JPH0664373A - ラミネート式カード - Google Patents
ラミネート式カードInfo
- Publication number
- JPH0664373A JPH0664373A JP4238947A JP23894792A JPH0664373A JP H0664373 A JPH0664373 A JP H0664373A JP 4238947 A JP4238947 A JP 4238947A JP 23894792 A JP23894792 A JP 23894792A JP H0664373 A JPH0664373 A JP H0664373A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- card
- layer
- hologram
- base material
- oversheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 22
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 20
- 238000010030 laminating Methods 0.000 abstract description 2
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 58
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 18
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 18
- 239000010408 film Substances 0.000 description 8
- 239000012790 adhesive layer Substances 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 5
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 4
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 4
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 2
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 2
- 230000001815 facial effect Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 2
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 2
- 229920001225 polyester resin Polymers 0.000 description 2
- 239000004645 polyester resin Substances 0.000 description 2
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 2
- 239000004925 Acrylic resin Substances 0.000 description 1
- 229920000178 Acrylic resin Polymers 0.000 description 1
- BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N Silver Chemical compound [Ag] BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N Vinyl chloride Chemical compound ClC=C BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical group [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 150000001408 amides Chemical class 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 229920001577 copolymer Polymers 0.000 description 1
- 239000011162 core material Substances 0.000 description 1
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 1
- 239000003822 epoxy resin Substances 0.000 description 1
- 239000011888 foil Substances 0.000 description 1
- 238000007646 gravure printing Methods 0.000 description 1
- LNEPOXFFQSENCJ-UHFFFAOYSA-N haloperidol Chemical compound C1CC(O)(C=2C=CC(Cl)=CC=2)CCN1CCCC(=O)C1=CC=C(F)C=C1 LNEPOXFFQSENCJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000007733 ion plating Methods 0.000 description 1
