JP2002005356A - 離脱防止金具 - Google Patents
離脱防止金具Info
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- JP2002005356A JP2002005356A JP2000192403A JP2000192403A JP2002005356A JP 2002005356 A JP2002005356 A JP 2002005356A JP 2000192403 A JP2000192403 A JP 2000192403A JP 2000192403 A JP2000192403 A JP 2000192403A JP 2002005356 A JP2002005356 A JP 2002005356A
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- socket
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Abstract
による外力が引抜き力として管接合部に作用すると、差
管16が受口管12から引き出される。差管16が所定
の長さ引き出されると、差口サドル26がアーム28に
係止され、アーム28が引抜き方向に引っ張られる。そ
して、アーム28は受口サドル24に係止されるため、
受口サドル24には、引抜き方向に変位されるような力
が作用するが、受口サドル24は受口管12のテーパ外
面18に係止される。このとき、受口サドル24からテ
ーパ外面18に対して力が作用するが、この力は、受口
サドル24のテーパ内面32に設けられた緩衝材34に
よって緩和される。したがって、受口管12のテーパ外
面18に応力集中は生じない。 【効果】 受口管が破損されたり、疲労による亀裂等が
生じたりするおそれがなく、管の耐久性を向上できる。
Description
特にたとえば水道管路等において管接合部に取り付けら
れ、水圧によるスラスト荷重や地震等の地盤変位による
外力に対して管の離脱を防止する、離脱防止金具に関す
る。
1は、受口管2に差し込まれた差管3の離脱を防止する
ためのものであり、受口サドル4,差口サドル5および
両者を連結するアーム6を含む。そして、受口サドル4
は、受口管2の外面に直接取り付けられていた。
脱が防止されるときに、受口管2のテーパ外面2aに受
口サドル4のテーパ内面4aが係止されて、受口管2に
応力集中が発生していた。
口サドル4よりも軟らかい硬質塩化ビニル等により構成
され、その上、受口管2のテーパ外面2aのテーパと受
口サドル4のテーパ内面4aのテーパとは、必ずしも一
致していなかった。詳しく説明すると、受口管2の拡径
受口2bは、公的な規格では寸法が管理されていないの
で、各製品において形状が必ずしも一致せず、その外径
の精度は高くはなかった。また、使用時にかかる水圧に
より受口管2に変形が生じることもあった。したがっ
て、テーパ外面2aのテーパは一定にならなかった。他
方、受口サドル4は、鋳造により成形され、その寸法は
高精度に管理され得ないので、テーパ内面4aのテーパ
は一定にならなかった。
って、受口管2が破損されたり、疲労による亀裂等が生
じたりするおそれがあった。
口サドルによる受口管での応力集中が生じない、離脱防
止金具を提供することである。
を有する受口管に取り付けられるかつテーパ外面に沿う
テーパ内面を有する受口サドルと、受口管に差し込まれ
る差管に取り付けられる差口サドルと、両者を連結する
アームとを備える離脱防止金具において、テーパ内面に
緩衝材を設けたことを特徴とする、離脱防止金具であ
る。
よる外力が引抜き力として管接合部に作用すると、差管
が受口管から引き出されるとともに、差管に取り付けら
れた差口サドルも引抜き方向に変位される。差管が所定
の長さ引き出されると、差口サドルがアームに係止さ
れ、アームが引抜き方向に引っ張られる。そして、アー
ムは受口サドルに係止されるため、受口サドルには、引
抜き方向に変位されるような力が作用するが、受口サド
ルは受口管のテーパ外面に係止される。このとき、受口
サドルから受口管のテーパ外面に対して力が作用する
が、この力は、受口サドルのテーパ内面に設けられた緩
衝材によって緩和される。したがって、受口管のテーパ
外面に応力集中は生じない。
生じないので、受口管が破損されたり、疲労による亀裂
等が生じたりするおそれがない。したがって、管の耐久
性を向上できる。
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
脱防止金具10は、たとえば水道管路等において、受口
管12の拡径受口14から差管16が離脱するのを防止
するためのものである。
ニル等の合成樹脂からなり、受口管12の一方端部に
は、拡径受口14が形成され、拡径受口14の基部に
は、開口側へ向かうにつれて拡径するテーパ外面18が
形成される。また、拡径受口14の開口側の端部内面に
は、ゴム輪受容部20が形成され、ゴム輪受容部20に
はゴム輪22が装着される。このゴム輪22によって、
受口管12と差管16とが摺動可能に接合される。
取り付けられる受口サドル24と、差管16の外面に取
り付けられる差口サドル26と、受口サドル24と差口
サドル26とを連結するアーム28とを含む。
に示すように、2つの半割りリング状の本体30aおよ
び30bを含む。本体30aおよび30bは、それぞれ
受口管12のテーパ外面18に沿うテーパ内面32を有
し、各テーパ内面32には、半割りリング状の緩衝材3
4が設けられる。なお、緩衝材34は、本体30aおよ
び30bの端面にはみ出すようにして設けられてもよ
い。
樹脂材料(ポリエチレン等)からなる板状部材であり、
接着や嵌合等によりテーパ内面32に装着される。緩衝
材34の厚みは、受口管12の外径の公差および受口サ
ドル24の内径の公差によるテーパ外面18とテーパ内
面32との不一致を吸収し、かつ、テーパ内面32から
テーパ外面18に作用する力を緩和するのに適切なサイ
ズに設定される。
端部には、外面側へ突出して係合部36が形成され、こ
の係合部36にアーム28の一方端部が係止される。
に示すように、2つの半割りリング状の本体38aおよ
び38bを含む。本体38aおよび38bは、それぞれ
差管16の外面に沿う内面を有し、本体38aおよび3
8bの内面には、周方向に断続的に延びる複数の突条4
0が形成される。また、本体38aおよび38bの周方
向両端部には、外面側へ突出して係合部42が形成さ
れ、係合部42には、アーム28が挿通される溝44お
