JPS6294363A - 転写型感熱カラ−記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は転写型感熱カラー記録装置の改良に関する。

〈従来の技術〉 第４図は従来の転写型感熱カラー記録装置の構成を示す
。記録紙１０１は、給紙路１０２から送りローラ１０３
によりプラテンローラ１０４を経て供給され、その一端
が回転ドラム１０５のクランプ部１０６において係止さ
れる。クランプ部１０６では、クランプアーム１０７の
先端が記録紙１０１の一端を回転ドラム１０５に押し付
ける。インクテープ１０８は、プラテンローラ１０４上
の記録紙１０１に接触するように供給される。サーマル
ラインヘッド１０９は、レバー１１０の矢印■］方向へ
の回動により矢印Ｇ方向へ移動し、プラテンローラ１０
４上の記録紙１０１にインクテープ１０８を押圧し且つ
加熱し、インクテープ１０８のインり材料を熔融して記
録紙１０１に転写する。

サーマルラインヘッド１０９による１つのラインの記録
が終了する毎に回転ドラム１０５は矢印Ｅ方向に一定角
度だけ回転し、記録紙１０１が送りローラ１０３により
所定ピッチ送られ、次のラインについて記録が行なわれ
る。インクテープ１０８には複数の色のインク材料が順
次に塗付されており、１つの画面について１つの色の記
録が終了するごとにインクテープ１０８が送給され、次
の色について記録が行なわれる。そして、複数の色につ
いて各色を画面ごとに色がさねしてカラー記録が完了す
る。

〈発明が解決しようとする問題点〉 上述の転写型感熱カラー記録装置においては、１つの画
面について１つの色の記録が終了すると、回転ドラム１
０５を記録時とは逆の矢印Ｆ方向に回転させ、送りロー
ラ１０３により記録紙１０１を逆送りして画面の先頭の
ラインをサーマルラインヘッド１０９の位置に戻す必要
がある。このように、１つの色の記録が終了するごとに
記録紙１０１を逆送りするので、１つの画面の記録にお
いて時間的な損失を生じ、記録の処理速度が遅いという
問題がある。

また、上述の転写型感熱カラー記録装置においては、記
録紙１０１の画面の先頭ラインがサーマルラインへラド
１０９の位置にある状態でサーマルラインヘッド１０９
と回転ドラム１０５のクランプ部１０６とがかなり離れ
ているので、記録紙１０１の上部に大きい余白部を生じ
る。さらに、記録紙１０１を逆送りするためには画面の
最終ラインを記録した状態で記録紙１０１の端部が送り
ローラ１０３とプラテンローラ１０４によりはさまれて
いる必要があるが、送りローラ１０３がサーマルライン
ヘッド１０９からかなり離れていることから、記録紙１
０１の下部に大きい余白部を生じる。したがって、記録
紙１０１に無駄が生じることになる。

く問題点を解決するための手段〉 本発明は、複数の色のインク材料を有するインクテープ
の上記インク材料を加熱溶融して記録紙上に転写する転
写型感熱カラー記録装置において、記録紙の一端を係止
するクランプ機構を有しこのクランプ機構により係止さ
れた上記記録紙を周面に巻き付けて回転するプラテンド
ラムと、上記インクテープを上記プラテンドラム上の記
録紙に接触するように供給するインクテープ供給手段と
、上記プラテンドラム上で上記記録紙に対して上記イン
クテープを押圧するとともに上記インクテープを加熱す
るサーマルヘッドとを備え、上記プラテンドラムを回転
させるとともに上記プラテンドラム上で上記サーマルヘ
ッドにより上記インクテープのインク材料を上記記録紙
に転写し、画面ごとに１つの色について転写が終了する
と上記プラテンドラムを上記回転と同方向に回転させ続
いて次の色について転写を行なうようにしたことを特徴
とする。

〈実施例〉 第１図は本実施例の転写型感熱カラー記録装置の構成を
示す。プラテンドラム１は、軸２を中心に回転自在に支
持される。このプラテンドラム１の周面にはゴム等の弾
性材３が貼り付けられ、この弾性材３と摩擦接触する３
個の送りローラ４゜５．６によりプラテンドラムｌは矢
印Ａ、Ｂ方向に回転駆動される。さらに、プラテンドラ
ム１の周面には切欠部７が設けられ、この切欠部７に挿
入された記録紙（図示せず）の一端をクランプアーム８
の先端が切欠部７に押し付けることにより、記録紙の一
端がプラテンドラム１に係止される。