- 229920000554 ionomer Polymers 0.000 description 1
- 238000000206 photolithography Methods 0.000 description 1
- 238000007747 plating Methods 0.000 description 1
- 229920000647 polyepoxide Polymers 0.000 description 1
- 229920001721 polyimide Polymers 0.000 description 1
- 239000009719 polyimide resin Substances 0.000 description 1
- 229920005672 polyolefin resin Polymers 0.000 description 1
- 229920005990 polystyrene resin Polymers 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 238000007639 printing Methods 0.000 description 1
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 1
- 239000005060 rubber Substances 0.000 description 1
- 229910052709 silver Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004332 silver Substances 0.000 description 1
- 238000004544 sputter deposition Methods 0.000 description 1
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
- 229920002803 thermoplastic polyurethane Polymers 0.000 description 1
- 229920005992 thermoplastic resin Polymers 0.000 description 1
- 229920001187 thermosetting polymer Polymers 0.000 description 1
- 238000002834 transmittance Methods 0.000 description 1
- 239000012780 transparent material Substances 0.000 description 1
- 238000001771 vacuum deposition Methods 0.000 description 1
- 238000007740 vapor deposition Methods 0.000 description 1
- 125000000391 vinyl group Chemical group [H]C([*])=C([H])[H] 0.000 description 1
- 229920002554 vinyl polymer Polymers 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B42—BOOKBINDING; ALBUMS; FILES; SPECIAL PRINTED MATTER
- B42D—BOOKS; BOOK COVERS; LOOSE LEAVES; PRINTED MATTER CHARACTERISED BY IDENTIFICATION OR SECURITY FEATURES; PRINTED MATTER OF SPECIAL FORMAT OR STYLE NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; DEVICES FOR USE THEREWITH AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; MOVABLE-STRIP WRITING OR READING APPARATUS
- B42D25/00—Information-bearing cards or sheet-like structures characterised by identification or security features; Manufacture thereof
- B42D25/30—Identification or security features, e.g. for preventing forgery
- B42D25/328—Diffraction gratings; Holograms
Landscapes
- Credit Cards Or The Like (AREA)
- Holo Graphy (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 デザイン上の斬新性や高級感及び偽造防止効
