JPS6242885Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6242885Y2 JPS6242885Y2 JP1982156436U JP15643682U JPS6242885Y2 JP S6242885 Y2 JPS6242885 Y2 JP S6242885Y2 JP 1982156436 U JP1982156436 U JP 1982156436U JP 15643682 U JP15643682 U JP 15643682U JP S6242885 Y2 JPS6242885 Y2 JP S6242885Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engagement
- piece
- lid
- edge
- container body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004806 packaging method and process Methods 0.000 claims description 9
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 7
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 7
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 4
- 210000002105 tongue Anatomy 0.000 description 11
- 239000000463 material Substances 0.000 description 9
- 229920006248 expandable polystyrene Polymers 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- -1 polyethylene Polymers 0.000 description 2
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 1
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
- 229920001577 copolymer Polymers 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000006260 foam Substances 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 229920000915 polyvinyl chloride Polymers 0.000 description 1
- 239000004800 polyvinyl chloride Substances 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
この考案は包装容器に関し、容器本体に対する
蓋体の被着止定を簡単且つ確実に行なおうとする
ものである。
蓋体の被着止定を簡単且つ確実に行なおうとする
ものである。
<従来の技術>
従来より合成樹脂シートからなる容器が種々使
用されているが、容器本体に蓋体を被着止定する
ための係合機構としては、係合操作が容易で繰返
し使用に耐えること、および係合が確実で自然に
外れないことなどの性能が要求される。
用されているが、容器本体に蓋体を被着止定する
ための係合機構としては、係合操作が容易で繰返
し使用に耐えること、および係合が確実で自然に
外れないことなどの性能が要求される。
このような要求を満たすべく、
容器本体および蓋体の外周で相対する縁部に
それぞれ舌片を連成し、一方の舌片には、先端
側が低くなるよう傾斜を付けた突出部を形成
し、他方の舌片には嵌入孔を形成し、該嵌入孔
側の舌片を突出部側の舌片側へ折曲し、嵌入孔
へ突出部付の舌片を押入することにより両舌片
を係合可能に形成した包装容器(実開昭56−
14811号公報参照)、 容器本体および蓋体の外周で相対する縁部
に、本体に蓋体を被せた状態でその先端が大き
