JPS61172769A - 熱転写プリンタのサ−マルヘツド押圧装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明は、熱転写プリンタのプラテンローラに保持され
た記録紙へインクシートを押圧し、熱溶融性インクを溶
着するサーマルヘッドの駆動制御に用いる熱転写プリン
タのサーマルヘッド押圧装置に関する。

［発明の技術的背景とその問題点］ 一般のカラープリンタは、ゼログラフィ方式。

インクジェット方式及び熱転写方式によるものがある。

上記ゼログラフィ方式は、被プリントのカラートーンを
シアン、マゼンタ、イエローの３原色に分解し、露光、
現像、転写の各工程毎にこれらを合成再生するものであ
るが、この再生プロセスを３原色別に夫々処理する為、
装置の複雑化且つ大型化が避けられずコストも嵩むもの
であった。

又、インクジェット方式によるものは、上記３原色別に
専用のノズルを記録紙と対峙させ、色分解信号に対応し
て各ノズルから所定比率の各インクを記録紙面上に噴射
せしめ、色合成を行なうようにしたものである。

これは、装置の小型化が可能であり、且つ実用的ではあ
るが、反面ノズルの目詰り等のトラブル　゛が多々発生
し易い。更に、熱転写式は、例えば特開昭５７−１９３
３７７号「カラー階調画像記録方法」に開示されている
ように、予め所定色数の熱溶融性インクが塗布されたイ
ンクシートフィルムと記録紙をインク面が該記録紙と対
向するように重ね、サーマルヘッドをフィルム又は記録
紙背面から押圧し該インクを溶融転写する方式である。

上記熱転写プリントの場合、プリンタ内のプラテン０−
うにより保持された記録用紙にインクシートを密着させ
且つ該インクシートにサーマルヘッドを押圧する。該サ
ーマルヘッドは所定の記録信号に応じて加熱されインク
シートの熱溶性インクを記録紙に熱転写するのであるが
、前記した如くカラープリントの場合は第２色、第３色
目を記録する必要がある。この為、記録紙を第１色目の
記録位画迄戻す一方、インクシートを第２色１迄移送す
るが、その都度サーマルヘッドをインクシートの所から
離さなければならない。

従来は、インクシートにサーマルヘッドを押圧乃至解除
する手段として、コイルスプリング及びソレノイドを使
用していた。

即ち、ソレノイドコイルの励磁により突出作動するプラ
ンジャーで上記サーマルヘッドをインクシート側へ押圧
する一方、励磁電流の遮断によりプランジャーを駆動し
、且つコイルスプリングの作用でサーマルヘッドをイン
クシートから離すようにしている。

しかしながら、上記従来手段によると、ソレノイドのプ
ランジャーが突出作動しサーマルヘッドをインクシート
に押圧する際にかなりの衝撃力が作用する上、これが極
めて多数回連続的に反復されるから、インクシートや記
録紙の走行駆動制御系及び押圧作動制御系に多大な影響
を与え、同系統の事故が屡々発生するという問題があっ
た。

［発明の目的］ 本発明は上述の問題点に鑑み成されたもので、熱転写カ
ラープリンタに於いて、サーマルヘッドをインクシート
に押圧又はこれを解放する際に、該サーマルヘッドに対
して衝撃力が作用しないようにして、走行駆動制御系や
押圧駆動制御系に対し回答影響を及ぼさないようにする
と共に、極めて円滑な作動により確実且つ迅速にサーマ
ルヘッドの作動を制御できるようにし、又耐久性及び信
頼性が高く廉価に利用可能な熱転写プリンタのサーマル
ヘッド押圧装置の提供を目的とするものである。

［発明の概要］ 上記目的を達成する為本発明に係る熱転写プリンタのサ
ーマルヘッド押圧装置は、サーマルヘッドが保持された
ヘッド支持台を回動自在に枢着してインクシートへサー
マルヘッドが押圧解放自在とし、該ヘッド支持台と接離
自在なカムを軸回転自在に配設し、且つ該カムの駆動を
記録信号に対応して制御するようにしてあり、カムの回
動によってサーマルヘッドをインクシートへスムーズに
押圧する一方、迅速に離すことができるようにし、イン
クシートの走行駆動制御系等にショックを与えないよう
にしである。