よびボルト46が挿通される孔48が形成される。そし
て、ボルト46およびナット50により、本体38aお
よび38bが互いに接合されるとともに、これらが差管
16に固定される。
52を含み、本体52の一方端部には、略環状の係合部
54が形成され、他方端部には、略T状の係合部56が
形成される。
際には、差管16を差口サドル26の2つの本体38a
および38bで挟み込み、これらをボルト46およびナ
ット50で仮止めする。続いて、受口管12のテーパ外
面18に受口サドル24のテーパ内面32(緩衝材3
4)が沿うようにして、受口管12を受口サドル24の
2つの本体30aおよび30bで挟み込み、アーム28
の係合部54を受口サドル24の係合部36に係止させ
て、2つの本体30aおよび30bを組み合わせる。そ
して、アーム28の本体52を差口サドル26の溝44
に挿通し、所定の伸長代を確保できるように差口サドル
26を位置決めして、ボルト46およびナット50を本
締めする。すると、差口サドル26の内面の突条40が
差管16の外面に食い込み、差口サドル26と差管16
とが強固に固定される。
に、水圧によるスラスト荷重または地震等の地盤変位に
よる外力が引抜き力として作用すると、差管16が受口
管12の拡径受口14から引き出されるとともに、差管
16に取り付けられた差口サドル26も引抜き方向に変
位される。差管16が拡径受口14から所定の長さ引き
出されると、図5に示すように、差口サドル26の係合
部42がアーム28の係合部56に係止されて、アーム
28が引抜き方向に引っ張られる。そして、アーム28
の係合部54が受口サドル24の係合部36に係止され
ているので、受口サドル24には引抜き方向に変位され
るような力が作用するが、受口サドル24は、受口管1
2のテーパ外面18に係止される。このとき、受口サド
ル24から受口管12のテーパ外面18に対して力が作
用するが、この力は、受口サドル24のテーパ内面32
に設けられた緩衝材34によって緩和される。したがっ
て、受口管12のテーパ外面18に応力集中は生じな
い。
中が生じないので、受口管12が破損されるおそれがな
く、疲労による亀裂等が生じるおそれもない。したがっ
て、管の耐久性を向上することができる。
ーパ内面32から端面にはみ出させるようにして設けた
場合には、受口サドル24の端面の角部が接触すること
により受口管12が破損されるのを防止できる。
0を直管どうしの接合部に取り付けた場合を示している
が、たとえば直管とソケット,エルボ,チーズ等の管継
手との接合部に取り付けてもよい。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】テーパ外面を有する受口管に取り付けられ
るかつ前記テーパ外面に沿うテーパ内面を有する受口サ
ドルと、前記受口管に差し込まれる差管に取り付けられ
る差口サドルと、両者を連結するアームとを備える離脱
防止金具において、 前記テーパ内面に緩衝材を設けたことを特徴とする、離
脱防止金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000192403A JP2002005356A (ja) | 2000-06-27 | 2000-06-27 | 離脱防止金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000192403A JP2002005356A (ja) | 2000-06-27 | 2000-06-27 | 離脱防止金具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002005356A true JP2002005356A (ja) | 2002-01-09 |
Family
ID=18691538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000192403A Pending JP2002005356A (ja) | 2000-06-27 | 2000-06-27 | 離脱防止金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002005356A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100683425B1 (ko) | 2006-05-19 | 2007-02-22 | 주식회사 뉴보텍 | 충격을 흡수할 수 있는 관 이음장치 |
DE102010014964A1 (de) * | 2010-04-14 | 2011-12-08 | Rehau Ag + Co. | Vorrichtung zur axialen Fixierung einer Verbindung zwischen Rohr und einem Rohrbauteil sowie Verbindung, die eine derartige Vorrichtung umfasst, und Verwendung einer derartigen Vorrichtung |
KR101271168B1 (ko) | 2010-11-24 | 2013-06-05 | 주식회사 워터테이크 | 내진용 원터치식 배관 연결장치 |
-
2000
- 2000-06-27 JP JP2000192403A patent/JP2002005356A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100683425B1 (ko) | 2006-05-19 | 2007-02-22 | 주식회사 뉴보텍 | 충격을 흡수할 수 있는 관 이음장치 |
DE102010014964A1 (de) * | 2010-04-14 | 2011-12-08 | Rehau Ag + Co. | Vorrichtung zur axialen Fixierung einer Verbindung zwischen Rohr und einem Rohrbauteil sowie Verbindung, die eine derartige Vorrichtung umfasst, und Verwendung einer derartigen Vorrichtung |
KR101271168B1 (ko) | 2010-11-24 | 2013-06-05 | 주식회사 워터테이크 | 내진용 원터치식 배관 연결장치 |
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