを構成するタイムコード、タイトル
等の他のデータを記録するには、やはり長時間を要する
ので、現実的には、既提案装置によるプログラム番号の
再付与に拘らず、同図Cの編集域終点FEの前後にみられ
るように、そのタイムコードが一貫性を失っているとい
う問題は解消されない。
また、同一のテープが繰返して編集録音されると、編集
域の増加及び新旧演出域の離散、集中等によって、上述
のようなタイムコード等の混乱は一層助長される。この
場合、前述のPCM領域及びサブコード領域における各ID
コードは、編集の新、旧に拘らず“1"となるので、上述
のタイムコードの混乱を軽減するために、このIDコード
を用いることはできない。
かかる点に鑑み、本発明の目的は、編集等によって記録
媒体からの再生位置信号に欠落又は欠陥が生じた場合、
または記録媒体に位置信号が記録されていない場合にお
いても、記録媒体上の所望区間の始点及び終点の正確な
位置情報を得ることのできる信号再生装置を提供すると
ころにある。
E 問題点を解決するための手段 本発明は、記録媒体Tに記録された情報信号及び位置信
号を再生する信号再生装置において、記録媒体Tの移動
を検出する移動検出器(13)及び(14)と、この移動検
出器(13),(14)からの移動検出信号を演算して、記
録媒体の位置情報を得る位置情報演算回路(15)と、記
録媒体Tから再生された位置信号に基づく第1の位置情
報及び位置情報演算回路(15)から得られた第2の位置
情報とを記憶する記憶手段(204),(205)と、第1の
位置情報の有無を検出する位置情報検出手段(201)
と、第1の位置情報の一貫性の有無を検出する位置情報
一貫性検出手段(202)とを設け、情報信号の所望の区
間にわたって位置情報検出手段(201)及び位置情報一
貫性検出手段(202)の双方から有検出出力が得られた
ときは、記憶手段(204),(205)から情報信号の所望
の区間の始点SR及び終点FRに対応する第1の位置情報が
読出されるようになされると共に、情報信号の所望の区
間において、位置情報検出手段(201)または位置情報
一貫性検出手段(202)の少なくとも一方から無検出出
力が得られたときは、記憶手段(204),(205)から情
報信号の所望の区間の始点SR及び終点FRに対応する第2
の位置情報が読出されるようになされた信号再生装置で
ある。
F 作用 かかる本発明によれば、記録媒体からの再生位置信号に
欠落または欠陥があって、位置情報検出手段(201)ま
たは位置情報一貫性検出手段(202)の少なくとも一方
から無検出出力が得られた場合、演算位置情報によって
補足されるので、記録媒体からの再生位置信号の欠落又
は欠陥の如何に拘らず、記録媒体上の所望区間の始点及
び終点の位置情報を正確に得ることができる。
G 実施例 以下、第1図〜第3図を参照しながら、本発明をR−DA
Tに適用した一実施例について説明する。
ディジタルオーディオテープレコーダ(R−DAT) 本発明を適用したR−DATの構成を第3図に示す。この
第3図において、磁気テープTは、供給リール(1)か
ら繰出されて巻取りリール(2)に巻取られる間に、1
対の磁気ヘッドHA及びHBが180゜の角度割りで搭載され
た回転ドラム(3)に所定の角度で巻付けられると共
に、ピンチローラPによってキャプスタン(4)に圧接
される。
回転ドラム(3)及びキャプスタン(4)には駆動用の
モータ(5)及び(6)並びに回転検出用の周波数発電
機(以下FGと略称する)(7)及び(8)がそれぞれ結
合されている。(9)はサーボ駆動回路であって、FG
(7)及び(8)からの回転検出信号が供給され、この
回転検出信号に基づいた駆動出力がドラムモータ(5)
及びキャプスタンモータ(6)に供給される。
同様に、供給リール(1)及び巻取りリール(2)を駆
動する各リール軸にもモータ(11)及び(12)並びにFG
(13)及び(14)がそれぞれ連結される。(15)は位置
情報演算回路、(16)はリール駆動制御回路であって、
FG(13)及び(14)から回転検出信号が演算回路(15)
に供給され、この回転検出信号に基づく演算出力が演算
回路(15)からリール駆動制御回路(16)と後述のシス
テム制御器(20)とに供給される。リール駆動制御回路
(16)の1対の出力がリールモータ(11)及び(12)に
それぞれ供給される。
(20)はシステム制御器であって、マイクロコンピュー
タから構成され、サーボ駆動回路(9)、リール駆動制
御回路(16)、後述の信号処理・制御回路(30)等との
間で、主として動作モードに係る信号の授受が行われ
る。また、入力装置(21)を介して、テープレコーダの
操作釦(図示せず)による動作モードの指令がシステム
制御器(20)に供給されると共に、システム制御器(2
