JPH0662693B2 - オキシアニオン接触重合 - Google Patents

オキシアニオン接触重合

Info

Publication number
JPH0662693B2
JPH0662693B2 JP61042061A JP4206186A JPH0662693B2 JP H0662693 B2 JPH0662693 B2 JP H0662693B2 JP 61042061 A JP61042061 A JP 61042061A JP 4206186 A JP4206186 A JP 4206186A JP H0662693 B2 JPH0662693 B2 JP H0662693B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxyanion
cation
pka
polymerization
substituted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61042061A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61204201A (ja
Inventor
アイラ・バーナード・デイツカー
ウイリアム・ブラウン・フアーンハム
ウオールター・レイモンド・ハートラー
エバン・デイーン・ラガニス
ドツトセビ・ヤオ・ソガー
トマス・ウエイン・デル・ペスコ
パトリツク・ヘンリー・フイツツジエラルド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EI Du Pont de Nemours and Co
Original Assignee
EI Du Pont de Nemours and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EI Du Pont de Nemours and Co filed Critical EI Du Pont de Nemours and Co
Publication of JPS61204201A publication Critical patent/JPS61204201A/ja
Publication of JPH0662693B2 publication Critical patent/JPH0662693B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F2/00Processes of polymerisation
    • C08F2/38Polymerisation using regulators, e.g. chain terminating agents, e.g. telomerisation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F4/00Polymerisation catalysts
    • C08F4/42Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Polymerization Catalysts (AREA)
  • Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はオキシアニオンが触媒となる重合法、並びにそ
れによつて得られたポリマーに関する。
米国特許第4,414,372;4,417,034;4,524,196;並びに
4,508,880各号明細書及び同じ出願人の米国特許出願第6
60,588号及び同第660,589号(1984年10月18日出
願);同第673,926号(1984年11月21日出願);並
びに同第676,099号(1984年11月29日出願)(以後
「前述した特許及び出願」という)各明細書は、極性モ
ノマーを重合させて「リビング」ポリマーを得る方法を
開示している。前述した特許及び出願のいくつかにおい
て、「リビング」ポリマーの製法が開示されており、こ
の方法は重合条件下少なくとも1種の極性モノマーを
(i)少なくとも1種の活性化置換分又は活性化ジラジカ
ルが連結されているSi、Ge及びSnから選択されるテトラ
配位金属よりなる重合開始剤化合物、並びに(ii)適当な
共触媒と接触させることよりなり、この重合は、生長す
るポリマー及び生長したポリマー中、該ポリマーの「リ
ビング」末端において該金属、並びに「ノンリビング」
末端において該活性化置換分又はジラジカル、或いはそ
の互変異性体を含有する部分の存在を特徴とし、開始剤
は場合により重合条件下不活性である1つ又はそれ以上
の置換分を有する。前述した特許及び出願は又CH2=C
(Y)X、 及びそれらの混合物(ただし、 Xは-CN、-CH=CHC(O)X′又は-C(O)X′であり、 YはH、-CH3、-CN又は-CO2Rであるが、ただし、Xが-C
H=CHC(O)X′である場合には、Yは-H又は-CH3であり、 ただし、X′は-OSi(R1)3、-R、-OR又は-NR′R″であ
り、各R1は独立して20個までの炭素原子を有する脂肪
族、脂環式、芳香族又は混合脂肪族−芳香族ラジカルで
あるヒドロカルビルラジカルであり、 Rは20個までの炭素原子を有する脂肪族、脂環族、芳
香族又は混合脂環族−芳香族ラジカルであるヒドロカル
ビルラジカルであり、場合によりその脂肪族部分の中に
1つ又はそれ以上のエーテル酸素原子を有し、場合によ
り重合条件下非反応性である1つ又はそれ以上の官能性
置換分を有し、 R′及びR″の各々は独立してC1〜4アルキルから選
択される) よりなる群から選択されるモノマーを、 (i)式(R1)3MZ(ただしR1は上に定義されるとおりであ
り、Zは 及びそれらの混合物よりなる群から選択される活性化置
換分であり、 X′はモノマーについて上に定義されるとおりであり、 R2及びR3の各々は独立してH及び上でRについて定義さ
れているヒドロカルビルから選択され、 Z′はO又はNR′(ただし、R′は、上に定義されると
おりである)、 mは2、3又は4であり、 nは3、4又は5であり、そして MはSi、Sn又はGeであるが、ただしZが である場合には、MはSn又はGeである)を有する開始
剤、並びに (ii)ビフルオライドイオン▲HF- 2▼源、或いはフルオ
ライド、シアナイド又はアジドイオン源又は適当なルイ
ス酸、例えば塩化、臭化又はヨウ化亜鉛、トリフツ化ホ
ウ素、酸化アルキルアンモニウム又は塩化アルキルアン
モニウムである助触媒 と1種又はそれ以上のモノマーを重合条件下に接触させ
ることによつて重合させ、1種又はそれ以上のモノマー
の反復単位を有する「リビング」ポリマーを得る方法を
開示し、該方法は更に、 (a)R1はHであるが、ただし少なくとも1つのR1はHで
はない、そして(或いは) (b)Rは少なくとも20個の炭素原子を有し、かつ場合
によりその脂肪族部分内に1つ又はそれ以上のエーテル
酸素原子を有し、かつ場合により重合条件下に非反応性
である1つ又はそれ以上の官能性置換分を有するポリマ
ーラジカルであり、そして(或いは) (c)モノマー中R基のいずれかの少なくとも1つは、式-
Z′(O)C-C(Y1)=CH2(式中Y1はH又はCH3であり、Z′
は上に定義されるとおりである)の1つ又はそれ以上の
反応性置換分を有し、そして(或いは) (d)開始剤は式(R1)2M(Z1)2又はO〔M(R1)2Z12{式中R1
及びMは上に定義されるとおりであり、Z1(式中X′、R2及びR3は上に定義されるとおりである)
である}を有し、そして(或いは) (e)開始剤中R、R2及びR3の少なくともいずれか1つは式-
Z2-M(R1)3{式中M及びR1は、上に定義されるとおりで
あり、Z2及びそれらの混合物よりなる群から選択されるラジカル
(ただし、R2、R3、X′、Z′、m及びnは上に定義されると
おりであるが、ただしZ2である場合には、MはSn又はGeである)よりなる群から
選択されるジラジカルである}の1つ又はそれ以上の開
始置換分を有し、そして(或いは) (f)Zは-SR、-OP(NR′R″)2、-OP(OR′)2、-OP〔OSi
(R1)32及びそれらの混合物(ただし、R、R1、R′及び
R″は上に定義されるとおりである)よりなる群から選
択され、そして(或いは) (g)R2及びR3は一緒になつて であるが、ただしZは であり、そして(又は) (h)X′及びR2か又はR3は一緒になつて であるが、ただしZは であり、そして(又は)、Zは であることを特徴とする。
