JP2561753Y2 - 熱転写プリンタ - Google Patents

熱転写プリンタ

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JP2561753Y2
JP2561753Y2 JP1989116030U JP11603089U JP2561753Y2 JP 2561753 Y2 JP2561753 Y2 JP 2561753Y2 JP 1989116030 U JP1989116030 U JP 1989116030U JP 11603089 U JP11603089 U JP 11603089U JP 2561753 Y2 JP2561753 Y2 JP 2561753Y2
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JP
Japan
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ink ribbon
core
speed
ink
motor
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JP1989116030U
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JPH0355264U (ja
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由人 池田
彰一 三ッ木
正夫 増村
草平 天野
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Seiko Epson Corp
Jeco Corp
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Seiko Epson Corp
Jeco Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は熱転写プリンタに係り、特に印字スピードの
切換を行なうことができる熱転写プリンタに関する。
従来の技術 熱転写プリンタはポリエステル等のフィルム上に熱溶
融性のインクを塗着したインクフィルムのインク面を記
録紙に対向させ、サーマルヘッドでインクフィルムを記
録紙に圧着して、サーマルヘッドからの熱によりインク
フィルムのインクを溶融して記録紙に転写するものであ
る。
従来よりこのような熱転写プリンタのうち小型のもの
にはインクフィルムをリボン状にして、カセット内に収
納して印字を行なう構成のものがあった。
第3図、第4図は従来の熱転写プリンタの断面図及び
概略図を示す。熱転写プリンタはリボンカセットケース
7c内に収納されたインクリボン3をカセットより引き出
して、引き出したインクリボン3と記録紙とをサーマル
ヘッド5とプラテン26とで挟持し、サーマルヘッド5を
通電制御しつつ、印字方向に移動させることにより、印
字を行なう。このとき、サーマルヘッド5及びインクリ
ボン3はキャリッジ6上に搭載され、キャリッジを印字
方向にモータ33により移動させることにより印字が行な
われる。
記録紙は1行の印字毎にサーマルヘッド5の移動方向
に対して垂直方向に送られ、サーマルヘッド5が次行の
位置にくるようにして、次々と印字を行なう。
このとき、インクリボン3はサーマルヘッド5の移動
に伴ってリボンカセット7の巻取リール7aに巻取られ
る。インクリボン3の巻取りはリボンカセット7の巻取
リール7aに嵌合した巻取コア28を回転させることにより
行なわれる。
巻取コア28はリボン巻取モータ29とスリップ機構30を
介して結合されており、インクリボンの種類や記録紙の
種類に応じて印字速度を変えた場合、インクリボン3が
記録紙より剥がれるときの力に応じた良質の印字が得ら
れる最適なテンションでインクリボン3を巻取ることが
できるように巻取モータの印字速度に応じて変える構成
とされていた。
また、供給コア31にもスリップ機構32が設けられてお
り、引き出されていくインクリボン3には略一定のバッ
クテンションがかかる構成であった。
考案が解決しようとする課題 しかるに、従来の熱転写プリンタでは、供給コアのス
リップ機構は固定板にフエルト等を介して供給コアを係
合させ、印字スピードによらず供給コアに略一定の回転
抵抗を与える構成であったため、印字スピードを変化さ
せインクリボンの引き出される速度が変化してもそのバ
ックテンションは変化しないため、印字に最適なバック
テンションを得ることができず、バックテンションが高
い場合余分なインクが記録紙に付着するいわゆる地汚れ
と呼ばれる不具合が発生したり、また、バックテンショ
ンが低すぎるとインクリボンにヨレやシワが寄り印字不
良が発生してしまう等の問題点があった。
本考案は上記の点に鑑みてなされたもので印字速度に
応じたバックテンションをインクリボンに与えることが
できる熱転写プリンタを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本考案は、熱溶融性のインクが塗布されたインクリボ
ンを供給コア側より引き出し、サーマルヘッドにより該
インクリボンのインクを溶融させ記録紙に転写した後、
該インクリボンを巻取コアにより巻き取る熱転写プリン
タにおいて、前記巻取モータと前記スリップ部とを結合
し、前記インクリボンのバックテンションを巻取モータ
の回転によらず略一定にするように、前記巻取モータの
回転を前記スリップ部に伝達する伝達手段とを具備して
なる。