0)から動作モード、テープTの位置信号等が表示装置
(22)に供給される。
(30)は信号処理・制御回路であって、オーディオ信号
がPCM化されるA−D変換器(PCMエンコーダ)(31)、
PCMデータがオーディオ信号に変換されるD−A変換器
(PCMデコーダ)(32)、外部との間でサブコードデー
タの授受を行なうサブコードエンコーダ(33)及びサブ
コードデコーダ(34)が含まれる。
(35)は信号処理回路であって、A−D変換器(31)か
らのPCMデータ及びサブコードエンコーダ(33)の出力
はこゝで第5図、第6図に示すフォーマットに従って処
理されると共に、並べ替え(インターリーブ)等の誤り
対策がなされる。(36)は誤り訂正回路であって、再生
データが供給され、訂正処理して得られたPCMデータが
D−A変換器(32)に供給されると共に、サブコード情
報がサブコードデコーダ(34)に供給される。
(37)はタイミング制御回路であって、信号処理回路
(35)及び誤り訂正回路(36)にそれぞれ制御信号を供
給すると共に、スイッチSW及びSWにそれぞれ切換え
制御信号を供給する。
信号処理回路(35)の出力は、記録増幅器(38)、スイ
ッチSW及びスイッチSWを介して、回転ドラム(3)
に搭載された磁気ヘッドHA及びHBに供給される。また、
磁気ヘッドHA及びHBからの再生データは、スイッチS
W,SW、再生増幅器(39)及びPLL(40)を経て、誤
り訂正回路(36)に供給される。両増幅器(38)及び
(39)の周波数特性は適宜に等化、補償されている。
(41)はサーチ制御回路であって、これには再生増幅器
(39)及びPLL(40)の出力が供給されると共に、シス
テム制御器(20)との間で情報の授受が行われる。ま
た、サーボ駆動回路(9)及びリール駆動制御回路(1
6)にサーチ制御回路(41)からサーチ制御信号が供給
される。
第3図のR−DATの動作は次のとおりである。
記録時には、入力されたオーディオ信号はA−D変換器
(31)でPCMデータに変換され、サブコードエンコーダ
(33)の出力と共に、信号処理回路(35)で処理され
て、記録増幅器(38)、図示とは逆の状態に接続された
スイッチSWを介して、ヘッド切換スイッチSWに供給
される。このヘッド切換スイッチSWはヘッドHA,HB
回転と同期して切換えられ、信号処理されたPCMデータ
及びサブコードデータは、前出第4図〜第6図のフォー
マットに従ってテープTに記録される。
このとき、回転ドラム(3)及びキャプスタン(4)の
駆動モータ(5)及び(6)の回転がそれぞれFG(7)
及び(8)で検出される。両FG(7)及び(8)からの
回転検出信号に基づいて、サーボ駆動回路(9)はドラ
ムモータ(5)及びキャプスタンモータ(6)をそれぞ
れ速度サーボと位相サーボとによって制御する。
一方、供給リール(1)及び巻取りリール(2)の駆動
モータ(11)及び(12)の回転がそれぞれFG(13)及び
(14)で検出される。位置情報演算回路(15)は両FG
(13)及び(14)からの回転検出信号に基づいて、テー
プTの全長を算出すると共に、テープT上の位置の如何
に拘らず、直線的(等間隔の)位置情報(以下FG演算値
と呼ぶ)を算出する。このFG演算値がリール駆動制御回
路(16)及びシステム制御器(20)に供給され、両リー
ルモータ(11)及び(12)は、リール駆動制御回路(1
6)を介して、システム制御器(20)に制御される。
再生時には、磁気ヘッドHA,HBで交互に再生された信号
がスイッチSWによって取出され、図示の状態に接続さ
れたスイッチSWを介して、再生増幅器(39)に供給さ
れる。再生増幅器(39)からの再生信号は、PLL(40)
によって同期をとられて、信号処理・制御回路(30)の
誤り訂正回路(36)に供給され、こゝで誤り訂正された
再生信号がD−A変換器(32)及びサブコードデコーダ
(36)に供給されて、オーディオ信号及びサブコード情
報(位置情報を含む)が再生される。再生された位置情
報はシステム制御器(20)へも供給される。
サーチモード時には、再生増幅器(39)及びPLL(40)
からの信号に基づいて、サーチ制御回路(41)がサーボ
駆動回路(9)、リール駆動制御回路(16)及びシステ
ム制御器(20)等を制御することによって、サーチ動作
が行われる。このとき、テープは例えば200倍速で走行
するので、ピンチローラPが解除されると共に、キャプ
スタンモータ(4)の位相サーボも解除される。前述の
ように、テープTにはプログラム番号またはプログラム
始点信号が10秒間記録されており、これらはサーチ動作
時でも充分検出される。
繰返し再生動作 次に、第1図及び第2図を参照しながら、本実施例の繰
