JPH0662584A - 電源回生方式 - Google Patents

電源回生方式

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JPH0662584A
JPH0662584A JP4210375A JP21037592A JPH0662584A JP H0662584 A JPH0662584 A JP H0662584A JP 4210375 A JP4210375 A JP 4210375A JP 21037592 A JP21037592 A JP 21037592A JP H0662584 A JPH0662584 A JP H0662584A
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P23/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by a control method other than vector control
    • H02P23/06Controlling the motor in four quadrants

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  • Power Engineering (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)
  • Stopping Of Electric Motors (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源回生方式に関し、電源に回生する電流の
歪みを抑えるようにする。 【構成】 インバータ3は電源回生時に、すなわちモー
タ4の減速時に発生する誘導起電力を直流に変換する。
また、タイミング調整手段5が三相の電源電圧のうち最
大の電位を示す一相の電位が他の一相の電位と同電位と
なる前に所定のタイミングで回生信号STを出力する。
この回生信号STに基づいて、コンバータ2が変換され
た直流を交流に変換して電源に回生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電源回生方式に関し、特
にモータの減速時に発生する誘導起電力を電源に回生す
る電源回生方式に関する。
【0002】
【従来の技術】モータの減速時に、モータの誘導起電力
を電源電圧よりも高く設定すると、モータは発電機とし
て動作し、回生制動が行われる。一般に、このような回
生制動を制御する方式が電源回生方式として知られてい
る。従来の電源回生方式では、ある相間の回生電流が零
になった後、次の相間に回生電流を流していた。
【0003】図10は従来のトランジスタのオンオフを
示すタイムチャートであって、電源電圧の変化に対応す
るトランジスタTr1〜Tr6の時間的な変化を示した
ものである。図において、トランジスタTr1,Tr
3,Tr5は三相(R相,S相,T相)の電源電圧のう
ち、最大の電位を示す相をオンにするトランジスタであ
り、逆にトランジスタTr2,Tr4,Tr6は三相の
電源電圧のうち、最小の電位を示す相をオンにするトラ
ンジスタである。
【0004】すなわち、トランジスタTr1はR相の電
位が最大の場合にオンになり、他の場合ではオフにな
る。同様に、トランジスタTr3,Tr5はそれぞれS
相及びT相の電位が最大の場合にオンになり、他の場合
ではオフになる。また、トランジスタTr2はR相の電
位が最小の場合にオンになり、他の場合ではオフにな
る。同様に、トランジスタTr4,Tr6はそれぞれS
相及びT相の電位が最小の場合にオンになり、他の場合
ではオフになる。
【0005】例えば、時間t102から時間t103の
間ではR相が最大電位になり、S相が最小電位になる。
このため、トランジスタTr1,Tr4がオンになり、
他のトランジスタはオフになる。同様に、時間t103
から時間t104の間ではR相が最大電位になり、T相
が最小電位になる。このため、トランジスタTr1,T
r6がオンになり、他のトランジスタはオフになる。
【0006】ここで、時間t103では最小電圧がS相
からT相に変わるので、トランジスタTr4がオフにな
るとともに、時間t103から微小時間△tだけ遅れて
トランジスタTr6がオンになる。このようなトランジ
スタの切り換えが時間t101,t102,・・・,t
109の各時に行われる。
【0007】図11〜図13は従来の回生電流の流れを
示す図であって、図11が相切換前の回生電流の流れ
を、図12が相切換時の回生電流の流れを、図13が相
切換後の回生電流の流れをそれぞれ示す。すなわち、図
11は図10における時間t102から時間t103の
間の回生電流の流れを、図12は図10における時間t
103の回生電流の流れを、図13は図10における時
間t103から時間t104の間の回生電流の流れをそ
れぞれ示す。
【0008】まず、図11〜図13におけるコンバータ
の回路構成について説明する。トランジスタTr1とト
ランジスタTr2とは、直列に接続されている。すなわ
ち、トランジスタTr1のエミッタ端子とトランジスタ
Tr2のコレクタ端子が接続されており、この接続点は
インダクタンスを介して電源11のR相に接続されてい
る。同様に、トランジスタTr3のエミッタ端子とトラ
ンジスタTr4のコレクタ端子が接続されており、この
接続点はインダクタンスを介して電源11のS相に接続
されている。トランジスタTr5のエミッタ端子とトラ
ンジスタTr6のコレクタ端子が接続されており、この
接続点はインダクタンスを介して電源11のT相に接続
されている。
【0009】また、直列に接続されたトランジスタTr
1とトランジスタTr2、トランジスタTr3とトラン
ジスタTr4及びトランジスタTr5とトランジスタT
r6は並列に接続されている。すなわち、トランジスタ
Tr1,Tr3,Tr5のコレクタ端子が互いに接続さ
れ、この接続点には回生電流制限抵抗RとダイオードD
が並列に接続されている。同様に、トランジスタTr
2,Tr4,Tr6のエミッタ端子が互いに接続され、
この接続点にはコンデンサCの一端がトランジスタTr
1とトランジスタTr2の場合と同様に並列に接続さ
れ、かつ、コンデンサCの他端は上記回生電流制限抵抗
Rの他端とダイオードDのアノード端子との接続点に接
続されている。
【0010】さらに、これらのトランジスタTr1〜T
r6にはそれぞれ並列にダイオードが接続されている。
例えば、トランジスタTr1のコレクタ端子にはダイオ
ードD1のアノード端子が接続され、トランジスタTr
1のエミッタ端子にはダイオードD1のカソード端子が
接続されている。同様に、トランジスタTr2にはダイ
オードD2が、トランジスタTr3にはダイオードD3
が、トランジスタTr4にはダイオードD4が、トラン
ジスタTr5にはダイオードD5が、トランジスタTr
6にはダイオードD6がそれぞれ並列に接続されてい
る。
【0011】次に、各時点の回生電流の流れについて説
明する。まず、図示されていないモータが減速すること
