JPH0664267A - 感熱転写記録装置 - Google Patents
感熱転写記録装置Info
- Publication number
- JPH0664267A JPH0664267A JP4224393A JP22439392A JPH0664267A JP H0664267 A JPH0664267 A JP H0664267A JP 4224393 A JP4224393 A JP 4224393A JP 22439392 A JP22439392 A JP 22439392A JP H0664267 A JPH0664267 A JP H0664267A
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- JP
- Japan
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- ink film
- force
- recording head
- heat
- transfer
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 インクフィルムの無駄な消費を防止して運転
コストを低減する。 【構成】 インクフィルム1における感熱記録ヘッド8
の当接位置よりも上流側に位置した部位に、感熱記録ヘ
ッド8の非発熱動作時にインクフィルム1に作用する移
送力F1以上で、感熱記録ヘッド8の発熱動作時にイン
クフィルム1に作用する移送力F2よりも小さな制動力
F3を作用させる制動用円板9および板バネ10を設け
ている。円板9および板バネ10による制動力F3は、
感熱記録ヘッド8の非発熱動作時にのみインクフィルム
1の移送を停止させる。
コストを低減する。 【構成】 インクフィルム1における感熱記録ヘッド8
の当接位置よりも上流側に位置した部位に、感熱記録ヘ
ッド8の非発熱動作時にインクフィルム1に作用する移
送力F1以上で、感熱記録ヘッド8の発熱動作時にイン
クフィルム1に作用する移送力F2よりも小さな制動力
F3を作用させる制動用円板9および板バネ10を設け
ている。円板9および板バネ10による制動力F3は、
感熱記録ヘッド8の非発熱動作時にのみインクフィルム
1の移送を停止させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ファクシミリ装置等
で使用される感熱転写記録装置の改良に関する。
で使用される感熱転写記録装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置等で使用されている感
熱転写記録装置は、その記録動作時に、重ね合わされた
インクフィルムと記録紙が感熱記録ヘッドとプラテンロ
ーラで挟まれながら等速度で移送される。そして、イン
クフィルム側に位置する上記感熱記録ヘッドが記録情報
に基づいて発熱動作され、その結果、上記記録情報がイ
ンクフィルムのインクによって記録紙に転写される。
熱転写記録装置は、その記録動作時に、重ね合わされた
インクフィルムと記録紙が感熱記録ヘッドとプラテンロ
ーラで挟まれながら等速度で移送される。そして、イン
クフィルム側に位置する上記感熱記録ヘッドが記録情報
に基づいて発熱動作され、その結果、上記記録情報がイ
ンクフィルムのインクによって記録紙に転写される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の感熱転写記録装
置は、記録情報(転写を必要とする黒情報)が無い時で
もインクフィルムが記録紙と共に移送されるので、つま
り、インクフィルムによる記録紙への転写が不要な場合
でも該インクフィルムの移送が行われるので、インクフ
ィルムが無駄に消費されるという不都合があった。
置は、記録情報(転写を必要とする黒情報)が無い時で
もインクフィルムが記録紙と共に移送されるので、つま
り、インクフィルムによる記録紙への転写が不要な場合
でも該インクフィルムの移送が行われるので、インクフ
ィルムが無駄に消費されるという不都合があった。
【0004】本発明の目的は、かかる状況に鑑み、イン
クフィルムの無駄な消費を防止して運転コストを低減す
ることができる感熱転写記録装置を提供することにあ
る。
クフィルムの無駄な消費を防止して運転コストを低減す
ることができる感熱転写記録装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明では、記録紙
と、巻取側巻芯と繰出側巻芯との間に巻き渡されたイン
クフィルムとを、前記インクフィルム側に位置する感熱
記録ヘッドと前記記録紙側に位置するプラテンローラと
によって挟むとともに、前記巻取側巻芯および前記プラ
テンローラの回動力によって前記記録紙とインクフィル
ムを同方向に移送し、前記感熱記録ヘッドの発熱動作に
より記録情報を前記記録紙に転写する感熱転写記録装置