果を持たせる。 【構成】 カード基材20と、カード基材の両面に一端
が仮止めされた表側及び/又は裏側のオーバシート3
0,10とを有し、カード基材上に所持者表示媒体4
1,42を配置し、オーバシートを積層するカードにお
いて、オーバシートは、一部又は全面に形成された透明
又は半透明なホログラム層11と、そのホログラム層の
裏面に形成された着色背景層16を含む。
果を持たせる。 【構成】 カード基材20と、カード基材の両面に一端
が仮止めされた表側及び/又は裏側のオーバシート3
0,10とを有し、カード基材上に所持者表示媒体4
1,42を配置し、オーバシートを積層するカードにお
いて、オーバシートは、一部又は全面に形成された透明
又は半透明なホログラム層11と、そのホログラム層の
裏面に形成された着色背景層16を含む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、即時発行用のラミネー
ト式カードに関するものである。
ト式カードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、ラミネート式カードの従来例を
示す図である。従来のラミネート式カード100は、カ
ード基材101の両面に、ポリエステル製のオーバシー
ト102,103の一端が仮止めされており、カード基
材101上又はそこに形成された凹部に、顔写真104
やネームラベル105等の所持者表示媒体を配置して、
加圧又は加熱することにより、カード基材101の両面
にオーバシート102,103をラミネートしていた。
このラミネート式カードは、顔写真付きの会員証等とし
て、入会と同時にその場で発行できる利点がある。ま
た、顔写真などの所持者表示媒体を挿入できるので、I
D機能を持たせることができる。
示す図である。従来のラミネート式カード100は、カ
ード基材101の両面に、ポリエステル製のオーバシー
ト102,103の一端が仮止めされており、カード基
材101上又はそこに形成された凹部に、顔写真104
やネームラベル105等の所持者表示媒体を配置して、
加圧又は加熱することにより、カード基材101の両面
にオーバシート102,103をラミネートしていた。
このラミネート式カードは、顔写真付きの会員証等とし
て、入会と同時にその場で発行できる利点がある。ま
た、顔写真などの所持者表示媒体を挿入できるので、I
D機能を持たせることができる。
【0003】図5は、プラスチックカードの従来例を示
す図である。一方、プラスチックカード200は、塩化
ビニル製のカード基材201に、ポリエステル製のオー
バシート202,203が予め積層されたものであり、
オーバシート202の表面にアルミニウム等を蒸着した
ホログラム層204が転写形成されている。このホログ
ラム204層は、製造が困難であるので、カードの偽造
防止効果をもち、表面の平滑性を持たせるために、大き
な圧力をかけて転写していた。
す図である。一方、プラスチックカード200は、塩化
ビニル製のカード基材201に、ポリエステル製のオー
バシート202,203が予め積層されたものであり、
オーバシート202の表面にアルミニウム等を蒸着した
ホログラム層204が転写形成されている。このホログ
ラム204層は、製造が困難であるので、カードの偽造
防止効果をもち、表面の平滑性を持たせるために、大き
な圧力をかけて転写していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前者のラミネート式カ
ードは、スポーツクラブの会員証などとして用いられる
ので、デザイン上の斬新性や高級感をもたせたいという
要請があった。また、ラミネート式カードは、顔写真を
入れて所持者が本人であるというID機能をもたせるた
めに、その顔写真を入れ換える不正使用が行われる可能
性があるので、偽造防止効果を持たせたいという要請が
あった。後者のプラスチックカードでは、オーバシート
上にホログラム層を事前に転写することにより、偽造防
止効果をもたせることが行われているが、ラミネート式
カードのように、発行現場において簡易ラミネートする
のでは、ホログラム層を転写することはできなかった。
ードは、スポーツクラブの会員証などとして用いられる
ので、デザイン上の斬新性や高級感をもたせたいという
要請があった。また、ラミネート式カードは、顔写真を
入れて所持者が本人であるというID機能をもたせるた
めに、その顔写真を入れ換える不正使用が行われる可能
性があるので、偽造防止効果を持たせたいという要請が
あった。後者のプラスチックカードでは、オーバシート
上にホログラム層を事前に転写することにより、偽造防
止効果をもたせることが行われているが、ラミネート式
カードのように、発行現場において簡易ラミネートする
のでは、ホログラム層を転写することはできなかった。
【0005】本発明の目的は、デザイン上の斬新性や高
級感を持たせるとともに、偽造防止効果のあるラミネー
ト式カードを提供することである。
級感を持たせるとともに、偽造防止効果のあるラミネー
ト式カードを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明によるラミネート式カードは、カード基材
(20)と、前記カード基材の両面に一端が仮止めされ
た表側及び/又は裏側のオーバシート(30,10)と
を有し、前記カード基材上に所持者表示媒体(41,4
2)を配置し、前記オーバシートを積層するラミネート
式カードにおいて、前記オーバシートは、一部又は全面