く突出する舌片と、舌片差込み用の切目を有す
る斜め持上片とをそれぞれ設け、切目へ舌片を
押入することにより本体および蓋体を係合可能
に形成した包装容器(実開昭56−56709号公報
参照)、 等が考案されており、共に本体に対する蓋体の
被せ付けと、嵌入孔または切目に対する舌片の差
込みとが簡単に行え、しかも係合した状態では、
容易に抜脱しない機構となつている。
それぞれ舌片を連成し、一方の舌片には、先端
側が低くなるよう傾斜を付けた突出部を形成
し、他方の舌片には嵌入孔を形成し、該嵌入孔
側の舌片を突出部側の舌片側へ折曲し、嵌入孔
へ突出部付の舌片を押入することにより両舌片
を係合可能に形成した包装容器(実開昭56−
14811号公報参照)、 容器本体および蓋体の外周で相対する縁部
に、本体に蓋体を被せた状態でその先端が大き
く突出する舌片と、舌片差込み用の切目を有す
る斜め持上片とをそれぞれ設け、切目へ舌片を
押入することにより本体および蓋体を係合可能
に形成した包装容器(実開昭56−56709号公報
参照)、 等が考案されており、共に本体に対する蓋体の
被せ付けと、嵌入孔または切目に対する舌片の差
込みとが簡単に行え、しかも係合した状態では、
容易に抜脱しない機構となつている。
<考案が解決しようとする問題点>
ところが、上記の包装容器,では、係合片
等の係合機構の全体が容器の縁部外端よりも外方
へ突出した構造のものとなつているので、この係
合機構が取扱いの邪魔になつたり、使用中に周囲
の物等に当つて損傷したりする恐れがあつた。ま
た、容器の成形上縁部の外方に突出する余分なシ
ート材を必要とするので、製造コスト的に高価と
なるという問題もあつた。
等の係合機構の全体が容器の縁部外端よりも外方
へ突出した構造のものとなつているので、この係
合機構が取扱いの邪魔になつたり、使用中に周囲
の物等に当つて損傷したりする恐れがあつた。ま
た、容器の成形上縁部の外方に突出する余分なシ
ート材を必要とするので、製造コスト的に高価と
なるという問題もあつた。
<考案の目的>
そこでこの考案においては、上記要望に応える
べく、シート製の容器における係合機構として、
操作が簡単で確実な係合を果せると共に、取扱い
に当つても係合機構が邪魔になつたり、損傷した
りする恐れがなく、しかも上記余分なシート材も
必要としない構造を有するものを提供するもので
ある。
べく、シート製の容器における係合機構として、
操作が簡単で確実な係合を果せると共に、取扱い
に当つても係合機構が邪魔になつたり、損傷した
りする恐れがなく、しかも上記余分なシート材も
必要としない構造を有するものを提供するもので
ある。
<問題点を解決するための手段>
上記の目的を達成するためのこの考案の包装容
器は、合成樹脂シートにて形成された容器本体お
よび蓋体からなり、両者の外周の相対向する縁部
において、容器本体および蓋体の側壁を適宜幅だ
け部分的に内方へ凹入して、当該箇所の縁部を他
部分より内側へと幅広に形成した係合用縁部とな
し、容器本体の係合用縁部には奥部側の屈曲可能
な一部を残して他部分を切込み形成した押え片を
有する切込み部を設け、蓋体の係合用縁部には、
上記容器本体の切込み幅に相当する幅に係合用縁
部の両端を切欠形成して、縁部奥方から屈曲自在
とした係合片を設け、さらに係合片の先端部に
は、上記容器本体の押え片を屈曲させながら係合
片を切込み部に嵌入した際、容器本体の縁部裏面
側に当接可能な係合突起を膨出形成してなること
を特徴としている。
器は、合成樹脂シートにて形成された容器本体お
よび蓋体からなり、両者の外周の相対向する縁部
において、容器本体および蓋体の側壁を適宜幅だ
け部分的に内方へ凹入して、当該箇所の縁部を他
部分より内側へと幅広に形成した係合用縁部とな
し、容器本体の係合用縁部には奥部側の屈曲可能
な一部を残して他部分を切込み形成した押え片を
有する切込み部を設け、蓋体の係合用縁部には、
上記容器本体の切込み幅に相当する幅に係合用縁
部の両端を切欠形成して、縁部奥方から屈曲自在
とした係合片を設け、さらに係合片の先端部に
は、上記容器本体の押え片を屈曲させながら係合
片を切込み部に嵌入した際、容器本体の縁部裏面
側に当接可能な係合突起を膨出形成してなること
を特徴としている。
<作用>
この考案は上記のごとく構成されており、容器
本体および蓋体のうち、容器本体には切込み部を