前述した特許及び出願中更に開示されているように、こ
れらの方法はアニオン重合に似ているが、商業上意義の
あるかなりの差異がある。これらの差異はメタクリレー
ト及びアクリレートモノマー、或いはアクリレートモノ
マーの組合せ、例えば、アクリル酸エチル及びソルビル
と共重合して、比較的モノ分散コポリマーとすることが
できることを含む。前記のコポリマーはアニオン重合又
は遊離ラジカル重合のような既知の方法によつて得るこ
とが困難であるか又は不可能である。その上、比較的モ
ノ分散ポリマーを生じるアニオン重合法は低温、通常-1
0℃より下で実施され、それは、商業上の操作のために
は高価な冷凍装置を要するか、一方これら特許の重合法
は約-100℃〜約150℃の、広い温度範囲にわたつて操作
可能であり、周囲温度付近において多くの商業上重要な
モノマーを用いて便利に操作可能である。
特許出願第618,736(1984年6月8日出願)は、トリフ
ロロメトキシ化トリス(ジメチルアミノ)スルホニウム
を含む、いくつかのトリス(ジ置換アミノ)スルホニウ
ムパーフルオロアルコキシド、並びに米国特許第4,414,
372及び4,417,034号の重合法における触媒としてのこの
化合物の用途を開示している。トリフロロメトキシ化ト
リス(ジメチルアミノ)スルホニウムは所要のpKaを有
する共役酸を形成することができるオキシアニオンによ
りなる塩ではないので、前記用途は、以下に開示、特許
出願している本発明の範囲の外にあるものである。
前述した特許及び出願において開示されている方法に使
用することができる追加の触媒(前述した特許及び出願
中「助触媒」と称する)を提供することが本発明の1目
的である。その他の1目的は前述した特許及び出願に開
示された方法に同じモノマー及び開始剤を用いて実施し
て同じ「リビング」ポリマーを得ることができる点では
似ているが、使用される触媒の型が異なる方法を提供す
ることである。尚他の1目的は前述した特許及び出願の
方法に適しているが、同じ型のモノマーを重合させるた
めの慣用の既知のアニオン法においては操作できない触
媒を提供することである。更に他の目的は容易かつ経済
的に製造することができるこのような触媒を提供するこ
とである。これらの目的は以下の開示から明らかにな
る。
本発明は(i)少なくとも1つの活性化置換分又は活性化
ジラジカルが連結されている、Si、Ge及びSnから選択さ
れるテトラ配位金属よりなる重合開始剤化合物−該ラジ
カルまたはジラジカルは場合により重合条件下不活性で
ある1つ又はそれ以上の置換分を有する−、並びに(ii)
適当なカチオン及び約5〜約24、好適には約6〜約2
1、更に好適には8〜18のpKa(DMSO)を有する共役酸
を形成することができるオキシアニオンよりなる塩であ
る触媒と、重合条件下に少なくとも1種の極性モノマー
を接触させることよりなる重合法にある。又好適には、
この重合は生長するポリマー及び生長したポリマーにお
いてポリマーの「リビング」末端における前述した金属
及び「リビング」末端における活性化置換分又はジラジ
カル、或いはそれらの互変異性体を含有する部分の存在
を特徴とするという点で、得られるポリマーは「リビン
グ」である。
共役酸とは触媒のオキシアニオンをプロトン化すること
によつて形成される酸を意味する、例えば、アセテート
アニオンの共役酸は酢酸であり、ビアセテートの共役酸
は酢酸ダイマーである。共役酸のpKa(DMSO)とは25℃
においてジメチルスルホキシド(DMSO)中測定された、共
役酸の酸度定数の負の対数を意味する。オキシ酸を含
む、種々の酸性化合物のpKa値を測定する方法は文献、
例えば、F.G.ボートウエルら、「J.Org.Chem.」45,3305(1
980)、46,4327(1981)、47,3224(1982)、並びに49、1424(198
4)によつて種々説明されている。pKa及び有機溶媒中オ
キシアニオンの挙動の一般的総説は"Acid-Base Behavio
r in Aprotic Organic Solvents,"Natl.Bur.Stand.Mono
graph,105頁(1968)中M.M.デービスによつて示されてい
る。
本発明において操作可能であるオキシアニオン塩は重合
条件下不活性であるが、尚触媒を重合媒質中で利用可能
にするカチオンを含有し、媒質はクラウンエーテルのよ
うな、1種又はそれ以上の可溶化剤を含むことができ
る。これらカチオンは例えば、ポリアミンにおけるよう
にポリマー骨格上懸垂官能体であつてよい。好適には、
カチオンは四級アンモニウム又はトリス(ジアルキルア
ミノ)スルホニウム(TAS)カチオン又はアルカリ又はア
ルカリ土類金属である。更に好適には、カチオンはテト
ラアルキルアンモニウム又はトリス(ジアルキルアミ
ノ)スルホニウム(TAS)(ただし、アルキル基は1〜2
0個の炭素原子、好適には1〜8個の炭素原子を有す
る)である。更に好適には、カチオンはテトラエチルア
ンモニウム、テトラ(n−ブチル)アンモニウム又はト
リス(ジメチルアミノ)スルホニウムである。
本発明中特に有用であるオキシアニオン源は前述したpK
aを有する、カルボン酸及びビカルボン酸、スルフイン
酸、ホスフイン酸及びリン酸、フエノール及びビフエノ
ール、亜硝酸及びシアン酸、トリヒドロカルビルシラノ
ール、並びにこれらの酸の高級オリゴマー形態の塩類を
包含する。前記の酸の中には式〔Q(X1OH)pq(式中X1
はC(O)、S(O)又は1重結合であり、pは整数であり、少
なくとも1であり、qは整数であり、少なくとも1、好
適には1又は2であり、原子価pのQはCN、N(O)、P(O)、P
H(O)、R4又は▲R4 3▼Si(ただし各R4は独立してC
1〜20ヒドロカルビル又は少なくとも20個の炭素原
子を有するポリマーラジカルであり、場合により重合条
件下不活性である置換分を有し、或いは場合によりその
脂肪族部分内でエーテル酸素又はチオエーテル硫黄のよ
うな、1つ又はそれ以上のヘテロ原子又は1つ又はそれ
以上のケト基で遮断されている)である。好適には、X1
はC(O)又は単結合であり、QはR4(これは好適には、C
1〜8ヒドロカルビル又は置換C1〜8ヒドロカルビル
である)であり、qは1又は2であり、更に好適には、
Qはフエニル、置換フエニル又はC1〜8アルキルであ
るR4である。好適なアニオンは又アンビデントである、
即ち、それらは1つを超える部位において反応すること
ができるアニオンである。アンビデントオキシアニオン
触媒の代表的な例はアセテート、ビアセテート、ベンゾ
エート、ビべンゾエート、シアネート、ナイトライト、
4−ニトロフエノレート及びビ(4−ニトロフエノレー
ト)である。重合条件下不活性である代表的な置換分は
-CN、-NO2、-OCH3、-CH3、-CF3、-Cl、-F、-O2SCH3及び-N(CH3)
2を包含するが、ただし置換分が-Fである時には、-X1-
に隣接する炭素原子は置換されていない。
上記のことから既に明白であるように、本発明の方法に
おいて有用であるオキシアニオンはビアニオンのような
会合型又は水素結合型アニオンであり、それは例えば、
水酸化テトラブチルアンモニウムのようなモノアニオン
塩又は関連塩基を前述した酸の1種又はそれ以上で処理
することにより、上の酸の1種又はそれ以上から形成さ
せることができる、前記のオキシアニオンは通常本発明
において好適である。前記のオキシアニオンの例として
は(これに限定されるものではないが)ビアセテート、
ビベンゾエート、ビ(4−ニトロベンゾエート)及びビ
(4−ジメチルアミノベンゾエート)のような、式(RCO
2)2H(式中Rは上に定義されるとおりである)(各Rは
独立して選択される)のビカルボキシレート、ビ(4−
ニトロフエノレート)及びビ(フエノレート)、並びに
アセトビフルオライドのような、RCO2HF(ただしRは上
に定義されるとおりである)がある。
モノ−及びビアニオンと1種又はそれ以上の酸との間に
は平衡が成立すると考えられるので、操作可能なオキシ
アニオン触媒はモノ−及び(又は)ビアニオン及びそれ
らの共役酸の塩類よりなる混合物を包含する。好適なオ
キシアニオン触媒は1当量のモノオキシアニオン源に約
0.1〜約2当量、好適には約1当量のその共役酸を添加
することによつて製造される、前記の処理の結果、モノ
アニオンは一部分か又は完全にビアニオンに変換され
る。約2当量を超える共役酸も差支えないが、酸を開始
剤と反応させ、かくして開始剤の濃度をその所望の水準
