JPH0662284U - 管継手 - Google Patents

管継手

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JPH0662284U
JPH0662284U JP324993U JP324993U JPH0662284U JP H0662284 U JPH0662284 U JP H0662284U JP 324993 U JP324993 U JP 324993U JP 324993 U JP324993 U JP 324993U JP H0662284 U JPH0662284 U JP H0662284U
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pipe
ring
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rubber ring
push
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秀貴 梶原
圭司 松本
聡 越智
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 押し輪14の内面にリング収納部34を形成
し、リング収納部34に離脱防止リング36を収納す
る。施工後、管路が伸長すると、パイプ16が受口18
内へさらに挿入される。一方、管路が収縮すると、パイ
プ16が受口18から引き出される。離脱防止リング3
6がリング収納部34のテーパ面32に当接した状態か
らさらにパイプ16を引き出そうとすると、テーパ面3
2によって離脱防止リング36が縮径され、離脱防止リ
ング36の内周部がパイプ16の外面に食い込む。した
がって、パイプ16はそれ以上引き出されない。 【効果】 離脱防止具を別途設ける必要がないので、施
工性を向上でき、しかもコストを低減できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は管継手に関し、特にたとえばパイプの離脱を防止する機能および管 路の伸縮を吸収する機能を有する管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来の管継手1は、図7に示すように、パイプ2を受容する受口3を 有する本体4、本体4に装着されたゴム輪5を押す押し輪6およびパイプ2の外 面に固着される2つ割りリング状の離脱防止具7を含み、本体4と押し輪6とが ボルト・ナット8を用いて接続され、押し輪6と離脱防止具7とがボルト・ナッ ト9を用いて接続されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の管継手1では、押し輪6と離脱防止具7とを互いに独立して形成し、両 者をボルト・ナット9で接続するようにしていたので、工程数が多く、施工性が 悪いという問題点があった。 また、部品点数が多いためコスト高であるという問題点もあった。
【0004】 それゆえに、この考案の主たる目的は、施工性を向上でき、しかもコストを低 減できる、管継手を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の考案は、パイプを受容する受口を有する本体、受口の開口端部内面に設 けられるゴム輪装着部、ゴム輪装着部に装着されるゴム輪、およびゴム輪を受口 の奥方向へ押す押し輪を備える管継手において、押し輪の内面に設けられるかつ パイプの引き出し方向へ向かって縮径するテーパ面を有するリング収納部、およ びリング収納部に軸方向へ移動可能に収納される離脱防止リングをさらに備える ことを特徴とする、管継手である。
【0006】 第2の考案は、パイプを受容する受口を有する本体、受口の開口端部内面に設 けられるゴム輪装着部、ゴム輪装着部に装着されるゴム輪、およびゴム輪を受口 の奥方向へ押す押し輪を備える管継手において、押し輪の内面に設けられるハウ ジング収納部、ハウジング収納部の内面との間に所定の空隙を有してハウジング 収納部に軸方向へ移動可能に収納されるハウジング、ハウジングの内面に設けら れるかつパイプの引き出し方向へ向かって縮径するテーパ面を有するリング収納 部、およびリング収納部に収納される離脱防止リングをさらに備えることを特徴 とする、管継手である。
【0007】
【作用】
第1の考案において、管路が加熱される等によって伸長すると、パイプがさら に受口奥部に挿入される。管路が冷却される等によって収縮すると、受口からパ イプが引き出される。パイプの引き出し時には、パイプの移動に伴って離脱防止 リングがリング収納部内を軸方向に移動する。離脱防止リングがリング収納部に 形成されたテーパ面に当接した状態からさらにパイプを引き出そうとすると、離 脱防止リングがテーパ面によって縮径され、その内周部がパイプの外面に食い込 む。したがって、パイプはそれ以上引き出されない。
