JPS62270346A - サ−マルヘツド保持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 Ａ、産業上の利用分野 本発明は、熱転写プリンタのサーマルヘッド保持装置に
関する。

Ｂ、従来の技術 樹脂あるいは紙製の非常に薄いフィルム上に熱溶融性あ
るいは熱昇華性の色材を含む着色層が塗布されたインク
シートを受像紙に密着させ１両者をサーマルヘッドによ
り加熱してインクシート上の色材を受像紙に転写して画
像を形成する、いわゆる熱転写プリンタが知られている
。

第３図はこの種従来の熱転写プリンタにおけるサーマル
ヘッド保持装置を示す。サーマルヘッド１は、軸３を中
心として回動可能なサーマルヘッド支持板（以下、支持
板）２に設置され、軸３を中心として回動可能な保持部
材１３と支持板２どの間に介装された圧縮ばね８の弾性
力によりプラテン７に押圧されている。支持板２にはガ
イドローラ９．１０が軸支され、ねじりばね１１゜１２
により両ガイドローラ９，１０がプラテン７に押圧され
ている。プラテン７には受像紙４が巻き付けられるとと
もに、ガイドローラ９，１０間には、供給用ロール６か
らプラテン７の駆動力によって繰り出され巻取用ロール
２１に巻取られるインクシート５が巻き付けられている
。ここで、インクシート５にしわが生じないように、供
給用ロール６に制動力がかけられ、インクシート５にい
わゆるバックテンジオンがかけられている。

しかして、サーマルヘッドとプラテン７との間に受像紙
４およびインクシート５を挟圧しつつ加熱して色材が受
像紙４に転写される。

なお第３図において、偏心カム１５を図示の位置から回
転させることによりカムフォロア１４を介して支持板２
と保持部材１３とが軸３回りに下方に回動するので、サ
ーマルヘッド１とプラテン７とを離間させてインクシー
ト５の交換等が行なわれる。

Ｃ０発明が解決しようとする問題点 このような装置では、供給用ロール６に制動力を付加し
ている制動部材（不図示）の摩擦力の変化等から、その
制動力が変動することがある。制動力が大きくなりイン
クシート５のバックテンションが所定値以上になると、
ガイドローラ９゜１０を介して、支持板２が圧縮ばね８
の弾性力に抗して下方に押し下げられ、その結果、サー
マルヘッド１のプラテン７に対する押圧力が低下して印
字品質が低下するという問題がある。

この問題を解決するため、ガイドローラ９゜ｌＯを支持
板２に軸支せず、プラテン７の支持部材（不図示）に取
付けることも考えられるが、この場合、支持板２を下方
に回動させてサーマルへ・ンド１をプラテン７から離間
させてもガイドローラ９．１０がプラテン７に押圧され
たままであり、インクシート５をプラテン７に巻付ける
際にガイドローラ９，１０をプラテン７から指で離間さ
せなくてはならず非常に煩わしい。

従って、インクシート５の装着作業性の点から、プラテ
ン７に押圧されているサーマルヘッド１およびガイドロ
ーラ９，１０を一度の操作でプラテン７から離間できる
のが好ましいが、第３図の構成では、ヒ述した問題があ
る。

本発明の目的は、インクシートに作用するバックテンシ
ョンによってガイドローラを軸支する保持部材の位置が
変動しないようにし、かつ、インクシートの交換作業性
を向上させたサーマルヘッド保持装置を提供することに
ある。

Ｄ１問題点を解決するための手段 本発明は、サーマルヘッド１をプラテン７に押圧する弾
性部材８をサーマルヘッド支持板２２どの間で保持する
とともに、インクシート５および受像紙４をプラテン７
に圧接するガイドローラ９、ｔｏを軸支し、サーマルヘ
ッド支持板２２を介してサーマルヘッド１をプラテン７
に押圧する第１の位置とプラテン７から離間させる第２
の位置との間で回動する保持部材２３と、インクシート
５を介してガイドローラ９．１０に作用する力によって
は保持部材２３が第１の位置から変動しないように保持
部材２３を位置決めする位置決め部材３０とを具備して
構成される。

Ｅ１作用 保持部材２３が第１の位置にある場合、弾性部材８の弾
性力によりサーマルヘッド１がプラテン７に押圧され、
インクシート５と受像紙４とがサーマルヘッド１とプラ
テン７との間に挟圧される。保持部材２３の第１の位置
は位置決め部材３０によって定められているから、イン
クシート５に作用するバックテンション等によってガイ
ドローラ９．１０に働く力を保持部材２３が受けても保
持部材２３の位置は変動せずサーマルヘッド１の押圧力
は変らない６位置決め部材３０による拘束を解くと保持
部材ｚ３は第２の位置に位置し、サーマルヘッド１およ
びガイドローラ９゜１０がプラテン７から離間する。

Ｆ、実施例 一第１の実施例− 第１図は第１の実施例を示し、第３図と同様の箇所には
同一の符号を付して説明する。第１図において、保持部
材２３が軸３に回動可能に取付けられている。保持部材
２３の下面にはカムフォロア１４が設けられ、軸２４を
中心に回転する偏心カム１５のカム面１５ａと接してい
る０図示のようにカムフォロア１４が偏心カム１５のカ
ム面１５ａと接している場合には保持部材２３が第１の
位置にあり、カムフォロア１４が偏心カム１５のカム面
Ｌ５ｂと接する場合には、保持部材２３が第１の位置よ
りも下方の第２の位置まで回動する。この保持部材２３
に形成された長孔２３ａ。

