JPH09175551A - プラスチック容器 - Google Patents

プラスチック容器

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Publication number
JPH09175551A
JPH09175551A JP7351410A JP35141095A JPH09175551A JP H09175551 A JPH09175551 A JP H09175551A JP 7351410 A JP7351410 A JP 7351410A JP 35141095 A JP35141095 A JP 35141095A JP H09175551 A JPH09175551 A JP H09175551A
Authority
JP
Japan
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lid
opening
container
container body
ceiling
Prior art date
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Pending
Application number
JP7351410A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Maruyama
統雄 丸山
Yasuro Matsue
靖郎 松江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANKO SEIKEI KK
Kureha Corp
Original Assignee
SANKO SEIKEI KK
Kureha Corp
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Publication date
Application filed by SANKO SEIKEI KK, Kureha Corp filed Critical SANKO SEIKEI KK
Priority to JP7351410A priority Critical patent/JPH09175551A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 軽くて取扱が容易で、コストも安く、過剰品
質でもなく、しかも材料選定の自由度が大きい真空成形
品を蓋体および容器本体に用いるとともに、蓋体の構造
を容器本体との関係で所定の形態に設定することによっ
て、プラスチック容器の開封後も気密性が維持可能なプ
ラスチック容器を提供する。 【解決手段】 容器本体40は、開口部49を備えて内
容物を収納するための有底筒状体部45と、その開口部
に連接され外方向に延出した一定幅の平坦部を備える回
廊状のフランジ部と、フランジ部の外周端に連接され容
器の下方に延出した傾斜帯部43とを有し、有底筒状体
部は、その側壁の内面が開口部の上端から一定の深さに
至るまで、傾斜壁を形成しており、蓋体20は、多段の
平面部分をもつ天井部と、天井部の外周端から下方に延
出した垂直壁からなるスカート部を連接した構造からな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有底筒状の容器本
体と、これに被着される蓋体とを有するプラスチック容
器に関し、特に、味噌、漬物、醗酵食品などを収納する
ために用いられる容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、味噌等の醗酵食品を所定
重量包装体につめこみ、店頭で陳列販売する場合、包装
体としては簡易な包装形態でありコストも安価なビニー
ル袋が圧倒的に多く用いられていた。しかしながら、こ
のような食品は、通常一度に全部使い切るものではな
く、内容物を少しずつ小出しにして比較的長期に亘って
使用するものである。そのため、通常のビニール袋形態
では、使い勝手が悪かったり、また、袋の取りだし口に
味噌等の付着物が残り非衛生的であるという問題があ
る。また、需要者の高級志向に伴う高級味噌の売れ行き
増加と、それに伴う容器の高級化も望まれてきている。
【0003】このような実情のもと、すでに、有底筒状
の容器本体と、これに被着される蓋体から構成される高
級感のあるプラスチック容器に味噌などを収納した製品
が市場に出まわるようになってきた。このようなプラス
チック容器、特に蓋体は、店頭における陳列販売の際
に、容器を何段も積み重ねておいても大丈夫なように、
強度の面を考慮し、肉厚の射出成形品が一般に多く使用
されている。また、衛生的観点、使用しやすさの観点か
ら、射出成形品の蓋体に、さらに開閉蓋片を取りつけた
ものも出始めている。
