JPH03190773A

JPH03190773A - 記録装置

Info

Publication number: JPH03190773A
Application number: JP33180789A
Authority: JP
Inventors: Katsuaki Saida; 齋田　克明; Takeo Saito; 斎藤　武雄; Shuichi Ogawa; 秀一小川
Original assignee: Seiko Instruments Inc
Current assignee: Seiko Instruments Inc
Priority date: 1989-12-20
Filing date: 1989-12-20
Publication date: 1991-08-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、記録素子をプラテンロールに押圧させながら
記録を行う記録装置に関わり、とくに前記プラテンロー
ルが双方向に回転可能な記録装置の記録素子保持機構に
関する。

［発明の概要］本発明は、双方向に回転可能なプラテンロールと、この
プラテンロールに押圧しながら記録媒体に記録を行う記
録素子と、前記記録素子を前記プラテンロールの回転軸
と平行な軸を中心に振子状に回動可能な状態で保持する
記録素子保持機構と、前記プラテンロールに押圧する押
圧機構とを有し、前記記録素子保持機構における回動軸
の中心が、前記記録素子のプラテンロールとの接面のほ
ぼ延長上に設けられていることを特徴とするもので、プ
ラテンロールの回転方向による正方向、逆方向の記録を
同一条件にして記録特性の均一性を向上するものである
。

［従来の技術Ｊ従来例として、サーマルプリンタで説明する。

第４図は、サーマルプリンタの断面図であって、プラテ
ンロール（１）に感熱紙（６）が巻き付けられ、この感
熱紙を前記プラテンロールとサーマルヘッド（２）で挟
むように押圧し、このサーマルヘッドの発熱素子（３）
を発熱させることで記録を行うものである。（７）は前
記サーマルヘッド（２）をプラテンロール（１）に押し
付けるためのバネであり、サーマルヘッドは回動軸（５
）を中心として振子状に回動できるような構造となって
いる。上記サーマルヘッドの回動軸（５）は、前記プラ
テンロールの回転軸（４）とほぼ平行な配置となってい
る。

〔発明が解決しようとする課題〕

第４図に示した、サーマルヘッドとプラテンロールの接
触点、接線方向、サーマルヘッドの回動軸位置の関係に
おいては、サーマルヘッド（２）をプラテンロールに押
し付けながら、図中に示したｆ方向にプラテンロールを
回転した場合と、逆のｂ方向に回転した場合とで、感熱
紙上の記録特性が異なってしまう、また、ｂ方向に回転
した場合のほうがプラテンロールの回転のためのトルク
は、ｆ方向の場合に較べ一段と大きな値を必要とし、ｆ
、ｂ双方向の紙送りを行う場合は大きなモータを選ばざ
るを得なかった。

〔課題を解決するための手段１本発明は、上述のｆ方向、ｂ方向の差をなくし、より小
さなトルクでプラテンロールな回転できるようにするた
め、記録素子のプラテンロールに押圧した状態での接線
Ｃ面）上に、記録素子を振子状に回動可能な状態で保持
する軸を設けるものである。

〔作用Ｊまず、従来例で示した問題点の原因を簡単に説明すると
、ｆ方向、ｂ方向にプラテンロール（１）が回転した場
合のサーマルヘッドと感熱紙またはプラテンロールとの
間に生じる摩擦力はそれぞれＦｆ、Ｆｂであるが、例え
ばＦｂは第４図に示したＦｂｌとＦｂ２の成分に分かれ
る。このＦｂ２はサーマルヘッドをプラテンロールの方
向に押し付ける力となり、摩擦力Ｆｂはさらに大きな値
となるのである。

本発明の手段においては下記の通り、摩擦力ＦｆとＦｂ
に差が生じ得ない。

記録素子の回動軸がプラテンロールとの接線（面）上に
有ることによって、プラテンロールが回転した場合の、
記録素子と記録媒体またはプラテンロールとの間に働く
摩擦力のベクトルは、記録素子とプラテンロールの接点
と前記記録素子の回動軸を結ぶ線（面）上にあり、プラ
テンロールの回転方向によらず、前記記録素子の押圧力
を変化させる方向の成分をもたず、従って、上記摩擦力
も回転方向によって変化しない。

