JPS62169664A - プリンタ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はサーマルヘッドの保持機構に係り特に、ヘッド
とプラテンの押圧力の一様さが要求される熱転写方式の
プリンタ装置に好適な、自動バランス能力のあるサーマ
ルヘッド保持機構に関する。

〔従来の技術〕

従来より、サーマルヘッドとプラテンの圧接に関しては
抵抗体の並び方向に均質な圧接を出すことが問題になっ
て来た。例えば、サーマルヘッド単体に関しては、実公
昭５６−２５８７４号や、実公昭５７−２０５５２号等
に見られる様に、抵抗体面のそりを追求している。これ
はサーマルヘッドの抵抗体１つ１つとプラテンの圧着力
を均等にすることに他ならない。又、特公昭６０−１５
４７０号においては、サーマルヘッドとプラテンとの接
触ラインとヘッド抵抗体列との平行度を問題にしている
がこれも同様である。

しかるに、主にサーマルヘッドの保持部の寸法精度に影
響される、抵抗体列両端の圧着力の差に関しては、有効
な手段は提示されてぃなかった。この点に関して従来性
なわれて来た方法はサーマルヘッドの保持部の寸法精度
を上げるか、取付調整機構を設けるか、あるいは、特公
昭６０−１５４７０号の例に見られる様な、可動方向に
関して自由度の大きい板ばねにてサーマルヘッドを保持
する方法があった。

ここで従来のサーマルヘッドの保持機構を第２図及び第
３図により説明する。第２図において５はプラテンでそ
の回転軸１０が本体（図示せず）に回転自在に取付けら
れ、また回転駆動される。そしてプラテン５は回転軸１
０と共に回転する。８はサーマルヘッドでその左右の両
端は保持部材１．９にねじ止されて取付けられている。

保持部材１．９はそれぞれ５字状に折れ曲り、その先端
の回転支点１ａ、９ａに例えば固定軸を挿入し、保持部
材１．９はこの回転支点１ａ、９ａを中心に回転する。

保持部材１，９はさらに駆動点１ｂ、９ｂを有し、駆動
装置から伝達される駆動力がこの駆動点１ｂ、９ｂに作
用し、保持部材１．９は回転支点Ｉ　Ｂ　＋　９　ａを
中心にサーマルヘッド８をプラテン５に圧着するように
回転する０なお６は受像紙、７は転写インク紙である。

このような装置においては各部材の寸法や、位置のばら
つきによって、第３図に示す様にサーマルヘッド８とプ
ラテン５が一様に圧着しない場合がある。図中受像紙６
と転写インク紙７は少略した。この場合は、保持部材１
とサーマルヘッド８と保持部材９が、一体の剛体とみな
せる為、駆動点１ｂと９ｂにそれぞれ圧着力を加えても
片あたりは解消しない。この状態で印画を行なうと濃度
差が出たりカスレが発生したりしやすくなる為、従来は
、各部寸法を厳しく管理したり、スペーサを挿入して調
整したりしていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来技術に関して寸法精度の向上や取付調整はコス
トアップにつながり、又、板はね等で保持する方法は、
記録時の摺動摩擦に対して不安定になりやすかった。

本発明の目的は、サーマルヘッドの保持を確実に行ない
つつも、取付時の寸法精度を追求することなく、自動的
に圧着力を均等にする機構・　３　・ を提供することによって、抵抗体の並びが多い長いライ
ン型ヘッドを使用しても、ヘッドの端から端まで均一な
抑圧条件を確保し、印字品質を向上させるものである○ 〔問題点を解決するための手段〕 上記目的は、サーマルヘッドを抵抗体列の両側にある２
組の保持部材によって保持し、該保持部材は本体に対し
てサーマルヘッドが、圧着。

離脱できる様装置し、サーマルヘッドがプラテンに圧着
する方向に前記２組め保持部材を弾性的に駆動する構成
とするも、一方の保持部材はサーマルヘッドに対してそ
の抵抗体近傍にて回動可能とすることにより、達成され
る。