［発明の実施例１ 以下に本発明の実施例を図面に基づき説明する。

第１図はサーマルヘッド押圧装置の押圧作動状態を示す
正面説明図、第２図は同上装置の解放作動状態を示す正
面説明図である。

各図に於いて、符号１はプリンタ本体で、該プリンタ本
体内には、インクシート２を供給する供給ローラ３と、
該インクシート２を巻取る巻取ロー５４との間にガイド
ローラ５．６及びプラテンローラ７を配設し、このプラ
テンローラ７には記録紙８も巻回されており、インクシ
ート２と記録紙８が所定の張力の下に重ね合わされた状
態となり、後述の如くカラープリントされた記録紙８は
送出口９から順次送出されるようにしである。尚、図中
符号１０は記録紙用ガイドローラである。而して、上記
プラテンロー５７と対峙するサーマルヘッド１１は、支
軸１２を中心に軸回動自在なサーマルヘッド支持台１３
により固定保持されており、該サーマルヘッド支持台の
底部には解除軸１４を水平に突設しである。

この解除軸１４の近傍には図示しないモータで回転する
カム１５が配設され、該カム１５に形成されている複数
のカム山１５ａの処で上記解除軸１４を押し下げるよう
にしてあり、且つ同じく複数のカム谷１５ｂの処では該
解除軸１４の処から離れるようにしである。

また、サーマルヘッド支持台１３の後側にはコイルスプ
リング１６が介装されており、サーマルヘッド１１を所
定の圧力でプラテンローラ７の側に抑圧できるようにし
である。

尚、図中符号１７はスプリング保持部材であり、進退調
節自在としてコイルスプリング１６の弾発力、即ちサー
マルヘッド１１の押圧力を調整可能としである。

上述の構成に於いて、記録紙８とインクシート２が夫々
プラテンローラ７の処迄まで供給され、且つ所定の配録
信号が入力した状態下では、前記カム１５は、第１図に
図示の如くそのカム谷１５ｂが解除軸１４の方に位置し
た状態で停止する。

従って、サーマルヘッド支持台１３には、コイルスプリ
ング１６の弾発力による反時計方向への回動力が作用し
、サーマルヘッド１１が、所定の圧りでインクシート２
を押圧する。この状態の下で記録信号に対応した熱転写
が行なわれる。

次に、インクシート２からサーマルヘッド１１を離す段
階になると、制御信号によりモータが駆動してカム１５
を回動する。これによって今度はカム山１５ａが解除軸
１４と当接しこれを押し下げる結果、サーマヘッド支持
台１３は支軸１２を軸に、コイルスプリング１６の弾発
力に抗し乍ら時計方向に回動し、サーマルヘッド１１が
プラテンロー５７の処のインクシート２から離れる（第
２図参照）。

以後、記録信号に対応して上記カム１５が順次回転し、
その都度カム山１５ａとカム谷１５ｂが解除軸１４と接
離するので、該カム１５を所定形状に形成することによ
り、極めて円滑に且つ確実にサーマルヘッド１１とイン
クシート２との接離を制御することができる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、インクシート及び
記録紙を介してプラテンローラと対峙するサーマルヘッ
ドを回動自在なサーマルヘッド支持台に固定し、該サー
マルヘッド支持台底部近傍に配設した回転自在なカムに
よりこのサーマルヘッド支持台を回動制御するようにし
であるから、インクシートへサーマルヘッドを押圧する
際にも衝撃力が生じないので走行駆動制御系や押圧駆動
制御系への悪影響を及ぼす虞れはなく、而かも簡単且つ
確実な構成であるから廉価に利用できるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例に係る熱転写プリンタのサーマル
ヘッド押圧装置に係り、第１図はサーマルヘッド押圧作
動状態を示す正面説明図、第２図は同上装置のサーマル
ヘッド解除作動状態を示す正面説明図である。 ２・・・インクシート　　３・・・供給ローラ４・・・
巻取ローラ　　　７・・・プラテンローラ８・・・記録
紙　　　　１１・・・サーマルヘッド１３・・・サーマ
ルヘッド支持台 １４・・・解除軸　　　　１５・・・カム第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. プラテンローラと対峙するサーマルヘッドを回動自在で
   且つプラテンローラ側へ所定の押圧力が付勢されている
   サーマルヘッド支持台に固定し、該サーマルヘッド支持
   台底部の近傍に軸回転自在に配設され且つ該サーマルヘ
   ッド支持台底部と接離しこれを回動制御するカムを、熱
   転写記録信号と同期制御して回転するよう配設したこと
   を特徴する熱転写プリンタのサーマルヘッド押圧装置。