未満に低下させてよいことに留意しなければならない。
従つて、この理由から実質的過剰の共役酸は避けられる
べきである。換言すればその製造の結果としてモノ−及
び(又は)ビオキシアニオン塩と会合して残つている遊
離共役酸の少量は差支えなく、重合法に悪影響はない。
このことは例14及び46において実証されている。
本発明において操作可能である代表的なオキシアニオン
塩としては次のアニオンのTAS及びテトラメチル−、テ
トラエチル−及びテトラ(n−ブチル)アンモニウム塩
がある(対応する共役酸のpKa値は分る場合には、カツ
コ内に示される):ナイトライト、ONO-、シアネートCN
O-、アセテート(11.5)、シアノアセテート(6.3)、ベン
ゾエート(10.5)、3−クロロベンゾエート(9.5)、4−
クロロベンゾエート(10.1)、4−メトキシベンゾエート
(11.0)、4−シアノベンゾエート(8.9)、4−ニトロベ
ンゾエート(9.0)、3−ニトロベンゾエート(9.2)、2−
ニトロベンゾエート(8.1)、4−トリフロロメチルベン
ゾエート(9.5)、4−メチルスルフイニルベンゾエート
(9.1)、4−ニトロフエノレート(11.0)、3−ニトロフ
エノレート(13.7)、2−ニトロフエノレート(11.9)、4
−フルオロフエノレート(17.6)、4−シアノフエノレー
ト(13.1)、2,4,6−トリクロロフエノレート(10.2)、フ
エノレート(18.1)、4−メトキシフエノレート(18.2)、
4−エトキシフエノレート(23.8)、p−トルエンスルフ
イネート、ペンタフルオロフエノレート(8.8)、ペンタ
クロロフエノレート(7.1)、d−10−カンフアスルフイ
ネート、ピコリネート、アクリレート(10.5)、ペンタノ
エート、オクタノエート、トリメチルアセテート、2−
エチルヘキサノエート、2−メチルフエノレート、4−
メチルフエノレート、6−トリフロロメチル−4−チア
ヘキサノエート、トリメチルシラノレート、サリシレー
ト(6.8)、N−メチル−p−トルエンスルホンアミデー
ト、フエニルホスフイネート及び上に前に列記したビア
ニオン類。
後の実施例中で示されるように、モノマーは好適にはオ
キシアニオン触媒源化合物、開始剤及び溶媒(用いられ
る場合)が仕込まれた後、反応容器に供給される。オキ
シアニオン触媒源化合物はテトラヒドロフラン、トルエ
ン、トリフロロメチルベンゼン又はアセトニトリルのよ
うな、適当な非水性溶媒中溶液として添加することがで
きる。別法として、前記ビアニンを得るためにモノオキ
シアニオン触媒源の溶液を前述した範囲のpKa値を有す
る1種又はそれ以上のオキシ酸と系内で(反応容器中)
処理してよい。重合中用いられる触媒の濃度、並びに開
始剤及びモノマーの濃度は本発明の重合法中用いられる
他の条件と同様に、前述した特許及び出願中開示されて
いるものと同じである。
例48中例示されているように、本発明のオキシアニオ
ン触媒は又、選択された領移動剤が用いられる前に挙げ
た米国特許出願第676,099号の方法においても有用であ
る。
次の実施例においては、重合体生成物の分子量(w
n)はゲル透過クロマトグラフイー(GPC)によつて測
定された。重合体の多分散性はD=wnによつて定
義される。他に特定されないかぎり、得られた「リビン
グ」ポリマーは分子量を決定する前に、湿つた空気又は
メタノールに曝露することによつて急冷された。すべて
の温度は、摂氏度の単位である。
例1 トリメチルシラノレートイオン触媒のメタクリル酸メチ
ルの重合 テトラヒドロフラン(THF)に溶解したトリメチルシラン
酸カリウム25mgを〔(1−メトキシ−2−メチル−1
−プロピル)オキシ〕トリメチルシラン(MTS)0.70mLに
添加した。この混合物にシリンジによつてメタクリル酸
メチル5mLを添加した。温度はただちに上昇し、65°に
達した。温度が30°に戻つた後MMA 4mLを添加した。温
度は65°に上昇し、溶液はきわめて粘稠となり、最初形
成された「リビング」ポリマーが更に重合したことを示
した。1.25時間後、更にMMA 4mLを添加した、発熱は認
められなかつた。
例2 A部 p−トルエンスルフイン酸トリメチルシリル ヘキサメチルシラザン(25mL)中p−トルエンスルフイ
ン酸(20.6g、0.13モル)を懸濁させた。この混合物を
窒素気流中2時間還流加熱し、この時アンモニアの発生
が停止した。次に得られたくもつた溶液を室温まで冷却
し、その後真空(0.025mm)下揮発分を除去した。次に
残留した油状物をよく乾燥したガラス器を通して分別し
て無色の油状物としてp−トルエンスルフイン酸トリメ
チルシリル(18.2g、61%の収量)を得た。bp 65〜67
°(0.065mm):1H NMR(CDCl3):0.2(s,-SiMe 3,9H)、2.3
(s,CH 3-Ph-,3H)、並びに7.3ppm(ABq,J=8.4Hz,△ν1-3
=27.3Hz,Ph-H′s,4H)。分析C10H16O2SiSとして計算
値:C、52.59;H、7.06;Si、12.30。実験値:C、52.19;
H、6.86;Si、11.92。
B部 p−トルエンスルフイン酸トリス(ジメチルアミ
ノ)スルホニウム(TAS) 窒素気流中0°に冷却した「ガス抜き」アセトニトリル
(50ml)中トリメチルジフルオロ珪酸トリス(ジメチル
アミノ)スルホニウム(TAS)(14.47g、52.5ミリモル)
の溶液に攪拌下A部からのp−トルエンスルフイン酸ト
リメチルシリル(12.00g、52.5ミリモル)を滴加し
た。得られた溶液を30分間攪拌して後、室温まで加温
した。揮発分を真空(0.025mm)除去して白色結晶性固
体としてp−トルエンスルフイン酸トリス(ジメチルア
ミノ)スルホニウム(16.58g、99%の収量)を得
た。mp 90〜96°:1H NMR(CDCl3):2.30(s,CH 3-Ph-,3
H)、2.81(s,(CH 3)2N,18H)及び7.37(ABq,J=5.9Hz,△ν
1-3=38.4Hz,Ph-H′s,4H):19F NMRはフツ素含有不純物
が存在しないことを示した。分析C13H25N3O2S2として計
算値:C、48.87;H、7.89;N、13.15;S、20.07。実験値:
C、48.77;H、80.3;N、13.63;S、19.72。
C部 p−トルエンスルフイン酸TAS触媒メタクリル酸
メチルの重合 23°においてテトラヒドロフラン(THF)中MMA 5mL及びMT
S 0.7gの溶液に1:1THFアセトニトリル中B部中製造
された触媒化合物0.05gの溶液を添加した。温度は約47
°までゆつくり上昇した。45分後、MMA 5mLを更に添
加し、温度は前のとおり上昇した。室温において1時間
後、第3のMMA 5mLを添加し、温度は約44°まで上昇
し、更に重合したことを示し、このポリマーが「リビン
グ」であることを明らかに示した。揮発分を蒸発させる
とポリマー18.8gが得られた。GPC:n3390、w4820、D
1.42。
C部中p−トルエンスルフイン酸TASの代りにd−10−
カンフアスルフイン酸TASを用いると、MMAの発熱重合が
同様に行なわれた。
例3 A部 トリス(ジメチルアミノ)スルホニウム4−ニト
ロフエノレート 窒素気流中−10°に冷却して、ガス抜きアセトニトリル
(60mL)中トリメチルジフルオロ珪酸TAS(16.5g)の
溶液に、攪拌下〔(4−ニトロフエニル)オキシ〕トリ
メチルシラン(11.5mL、60ミリモル)を滴加した。反応
混合物を−10°において1時間攪拌し、周囲温度まで昇
温させた。真空下揮発分を除去して黄色油状物(18.5
g)を得た。元素分析及び1H NMR及び19F NMR(CD3CN)は
高い純度の標題の化合物を確認した。
B部 TAS 4−ニトロフエノレート触媒MMAの重合 THF(15mL)中MTS(0.75g、4.31ミリモル)の溶液を、
A部中製造されたTAS 4−ニトロフエノレート(THF0.5m
L中0.05g)で処理した。次にMMA(5mL)をシリンジに
よつて添加した。冷却浴によつて発熱の温度上昇をコン
トロールした。室温において1時間後、MMAを更に5mL添
加すると、再び温度が上昇した。冷却及び溶媒除去の
後、予想されたポリマー11.5gが得られた。GPC:w18
90、n2180、D1.15。
例4 A部 酢酸トリス(ジメチルアミノ)スルホニウム 窒素気流中−10°に冷却して、ガス抜きアセトニトリル
(75mL)中トリメチルジフルオロ珪酸TAS(24.7g、87.