によって発生した誘導起電力による電流が上記コンデン
サCの両端に流れ込むため、コンデンサCの両端の電位
が上昇する。この際、電源11から供給される三相の電
源電圧のうち最大の電位を示す一相の電位がコンデンサ
Cの一端の電位よりも大きくなり、三相の電源電圧のう
ち最小の電位を示す一相の電位がコンデンサCの他端の
電位よりも小さくなる。したがって、供給される三相の
電源電圧とコンデンサCとの間に電位差が生ずるため、
コンデンサCから電源11へ流れる回生電流が生ずる。
以下、上記の事象によって生ずる回生電流を「減速時回
生電流」と呼ぶ。
【0012】図11において、減速時回生電流は、相電
流IRとして回生電流制限抵抗R及びトランジスタTr
1を介して電源11に流れる。なお、この際のT相の電
位はVT である。また、減速時回生電流はT相の電位V
T よりもS相の電位VS のほうが低く、かつ、トランジ
スタTr4がオンしているので、相電流ISとしてトラ
ンジスタTr4を介して図示されていないモータへ流れ
る。
【0013】図12において、減速時回生電流は、相電
流IRとして回生電流制限抵抗R及びトランジスタTr
1を介して電源11に流れる。また、減速時回生電流は
S相の電位VS のほうが低く、かつ、トランジスタTr
1以外はオフであるので、相電流ISはダイオードD3
を介してトランジスタTr1に流れる。
【0014】図13において、減速時回生電流は、相電
流IRとして回生電流制限抵抗R及びトランジスタTr
1を介して電源11に流れる。また、減速時回生電流は
S相の電位VS よりもT相の電位VT のほうが低く、か
つ、トランジスタTr6がオンしているので、相電流I
SとしてトランジスタTr6を介して図示されていない
モータへ流れる。
【0015】次に、図12に示す相切換時の回生電流の
流れについて説明する。図14は、従来の相切換時の回
生電流の流れを示す図である。図において、インダクタ
ンスL1は電源のインダクタンスを示し、インダクタン
スL2はコンバータのインダクタンスを示す。また、電
位VR1,VS1,VT1は電源電圧の電位を示し、電
位VR2,VS2,VT2は電源電圧に接続される他の
機器における電位を示す。なお、図12と同一の要素に
は同一番号を付し、説明を省略する。
【0016】減速時回生電流は、相電流IRとして回生
電流制限抵抗R及びトランジスタTr1を介して電源1
1に流れる。また、減速時回生電流はインダクタンスL
S,L2S の逆起電力によるフライホール電流ISと
してダイオードD3を介してトランジスタTr1に流れ
る。
【0017】このため、電位VR 及び電位VS は短絡状
態となり、ほぼ同電位になるので、それぞれ電位VR1
と電位VS1との中間電位になる。その結果、電位VR
2は電位VR1と電位VR に対してインダクタンスL1
R ,L2R で分圧された電位になり電位VS2は電位V
S1と電位VS に対してインダクタンスL1S ,L2S
で分圧された電位になるので、電位VR2及び電位VS
2の相間電圧は本来の電位より低くなるので電源波形が
歪む。
【0018】図15は従来の回生電流のタイムチャート
であって、電源電圧の変化に対応する相間電圧及び相電
流IT,IR,ISの時間的な変化を示したものであ
る。図14で示した相間電圧の歪みは、相電流IT,I
R,ISが零になるごとに、すなわち時間t151,t
152,・・・,t159の各時に現れる。また、この
相間電圧の歪みの大きさはインダクタンスL1及びイン
ダクタンスL2の比に応じて変動する。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来の電
源回生方式では、上記の相間電圧の歪みによって回生さ
れた電源に接続される三相のタイミングを利用した機器
等に障害が生ずるという問題点があった。また、電源に
高調波が発生するという問題点があった。
【0020】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、電源に回生する電流の歪みを抑える電源回生
方式を、提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、モータの減速時に発生する誘導起電力を
電源に回生する電源回生方式において、電源回生時に、
モータに発生する誘導起電力を直流に変換するインバー
タと、三相の電源電圧のうち最大の電位を示す一相の電
位が他の一相の電位と同電位となる前に所定のタイミン
グで回生信号を出力するタイミング調整手段と、電源回
生時に、前記回生信号に基づいて変換された直流を交流
に変換して前記電源に回生するコンバータと、を有する
ことを特徴とする電源回生方式が提供される。
【0022】
【作用】インバータが電源回生時に、すなわちモータの
減速時に発生する誘導起電力を直流に変換する。また、
タイミング調整手段が三相の電源電圧のうち最大の電位
を示す一相の電位が他の一相の電位と同電位となる前に
所定のタイミングで回生信号を出力する。この回生信号
に基づき、コンバータが電源回生時に変換された直流を
交流に変換して電源に回生する。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、本発明の電源回生方式を示す原理説明
図である。本発明の電源回生方式は、コンバータ2、イ
ンバータ3及びタイミング調整手段5から構成される。
コンバータ2及びインバータ3は電源1とモータ4との
間に設置され、かつ直列に接続される。また、タイミン
グ調整手段5は電源1から三相の電源電圧を入力し、所
定のタイミングで回生信号STをコンバータ2に出力す
る。
【0024】インバータ3は電源回生時に、すなわちモ
ータ4の減速時に発生する誘導起電力を直流に変換す
る。また、タイミング調整手段5が三相の電源電圧のう
ち最大の電位を示す一相の電位が他の一相の電位と同電
位となる前に、所定のタイミングで回生信号STを出力
する。この回生信号STに基づいて、コンバータ2が電
源回生時に変換された直流を交流に変換して電源に回生
する。
【0025】図2及び図3は電源回生方式の回路例であ
って、図2はインバータとコンバータの回路例を、図3
はタイミング調整手段の回路例をそれぞれ示す。まず、
図2の回路構成について説明する。図において、電源1
1とモータ41との間には、コンバータ2とインバータ
3とが直列に接続されている。なお、電源11としては
三相の商用電源が使用され、モータ41としてはサーボ
モータが使用される。
【0026】コンバータ2の回路構成について説明す
る。トランジスタTr1とトランジスタTr2とが直列
に接続されている。すなわち、トランジスタTr1のエ
ミッタ端子とトランジスタTr2のコレクタ端子が接続
されており、この接続点はインダクタンスLを介して電
源11のR相に接続されている。同様に、トランジスタ
Tr3のエミッタ端子とトランジスタTr4のコレクタ
端子が接続されており、この接続点はインダクタンスL
を介して電源11のS相に接続されている。トランジス
タTr5のエミッタ端子とトランジスタTr6のコレク
タ端子が接続されており、この接続点はインダクタンス