【0004】しかしながら、これらの射出成形品の容器
は、肉厚のため重く、一過性の消費包装材料としてはコ
ストも高く、使い捨てタイプのものとしては過剰の品質
とも言える。また、ヒンジ部を備える開閉蓋片を取りつ
けたものは、ポリプロピレンなどの特定の材料に限定さ
れ、材料選定の自由に乏しいという問題がある。
【0005】このような実情のもとに本出願に係る発明
者らはすでに、軽くて取扱が容易で、コストも安く、過
剰品質でもなく、しかも材料選定の自由度が大きい真空
成形品を蓋体に用いるとともに、蓋体の構造を容器本体
との関係で所定の形態に設定することによって、本来肉
厚の薄い成形物であり、強度的には不利である真空成形
品であっても、店頭陳列における容器の積み重ねにも耐
えられる蓋体を備えるプラスチック容器の提案、さらに
は、開閉蓋片も形成できるようになっている蓋体を備え
るプラスチック容器の提案を行っている(特願平6−3
37211号)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
提案においては、プラスチック容器を開封し、実際に内
容物の使用を開始した場合には、蓋体に十分な気密構造
が設けられておらず、特にこの点においてさらなる改良
が望まれていた。
【0007】このような実情のもとに本発明は創案され
たものであって、その目的は、軽くて取扱が容易で、コ
ストも安く、過剰品質でもなく、しかも材料選定の自由
度が大きい真空成形品を蓋体および容器本体に用いると
ともに、蓋体の構造を容器本体との関係で所定の形態に
設定することによって、プラスチック容器の開封後も気
密性が維持可能なプラスチック容器を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、開口部を備え、内容物を収納する
ための有底筒状の容器本体と、該容器本体の開口部に被
着される蓋体とを有し、かつこれらの容器本体および蓋
体が、それぞれ、熱可塑性プラスチックシートを真空ま
たは圧空成形により成形されてなるプラスチック容器で
あって、前記容器本体は、開口部を備えて内容物を収納
するための有底筒状体部と、その開口部に連接され外方
向に延出した一定幅の平坦部を備える回廊状のフランジ
部と、該フランジ部の外周端に連接され容器の下方に延
出した傾斜帯部とを有し、前記有底筒状体部は、その側
壁の内面が開口部の上端から一定の深さに至るまで、垂
直に対して1°〜3°の範囲内の一定角度で下方に向か
って広がる傾斜壁を形成しており、前記蓋体は、多段の
平面部分をもつ天井部と、該天井部の外周端から下方に
延出し天井部の下部空間を一定高さで囲む垂直壁からな
るスカート部を連接した構造からなり、前記天井部は、
その周縁部がその下部空間に前記容器本体の回廊状のフ
ランジ部を収容できるように、前記スカート部の上端に
連接される回廊状の平面部と、この平面部に連接し前記
スカート部の垂下壁と対向する開口部挿入壁を備えてお
り、この開口部挿入壁の高さは、前記容器本体の傾斜壁
の深さよりは小さく、かつ、この開口部挿入壁の高さは
開口部挿入壁の下端に連接する高さ保持平面部により規
制されており、前記スカート部は、その内側に突出した
2段の上側係止用突出部および下側係止用突出部を備
え、容器の開封前の状態として、前記容器本体の開口部
には、シート状のシール材が形成され、該シール材で開
口部が密封シールされている時には、前記容器本体の傾
斜帯部の下端部が、前記蓋体のスカート部に形成されて
いる上側係止用突出部および下側係止用突出部の間に位
置するように、蓋体が容器本体に被着する構造であり、
前記容器本体の開口部に形成されているシール材が開封
除去され、蓋体全体を、前記開口部挿入壁の高さ相当分
ほど、容器本体に押し込むことにより、容器の開口部上
端近傍で蓋体が容器本体と気密嵌合するとともに、前記
容器本体の傾斜帯部の下端部が、前記蓋体のスカート部
に形成されている上側係止用突出部の上側に位置するよ
うに被着する構造を備えてなるように構成される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0010】図1は、本発明のプラスチック容器1を構
成する容器本体40の断面図、図2は、本発明のプラス
チック容器1を構成する蓋体20の平面図、図3は、図
2のA−A断面矢視図である。図4は、容器本体40の
中に内容物を充填した後(内容物の図示は省略されてい
る)、開口部にシート状のシール材50を被せようとす
る直前の断面図である。図5は、容器本体40の中に内
容物を充填した後、開口部にシート状のシール材50を
被せ、さらにその上に蓋体20を被着させた状態を示す
断面図である。図6は、図5に示される状態からシール
材50を剥して除去した後、蓋体20をさらに押し込む
