JPH0663494A - 重ね塗りラッカーコーティングの製造方法 - Google Patents

重ね塗りラッカーコーティングの製造方法

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JPH0663494A
JPH0663494A JP5106480A JP10648093A JPH0663494A JP H0663494 A JPH0663494 A JP H0663494A JP 5106480 A JP5106480 A JP 5106480A JP 10648093 A JP10648093 A JP 10648093A JP H0663494 A JPH0663494 A JP H0663494A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 重ね塗りラッカーコーティングの製造方法に
関し、着色ベースラッカー塗りを施した基体の上に少な
くとも1つの熱硬化性クリアラッカーコーティングを施
しそして熱で硬化させ、その上に放射線硬化性塗料組成
物を基剤とする追加のクリアラッカーコーティングを施
し、そしてこれを化学線の作用により硬化させることか
らなる。 【効果】 特に良好な視覚的品質を持つラッカーコーテ
ィングが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は上層クリアラッカー塗りが放射線
硬化クリアラッカーを基剤とする重ね塗りクリアラッカ
ー塗料を使用する重ね塗りラッカーコーティングの製造
方法に関する。
【0002】現在の大量生産自動車ラッカーコーティン
グは主として電気泳動により下塗りしそして充填剤を塗
装した車体に塗布するクリアラッカー/ベースラッカー
の上塗りからなる。この方法においてはベースラッカー
とクリアラッカーをウェットオンウェットで塗装するの
が好ましく、すなわちベースラッカーのフラッシュオフ
過程を経た後、場合により熱をかけ、そしてクリアラッ
カーを施した後ベースラッカーをクリアラッカーと一緒
に焼き付けるが、これは例えばEP-A-0 038 127及び0 40
2 772に記述されている。これらは付加又は縮合反応に
より架橋するバインダー例えばメラミン樹脂又はイソシ
アネート誘導体と架橋するバインダーを基剤とする系で
ある。
【0003】数層のクリアラッカー塗膜を持つ重ね塗り
ラッカーコーティングが最近において記述されており、
そのような手段方法はよりすぐれた視覚特性を持つラッ
カーコーティングの製造を可能にする。重ね塗りラッカ
ーコーティングはDE 38 39 905 C2に記述されており、
この中では2種類の溶剤型クリアラッカーを着色塗りに
塗布する。そのようなラッカーコーティングはその耐薬
品性及びその視覚印象の両面で改良の必要のあることが
判明している。EP-A-0 402 181はベースラッカーの上に
数層のクリアラッカー塗りの塗装による重ね塗りラッカ
ーコーティングの製造を記述している。バインダーとし
てヒドロキシ官能アクリル酸樹脂及び架橋剤としてメラ
ミン樹脂又はイソシアネートを基剤とする熱硬化クリア
ラッカーが記述されている。しかしながら、熱硬化クリ
アラッカーでつくったクリアラッカー塗膜はそれらの耐
薬品性及び機械的強度例えば耐引掻き性の点で改良の必
要がある。
【0004】次にDE-A-41 33 290は乾燥ベースラッカー
の上に放射線硬化クリアラッカーを施すことによる重ね
塗りラッカーコーティングの製造方法を記述している。
これらのクリアラッカー塗膜は改良された耐薬品性を特
徴とする。
【0005】上述の高められた標準を視覚品質(深み、
高いDOI値)に対して設ける場合、クリアラッカーコ
ーティングは全塗膜の厚さを少なくとも50μmに塗布
しなければならない。そのような厚い膜厚においては放
射性硬化ラッカーの硬化時における大きな容積収縮が問
題となる。厚い膜厚の場合、膜にひずみが生じ、そして
下層の下塗りに対する接着の損傷、又は流出(running
away)が認められる。その上、垂直表面上では厚い塗膜
の場合たれ下がり(sagging)の傾向の増加が認められ
ることがある。そのような手段方法は通常の熱硬化ラッ
カーに比べて放射線硬化塗料組成物が高価であるため不
経済である。
【0006】本発明の目的は高い耐薬品性の重ね塗りコ
ーティングの製造方法を利用し得るようにすること及び
高められた視覚品質の要件を満たすことであった。この
目的は少なくとも1つの熱硬化クリアラッカーコートを
着色下塗りの上に施し、そして熱により架橋する重ね塗
りラッカーコーティングの製造方法により達成され、そ
してこの方法は放射線硬化塗料組成物に基づく追加のク
リアラッカーコートをクリアラッカーコートの上に施
し、次に化学線により架橋することを特徴とする。場合
により放射線硬化を段階を追って実行することができ