Lを介して電源11のT相に接続されている。
【0027】また、直列に接続されたトランジスタTr
1とトランジスタTr2、トランジスタTr3とトラン
ジスタTr4及びトランジスタTr5とトランジスタT
r6は並列に接続されている。すなわち、トランジスタ
Tr1,Tr3,Tr5のコレクタ端子が互いに接続さ
れ、この接続点には回生電流制限抵抗Rの一端とダイオ
ードDのカソード端子が接続されている。ここで、回生
電流制限抵抗Rは回生電流が所定値を越えた場合に生ず
るトランジスタ等の破壊を防止するための抵抗である。
同様に、トランジスタTr2,Tr4,Tr6のエミッ
タ端子が互いに接続され、この接続点にはコンデンサC
の一端がトランジスタTr1とトランジスタTr2の場
合と同様に並列に接続され、かつ、コンデンサCの他端
は上記回生電流制限抵抗Rの他端とダイオードDのアノ
ード端子との接続点に接続されている。ここで、コンデ
ンサCはダイオードによって直流に変換された電流の脈
動を抑えるための平滑コンデンサである。
【0028】さらに、これらのトランジスタTr1〜T
r6にはそれぞれ並列にダイオードが接続されている。
例えば、トランジスタTr1のコレクタ端子にはダイオ
ードD1のアノード端子が接続され、トランジスタTr
1のエミッタ端子にはダイオードD1のカソード端子が
接続されている。同様に、トランジスタTr2にはダイ
オードD2が、トランジスタTr3にはダイオードD3
が、トランジスタTr4にはダイオードD4が、トラン
ジスタTr5にはダイオードD5が、トランジスタTr
6にはダイオードD6がそれぞれ並列に接続されてい
る。なお、これらのトランジスタTr1〜Tr6のベー
ス端子は後述するタイミング制御回路に接続されてい
る。
【0029】次に、インバータ3の回路構成について説
明する。トランジスタTr31とトランジスタTr32
とは、直列に接続されている。すなわち、トランジスタ
Tr31のエミッタ端子とトランジスタTr32のコレ
クタ端子が接続されており、この接続点はモータ41に
接続されている。同様に、トランジスタTr33のエミ
ッタ端子とトランジスタTr34のコレクタ端子が接続
されており、この接続点はモータ41に接続されてい
る。トランジスタTr35のエミッタ端子とトランジス
タTr36のコレクタ端子が接続されており、この接続
点はモータ41に接続されている。
【0030】また、直列に接続されたトランジスタTr
31とトランジスタTr32、トランジスタTr33と
トランジスタTr34及びトランジスタTr35とトラ
ンジスタTr36は並列に接続されている。すなわち、
トランジスタTr31,Tr33,Tr35のコレクタ
端子が互いに接続され、この接続点には上記コンデンサ
Cの他端と接続されている。同様に、トランジスタTr
32,Tr34,Tr36のエミッタ端子が互いに接続
され、この接続点には上記コンデンサCの一端と接続さ
れている。
【0031】さらに、これらのトランジスタTr31〜
Tr36にはそれぞれ並列にダイオードが接続されてい
る。例えば、トランジスタTr31のコレクタ端子には
ダイオードD31のアノード端子が接続され、トランジ
スタTr31のエミッタ端子にはダイオードD31のカ
ソード端子が接続されている。同様に、トランジスタT
r32にはダイオードD32が、トランジスタTr33
にはダイオードD33が、トランジスタTr34にはダ
イオードD34が、トランジスタTr35にはダイオー
ドD35が、トランジスタTr36にはダイオードD3
6がそれぞれ並列に接続されている。なお、これらのト
ランジスタTr31〜Tr36のベース端子は後述する
タイミング制御回路に接続されている。
【0032】次に、図3の回路構成について説明する。
図3(A)は発光回路部を、図3(B)は受光回路部を
示す。図3(A)及び図3(B)において、発光ダイオ
ードD51とフォトトランジスタTr51とは、一つの
フォトカプラを構成する。すなわち、発光ダイオードD
51に順方向電流が流れると発光し、発光した光がフォ
トトランジスタTr51に受光されるとフォトトランジ
スタTr51がオンする。同様に、発光ダイオードD5
2〜D56とフォトトランジスタTr52〜Tr55も
それぞれフォトカプラを構成する。
【0033】図3(A)において、ダイオードD61に
はダイオードD62が直列に接続されている。すなわ
ち、ダイオードD61のカソード端子にはダイオードD
62のアノード端子が接続されている。また、発光ダイ
オードD51と発光ダイオードD52とは逆方向に、か
つ、並列に接続されている。すなわち、発光ダイオード
D51のアノード端子には発光ダイオードD52のカソ
ード端子が接続され、この接続点は上記ダイオードD6
1のカソード端子とダイオードD62のアノード端子と
の接続点に接続されている。
【0034】同様に、ダイオードD63にはダイオード
D64が直列に接続され、ダイオードD65にはダイオ
ードD66が直列に接続されている。また、発光ダイオ
ードD53と発光ダイオードD54とは逆方向に並列に
接続され、発光ダイオードD55と発光ダイオードD5
6とは逆方向に並列に接続されている。そして、発光ダ
イオードD53のアノード端子と発光ダイオードD54
のカソード端子との接続点にはダイオードD63のカソ
ード端子とダイオードD64のアノード端子との接続点
に接続され、発光ダイオードD54のアノード端子と発
光ダイオードD55のカソード端子との接続点にはダイ
オードD64のカソード端子とダイオードD65のアノ
ード端子との接続点に接続されている。
【0035】さらに、ダイオードD61,D63,D6
5のアノード端子は負荷抵抗Rxの一端に接続され、ダ
イオードD62,D64,D65のカソード端子は負荷
抵抗Rxの他端に接続されている。
【0036】図3(B)において、フォトトランジスタ
Tr51〜Tr55のコレクタ端子は、いずれも定電圧
源VCCに接続されるとともに、タイミング制御回路51
に接続されている。このタイミング制御回路51は後述
する回生電流を監視して回生信号STを出力する回路で
あって、例えばゲートアレイで構成されている。また、
フォトトランジスタTr51〜Tr55のエミッタ端子
はいずれも接地されている。さらに、タイミング制御回
路51から出力される回生信号STは端子T1,T2,
T3,T31,T32,T33を介して図2のそれぞれ
のトランジスタのベース端子に接続されている。
【0037】したがって、例えば図3(A)の発光ダイ
オードD51に順方向電流が流れて発光したとき、フォ
トトランジスタTr51がオンになる。このため、フォ
トトランジスタTr51のコレクタ端子がほぼ0〔V〕
になり、この電位が信号としてタイミング制御回路51
に通知される。こうして、タイミング制御回路51は電
源11から供給される電源電圧の周期を判別して後述す
る所定のタイミングで回生信号STを出力する。
【0038】次に、本発明の電源回生方式の動作につい
て説明する。図4は、トランジスタのオンオフを示すタ
イムチャートであって、電源電圧の変化に対応するトラ
ンジスタTr1〜Tr6の時間的な変化を示したもので
ある。
【0039】図において、トランジスタTr1,Tr