7ミリモル)の溶液に、攪拌下(アセチロキシ)トリメ
チルシラン(14mL、94ミリモル)を滴加した。この溶液
を0°において30分間攪拌し、周囲温度まで加温し、
真空蒸発させて白色固体20.6gを得、このものは元素分
析及び1H NMR(CDCl3)によつて標題の化合物であること
が示された。
B部 酢酸TAS触媒MMAの重合 THF中MTS(0.75g)の溶液に、A部中製造された酢酸TA
S 0.05gをTHFに溶解して添加した。MMA(5mL)を添加
し、生じた発熱を冷却浴によつてコントロールした。1
時間後、MMA 5mLを添加し、温度は45°に上昇した。1
時間後、第3のMMA 5mLを添加すると再び発熱した。揮
発分を除去して後、予想されたポリマー19.6gが回収さ
れた。GPC:w2920、n9260、D 3.17。
例5 A部 テトラエチルアンモニウム4−ニトロフエノレー
ト 4−ニトロフエノール(13.9g、0.10モル)及びベンゼ
ン(250mL)の混合物を水酸化テトラエチルアンモニウ
ム(14.7g、0.10モル)(20%水溶液として添加)で処
理した。共沸蒸留によつてすべての水分が除去されるま
でこの混合物を加熱還流した。この溶液を連続攪拌下に
放冷した。放置すると黄色固体分25.4gが得られた。TH
Fから再結晶した。1H NMR(CDCl3)は標題の化合物を確認
した。
B部 テトラエチルアンモニウム4−ニトロフエノレー
ト触媒MMAの重合 THF(20ml)中MTS(0.75g)の溶液にA部中製造したテ
トラエチルアンモニウム4−ニトロフエノレート0.075
gを添加し、得られた混合物をMMA(5mL)で処理した。
生じた発熱を冷浴及びMMAの添加速度を遅らせることに
よつて35°未満にコントロールした。室温において1時
間後、MMA 5mLを添加した。発熱が生じ、上の操作をく
り返した。室温において1時間後、第3のMMA 5mLを添
加し、再び発熱が認められた。揮発分を除去して後、予
想されたポリマー17.8gが得られた。GPC:n2900、w
3950、D1.36。
例6 亜硝酸テトラエチルアンモニウム触媒メタクリル酸メチ
ルの重合 水中亜硝酸銀及び塩化テトラエチルアンモニウムの反応
によつて亜硝酸テトラエチルアンモニウムを製造した。
アセトニトリル20mL中MTS 0.87g(1.0mL、5ミリモ
ル)、並びに1M亜硝酸テトラエチルアンモニウム/アセ
トニトリル20μLの溶液に、攪拌下メタクリル酸メチル
(アルゴン気流中中性アルミナ上を通すことによつて精
製)10g(10.8mL、100ミリモル)を添加した。発熱反応
の終末後1時間、GPCによる分析のために試料を取り出
し、ポリ(メタクリル酸メチル)(PMMA)がn1880、w2
470、D1.32(理論値n2100)を有することが見出され、
GPCにより高分子量成分(n1,330,000)は1%未満で
あつた。メタクリル酸メチル5g(5.4mL、50ミリモ
ル)を添加すると発熱反応がおこつた。30分後、メタ
ノール3mLを添加し、溶液を真空蒸発させて固体ポリ
(メタクリル酸メチル)15.2gを得た。このPMMAはn2
630、w3170、D1.20(理論値n3100)を有しており、高
分子量成分(n1,839,000)は1%未満であつた。
例7 亜硝酸テトラブチルアンモニウム触媒メタクリル酸メチ
ルの重合 テトラヒドロフラン25mL中1M亜硝酸テトラブチルアンモ
ニウム/アセトニトリル20μLの溶液に、攪拌下メタク
リル酸メチル(例6中のとおり精製)10g(10.8mL、1
00ミリモル)10gを添加した。モノマー8mLを添加
して後、添加を1時間停止して後、ポリマー分析のため
に反応混合物の試料を取り出した。GPC分析は検出可能
なポリマーがないことを示した。次にMTS 0.87g(1.0m
L、5ミリモル)を添加し、発熱反応がおこつた。次に
残余のメタクリル酸メチルを添加した。1時間後、GPC
分析のために反応混合物の試料を取り出した。n2070、
w2450、D1.18(理論値n2100)。次にメタクリル酸メ
チル5g(5.4mL、50ミリモル)を添加し、発熱重合
がおこり、ポリマーが「リビング」であることを示し
た。溶媒を真空除去して固体ポリ(メタクリル酸メチ
ル)16.5gを得た。n2840、w3690、D1.30(理論値n
3100)。
例8 シアン酸テトラエチルアンモニウム触媒メタクリル酸メ
チルの重合 テトラヒドロフラン25mL中1Mシアン酸テトラエチルアン
モニウム/アセトニトリル20μLの溶液に、メタクリル
酸メチル(例6中のとおり精製)10g(10.8mL、100ミリ
モル)を添加した。モノマー3mLを添加して後、1時間
添加を停止し、その後ポリマーの重合のために反応混合
物の試料を取り出した。GPC分析は検出可能なポリマー
が存在しないことを示した。次に、MTS 0.87g(1.0m
L、5ミリモル)を添加し、発熱反応がおこつた。次に
残余のメタクリル酸メチルを添加した。1時間後GPC分
析のために反応混合物の試料を取り出した。n2690、
w3240、D1.20(理論値n2100)。次にメタクリル酸メチ
ル5g(5.4mL、50mL)を添加すると発熱反応がおこ
り、ポリマーが「リビング」であることを示した。溶媒
を真空除去すると固体ポリ(メタクリル酸メチル)16.5
gが得られた。n4130、w5360、D1.30(理論値n310
0)。
例9 シアン酸テトラエチルアンモニウム触媒アクリル酸ブチ
ルの重合 テトラヒドロフラン40mL中MTS 0.44g(0.5mL、2.5ミリ
モル)及び1Mシアン酸テトラエチルアンモニウム/アセ
トニトリルの溶液に、攪拌下アクリル酸ブチル(アルゴ
ン気流下中性アルミナの短かいカラム上を通すことによ
つて精製)32g(35.8mL、250ミリモル)をゆつくり添加
した。モノマー添加の間発熱反応がゆつくりおこり、モ
ノマーが添加されて後速進された。1Mシアン酸テトラエ
チルアンモニウム/アセトニトリル20μLを更に2回添
加を行ない、第1の添加により少量の発熱を生じたが最
後の添加は発熱を生じなかつた。メタノール3mLを添加
して後、真空蒸発させて液体残留物36gが得られた。
NMR分析は92.2%のポリ(アクリル酸ブチル)及び7.8%
のアクリル酸ブチルの存在を示した。このポリマーのGP
C分析はn9510、w23900、D2.52(理論値n12,900)を
示した。
例10 シアン酸テトラブチルアンモニウム触媒アクリル酸エチ
ルの重合 テトラヒドロフラン20mL中MTS 0.87g(1.0mL、5ミリ
モル)及び1Mシアン酸テトラブチルアンモニウム/テト
ラヒドロフラン20μLの溶液に、アクリル酸エチル(例
6中のとおり精製)10g(10.8mL、100ミリモル)を
添加した。モノマー2mLを添加して後、初期発熱は消
え、すべてのモノマーを添加して後に再び始まり、温度
が58°となつた。1時間後、アクリル酸エチル5g(5.