ように被着させた状態を示す断面図である。図7は、開
閉自在な開閉蓋片2を持ち上げた状態を示す断面図であ
る。
【0011】これらの図に示されるように、本発明のプ
ラスチック容器1は、内容物を収納するための有底筒状
の容器本体40と、これに被着される蓋体20を有して
いる。これらは、いずれも熱可塑性プラスチックシート
を真空または圧空成形することにより成形されてたもの
である。
【0012】容器本体40は、図1に示されるように内
容物の取り出し口となる開口部49を有するとともに、
内容物を一時的に収納するための有底筒状体部45を備
えている。
【0013】そして、この開口部49には、外方向に延
出した一定幅の平面部を備える回廊状のフランジ部41
が、開口部49と連接されて形成されており、さらに該
フランジ部41の外周端には、容器の下方に延出した傾
斜帯部43が連接されて形成されている。また、前記有
底筒状体部45は、その側壁の内面が開口部49の上端
49aから一定の深さH1に至るまで、垂直に対して1
°〜3°の範囲内の一定角度θ1で下方に向かって広が
る傾斜壁47を形成している。この傾斜壁47は後述す
るように容器の気密性を形成するための重要な壁面であ
り、θ1=1°〜3°の範囲を外れると、気密性を維持
するための嵌合が不安定になり、開封後に安定した気密
性が保てなくなるという不都合が生じる。
【0014】このような容器本体40の有底筒状体部4
5は、その断面形状に特に制限はなく略長方形、略正方
形、略半円形状等、種々の形状が採択できる。後述する
ように開閉蓋片構造を設けるということを考慮すれば、
一つの直線部分を備えた断面形状とすることが望まし
い。また、容器本体40は、前述したように真空または
圧空成形により成形される。容器本体40に用いる樹脂
については特に制限はないが、通常は、熱可塑性樹脂単
体のシートあるいはこれらの樹脂からなる積層シートが
使用される。具体的には、前者はポリアクリルニトリル
(PAN)、塩化ビニル(PVC)、ポリスチレン(P
S)、ポリプロピレン(PP)などが例示でき、後者は
ポリエチレンテレフタレートとエチレン・酢酸ビニル積
層シート、(PET/EVOH)、ポリプロピレンとエ
チレン・酢酸ビニル積層シート(PP/EVOH/P
P)などが例示出来る。特に、バリアー性にすぐれるポ
リアクリルニトリル(PAN)単体やエチレン・酢酸ビ
ニル、芳香族ナイロン(MX−NYLON)シートが積
層されたシート等が好適に用いられる。
【0015】このような容器本体40に被着される蓋体
20は、図2および図3に示されるように、多段の平面
部分をもつ天井部21と、この天井部21の外周端21
a(図3)から下方に延出し天井部の下部空間を一定高
さで囲む垂直壁からなるスカート部25を連接した構造
を備えている。
【0016】そして、天井部21は、その周縁部がその
下部空間に前記容器本体40の回廊状のフランジ部41
を収容できるようになっている。すなわち、天井部21
は、図3に示されるように前記スカート部25の上端に
連接される回廊状の平面部26と、この平面部26に連
接するとともにスカート部25の垂下壁と対向する開口
部挿入壁27を備えている。この開口部挿入壁27は、
最終的に前記容器本体40の傾斜壁47と嵌合密着し容
器の気密性を保つ機構の一部となる重要な部分である。
【0017】この開口部挿入壁27の高さH2(図3)
は、前記容器本体40の傾斜壁47の深さH1(図1)
よりは小さく設定される。挿入性および密着性を確実に
するためである。そして、この開口部挿入壁27の高さ
H2は、開口部挿入壁27の下端27aに連接する高さ
保持平面部28により規制されている。
【0018】また、蓋体20のスカート部25は、その
内側に突出した2段の上側係止用突出部23および下側
係止用突出部24を備えている。これらの2段の上側係
止用突出部23および下側係止用突出部24は、それぞ
れ、垂直断面形状が台形状の水平な短冊形状であり、ス
カート部25の周囲を略均等分割するように形成されて
いる。垂直断面形状を台形状とするのは、このものが真
空または圧空成形により蓋体として一体成形できるよう
にとの配慮からである。
【0019】本発明の容器の開封前の状態として、容器
が流通段階に置かれている形態が、図5に示される。こ
の図において、容器本体40の開口部49には、シート
状のシール材50が被着形成されており(図4参照)、
さらにこの上に蓋体20が被せられている。この時、前
記容器本体40の傾斜帯部43の下端部43a(図1参
照)が、前記蓋体20のスカート部25に形成されてい
る上側係止用突出部23および下側係止用突出部24の
間に位置するように、蓋体20が容器本体40に組み立
てられている(なお、『間に位置する』とは、下側係止
用突出部24と上側係止用突出部23とに接している状