に形成された透明又は半透明なホログラム層(11)
と、そのホログラム層の裏面に形成された着色背景層
(16)を含むことを特徴とする。
に、本発明によるラミネート式カードは、カード基材
(20)と、前記カード基材の両面に一端が仮止めされ
た表側及び/又は裏側のオーバシート(30,10)と
を有し、前記カード基材上に所持者表示媒体(41,4
2)を配置し、前記オーバシートを積層するラミネート
式カードにおいて、前記オーバシートは、一部又は全面
に形成された透明又は半透明なホログラム層(11)
と、そのホログラム層の裏面に形成された着色背景層
(16)を含むことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、オーバシートの一部又全面
に、透明又は半透明なホログラム層及び着色背景層が形
成されているので、背景色選択の自由度が高く、立体感
が非常によく表れ、デザインの斬新性と高級感があると
ともに、その透明型のホログラム層の複製が困難である
ことから、偽造防止効果が得られる。
に、透明又は半透明なホログラム層及び着色背景層が形
成されているので、背景色選択の自由度が高く、立体感
が非常によく表れ、デザインの斬新性と高級感があると
ともに、その透明型のホログラム層の複製が困難である
ことから、偽造防止効果が得られる。
【0008】
【実施例】以下、図面等を参照して、実施例につき、本
発明を詳細に説明する。図1は、本発明によるラミネー
ト式カードの実施例を示す図であって、図1は表側から
見た斜視図、図2は裏側から見た斜視図、図3は、模式
的に示す拡大断面図である。この実施例のカードは、2
層のコア材を貼り合わせたカード基材20に、表側のオ
ーバシート30と裏側のオーバシート10が上端で仮止
められている。カード基材20の表側には、凹部が形成
されており、その凹部に顔写真41とネームラベル42
を挿入配置し、オーバシート30,10をラミネートす
る。
発明を詳細に説明する。図1は、本発明によるラミネー
ト式カードの実施例を示す図であって、図1は表側から
見た斜視図、図2は裏側から見た斜視図、図3は、模式
的に示す拡大断面図である。この実施例のカードは、2
層のコア材を貼り合わせたカード基材20に、表側のオ
ーバシート30と裏側のオーバシート10が上端で仮止
められている。カード基材20の表側には、凹部が形成
されており、その凹部に顔写真41とネームラベル42
を挿入配置し、オーバシート30,10をラミネートす
る。
【0009】表側のオーバシート30は、従来の同じも
のが使用され、図3に示すように、ベースシート31に
接着剤層32が形成されている。また、このオーバシー
ト30には、磁気ストライプ33が形成されている。
のが使用され、図3に示すように、ベースシート31に
接着剤層32が形成されている。また、このオーバシー
ト30には、磁気ストライプ33が形成されている。
【0010】裏側のオーバシート10は、その全面がホ
ログラム形成層11と、ホログラム形成層11の上側に
形成された表面保護フィルム14と、ホログラム形成層
11の下側に形成された着色背景層16と、その着色背
景層16の裏面に形成された接着剤層15とから構成さ
れている。ホログラム形成層11は、白色光で再生でき
る2次元又は3次元画像をホログラム画像として、例え
ばレリーフホログラム方式で記録したものであり、撮影
方法としては、例えば、イメージホログラム、レインボ
ウホログラム、マルチプレックスホログラム、コンピュ
ータエイデッドホログラム、部分的に形成したホログラ
フィックグレーティングなどが挙げられる。また、ホロ
グラム画像としては、必ずしもホログラフィックな方法
により記録したものでなくてもよく、機械的又はある種
の感光材料にフォトリソグラフィー等により記録して得
られるレリーフ状回折格子を部分的に形成したものも使
用できる。通常は、これらの記録のレリーフ形状をエン
ボス複製したものが使用され得る。この実施例でいうホ
ログラム画像とは、上記のような回折格子により形成さ
れる回折パターンをも含むものである。
ログラム形成層11と、ホログラム形成層11の上側に
形成された表面保護フィルム14と、ホログラム形成層
11の下側に形成された着色背景層16と、その着色背
景層16の裏面に形成された接着剤層15とから構成さ
れている。ホログラム形成層11は、白色光で再生でき
る2次元又は3次元画像をホログラム画像として、例え
ばレリーフホログラム方式で記録したものであり、撮影
方法としては、例えば、イメージホログラム、レインボ
ウホログラム、マルチプレックスホログラム、コンピュ
ータエイデッドホログラム、部分的に形成したホログラ
フィックグレーティングなどが挙げられる。また、ホロ
グラム画像としては、必ずしもホログラフィックな方法
により記録したものでなくてもよく、機械的又はある種
の感光材料にフォトリソグラフィー等により記録して得
られるレリーフ状回折格子を部分的に形成したものも使
用できる。通常は、これらの記録のレリーフ形状をエン
ボス複製したものが使用され得る。この実施例でいうホ
ログラム画像とは、上記のような回折格子により形成さ
れる回折パターンをも含むものである。
【0011】ホログラム形成層11は、ホログラム画像
のレリーフ面が下面に形成されたホログラム樹脂層12
と、そのホログラム樹脂層12のレリーフ面に形成され
たホログラム効果を増大させる効果層13とから構成さ
れる。ホログラム樹脂層12の材質としては、熱可塑性