る。放射線誘導架橋の外に熱架橋も実行可能であること
が好ましい。
【0007】一般に知られているベースラッカーがベー
スラッカーの機能を果たすことができる。これらの例は
溶剤型、水性又は粉末下塗りである。水希釈性ベースラ
ッカーが好ましい。この下塗りは通常の物理的乾燥及び
/又は化学的架橋バインダー、無機及び/又は有機着色
顔料及び/又は機能顔料例えばメタリック又は真珠箔顔
料、それに付随してさらに通常のラッカー用補助物質例
えば触媒、流れ調整剤又はクレーター形成防止剤を含
む。ポリエステル、ポリウレタン又はアクリル酸樹脂を
下塗りバインダーの基剤として使用するのが好ましい。
これらのバインダーは場合により架橋剤例えばメラミン
又はイソシアネート誘導体を用いて架橋することができ
る。下塗りは通常の基体上に直接又はプレコートした基
体上に10〜30μm好ましくは20μmより薄い膜厚
に塗布する。下塗りを塗布する前、基体を例えば自動車
部門における重ね塗りラッカーコーティングにおいて普
通である通常のプライマー、充填剤及び中間塗りを施す
こともできる。
【0008】ベースラッカーコートには熱硬化性クリア
ラッカーを上塗りする。化学線により硬化しない通常の
熱硬化性クリアラッカー塗料組成物はいずれもクリアラ
ッカーとして使用することができる。その例は透明粉末
塗料、溶剤溶解クリアラッカー、低溶剤及び無溶剤クリ
アラッカー及び水希釈性クリアラッカーである。それら
は単一成分又は多成分、自己架橋性又は外部架橋性であ
ることができる。例えばポリエステル、ポリウレタン及
びメタクリルコポリマーをこれらのクリアラッカーのバ
インダー用基剤として使用することができる。そのよう
なクリアラッカー用塗料組成物の例はDE-A-39 10 829、
DE-A-37 40 774、 EP-A-0 038 127に見出される。
【0009】クリアラッカー塗料組成物を20〜80μ
m、好ましくは25〜50μmの厚さに施した後、形成
される塗膜を高められた温度で乾燥又は焼き付けるとベ
ースラッカー/クリアラッカー2層コーティングが形成
される。この場合ベースラッカーは150℃より上の温
度であらかじめ乾燥してもよく、又は本発明の好ましい
実施態様としてはベースラッカーコートにクリアラッカ
ーコートをウェットオンウェットで施し、その後両者を
一緒に乾燥するか又は焼き付ける。下塗り及び熱硬化ク
リアラッカーコートの乾燥又は焼き付け方法は、本発明
の方法の中で、得られる下層ラッカーコートが揮発性物
質を小量の割合でのみ含むようなやりかたで実行され
る。特に追加のクリアラッカーコートの放射線誘導架橋
反応の間、下層のラッカーコートに実質的な割合の揮発
性成分があってはならない。そのような成分は上層の放
射線硬化クリアラッカー膜の光沢と接着を破壊すること
がある。放射線硬化クリアラッカーコートを塗布する
前、所望により下層のクリアラッカーコートを研磨する
ことができる。場合により、追加の熱硬化クリアラッカ
ーコートを最初の熱硬化クリアラッカーコートと上層の
放射線硬化クリアラッカーコートとの間に施すこともで
きる。所望により、特別の視覚効果をこれらの追加の塗
りにより実現することができる。
【0010】放射線硬化塗料組成物を乾燥し且つ架橋し
たベース及びクリアラッカーコートの上に施す。そのよ
うな塗料組成物はラジカル及び/又はカチオン重合によ
り重合させる既知のクリアラッカーであり、これに通常
の添加剤を添加してもよい。これらのラッカーは放射線
により架橋する。放射線硬化性ラッカーの施用は通常の
スプレー塗装例えば圧縮空気スプレー、エアレススプレ
ー、高速ロータリースプレー、静電吹き付け塗装(ES
TA)、場合によりホットスプレー塗装例えばホットエ
アスプレーと組み合わせるそれのいずれによっても実施
することができる。これは最高70〜80℃の温度で実
行することができ、それにより適当な施用粘度が得ら
れ、そして硬化材料及び場合により再処理することがあ
り得るスプレーしぶきに変化をひき起こさないよう短時
間の熱への露出がなされる。このようにして、このホッ
トスプレー法はラッカー材料がスプレーノズルの中又は
わずかに前で短時間のみ加熱されるように計画すること
ができる。
【0011】吹付室は例えば場合により温度調節可能な
再循環装置を備えて稼働させることができ、前記装置は
適当なスプレーしぶき用吸収剤、例えばラッカー材料を
用いながら作動させる。吹付室は材料の汚染がなくそし
て循環媒質により影響されないことを保証する材料でで
きている。そのような処置によりスプレーしぶきは再処
理され得ることになる。
【0012】塗装処理は好ましくは550μmを超える
波長の可視光の照明下又は光を排除して行う。550μ
mより短い波長の光を避けることにより使用するラッカ
ー材料及びスプレーしぶきは影響を受けない。従って場
合により直接再処理が可能である。再循環装置は実質的
には混合装置を備えた濾過装置からなり、再処理される
