JPS629246Y2 - - Google Patents

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JPS629246Y2
JPS629246Y2 JP1983023543U JP2354383U JPS629246Y2 JP S629246 Y2 JPS629246 Y2 JP S629246Y2 JP 1983023543 U JP1983023543 U JP 1983023543U JP 2354383 U JP2354383 U JP 2354383U JP S629246 Y2 JPS629246 Y2 JP S629246Y2
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JP
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lid
edge
container body
hole
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JP1983023543U
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JPS59129750U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は包装容器に関し、容器本体に対する
蓋体の被着止定を簡単且つ確実に行なえるものを
提供しようとしている。
従来より合成樹脂シートからなる包装容器が
種々使用されているが、容器本体に蓋体を被着止
定するための係合機構としては、係脱操作が容易
で繰返し使用に耐えること、および係合が確実で
自然に係合解除しないことなどの性能が要求され
ると共に、シート成形および打抜き等の切除工程
によつて容易に製造できることも必要となる。
ところが現状においては、蓋体の周縁三辺に及
ぶ係止片を、容器本体の周縁三辺の係止受片に被
せ込んで係合させるアンダーカツト方式の係脱面
倒な構造のものや(実公昭52−21268号公報参
照)、蓋体の係合孔へ、容器本体に有するほぼ水
平な係合片を突き出して係合させるのみの係脱に
無理がかかり易くて耐久性に劣るものであつたり
(米国特許第3902540号明細書および図面および米
国特許第3876130号明細書および図面参照)、蓋体
のアンダーカツトとなる内方への係合段部に容器
本体の水平縁部を係合させるようにした製造上非
常に面倒な係合機構を有するものがあつた(米国
特許第3568916号明細書および図面参照)。
さらには容器本体および蓋体の一方側壁に有す
る係合孔へ、他方縁部に有する係合片を水平方向
へ挿入して外部へ突き出す係合機構を有するもの
もあり(米国特許第3935962号明細書および図面
参照)、また当該米国特許第3935962号中に先行技
術として示された内容(第10図〜第13図)の
係合機構についても、容器本体および蓋体の一方
に有する断面鉤形をなす外周縁の途中を所定間隔
分くぼませ、そのくぼみ部分の側面および前面に
連通した溝孔を形成し、容器本体および蓋体の他
方に有する縁部を溝孔に対し、水平方向に入れ込
んで係合するようにしたものであり、何れもが水
平方向への押し込みにて係合を果すものであり、
蓋体を被せ込むだけでは係合し難くて非常に係脱
上無理がかかり易いばかりか、水平方向から係合
片を受け入れる係合孔の形成は容器の成形加工上
トリミング工程とは別工程を要し非常に面倒であ
り、しかも容器本体内の上方部までの内容物が多
く入つている場合には係脱作用が内容物に対して
も影響を与えて内容物の形崩れ等を生じるおそれ
もあつた。このように従来のシート製包装容器に
おける係合構造については一層の改善が要望され
ていた。
そこで、この考案においては、上記従来技術の
欠点および不便を解消してシート製包装容器にお
ける係合機構として、操作が簡単で確実な係合が
実現でき、製造上についても無理のない構造のも
のを提供しようとしており、その構成としては、
合成樹脂シートにて形成された容器本体および蓋
体からなり、両者の外周の相対向する縁部におい
て、容器本体側の縁部は全体または一部を外方へ
湾曲した玉縁状に形成されてあり、蓋体の縁部は
上記容器本体の縁部に被せ得る垂下縁状に形成さ
れてあり、さらに蓋体のうち容器本体の玉縁部と
相対向する縁部に貫通孔を形成すると共に、貫通
孔には舌片が突出形成されてあり、容器本体に蓋
体を被せたとき、容器本体の玉縁部に蓋体の貫通
孔が位置し、蓋体の舌片が容器本体の玉縁部裏に
係合可能に構成してあることを特徴とするもので
ある。
次いで、この考案の実施態様について図を参照
しながら以下に説明する。
10は容器本体、20は蓋体であり、何れも合
成樹脂シート例えば発泡ポリスチレンシートにて
形成されているもので図の場合、容器本体10と
蓋体20とが外周の一辺でヒンジ部30を間に介
して一体に連成されていて互に開閉自在となつて
いる。
11は容器本体10の縁部、21は蓋体20の
縁部であつて、蓋体20の縁部21が容器本体1