樹脂、熱硬化性樹脂又はそれらの混合物を用いることが
できる。その他では、ラジカル重合性不飽和基を有する
熱および光や他の輻射線で硬化する成形性物質を用いる
ことができる。このホログラム樹脂層12は、表面保護
フィルム14上にコーティング方式などにより形成され
るが、表面保護フィルム14がエンボス成型可能なもの
であれば、それ自体にレリーフホログラム等によるホロ
グラム画像を形成してもよく、この場合は、ホログラム
樹脂層12は不要である。
のレリーフ面が下面に形成されたホログラム樹脂層12
と、そのホログラム樹脂層12のレリーフ面に形成され
たホログラム効果を増大させる効果層13とから構成さ
れる。ホログラム樹脂層12の材質としては、熱可塑性
樹脂、熱硬化性樹脂又はそれらの混合物を用いることが
できる。その他では、ラジカル重合性不飽和基を有する
熱および光や他の輻射線で硬化する成形性物質を用いる
ことができる。このホログラム樹脂層12は、表面保護
フィルム14上にコーティング方式などにより形成され
るが、表面保護フィルム14がエンボス成型可能なもの
であれば、それ自体にレリーフホログラム等によるホロ
グラム画像を形成してもよく、この場合は、ホログラム
樹脂層12は不要である。
【0012】効果層13は、透明形ホログラムとして用
いられる場合は、反射透明性を有することが必要であ
り、ホログラム樹脂層12とは、屈折率の異なる透明材
料や、厚みが200Å未満の金属薄膜層等があげられ
る。前者の場合には、効果層13の屈折率は、ホログラ
ム樹脂層12の屈折率よりも大きくても小さくてもよい
が、屈折率の差が0.1以上であることが好ましく、差
が0.5以上さらに、1.0以上大きいことがより好ま
しい。また、後者の場合は、金属薄膜ではあるが、厚み
が200Å未満であるために、光波の透過率が大きく、
このため、ホログラム効果発現作用とともに、下層の非
隠蔽作用を発揮する。
いられる場合は、反射透明性を有することが必要であ
り、ホログラム樹脂層12とは、屈折率の異なる透明材
料や、厚みが200Å未満の金属薄膜層等があげられ
る。前者の場合には、効果層13の屈折率は、ホログラ
ム樹脂層12の屈折率よりも大きくても小さくてもよい
が、屈折率の差が0.1以上であることが好ましく、差
が0.5以上さらに、1.0以上大きいことがより好ま
しい。また、後者の場合は、金属薄膜ではあるが、厚み
が200Å未満であるために、光波の透過率が大きく、
このため、ホログラム効果発現作用とともに、下層の非
隠蔽作用を発揮する。
【0013】効果層13の材質としては、例えば樹脂層
12よりも屈折率の大きい透明連続薄膜として、Sb2
S3 (3.0)、ZnS(2.1)等があげられる。効
果層13をホログラム樹脂層12に形成するには、真空
蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、
めっき法等の薄膜成形方法を用いればよい。ホログラム
形成層11の材質、製造方法の詳細は、本件出願人に係
る米国特許第4,856,857号明細書に開示されて
いる。また、効果層13は、200Å以上の金属薄膜で
もよく、その場合に、ホログラム形成層11は、銀色を
呈する。
12よりも屈折率の大きい透明連続薄膜として、Sb2
S3 (3.0)、ZnS(2.1)等があげられる。効
果層13をホログラム樹脂層12に形成するには、真空
蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、
めっき法等の薄膜成形方法を用いればよい。ホログラム
形成層11の材質、製造方法の詳細は、本件出願人に係
る米国特許第4,856,857号明細書に開示されて
いる。また、効果層13は、200Å以上の金属薄膜で
もよく、その場合に、ホログラム形成層11は、銀色を
呈する。
【0014】表面保護フィルム14は、ホログラム形成
層11を外力による損傷から保護するためと、強度をも
たせるためのものであり、転写箔のときは必要ない。こ
の表面保護フィルム14の材質としては、セルロース系
樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエ
ステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂の単体、混合物お
よび共重合体等を用いることができる。この表面保護フ
ィルム14の厚さは、5〜200μm程度が好ましい。
なお、前述のように表面保護フィルム14がホログラム
樹脂層を兼ねる場合もある。
層11を外力による損傷から保護するためと、強度をも
たせるためのものであり、転写箔のときは必要ない。こ
の表面保護フィルム14の材質としては、セルロース系
樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエ
ステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂の単体、混合物お
よび共重合体等を用いることができる。この表面保護フ
ィルム14の厚さは、5〜200μm程度が好ましい。
なお、前述のように表面保護フィルム14がホログラム
樹脂層を兼ねる場合もある。
【0015】着色背景層16は、ホログラム形成層11
の裏面に、グラビア印刷、シルク印刷などにより、厚み
1〜20μm、好ましくは2〜5μm程度にコーティン
グしたものである。このとき、インキの刷色は、デザイ
ン効果を考慮したものが使用でき、コーティング色の自