新鮮なラッカー材料及び場合により再循環するラッカー
材料の調整可能な比率を維持する。供給用容器及びポン
プ及び付属する調整装置も備える。揮発性成分の一定の
水準、例えば有機溶剤又は水の割合を維持するための添
加装置も場合により必要となる。
【0013】放射線硬化クリアラッカーは好ましくは1
0〜50μm、特に好ましくは15〜35μmの乾燥膜
厚が達成されるように塗布するのが好ましい。放射線硬
化クリアラッカーは所望により数回の塗りで施すことが
できる。放射線硬化クリアラッカー塗料組成物を施用
後、塗装した基体を場合により静置時間を置いた後架橋
工程にかける。静置時間を置く目的は、例えばラッカー
膜の流展、脱気又は揮発性成分例えば溶剤、水又はCO
2例えばラッカー材料を例えばEP-A-0 321 607に記述さ
れているように溶剤として超臨界的な二酸化炭素を用い
て塗布する場合のそれを蒸発させるためである。静置時
間を80℃まで好ましくは60℃までの高められた温度
で助長することも可能である。実際の放射線硬化方法は
紫外線又は電子線を用いるか又は他の放射線の化学線源
を用いるいずれによっても実行することができる。電子
線については不活性ガスの雰囲気を使用するのが好まし
い。これは例えばCO2、 N2を供給するか又は両方の混
合物を使用することにより達成することができる。紫外
線硬化は不活性ガス中で実行することもできる。保護ガ
スを使用しない場合オゾンが生成する。これは例えば抽
出により除くこともできる。放射線硬化は当業者によく
知られている通常の放射線源、光学的補助手段、通常の
持続時間及び通常の照射工程を調整する手段、並びに通
常の放射線源の配置を使用して実行することができる。
紫外線及び電子線源を使用するのが好ましい。
【0014】本発明においては、放射線硬化クリアラッ
カー塗りの完全な架橋が一段階で進行するように照射を
実行することができる。しかしながら、塗膜を最初に紫
外線誘導架橋により例えば第一段階でブラックライト照
射を使用してプレゲル化し、そしてその後第二の又はさ
らに数段階で、例えば更新した紫外線又は電子線照射に
より架橋するのが有利なこともある。放射線源の配置は
原理的に知られており、工程中の製品の特定の形状及び
工程のパラメーターに適合させることができる。放射線
硬化ラッカー系を用いる場合複雑な形状の塗装物品例え
ば自動車車体に付随する問題は放射線が直接接近できな
い要硬化部分(影の部分)、例えば設計により決められ
た空洞、溝及び他の切り込み部分である。この問題は例
えば点状、小範囲及び全方向性放射線源を自動移動装置
と一緒に使用して室内、エンジン室、空洞又はエッジを
照射することにより解決することができる。その上、こ
の塗料組成物の架橋に熱活性化を使用することが可能で
ある。ラジカル重合性塗料組成物を使用する場合、熱活
性化ラジカル重合が照射の後又は同時に実行され得るよ
うに熱活性化可能な遊離基開始剤をこの最後に使用する
のが有利なことがある。
【0015】カチオン重合性塗料組成物を使用する場
合、特別の熱活性化可能な開始剤を使用する必要はな
い。放射線エネルギーにより始まるカチオン重合は自己
増殖性である。それにもかかわらず、この場合において
も熱をかけることがなお有利なことがある。
【0016】本発明により上層クリアラッカーコートに
使用することができるラッカー系はラジカル又はカチオ
ン重合又はそれらの組み合わせにより架橋する通常の放
射線硬化塗料組成物である。エマルジョンとして存在す
るハイソリッド水性系が好ましい実施態様である。しか
しながら、溶剤を含む塗料組成物も使用することができ
る。特に好ましいのは溶剤なし及び水なしで塗布するこ
とができる100%ラッカー系である。放射線硬化クリ
アラッカーは無着色の、又は所望により可溶性染料で透
明着色した上塗りラッカーとして配合することができ
る。原理的に知られそして文献に記載された放射線硬化
クリアラッカー塗料組成物は本発明に使用することがで
きる。これらは遊離基硬化系であって、すなわち塗料組
成物に対する放射線の作用により遊離基が生成し次いで
架橋反応が始まるか、又は塗料組成物がカチオン硬化系
であって、照射により開始剤からルイス酸が形成され、
この酸が架橋反応を開始するのいずれかである。遊離基
硬化系は、例えば分子内にオレフィン性二重結合を持つ
ポリマー又はオリゴマーであるプレポリマーである。こ
れらのプレポリマーは場合により反応性希釈剤、すなわ
ち反応性液体モノマーに溶解させることができる。この
種類の塗料組成物はさらに、例えば通常の開始剤、光安
定剤、透明顔料、可溶性染料及び/又は他のラッカー用
助剤を含ませることができる。プレポリマー又はオリゴ
マーの例は芳香族構造単位を含まない(メタ)アクリル
官能性(メタ)アクリルコポリマー、エポキシ樹脂(メ
タ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレー
ト、ポリエーテル(メタ)アクリレート、ポリウレタン
(メタ)アクリレート、不飽和ポリエステル、アミノ
(メタ)アクリレート、メラミン(メタ)アクリレー
ト、不飽和ポリウレタン又はシリコン(メタ)アクリレ
ートである。分子量(数平均Mn)は好ましくは200〜
10000、特に好ましくは500〜2000である。
(メタ)アクリルはこの場合及び以下においてアクリル
及び/又はメタクリルの両方を意味する。
【0017】反応性希釈剤を使用する場合、それらは一
般にプレポリマー及び反応性希釈剤の全重量に対して1
〜70重量%好ましくは5〜40重量%を使用する。そ
れらはモノ、ジ又はポリ不飽和であることができる。そ
のような反応性希釈剤の例はメタクリル酸及びそのエス
テル、マレイン酸及びその半エステル、N−ビニルピロ
リドン、酢酸ビニル、ビニルエーテル、置換されたビニ
ルウレア、アルケングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
1,3−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、ビニ
ル(メタ)アクリレート、アリル(メタ)アクリレー
ト、グリセロールトリ(メタ)アクリレート、トリメチ
ロールプロパントリ(メタ)アクリレート、スチレン、
ビニルトルエン、ジビニルベンゼン、ペンタエリトリト
ールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリトリトール
テトラ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコール
ジ(メタ)アクリレート及びヘキサンジオールジ(メ
タ)アクリレート及びそれらの混合物である。これらの
物質は粘度及びラッカー特性例えば架橋密度に影響を与
えるために使用する。
【0018】遊離基硬化系用光開始剤は例えばラジカル
重合性プレポリマー、反応性希釈剤及び開始剤の合計に
対して0.1〜5重量%好ましくは0.5〜4重量%の量
を使用することができる。それらの吸収が260〜45
0nmの波長範囲にあるのが好ましい。当業者によく知ら
れた通常の光開始剤を使用することができる。光開始剤
の例はベンゾイン及び誘導体、ベンジル及び誘導体、ベ
ンゾフェノン及び誘導体、アセトフェノン及び誘導体、
例えば2,2−ジエトキシアセトフェノン、チオキサン
トン及び誘導体、アントラキノン、1−ベンゾイルシク
ロヘキサノール、有機リン化合物例えばアシルホスフィ
ンオキシドである。この光開始剤は単独又は組み合わせ
て使用することができる。その上別の相乗成分例えば第
三アミンを使用することができる。
【0019】必要により、例えば暗光管(black light
tubes)を用いる照射に通常の増感剤例えばアントラセ
ンを光開始剤と共に通常量使用することができる。場合
により通常の熱活性化可能な遊離基開始剤を追加的に使
用することもできる。80〜120℃でこれらの物質は
遊離基を形成し、次いでこれが架橋反応を開始する。熱
不安定な遊離基開始剤の例は有機ペルオキシド、有機ア
ゾ化合物又はC−C分解開始剤例えばジアルキルペルオ
キシド、ペルオキソカルボン酸、ペルオキソジカルボン
酸、ペルオキシドエステル、ヒドロペルオキシド、ケト
ンペルオキシド、アゾジニトリル又はベンゾピナコール
シリルエーテルである。C−C分解開始剤が特に好まし
く、なぜならラッカー塗膜に欠陥を生じることがあるガ
ス状分解生成物が熱分解の間に形成されないからであ
る。好ましい使用量はラジカル重合性プレポリマー、反
応性希釈剤及び開始剤の合計に対して0.1〜5重量%
である。この開始剤は混合物としても使用することがで
きる。
【0020】カチオン重合性塗料組成物用バインダー
は、例えば分子当たり2つより多いエポキシ基を含む多
官能エポキシオリゴマーである。バインダーが芳香族構
造を含まないのが有利である。そのようなエポキシオリ
ゴマーは例えばDE-A-36 15 790に記述されている。それ
らは例えばポリアルキレングリコールジグリシジルエー
テル、水素化ビスフェノール−Aグリシジルエーテル、
エポキシウレタン樹脂、グリセロールトリグリシジルエ
ーテル、ジグリシジルヘキサヒドロフタレート、二量体
酸のジグリシジルエステル、メチルシクロヘキサンのエ
ポキシド化誘導体、例えば3,4−エポキシシクロヘキ
シル−メチル(3,4−エポキシシクロヘキサン)カル
ボキシレート又はエポキシド化ポリブタジエンである。
ポリエポキシド化合物の数平均分子量は好ましくは10
000より少ない。
【0021】塗装に低い粘度が要求される場合、粘度を
反応性希釈剤すなわち反応性液体化合物、例えばシクロ
ヘキセンオキシド、ブテンオキシド、ブタンジオールジ
ビニルエーテル、ブタンジオールジグリシジルエーテル
又はヘキサンジオールジグリシジルエーテルのような反