0の縁部11へ被せ得るようになつている。1
1′は容器本体10の縁部11のうち外方へ半円
状に湾曲した、いわゆる玉縁状の縁部(以下玉縁
部と称す)であつて、図では容器本体10のうち
ヒンジ部30と対峙する前部周辺の略直線部に相
当するよう形成されてあり、他部分よりやや高く
盛り上つて形成されてある。
また蓋体20における縁部21は容器本体10
の縁部11へ被せ得る垂下縁状に形成されてあり
(以下垂下縁部と称す)、この縁部の垂下長さは蓋
体20の側辺からヒンジ部30側へかけては徐々
に短かくなつている。
そして蓋体20のうち、容器本体10の玉縁部
11′と対応する側壁部に、部分的な凹入部40
を形成してあり、この凹入部40の側壁41は、
蓋体20の他の部分の側壁がテーパー状であるの
に対して、略垂直状に形成されており、下部に
は、略水平な面部42を有している。50は上記
凹入部40の下部付近から垂下縁部21へかけて
打ち抜きあるいは切除して形成された貫通孔であ
り、容器本体10の玉縁部11′よりも短かい範
囲になるよう形成されている。さらに上記貫通孔
50の形成とともに、貫通孔50内方に向いた舌
片60が突出形成されている。なお貫通孔50と
舌片60の形成は舌片60よりも貫通孔50の横
幅を長くとつた方が後述する舌片60と、容器本
体10の玉縁部11′との係脱操作がし易く好都
合である。
そして容器本体10に蓋体20を被せたとき、
容器本体10の玉縁部11′に蓋体20の貫通孔
50が位置し、蓋体20の舌片60が容器本体1
0の玉縁部11′裏に係合可能となる。
上記係合作用についてさらに詳しく説明する
と、先ず、蓋体20を容器本体10へ被せ込む
と、蓋体20の舌片60が容器本体10の玉縁部
11′を押さえ込みつつすべるようにして下方へ
案内され(第4図参照)、蓋体20を容器本体1
0へ被せ終ると、蓋体20の舌片60は玉縁部1
1′より下方へ落ち弾力的に玉縁部11′裏に係合
されることになり、このとき玉縁部11′の一部
が若干貫通孔50から外へ出張るような態様で上
記玉縁部11′と舌片60の係合が行なわれるこ
ともある。
上記この考案によると蓋体20を容器本体10
へ上方から被せ込むだけで係合作用を果せるゆ
え、従来の水平方向に係合片を押し込むようにし
た係合構造のもの(例えば米国特許第3935962号
明細書および図面)に比べはるかに係合し易いも
のとなる。
上記のごとく一旦係合されると、蓋体20を上
方へ引張つても玉縁部11′裏に舌片60が引つ
掛つているので係合は解けず、蓋体20を開蓋さ
せる際には玉縁部11′付近の側壁をやや内方へ
押し込むように指先で操作することにて、玉縁部
11′と舌片60との係合を解けばよい。
なお、貫通孔50および舌片60等の形状は、
玉縁部11′のところに貫通孔50が位置できる
形状で、玉縁部11′裏に係合できる舌片形状で
あれば図示するものに限定されるものではなく、
適宜形状変更して実施できる。
また、上記蓋体20の貫通孔50は容器本体1
0に蓋体20を被せたとき、容器本体10の玉縁
部11′上端との間に空隙Cを形成できる大きさ
に形成しておくと、内部からの湯気等の脱気作用
に好適となるほか、係脱作用上も融通性が良好と
なる。
さらに実施上、玉縁部11′は容器本体10の
他の辺部にも及ぶ全体的な長さを有するものが強
度上より好ましいが(図示せず)、舌片60より
もやや広幅となる長さ程度のもの(第8図参照)
にて実施することも可能である。
さらに図中70,80は容器本体10のコーナ
ー下部および蓋体20の一部コーナー上部に形成
してある補強リブで、外部へ膨出形成して補強効
果を高めている。90,90′は容器本体10の
底面における凹凸部である。
そして、容器本体10および蓋体20を形成す
る合成樹脂シートとしては、前述した発泡ポリス
チレンのほか、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリ塩化ビニル及びこれらを主体とするコポリマ
ー等から製造される発泡シートが緩衝性あるいは
断熱性に優れ好適であるが、上記合成樹脂の非発
泡シートでも実施可能である。
なお容器本体10と蓋体20とは、図示したよ
うに一辺にヒンジ部30を介して一体に連成する
ほか、別個に形成した容器本体10と蓋体20と
を外周の一辺で熱融着させて開閉自在なヒンジ部
とすることも可能であり、この場合には容器本体
10と蓋体20を別素材で形成することもでき、
例えば蓋体20を透明な非発泡シートで形成し、
容器本体10を発泡シートで形成することも可能
となる。
さらに、上記ヒンジ部30を全く設けず、別個
に形成された容器本体10と蓋体20の外周にお
いて相対向する二個所に各々玉縁部11′および
舌片60付の貫通孔50からなる係合機構を形成
しておけば、容器本体10と蓋体20とを自由に
取外しあるいは嵌合できることになる(図示せ
ず)。
この考案は上記のごとき構成による係脱作用に
て閉蓋および開蓋が行なわれるものであり、非常
に係脱操作が片手の指先でも行なえるほど簡単で
あつて、しかも係合は確実なものであり、自然に