２３ｂにはガイドローラ９，１０がそれぞれ軸支され、
ねじりばね１１，１２によりガイドローラ９、ｌＯがプ
ラテン７に押圧されている。従来と同様、プラテン７に
は受像紙４が巻き付けられるとともに、ガイドローラ９
，１０間にはインクシート５も受像紙４上に巻き付けら
れている。また、従来と同様、供給用ロール６には図示
しない制動部材により所定の制動力が付加されてインク
シート５にバックテンションがかけられ、しわの発生を
防止している。

一方、保持部材２３とは別体のサーマルヘッド支持板ｚ
２が軸３回りに回動可能に取付けられ、そのサーマルへ
一２ド支持板２２と保持部材２３との間に弾性部材とし
て圧縮ばね８が介装されている。そして、保持部材２３
が図示第１の位置にあるときには、圧縮ばね８の弾性力
によりサーマルヘッド支持板２２が上方に付勢され、こ
れによりサーマルヘッド１がプラテン７に所定の圧力で
押圧され、またガイドローラ９，１０もプラテン７と所
定の圧力で接触している。

ここで、カムフォロア１４と偏心カム１５とにより位置
決め部材３Ｇが構成される。

このように構成された装置では、供給用ロール６の制動
力によりインクシート５にバックテンションが作用し、
その力により、ガイドローラ９．１０は常時下方に付勢
されているが、第１図に示す如く保持部材２３が第１の
位置にある場合、カムフォロア１４が偏心カム１５と出
接して第１の位置が位置決めされているので、下方への
付勢力が偏心カム１５の軸２４で負担され、保持部材２
３はその第１の位置から変動しない。従って、種々の要
因によりバックテンションが不所望に大きくなっても、
サーマルヘッド１のプラテン７に対する押圧力が低下せ
ず、安定した印字（記録）品質が得られる。

また、インクシート５の交換に際しては、偏心カム１５
を回転させてカムフォロア１４をカム面１５ｂと当接さ
せればよい、すなわち、保持部材２３が軸３を中心にし
て第２の位置まで下方に回動し、これにより、サーマル
ヘッド支持板２２も保持部材２３に追動するので、サー
マルヘッド１、ガイドローラ９，１０が共にプラテン７
から離間され、インクシート５を簡単に交換できる。

なお、位置決め部材は上記実施例に限定されない。

一第２の実施例− この実施例は、第１の★施例におけるガイドローラの保
持構造を変えたものであり、第２図に基づいてその点を
中心に説明する。なお、第１図および第３図と同様な箇
所には同一の符号を付して説明する。

保持部材２３には軸１８．１９が並設され、両軸１８．
１９にアーム１６．１７が回動可能に設けられているや
アーム１６．１７の先端にはガイドローラ９，１０がそ
れぞれ軸支されている。

そして、軸１８．１９に嵌挿されたねじりばね１１．１
２の一端がビン２５．２６に、他端がアーム１６．１７
の側面に掛止され、これにより、アーム１６．１７がプ
ラテン７の方向にそれぞれ付勢され、以って、ガイドロ
ーラ９．１０がプラテン７に押圧される。

この実施例においても、インクシート５のバックテンシ
ョンによってはサーマルヘッド１の押圧力が低下せず、
また保持部材２３を図示の第１の位置から第２の位置へ
回動させると、サーマルヘッド１とともにガイドローラ
９．１０もプラテン７から離間するのでインクシート５
の交換作業が容易となる。

また、この第２の実施例によれば、第１の実施例に比べ
てプラテン７に対するがイドローラ９゜１０の平行度が
向上し、インクシート５や受像紙４の送給がより円滑に
行なわれるという効果がある。

Ｇ３発明の効果 本発明によれば、インクシート供給用のガイドコーラを
サーマルヘッドの支持板とは別の保持部材に設け、その
保持部材の第１の位置では、サーマルヘッド支持板と保
持部材との間に設けた弾性部材により支持板を介してサ
ーマルヘッドをプラテンに押圧するとともに、インクシ
ートに作用するバックテンション等によりガイドローラ
を介して保持部材に作用する力を位置決め部材によって
受けるようにしたので、インクシートのパックテンショ
ンによってサーマルヘッドの押圧力が変動せず印字品質
が安定する。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の第１および第２の実施例
をそれぞれ示す正面図、第３図は従来例を示す正面図で
ある。 １；サーマルヘッド　　　　４二受像紙５：インクシ一
ト　　　　　６：ロール７：プラテン ８：ばね（弾性部材）　　９，１０ニガイドローラ１４
：カムフォコア　　　　　１５：偏心カム２２：サーマ
ルヘッド支持板

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 上下に回動可能なサーマルヘッド支持板と、この支持板
   上に取付けられるサーマルヘッドをプラテンに押圧する
   方向に付勢する弾性部材と、インクシートおよび受像紙
   をプラテンに圧接するガイドローラとからなるサーマル
   ヘッド保持装置において、 前記支持板との間に前記弾性部材を保持するとともに前
   記ガイドローラを軸支し、前記支持板を介してサーマル
   ヘッドをプラテンに押圧する第１の位置とプラテンから
   離間させる第２の位置との間で回動する保持部材と、 前記インクシートを介してガイドローラに作用する力に
   よっては前記第１の位置が変動しないよう保持部材を位
   置決めする位置決め部材と、を具備したことを特徴とす
   るサーマルヘッド保持装置。