4mL、50ミリモル)を添加して発熱はなかつた。30
分後、メタノール3mLを添加し、溶液を真空蒸発させて
液体ポリ(アクリル酸エチル)10gを得た。このポリ
マーのNMR分析は根跡のアクリル酸エチルの存在を示し
た。GPC分析は双蜂の分布を示し、主画分はn6780、w
14800、D2.18(理論値n21000)を有していた。
例11 シアン酸テトラブチルアンモニウム触媒メタクリル酸メ
チルの重合 アセトニトリル20mL中MTS 0.87g(1.0mL、5ミリモ
ル)及びシアン酸テトラブチルアンモニウム71mg(0.
25ミリモル)の溶液に、メタクリル酸メチル(例6中の
とおり精製)10g(10.8mL、100ミリモル)を添加し
た。モノマー添加の全期間発熱重合が継続した。添加終
了後1時間、メタクリル酸メチル5g(5.4mL、50ミリモ
ル)を添加し、発熱重合を生じた。30分後、メタノー
ル3mLを添加し、溶液を真空蒸発させて固体ポリ(メタ
クリル酸メチル)16.3gを得た。GPC分析は双蜂分布(2
818及び12,500においてピーク最高)を示し、n2930、
w6690、D3.03(理論値n3100)であつた。
例12〜46 種々のテトラ(n−ブチル)アンモニウムオキシアニオ
ン塩触媒メタクリル酸メチルの重合の一般操作 テトラヒドロフラン30mL及びMTS 0.20mL(1.0ミリモ
ル)の溶液を含有する100mLの丸底フラスコに、攪拌
下テトラブチルアンモニウム("ate")触媒(0.28〜0.55
モルの範囲の濃度でアセトニトリルに溶解)0.02ミリモ
ルを添加した。5分後メタクリル酸メチル5.0mL(46.7
ミリモル)を1.0mL/分の速度で滴加した。反応混合物
は発熱した。ピーク温度が観察された時から丁度1時間
に、ポリマー溶液(A)の0.5mLの試料を取り出し、その後
メタクリル酸メチル5.0mL(46.7ミリモル)を1.0mL/分
の速度で添加した。その結果発熱して同様であるが、通
常わずかに低い最高温度が生じた。最高発熱温度から1
時間に、ポリマー(B)の第2の0.5mLの試料を取り出し、
第3のメタクリル酸メチル5.0mL(46.7ミリモル)を1.0
mL/分の速度で添加した。ポリマー(C)の第3の0.5mLの
試料を、ピーク発熱温度から1時間か又は16時間後
(翌朝)取り出した。16時間待つて後第4のメタクリ
ル酸メチル5.0mL(46.7ミリモル)を添加した(全部一
度に)。この添加の後発熱がなかつた場合には、"ate"
触媒0.01ミリモルのアセトニトリル溶液を添加し、更に
2時間後、メタノールを用いて全ポリマー溶液を急冷し
た。ポリマーをヘキサンから析出させ、80°/20mmに
おいて乾燥し、最終ポリマー試料(F)を取つた。この4
つのポリマー試料を次にGPCによつて分析した。
用いられた触媒及び得られた結果を表1に示す。例12、1
4、15及び46においては、ビアセテート、ビベンゾエー
ト、アセテート及び酢酸のモル量が示される。例46の
ビベンゾエート/安息香酸触媒は安息香酸テトラブチル
アンモニウムの溶液にベンゾエート塩モルあたり約1.7
モルの安息香酸を添加することによつて系内で製造され
た。例45及び46の触媒はアセトニトリルの代りにト
ルエンに溶解された。
例47 種々のテトラ(n−ブチル)アンモニウムオキシアニオ
ン塩触媒メタクリレートモノマーの重合 式CH2=CH(CH3)CO2CH2CH2Rf(式中Rfは1〜20個の炭
素原子のパーフルオロアルキルである)のフツ素化メタ
クリレート(5g)、或いはそれらの混合物をMTS開始
剤(0.2mL、1ミリモル)と混合した。この混合物にト
リフルオロメチルベンゼン(TFB)に溶解したテトラ(n
−ブチル)アンモニウム塩の溶液(0.2mL)(TFB10g
中塩0.01モル)を添加した。重合により発生する熱、並
びに重合系中くもりが生じる速度を使用して、表2に示
されるように触媒の効力を評価した。表中効果は0(検
出可能な重合なし)ないし10の尺度で上る。
塩は既知の方法により、最も一般には共役酸を水酸化テ
トラ(n−ブチル)アンモニウム(TBA)と反応させるこ
とにより製造された。
アジピン酸及びホウ酸のTBA塩はフツ素化メタクリレー
トモノマーの重合をほとんど又は全く生じなかつた。し
かし、このモノマーをメタクリル酸2−エチルヘキシル
に代えた時には、これらの塩を用いて活発な重合が観察
された。塩基水酸化テトラ(n−ブチル)アンモニウム
はメタクリル酸2−エチルヘキシルの重合の触媒となる
が、フツ素化メタクリレートモノマーの場合はそうでな
いことも見出された。
RfCO2H、例えば、CF3CO2Hの、並びにp−トルエンスル
ホン酸のTBA塩は重合をほとんど又は全く生じなかつ
た。これらの酸のpKaは5より低く、これらの塩は本発
明の範囲外である。
例48 3−クロロベンゾエート触媒連鎖移動剤として2−メチ
ルフエニルアセトニトリル存在下のMMAの重合 この例はアメリカ特許出願第676,099号(前記)中の例
9に対応する。
テトラヒドロフラン30mL中MTS 0.1mL(0.5ミリモル)及
び0.46Mm−クロロ安息香酸テトラブチルアンモニウム/
アセトニトリル20μLの溶液に、メタクリル酸メチル1
0.8mL(100ミリモル)中2−メチルフエニルアセトニト
リル459mg(0.466mL、3.5ミリモル)の溶液を添加し
た。モノマー連鎖移動剤を添加して後、ゆつくり発熱が
始まり、温度は段階的に22°まで上昇し、次にゆつくり
下降した。NMR分析は94%のポリマーへの変換を示し
た。水性メタノールで析出させてポリ(メタクリル酸メ
チル)9.6gを得た。GPC:n4420、w10,700、D2.42
(理論値n連鎖移動剤のない場合18,900;2−メチル
フエニルアセトニトリルによつてのみ開始の場合281
6)。UV:K258=0.054(フエニル基あたり3190のn
対応)。
本発明を実施する場合現在意図されている最上の様態
は、例2〜8、10、12〜20、22〜29、31〜37及び40〜48によ
つて例示されているが、ただし、最上の様態は種々の因
子によるものであり、それらは当該技術熟練者には明ら
かであると理解されるべきである。例えば、例47、表
2から明白であるように、オキシアニオンは触媒として
のそれらの活性が異なる。ある種の適用、特に商業上の
適用については、重合温度、溶媒媒質、反応器の大きさ
及び型、開始剤、モノマー、所望の重合速度、変換、収
量、両循環能及びポリマーの加工性のような因子を考慮
に入れることが肝要である。再び表2を参照して注意す
べき点は最も活性であるオキシアニオンが必らずしも各
適用のすべてに対して最上の触媒ではないことである。
従つて、触媒の選択は実施されるべき重合の全図式にお
いて触媒が果す役割による。その上、表1(例12〜4
6)からわかるように、触媒の選択は得られる重合体の
分子量及び多分散性(D)、並びにポリマー鎖の「リビン
グ」末端の予想寿命のようないくつかの性質に影響を有
する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウオールター・レイモンド・ハートラー アメリカ合衆国ペンシルバニア州(19348) ケネツトスクウエアー.パーカーズビルロ ード 1375 (72)発明者 エバン・デイーン・ラガニス アメリカ合衆国デラウエア州(19803)ウ イルミントン.ウエストクレストロード 204 (72)発明者 ドツトセビ・ヤオ・ソガー アメリカ合衆国デラウエア州(19810)ウ イルミントン.チヤニンドライブ 2518 (72)発明者 トマス・ウエイン・デル・ペスコ アメリカ合衆国デラウエア州(19707)ホ ツケシン.アール・デイー3.ボツクス 165 (72)発明者 パトリツク・ヘンリー・フイツツジエラル ド アメリカ合衆国ニユージヤージー州 (08071)ピツトマン.ハワードアベニユ ー 640 (56)参考文献 特開 昭61−89213(JP,A) 特開 昭60−250001(JP,A) 特開 昭61−188404(JP,A) 特開 昭58−13603(JP,A)

Claims (52)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重合条件下で、少なくとも1種の極性、ア
    クリル型アルファーオレフィン系モノマーを(i)少なく
    とも1つの開始部位を有するテトラ配位有機珪素、有機
    スズ又は有機ゲルマニウム重合開始剤および(ii)重合条
    件下で不活性であるがオキシアニオン触媒を重合媒質中
    で有効にさせるカチオンと5〜24のpKa(DMSO)を有する
    共役酸を形成することができるオキシアニオンとからな
    る塩である触媒と接触させることを特徴とする重合法。
  2. 【請求項2】極性モノマーがCH2=C(Y)X、 およびそれらの混合物〔ただし、式中、 Xは−CN、−CH=CHC(O)X′又は−C(O)X′であり、 YはH、−CH3、−CN又は−CO2Rであるが、ただし、X
    が-CH=CHC(O)X′である場合には、Yは-H又は-CH3であ
    り、 X′は-OSi(R1)3、-R、-OR又は-NR′R″であり、各R1
    は独立して、H又は20個までの炭素原子を有する脂肪
    族、脂環式、芳香族又は混合脂肪族−芳香族ラジカルで
    あるヒドロカルビルラジカルであるが、ただし少なくと
    も1つのR1基はHではない、 Rは20個までの炭素原子を有する脂肪族、脂環式、芳
    香族又は混合脂肪族−芳香族ラジカルであるヒドロカル
    ビルラジカル、或いは少なくとも20個の炭素原子を有
    する重合体ラジカルであり、該ラジカルはいずれも場合
    によりその脂肪族部分の中に1つ又はそれ以上のエーテ
