JPH0664529U - 棚のコーナー補強金具 - Google Patents
棚のコーナー補強金具Info
- Publication number
- JPH0664529U JPH0664529U JP740693U JP740693U JPH0664529U JP H0664529 U JPH0664529 U JP H0664529U JP 740693 U JP740693 U JP 740693U JP 740693 U JP740693 U JP 740693U JP H0664529 U JPH0664529 U JP H0664529U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 支柱に対して棚のコーナーを二本のボルトで
固定するように図る。 【構成】 金属板製の平面L形のコーナー板11と、こ
のコーナー板の両片14にそれぞれ設けたネジ孔17、
係合片15、突起18とから成り、支柱の透孔に係合片
を嵌め込み係合し、棚の周側板の貫窓に突起を嵌め込
み、一致する支柱の透孔と周側板の透孔に挿通するボル
トをネジ孔にねじ込んで支柱に対し棚のコーナーを固定
する。
固定するように図る。 【構成】 金属板製の平面L形のコーナー板11と、こ
のコーナー板の両片14にそれぞれ設けたネジ孔17、
係合片15、突起18とから成り、支柱の透孔に係合片
を嵌め込み係合し、棚の周側板の貫窓に突起を嵌め込
み、一致する支柱の透孔と周側板の透孔に挿通するボル
トをネジ孔にねじ込んで支柱に対し棚のコーナーを固定
する。
Description
【0001】
この考案は、棚のコーナー補強金具に関する。
【0002】
従来、アングルを用いた支柱に棚の各コーナーを取付けるには、支柱の両片に 等間隔を存して設けてある所定位置の透孔と棚板の各辺縁から連なって下向きに 折れ曲がる各周側板の両端に設けてある透孔とを一致させ、そして、一致した透 孔にボルトを挿通すると共に、ボルトにナットをねじ込む。
【0003】 このような取付け方法によると、支柱に対して周側板の端を一点で支持するた め、強度の点で問題があると共に、棚板の重量の大きいものをのせると、支柱が 揺れ動く問題があった。
【0004】 そこで、実公昭63−13731号公報に示すように、平面L形に屈曲したプ レートの各片を、三個の透孔に挿通する締付具を介し支柱に対し棚の周側板を三 点支持方式で固定するようにしたものがある。
【0005】
上記のようなコーナー補強金具を用いると、プレートの各片に対して三個の締 付具を使用するので、ボルトの挿通及びナットのねじ込みに著しく手数がかかる 問題があった。
【0006】 そこで、この考案の課題は、各片を一本のボルトのねじ込みにより取付けると 共に、三点で支持するようにした棚のコーナー補強金具を提供することである。
【0007】
上記の課題を解決するために、この考案は、金属板製の平面L形コーナー板と 、このコーナー板の屈曲稜線を挾む両側片表面の稜線寄り下部に支柱の透孔に嵌 り込み、かつ上記透孔の下縁に落し込み係合するように設けた倒立L形の係合片 と、上記両片の稜線寄り上部に上記係合片と透孔の下縁との係合時点に支柱の透 孔と一致するように設けたボルトのねじ込みネジ孔と、上記両片の上部稜線の相 反側表面に棚周側板の貫窓に少なくとも上縁が接触して嵌合するように設けた突 起とから成る棚のコーナー補強金具を採用したものである。
【0008】
各支柱の透孔に係合片を嵌め込んだのち、下方にコーナー板を移動させて透孔 の上縁に係合片を係合する。
【0009】 また、各支柱の内側に棚のコーナーをそれぞれ位置させると共に、下方に棚を 移動して支柱の片とコーナー板の片との間に棚の周側板を介在させながら、周側 板の貫窓に突起を嵌め込み、突起の上縁により貫窓の上縁を支持する。
【0010】 支柱の外側から支柱の透孔、周側板の透孔に挿通したボルトを各片のネジ孔に ねじ込む。
【0011】
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0012】 図1に示すように、棚Aを架設する四隅の支柱Bには、アングルが用いられ、 アングルの両片b、bには、長手方向に等間隔を存して透孔1が設けられている 。
【0013】 また、棚Aは、金属製の方形状の棚板6と、この棚板6の各辺縁から連なって 下向きに折り曲げた周側板7とで構成され、各周側板7の端部には、透孔1に一 致する透孔8と、この透孔8の内側に位置する(片bにより閉鎖されない位置) 貫窓9とが設けられている。
【0014】 11は金属板製の平面L形コーナー板である。
【0015】 上記のコーナー板11は、図示の場合、一枚のプレートの両側縁間の二等分線 上に複数の並列連結部12が残るように点在的な貫孔13を設け、使用に際し直 列状の貫孔13が稜線になるようにプレートを手で平面L形に屈曲したが、前も って平面L形に屈曲したものを使用することもある。
【0016】 また、コーナー板11の屈曲稜線を挾む両側の片14、14の稜線寄り下部に は、透孔1に嵌り込み、かつ透孔1の下縁に落し込み係合する倒立L形の係合片 15が設けられている。
【0017】 上記の係合片15は、図示の場合、両片14、14に両端が下方に向くコ字状 のスリット16を入れ、このスリット16の内側をプレスにより片14の表面側 に倒立L形になるように打ち出して設けたが、別部品を片の表面に溶接により固 着して設けることもある。
【0018】 さらに、両片14、14の稜線寄りの上部には、透孔1と係合片15との係合 時点において透孔1に一致するネジ孔17が設けられている。
【0019】 上記のネジ孔17は、図示の場合、片14にプレスにより筒状部を押し出し成 形し、次いで、筒状部の内周をネジ切加工して設けたが、片の孔とネジ孔とが合 致するようにして、片の片面にナットを溶接により固定して設けることもある。
【0020】 また、両片14、14には、ネジ孔17と同レベルで、稜線の反対側に位置し て周側板7の貫窓9に嵌入する突起18が設けられている。
【0021】 上記の突起18は、図示の場合、片14に上下二条の平行するスリット19を 入れると共に、スリット19間をプレスにより片14の表面に押し出して設けた が、片に金属製の小片を溶接により固着して設けることもある。