【0008】 第2の考案では、離脱防止リングがハウジングに形成されたリング収納部に収 納されるので、パイプの引き出し時には、パイプの移動に伴って離脱防止リング およびハウジングがハウジング収納部内を軸方向に移動する。ハウジングがハウ ジング収納部の内側面に当接した状態からさらにパイプを引き出そうとすると、 離脱防止リングがハウジングのリング収納部に形成されたテーパ面によって縮径 され、その内周部がパイプの外面に食い込む。したがって、パイプはそれ以上引 き出されない。また、ハウジング収納部の内面とハウジングの外面との間には所 定の空隙が設けられるので、パイプの外周面は実質的にゴム輪のみで支持される ことになり、したがって、十分な屈曲性を確保できる。
【0009】
【考案の効果】
この考案によれば、押し輪に離脱防止機能を持たせるようにしているので、従 来のような離脱防止具を別途設ける必要がない。したがって、施工性を向上でき 、しかもコストを低減できる。 この考案の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行 う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0010】
【実施例】
図1に示すこの実施例の管継手10は、継手本体12および押し輪14を含む 。継手本体12は、パイプ16を受容するかつ奥部に向かってテーパ状に拡径す る受口18を含み、受口18の端部内面にはゴム輪20を装着するゴム輪装着部 22が形成される。また、受口18の端部外面には、押し輪14を取り付けるた めの取付部24が形成され、取付部24には、T頭ボルト26を通す孔28が形 成される。
【0011】 押し輪14は、ゴム輪装着部22に装着されたゴム輪20を押圧するリング状 の押圧部30を含む。押圧部30の内面には、パイプ16の引き出し方向へ向か って縮径するテーパ面32を有するリング収納部34が形成され、リング収納部 34には、たとえばステンレス等の金属からなる略C形状の離脱防止リング36 が収納される。離脱防止リング36の内周部は、パイプ16の挿入時にパイプ1 6の外面との抵抗が小さく、かつ引き出し時に抵抗が大きくなるように、たとえ ば図2に示すような断面略鋸歯状に形成される。一方、押圧部30の外面には、 取付部38が形成され、取付部38には、T頭ボルト26を通す孔40が形成さ れる。
【0012】 そして、継手本体12の孔28および押し輪14の孔40にT頭ボルト26が 挿通され、ボルト26にナット42が螺合される。 パイプ16の接合時には、ナット42を緩めた状態で押し輪14にパイプ16 を通し、パイプ16の端部を受口18の所定位置まで挿入する。そして、ナット 42をねじ込んでいく。すると、押圧部30によってゴム輪20が圧縮され、パ イプ16の外面が確実にシールされる。なお、離脱防止リング36によってパイ プ16の外表面に傷が付くのを防止するために、パイプ16の挿入時には、たと えば図3に示すような拡径部材44等を用いて離脱防止リング36を拡径してお くことが望ましい。
【0013】 施工後、パイプ16を含む管路が加熱される等によって伸長すると、パイプ1 6がさらに受口18奥部に挿入され、管路の伸長分が吸収される。一方、管路が 冷却される等によって収縮すると、パイプ16が受口18から引き出され、管路 の収縮分が補われる。パイプ16の引き出し時には、パイプ16の移動に伴って 離脱防止リング36が移動される。そして、離脱防止リング36がリング収納部 34のテーパ面32に当接した状態(図4)からさらにパイプ16を引き出そう とすると、テーパ面32によって離脱防止リング36が縮径され、その断面略鋸 歯状の内周部がパイプ16の外面に食い込む。したがって、パイプ16はそれ以 上引き出されない。
【0014】 この実施例によれば、押し輪14に離脱防止機能を持たせるようにしているの で、従来のように離脱防止具を別途設ける必要がなく、施工性を向上できる。ま た、部品点数を大幅に削減できるので、コストを低減できる。 なお、上述の実施例では、パイプ16の挿入時に離脱防止リング36の移動を リング収納部34の側面で止めるようにしているが、たとえば図5に示すように 、離脱防止リング36の移動をゴム輪20で止めるようにしてもよい。また、離 脱防止リング36は、断面略三角形状に形成されてもよい(図5)。
【0015】 また、屈曲性を全く考慮しなくてよい場合には、必ずしも受口18を奥部に向 かってテーパ状に拡径して形成する必要はない。 図6を参照して、他の実施例の管継手50では、上述の実施例における押し輪 14に代えて、第1部分52aと第2部分52bとの組合せによって構成される 押し輪52が用いられる。押し輪52はハウジング収納部54を含み、ハウジン グ収納部54(第1部分52a)の内周部から軸方向へ突出して、ゴム輪20を 押圧する押圧部56が形成され、ハウジング収納部54(第2部分52b)の内 面には、パイプ16の屈曲中心Oを中心とする球面58が形成される。また、ハ ウジング収納部54(第1部分52aおよび第2部分52b)の外面には、取付 部60aおよび60bが形成され、取付部60aおよび60bには、T頭ボルト 26を通す孔62aおよび62bが形成される。