    ル酸素を有し、場合により重合条件下非反応性である1
    つ又はそれ以上の官能性置換分を有し、かつ場合により
    式Z′(O)C-C(Y′)=CH2(式中Y′はH又はCH3であ
    り、Z′はO又はNR′である)の1つ又はそれ以上の反
    応性置換分を有する、そして 各R′及びR″は独立してC1〜4アルキルから選択さ
    れる〕 よりなる群から選択される特許請求の範囲第1項記載の
    方法。
  3. 【請求項3】開始剤が(R1)3MZ、(R1)2M(Z1)2及びO〔M
    (R1)2Z12 〔ただし、式中 R1はモノマーについて定義されるとおりであり、 Zは -OP(OR1)2、-OP〔OSi(R1)32及びそれらの混合物よりな
    る群から選択されろ活性化置換分であり、 Z′は活性化置換分 であり、 R、R1、R′、R″、X′及びZ′はモノマーについて上に定義
    されるとおりであり、 各R2及びR3は独立してH及び上にRについて定義される
    ヒドロカルビルから選択され、 mは2、3又は4であり、 nは3、4又は5であり、そして MはSi、Sn又はGeであるが、ただしZが である場合には、MはSn又はGeであり (a)開始剤中R、R2及びR3のいずれかの少なくとも1つは
    場合により式-Z2-M(R1)3{式中M及びR1は上に定義され
    るとおりであり、Z2及びそれらの混合物よりなる群から選択される活性化ジ
    ラジカル(ただし、R2、R3、X′、Z′、m及びnは上に定義
    されるとおりであるが、ただしZ2である場合には、MはSn又はGeである)である}の1つ
    又はそれ以上の開始置換分を有し、 (b)Zが である場合には、R2及びR3は一緒になつて であり、そして(又は)Z2であり、そして (c)Zが である場合には、X′及びR2かR3のいずれかは一緒にな
    つて であり、そして(又は)Z2である) よりなる群から選択される特許請求の範囲第2項記載の
    方法。
  4. 【請求項4】共役酸が6<pKa<21のpKa(DMSO)を有する
    特許請求の範囲第1項記載の方法。
  5. 【請求項5】共役酸が8<pKa<18のpKa(DMSO)を有する
    特許請求の範囲第1項記載の方法。
  6. 【請求項6】共役酸が6<pKa<21のpKa(DMSO)を有する
    特許請求の範囲第3項記載の方法。
  7. 【請求項7】共役酸が8<pKa<18のpKa(DMSO)を有する
    特許請求の範囲第3項記載の方法。
  8. 【請求項8】共役酸が式〔Q(X1OH)pq(式中、pの原
    子価のQはCN、N(O)、P(O)、PH(O)、R4又はR3 4Siであり、各
    R4は独立して、C1〜20ヒドロカルビル又は少なくと
    も20個の炭素原子を有する重合体ラジカルであり、X
    1はC(O)、S(O)又は単結合であり、そしてp及びqの各々
    は整数であり、かつ少なくとも1である)を有する特許
    請求の範囲第1項記載の方法。
  9. 【請求項9】X1がC(O)である特許請求の範囲第8項記載
    の方法。
  10. 【請求項10】QがCN又はN(O)であり、p及びqの各々
    が1である特許請求の範囲第9項記載の方法。
  11. 【請求項11】QがR4であり、qが1又は2である特許
    請求の範囲第9項記載の方法。
  12. 【請求項12】R4がC1〜20ヒドロカルビルである特
    許請求の範囲第11項記載の方法。
  13. 【請求項13】R4がC1〜8アルキル、フエニル又は置
    換フエニルであり、qが1又は2である特許請求の範囲
    第12項記載の方法。
  14. 【請求項14】X1が単結合である特許請求の範囲第8項
    記載の方法。
  15. 【請求項15】Qがフエニル又は置換フエニルであるR4
    であり、qが1又は2である特許請求の範囲第14項記
    載の方法。
  16. 【請求項16】X1がS(O)であり、QがR4である特許請求
    の範囲第8項記載の方法。
  17. 【請求項17】R4がC1〜20ヒドロカルビルである特
    許請求の範囲第16項記載の方法。
  18. 【請求項18】R4がフエニル又は置換フエニルであり、
    qが1又は2である特許請求の範囲第17項記載の方
    法。
  19. 【請求項19】オキシアニオンがモノオキシアニオンで
    ある特許請求の範囲第1項記載の方法。
  20. 【請求項20】オキシアニオンがビオキシアニオンであ
    る特許請求の範囲第1項記載の方法。
  21. 【請求項21】オキシアニオンがモノ−及びビオキシア
    ニオンよりなる混合物である特許請求の範囲第1項記載
    の方法。
  22. 【請求項22】この混合物が5〜24のpKa(DMSO)を有
    する共役酸を含有する特許請求の範囲第21項記載の方
    法。
  23. 【請求項23】オキシアニオンがカルボキシレートであ
    る特許請求の範囲第19項、第20項および第21項記
    載の方法。
  24. 【請求項24】オキシアニオンがアセテート、ベンゾエ
    ート又は置換ベンゾエートである特許請求の範囲第23
    項記載の方法。
  25. 【請求項25】置換ベンゾエートがクロロベンゾエート
    である特許請求の範囲第24項記載の方法。
  26. 【請求項26】ビオキシアニオンがビアセテート、ビベ
    ンゾエート又は置換ビベンゾエートである特許請求の範
    囲第20項記載の方法。
  27. 【請求項27】オキシアニオンがフエノレート又は置換
    フエノレートである特許請求の範囲第19項記載の方
    法。
  28. 【請求項28】ビオキシアニオンがビフエノレート又は
    ビ(置換フエノレート)である特許請求の範囲第20項
    記載の方法。
  29. 【請求項29】オキシアニオンがスルフイネートである
    特許請求の範囲第1項記載の方法。
  30. 【請求項30】オキシアニオンがアリール−又は置換ア
    リールスルフイネートである特許請求の範囲第29項記
    載の方法。
  31. 【請求項31】オキシアニオンがナイトライト又はシア
    ネートである特許請求の範囲第1項記載の方法。
  32. 【請求項32】カチオンが四級アンモニウム、トリス
    (ジアルキルアミノ)スルホニウム又はアルカリ又はア
    ルカリ土類金属カチオンである特許請求の範囲第1項記
    載の方法。
  33. 【請求項33】カチオンがテトラアルキルアンモニウム
    カチオンである特許請求の範囲第32項記載の方法。
  34. 【請求項34】カチオンがテトラブチルアンモニウムで
    ある特許請求の範囲第33項記載の方法。
  35. 【請求項35】カチオンがトリス(ジメチルアミノ)ス
    ルホニウムである特許請求の範囲第32項記載の方法。
  36. 【請求項36】カチオンがテトラアルキルアンモニウム
    である特許請求の範囲第24項記載の方法。
  37. 【請求項37】カチオンがテトラブチルアンモニウムで
    ある特許請求の範囲第36項記載の方法。
  38. 【請求項38】オキシアニオン塩が酢酸テトラブチルア
    ンモニウムである特許請求の範囲第37項記載の方法。
  39. 【請求項39】オキシアニオン塩がm−クロロ安息香酸
    テトラブチルアンモニウムである特許請求の範囲第25
    項記載の方法。
  40. 【請求項40】カチオンがテトラアルキルアンモニウム
    である特許請求の範囲第26項記載の方法。
  41. 【請求項41】カチオンがテトラブチルアンモニウムで
    ある特許請求の範囲第40項記載の方法。
  42. 【請求項42】カチオンがテトラアルキルアンモニウム
    である特許請求の範囲第27項記載の方法。
  43. 【請求項43】カチオンがテトラブチルアンモニウムで
    ある特許請求の範囲第42項記載の方法。
  44. 【請求項44】カチオンがテトラアルキルアンモニウム
    である特許請求の範囲第28項記載の方法。
  45. 【請求項45】カチオンがテトラブチルアンモニウムで
    ある特許請求の範囲第44項記載の方法。
  46. 【請求項46】混合物がモノ−及びビカルボキシレート
    よりなる特許請求の範囲第21項記載の方法。
  47. 【請求項47】混合物がモノ−及びビフエノレート又は
    モノ−及びビ(置換フエノレート)よりなる特許請求の
    範囲第21項記載の方法。
  48. 【請求項48】モノオキシアニオン塩を、5〜24のpK
    a(DMSO)を有する1種又はそれ以上の共役酸と系内で反
    応させる特許請求の範囲第21項の混合物の製法。
  49. 【請求項49】塩1当量を共役酸0.1〜2当量と反応さ
    せる特許請求の範囲第48項記載の方法。
  50. 【請求項50】得られたポリマーが「リビング」であ
    り、「リビング」末端において開始剤の珪素、ゲルマニ
    ウム又はスズを含有する特許請求の範囲第1項記載の方
    法。
  51. 【請求項51】得られたポリマーが「リビング」であ
    り、「リビング」末端において開始剤の珪素、ゲルマニ
    ウム又はスズを含有する特許請求の範囲第3項記載の方
    法。
  52. 【請求項52】ビオキシアニオンを、5〜24のpKa(DMS
    O)を有する共役酸と混合する特許請求の範囲第20項お
    よび第21項記載の方法。