由度は高い。この着色背景層16を形成することによ
り、透明又は半透明なホログラム形成層11が見やすく
なる。見やすい色としては、暗色系がよく、例えば、黒
色,青色,ブラウン、緑色などがあげられる。また、背
景層16は、単色に限らず、地紋や幾何学模様、文字、
絵、又はそれらの組み合わせなどであってもよく、ホロ
グラム形成層11の絵柄11aと同調させると、一層効
果的である。
の裏面に、グラビア印刷、シルク印刷などにより、厚み
1〜20μm、好ましくは2〜5μm程度にコーティン
グしたものである。このとき、インキの刷色は、デザイ
ン効果を考慮したものが使用でき、コーティング色の自
由度は高い。この着色背景層16を形成することによ
り、透明又は半透明なホログラム形成層11が見やすく
なる。見やすい色としては、暗色系がよく、例えば、黒
色,青色,ブラウン、緑色などがあげられる。また、背
景層16は、単色に限らず、地紋や幾何学模様、文字、
絵、又はそれらの組み合わせなどであってもよく、ホロ
グラム形成層11の絵柄11aと同調させると、一層効
果的である。
【0016】接着剤層15は、ホログラム形成層11を
カード基材20の表面に積層するためのものであり、こ
の実施例では、アクリル樹脂、ビニル樹脂、ポリエステ
ル系樹脂、ウレタン系樹脂、アミド系樹脂、エポキシ系
樹脂、ゴム系樹脂、アイオノマー樹脂等の接着剤を使用
することができる。この接着剤層15は、厚み0.1〜
50μm程度であればよいが、1〜10μmが好まし
い。
カード基材20の表面に積層するためのものであり、こ
の実施例では、アクリル樹脂、ビニル樹脂、ポリエステ
ル系樹脂、ウレタン系樹脂、アミド系樹脂、エポキシ系
樹脂、ゴム系樹脂、アイオノマー樹脂等の接着剤を使用
することができる。この接着剤層15は、厚み0.1〜
50μm程度であればよいが、1〜10μmが好まし
い。
【0017】なお、裏側のオーバシート10の全面に、
透明型ホログラム層及び着色背景層を設けた例を説明し
たが、裏面の一部であってもよいし、表側のオーバシー
ト30の顔写真41やネームラベル42などを隠蔽しな
い位置に、部分的に形成することも可能である。
透明型ホログラム層及び着色背景層を設けた例を説明し
たが、裏面の一部であってもよいし、表側のオーバシー
ト30の顔写真41やネームラベル42などを隠蔽しな
い位置に、部分的に形成することも可能である。
【0018】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、オーバーシートの一部又全面に、透明型ホログラ
ム層及び着色背景層が形成されているので、背景色選択
の自由度が高く、立体感が非常によく表れ、デザイン上
の斬新性と高級感が得られる。従って、カード発行者に
おいては、会員獲得の増大に寄与することができる。
れば、オーバーシートの一部又全面に、透明型ホログラ
ム層及び着色背景層が形成されているので、背景色選択
の自由度が高く、立体感が非常によく表れ、デザイン上
の斬新性と高級感が得られる。従って、カード発行者に
おいては、会員獲得の増大に寄与することができる。
【0019】また、透明型ホログラム層は、カード発行
主ごとに異なるデザインを採用することができ、複製が
困難であることから、即時発行のラミネート式カードに
おいても、ホログラムによる偽造防止効果をもたせるこ
とが可能となった。さらに、カード基材の両面にオーバ
シートを有するため、ラミネート後のカードにそりがお
こりにくく、予測せれているホログラム再生像が得られ
る。
主ごとに異なるデザインを採用することができ、複製が
困難であることから、即時発行のラミネート式カードに
おいても、ホログラムによる偽造防止効果をもたせるこ
とが可能となった。さらに、カード基材の両面にオーバ
シートを有するため、ラミネート後のカードにそりがお
こりにくく、予測せれているホログラム再生像が得られ
る。
【図1】本発明によるラミネート式カードの実施例を表
側から見た斜視図である。
側から見た斜視図である。
【図2】図1の実施例のラミネート式カードを裏側から
見た斜視図である。
見た斜視図である。
【図3】図1の実施例のラミネート式カードを模式的に
示す拡大断面図である。
示す拡大断面図である。
【図4】ラミネート式カードの従来例を示す図である。
【図5】プラスチックカードの従来例を示す図である。
10 裏側のオーバシート 11 ホログラム形成層 12 ホログラム樹脂層 13 効果層 14 表面保護フィルム 15 接着剤層 16 着色背景層 20 カード基材 30 表側のオーバーシート 31 ベースシート 32 接着剤層 33 磁気ストライプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06K 19/06
Claims (1)
- 【請求項1】 カード基材と、 前記カード基材の両面に一端が仮止めされた表側及び/
又は裏側のオーバシートとを有し、 前記カード基材上に所持者表示媒体を配置し、前記オー
バシートを積層するラミネート式カードにおいて、 前記オーバシートは、一部又は全面に形成された透明又
は半透明なホログラム層と、そのホログラム層の裏面に
形成された着色背景層を含むことを特徴とするラミネー