形成し、蓋体には係合片を形成しておくことによ
つて、閉蓋時には係合片を切込み部内へ嵌入する
だけで、係合片に設けた係合突起が本体側縁部の
裏面側に当接されると共に、押え片で弾力的に縁
部との間に係合片を挟圧保持できることになり、
容器本体に対する蓋体の被着止定が果される。
本体および蓋体のうち、容器本体には切込み部を
形成し、蓋体には係合片を形成しておくことによ
つて、閉蓋時には係合片を切込み部内へ嵌入する
だけで、係合片に設けた係合突起が本体側縁部の
裏面側に当接されると共に、押え片で弾力的に縁
部との間に係合片を挟圧保持できることになり、
容器本体に対する蓋体の被着止定が果される。
特に、容器本体および蓋体の縁部において、側
壁の一部を内方へ凹入して幅広の係合用縁部を形
成し、ここに切込み部および係合片を設けている
ので、切込み部および係合片は係合作用上および
強度上必要となる充分な大きさを取れると共に、
切込み部および係合片の係合機構が容器の外方へ
突出して取扱いの邪魔になつたり、使用中に周囲
の物などに当つて損傷したりする心配もなく、ま
た容器の成形上縁部の外方に突出する余分なシー
ト素材を必要としない。
壁の一部を内方へ凹入して幅広の係合用縁部を形
成し、ここに切込み部および係合片を設けている
ので、切込み部および係合片は係合作用上および
強度上必要となる充分な大きさを取れると共に、
切込み部および係合片の係合機構が容器の外方へ
突出して取扱いの邪魔になつたり、使用中に周囲
の物などに当つて損傷したりする心配もなく、ま
た容器の成形上縁部の外方に突出する余分なシー
ト素材を必要としない。
<実施例>
次いでこの考案の実施態様について図を参照し
ながら以下に例示する。
ながら以下に例示する。
10は容器本体、20は蓋体であり、何れも合
成樹脂シート例えば発泡ポリスチレンシートにて
形成されているもので、図の場合、容器本体10
と蓋体20とが外周の一辺でヒンジ部30を間に
介して一体に連成されていて、互いに開閉自在と
なつている。
成樹脂シート例えば発泡ポリスチレンシートにて
形成されているもので、図の場合、容器本体10
と蓋体20とが外周の一辺でヒンジ部30を間に
介して一体に連成されていて、互いに開閉自在と
なつている。
そして上記ヒンジ部30と対向する外周辺の縁
部の中央部分において、容器本体10および蓋体
20の側壁を適宜幅だけ部分的に内方へ凹入し
て、当該個所の縁部11,21を他部分より内側
へと幅広に形成された係合用縁部となし、後述す
る押え片等の係合機構の形成個所を広くしてい
る。
部の中央部分において、容器本体10および蓋体
20の側壁を適宜幅だけ部分的に内方へ凹入し
て、当該個所の縁部11,21を他部分より内側
へと幅広に形成された係合用縁部となし、後述す
る押え片等の係合機構の形成個所を広くしてい
る。
係合用縁部11,21のうち、容器本体10側
の係合用縁部11の中央内方において、12は略
長円形をなす押え片であり、奥部側一辺のみが周
辺の縁部と連結された状態で、残りの部分は切込
み部13にて周辺の縁部と切り離し形成されてい
る。従つて押え片12は周辺の縁部との連結辺に
おいて素材の弾性力によつて屈曲可能になつてい
る。なお上記切込み部13の幅は手前側は狭く略
線状に切断された状態であるが、左右側端部付近
は比較的幅のある状態で切込み形成されている
(第6図参照)。
の係合用縁部11の中央内方において、12は略
長円形をなす押え片であり、奥部側一辺のみが周
辺の縁部と連結された状態で、残りの部分は切込
み部13にて周辺の縁部と切り離し形成されてい
る。従つて押え片12は周辺の縁部との連結辺に
おいて素材の弾性力によつて屈曲可能になつてい
る。なお上記切込み部13の幅は手前側は狭く略
線状に切断された状態であるが、左右側端部付近
は比較的幅のある状態で切込み形成されている
(第6図参照)。
次に蓋体20側の係合用縁部21には切込み部
13より幅の狭い角板状をなす係合片22が一体
に連成されている。
13より幅の狭い角板状をなす係合片22が一体
に連成されている。
この係合片22は係合用縁部21の奥部で縁部
裏面にV字形の溝を形成してなる屈曲部23を介
して、下方へ屈曲自在に蓋体20の他部分と一体
形成されていると共に、係合片22の両側方はV
字状の切欠き24を介して縁部21の他部分と分