JP61042061A 1985-03-01 1986-02-28 オキシアニオン接触重合 Expired - Lifetime JPH0662693B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US06/707,193 US4588795A (en) 1985-03-01 1985-03-01 Oxyanion-catalyzed polymerization
US707193 1985-03-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61204201A JPS61204201A (ja) 1986-09-10
JPH0662693B2 true JPH0662693B2 (ja) 1994-08-17

Family

ID=24840726

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61042061A Expired - Lifetime JPH0662693B2 (ja) 1985-03-01 1986-02-28 オキシアニオン接触重合

Country Status (15)

Country Link
US (1) US4588795A (ja)
EP (1) EP0193407B1 (ja)
JP (1) JPH0662693B2 (ja)
KR (1) KR930009261B1 (ja)
AT (1) ATE45963T1 (ja)
AU (1) AU579714B2 (ja)
BR (1) BR8600840A (ja)
CA (1) CA1256646A (ja)
DE (1) DE3665313D1 (ja)
DK (1) DK92886A (ja)
ES (1) ES8800282A1 (ja)
HK (1) HK2290A (ja)
MX (1) MX166713B (ja)
NO (1) NO166040C (ja)
ZA (1) ZA861517B (ja)

Families Citing this family (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4656233A (en) * 1984-11-29 1987-04-07 E. I. Du Pont De Nemours And Company "Living" polymers and chain transfer-regulated polymerization process
US4656226A (en) * 1985-09-30 1987-04-07 E. I. Du Pont De Nemours And Company Acrylic pigment dispersants made by group transfer polymerization
US4736003A (en) * 1986-04-07 1988-04-05 E. I. Du Pont De Nemours And Company Enhanced livingness of polymerization using silylated oxyanions
US5110869A (en) * 1986-05-29 1992-05-05 E. I. Du Pont De Nemours And Company β-(keto or sulfonyl)esters from reaction of silyketene acetal and acyl or sulfonyl compound
US5260424A (en) * 1986-05-29 1993-11-09 E. I. Du Pont De Nemours And Company B-(keto or sulfonyl) esters from reaction of silylketene acetal and acyl or sulfonyl compound
WO1987007265A1 (en) * 1986-05-29 1987-12-03 E.I. Du Pont De Nemours And Company Acylation and sulfonation of silylketene acetals
US4983679A (en) * 1986-05-29 1991-01-08 E. I. Dupont De Nemours And Company β-(keto or sulfonyl)esters from reaction of silylketene acetal and acyl or sulfonyl compound
US4957973A (en) * 1986-07-08 1990-09-18 E. I. Du Pont De Nemours And Company Uncatalyzed process for preparing "living" polymers
US4728706A (en) * 1986-08-29 1988-03-01 E. I. Du Pont De Nemours And Company Titanium, zirconium- and hafnium containing initiators in the polymerization of acrylic monomers to "living" polymers
US4732955A (en) * 1986-09-29 1988-03-22 E. I. Du Pont De Nemours And Company Group transfer polymerization catalyzed by mercury compounds
US4806605A (en) * 1987-01-27 1989-02-21 E. I. Du Pont De Nemours And Company Monomers and initiators for group transfer polymerization
US4771117A (en) * 1987-04-30 1988-09-13 E. I. Du Pont De Nemours And Company Polymerization of acrylic esters
US4771116A (en) * 1987-04-30 1988-09-13 E. I. Du Pont De Nemours And Company Silylamines as additives in group transfer polymerization
US4845156A (en) * 1987-12-21 1989-07-04 E. I. Du Pont De Nemours And Company Preparation of macromonomers
US5019634A (en) * 1988-02-16 1991-05-28 E. I. Du Pont De Nemours And Company Group transfer living polymer grafted to an initiator support
US4940760A (en) * 1988-02-16 1990-07-10 E. I. Du Pont De Nemours And Company Group Transfer Polymerization process employing supported initiators
GB8803764D0 (en) * 1988-02-18 1988-03-16 Ici Plc Polymerisation process
US4943648A (en) * 1988-04-01 1990-07-24 E. I. Du Pont De Nemours And Company Initiators for group transfer polymerization
US4866145A (en) * 1988-04-01 1989-09-12 E. I. Du Pont De Nemours And Company Catalyst for group transfer polymerization
US5021524A (en) * 1988-04-14 1991-06-04 E. I. Du Pont De Nemours And Company Initiator for group transfer polymerization
US5187244A (en) * 1988-07-22 1993-02-16 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Preparation process of block copolymers and resulting block copolymers
US4925764A (en) * 1988-12-23 1990-05-15 E. I. Du Pont De Nemours & Co. Positive solid block toner
US4925765A (en) * 1988-12-23 1990-05-15 E. I. Du Pont De Nemours And Company Negative solid block toner
US4906713A (en) * 1989-01-31 1990-03-06 E. I. Du Pont De Nemours And Company "Acrylic" ladder polymers
US4978723A (en) * 1989-03-01 1990-12-18 E. I. Du Pont De Nemours And Company Phosphonate-capped polymers
US4939211A (en) * 1989-03-01 1990-07-03 E. I. Du Pont De Nemours And Company Phosphonate-capped polymers