【0022】 なお、貫窓9に突起18を嵌入した際、突起18の上縁により貫窓9の上縁を 受架するようになっている。
【0023】 次に、この考案に係るコーナー補強金具を用いた棚の架設を説明する。
【0024】 各支柱Bの透孔1に係合片15を嵌め込んだのち、下方にコーナー板11を移 動させて透孔1の上縁に係合片15を係合する。
【0025】 次に各支柱Bの内側に棚Aのコーナーをそれぞれ位置させると共に、下方に棚 Aを移動しながら支柱Bの片bとコーナー板11の片14との間に周側板7を介 在し、そして、貫窓9に突起18を嵌め込み係合する。
【0026】 このとき、片14の上縁により棚板6の下面が受架されると共に、ネジ孔17 に透孔1及び透孔8が一致する。
【0027】 しかして、透孔1、8に挿通したボルトCをネジ孔17にねじ込んで、支柱B に棚Aのコーナーを固定する。
【0028】 なお、図示のように両片14、14の中途から上縁迄の範囲に周側板7の嵌入 段部20を設けておくと、片bの内側面に片14の表面を重ね合わせることがで きる。
【0029】
以上のように、この考案によれば、支柱の片にコーナー板の片をそれぞれ一本 のボルトで固定することができる。
【0030】 このため、各片を三本のボルトで固定しなければならない手数がかかる不都合 を解消する。
【0031】 また、片にネジ孔を設けてあるので、ナットのねじ込みが不要になる。
【0032】 さらに、支柱の透孔に係合片を係合してコーナー板を仮止めすることができる ので、棚の架設時一々コーナ板を支えることがない。
【0033】 なお、係合片、突起、ボルトの三点により棚のコーナーを安定よく支持するこ とができる。
【図1】この考案に係るコーナー補強金具の斜視図
【図2】同上の使用状態を示す正面図
【図3】同上の平面図
11 コーナー板 12 連結部 13 貫孔 14 片 15 係合片 16 スリット 17 ネジ孔 18 突起 19 スリット
Claims (1)
- 【請求項1】 金属板製の平面L形コーナー板と、この
コーナー板の屈曲稜線を挾む両側片表面の稜線寄り下部
に支柱の透孔に嵌り込み、かつ上記透孔の下縁に落し込
み係合するように設けた倒立L形の係合片と、上記両片
の稜線寄り上部に上記係合片と透孔の下縁との係合時点
に支柱の透孔と一致するように設けたボルトのねじ込み
ネジ孔と、上記両片の上部稜線の相反側表面に棚周側板
の貫窓に少なくとも上縁が接触して嵌合するように設け
た突起とから成る棚のコーナー補強金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993007406U JPH0753542Y2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 棚のコーナー補強金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993007406U JPH0753542Y2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 棚のコーナー補強金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0664529U true JPH0664529U (ja) | 1994-09-13 |
JPH0753542Y2 JPH0753542Y2 (ja) | 1995-12-13 |
Family
ID=11664999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993007406U Expired - Lifetime JPH0753542Y2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 棚のコーナー補強金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0753542Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101387645B1 (ko) * | 2013-03-21 | 2014-04-23 | (주)영진산업 | 조립식 앵글 및 그 제작방법 |
RU207587U1 (ru) * | 2019-07-30 | 2021-11-02 | Ар Шелвин, С.А. | Модульный стеллаж |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4473095B2 (ja) * | 2004-10-27 | 2010-06-02 | 株式会社アサヒ | 金属製棚及び金属製ワゴン |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0591441U (ja) * | 1992-03-18 | 1993-12-14 | 植田 秀樹 | 組立式棚用のコーナブラケット |
-
1993
- 1993-02-26 JP JP1993007406U patent/JPH0753542Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0591441U (ja) * | 1992-03-18 | 1993-12-14 | 植田 秀樹 | 組立式棚用のコーナブラケット |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101387645B1 (ko) * | 2013-03-21 | 2014-04-23 | (주)영진산업 | 조립식 앵글 및 그 제작방법 |
RU207587U1 (ru) * | 2019-07-30 | 2021-11-02 | Ар Шелвин, С.А. | Модульный стеллаж |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0753542Y2 (ja) | 1995-12-13 |
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