〔作用〕

両保持部材を２組ともサーマルヘッドに完全に固定した
場合には、サーマルヘッドは本体に対し、両保持部材の
本体枢置点を結ぶ軸に対して回動するという１自由度し
かもたないことになる。こζで各部材の寸法精度による
ばらつきがある範囲を越えた時、サーマルヘッドとプラ
テンは、抵抗体列の片側一部でのみ接触するという片あ
たりの現象となる。本発明では、一方のサーマルヘッド
保持部材は抵抗体近傍にてサーマルヘッドに対し回動自
在としたため、サーマルヘッドは本体に対し自由度がふ
え、従来の片あたり現像は発生しない。よって両側の圧
着力は均等となり、又、本体とサーマルヘッドは、最少
の部材で保持接続されるため、印画時の摺動摩擦力に対
しても安定となるものである。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図、第４図及び第５図に
より説明する。

第１図に本実施例の主要部を示す。プラテン５は軸部１
０を本体１１に両端支持にて支えられ印画時駆動源（図
示せず）より回転駆動される。

サーマルヘッド８は右側保持部１と、保持部材２にねじ
にて固定されており、保持部材２は５字状をなし、左側
保持部３に、ビン４にて回動自在に連結されている。右
側保持部１と左側保持部３は、それぞれ回動支点１ａ、
３ａを中心に本体１１に対して回動自在となっている。

サーマルヘッド８のプラテン側には抵抗体列８ａがあり
、印画時にはプラテン５との間に受像紙６及び転写イン
ク紙７をはさみ、圧着発熱し、プラテン５が回転しなが
ら受像紙６上に所望の画像を印画してゆく。サーマルヘ
ッド８の圧着は、右側保持部１と、左側保持部６が、回
動支点点１ｂ及び３ｂを、圧着方向に弾性材（図示せず
）を介して押圧されている。本発明のサーマルヘッド保
持機構によれば、第４図や第５図に示す様に従来ならば
片あたりとなった場合でも、自動的に均等な圧着力を得
るよう動作する。これは、保持部材２を回動自在にし、
サーマルヘッド回動支点に弱冠のスラストガタをもたせ
たことによる。この様に本発明によれば、寸法のばらつ
き等によって生じる片あたりも自動的に吸収して常に一
様な圧着を得ることができる。

第４図、第５図では、プラテン５の軸支持位置がはずれ
た場合にて例示しているが、他寸法のばらつきによって
生ずる片あたりについても同様に対応可能であることは
もちろんである。尚、保持部材２と左側保持部３の回動
支点（ピン４）位置は、抵抗体近傍が良く、駆動点１ｂ
、３ｂに同じ大きさの力を加える場合は、抵抗体直上か
らサーマルヘッド８と転写インク紙７間の摩擦角だけ下
流へずれた位置が良い。

〔発明の効果〕

・、本発明によれば、サーマルヘッドの支持系からプラ
テンまで各部材の寸法精度や、位置精度を上げることな
く、又、スペーサをしく等の調整もなしに、サーマルヘ
ッドとプラテンの一様な圧着が得られる。又、構造もシ
ンプルで、過大な圧着力や、サーマルヘッドと転写イン
ク紙との摺動摩擦力に対しても安定である。以上のこと
により、本発明を用いれば、高品位な印画を簡単に実現
でき、熱転写プリンタ等の信頼性面、経済性面に、確実
な効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の主要部分の斜視図、第２図
は従来の装置の斜視図、第６図は従来例の片あたり動作
の模式図、第４図、第５図は本発明の動作模式図である
。 １・・・保持部材Ｒ２・・・保持部材Ｌａ３・・・保持
部材Ｌｂ　　　　４・・・ビン５・・・プラテン　　　
　６・・・受像紙７・・・転写インク紙　　８・・・サ
ーマルヘッド９・・・保持部材Ｌ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. プラテンと、複数の抵抗体を一列に並べたサーマルヘッ
   ドとの間に感熱紙又は、転写インク紙と受像紙を挾持し
   、前記プラテンを回転しながら感熱紙又は受像紙に所定
   の画像を印画するプリンタ装置において、前記サーマル
   ヘッドは抵抗体の並び方向に対し、その中央をはさんで
   両側に配した２組の保持部材により、前記プラテンに対
   し圧接する位置と離脱する位置とを連続的にとりうる構
   成とし、少なくとも１組の保持部材は該サーマルヘッド
   の抵抗体近傍にて該サーマルヘッドに対し回転可能とし
   たことを特徴とするサーマルヘッド保持機構。