作用 本願考案によれば、供給コアを伝達手段及びスリップ
手段を介して巻取モータと結合し、回転させることによ
りインクリボンを供給コアに巻取りつつバックテンショ
ンにかけることができ、また、供給コアに働く回転トル
クは巻取モータ速度に応じたトルクにできるため、イン
クリボンにかかるバックテンションを、インクリボンの
送り速度に応じたトルクとすることができ、最適なバッ
クテンションをインクリボンにかけることができ、さら
に、巻取モータにより供給コアに回転トルクを印加する
構成であるため、供給コア回転のために、別途モータを
設ける必要がなく比較的簡単な構成で実現が可能であ
る。
実施例 第1図は本考案の一実施例の断面図を示す。図中、1
は巻取コア、2は供給コア、3はインクリボン、4はモ
ータを示す。巻取コア1,供給コア2,サーマルヘッド5,モ
ータ4はキャリッジ6に搭載されている。キャリッジ6
は第2図に示すようにモータ33及びプーリ、ベルト等よ
りなるキャリッジ移動機構と結合していて、キャリッジ
6を矢印E方向に移動させる。また、キャリッジ6上に
は熱溶融性のインクを塗布したインクフィルムをリボン
状にしてカセットに収納したインクカセット7が搭載さ
れる。
巻取コア1及び供給コア2はインクカセット7の巻取
リール7a及び供給リール7bと係合し、巻取リール7a及び
供給リール7bは巻取コア1及び供給コア2の回転に伴っ
て回転する。
巻取コア1は円盤部8が一体的に形成された巻取コア
軸9に圧入結合されている。巻取コア軸9はキャリッジ
6に設けらられた軸(図示せず)に回転自在に挿入され
る。巻取コア軸9に形成された円盤部8にはフエルト10
が積層され、フエルト10上に歯車11が巻取コア軸9に回
転自在に取り付けられ、さらにその歯車11上にフエルト
12が積層され、その上より円盤13が取り付けられる。円
盤13はコイルバネ14により巻取コア軸9の円盤部8方向
に押圧されていて、歯車11の回転はフエルト10を介して
巻取コア軸9に伝達される構成とされている。。
歯車11は減速機構15を介してモータ4の回転軸16に固
定された歯車25と結合している。
供給コア2は供給リール7bと係合していて、供給リー
ル7bの回転に伴って回転する構成で、供給コア2は巻取
コア1とほぼ同じ構成である。供給コア軸17の下部に設
けられた円盤部18及び供給コア2よりコイルバネ19によ
り付勢された円盤20によりフエルト21,22を介して歯車2
3を挟持した構成で、歯車23は減速機構24を介してモー
タ4の回転軸に回転された歯車25と結合している。
フエルト10,12,歯車11,円盤13,コイルバネ14により巻
取り側のスリップ機構は構成されている。また、供給側
のスリップ機構は歯車23,減速機構24,フエルト21,22,コ
イルバネ19,円盤20より構成されこのうち円盤20,歯車2
3,フエルト21,22によりスリップ部が構成されている。
次に動作について説明する。印字を行なうときは、ま
ず、サーマルヘッド5をC方向に移動させ、プラテン26
とサーマルヘッド5とにより記録紙27及びインクリボン
3を挟みつける。この状態よりサーマルヘッド5に通電
を行ないつつ、ステップモータ12によりキャリッジ6を
矢印E方向に移動させる。このとき、インクリボン3は
記録紙27との摩擦により供給リール7bより引き出され、
サーマルヘッド5で記録紙27にインクを転写した後巻取
リール7aに送られる。
キャリッジ6を矢印E方向に移動させるのとほぼ同時
にステップモータ4を矢印A2方向に回転させる。ステ
ップモータ4の回転力は巻取り側スリップ機構の歯車11
に伝達され、さらに、フエルト10,12を介して巻取コア
軸9と円盤13に伝達され、巻取コア軸9より巻取コア1
に伝達される。巻取コア1の回転により巻取コア1に係
合した巻取リール7aに回転力が伝達され、送られたイン
クリボン3が巻き取られる。
このとき、供給コア2はインクリボン3の引き出され
ていく力により矢印D方向に回転する。一方、供給側ス
リップ機構の歯車23にはモータ4からの回転力が歯車25
より減速機構24を介して伝達され供給コア2と同方向に
回転する。このとき、供給コア軸17の回転速度は常に歯
車23より速い回転速度となるように減速機構24により設
定されている。したがって供給コア軸17と歯車23とはフ
エルト21,22を介して互いに摺動する。これによりイン
クリボン3にテンションが加わることになる。
ここで、印字スピードを変化させた場合について考え
てみる。印字スピードを上昇させるときにはインクリボ
ン3の送り出される速度が上昇するため、モータ4の回
転速度をそのままの状態で回転させてしまうと、巻取リ
ール側のスリップ機構のスリップ速度が低下してしまい
インクリボン3のテンションが落ち印字品質が劣化して
しまうため、通常同時にモータ4の回転速度も上昇させ
ている。
また、印字スピードを遅くしたときにはそれに伴いイ
ンクリボン3の走行速度が低下するため、供給コア2の
回転速度も低下する。このため、従来のように供給側の
スリップ部が固定でふればスリップ速度が低下し、バッ
クテンションが小さくなり、印字品質の低下を招くの
で、通常、モータ4の回転速度を印字スピードに合わせ
て低下させている。また、印字スピードを速くするとそ
れに伴ないインクリボン3の走行速度が上昇するため、
供給コア2の回転速度が上昇し、印字スピードを遅くす
るとインクリボン3の走行速度が遅くなるため、供給コ
ア2の回転速度が遅くなる。したがって従来のように供
給側のスリップ部が固定であれば印字スピードを上昇さ