離形成されている。さらに25は係合突起であ
り、その高さは切込み部13の奥行よりも低く、
例えば係合片22の先端側上面を横長形状に膨出
成形することによつて突出形成されている(第5
図参照)。
裏面にV字形の溝を形成してなる屈曲部23を介
して、下方へ屈曲自在に蓋体20の他部分と一体
形成されていると共に、係合片22の両側方はV
字状の切欠き24を介して縁部21の他部分と分
離形成されている。さらに25は係合突起であ
り、その高さは切込み部13の奥行よりも低く、
例えば係合片22の先端側上面を横長形状に膨出
成形することによつて突出形成されている(第5
図参照)。
なお上記係合片22および係合突起25の形状
については、必ずしも上記図示したものに限定さ
れず、容器全体の形状や用途あるいは取扱い易さ
等を考慮して適宜変更が可能である。
については、必ずしも上記図示したものに限定さ
れず、容器全体の形状や用途あるいは取扱い易さ
等を考慮して適宜変更が可能である。
例えば係合突起25が係合片22の左右端部全
体まで形成され、係合突起25の左右側壁部分が
ないものでも実施可能である(第9図参照)。
体まで形成され、係合突起25の左右側壁部分が
ないものでも実施可能である(第9図参照)。
次に上記係合機構の作用について説明すると、
容器本体10に蓋体20を被せる際に、係合片2
2を下方へ屈曲して相手側の切込み部13に押え
片12を屈曲させながら嵌入すると、係合片22
は弾力的に上方へ復元しようとするが、傾斜状態
の係合片22は係合突起25が切込み部12の先
端側で縁部11の裏面に引掛かると共に、押え片
12も復元しようとするので、係合片22が縁部
11と押え片12とで挟圧された状態で互いに係
止され、蓋体20の容器本体10への被着止定が
果されるものである(第1図〜第3図参照)。
容器本体10に蓋体20を被せる際に、係合片2
2を下方へ屈曲して相手側の切込み部13に押え
片12を屈曲させながら嵌入すると、係合片22
は弾力的に上方へ復元しようとするが、傾斜状態
の係合片22は係合突起25が切込み部12の先
端側で縁部11の裏面に引掛かると共に、押え片
12も復元しようとするので、係合片22が縁部
11と押え片12とで挟圧された状態で互いに係
止され、蓋体20の容器本体10への被着止定が
果されるものである(第1図〜第3図参照)。
そして、蓋体20を開蓋する際には、係合片2
2を一旦垂直下方側へ屈曲させながら、蓋体20
を上方へ持ち上げると、係合片22の係合突起2
5裏面に形成される凹部に押え片12が水平状態
に復元しながら嵌入し(第8図参照)、さらに蓋
体20および係合片22を上方へ持ち上げること
によつて押え片12を上方へ弾力的に屈曲させな
がら係合片22が切込み部13の上方へ離脱して
係合解除を果すものである。
2を一旦垂直下方側へ屈曲させながら、蓋体20
を上方へ持ち上げると、係合片22の係合突起2
5裏面に形成される凹部に押え片12が水平状態
に復元しながら嵌入し(第8図参照)、さらに蓋
体20および係合片22を上方へ持ち上げること
によつて押え片12を上方へ弾力的に屈曲させな
がら係合片22が切込み部13の上方へ離脱して
係合解除を果すものである。
そして容器本体10および蓋体20を形成する
合成樹脂シートとしては、前述した発泡ポリスチ
レンのほか、ポリエチレン、ポリプロピレン・ポ
リ塩化ビニル及びこれらを主体とするコポリマー
等から製造される発泡シートが緩衝性あるいは断
熱性に優れ好適であるが、上記合成樹脂の非発泡
シートでも実施可能である。
合成樹脂シートとしては、前述した発泡ポリスチ
レンのほか、ポリエチレン、ポリプロピレン・ポ
リ塩化ビニル及びこれらを主体とするコポリマー
等から製造される発泡シートが緩衝性あるいは断
熱性に優れ好適であるが、上記合成樹脂の非発泡
シートでも実施可能である。
なお容器本体10と蓋体20とは、図示したよ
うに一片にヒンジ部30を介して一体に連成され
たもののほか、別個に形成した容器本体10と蓋
体20とを外周の一辺で熱融着させて開閉自在な
ヒンジ部となすことも可能であり、この場合には
容器本体10と蓋体20とを別素材で形成するこ
ともでき、例えば蓋体20を透明な非発泡シート
で形成し、容器本体10を発泡シートで形成する
ことも可能となる。
うに一片にヒンジ部30を介して一体に連成され