態をも含む意味である)。この状態を部分的に拡大した
図が図9に示される。この図からも分かるように蓋体2
0が上部に移動した時に、前記容器本体40の傾斜帯部
43の下端部43aが下側係止用突出部24の係止面2
4aと係止できるようになっている。これにより流通時
等における容器本体40からの蓋体20の脱落が防止で
きる。図9の状態において、容器本体40の傾斜帯部4
3の下端部43aから下側係止用突出部24の係止面2
4aまでの距離D1は、0.5〜1.5mmに設定され
る。
【0020】次いで、図6に示されるように前記容器本
体40の開口部49に形成されているシール材50を開
封除去し(一旦、蓋体20を外して操作する)、再度、
蓋体20を被せるとともに蓋体20全体を、さらに前記
開口部挿入壁27の高さ相当分H2(図3)ほど、容器
本体40に押し込む。これにより、容器本体40の開口
部上端49aで蓋体20が容器本体と気密嵌合するとと
もに、前記容器本体40の傾斜帯部43の下端部43a
が、蓋体20のスカート部25に形成されている上側係
止用突出部23の上側に位置するようになるのである。
この状態を部分的に拡大した図が図10に示される。こ
の図から容器本体40の開口部上端49aの近傍で蓋体
20が容器本体と気密嵌合している状態が分かる。な
お、本発明でいう『気密嵌合』とは、文字通りの厳密な
意味での気密ではなく、食品等を保存しておく上で、実
用上、衛生的不快感を生じさせない気密的感触を与える
嵌合をいい、嵌合した時に開口部が気密を維持している
と認知できるレベルのものである。そして、蓋体20が
仮に上部に移動したとしても、前記容器本体40の傾斜
帯部43の下端部43aが上側係止用突出部23の係止
面23aと係止され、それ以上の移動は容易にできない
ようになっている。これにより通常の使用状態時におけ
る容器本体と蓋体の気密性は安定して維持できるように
なっている。図10の状態において、容器本体40の傾
斜帯部43の下端部43aから上側係止用突出部23の
係止面23aまでの距離D2は、0.5〜1.0mmに
設定されている。
【0021】図3および図8に示されるように前記スカ
ート部25の内側に突出した2段の上側係止用突出部2
3および下側係止用突出部24は、少なくとも蓋体20
のコーナーを形成する部分に配置されていることが好ま
しい。コーナーを形成する部分が、容器本体および、蓋
体の最大内径を持つ場所だからである。
【0022】ひきつづき、本発明の容器の蓋体20の形
態について説明する。図3に示されるように、蓋体20
の天井部21には中央平面部31が形成されており、こ
の中央平面部31は、前記開口部挿入壁27の下端から
連接されている高さ保持平面部28を一定巾とし、これ
を必須最下面として残し、この必須最下面からさらに、
開口部挿入壁27の高さH2の範囲内で底上げして台地
状部を形成することによって形成された平面である。図
3において底上げの高さがH3で示される。そして、図
2に示されるように、この中央平面部31の平面図形の
一つの辺をなす側辺をその図形の中心を通って2等分し
(図2に示される例では、符号Pで示されるラインが2
等分線である)、この2等分する線P上の中央平面部3
1周辺近傍に位置し(図2では、左方に示される位
置)、2等分する線Pと直交する方向に1〜3mmの間
隔W1で対向する一対の凹部32a,32bが形成され
ている。この一対の凹部32a,32bは、後述する開
閉蓋片を指でつまみあげるためのつまみ部32を構成す
る。このようなつまみ部32は、通常、親指と人差し指
の先端が入る程度の大きさとされ、その成形深さは、前
記底上げした高さH3に2mmを加えた高さよりは浅く
形成される。通常は、高さH3と同程度か少し深めがよ
い。
【0023】さらに、図2に示されるような平面図形の
中心に対してつまみ部32と反対側に位置する蓋体20
の天井部21の回廊状の平面部26には、この回廊状の
平面部26の巾W内に、巾方向に対して直角方向に点線
状に切り込みを入れて形成されたヒンジ部34が形成さ
れている。さらに、このヒンジ部32に続き、天井部2
0の回廊状の平面部26をおおむねその巾Wを2等分す
る線に沿って切断できるように、切断ラインQが形成さ
れている。ヒンジ部34および切断ラインQは、通常、
打つ抜き加工により同時に形成される。ヒンジ部34
は、蓋体20からの切り取りが目的ではなく、回動可能
な開閉基部を形成するためのミシン目であり、平面部2
6に図示のごとく略直線状に形成される。このヒンジ部
34は、トータルのヒンジ長さが10〜60mmに設定
され、また、ミシン目状に入れられた切り込み線の隣接
間隙として規制される連結部の長さは1〜6mmに設定
される。切断ラインQは、開閉蓋片形成のための蓋から
の切り取りが目的であり、容易に切り離しできるように