返し再生動作(リピートモード)について説明する。
本実施例の機能ブロック図及びフローチャートを第1図
及び第2図に示す。第1図において、第3図と対応する
部分には同一の符号を付して重複説明を省略する。
第1図において、(201)は再生位置情報検出手段、(2
02)は再生位置情報一貫性検出手段であって、検出の位
置情報比較手段(208)と共に、第3図のシステム制御
器(マイクロコンピュータ)(20)の機能の一部を表
す。同図の信号処理・制御回路(30)に含まれるサブコ
ードデコーダ(34)からの再生された(プログラム番
号、タイムコード等の)位置情報が両検出手段(201)
及び(202)に共通に供給されると共に、第1の電子ス
イッチ(203)を介して、一方のメモリ(204)に供給さ
れる。また、他方のメモリ(205)には位置情報演算回
路(15)からのFG演算値が直接に供給される。一方のメ
モリ(204)の出力が第2の電子スイッチ(206)の一方
の固定接点に供給され、他方のメモリ(205)の出力が
第2及び第3の電子スイッチ(206)及び(207)の他方
の接点に共通に供給されると共に、第2の電子スイッチ
(206)の可動接点が第3の電子スイッチ(207)の一方
の固定接点に接続される。この電子スイッチ(207)の
可動接点は位置情報比較手段(208)に接続される。こ
の位置情報比較手段(208)には再生位置情報及びFG演
算値が直接に供給されており、これらの位置情報と両メ
モリ(204)または(205)から読出された位置情報とが
一致したとき比較手段(208)の出力がリール駆動制御
回路(16)に供給される。第1及び第2の電子スイッチ
(203)及び(206)は再生位置情報検出手段(201)に
よって制御され、第3の電子スイッチ(207)は再生位
置情報一貫性検出手段(202)によって制御される。そ
して、各検出手段(201),(202)に検出出力がある場
合、各スイッチ(203),(206),(207)はそれぞれ
図示の接続状態になされる。
ところで、リピートモードの場合、全曲リピートは再生
されたオーディオ信号のレベルによって全録音区間の始
端及び終端を検知して行なうことができる。また、前述
のプログラム番号またはプログラム始端信号を用いて、
所望の1局の録音区間の始端及び終端を検知することに
よって、1曲リピートを行なうことができる。しかしな
がら、連続する複数曲の繰返し再生を含んで、2点間リ
ピートモードでは、設定されるリピート区間が、例えば
30秒以下と短時間である場合、前出第7図B,Cにおける
編集域の終点FEの前後にわたってリピート区間が設定さ
れるようなことは稀であって、一般的には、再生位置情
報の一貫性が失われる可能性は小さいものと考えられ
る。
ところが、同図Bに示されるような状態のテープを用い
て、複数曲リピートを行なう場合、編集域の始点SEまた
は終点FEを跨いでリピート区間が設定され、再生位置情
報の一貫性が失われる可能性は、短時間リピートの場合
に比べて、かなり大きいと考えられる。
このような場合、2点間リピートを所期の如く行なうた
めには、テープからの再生位置情報に代えて、ユーザが
プログラムを再生聴取しながら任意に設定した、リピー
ト区間の始点SR及び終点FRの正確かつ一貫した別種のテ
ープ位置情報を得ることが必要となる。
本実施例においては、前述のような再生位置情報の欠陥
または欠除を考慮して、第2図に示すような手順で正確
な位置情報を得ている。
まず、操作釦によって2点間リピートモード指令がマイ
クロコンピュータ(20)(第3図)に入力されると、テ
ープが所定速度で再生されて、プログラム内容が聴取可
能となる。プログラムが所望のリピート開始点に到達し
た瞬間、操作釦が押圧されて、対応するテープのリピー
ト区間の始点SRが指定される(ステップ)。
この始点SRの指定操作によって、両メモリ(204)及び
(205)が書込み可能とされて、演算回路(15)からの
位置情報、即ち始点FG演算値が他方のメモリ(205)に
記憶される(ステップ)。同時に、この始点SRにおけ
る再生位置情報の有無が再生位置情報検出手段(201)
によって検出され(ステップ)、再生位置情報が存在
して検出手段(201)の検出出力があるときは、第1の
電子スイッチ(203)が図示の接続状態となって、始点S
Rの再生位置情報が一方のメモリ(204)に記憶される
(ステップ)。
このようにして、2点間リピートの始点SRが設定された
後、プログラムの再生聴取が続けられると共に、両検出
手段(201)及び(202)によって、再生位置情報及びそ
の一貫性の有無が検出される(ステップ及び)。
再生位置情報が所望プログラムの聴取中、即ちリピート
区間内で消失した場合、検出回路(201)の検出出力が