たもののほか、別個に形成した容器本体10と蓋
体20とを外周の一辺で熱融着させて開閉自在な
ヒンジ部となすことも可能であり、この場合には
容器本体10と蓋体20とを別素材で形成するこ
ともでき、例えば蓋体20を透明な非発泡シート
で形成し、容器本体10を発泡シートで形成する
ことも可能となる。
さらに上記ヒンジ部30を全く設けず、別個に
形成された容器本体10と蓋体20との外周辺の
うち相対向する二個所の辺部に各々押え片12お
よび切込み部13と係合片22とからなる係合機
構を設けておけば、容器本体10と蓋体20とを
自由に取外しあるいは被着できることになる。
形成された容器本体10と蓋体20との外周辺の
うち相対向する二個所の辺部に各々押え片12お
よび切込み部13と係合片22とからなる係合機
構を設けておけば、容器本体10と蓋体20とを
自由に取外しあるいは被着できることになる。
この包装容器は上記のごとく構成されており、
容器本体10には切込み部13と押え片12を形
成し、蓋体20には係合片22を形成しておくこ
とによつて、閉蓋時には係合片22を切込み部1
3内へ嵌入するだけで、係合片22に設けた係合
突起25が相手側縁部に係止されると共に、押え
片12で弾力的に縁部との間に係合片22を挟圧
保持できることになり、非常に簡単でしかも確実
強固な係合作用を果せ、蓋体20の容器本体10
への被着止定が迅速かつ確実に行なえる。
容器本体10には切込み部13と押え片12を形
成し、蓋体20には係合片22を形成しておくこ
とによつて、閉蓋時には係合片22を切込み部1
3内へ嵌入するだけで、係合片22に設けた係合
突起25が相手側縁部に係止されると共に、押え
片12で弾力的に縁部との間に係合片22を挟圧
保持できることになり、非常に簡単でしかも確実
強固な係合作用を果せ、蓋体20の容器本体10
への被着止定が迅速かつ確実に行なえる。
特に、容器本体10および蓋体20の縁部にお
いて、側壁の一部を内方へ凹入して幅広の係合用
縁部11,21を形成し、ここに切込み部13、
押え片12および係合片22を設けているので、
係合片22等は係合作用上および強度上必要とな
る充分な大きさを取れると共に、係合片22等の
係合機構が容器の外方へ突出して取扱いの邪魔に
なつたり、使用中に周囲の物などに当つて損傷し
たりする必配もない。
いて、側壁の一部を内方へ凹入して幅広の係合用
縁部11,21を形成し、ここに切込み部13、
押え片12および係合片22を設けているので、
係合片22等は係合作用上および強度上必要とな
る充分な大きさを取れると共に、係合片22等の
係合機構が容器の外方へ突出して取扱いの邪魔に
なつたり、使用中に周囲の物などに当つて損傷し
たりする必配もない。
そして、上記係合状態においては、外部からの
振動や収納物の重量によつて蓋20が開こうとし
ても、押え片12による弾力的な挟圧力によつ
て、自然に係合状態が解けるのを阻止できる。特
に蓋20がわずかに上方へ持ち上がつた段階で押
え片12が係合突起25の裏面の凹部に嵌入する
ので、単なる振動や自重のみによつては、それ以
上の開蓋は困難であり、持ち運び途中における思
わぬ開蓋事故や収納物の脱落等の必配を解消でき
るものである(第7図参照)。
振動や収納物の重量によつて蓋20が開こうとし
ても、押え片12による弾力的な挟圧力によつ
て、自然に係合状態が解けるのを阻止できる。特
に蓋20がわずかに上方へ持ち上がつた段階で押
え片12が係合突起25の裏面の凹部に嵌入する
ので、単なる振動や自重のみによつては、それ以
上の開蓋は困難であり、持ち運び途中における思
わぬ開蓋事故や収納物の脱落等の必配を解消でき
るものである(第7図参照)。
なお蓋20を開蓋する際には、係合片22を略
垂直下方側へ屈曲させた状態で、係合片22を切
込み部13外へ抜き出し、この際に押え片12を
弾力的に変形させながら操作すれば比較的簡単に
係合を解除でき、蓋体20の開蓋は容易である。
垂直下方側へ屈曲させた状態で、係合片22を切
込み部13外へ抜き出し、この際に押え片12を
弾力的に変形させながら操作すれば比較的簡単に
係合を解除でき、蓋体20の開蓋は容易である。
また上記係合片22あるいは切込み部13等の
形成は通常のシート成形あるいは打ち抜き加工に
て容器全体の成形と同時に容易に行なえ、製造コ
ストも安価となる。
