JPH0662228U - クラッチのレリーズレバー制振装置 - Google Patents
クラッチのレリーズレバー制振装置Info
- Publication number
- JPH0662228U JPH0662228U JP926993U JP926993U JPH0662228U JP H0662228 U JPH0662228 U JP H0662228U JP 926993 U JP926993 U JP 926993U JP 926993 U JP926993 U JP 926993U JP H0662228 U JPH0662228 U JP H0662228U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- release lever
- release
- clutch
- damping device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コストが低廉でかつ効果の大きい、クラッチ
ペダルの振動及び騒音を低減させるためのレリーズレバ
ー制振装置の提供。 【構成】 クラッチペダル10と、該クラッチペダル1
0に一端を装着したレリーズケーブル12と、該レリー
ズケーブル12の他端にその一端を係合させたレリーズ
レバー13とを備え、クラッチペダル10の操作により
レリーズレバー13を動作させるようにしたクラッチコ
ントロール系において、レリーズレバー制振装置16
を、レリーズレバー13の一端にその一端を装着した制
振用ケーブル17と、該制振用ケーブル17の他端にそ
の一端を装着し他端を車体の一部に固着したリターンス
プリング18とより構成し、上記レリーズレバー13を
上記レリーズケーブル12による作動方向と反対方向に
作動させるように構成した。なお、上記制振用ケーブル
17は、内索と該内索を被覆する外索とよりなり、内索
の長手方向の移動は外索との摩擦により制動作用を受け
るように構成されている。
ペダルの振動及び騒音を低減させるためのレリーズレバ
ー制振装置の提供。 【構成】 クラッチペダル10と、該クラッチペダル1
0に一端を装着したレリーズケーブル12と、該レリー
ズケーブル12の他端にその一端を係合させたレリーズ
レバー13とを備え、クラッチペダル10の操作により
レリーズレバー13を動作させるようにしたクラッチコ
ントロール系において、レリーズレバー制振装置16
を、レリーズレバー13の一端にその一端を装着した制
振用ケーブル17と、該制振用ケーブル17の他端にそ
の一端を装着し他端を車体の一部に固着したリターンス
プリング18とより構成し、上記レリーズレバー13を
上記レリーズケーブル12による作動方向と反対方向に
作動させるように構成した。なお、上記制振用ケーブル
17は、内索と該内索を被覆する外索とよりなり、内索
の長手方向の移動は外索との摩擦により制動作用を受け
るように構成されている。
Description
【0001】
本考案は自動車のクラッチ操作時に発生するペダルの振動及び騒音を低減させ るための装置に関するものである。
【0002】
自動車を運転する際、変速操作に当たって、クラッチ操作過程でクラッチペダ ルに振動が伝わるとともに、グワア音と呼ばれる異音が生ずることがある。これ はエンジンのクランク振動がフライホイールを加振し、その振動がフライホイー ルと一体になっているクラッチカバーに伝わり、さらにレリーズレバーを介して トウボードやペダルボックスに伝播しこれを振動させるため、その振動がトウボ ードやペダルボックスから輻射して異音を発するのである。
【0003】 こうしたペダルの振動や騒音の発生に対し、従来いろいろな対策がとられてい る。通常とられている方法としては、 (1) クラッチレリーズ系を油圧化し、油圧回路にダンパあるいは共鳴器をいれる 方法。 (2) レリーズケーブルの外索、内索あるいはケーブル取付部にダンパを装着する 方法 (3) レリーズレバーにダイナミックダンパを取付ける方法 などの方法がある。
【0004】 例えば特開昭61−81826号公報に開示された「クラッチコントロール系 の防振装置」は上記(3) の方法の一例である。図2及び図3は該「クラッチコン トロール系の防振装置」を示す斜視図で、図中1はクラッチペダル、2はレリー ズケーブル、3はレリーズレバー、4はダイナミックダンパである。本発明にあ っては、クラッチペダル1とクラッチレリーズレバー3とを含むクラッチコント ロール系の可動部材のいずれか(図においてはクラッチレリーズレバー3)に、 ダンパウエイト4aと弾性材4bとを重層してなるダナミックダンパ4を弾性材 側において装着したものである。エンジンで発生した振動をレリーズレバー3に 装着されたダイナミックダンパ4により減衰させて、レリーズケーブル2やペダ ル1への振動の伝播を防止しようとするものである。
【0005】
ところで上記対策方法において、(1) の油圧回路にダンパを入れる方法はコス トが高くなるのが難点であり、(2) のレリーズケーブルへの制振装置の取付けは ストローク効率の低下を招くことになる。(3) の方法すなわち特開昭61−81 826号公報に開示された方法は、振動数の幅が広く制振効果は小さい。また以 上の方策の他に、レリーズケーブルを増長して制振効果を上げることも考えられ るが、ペダルと結合させる必要上引回し自由度が小さくなり、実際の効果は上が らない。このように従来の制振方法はいずれも何らかの問題点を擁していた。
【0006】 本考案は、自動車のクラッチ操作時に発生するクラッチペダルの振動及び騒音 を低減させるための従来の装置における上記問題点を解消するためになされたも ので、クラッチペダルの振動及び騒音を低減させるための、コストが低廉でかつ 効果の大きいクラッチのレリーズレバー制振装置を提供しようとするものである 。
【0007】
上記目的を達成するため、本考案は、クラッチペダルと、該クラッチペダルに 一端を装着したレリーズケーブルと、該レリーズケーブルの他端にその一端を係 合させたレリーズレバーとを備え、クラッチペダルの操作によりレリーズレバー を動作させるようにしたクラッチコントロール系において、レリーズレバー制振 装置を、レリーズレバーの一端にその一端を装着した制振用ケーブルと、該制振 用ケーブルの他端にその一端を装着し他端を車体の一部に固着したリターンスプ リングとより構成し、上記レリーズレバーを上記レリーズケーブルによる作動方 向と反対方向に作動させるようにした。 なお、上記制振用ケーブルは、内索と該内索を被覆する外索とよりなり、内索 の長手方向の移動は外索との摩擦により制動作用を受けるように構成されている 。