において、前記インクフィルムにおける前記記録ヘッド
の当接位置よりも上流側に位置した部位に下記の関係を
満たす制動力F3を作用させる制動手段を設けている。
と、巻取側巻芯と繰出側巻芯との間に巻き渡されたイン
クフィルムとを、前記インクフィルム側に位置する感熱
記録ヘッドと前記記録紙側に位置するプラテンローラと
によって挟むとともに、前記巻取側巻芯および前記プラ
テンローラの回動力によって前記記録紙とインクフィル
ムを同方向に移送し、前記感熱記録ヘッドの発熱動作に
より記録情報を前記記録紙に転写する感熱転写記録装置
において、前記インクフィルムにおける前記記録ヘッド
の当接位置よりも上流側に位置した部位に下記の関係を
満たす制動力F3を作用させる制動手段を設けている。
【0006】F1≦F3<F2 ただし、F1:前記記録ヘッドの非発熱動作時に前記イ
ンクフィルムに作用する移送力 F2:前記記録ヘッドの発熱動作時に前記インクフィル
ムに作用する移送力
ンクフィルムに作用する移送力 F2:前記記録ヘッドの発熱動作時に前記インクフィル
ムに作用する移送力
【0007】
【作用】感熱記録ヘッドの非発熱動作時には、インクフ
ィルムと記録紙間の摩擦力が弱まるため、インクフィル
ムに制動手段の制動力F3以下の移送力F1が作用する
ことになり、その結果、インクフィルムの移送が停止さ
れる。一方、感熱記録ヘッドの発熱動作時には、インク
フィルムと記録紙間に熱溶融したインクが介在されて両
者間の摩擦力が高まるので、インクフィルムに制動手段
の制動力F3よりも大きな移送力F2が作用し、その結
果、インクフィルムの移送が行われる。
ィルムと記録紙間の摩擦力が弱まるため、インクフィル
ムに制動手段の制動力F3以下の移送力F1が作用する
ことになり、その結果、インクフィルムの移送が停止さ
れる。一方、感熱記録ヘッドの発熱動作時には、インク
フィルムと記録紙間に熱溶融したインクが介在されて両
者間の摩擦力が高まるので、インクフィルムに制動手段
の制動力F3よりも大きな移送力F2が作用し、その結
果、インクフィルムの移送が行われる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0009】本発明に係る感熱転写記録装置の一実施例
を示した図1において、インクフィルム1はガイドシャ
フト2,3を経由して巻取側巻芯4と繰出側巻芯5間に
巻き渡され、また記録紙6は上記ガイドシャフト2,3
間においてインクフィルム1の下面側に重ね合わされて
いる。
を示した図1において、インクフィルム1はガイドシャ
フト2,3を経由して巻取側巻芯4と繰出側巻芯5間に
巻き渡され、また記録紙6は上記ガイドシャフト2,3
間においてインクフィルム1の下面側に重ね合わされて
いる。
【0010】記録紙6は、上記ガイドシャフト2,3間
においてその下面がプラテンローラ7に接しており、ま
たインクフィルム1はプラテンローラ7の上方に位置さ
れた感熱記録ヘッド8の記録部8aによってその上面が
プラテンローラ7側に押圧されている。したがって、イ
ンクフィルム1と記録紙6は、プラテンローラ7と感熱
記録ヘッド8とによって挟まれている。なお、感熱記録
ヘッド8に作用する押圧力は、バネ力等によって与えら
れる。
においてその下面がプラテンローラ7に接しており、ま
たインクフィルム1はプラテンローラ7の上方に位置さ
れた感熱記録ヘッド8の記録部8aによってその上面が
プラテンローラ7側に押圧されている。したがって、イ
ンクフィルム1と記録紙6は、プラテンローラ7と感熱
記録ヘッド8とによって挟まれている。なお、感熱記録
ヘッド8に作用する押圧力は、バネ力等によって与えら
れる。
【0011】上記繰出側巻芯5に嵌合された図示してい
ない回動軸には制動用円板9が設けられ、この制動用円
板9の周面に板バネ10の先端が押圧接触されている。
なお、上記円板9および板バネ10は、巻芯5に所定の
制動力を作用させる制動手段として機能する。
ない回動軸には制動用円板9が設けられ、この制動用円
板9の周面に板バネ10の先端が押圧接触されている。
なお、上記円板9および板バネ10は、巻芯5に所定の
制動力を作用させる制動手段として機能する。
【0012】この実施例に係る感熱転写記録装置の記録
動作時においては、プラテンローラ7が所定の速度で矢
印方向に回転され、これにより記録紙7が所定の速度で
左方向に移送される。また図示していない摩擦クラッチ
を介して与えられる所定の大きさの回動力によって巻取
側巻芯4が矢印方向に回転され、これによりガイドシャ
フト2よりも下流側に位置するインクフィルム1に引張
力f1が作用する。
動作時においては、プラテンローラ7が所定の速度で矢
印方向に回転され、これにより記録紙7が所定の速度で
左方向に移送される。また図示していない摩擦クラッチ
を介して与えられる所定の大きさの回動力によって巻取