記録紙は、給紙ローラ９により給紙路１ｏを経て供給さ
れる。記録紙を係Ｉｌニジたプラテンドラム１は、送り
ローラ４，５．６により矢印Ａ方向に回転駆動され、記
録紙はこの送りローラ４．　５．　６によりプラテンド
ラム１に巻き付けられる。クランプアーム８は、その支
持端が軸２に支持され、プラテンドラム１とともに回転
可能である。さらに、クランプアーム８は、バネ１１に
よりその先端が記録紙を切欠部７に押し付ける方向に付
勢される。

インクフィルムテープ１２は、イエロー、マゼンタ、シ
アン、ブラックの各色のインク材料が所定の順序でフィ
ルムテープ上に塗付されたものである。このインクフィ
ルムテープ１２は、そのインク材料が塗付された面がプ
ラテンドラム１上の記録紙と対向するように供給される
。

サーマルラインヘッド１３は、その支持端が軸１４を中
心に回転自在に支持され、図示しない駆動装置により矢
印Ｃ，Ｄ方向に回動駆動される。

このサーマルラインヘッド１３は、矢印Ｃ方向に回動し
てプラテンドラム１上の記録紙に対してインクフィルム
テープ１２を押圧するとともに、このインクフィルムテ
ープ１２を加熱し、インク材料を熔融させて記録紙に転
写する。この場合、インクフィルムテープ１２は、サー
マルラインヘッド１３に設けられたローラ１５とガイド
１６により、プラテンドラム１上の記録紙に接触するよ
うに供給される。

排紙ローラ１７は、記録が完了した記録紙を排出路１８
を経て排出する。

第２図は記録紙をプラテンドラムｌに係止するクランプ
機構の詳細な構成を示す。クランプ爪２１は、軸２２を
中心に矢印１．Ｊ方向に回動自在である。このクランプ
爪２１は、バネ２３により矢印Ｊ方向に付勢され、常時
はクランプ爪２１の一方の端部２１ａが固定部材２４に
当接して矢印Ｊ方向への回動が阻止された状態にある。

クランプ爪２１の他方の端部２１ｂは、常時はプラテン
ドラム１の周縁部にまで延在した状態にある。そして、
プラテンドラム１が矢印Ｂ方向に回転してクランプアー
ム８の先端に固設されたクランプピン２５がクランプ爪
２１の端部２１ｂに当接すると、クランプ爪２１が矢印
Ｊ方向への回動が阻止されているので、クランプアーム
８はバネ１１の付勢に抗してプラテンドラム１に対して
図中反時計方向へ回動し、クランプアーム８の先端とプ
ラテンドラム１の切欠部７とが離れる。一方、プラテン
ドラム１が矢印Ａ方向へ回転する場合には、クランプア
ーム８のクランプピン２５は図中右側からクランプ爪２
１の端部２１ｂに当接するので、このときにはクランプ
爪２１はバネ２３の付勢に抗して矢印■方向へ回動し、
さらにプラテンドラム１が矢印Ａ方向へ回転してクラン
プピン２５とクランプ爪２１との係合が外れると、クラ
ンプ爪２１はバネ２３の付勢により矢印Ｊ方向へ回動し
、端部２１ａが固定部材２４と当接した状態に戻る。

したがって、プラテンドラム１は、矢印Ａ方向への回転
はクランプ爪２１によって何ら制限されない。

第３図のフローチャートは上述の転写型感熱カラー記録
装置の動作手順を示す。以下、このフローチャートにし
たがって動作を説明する。

先ず、プラテンドラム１が矢印Ｂ方向へ回転し、クラン
プアーム８のクランプピン２５がクランプ爪２１と当接
し、クランプアーム８が回動してクランプアーム８の先
端と切欠部７とが離れた状態になる待機位置でプラテン
ドラム１は停止する（ステップ＃１）。続いて、給紙ロ
ーラ９が駆動され、記録紙が給紙路１０を経て一定量送
給される（ステップ＃２）。記録紙の先端がプラテンド
ラム１の切欠部７に入ると、プラテンドラム１が矢印Ａ
方向に回転駆動され、クランプアーム８がＱＩ バネ１１の付勢により記録紙の先端を切欠部７に押し付
けて記録紙がプラテンドラム１に係止される（ステップ
＃３）。