【0008】
上記制振用ケーブルにあっては、内索の長手方向の移動は外索により制動作用 を受けるので、制振用ケーブルはその長手方向には制振機能を備えている。そし てその制振の効果は内索と外索との間の摩擦特性すなわち内索外面と外索内面と の摩擦係数及び内索と外索との接触長さに依存し、摩擦係数及び内索と外索との 接触長さを変化させることにより制振効果を調整することができる。
【0009】 本考案に係るクラッチのレリーズレバー制振装置は、制振用ケーブルとリター ンスプリングとより構成されているので、レリーズレバーの一端は上記リターン スプリングにより常にレリーズケーブルの作動する方向と反対方向に引っ張られ ており、かつ制振用ケーブルにより制振機能を備えている。したがってフライホ イール、クラッチカバーを介してレリーズレバーに伝播したエンジンの振動は、 上記制振装置により吸収され、上記振動がレリーズケーブルを介してトウボード やクラッチペダルに伝播することはない。
【0010】
図1は本考案の一実施例を示すレリーズレバー制振装置の斜視図で、図中10 はクラッチペダル、11はトウボード、12はレリーズケーブル、13はレリー ズレバー、14はクラッチ、15はクラッチカバー、16は制振装置、17は制 振用ケーブル、18はリターンスプリング、19は車体である。
【0011】 本考案に係るレリーズレバー13の制振装置16は、その一端をレリーズレバ ー13の端部13aに装着し、他端をリターンスプリング18の一端に固着した 制振用ケーブル17と、一端を制振用ケーブル17に固着し、他端を車体の一部 19に固着したリターンスプリング18とよりなるものである。その結果制振装 置16は、リターンスプリング18を介して、レリーズレバー13の端部13a をレリーズケーブル12の作動方向と反対方向に作動させるように構成されてい る。したがってエンジンの振動がフライホイールやクラッチカバー15を介して レリーズレバー13に伝播しても,レリーズレバー13の振動は制振装置16に よって吸収され、レリーズケーブル12やトウボード11あるいはクラッチペダ ル10には伝播しない。すなわちトウボード11やクラッチペダル10が振動す ることはなく、したがってトウボード11やクラッチペダル10から騒音が発せ られることもない。
【0012】 なお上記制振装置16に使用される制振ケーブル17の代わりにワイヤケーブ ルを使用してもよい。
【0013】
本考案はクラッチのレリーズレバーの制振装置を、レリーズレバーの端部に制 振用ケーブルの一端を装着し、該ケーブルの他端をリターンスプリングを介して 車体の一部に固着し、レリーズレバーをレリーズケーブルによる作動方向と反対 方向に作動させるように構成したので、次に述べるような優れた効果を挙げるこ ととなった。
【0014】 (1) レリーズレバーの端部に制振用ケーブルとリターンスプリングとよりなる制 振装置を取付けるだけ.ですむので、比較的簡単かつ低コストでクラッチペダル の振動を防止することができる。 (2) 他の装置を変更せずレリーズ系の損失がないので、クラッチのストローク効 率が低下しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す制振装置を備えたクラ
ッチ機構の一部断面図である。
ッチ機構の一部断面図である。
【図2】従来の制振装置を備えたクラッチ機構の斜視図
である。
である。
【図3】上記従来の制振装置のダイナミックダンパの斜
視図である。
視図である。
10 クラッチペダル 11 トウボード 12 レリーズケーブル 13 レリーズレバー 14 クラッチ 15 クラッチカバー 16 制振装置 17 制振ケーブル 18 リターンスプリング 19 車体
Claims (2)
- 【請求項1】 クラッチペダルとレリーズケーブルとレ
リーズレバーとを備え、クラッチペダルの操作によりレ
リーズレバーを動作させるようにしたクラッチコントロ
ール系において、 上記レリーズレバーの制振装置が、内索と外索とよりな
り制動機能を備えた制振用ケーブルの一端部を上記レリ
ーズレバーの端部に装着するとともに他端部をリターン
スプリングを介して車体に固着してなり、上記レリーズ
レバーの端部を上記レリーズケーブルによる作動方向と
反対方向に作動させるように構成されていることを特徴
とするクラッチのレリーズレバー制振装置。 - 【請求項2】 上記レリーズレバー制振装置を構成する
制振用ケーブルの代わりにワイヤケーブルを使用したこ
とを特徴とする請求項1に記載のクラッチのレリーズレ
バー制振装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP926993U JPH0662228U (ja) | 1993-02-10 | 1993-02-10 | クラッチのレリーズレバー制振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP926993U JPH0662228U (ja) | 1993-02-10 | 1993-02-10 | クラッチのレリーズレバー制振装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0662228U true JPH0662228U (ja) | 1994-09-02 |
Family
ID=11715739
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP926993U Pending JPH0662228U (ja) | 1993-02-10 | 1993-02-10 | クラッチのレリーズレバー制振装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0662228U (ja) |
-
1993
- 1993-02-10 JP JP926993U patent/JPH0662228U/ja active Pending
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