3,Tr5は三相(R相,S相,T相)の電源電圧のう
ち、最大の電位を示す相をオンにするトランジスタであ
り、逆にトランジスタTr2,Tr4,Tr6は三相の
電源電圧のうち、最小の電位を示す相をオンにするトラ
ンジスタである。
【0040】すなわち、トランジスタTr1はR相の電
位が最大の場合にオンになり、他の場合ではオフにな
る。同様に、トランジスタTr3,Tr5はそれぞれS
相及びT相の電位が最大の場合にオンになり、他の場合
ではオフになる。また、トランジスタTr2はR相の電
位が最小の場合にオンになり、他の場合ではオフにな
る。同様に、トランジスタTr4,Tr6はそれぞれS
相及びT相の電位が最小の場合にオンになり、他の場合
ではオフになる。
【0041】例えば、時間t44から時間t46の間で
はR相が最大電位になり、S相が最小電位になる。この
ため、トランジスタTr1,Tr4がオンになり、他の
トランジスタはオフになる。同様に、時間t46から時
間t48の間ではR相が最大電位になり、T相が最小電
位になる。このため、トランジスタTr1,Tr6がオ
ンになり、他のトランジスタはオフになる。
【0042】ここで、時間t46では最小電圧がS相か
らT相に変わるので、時間t45にトランジスタTr6
がオンになり、時間t46にトランジスタTr6がオフ
になる。同様に、時間t48では最大電位がR相からS
相に変わるので、時間t47にトランジスタTr3がオ
ンになり、時間t48にトランジスタTr1がオフにな
る。このようなトランジスタのオン・オフが時間t4
1,t42,・・・,t58の各時に行われる。
【0043】なお、時間t41から時間t42の間隔、
時間t43から時間t44の間隔、・・・、時間t57
から時間t58の間隔はいずれも同一の時間間隔であっ
て、電源のインダクタンス及びインダクタンスLに応じ
て変動する。
【0044】図5〜図7は回生電流の流れを示す図であ
って、電源及びコンバータにおける回生電流の流れを示
す。図5は相切換前の回生電流の流れを、図6は相切換
時の回生電流の流れを、図7は相切換後の回生電流の流
れをそれぞれ示す。すなわち、図5は図4における時間
t44から時間t45の間の回生電流の流れを、図6は
図4における時間t45から時間t46の間の回生電流
の流れを、図7は図4における時間t46から時間t4
7の間の回生電流の流れをそれぞれ示す。
【0045】次に、各時点の回生電流の流れについて説
明する。まず、図示されていないモータが減速すること
によって発生した誘導起電力による電流が上記コンデン
サCの両端に流れ込むため、コンデンサCの両端の電位
が上昇する。この際、電源11から供給される三相の電
源電圧のうち最大の電位を示す一相の電位がコンデンサ
Cの一端の電位よりも大きくなり、三相の電源電圧のう
ち最小の電位を示す一相の電位がコンデンサCの他端の
電位よりも小さくなる。したがって、供給される三相の
電源電圧とコンデンサCとの間に電位差が生ずるため、
コンデンサCから電源11へ流れる回生電流が生ずる。
以下、上記の事象によって生ずる回生電流を「減速時回
生電流」と呼ぶ。
【0046】図5において、減速時回生電流は、相電流
IRとして回生電流制限抵抗R及びトランジスタTr1
を介して電源11に流れる。なお、この際のT相の電位
はV T である。また、減速時回生電流はT相の電位VT
よりもSの電位VS のほうが、低く、かつ、トランジス
タTr4がオンしているので、相電流ISとしてトラン
ジスタTr4を介して図示されていないモータへ流れ
る。
【0047】図6において、減速時回生電流は、相電流
IRとして回生電流制限抵抗R及びトランジスタTr1
を介して電源11に流れる。また、回生電流はS相の電
位V S のほうが低く、かつ、トランジスタTr4,Tr
6がオンしているので、相電流ISとしてトランジスタ
Tr4を、相電流ITとしてトランジスタTr6を介し
て図示されていないモータへ流れる。
【0048】図7において、減速時回生電流は、相電流
IRとして回生電流制限抵抗R及びトランジスタTr1
を介して電源11に流れる。また、減速時回生電流はS
相の電位VS よりもT相の電位VT のほうが低く、か
つ、トランジスタTr6がオンしているので、相電流I
SとしてトランジスタTr6を介して図示されていない
モータへ流れる。
【0049】図8は、相切換時の回生電流の流れを示す
図である。図において、インダクタンスL1は電源のイ
ンダクタンスを示し、インダクタンスL2はコンバータ
2のインダクタンスを示す。また、電位VR1,VS
1,VT1は電源電圧の電位を示し、電位VR2,VS
2,VT2は電源電圧に接続される他の機器における電
位を示す。なお、図6と同一の要素には同一番号を付
し、説明を省略する。
【0050】減速時回生電流は、相電流IRとして回生
電流制限抵抗R及びトランジスタTr1を介して電源1
1に流れる。また、減速時回生電流は相電流ISとして
トランジスタTr4を介して図示されていないモータに
流れ、相電流ITとしてトランジスタTr6を介して図
示されていないモータに流れる。すなわち、インダクタ
ンスL1S ,L2S には電流方向に対して逆電圧がかか
るので、相電流ISは減少する。したがって、相電流I
Sが零になるときに、トランジスタTr4をオフするよ
うにタイミング調整手段5から回生信号STを出力すれ
ば、フライホイール電流は流れることはなく、電源に回
生する電流の歪みを抑えることができる。
【0051】図9は、回生電流のタイムチャートであっ
て、電源電圧の変化に対応する相間電圧及び相電流I
T,IR,ISの時間的な変化を示したものである。タ
イミング調整手段5から出力する回生信号STのタイミ
ングは次のようになる。すなわち、三相の電源電圧のう
ち最大の電位を示す一相の電位が他の一相の電位と同電
位となるときに、上記最大の電位を示した一相の相電流
が零となるように回生信号STを出力する。
【0052】具体的には、例えば時間t91から時間t
93の間において、三相のうちR相の電圧が最大値を示
す。そして、時間t93ではR相とS相の電位が同一電
位になる。したがって、最大の電位を示した相と同相の
電流である相電流IRが、時間t93で0〔A〕になる
ように回生信号STを出力すればよい。
【0053】以上の説明では、タイミング制御回路51
をゲートアレイで構成したが、マイクロプロセッサ構成
にしてもよい。また、モータ41にサーボモータを使用
したが、スピンドルモータ等の他の三相交流モータを使
用することもできる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、インバ
ータが電源回生時に、すなわちモータ減速時に発生する
誘導起電力を直流に変換し、タイミング調整手段が所定
のタイミングで回生信号を出力し、コンバータが変換さ
れた直流をフライホイール電流を流さずに交流に変換し
て電源に回生するように構成したので、電源に回生する
電流の歪みを抑えることができる。このため、電源に高
調波が発生することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電源回生方式を示す原理説明図であ
