JPH066217U - 紙製トレ− - Google Patents
紙製トレ−Info
- Publication number
- JPH066217U JPH066217U JP5103492U JP5103492U JPH066217U JP H066217 U JPH066217 U JP H066217U JP 5103492 U JP5103492 U JP 5103492U JP 5103492 U JP5103492 U JP 5103492U JP H066217 U JPH066217 U JP H066217U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- fold line
- mountain fold
- wall
- inward
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 組立てが容易で丈夫な食品包装用のトレ−を
1枚の紙で製造し、発泡樹脂製トレ−が惹起する廃棄処
理上の問題点を解消する。 【構成】 上紙1の裏面に底紙2が折り曲げ接着され、
底紙2の対向する辺からそれぞれ突出し、内側へ凸の円
弧状山折り線16で立ち上がった下外壁14と、上紙1
の対向する辺からそれぞれ突出し、内側へ凸の円弧状山
折り線8で下へ折り曲げられた上外壁6と、突設した差
込み片12を除き下へ凸の円弧状下縁を有し、外側へ凸
の円弧状山折り線10で下へ折り曲げられて内側へ斜降
して、差込み片12が底紙2の差込み口17へ挿入され
た対向する内壁9とからなる。
1枚の紙で製造し、発泡樹脂製トレ−が惹起する廃棄処
理上の問題点を解消する。 【構成】 上紙1の裏面に底紙2が折り曲げ接着され、
底紙2の対向する辺からそれぞれ突出し、内側へ凸の円
弧状山折り線16で立ち上がった下外壁14と、上紙1
の対向する辺からそれぞれ突出し、内側へ凸の円弧状山
折り線8で下へ折り曲げられた上外壁6と、突設した差
込み片12を除き下へ凸の円弧状下縁を有し、外側へ凸
の円弧状山折り線10で下へ折り曲げられて内側へ斜降
して、差込み片12が底紙2の差込み口17へ挿入され
た対向する内壁9とからなる。
Description
【0001】
この考案は、大量販売店や食料品点で使用される食品、とくにこんにゃくやと うふ包装用の紙製のトレ−に関する。
【0002】
大量に使用される食品包装用のトレ−は、従来発泡ポリエチレン、発泡ポリス チレンなどの発泡樹脂を成形して製造されていた。例えばこんにゃく包装用にも 、長方形の発泡樹脂製トレ−が用いられており、こんにゃくを合成樹脂シ−トの 袋に密封したうえ、トレ−に収容してトレ−全体をラップで包装していた。その ためトレ−は使用後再利用ができず、廃棄処理する際、焼却すると高熱、有害ガ ス、悪臭を発して焼却炉の寿命を縮めたり、環境に悪影響を与えていた。又埋め 立てる場合には、嵩張って運搬に費用がかかるうえ埋め立て地がすぐに一杯とな り、しかも埋め立て後は地盤が軟弱になる欠点があった。
【0003】
この考案が解決しようとする課題は、紙を用いて組立てが容易で丈夫なトレ− を製造することにより、発泡樹脂製トレ−の廃棄処理上の問題点を解消するとと もに、さらには紙資源として利用できるようにすることにある。
【0004】
この考案の紙製トレ−は以下の特徴を有する。 即ち、1枚の紙を裁断して組み立てられるもので、上紙の裏面に底紙が折り曲 げられて接着されており、底紙の対向する辺からそれぞれ突出し、内側へ凸の円 弧状山折り線で立ち上がった下外壁と、上紙の対向する辺からそれぞれ突出し、 内側へ凸の円弧状山折り線から下へ折り曲げられて下外壁の外側に位置する上外 壁と、中央部に突設した差込み片を除き下へ凸の円弧状下縁を有し、外側へ凸の 円弧状山折り線で下へ折り曲げられて内側へ斜降して、差込み片が底紙の差込み 口に挿入された対向する内壁とからなる。
【0005】
図6は紙製トレ−の展開図を示す。1は上紙、2は山折り線3で連結されてい る底紙で、ともに全体として長方形に形成されている。4は糊代で、山折り線5 で上紙1の一方の長片に連結されている。上紙1、底紙2、糊代4は、1枚の耐 水製、耐寒製の、又は耐水処理、耐寒処理された、やや厚手の紙が用いられてい る。
【0006】 6は一対の上外壁であって、上紙1の両頂点からそれぞれ突出する外へ凸の円 弧状の外縁7と、外縁7の両端から内へ凸の円弧状の山折り線8との間に形成さ れている。この両上外壁6の両端は、上紙1の両頂点の内側に位置している。
【0007】 9は一対の内壁であって、上外壁6の山折り線8の内側にあって外へ凸の円弧 状の山折り線10と、切込み11との間に形成される。この切込み11は、長方 形の差込み片12を形成するため内側へ突出する中央部を除いて、内側へ凸の円 弧状に形成されている。13は谷折り線である。この内壁9の両端は、上紙1の 両長片を形成する山折り線3、5に位置する。
【0008】 14は一対の下外壁であり、底紙2の両頂点からそれぞれ突出する外へ凸の円 弧状の外縁15と、外縁15の両端から内へ凸の円弧状の山折り線16との間に 形成されている。この両上外壁6の両端は、底紙2の両頂点の内側に位置してい る。上下外壁6、14は山折り線3を軸として対称である。
【0009】 17は差込み片12を差し込む差込み口である。18は切込みであって、差込 み片12を差込み口17へ挿入するとき、差込み口17を広げて挿入しやすくし てある。
【0010】 なお2点鎖線19は細い凹溝で、組立てのとき紙製トレ−を曲げやすくするた め設けられている。又全ての山折り線3、5、8、10、16と、谷折り線13 にも細い凹溝が設けられているうえ、山折り線8、10、16、及び谷折り線1 3にはミシン目が設けられ、折り曲げをより容易にしている。