ト式カード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4238947A JPH0664373A (ja) | 1992-08-14 | 1992-08-14 | ラミネート式カード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4238947A JPH0664373A (ja) | 1992-08-14 | 1992-08-14 | ラミネート式カード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0664373A true JPH0664373A (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=17037655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4238947A Pending JPH0664373A (ja) | 1992-08-14 | 1992-08-14 | ラミネート式カード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0664373A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004163797A (ja) * | 2002-11-15 | 2004-06-10 | Toppan Printing Co Ltd | 偏光性を示す偽造防止媒体およびそれを用いた真偽判定方法 |
JP2007106005A (ja) * | 2005-10-14 | 2007-04-26 | Dainippon Printing Co Ltd | ラミネートフィルムとその使用方法 |
WO2011018982A1 (ja) * | 2009-08-13 | 2011-02-17 | 凸版印刷株式会社 | 画像表示体及びラベル付き物品 |
-
1992
- 1992-08-14 JP JP4238947A patent/JPH0664373A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004163797A (ja) * | 2002-11-15 | 2004-06-10 | Toppan Printing Co Ltd | 偏光性を示す偽造防止媒体およびそれを用いた真偽判定方法 |
JP2007106005A (ja) * | 2005-10-14 | 2007-04-26 | Dainippon Printing Co Ltd | ラミネートフィルムとその使用方法 |
WO2011018982A1 (ja) * | 2009-08-13 | 2011-02-17 | 凸版印刷株式会社 | 画像表示体及びラベル付き物品 |
US9557457B2 (en) | 2009-08-13 | 2017-01-31 | Toppan Printing Co., Ltd | Image display and labeled article |
US9931883B2 (en) | 2009-08-13 | 2018-04-03 | Toppan Printing Co., Ltd. | Image display and labeled device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0843280B1 (en) | Magnetic card | |
JP2001315472A (ja) | 光回折構造を有する情報記録媒体およびカード、並びに光回折構造体 | |
JP4713284B2 (ja) | 新規構成の高意匠性光回折構造体付きカード | |
JPS61272772A (ja) | 透明型ホログラム形成体 | |
JPS61292181A (ja) | 透明型ホログラム転写シ−ト | |
JP3318006B2 (ja) | 混成型ホログラム | |
JP3899593B2 (ja) | 画像表示媒体およびその製造に用いる転写シート | |
JP4281191B2 (ja) | 転写媒体 | |
JPH0664373A (ja) | ラミネート式カード | |
JPH06278396A (ja) | 偽造防止印刷物、転写シート、転写シートを用いた偽造防止印刷物の製造方法および偽造防止方法 | |
JP2004078725A (ja) | 光学効果付き非接触icタグ | |
JPH09272255A (ja) | 画像表示媒体および画像形成方法 | |
JPH0655880A (ja) | ラミネート式カード | |
JP4517571B2 (ja) | オーバープリントカード | |
JP2000221916A (ja) | Ovd画像付き画像表示媒体及びこの作製方法並びにこれに用いる複合型転写シート | |
JP2001216632A (ja) | 磁気情報記録媒体 | |
JPS6218586A (ja) | 複写防止方法 | |
JPH0664374A (ja) | ラミネート式カード | |
JP2001293982A (ja) | 情報記録体および情報記録カード | |
JP2001202616A (ja) | 磁気情報記録媒体 | |
JPH04179592A (ja) | ホログラム付きカード | |
JPH06127180A (ja) | ホログラム付きカード | |
JP4427864B2 (ja) | Ovd転写箔及び磁気情報媒体 | |
JPH0655879A (ja) | ラミネート式カード | |
JPH09300863A (ja) | 磁気カード |