る。
【図2】電源回生方式の回路例である。
【図3】電源回生方式の回路例であり、(A)は発光回
路部を、(B)は受光回路部をそれぞれ示す。
【図4】トランジスタのオンオフを示すタイムチャート
である。
【図5】回生電流の流れを示す図である。
【図6】回生電流の流れを示す図である。
【図7】回生電流の流れを示す図である。
【図8】相切換時の回生電流の流れを示す図である。
【図9】回生電流のタイムチャートである。
【図10】従来のトランジスタのオンオフを示すタイム
チャートである。
【図11】従来の回生電流の流れを示す図である。
【図12】従来の回生電流の流れを示す図である。
【図13】従来の回生電流の流れを示す図である。
【図14】従来の相切換時の回生電流の流れを示す図で
ある。
【図15】従来の回生電流のタイムチャートである。
【符号の説明】
1 電源 2 コンバータ 3 インバータ 4 モータ 5 タイミング調整手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 電源回生方式
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電源回生方式に関し、特
にモータの減速時に発生する誘導起電力を電源に回生す
る電源回生方式に関する。
【0002】
【従来の技術】モータの減速時に、モータは発電機とし
て動作し、回生制動が行われる。一般に、このような回
生制動を制御する方式が電源回生方式として知られてい
る。従来の電源回生方式では、ある相間の回生電流が零
になった後、次の相間に回生電流を流していた。
【0003】図10は従来のコンバータのトランジスタ
のオンオフを示すタイムチャートであって、電源電圧の
変化に対応するトランジスタTr1〜Tr6の時間的な
変化を示したものである(コンバータの回路は図11に
示す。)。図において、トランジスタTr1,Tr3,
Tr5は三相(R相,S相,T相)の電源電圧のうち、
最大の電位を示す相をオンにするトランジスタであり、
逆にトランジスタTr2,Tr4,Tr6は三相の電源
電圧のうち、最小の電位を示す相をオンにするトランジ
スタである。
【0004】すなわち、トランジスタTr1はR相の電
位が最大の場合にオンになり、他の場合ではオフにな
る。同様に、トランジスタTr3,Tr5はそれぞれS
相及びT相の電位が最大の場合にオンになり、他の場合
ではオフになる。また、トランジスタTr2はR相の電
位が最小の場合にオンになり、他の場合ではオフにな
る。同様に、トランジスタTr4,Tr6はそれぞれS
相及びT相の電位が最小の場合にオンになり、他の場合
ではオフになる。
【0005】例えば、時間t102から時間t103の
間ではR相が最大電位になり、S相が最小電位になる。
このため、トランジスタTr1,Tr4がオンになり、
他のトランジスタはオフになる。同様に、時間t103
から時間t104の間ではR相が最大電位になり、T相
が最小電位になる。このため、トランジスタTr1,T
r6がオンになり、他のトランジスタはオフになる。
【0006】ここで、時間t103では最小電圧がS相
からT相に変わるので、トランジスタTr4がオフにな
るとともに、時間t103から微小時間△tだけ遅れて
トランジスタTr6がオンになる。このようなトランジ
スタの切り換えが時間t101,t102,・・・,t
109の各時に行われる。
【0007】図11〜図13は従来の回生電流の流れを
示す図であって、図11が相切換前の回生電流の流れ
を、図12が相切換時の回生電流の流れを、図13が相
切換後の回生電流の流れをそれぞれ示す。すなわち、図
11は図10における時間t102から時間t103の
間の回生電流の流れを、図12は図10における時間t
103の回生電流の流れを、図13は図10における時
間t103から時間t104の間の回生電流の流れをそ
れぞれ示す。
【0008】まず、図11〜図13におけるコンバータ
の回路構成について説明する。トランジスタTr1とト
ランジスタTr2とは、直列に接続されている。すなわ
ち、トランジスタTr1のエミッタ端子とトランジスタ
Tr2のコレクタ端子が接続されており、この接続点は
インダクタンスを介して電源11のR相に接続されてい
る。同様に、トランジスタTr3のエミッタ端子とトラ
ンジスタTr4のコレクタ端子が接続されており、この
接続点はインダクタンスを介して電源11のS相に接続
されている。トランジスタTr5のエミッタ端子とトラ
ンジスタTr6のコレクタ端子が接続されており、この
接続点はインダクタンスを介して電源11のT相に接続
されている。
【0009】また、直列に接続されたトランジスタTr
1とトランジスタTr2、トランジスタTr3とトラン
ジスタTr4及びトランジスタTr5とトランジスタT
r6は並列に接続されている。すなわち、トランジスタ
Tr1,Tr3,Tr5のコレクタ端子が互いに接続さ
れ、この接続点には回生電流制限抵抗RとダイオードD
が並列に接続されている。同様に、トランジスタTr
2,Tr4,Tr6のエミッタ端子が互いに接続され、
この接続点にはコンデンサCの一端がトランジスタTr
1とトランジスタTr2の場合と同様に並列に接続さ
れ、かつ、コンデンサCの他端は上記回生電流制限抵抗
Rの他端とダイオードDのアノード端子との接続点に接
続されている。
【0010】さらに、これらのトランジスタTr1〜T
r6にはそれぞれ並列にダイオードが接続されている。
例えば、トランジスタTr1のコレクタ端子にはダイオ
ードD1のアノード端子が接続され、トランジスタTr
1のエミッタ端子にはダイオードD1のカソード端子が
接続されている。同様に、トランジスタTr2にはダイ
オードD2が、トランジスタTr3にはダイオードD3
が、トランジスタTr4にはダイオードD4が、トラン
ジスタTr5にはダイオードD5が、トランジスタTr
6にはダイオードD6がそれぞれ並列に接続されてい
る。
【0011】次に、各時点の回生電流の流れについて説
明する。まず、図示されていないモータが減速すること
によって発生した誘導起電力による電流が上記コンデン
サCの両端に流れ込むため、コンデンサCの両端の電位
が上昇する。この際、電源11から供給される三相の電
源電圧のうち最大の電位を示す一相の電位がコンデンサ
Cの一端の電位よりも低くなり三相の電源電圧のうち最
小の電位を示す一相の電位がコンデンサCの他端の電位
よりも高くなる。したがって、供給される三相の電源電
圧とコンデンサCとの間に電位差が生ずるため、トラン
ジスタをONすることによりコンデンサCから電源11
へ流れる回生電流が生ずる。以下、上記の事象によって
生ずる回生電流を「減速時回生電流」と呼ぶ。
【0012】図11において、減速時回生電流は、相電
流IRとして回生電流制限抵抗R及びトランジスタTr
1を介して電源11に流れる。なお、この際のT相の電
位はVT である。また、減速時回生電流はT相の電位V
T よりもS相の電位VS のほうが低く、かつ、トランジ
スタTr4がオンしているので、相電流ISとしてトラ
ンジスタTr4を介してコンデンサCへ流れる。