US5011504A (en) * 1989-09-08 1991-04-30 E. I. Du Pont De Nemours And Company Fuel oil additives
US5171809A (en) * 1989-10-16 1992-12-15 Dow Corning Corporation Silicone polymers, copolymers and block copolymers and a method for their preparation
US6943203B2 (en) * 1998-03-02 2005-09-13 Johnson & Johnson Vision Care, Inc. Soft contact lenses
KR100476324B1 (ko) * 2000-10-12 2005-03-16 미쯔이카가쿠 가부시기가이샤 리빙 (코)폴리머의 제조방법 및 그 (코)폴리머의 용도
US9180321B2 (en) * 2005-07-13 2015-11-10 L'oreal S.A. Cosmetic compositions containing liposoluble polymers and tackifiers
US7884158B2 (en) 2005-09-06 2011-02-08 L'Oré´al Cosmetic compositions containing block copolymers, tackifiers and phenylated silicones
EP2411437B9 (de) 2009-03-25 2013-07-31 BYK-Chemie GmbH Zusammensetzung umfassend stabile polyolmischungen
JP5690355B2 (ja) 2009-12-22 2015-03-25 ビック−ケミー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 安定なポリオール混合物を含む組成物
EP3147335A1 (en) 2015-09-23 2017-03-29 BYK-Chemie GmbH Colorant compositions containing wettting and/or dispersing agents with low amine number
WO2019096891A1 (en) 2017-11-15 2019-05-23 Byk-Chemie Gmbh Block co-polymer

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3778430A (en) * 1971-05-25 1973-12-11 Du Pont Silicon substituted azonitriles
US4041227A (en) * 1975-11-25 1977-08-09 Phillips Petroleum Company Cleavable branching agents in emulsion polymerization systems
US4389514A (en) * 1980-09-26 1983-06-21 Congoleum Corporation Accelerated polymerization of acrylic monomers initiated by dialkyl and diaralkyl peroxide free radical generators in the presence of tin accelerators
US4681918A (en) * 1981-06-30 1987-07-21 E. I. Du Pont De Nemours And Company "Living" polymers and process for their preparation
US4417034A (en) * 1981-06-30 1983-11-22 E. I. Du Pont De Nemours & Co. Living polymers and process for their preparation
US4414372A (en) * 1982-06-17 1983-11-08 E. I. Du Pont De Nemours & Co. Process for preparing living polymers
US4447628A (en) * 1982-07-12 1984-05-08 E. I. Du Pont De Nemours And Company Nonhygroscopic, anionic pentacoordinate silicate

Also Published As

Publication number Publication date
AU579714B2 (en) 1988-12-08
KR860007291A (ko) 1986-10-10
ES8800282A1 (es) 1987-11-01
DE3665313D1 (en) 1989-10-05
ATE45963T1 (de) 1989-09-15
US4588795A (en) 1986-05-13
HK2290A (en) 1990-01-19
NO860764L (ja) 1986-09-02
ES552484A0 (es) 1987-11-01
DK92886D0 (da) 1986-02-28
ZA861517B (ja) 1987-08-28
AU5414686A (en) 1986-10-16
NO166040C (no) 1991-05-22
EP0193407B1 (en) 1989-08-30
EP0193407A1 (en) 1986-09-03
DK92886A (da) 1986-09-02
CA1256646A (en) 1989-06-27
MX166713B (es) 1993-01-29
BR8600840A (pt) 1986-11-11
NO166040B (no) 1991-02-11
KR930009261B1 (ko) 1993-09-25
JPS61204201A (ja) 1986-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0662693B2 (ja) オキシアニオン接触重合
US4581428A (en) Process for preparing "living" polymers using tetracoordinate organosilicon, organotin or organogermanium polymerization initiator with bifluoride ion source co-catalyst
KR890004083B1 (ko) "살아있는 "중합체의 제조방법
EP1527079B1 (fr) Alcoxyamines issues de nitroxydes beta-phosphores
US4605716A (en) Lewis base-catalyzed polymerization
CA2209078A1 (fr) Procede de (co)polymerisation radicalaire controlee de monomeres (meth)acryliques, vinyliques, vinylideniques et dieniques en presence d'un complexe de rh, co et lr.
JP4975904B2 (ja) β亜燐酸ニトロキシドから得られるアルコキシアミン
EP0186330A1 (en) "Living" polymers and chain transfer-regulated polymerization process
US4771117A (en) Polymerization of acrylic esters
JPS63193908A (ja) 原子団移動重合のための単量体および開始剤
KR100591594B1 (ko) 활성 양이온성 중합체의 커플링 방법
EP0266062B1 (en) Group transfer polymerization catalyzed by mercury compounds
EP0405786A2 (en) Catalysts
JPS63202607A (ja) 重合方法
US4943648A (en) Initiators for group transfer polymerization
US4626579A (en) Process for the quasi-ionic polymerization of acrylic acid derivatives
JP2705951B2 (ja) ビスシロキサン重合開始剤を利用した重合体の製造方法
JP3937496B2 (ja) 新規なアゾアミド化合物
JP3912457B2 (ja) プロピレンオキシドの重合触媒組成物
JPH0391504A (ja) 極性オレフイン系単量体の重合法
EP0194110B1 (en) Polymer life enhancement in oxyanion-catalyzed polymerization
JP3631213B2 (ja) 官能基を有するフェロセニレンシリレンポリマー及びその製造方法
JPS61133212A (ja) 連鎖移動剤により制御たれた重合法
EP0912615B1 (en) Production of branched polymers
JPH0556361B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term