なくなって、第1及び第2のスイッチ(203)及び(20
6)は図示とは逆の接続状態に切換えられる。このた
め、ステップにおいて記憶された、リピート始点の再
生位置情報を一方のメモリ(204)から読出すことがで
きなくなる。
一貫性検出手段(202)においては、時々刻々供給され
る再生位置情報がプログラム番号間及びタイムコード間
で逐次比較されて、その単一性及び連続性が検出され
る。
再生位置情報は存在するが、リピート区間内でその一貫
性がなくなった場合、検出手段(202)の検出出力がな
くなって、第3のスイッチ(207)は図示とは逆の接続
状態に切換えられる。この場合も、メモリ(204)から
リピート始点の再生位置情報を読出すことができなくな
る。
再生位置情報がリピート始点SRにない場合、リピート区
間内で消失した場合、またはリピート区間内でその一貫
性が失われた場合、再生中の所望プログラムがリピート
終了点に到達すると、操作釦が押圧されて、テープのリ
ピート終点FRが指定され(ステップ)、終点FRのFG演
算値が他方のメモリ(205)に記憶される(ステップ
)。
リピート区間中、再生位置情報が継続して存在すると共
に、その一貫性が保たれる場合は、操作釦の押圧によっ
てリピート終点FRが指定され(ステップ)、終点FR
再生位置情報がメモリ(204)に記憶される(ステップ
)。
リピートモードにおいては、両メモリ(204)及び(20
5)に記憶された位置情報と、テープの走行に伴って新
たに発生する位置情報とが、システム制御器(20)内の
比較手段(208)によって比較されている。テープが走
行して、リピート区間の始点SRまたは終点FRに達する
と、位置情報比較手段(208)の出力がリール駆動制御
回路(16)に供給され、両リールモータ(11),(12)
がこの制御回路(16)に制御されて、磁気テープは始点
SR及び終点FRにおいて反転走行する。
なお、上述の実施例では両メモリ(204),(205)の情
報経路を開閉するようにしたが、両メモリ(204),(2
05)への読出し・書込み制御信号R/Wそれ自体の供給
を制御するようにしてもよい。
H 発明の効果 以上詳述のように本発明によれば、記録媒体に記録され
た位置情報を主とし、記録媒体の移動検出信号を演算し
た演算位置情報を従として使用し、記録媒体の再生位置
情報に欠落、欠陥がある場合、演算位置情報によって補
足するようにしたので、記録媒体に記録される位置情報
の如何に拘らず、所望区間の始点及び終点の位置情報を
正確に得ることのできる信号再生装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による信号再生装置の一実施例を示す機
能ブロック図、第2図はその動作説明のためのフローチ
ャート、第3図は本発明を適用した磁気記録再生装置
(R−DAT)の構成を示すブロック図、第4図〜第7図
はその動作説明のための線図である。 (1)は供給リール、(2)は巻取りリール、(13),
(14)は回転検出器(周波数発電機)、(15)は位置情
報演算回路、(20)はシステム制御器(マイクロコンピ
ュータ)、(201)は再生位置情報検出手段、(202)は
再生位置情報一貫性検出手段、(204),(205)は記憶
手段である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体に記録された情報信号及び位置信
    号を再生する信号再生装置において、 上記記録媒体の移動を検出する移動検出器と、該記録媒
    体の移動検出信号を演算して、上記記録媒体の位置情報
    を得る位置情報演算回路と、 上記記録媒体から再生された位置信号に基づく第1の位
    置情報及び上記位置情報演算回路から得られた第2の位
    置情報とを記憶する記憶手段と、 上記第1の位置情報の有無を検出する位置情報検出手段
    と、 上記第1の位置情報の一貫性の有無を検出する位置情報
    一貫性検出手段とを設け、 上記情報信号の所望の区間にわたって上記位置情報検出
    手段及び上記位置情報一貫性検出手段の双方から有検出
    出力が得られたときは、上記記憶手段から上記情報信号
    の所望の区間の始点及び終点に対応する第1の位置情報
    が読出されるようになされると共に、 上記情報信号の所望の区間において、上記位置情報検出
    手段または上記位置情報一貫性検出手段の少なくとも一
    方から無検出出力が得られたときは、上記記憶手段から
    上記情報信号の所望の区間の始点及び終点に対応する第
    2の位置情報が読出されるようになされたことを特徴と
    する信号再生装置。
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