【0013】図12において、減速時回生電流は、トラ
ンジスタTr4がオフすることにより、入力部インダク
タンスLに逆起電圧が発生しトランジスタTr1,ダイ
オードD3を介して流れる
【0014】図13において、減速時回生電流は、相電
流IRとして回生電流制限抵抗R及びトランジスタTr
1を介して電源11に流れる。また、減速時回生電流は
S相の電位VS よりもT相の電位VT のほうが低く、か
つ、トランジスタTr6がオンしているので、相電流I
SとしてトランジスタTr6を介して図示されていない
モータへ流れる。
【0015】次に、図12に示す相切換時の回生電流の
流れについて説明する。図14は、従来の相切換時の回
生電流の流れを示す図である。図において、インダクタ
ンスL1は電源のインダクタンスを示し、インダクタン
スL2はコンバータのインダクタンスを示す。また、電
位VR1,VS1,VT1は電源電圧の電位を示し、電
位VR2,VS2,VT2は電源電圧に接続される他の
機器における電位を示す。なお、図12と同一の要素に
は同一番号を付し、説明を省略する。
【0016】減速時回生電流はインダクタンスL1S
L2S の逆起電力によるフライホール電流IR,ISと
してダイオードD3を介してトランジスタTr1に流れ
る。
【0017】このため、電位VR 及び電位VS は短絡状
態となり、ほぼ同電位になるので、それぞれ電位VR1
と電位VS1との中間電位になる。その結果、電位VR
2は電位VR1と電位VR に対してインダクタンスL1
R ,L2R で分圧された電位になり電位VS2は電位V
S1と電位VS に対してインダクタンスL1S ,L2 S
で分圧された電位になるので、電位VR2及び電位VS
2の相間電圧は本来の電位より低くなるので電源波形が
歪む。
【0018】図15は従来の回生電流のタイムチャート
であって、電源電圧の変化に対応する相間電圧及び相電
流IT,IR,ISの時間的な変化を示したものであ
る。図14で示した相間電圧の歪みは、相電流IT,I
R,ISが減少するとき、すなわち時間t151,t1
52,・・・,t159の各時に現れる。また、この相
間電圧の歪みの大きさはインダクタンスL1及びインダ
クタンスL2の 比に応じて変動する。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来の電
源回生方式では、上記の回生により歪んだ電源に接続さ
れる三相のタイミングを利用した機器等に障害が生ずる
という問題点があった。また、電源に高調波が発生する
という問題点があった。
【0020】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、電源に回生する電流の歪みを抑える電源回生
方式を、提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、モータの減速時に発生する誘導起電力を
電源に回生する電源回生方式において、電源回生時に、
モータに発生する誘導起電力を直流に変換するインバー
タと、三相の電源電圧のうち最大の電位を示す一相の電
位が他の一相の電位と同電位となる前に所定のタイミン
グで回生信号を出力するタイミング調整手段と、前記回
生信号に基づいて変換された直流を交流に変換して前
記電源に回生するコンバータと、を有することを特徴と
する電源回生方式が提供される。
【0022】
【作用】インバータが電源回生時に、すなわちモータの
減速時に発生する誘導起電力を直流に変換する。また、
タイミング調整手段が三相の電源電圧のうち最大の電位
を示す一相の電位が他の一相の電位と同電位となる前に
所定のタイミングで回生信号を出力する。この回生信号
に基づき、コンバータが電源回生時に変換された直流を
交流に変換して電源に回生する。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、本発明の電源回生方式を示す原理説明
図である。本発明の電源回生方式は、コンバータ2、イ
ンバータ3及びタイミング調整手段5から構成される。
コンバータ2及びインバータ3は電源1とモータ4との
間に設置され、かつ直列に接続される。また、タイミン
グ調整手段5は電源1から三相の電源電圧を入力し、所
定のタイミングで回生信号STをコンバータ2に出力す
る。
【0024】インバータ3は電源回生時に、すなわちモ
ータ4の減速時に発生する誘導起電力を直流に変換す
る。また、タイミング調整手段5が三相の電源電圧のう
ち最大の電位を示す一相の電位が他の一相の電位と同電
位となる前に、所定のタイミングで回生信号STを出力
する。この回生信号STに基づいて、コンバータ2が電
源回生時に変換された直流を交流に変換して電源に回生
する。
【0025】図2及び図3は電源回生方式の回路例であ
って、図2はインバータとコンバータの回路例を、図3
はタイミング調整手段の回路例をそれぞれ示す。まず、
図2の回路構成について説明する。図において、電源1
1とモータ41との間には、コンバータ2とインバータ
3とが直列に接続されている。なお、電源11としては
三相の商用電源が使用され、モータ41としてはサーボ
モータが使用される。
【0026】コンバータ2の回路構成について説明す
る。トランジスタTr1とトランジスタTr2とが直列
に接続されている。すなわち、トランジスタTr1のエ
ミッタ端子とトランジスタTr2のコレクタ端子が接続
されており、この接続点はインダクタンスLを介して電
源11のR相に接続されている。同様に、トランジスタ
Tr3のエミッタ端子とトランジスタTr4のコレクタ
端子が接続されており、この接続点はインダクタンスL
を介して電源11のS相に接続されている。トランジス
タTr5のエミッタ端子とトランジスタTr6のコレク
タ端子が接続されており、この接続点はインダクタンス
Lを介して電源11のT相に接続されている。
【0027】また、直列に接続されたトランジスタTr
1とトランジスタTr2、トランジスタTr3とトラン
ジスタTr4及びトランジスタTr5とトランジスタT
r6は並列に接続されている。すなわち、トランジスタ
Tr1,Tr3,Tr5のコレクタ端子が互いに接続さ
れ、この接続点には回生電流制限抵抗Rの一端とダイオ
ードDのカソード端子が接続されている。同様に、トラ
ンジスタTr2,Tr4,Tr6のエミッタ端子が互い
に接続され、この接続点にはコンデンサCの一端がトラ
ンジスタTr1とトランジスタTr2の場合と同様に並
列に接続され、かつ、コンデンサCの他端は上記回生電
流制限抵抗Rの他端とダイオードDのアノード端子との
接続点に接続されている。ここで、コンデンサCはダイ
オードによって直流に変換された電流の脈動を抑えるた
めの平滑コンデンサである。
【0028】さらに、これらのトランジスタTr1〜T
r6にはそれぞれ並列にダイオードが接続されている。
例えば、トランジスタTr1のコレクタ端子にはダイオ
ードD1のアノード端子が接続され、トランジスタTr
1のエミッタ端子にはダイオードD1のカソード端子が
接続されている。同様に、トランジスタTr2にはダイ
オードD2が、トランジスタTr3にはダイオードD3