側巻芯4が矢印方向に回転され、これによりガイドシャ
フト2よりも下流側に位置するインクフィルム1に引張
力f1が作用する。
【0013】ここで、インクフィルム1に作用する移送
力について考察する。プラテンローラ7の回転による移
送力は、記録紙6とインクフィルム1間の摩擦によって
該フィルム1にも作用するが、この記録紙7側からイン
クフィルム1に与えられる移送力は、感熱記録ヘッド8
が発熱動作する場合(記録情報が有る場合)と、発熱動
作しない場合(記録情報が無い場合)とで相違する。
力について考察する。プラテンローラ7の回転による移
送力は、記録紙6とインクフィルム1間の摩擦によって
該フィルム1にも作用するが、この記録紙7側からイン
クフィルム1に与えられる移送力は、感熱記録ヘッド8
が発熱動作する場合(記録情報が有る場合)と、発熱動
作しない場合(記録情報が無い場合)とで相違する。
【0014】すなわち、感熱記録ヘッド8が発熱動作し
た場合には、インクフィルム1と記録紙6間に熱溶融し
たインクが介在されるので、両者がほぼ密着した状態に
置かれ、その結果、インクフィルム1と記録紙6との間
に作用する摩擦力が極めて大きくなる。これに対し、感
熱記録ヘッド8が発熱動作しない場合には、インクフィ
ルム1と記録紙6間に上記溶融インクが介在されないの
で、両者間に作用する摩擦力が上記発熱動作時の摩擦力
よりも小さくなる。
た場合には、インクフィルム1と記録紙6間に熱溶融し
たインクが介在されるので、両者がほぼ密着した状態に
置かれ、その結果、インクフィルム1と記録紙6との間
に作用する摩擦力が極めて大きくなる。これに対し、感
熱記録ヘッド8が発熱動作しない場合には、インクフィ
ルム1と記録紙6間に上記溶融インクが介在されないの
で、両者間に作用する摩擦力が上記発熱動作時の摩擦力
よりも小さくなる。
【0015】それ故、記録紙6側からインクフィルム1
に与えられる移送力は、上記非発熱動作時よりも発熱動
作時の方が大きくなり、図2には非発熱動作時および発
熱動作時の上記移送力がそれぞれf2(点線矢印参照)
およびf3(実線矢印参照)で示されている。
に与えられる移送力は、上記非発熱動作時よりも発熱動
作時の方が大きくなり、図2には非発熱動作時および発
熱動作時の上記移送力がそれぞれf2(点線矢印参照)
およびf3(実線矢印参照)で示されている。
【0016】図2において、インクフィルム1における
ガイドシャフト2とプラテンローラ7間の部位には、記
録紙6側から作用する上記移送力f2またはf3と、巻
取側巻芯4の回転に基づく前記引張力f1との合力が移
送力として作用する。そして、上記非発熱動作時および
発熱動作時におけるこの合力をそれぞれF1およびF2
とした場合、これらは以下のように表される。
ガイドシャフト2とプラテンローラ7間の部位には、記
録紙6側から作用する上記移送力f2またはf3と、巻
取側巻芯4の回転に基づく前記引張力f1との合力が移
送力として作用する。そして、上記非発熱動作時および
発熱動作時におけるこの合力をそれぞれF1およびF2
とした場合、これらは以下のように表される。
【0017】 F1=f1+f2 (記録ヘッド非発熱時) F2=f1+f3 (記録ヘッド発熱時) 前記したように、f2<f3であるので、感熱記録ヘッ
ド8の発熱動作時には非発熱動作時よりもΔF=F2−
F1=f3−f2だけ大きな移送力がインクフィルム1
に作用する。
ド8の発熱動作時には非発熱動作時よりもΔF=F2−
F1=f3−f2だけ大きな移送力がインクフィルム1
に作用する。
【0018】そこで、インクフィルム1におけるプラテ
ンローラ7よりも上流側の部位に下記の関係を満たす制
動力F3を作用させれば、感熱記録ヘッド8の非発熱動
作時にインクフィルム1の移送を停止させることがで
き、また該ヘッド8の発熱動作時にインクフィルム1を
移送させることができる。
ンローラ7よりも上流側の部位に下記の関係を満たす制
動力F3を作用させれば、感熱記録ヘッド8の非発熱動
作時にインクフィルム1の移送を停止させることがで
き、また該ヘッド8の発熱動作時にインクフィルム1を
移送させることができる。
【0019】F1≦F3<F2 ・・・(1) ところで、上記力f1は巻芯4に作用している所定の回
動力に基づいた力であり、該巻芯4におけるインクフィ
ルム1の巻厚(外周径)に応じてその大きさが変化す
る。すなわち、力f1は上記巻厚が零の時に最大とな
り、該巻厚の増加に伴って小さくなる傾向を示す。
動力に基づいた力であり、該巻芯4におけるインクフィ
ルム1の巻厚(外周径)に応じてその大きさが変化す
る。すなわち、力f1は上記巻厚が零の時に最大とな
り、該巻厚の増加に伴って小さくなる傾向を示す。
【0020】一方、この実施例では、上記力F3を前記
制動用円板9に対する板バネ10の押圧力に基づいて、
つまり巻芯5に作用する所定の制動力に基づいて発生さ