【0011】 保管、輸送は、山折り線3に沿って底紙2を折り曲げ、裏面に接着剤を塗った 糊代4を山折り線5に沿って折り曲げて底紙2の下側に接着した状態で行う。
【0012】 そして使用の際は、まず一対の下外壁14を山折り線16に沿って立ち上がら せて、上外壁6と内壁9との凹レンズ状の連結部19の下に当てたのち、一対の 上外壁6を山折り線8に沿って下側へ折り曲げる。
【0013】 最後に両内壁9を山折り線10に沿って下へ折り曲げ、それぞれ差込み片12 を谷折り線13に沿って折り曲げて差込み口17へ挿入する。
【0014】 組立てた紙製トレ−を図1ないし図5に示す。 組立てた紙製トレ−は、対向する内壁9間と、内壁9の間で上紙1の表面及び 内壁9を立ち上がらせたため露出する部分の底紙2とに形成される床20とで、 食品の収容室21が形成される。そして床20と底紙2とは横手方向の断面が下 に凸の円弧状に、又両連結部19は上に凸の円弧状となる。又内壁9は内側へ斜 降している。
【0015】 この紙製トレ−の使用にあたっては、例えばこんにゃく、とうふなどは水とと もに、又水気の多い食品は耐水性の袋に密封した状態で、又水のたれるおそれの ない食品はそのまま、或いは簡易包装した状態で収容室21に収容し、トレ−全 体を食品とともにラップで包む。
【0016】 なお実施例は、こんにゃくやとうふなどを包装するために全体の平面形状を長 方形にしたが、収容する食品によっては全体の平面形状を正方形にすることも任 意である。
【0017】
床20及び下紙2が、横手方向の断面が下に凸の円弧状に、両端部の連結部1 9が横手方向の断面が下に凸の円弧状に形成されているとともに、下外壁14で 支えられており、しかも両内壁9は、内側へ斜降してその下端の差込み片12が 、下紙2の差込み口17へ挿入されて内壁9の内側への移動が阻止されている。 この結果組み立てた紙製トレ−は、大きな外圧にも容易に変形しない。
【0018】 又図5の正面図で示すように、上下外壁6、14の両端が上紙1、底紙2のそ れぞれの頂点から内側にあるため、トレ−の端部が鋭く尖らずラップを包装する ときラップが破れない。
【0019】
トレ−が紙製であるため、焼却処理にあたって発泡樹脂のように焼却炉を傷め たり有毒ガス、悪臭を発することがないうえ、回収すれば紙資源として再利用で きる。
【0020】 又上紙に下紙を接着した状態で保管、輸送できるので場所を取らず、1枚の紙 を裁断して製造できるためコストが低廉である。さらに組立てが容易であり、し かも組立て後は極めて丈夫である。
【図1】平面図である。
【図2】底面図である。
【図3】側面図である
【図4】図1のA−A線端面図である。
【図5】正面図である。
【図6】展開図である。
1 上紙 2 底紙 6 上外壁 9 内壁 12 差込み片 14 下外壁 17 差込み口 19 連結部 20 床 21 収容室
Claims (1)
- 【請求項1】 1枚の紙を裁断して組み立てられるもの
で、上紙の裏面に底紙が折り曲げられて接着されてお
り、底紙の対向する辺からそれぞれ突出し、内側へ凸の
円弧状山折り線で立ち上がった下外壁と、上紙の対向す
る辺からそれぞれ突出し、内側へ凸の円弧状山折り線か
ら下へ折り曲げられて下外壁の外側に位置する上外壁
と、中央部に突設した差込み片を除き下へ凸の円弧状下
縁を有し、外側へ凸の円弧状山折り線で下へ折り曲げら
れて内側へ斜降して、差込み片が底紙の差込み口に挿入
された対向する内壁とからなる紙製トレ−。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5103492U JPH066217U (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 紙製トレ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5103492U JPH066217U (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 紙製トレ− |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH066217U true JPH066217U (ja) | 1994-01-25 |
Family
ID=12875526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5103492U Pending JPH066217U (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 紙製トレ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH066217U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4884191U (ja) * | 1972-01-08 | 1973-10-13 |
-
1992
- 1992-06-26 JP JP5103492U patent/JPH066217U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4884191U (ja) * | 1972-01-08 | 1973-10-13 |
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