［実施例］本発明の実施例を、まずサーマルプリンタの例で説明す
る。

第１図は、本発明によるサーマルプリンタの断面図であ
って、（４）を回転軸とするプラテンロール（１）に回
動軸（５）を支点としてサーマルヘッド（２）が発熱体
（３）部で接触するように、バネ（７）で押圧されてい
る。（６）は感熱紙である。前記回動軸（５）はサーマ
ルヘッド（２）とプラテンロール（１）の接線（面）Ｘ
上にほぼ位置しており、上記発熱体（３）と上記回動軸
（５）との距離はしてある。

このサーマルプリンタにおいては、ｆ方向に感熱紙を移
動させながら記録を行う場合と、ｂ方向に感熱紙を移動
させながら記録を行う場合に８いて、発熱体（３）の感
熱紙（６）への押圧力は均一であって、従って発熱体で
発生する熱は、上記いずれの方向においても感熱紙に同
等量伝達し、記録濃度、発色の尾引きなどにばらつきが
生じない、また、押圧力が均一であることから、サーマ
ルヘッドと感熱紙との間の摩擦力も方向によらず均一で
あって、プラテンロールを回転させるモータは、従来に
較べ低トルクの小型のもので済む。

本発明の上述の様な効果を確実にもたらすのは、前記回
動軸（５）の中心が、前記接！ｓｃ面）Ｘ上にズレなく
位置している場合であるが、前記摩擦力Ｆｂ、Ｆｆのサ
ーマルヘッド押圧方向の成分を無視できる程度に小さく
すれば良いのであって、前記発熱体（３）と上記回動軸
（５）との距離りに対して、回動軸（５）の前記接線（
面）からのズレが小さければ良いわけである。これらの
値の比は、記録素子と接触する記録媒体の摩擦係数と、
記録特性の対押圧力特性によって許容値が決ってくる。

サーマルプリンタで直接感熱方式の場合では、概ね１ｏ
ｌ１以上の開きが有れば記録特性上はｆ方向、ｂ方向で
差がでにくい、また、プラテンロールの回転トルクとし
ては、上記比が概ね２５：１以上であればｆ方向、ｂ方
向で差がでにくい。

第２図は、本発明による熱ペン型のレコーダの断面図で
あって、熱ペン（１２）を保持するアーム（１３）は、
プラテンロール（１）と熱ペンのヘッドの接触点におけ
る接線（面）上に回動軸（５）をもっている。

第３図は、本発明による通電感熱型のプリンタの断面図
であって、通電ヘッド（１４）はエツジ部に露出した電
極（１５）がプラテンロール（１）と接するように傾い
てセットされているが、この通電ヘッドの押圧状態での
回動中心は、接線（面）Ｘ上にある。

［発明の効果１本発明によれば、記録素子をプラテンロールに押圧しな
がら記録を行い、特にプラテンロールをいずれの方向に
も回転させる記録装置における、双方向記録時の記録特
性の均一化、プラテンロールの必要回転トルクの増加防
止等に優れた効果を発揮し、かつ特別な、加工や部品無
しで優れた記録装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明によるサーマルブリンクの要部断面図
、第２図は、本発明による、熱ペンレコーダの要部断面
図、第３図は、本発明による通電感熱ブリンクの要部断
面図、第４図は、従来のサーマルプリンタの要部断面図
である。ｌ・・・プラテンロール２・・・発熱体４・・・回転中心５・・・回動中心６・・・感熱紙７・・・押圧バネ以上

Claims

【特許請求の範囲】　双方向に回転可能なプラテンロールと、このプラテン
ロールに押圧しながら記録媒体に記録を行う記録素子と
、前記記録素子を前記プラテンロールの回転軸と平行な
軸を中心に振子状に回動可能な状態で保持する記録素子
保持機構と、前記記録素子を前記プラテンロールに押圧
する押圧機構とを有する記録装置において、前記記録素子保持機構における回動軸の中心が、前記記
録素子のプラテンロールとの接面のほぼ延長上に設けら
れていることを特徴とする記録装置。