【0016】 そして、ハウジング収納部54には、その外径がハウジング収納部54の内径 よりも小さい環状のハウジング64が軸方向に移動可能に収納される。ハウジン グ64の球面58と接触する面は球面58と同じ曲率を有する球面に形成され、 ハウジング64の内面には、パイプ16の引き出し方向へ向かって縮径するテー パ面66を有するリング収納部68が形成される。リング収納部68には、離脱 防止リング36が収納される。
【0017】 そして、継手本体12の孔28,押し輪52の孔62aおよび62bにT頭ボ ルト26が挿通され、ボルト26にナット42が螺合される。 パイプ16の接合時には、ナット42を緩めた状態で押し輪52にパイプ16 を通し、パイプ16の端部を受口18の所定位置まで挿入する。そして、ナット 42をねじ込んでいく。すると、押圧部56によってゴム輪20が圧縮され、パ イプ16の外面が確実にシールされる。
【0018】 施工後、パイプ16を含む管路が加熱される等によって伸長すると、パイプ1 6がさらに受口18奥部に挿入され、管路の伸長分が吸収される。一方、管路が 冷却される等によって収縮すると、パイプ16が受口18から引き出され、管路 の収縮分が補われる。パイプ16の引き出し時には、パイプ16の移動に伴って 離脱防止リング36およびハウジング64が移動される。そして、離脱防止リン グ36がリング収納部68のテーパ面66に当接し、かつハウジング64が球面 58に当接した状態(図6)からさらにパイプ16を引き出そうとすると、離脱 防止リング36がテーパ面66によって縮径され、その断面略鋸歯状の内周部が パイプ16の外面に食い込む。したがって、パイプ16はそれ以上引き出されな い。
【0019】 この実施例によれば、ハウジング64とハウジング収納部54との接触面をパ イプ16の屈曲中心Oを中心とする球面に形成するようにしているので、パイプ 16の屈曲時にはハウジング64とハウジング収納部54とが球面に沿って互い に摺動され得る。したがって、パイプ16を最大に引き出した状態でもスムーズ な屈曲性を得ることができる。
【0020】 また、先の実施例(図1)と同様に、施工性を向上でき、しかもコストを低減 できることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す図解図である。
【図2】図1の実施例で用いられる離脱防止リングを示
す断面図である。
【図3】図1の実施例において離脱防止リングを拡径部
材で拡径した状態を示す斜視図である。
【図4】図1の実施例においてパイプを最大に引き出し
た状態を示す図解図である。
【図5】図1の実施例における押し輪および離脱防止リ
ングの変形例を示す図解図である。
【図6】この考案の他の実施例を示す図解図である。
【図7】従来技術を示す図解図である。
【符号の説明】
10,50 …管継手 12 …継手本体 14,52 …押し輪 16 …パイプ 18 …受口 20 …ゴム輪 22 …ゴム輪装着部 30,56 …押圧部 32,66 …テーパ面 34,68 …リング収納部 36 …離脱防止リング 54 …ハウジング収納部 64 …ハウジング

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パイプを受容する受口を有する本体、 前記受口の開口端部内面に設けられるゴム輪装着部、 前記ゴム輪装着部に装着されるゴム輪、および前記ゴム
    輪を前記受口の奥方向へ押す押し輪を備える管継手にお
    いて、 前記押し輪の内面に設けられるかつ前記パイプの引き出
    し方向へ向かって縮径するテーパ面を有するリング収納
    部、および前記リング収納部に軸方向へ移動可能に収納
    される離脱防止リングをさらに備えることを特徴とす
    る、管継手。
  2. 【請求項2】パイプを受容する受口を有する本体、 前記受口の開口端部内面に設けられるゴム輪装着部、 前記ゴム輪装着部に装着されるゴム輪、および前記ゴム
    輪を前記受口の奥方向へ押す押し輪を備える管継手にお
    いて、 前記押し輪の内面に設けられるハウジング収納部、 前記ハウジング収納部の内面との間に所定の空隙を有し
    て前記ハウジング収納部に軸方向へ移動可能に収納され
    るハウジング、 前記ハウジングの内面に設けられるかつ前記パイプの引
    き出し方向へ向かって縮径するテーパ面を有するリング
    収納部、および前記リング収納部に収納される離脱防止
    リングをさらに備えることを特徴とする、管継手。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005282684A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Kurimoto Ltd 耐震管継手
KR100892135B1 (ko) * 2008-12-16 2009-04-09 주식회사 세종화학 하수관 연결 고정용 커플러

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