プラテンドラム１が、さらに矢印入方向に回転し、記録
紙がプラテンドラム１に巻き付けられる。

そして、プラテンドラム１の記録紙を係止した部分がサ
ーマルラインヘッド１３と対向する位置を通過する時、
サーマルラインヘッド１３が矢印Ｃ方向に回動し、イン
クフィルムテープ１２と記録紙がこのサーマルラインヘ
ッド１３によりプラテンドラム１に押圧される（ステッ
プ＃４）。サーマルラインヘッド１３の押圧に応じて、
このサーマルラインヘッド１３によるインクフィルムテ
ープ１２の加熱により例えばイエローのインク材料が記
録する情報に応じて溶融し、この熔融したインク材料が
記録紙上に転写され、カラー画像情報の記録が行なわれ
る（ステップ＃５）。プラテンドラム１は、１つのライ
ンについて転写が終了するごとに一定角度ずつ矢印Ａ方
向へ回転駆動される。そして、記録と回転を繰り返して
、１つの画面について記録が行なわれる。

イエローについて転写が終了すると、サーマルラインヘ
ッド１３が矢印り方向へ回動駆動されてプラテンドラム
１から離されるとともに、プラテンドラム１上の記録紙
の画面の先頭ラインがサーマルラインヘッド１３と対向
する位置にくるまでプラテンドラムｌがさらに矢印入方
向に回転駆動される。同時に、インクフィルムテープ１
２の次に記録するマゼンタのインク材料の塗付面がサー
マルラインヘッド１３の位置にくるように、インクフィ
ルムテープ１２が送給される。その後、号−マルライン
ヘッド１３が矢印Ｃ方向へ回動駆動され、マゼンタにつ
いて上述と同様の手順で記録が行なわれる。

１つの画面についてイエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ンクの４色の記録を終了するのに、プラテンドラム１は
矢印Ａ方向へ４回転するだけでよい。全ての色の記録が
終了すると、サーマルラインヘッド１３が矢印り方向へ
回動駆動されてプラテンドラム１から離され（ステップ
＃７）、さらに、プラテンドラム１が矢印Ｂ方向へ回転
駆動される（ステップ＃８）。プラテンドラム１の矢印
Ｂ方向への回転により、クランプビン２５がクランプ爪
２１に当接し、クランプアーム８がプラテンドラム１に
対して逆方向に回動し、クランプアーム８の先端と切欠
部７とが離れて記録紙の係止が解かれる。このとき、記
録紙の後端は排紙路１８に導かれている。そして、排紙
ローラ１７が駆動され、記録紙は排出される。続いて、
次の画像情報の記録の命令があるときは、ステップ＃１
に戻って上述と同様の手順で記録を行ない、命令がない
ときには全動作を停止する（ステップ＃１０）。

〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明においては、記録紙を巻き
付けたプラテンドラムを回転させるとともにこのプラテ
ンドラム上でサーマルヘッドにより記録紙にインク材料
を転写するように構成したので、記録紙の上部と下部に
不要な余白部が生じず、記録紙の無駄を防止することが
できる。さらに、画面ごとに１つの色について転写が終
了するとプラテンドラムを記録時と同方向に回転させ続
いて次の色について転写を行なうようにしたので、従来
のように１つの色について転写が終了する毎に記録紙を
逆送りする必要がなく、記録動作における時間的な損失
が発生せず、記録の処理速度を高めることできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の概略構成を示す図、第２図は本
発明実施例の動作時の概略構成を示す図、第３図は本発
明実施例の動作手順を示すフローチャート、第４図は従
来例の概略構成を示す図である。 １−プラテンドラム、　　７・−切欠部８・−クランプ
アーム １２−インクフィルムテープ １３−サーマルラインヘッド

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数の色のインク材料を有するインクテープの上記イン
   ク材料を加熱溶融して記録紙上に転写する転写型感熱カ
   ラー記録装置において、記録紙の一端を係止するクラン
   プ機構を有しこのクランプ機構により係止された上記記
   録紙を周面に巻き付けて回転するプラテンドラムと、上
   記インクテープを上記プラテンドラム上の記録紙に接触
   するように供給するインクテープ供給手段と、上記プラ
   テンドラム上で上記記録紙に対して上記インクテープを
   押圧するとともに上記インクテープを加熱するサーマル
   ヘッドとを備え、上記プラテンドラムを回転させるとと
   もに上記プラテンドラム上で上記サーマルヘッドにより
   上記インクテープのインク材料を上記記録紙に転写し、
   画面ごとに１つの色について転写が終了すると上記プラ
   テンドラムを上記回転と同方向に回転させ続いて次の色
   について転写を行なうようにしたことを特徴とする転写
   型感熱カラー記録装置。