係合状態が解除したりせず、適確な閉蓋状態を維
持できることになる。
さらにこの考案による包装容器の係合機構部分
は、係脱時に内容物が多く存在していても悪影響
を与えるような位置関係には構成されていない点
でも好都合なほか、開蓋後の内容物取出しや使用
上の点でも係合機構が邪魔になつたりするおそれ
はない。
また製造も、容器本体10に玉縁部11′を、
蓋体20に一部的な凹入部40、貫通孔50およ
び舌片60を形成するだけであるから、別段コス
ト高を生じるような複雑なものでない点でも従来
品に比し有利である。
そして玉縁部11′と舌片60の係合機構とし
ては、素材の弾力性と玉縁部11′の形状とを利
用して玉縁部11′の裏へと、蓋体20の貫通孔
50下端側にある舌片60をすべり込ませて係合
させるだけであるから、複雑な係合操作も全く不
要となり、蓋体20を容器本体10へ被せ得るよ
う押え付けるだけで簡単且つ確実に係合できるゆ
え、大量の包装容器を被蓋操作する上で至便且つ
能率的なものとなる。
しかも一旦係合されると、玉縁部11′の裏面
と貫通孔50の下端にある舌片60が互いに噛み
合つて係合されるので、振動や外力によつて自然
に開蓋する可能性は無く、確実な被蓋状態を維持
できると共に、開蓋時には玉縁部11′付近の側
壁を内方へ押し込むだけで簡単に係合解除でき、
取扱いが非常に簡単で至便となる。
さらに係合機構が容器本体10および蓋体20
の外方へ突出したり、別に係合片等を付設するも
のではなく可動部材もないので、損傷や折損の心
配も少なく繰返し使用に対する耐久性の点でも優
れている等、種々の長所を有する実用的価値の高
いものである。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施態様を例示するものであ
り、第1図は閉蓋時の斜視図、第2図は開蓋時の
斜視図、第3図は閉蓋時の要部拡大断面図、第4
図は係合操作中の要部拡大断面図、第5図は正面
図、第6図は側面図、第7図は平面図、第8図は
変更例の開蓋斜視図である。 10……容器本体、11′……玉縁部、20…
…蓋体、21……垂下縁部、30……ヒンジ部、
40……凹入部、50……貫通孔、60……舌
片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 合成樹脂シートにて形成された容器本体およ
    び蓋体からなり、両者の外周の相対向する縁部
    において、容器本体側の縁部は、全体又は一部
    を外方へ湾曲した玉縁状に形成されてあり、蓋
    体の縁部は上記容器本体の縁部に被せ得る垂下
    縁状に形成されてあり、さらに蓋体のうち容器
    本体の玉縁部と相対向する縁部に貫通孔を形成
    すると共に、貫通孔には舌片が突出形成されて
    あり、容器本体に蓋体を被せたとき、容器本体
    の玉縁部に蓋体の貫通孔が位置し、蓋体の舌片
    が容器本体の玉縁部裏に係合可能に構成してあ
    ることを特徴とする包装容器。 2 容器本体と蓋体とが外周の一辺に設けたヒン
    ジ部を介して一体形成されている上記実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の包装容器。 3 蓋体の貫通孔は、蓋体側壁に部分的に形成さ
    れた凹入部の下部付近から縁部にかけて形成さ
    れている上記実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の包装容器。 4 蓋体の貫通孔は、容器本体に蓋体を被せたと
    き、容器本体の玉縁部上端との間に空隙を形成
    できる大きさに形成されている上記実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の包装容器。
JP2354383U 1983-02-18 1983-02-18 包装容器 Granted JPS59129750U (ja)

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JPS59129750U JPS59129750U (ja) 1984-08-31
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JPS5836659Y2 (ja) * 1976-05-24 1983-08-18 金本 国洪 合成樹脂薄板製容器
JPS54145502U (ja) * 1978-04-01 1979-10-09
JPS586811Y2 (ja) * 1978-12-11 1983-02-05 株式会社新潟鐵工所 粉粒体運搬車のタンク
JPS5957319U (ja) * 1982-10-08 1984-04-14 岸本産業株式会社 包装用容器

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JPS59129750U (ja) 1984-08-31

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