応性モノマーにより調節することができる。反応性溶剤
のさらに別の例はアルコール、ポリアルケングリコー
ル、ポリアルコール、ヒドロキシ官能ポリマー、環状カ
ーボネート又は水である。これらは溶解した固体成分例
えばトリメチロールプロパンのような固体ポリアルコー
ルを含むこともできる。
【0022】カチオン硬化系用光開始剤はカチオン重合
性プレポリマー、反応性希釈剤及び開始剤の合計に対し
て0.5〜5重量%の量で単独又は組み合わせて使用す
る。これらはオニウム塩として知られる物質であり、こ
の物は照射すると光分解してルイス酸を放出する。これ
らの例はジアゾニウム塩、スルホニウム塩又はヨードニ
ウム塩である。トリアリールスルホニウム塩が特に好ま
しい。
【0023】放射線誘導硬化を受けやすいバインダーは
その分子内にそれらに典型的な官能基のほかに別の官能
基例えばヒドロキシル、オキシラン又はイソシアネート
基を含み、これらは化学的架橋に利用されやすい。これ
らの場合、外部架橋剤例えばアミノプラスト架橋剤、場
合により封鎖イソシアネート、カルボキシル基を含む硬
化剤、大気中水分が侵入すると分解するケチミン架橋
剤、ポリアミン又はポリアミドアミン硬化剤を適当量添
加する。上述の放射線硬化性バインダーに典型的な官能
基−オキシラン基、重合性C=C二重結合は追加的に重
付加反応によっても、適当な架橋剤の添加による放射線
誘導硬化反応を引き起こす。そのような架橋剤の例はポ
リアミン硬化剤、ポリアミドアミン硬化剤、水分分解性
ケチミン架橋剤、マイケル付加による架橋作用を持つC
H−酸化合物である。
【0024】上述の架橋剤の外に放射線誘導硬化を受け
にくいバインダーを放射線硬化性クリアラッカーに添加
することもでき、このバインダーは適当な官能基の存在
により上で既に述べたような別の非放射線誘導硬化反応
を可能にする。そのような官能基の例は放射線硬化性バ
インダーの分子に含まれる上述のさらに別の官能基であ
る。その例は、追加的にOH−官能バインダー及びポリ
イソシアネート硬化剤を含み、それにより2つの組み合
わされた硬化機構により硬化するEP-A-0 247 563に記述
された放射線誘導硬化を受けやすいクリアラッカーであ
る。これらも本発明の方法に使用することができる。
【0025】遊離基及びカチオン硬化系用非反応性溶剤
は通常のラッカー用溶剤例えばエステル、エーテル、ケ
トン、例えば酢酸ブチル、エチレングリコールエーテ
ル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、及
び芳香族炭化水素である。C2〜C4アルカノール及び好
ましくは水もラジカル重合系の適当な溶媒である。
【0026】光安定剤が好ましくは本発明のクリアラッ
カーに添加される。これらの例はサリチル酸フェニル、
ベンゾトリアゾール及び誘導体、オキザルアニリド誘導
体と共にHALS化合物及びそれらの組み合わせであ
る。通常の濃度は全クリアラッカーに対して0.5〜5
重量%好ましくは1〜2重量%である。光安定剤を選ぶ
場合架橋の開始が光安定剤により損なわれないこと、そ
して使用する光安定剤が放射線硬化工程で使用される放
射線に対して安定であることが保証されるように注意し
なければならない。さらに別の添加剤は例えば弾性化
剤、重合防止剤、消泡剤、流れ調整剤、抗酸化剤、透明
染料、蛍光増白剤及び接着添加剤、例えばリン酸エステ
ル及び/又はシランである。場合により透明で無色の増
量剤及び/又は顔料を塗料組成物に添加することができ
る。その量は完全なクリアラッカーに対して10重量%
までである。その例は二酸化ケイ素、雲母、酸化マグネ
シウム、二酸化チタン又は硫酸バリウムである。粘度は
好ましくは200nmより小さい。紫外線硬化性系を用い
る場合、使用する膜の厚さにおいて塗膜がなお紫外線に
対して透過性であることが保証されるように注意しなけ
ればならない。
【0027】適当な放射線硬化クリアラッカー塗料組成
物の製造方法は既知である。異なる放射線誘導化学的架
橋機構の系を併用することも可能である。異なる遊離基
硬化架橋系又はカチオン硬化架橋系又は遊離基及びカチ
オン硬化架橋を互いに組み合わせることができる。例え
ば放射線硬化クリアラッカーに既述の放射線誘導遊離基
及び/又はカチオン架橋機構に追加の硬化機構を可能に
する成分を都合よく含ませることもできる。この手段方
法は本発明により塗布した上層クリアラッカーコート
の、同時に又は逐次実施する放射線誘導及び非放射線誘
導架橋反応による併用硬化を可能にする。非放射線誘導
架橋反応はこの場合追加の架橋又は後架橋を準備するた
めに役立つ。そのような非放射線誘導機構の例は重付加
及び重縮合反応である。これらの追加の硬化反応は例え
ば180℃までの高められた温度で実行することができ
る。
【0028】本発明で使用する放射線硬化性クリアラッ
カーは選ばれる追加の架橋機構により1又は2成分配合
物とすることができる。放射線硬化性クリアラッカー又