が、トランジスタTr4にはダイオードD4が、トラン
ジスタTr5にはダイオードD5が、トランジスタTr
6にはダイオードD6がそれぞれ並列に接続されてい
る。
【0029】次に、インバータ3の回路構成について説
明する。トランジスタTr31とトランジスタTr32
とは、直列に接続されている。すなわち、トランジスタ
Tr31のエミッタ端子とトランジスタTr32のコレ
クタ端子が接続されており、この接続点はモータ41に
接続されている。同様に、トランジスタTr33のエミ
ッタ端子とトランジスタTr34のコレクタ端子が接続
されており、この接続点はモータ41に接続されてい
る。トランジスタTr35のエミッタ端子とトランジス
タTr36のコレクタ端子が接続されており、この接続
点はモータ41に接続されている。
【0030】また、直列に接続されたトランジスタTr
31とトランジスタTr32、トランジスタTr33と
トランジスタTr34及びトランジスタTr35とトラ
ンジスタTr36は並列に接続されている。すなわち、
トランジスタTr31,Tr33,Tr35のコレクタ
端子が互いに接続され、この接続点には上記コンデンサ
Cの他端と接続されている。同様に、トランジスタTr
32,Tr34,Tr36のエミッタ端子が互いに接続
され、この接続点には上記コンデンサCの一端と接続さ
れている。
【0031】さらに、これらのトランジスタTr31〜
Tr36にはそれぞれ並列にダイオードが接続されてい
る。例えば、トランジスタTr31のコレクタ端子には
ダイオードD31のアノード端子が接続され、トランジ
スタTr31のエミッタ端子にはダイオードD31のカ
ソード端子が接続されている。同様に、トランジスタT
r32にはダイオードD32が、トランジスタTr33
にはダイオードD33が、トランジスタTr34にはダ
イオードD34が、トランジスタTr35にはダイオー
ドD35が、トランジスタTr36にはダイオードD3
6がそれぞれ並列に接続されている。なお、これらのト
ランジスタTr31〜Tr36のベース端子は後述する
タイミング制御回路に接続されている。
【0032】次に、図3の回路構成について説明する。
図3(A)は発光回路部を、図3(B)は受光回路部を
示す。図3(A)及び図3(B)において、発光ダイオ
ードD51とフォトトランジスタTr51とは、一つの
フォトカプラを構成する。すなわち、発光ダイオードD
51に順方向電流が流れると発光し、発光した光がフォ
トトランジスタTr51に受光されるとフォトトランジ
スタTr51がオンする。同様に、発光ダイオードD5
2〜D56とフォトトランジスタTr52〜Tr55も
それぞれフォトカプラを構成する。
【0033】図3(A)において、ダイオードD61に
はダイオードD62が直列に接続されている。すなわ
ち、ダイオードD61のカソード端子にはダイオードD
62のアノード端子が接続されている。また、発光ダイ
オードD51と発光ダイオードD52とは逆方向に、か
つ、並列に接続されている。すなわち、発光ダイオード
D51のアノード端子には発光ダイオードD52のカソ
ード端子が接続され、この接続点は上記ダイオードD6
1のカソード端子とダイオードD62のアノード端子と
の接続点に接続されている。
【0034】同様に、ダイオードD63にはダイオード
D64が直列に接続され、ダイオードD65にはダイオ
ードD66が直列に接続されている。また、発光ダイオ
ードD53と発光ダイオードD54とは逆方向に並列に
接続され、発光ダイオードD55と発光ダイオードD5
6とは逆方向に並列に接続されている。そして、発光ダ
イオードD53のアノード端子と発光ダイオードD54
のカソード端子との接続点にはダイオードD63のカソ
ード端子とダイオードD64のアノード端子との接続点
に接続され、発光ダイオードD54のアノード端子と発
光ダイオードD55のカソード端子との接続点にはダイ
オードD64のカソード端子とダイオードD65のアノ
ード端子との接続点に接続されている。
【0035】さらに、ダイオードD61,D63,D6
5のアノード端子は負荷抵抗Rxの一端に接続され、ダ
イオードD62,D64,D65のカソード端子は負荷
抵抗Rxの他端に接続されている。
【0036】図3(B)において、フォトトランジスタ
Tr51〜Tr56のコレクタ端子は、いずれも定電圧
源VCCに接続されるとともに、タイミング制御回路51
に接続されている。このタイミング制御回路51は後述
する回生電流を監視して回生信号STを出力する回路で
タイミング制御回路51から出力される回生信号STは
端子T1,T2,T3,T,T,Tを介して図2
のそれぞれのトランジスタのベース端子に接続されてい
る。
【0037】したがって、例えば図3(A)の発光ダイ
オードD51に順方向電流が流れて発光したとき、フォ
トトランジスタTr51がオンになる。このため、フォ
トトランジスタTr51のコレクタ端子がほぼ0〔V〕
になり、この電位が信号としてタイミング制御回路51
に通知される。こうして、タイミング制御回路51は電
源11から供給される電源電圧のタイミングを判別して
後述する所定のタイミングで回生信号STを出力する。
【0038】次に、本発明の電源回生方式の動作につい
て説明する。図4は、トランジスタのオンオフを示すタ
イムチャートであって、電源電圧の変化に対応するトラ
ンジスタTr1〜Tr6の時間的な変化を示したもので
ある。
【0039】図において、トランジスタTr1,Tr
3,Tr5は三相(R相,S相,T相)の電源電圧のう
ち、最大の電位を示す相をオンにするトランジスタであ
り、逆にトランジスタTr2,Tr4,Tr6は三相の
電源電圧のうち、最小の電位を示す相をオンにするトラ
ンジスタである。
【0040】すなわち、トランジスタTr1はR相の電
位が最大の場合にオン、他の場合ではオフする。同様
に、トランジスタTr3,Tr5はそれぞれS相及びT
相の電位が最大の場合にオン、他の場合ではオフす
る。また、トランジスタTr2はR相の電位が最小の場
合にオン、他の場合ではオフする。同様に、トランジ
スタTr4,Tr6はそれぞれS相及びT相の電位が最
小の場合にオンになり、他の場合ではオフになる。
【0041】例えば、時間t44から時間t46の間で
はR相が最大電位になり、S相が最小電位になる。この
ため、トランジスタTr1,Tr4がオン、他のトラ
ンジスタはオフする。同様に、時間t46から時間t4
8の間ではR相が最大電位になり、T相が最小電位にな
る。このため、トランジスタTr1,Tr6がオン
他のトランジスタはオフする
【0042】ここで、時間t46では最小電圧がS相か
らT相に変わるので、時間t45にトランジスタTr6
がオン、時間t46にトランジスタTr6がオフ
。同様に、時間t48では最大電位がR相からS相に
変わるので、時間t47にトランジスタTr3がオン
、時間t48にトランジスタTr1がオフする。この
ようなトランジスタのオン・オフが時間t41,t4
2,・・・,t58の各時に行われる。
【0043】なお、時間t41から時間t42の間隔、
時間t43から時間t44の間隔、・・・、時間t57
から時間t58の間隔はいずれも同一の時間間隔であっ