せているので、上記制動力F3は巻芯5におけるインク
フィルム1の巻厚(外周径)に応じて変化する。すなわ
ち、力F3は上記巻厚が最大のときに最も大きく、該巻
厚の減少に伴って小さくなる。
制動用円板9に対する板バネ10の押圧力に基づいて、
つまり巻芯5に作用する所定の制動力に基づいて発生さ
せているので、上記制動力F3は巻芯5におけるインク
フィルム1の巻厚(外周径)に応じて変化する。すなわ
ち、力F3は上記巻厚が最大のときに最も大きく、該巻
厚の減少に伴って小さくなる。
【0021】したがって、力f1の変化範囲をf1ma
x〜f1min、力F3の変化範囲をF3min〜F3
max、力f1がf1maxのときの力F1をF1ma
x、力f1がf1minのときの力F2をF2minと
した場合、以下の関係を満たすようにF3を設定すれば
良いことになる。
x〜f1min、力F3の変化範囲をF3min〜F3
max、力f1がf1maxのときの力F1をF1ma
x、力f1がf1minのときの力F2をF2minと
した場合、以下の関係を満たすようにF3を設定すれば
良いことになる。
【0022】 F1max≦F3min〜F3max<F2min ・・・(2) すなわち、F3minが感熱記録ヘッド8の非発熱動作
時におけるフィルム移送力F1の最大値F1max以上
となるように、またF3maxが感熱記録ヘッド8の発
熱動作時におけるフィルム移送力F2の最小値F2mi
nよりも小さくなるように制動力F3を設定すれば良
い。
時におけるフィルム移送力F1の最大値F1max以上
となるように、またF3maxが感熱記録ヘッド8の発
熱動作時におけるフィルム移送力F2の最小値F2mi
nよりも小さくなるように制動力F3を設定すれば良
い。
【0023】この実施例では、上式(2)の関係が満た
されるように前記板バネ10の押圧力を設定してあるの
で、感熱記録ヘッド8が発熱動作しているときにのみ、
つまり画情報が“黒”の場合にのみインクフィルム1の
移送が行われる。したがって、インクフィルム1の無駄
な消費が防止され、かつインクフィルム1の使用期間を
実質的に長くすることができる。
されるように前記板バネ10の押圧力を設定してあるの
で、感熱記録ヘッド8が発熱動作しているときにのみ、
つまり画情報が“黒”の場合にのみインクフィルム1の
移送が行われる。したがって、インクフィルム1の無駄
な消費が防止され、かつインクフィルム1の使用期間を
実質的に長くすることができる。
【0024】なお、上記実施例では、制動力F3がF3
min〜F3maxの範囲で変化するが、巻芯5におけ
るインクフィルム1の巻厚を該巻芯5の回転量等に基づ
いて検出し、その検出された巻厚に基づき、常に一定な
制動力F3がインクフィルム1に作用するように巻芯5
に対する制動力を制御することも可能である。もちろん
この場合には、制動力を可変することができる電動式の
制動用アクチュエータが使用される。
min〜F3maxの範囲で変化するが、巻芯5におけ
るインクフィルム1の巻厚を該巻芯5の回転量等に基づ
いて検出し、その検出された巻厚に基づき、常に一定な
制動力F3がインクフィルム1に作用するように巻芯5
に対する制動力を制御することも可能である。もちろん
この場合には、制動力を可変することができる電動式の
制動用アクチュエータが使用される。
【0025】また、巻芯5に巻かれたインクフィルム1
の周面に上記板バネ10を直接接触させることにより、
一定な制動力F3を常にインクフィルム1に作用させる
ことも可能である。すなわち、この場合、巻芯5におけ
るインクフィルム1の巻厚が減少するに伴って板バネ1
0の押圧力が低下する傾向を示すので、板バネ10の弾
性係数を適宜設定して、巻芯5のフィルム巻厚の減少に
伴う制動力増加分を板バネ10の制動力低下分でキャン
セルさせれば、上記巻厚の変化によらず制動力F3を所
定の大きさに保持させることができる。
の周面に上記板バネ10を直接接触させることにより、
一定な制動力F3を常にインクフィルム1に作用させる
ことも可能である。すなわち、この場合、巻芯5におけ
るインクフィルム1の巻厚が減少するに伴って板バネ1
0の押圧力が低下する傾向を示すので、板バネ10の弾
性係数を適宜設定して、巻芯5のフィルム巻厚の減少に
伴う制動力増加分を板バネ10の制動力低下分でキャン
セルさせれば、上記巻厚の変化によらず制動力F3を所
定の大きさに保持させることができる。
【0026】なお、上記のようにインクフィルム1の周
面に上記板バネ10を直接接触させる場合には、記録に
寄与しないフィルム1の縁部に上記板バネ10を接触さ
せる必要がある。また、より安定した制動力をインクフ
ィルム1に作用させるためには、該フィルム1の一方の
縁部と他方の縁部に各別な板バネ10を接触させること
が望ましい。
面に上記板バネ10を直接接触させる場合には、記録に