は多成分放射線硬化性クリアラッカーの成分が貯蔵中安
定であるように成分を選択する注意を払わなければなら
ない。異なる反応開始方法例えば紫外線を紫外線硬化
と、紫外線を熱開始と、又は電子線硬化を紫外線硬化と
組み合わせることもできる。種々の架橋反応を相当する
開始剤の混合物を用いて開始することができる。その例
として異なる最大吸収を持つ光安定剤の混合物が可能で
ある。このようにして1つ又はそれより多い放射線源の
異なる最大放射を利用することができる。これは同時に
又は逐次進行させることができる。このようにして、例
えば1つの線源からの放射線で硬化を開始し、そして他
の線源からの放射線を用いて継続することができる。次
いでこの反応を2段又は多段階で実行することができ、
これを例えば場所的に分けることもできる。使用する線
源は同じでも異なっていてもよい。
【0029】本発明において最初に放射線誘導架橋反
応、そしてその次に又は同時に熱誘導架橋反応を実行す
ることが可能である。この終わりに、所望により1つ又
はそれより多い光開始剤の外に1つ又はそれより多い熱
分解性開始剤を使用することもできる。光開始剤の使用
は電子線硬化の場合必要でない。2段階又は多段階の工
程が例えば最初にゲル化を達成するために有利であり、
このゲル化により例えばラッカー塗装垂直表面のたるみ
を避けることができる。ゲル化は溶剤を含有する系につ
いても溶剤をフラッシュオフさせるために有利である。
光開始剤は好ましくはそれらが550nmを超える波長を
持つ可視光の作用により分解されないように選択する。
熱分解性開始剤を使用する場合これらがラッカー材料の
塗装条件下で分解されないように選択すべきである。こ
のようにして塗料組成物のスプレーしぶきを直接再処理
しそして使用することが可能となり、なぜなら如何なる
化学反応も塗装の間に回避されるからである。ラッカー
塗膜の架橋密度は使用するバインダー成分の官能価によ
り調節することができる。架橋したクリアラッカーコー
ティングが十分な硬さを持ち、そして過度にもろい塗膜
形成が防止されるように過剰の水準の架橋を回避するよ
うに選択することができる。
【0030】本発明により得られる重ね塗りラッカーコ
ーティングは個々の塗膜の間の良好な塗膜間接着を示
す。クリアラッカーコーティングの全膜厚を増加させる
ことが可能であり、そして異なる特性を示すクリアラッ
カーを使用することもできる。その結果特定の視覚特性
例えばよりすぐれた光沢、よりすぐれた無組織表面(st
ructureless surface)が実現される。本発明の方法に
より異なる互いに非相溶性の添加剤を含む2つのクリア
ラッカー塗りを組み合わせることも可能である。そのよ
うな組み合わせの例は下層クリアラッカー塗りとして塩
基性添加剤(例えば光安定剤)を含むクリアラッカー塗
りを酸性添加剤(例えば同じく光安定剤)を含む上層ク
リアラッカー塗りと組み合わせることである。その上、
外部クリアラッカー塗りの可及的早い架橋反応により外
部影響例えばラッカーの塵埃含有に対する感受性の点か
ら見た利点を生じる。
【0031】本発明の方法を使用することにより高い耐
薬品性、良好な耐引掻き性及び高い視覚的品質(深み、
光沢)を持つ黄化しない重ね塗りコーティングが得られ
る。特に無組織表面が実現される。これはその例として
本発明のラッカーコーティングについて特に高いDOI
値を示す以下の実施例から認識することができる。本発
明の方法で使用する放射線硬化塗料組成物のスプレーし
ぶきは直接の再使用に適している。本発明の方法は自動
車輌大量生産ラッカーコーティングにおける使用に特に
適している。金属又はプラスチック部品例えば自動車車
体及びその部品は特に好適な基体である。次の実施例は
本発明を例証するものである。
【0032】 放射線硬化性クリアラッカーの製造(実施例1〜4) 実施例1 3124gのエトキシル化トリメチロールプロパントリ
アクリレート、2の二重結合官能価及びkg当たり1モル
の重合性C=C二重結合含量を持つ脂肪族ウレタンアク
リレートの616g、3.5の二重結合官能価及びkg当
たり3.9モルの重合性C=C二重結合含量を持つポリ
エステルアクリレートの3790g、332gのトリプ
ロピレングリコールジアクリレート、332gの2−ヒ
ドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−
オン、8gのシリコンジアクリレート、966gのノニ
ルアクリレート及び832gのヘキシルアクリレートを
一緒に混合して放射線硬化性クリアラッカー塗料組成物
を製造した。
【0033】実施例2 実施例1と類似の方法により、4500の分子量、kg当
たり2.5モルの重合性C=C二重結合含量、そして1
50mg KOH/gのヒドロキシル価を持つ多官能ウレ
タンアクリレートの28部、19部のジプロピレングリ
コールジアクリレート、48部のトリプロピレングリコ