形成は通常のシート成形あるいは打ち抜き加工に
て容器全体の成形と同時に容易に行なえ、製造コ
ストも安価となる。
さらに、容器の成形上縁部の外方に突出する余
分なシート素材を必要としないのでシート材を節
約でき、経済的にも優れている。
分なシート素材を必要としないのでシート材を節
約でき、経済的にも優れている。
<考案の効果>
以上のように、この考案の包装容器によれば、
従来の嵌合容器と違い、容器縁部外端よりも外方
へ出つ張り等が生じない形状で、且つ係合片等を
係合作用上および強度上必要となる十分な大きさ
に形成できるので、容器本体と蓋体との係合機構
として取扱いの邪魔にならず、使用中に周囲の物
などに当つて損傷したりする心配のないものが得
られ、操作が簡単で且つ確実な係合を果せ使用至
便である等の利点を発揮できる構造を有する容器
を提供でき、実用的価値の非常に高いものであ
る。また容器の成形上縁部の外方に突出する余分
なシート素材を必要としないので、経済的にも優
れている。
従来の嵌合容器と違い、容器縁部外端よりも外方
へ出つ張り等が生じない形状で、且つ係合片等を
係合作用上および強度上必要となる十分な大きさ
に形成できるので、容器本体と蓋体との係合機構
として取扱いの邪魔にならず、使用中に周囲の物
などに当つて損傷したりする心配のないものが得
られ、操作が簡単で且つ確実な係合を果せ使用至
便である等の利点を発揮できる構造を有する容器
を提供でき、実用的価値の非常に高いものであ
る。また容器の成形上縁部の外方に突出する余分
なシート素材を必要としないので、経済的にも優
れている。
図はこの考案の実施態様を例示するものであ
り、第1図は下方から見た斜視図、2図は断面
図、第3図は要部拡大図、第4図は係合機構の係
合解除時における拡大斜視図、第5図は係合片の
拡大平面図、第6図は切込み部の拡大底面図、第
7図は開蓋阻止作用を示す拡大断面図、第8図は
係合解除操作途中の拡大断面図、第9図は係合片
の変更例を示す要部斜視図である。 10……容器本体、11……係合用縁部、12
……押え片、13……切込み部、20……蓋体、
21……係合用縁部、22……係合片、23……
屈曲部、25……係合突起、30……ヒンジ部。
り、第1図は下方から見た斜視図、2図は断面
図、第3図は要部拡大図、第4図は係合機構の係
合解除時における拡大斜視図、第5図は係合片の
拡大平面図、第6図は切込み部の拡大底面図、第
7図は開蓋阻止作用を示す拡大断面図、第8図は
係合解除操作途中の拡大断面図、第9図は係合片
の変更例を示す要部斜視図である。 10……容器本体、11……係合用縁部、12
……押え片、13……切込み部、20……蓋体、
21……係合用縁部、22……係合片、23……
屈曲部、25……係合突起、30……ヒンジ部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 合成樹脂シートにて形成された容器本体およ
び蓋体からなり、両者の外周の相対向する縁部
において、容器本体および蓋体の側壁を適宜幅
だけ部分的に内方へ凹入して、当該箇所の縁部
を他部分より内側へと幅広に形成した係合用縁
部となし、容器本体の係合用縁部には奥部側の
屈曲可能な一部を残して他部分を切込み形成し
た押え片を有する切込み部を設け、蓋体の係合
用縁部には、上記容器本体の切込み幅に相当す
る幅に係合用縁部の両端を切欠形成して、縁部
奥方から屈曲自在とした係合片を設け、さらに
係合片の先端部には、上記容器本体の押え片を
屈曲させながら係合片を切込み部に嵌入した
際、容器本体の縁部裏面側に当接可能な係合突
起を膨出形成してなることを特徴とする包装容
器。 2 容器本体と蓋体とが外周の一辺に設けたヒン
ジ部を介して一体形成されている上記実用新案
登録請求の範囲第1項記載の包装容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15643682U JPS5960109U (ja) | 1982-10-15 | 1982-10-15 | 包装容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15643682U JPS5960109U (ja) | 1982-10-15 | 1982-10-15 | 包装容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5960109U JPS5960109U (ja) | 1984-04-19 |