寄与しないフィルム1の縁部に上記板バネ10を接触さ
せる必要がある。また、より安定した制動力をインクフ
ィルム1に作用させるためには、該フィルム1の一方の
縁部と他方の縁部に各別な板バネ10を接触させること
が望ましい。
【0027】
【発明の効果】本発明に係る感熱転写記録装置よれば、
感熱記録ヘッドが発熱動作しているときにのみ、つまり
インクフィルムによる転写を必要とするときにのみ該イ
ンクフィルムの移送が行われるので、該フィルム1の無
駄な消費を防止して運転コストを低減することができ、
またインクフィルムの交換期間が長くなるという利便も
得られる。
感熱記録ヘッドが発熱動作しているときにのみ、つまり
インクフィルムによる転写を必要とするときにのみ該イ
ンクフィルムの移送が行われるので、該フィルム1の無
駄な消費を防止して運転コストを低減することができ、
またインクフィルムの交換期間が長くなるという利便も
得られる。
【図1】本発明に係る感熱転写記録装置の一実施例を示
した概念図。
した概念図。
【図2】インクフィルムの各部に作用する力を示した概
念図。
念図。
1 インクフィルム 4 巻取側巻芯 5 繰出側巻芯 6 記録紙 7 プラテンローラ 8 感熱記録ヘッド 9 制動用円板 10 板バネ
Claims (1)
- 【請求項1】 記録紙と、巻取側巻芯と繰出側巻芯との
間に巻き渡されたインクフィルムとを、前記インクフィ
ルム側に位置する感熱記録ヘッドと前記記録紙側に位置
するプラテンローラとによって挟むとともに、前記巻取
側巻芯および前記プラテンローラの回動力によって前記
インクフィルムと記録紙とを同方向に移送し、前記感熱
記録ヘッドの発熱動作により記録情報を前記記録紙に転
写する感熱転写記録装置において、 前記インクフィルムにおける前記記録ヘッドの当接位置
よりも上流側に位置した部位に、下記の関係を満たす制
動力F3を作用させる制動手段を設けたことを特徴とす
る感熱転写記録装置。 F1≦F3<F2 ただし、F1:前記記録ヘッドの非発熱動作時に前記イ
ンクフィルムにに作用する移送力 F2:前記記録ヘッドの発熱動作時に前記インクフィル
ムに作作用する移送力
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4224393A JPH0664267A (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 感熱転写記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4224393A JPH0664267A (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 感熱転写記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0664267A true JPH0664267A (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=16813050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4224393A Pending JPH0664267A (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 感熱転写記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0664267A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002196254A (ja) * | 2000-12-27 | 2002-07-12 | Nikon Corp | 顕微鏡用レボルバ及び顕微鏡用レボルバを備える顕微鏡 |
JP2011177911A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Calsonic Kansei Corp | 熱転写印刷方法 |
-
1992
- 1992-08-24 JP JP4224393A patent/JPH0664267A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002196254A (ja) * | 2000-12-27 | 2002-07-12 | Nikon Corp | 顕微鏡用レボルバ及び顕微鏡用レボルバを備える顕微鏡 |
JP2011177911A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Calsonic Kansei Corp | 熱転写印刷方法 |
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