ールジアクリレート、4部の2−ヒドロキシ−2−メチ
ル−1−フェニル−プロパン−1−オン及びトルエン中
のシリコーン油の10%溶液(Bayer companyが販売の
“OL”シリコーン油)の1部から放射線硬化性クリア
ラッカー塗料組成物を製造した。
【0034】実施例3 実施例1と類似の方法により、24部の実施例2の多官
能ウレタンアクリレート、900の分子量及びkg当たり
5.5モルの重合性C=C二重結合含量を持つ多官能メ
ラミンアクリレートの16部、16部のジプロピレング
リコールジアクリレート、39部のトリプロピレングリ
コールジアクリレート、4部の2−ヒドロキシ−2−メ
チル−1−フェニル−プロパン−1−オン及び1部の実
施例2のシリコーン油溶液から放射線硬化性クリアラッ
カー塗料組成物を製造した。
【0035】実施例4 実施例1と類似の方法により、ジプロピレングリコール
ジアクリレート中1300の分子量を持つ2官能ポリエ
ステルアクリレートの60%溶液であって、18mg K
OH/gの溶液に関する酸価及び150mg KOH/g
の溶液に関するヒドロキシル価を持つそれの52部、3
5部のフェノキシエチルアクリレート、4部の2−ヒド
ロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オ
ン、0.2部の市販の流れ調整剤(BYK companyが販売の
BYK 310)及び8.8部のヘキサメトキシメチルメラミン
から放射線硬化性及び熱硬化性クリアラッカー塗料組成
物を製造した。
【0036】多層ラッカーコーティングの製造(実施例
5〜8及び比較試験A及びB) 比較試験A プライマーをカソード電着塗装(20μm)し、そして
市販の充填剤をプレコート(35μm)した金属の板を
通常の溶剤含有メタリック下塗りラッカーで10μmの
乾燥膜厚にスプレー塗布し、20℃で5分間のフラッシ
ュオフの後板を通常の溶剤含有1成分アクリル酸樹脂/
メラミン樹脂形クリアラッカーで35μmの乾燥膜厚に
ウェットオンウェットで上塗りし、そして135℃で2
5分間焼き付けた。次に同じ1成分クリアラッカーを3
5μmの乾燥膜厚にスプレー塗布し、そして135℃で
25分間焼き付けた。光沢のある表面を検査した結果組
織が認められた。
【0037】実施例5 1成分クリアラッカーを基剤とする第二のクリアラッカ
ーコートの代わりに実施例1の放射線硬化性クリアラッ
カーを35μmの乾燥膜厚にスプレー塗布したことを相
違点として、類似の方法で比較試験Aを繰り返した。次
に水平の試験金属板を各々100W/cmの出力の2個の
中圧水銀灯を用いて1m/分のコンベア速度で硬化させ
る表面から10cmの距離で照射した(従って照射時間は
約10秒間)。高い光沢を持つ表面を検査して知覚でき
る組織はなかった。
【0038】比較試験B プライマーをカソード電着塗装(20μm)し、そして
市販の充填剤をプレコート(35μm)した金属の板を
通常の単色の水性ラッカーで15μmの乾燥膜厚にスプ
レー塗布し、60℃で5分間フラッシュオフ後100℃
で5分間フラッシュオフした後試験片を通常の溶剤含有
1成分アクリレート樹脂/メラミン樹脂形クリアラッカ
ーで35μmの乾燥膜厚にウェットオンウェットで重ね
塗りし、そして140℃で10分間焼き付けた。次に同
じ1成分クリアラッカーを35μmの乾燥膜厚にスプレ
ー塗布し、そして140℃で20分間焼き付けた。光沢
のある表面を検査した結果組織が認められた。
【0039】実施例6 1成分クリアラッカーを基剤とする第二のクリアラッカ
ーコートの代わりに90部の実施例2の放射線硬化性ク
リアラッカー及び10部のポリイソシアネート硬化剤
(Bayer companyが販売のDesmodur N/75)を混合するこ
とにより製造したクリアラッカーを60℃に予備加熱し
た試験金属板上に60℃で35μmの乾燥膜厚にホット
スプレーにより塗布したことを相違点として類似の方法
で比較試験Bを繰り返した。次に水平試験金属板を各々
100W/cmの出力を持つ2個の中圧水銀灯を用いて1
m/分のコンベア速度で硬化させる表面から30cmの距
離で照射した(照射時間は約10秒間)。次に試験片を
140℃で20分間後硬化させた。知覚できる組織のな
い高級な光沢の表面が得られた。
【0040】実施例7 一度塗布した第一の1成分塗りを140℃で20分間硬
化させ、その後1成分クリアラッカーを基剤とする第二
のクリアラッカーコートの代わりに実施例3の放射線硬
化性クリアラッカーを60℃に予備加熱した試験金属板
上に60℃で35μmの乾燥膜厚にホットスプレーによ
り塗布したことを相違点として類似の方法で比較試験B
を繰り返した。次に試験片を実施例6に記述のように放
射線硬化させた。実施例6における熱後硬化は実行しな
かった。知覚できる組織のない高級な光沢の表面が得ら
れた。
【0041】実施例8 1成分クリアラッカーを基剤とする第二のクリアラッカ