JPS6242885Y2 true JPS6242885Y2 (ja) | 1987-11-05 |
Family
ID=30345186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15643682U Granted JPS5960109U (ja) | 1982-10-15 | 1982-10-15 | 包装容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5960109U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010208650A (ja) * | 2009-03-10 | 2010-09-24 | Fukusuke Kogyo Co Ltd | 包装用容器 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5481174A (en) * | 1977-12-12 | 1979-06-28 | Ebara Infilco Co Ltd | Removal of chlorine |
JPS5614811B2 (ja) * | 1977-07-14 | 1981-04-07 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5730888Y2 (ja) * | 1979-05-21 | 1982-07-07 | ||
JPS5826890Y2 (ja) * | 1979-07-13 | 1983-06-10 | 積水化成品工業株式会社 | 包装容器 |
-
1982
- 1982-10-15 JP JP15643682U patent/JPS5960109U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5614811B2 (ja) * | 1977-07-14 | 1981-04-07 | ||
JPS5481174A (en) * | 1977-12-12 | 1979-06-28 | Ebara Infilco Co Ltd | Removal of chlorine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5960109U (ja) | 1984-04-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4524902A (en) | Carton handle | |
JPS6242885Y2 (ja) | ||
JP3200813U (ja) | 食品包装用容器 | |
JPS6231384Y2 (ja) | ||
KR920017921A (ko) | 개선된 재밀폐성 음식물 패키지 | |
JPH074383U (ja) | 容 器 | |
JPS621089Y2 (ja) | ||
JP3009112B2 (ja) | 蓋付き包装用容器 | |
JPS629246Y2 (ja) | ||
JPH0339369Y2 (ja) | ||
JP2000238818A (ja) | 包装用容器 | |
JP2000355345A (ja) | つまみ部を有する包装用容器 | |
JPH0219368Y2 (ja) | ||
JPH0115650Y2 (ja) | ||
JPH0714190Y2 (ja) | 紙製容器 | |
JP3145057B2 (ja) | 合成樹脂シート製容器 | |
JPS5827732Y2 (ja) | 蓋ヒンジ構造 | |
JPS5937454Y2 (ja) | 包装容器 | |
JPH10119957A (ja) | 包装箱 | |
JPS5826890Y2 (ja) | 包装容器 | |
JP2605519Y2 (ja) | 包装用容器 | |
JPS591930Y2 (ja) | 包装容器 | |
JP3030946U (ja) | ヒンジ開閉ケース | |
JPS5826889Y2 (ja) | 包装容器 | |
JPS5837824Y2 (ja) | 梱包用具 |