て、電源のインダクタンス及びインダクタンスLに応じ
て変動する。
【0044】図5〜図7は回生電流の流れを示す図であ
って、電源及びコンバータにおける回生電流の流れを示
す。図5は相切換前の回生電流の流れを、図6は相切換
時の回生電流の流れを、図7は相切換後の回生電流の流
れをそれぞれ示す。すなわち、図5は図4における時間
t44から時間t45の間の回生電流の流れを、図6は
図4における時間t45から時間t46の間の回生電流
の流れを、図7は図4における時間t46から時間t4
7の間の回生電流の流れをそれぞれ示す。
【0045】次に、各時点の回生電流の流れについて説
明する。まず、図示されていないモータが減速すること
によって発生した誘導起電力による電流が上記コンデン
サCの両端に流れ込むため、コンデンサCの両端の電位
が上昇する。この際、電源11から供給される三相の電
源電圧のうち最大の電位を示す一相の電位がコンデンサ
Cの一端の電位よりも低くなり、三相の電源電圧のうち
最小の電位を示す一相の電位がコンデンサCの他端の電
位よりも高くなる。したがって、供給される三相の電源
電圧とコンデンサCとの間に電位差が生ずるため、コン
デンサCから電源11へ流れる回生電流が生ずる。以
下、上記の事象によって生ずる回生電流を「減速時回生
電流」と呼ぶ。
【0046】図5において、減速時回生電流は、相電流
IRとして回生電流制限抵抗R及びトランジスタTr1
を介して電源11に流れる。なお、この際のT相の電位
はV T である。また、減速時回生電流はT相の電位VT
よりもSの電位VS のほうが、低く、かつ、トランジス
タTr4がオンしているので、相電流ISとしてトラン
ジスタTr4を介してコンデンサCへ流れる。
【0047】図6において、減速時回生電流は、トラン
ジスタTr4がオフすることにより、入力部インダクタ
ンスLに逆起電圧が発生し、トランジスタTr1,ダイ
オードD3を介して流れる。
【0048】図7において、減速時回生電流は、相電流
IRとして回生電流制限抵抗R及びトランジスタTr1
を介して電源11に流れる。また、減速時回生電流はS
相の電位VS よりもT相の電位VT のほうが低く、か
つ、トランジスタTr6がオンしているので、相電流I
SとしてトランジスタTr6を介して図示されていない
モータへ流れる。
【0049】図8は、相切換時の回生電流の流れを示す
図である。図において、インダクタンスL1は電源のイ
ンダクタンスを示し、インダクタンスL2はコンバータ
2のインダクタンスを示す。また、電位VR1,VS
1,VT1は電源電圧の電位を示し、電位VR2,VS
2,VT2は電源電圧に接続される他の機器における電
位を示す。なお、図6と同一の要素には同一番号を付
し、説明を省略する。
【0050】減速時回生電流は、相電流IRとして回生
電流制限抵抗R及びトランジスタTr1を介して電源1
1に流れる。また、減速時回生電流は相電流ISとして
トランジスタTr4を介して図示されていないモータに
流れ、相電流ITとしてトランジスタTr6を介して図
示されていないモータに流れる。すなわち、インダクタ
ンスL1S ,L2S には電流方向に対して逆電圧がかか
るので、相電流ISは減少する。したがって、相電流I
Sが零になるときに、トランジスタTr4をオフするよ
うにタイミング調整手段5から回生信号STを出力すれ
ば、フライホイール電流は流れることはなく、電源に
生する電圧の歪みを抑えることができる。
【0051】図9は、回生電流のタイムチャートであっ
て、電源電圧の変化に対応する相間電圧及び相電流I
T,IR,ISの時間的な変化を示したものである。タ
イミング調整手段5から出力する回生信号STのタイミ
ングは次のようになる。すなわち、三相の電源電圧のう
ち最大の電位を示す一相の電位が他の一相の電位と同電
位となるときに、上記最大の電位を示した一相の相電流
が零となるように回生信号STを出力する。
【0052】具体的には、例えば時間t91から時間t
93の間において、三相のうちR相の電圧が最大値を示
す。そして、時間t93ではR相とS相の電位が同一電
位になる。したがって、最大の電位を示した相と同相の
電流である相電流IRが、時間t93で0〔A〕になる
ように回生信号STを出力すればよい。
【0053】また、モータ41にサーボモータを使用し
たが、スピンドルモータ等の他の三相交流モータを使用
することもできる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、インバ
ータが電源回生時に、すなわちモータ減速時に発生する
誘導起電力を直流に変換し、タイミング調整手段が所定
のタイミングで回生信号を出力し、コンバータが変換さ
れた直流をフライホイール電流を流さずに交流に変換し
て電源に回生するように構成したので、電源に回生する
電圧の歪みを抑えることができる。このため、電源に高
調波が発生することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電源回生方式を示す原理説明図であ
る。
【図2】電源回生方式の回路例である。
【図3】電源回生方式の回路例であり、(A)は発光回
路部を、(B)は受光回路部をそれぞれ示す。
【図4】トランジスタのオンオフを示すタイムチャート
である。
【図5】回生電流の流れを示す図である。
【図6】回生電流の流れを示す図である。
【図7】回生電流の流れを示す図である。
【図8】相切換時の回生電流の流れを示す図である。
【図9】回生電流のタイムチャートである。
【図10】従来のトランジスタのコンバータのオンオフ
を示すタイムチャートである。
【図11】従来の回生電流の流れを示す図である。
【図12】従来の回生電流の流れを示す図である。
【図13】従来の回生電流の流れを示す図である。
【図14】従来の相切換時の回生電流の流れを示す図で
ある。
【図15】従来の回生電流のタイムチャートである。
【符号の説明】 1 電源 2 コンバータ 3 インバータ 4 モータ 5 タイミング調整手段
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの減速時に発生する誘導起電力を
    電源に回生する電源回生方式において、 電源回生時に、モータに発生する誘導起電力を直流に変
    換するインバータと、 三相の電源電圧のうち最大の電位を示す一相の電位が他
    の一相の電位と同電位となる前に所定のタイミングで回
    生信号を出力するタイミング調整手段と、 電源回生時に、前記回生信号に基づいて変換された直流
    を交流に変換して前記電源に回生するコンバータと、 を有することを特徴とする電源回生方式。
  2. 【請求項2】 前記タイミング調整手段は、三相の電源
    電圧のうち最大の電位を示す一相の電位が他の一相の電
    位と同電位となるときに、前記一相の相電流が零となる
    ように調整して、前記回生信号を出力するように構成し
    たことを特徴とする請求項1記載の電源回生方式。
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