せるとスリップ速度が上昇してバックテンションが大き
くなってしまい、印字スピードを低下させるとスリップ
速度が低下し、バックテンションが小さくなってしまう
が、本実施例では供給側スリップ機構を構成するスリッ
プ部をモータ4と減速機構24により結合しており、モー
タ4の回転速度が上昇すると供給コアと同方向に回転し
ているスリップ部の回転速度が上昇し、モータ4の回転
速度が低下するとスリップ部の回転速度が低下するた
め、スリップ速度の変化を抑え、印字スピードが変化し
ても最適なバックテンションが得られる。
このように印字スピードを変えてもそれに応じてバッ
クテンションを一定に保持できるため、インクリボン3
のテンションが強すぎて地汚れを発生させたり、逆に弱
すぎてインクリボン3にヨレやシワなどが生じることは
なく、最適なテンションでインクリボン3を走行させる
ことができ、印字品質を向上させることができる。
考案の効果 上述の如く、本考案によれば、供給コアを伝達手段及
びスリップ手段とを介して巻取モータと結合し、回転さ
せることによりインクリボンを供給コアに巻取りつつバ
ックテンションをかけることができ、 また、供給コアには巻取モータの回転が伝達されるた
め、供給コアの回転トルクをインクリボンの供給速度や
巻取モータの回転速度に応じたトルクとすることがで
き、インクリボンのバックテンションをインクリボンの
送り速度に応じたテンションとすることができ最良の状
態での印字が可能となり、さらに、巻取モータにより供
給コアに回転トルクを印加する構成であるため、供給コ
ア回転のために、別途モータを設ける必要がなく、比較
的簡単な構成で実現が可能である等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は本考案の
一実施例の概略図、第3図は従来の一例の断面図、第4
図は従来の一例の概略図である。 1……巻取コア、2……供給コア、4……モータ、5…
…サーマルヘッド、6……キャリッジ、7a……巻取リー
ル、7b……供給リール、8……円盤部、9……巻取コア
軸、10,12,21,22……フェルト、11,23,25……歯車、13
……円盤、14……コイルバネ、15,24……減速機構、16
……回転軸、17……供給コア軸、18……円盤部、19……
コイルバネ、20……円盤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 増村 正夫 埼玉県行田市富士見町1丁目4番地1 ジェコー株式会社内 (72)考案者 天野 草平 埼玉県行田市富士見町1丁目4番地1 ジェコー株式会社内 (56)参考文献 実開 平1−99654(JP,U) 実開 昭62−58654(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱溶融性のインクが塗布されたインクリボ
    ンを供給コア側より引き出し、サーマルヘッドにより該
    インクリボンのインクを溶融させ記録紙に転写した後、
    該インクリボンを巻取コアにより巻き取る熱転写プリン
    タにおいて、 前記巻取モータと前記スリップ部とを結合し、前記イン
    クリボンのバックテンションを巻取モータの回転によら
    ず略一定にするように、前記巻取モータの回転を前記ス
    リップ部に伝達する伝達手段とを具備してなる熱転写プ
    リンタ。
JP1989116030U 1989-10-02 1989-10-02 熱転写プリンタ Expired - Lifetime JP2561753Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989116030U JP2561753Y2 (ja) 1989-10-02 1989-10-02 熱転写プリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989116030U JP2561753Y2 (ja) 1989-10-02 1989-10-02 熱転写プリンタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0355264U JPH0355264U (ja) 1991-05-28
JP2561753Y2 true JP2561753Y2 (ja) 1998-02-04

Family

ID=31664337

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989116030U Expired - Lifetime JP2561753Y2 (ja) 1989-10-02 1989-10-02 熱転写プリンタ

Country Status (1)

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JP (1) JP2561753Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6258654U (ja) * 1985-09-30 1987-04-11
JPH0712019Y2 (ja) * 1987-12-25 1995-03-22 大日本印刷株式会社 可変速転写プリンタ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0355264U (ja) 1991-05-28

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