ーコートの代わりに実施例4の放射線硬化性クリアラッ
カーを60℃に予備加熱した試験金属板上に60℃で3
5μmの乾燥膜厚にホットスプレーにより塗布したこと
を相違点として類似の方法で比較試験Bを繰り返した。
放射線硬化及びその後の熱後硬化を実施例6に記述のよ
うに実行した。得られた高級な光沢の表面に知覚できる
組織はなかった。
【0042】比較試験C 1成分クリアラッカーを基剤とする第二のクリアラッカ
ーコートの代わりに実施例1の放射線硬化性クリアラッ
カーを35μmの乾燥膜厚にスプレー塗布したことを相
違点として比較試験Aを繰り返した。
【0043】次に水平試験金属板を各々が100W/cm
の出力を持つ2個の中圧水銀灯を用いて1m/分のコン
ベア速度で硬化させる表面から10cmの距離で照射した
(従って照射時間は10秒)。高級な光沢の表面を検査
してわずかな組織が知覚された。
【0044】比較試験D 類似の方法で比較試験Cを繰り返した。追加として実施
例1の放射線硬化性クリアラッカーを基剤とするもう1
つの塗りを35μmの乾燥膜厚にスプレー塗布した。放
射線効果を同様に実行した。高級な光沢の表面を検査し
て組織は知覚されなかったが、実施例5及び比較試験A
及びCで得られた重ね塗り構造と比較して黄化が知覚さ
れた。試験結果を表1に示す。
【0045】
【表1】
【0046】本発明の実施例は滑らかで高級な光沢の表
面を示す。比較試験A、B及びCはまだ視覚的に知覚で
きる組織を持つ表面をつくる。比較試験Dは顕著な黄化
を生じる。 註1) 40%硫酸、15分、60℃(物品の温度) OK=視覚的変化がない 2) キシレンに浸した布(swab)を室温でラッカー塗装
表面に置き、時計皿で5分間覆う。 OK=視覚的変化がないか又はほとんどない 3) アセトンに浸した布を室温でラッカー塗装表面に置
き、時計皿で5分間覆う。 OK=視覚的変化がないか又はほとんどない 4) Kittel、「ラッカー及び塗装便覧(Lehrbuch der la
cke und Beschichtungen)」、VIII巻、1号、1980
年、178ページ(Clemen test)による。
フロントページの続き (72)発明者 シユテフアン・ドリユエケ ドイツ連邦共和国デー−5600ヴツパーター ル.ミユンツシユトラーセ8

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着色ベースラッカー塗りを施した基体の
    上にクリアラッカーコーティングを施し、次にクリアラ
    ッカーコーティングを硬化させることによる重ね塗りラ
    ッカーコーティングの製造方法において、 ベースラッカー塗りの上に、熱で硬化する少なくとも1
    つの熱硬化性クリアラッカーコーティングを施し、そし
    て次に放射線硬化性塗料組成物を基剤とする少なくとも
    1つの追加のクリアラッカーコーティングを施し、そし
    てこのコートを化学線の作用により硬化させることを特
    徴とする方法。
  2. 【請求項2】 化学線による硬化を紫外線又は電子線照
    射により実行することを特徴とする請求項1記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 放射線硬化性塗料組成物を基剤とするク
    リアラッカーコーティングの硬化を、さらに助長するた
    め熱にあてて実行することを特徴とする請求項1又は2
    のいずれか一項記載の方法。
  4. 【請求項4】 少なくとも1つの光開始剤を含むクリア
    ラッカー塗料組成物を紫外線による硬化に使用すること
    を特徴とする請求項2又は3のいずれか一項記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 追加的に少なくとも1つの熱活性化可能
    な遊離基開始剤を含む放射線硬化性クリアラッカー塗料
    組成物を使用することを特徴とする請求項3記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 自動車輌車体及びその部品のラッカーコ
    ーティングに使用することを特徴とする請求項1〜5の
    いずれか一項記載の方法。
  7. 【請求項7】 硬化した着色ベースラッカーコーティン
    グ及び、このコーティングの上に非放射線硬化性クリア
    ラッカーの少なくとも1つの熱硬化クリアラッカーコー
    ティングを既に持つ基体の上にクリアラッカーコーティ
    ングをつくるための放射線硬化性塗料組成物を基剤とす
    るクリアラッカーの使用。
  8. 【請求項8】 自動車輌及びその部品の重ね塗りラッカ
    ーコーティングの製造における請求項7記載の使用。
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