数か所の連結スポット(符号C)を残したまま打ち抜き
加工されている。この連結スポット(符号C)は、容器
本体40の開口部49がシール材50で密封されている
状態にある時に、蓋体20の天井部21に形成される開
閉蓋片を予め固定しておくための機能を備えておけば良
く、この連結スポットの切り残し長さは、好ましくは
0.2〜0.4mmの範囲とされる。連結スポットの形
成位置に特に制限はないが、好適な形成位置としては、
天井部21の中心とつまみ部32の中央を結ぶ直線(図
2における線P)に対して、25°ないし65°の傾斜
をもって交差する直線が、蓋体20の天井部21の回廊
状の平面部26の巾Wを2等分する線と交差する交点で
定まる位置に2点配置するのがよい。このようにするこ
とによって、連結スポットの切断が比較的容易に行え
る。図2に示される例では、45°の傾斜をもって交差
する直線の上に、連結スポットC,Cが形成されてい
る。
【0024】このようなヒンジ部34および切断ライン
Qの形成により、蓋体20の天井部21が、天井部21
の回廊状の平面部26の最外周領域を残して他部が開閉
自在な開閉蓋片となるようになっている。その結果、図
7に示されるような、開閉蓋片2がヒンジ部34を中心
にして回動でき、開封後の容器内の内容物の自由な取り
出しおよびその後の密封が確保できるようになってい
る。
【0025】さらに、本発明においては、図7に示され
るように、つまみ部32を形成する一対の凹部32a,
32bの中で、最外部に位置する凹部32aと、前記必
須最下面のつくる谷状溝28aを越えて対向する位置に
ある開口部挿入壁27の面部分に、前記容器本体40の
開口部を作る傾斜壁47(図1)の傾斜と同方向に傾斜
した嵌合傾斜壁(図面の大きさの関係上図示されていな
い)を形成することが好ましい。この嵌合傾斜壁37
は、図9および図10の拡大図に示されているが、イメ
ージ的には図11に示されるように、開口部挿入壁27
の面より突出した断面3角形状をなして一体成形され
る。そして、この嵌合傾斜壁37は、蓋体20を容器本
体40の開口部に挿入嵌合したときの係止部材としての
機能を果たし、この嵌合傾斜壁37の傾斜角は、垂直に
対して前記容器本体40内の傾斜壁47(図1)の傾斜
面のそれより大きく6°は越えない範囲に設定される。
係止部材としての機能を十分に果たし、開閉蓋片の実用
上必要な嵌着を維持させるとともに、容器本体の傾斜帯
部43の下端部43aと蓋体20のスカート部との空隙
を縮めるためである。なお、このような嵌合傾斜壁は、
いわゆる開閉蓋片の全面側のみならず、側面側にも設け
るようにしてもよい。
【0026】本発明における、蓋体20は、容器本体4
0と同様に真空成形法ないし圧空成形法により形成さ
れ、蓋体20の材質も前記容器本体40と同様に選定さ
れる。真空成形は、雌型または雄型のいずれか1つと、
熱と大気圧を利用して熱可塑性シートを簡易に成形する
方法であり、具体的には、硬質シートを型の上方に懸垂
した枠にクランプし、加熱軟化させ、続いてシートと型
の間を真空にしてシートを型に密着させてそのまま冷却
して立体的な形に成形する。通常、真空成形は雌型(キ
ャビティ成形)を用いる場合を指すが、本発明では雄型
を用いる場合(ドレープ成形)や移動する雄型プラグを
用いる場合(プラグアシスト成形)をも含む広い概念で
定義される。
【0027】圧空成形は、シートを雌型と熱盤の間にク
ランプし、型側から空気を吹込んでシートを熱盤に接触
させ軟化させる。次にこの空気の吹込みを止め、熱盤の
方から圧縮空気(2〜3.5Kg/cm2 )を吹込みシ
ートを雌型の成形面に押付けることを特徴とする熱成形
法である。圧縮空気の代りに液圧や機械的圧力を用いる
こともある。
【0028】ところで、本発明の容器を成形するにあた
り金型の設計が必要となる。特に、容器本体40と蓋体
20の成形用金型の特に重要な関連寸法部分は以下のよ
うに設定され、これに基づいて金型設計および容器の成
形が行われる。
【0029】すなわち、容器本体40の開口部49に被
着されていたシール材50を開封除去し、その後蓋体2
0全体を、前記開口部挿入壁27の高さH2(図3)相
当分ほどさらに、容器本体に押し込むことにより、容器
本体40の開口部49上端近傍で蓋体20と容器本体4
0とが気密嵌合するために以下の設定が行われる。つま
り、図3に示されるように蓋体20の天井部の中心を結
んで対向する位置にある蓋体20の天井部の開口部挿入
壁27,27間同士の直線距離をS(mm)、それに対
応する部位の容器本体40を成形する金型の容器内寸法
をL(mm)、容器本体に供するプラスチック原料シー
トの厚さをt(mm)としたときに下記式(I)、 S=L−0.86t (mm) … 式(I) の関係を満たすように蓋体成形用金型寸法Sが定められ
る。ちなみに、蓋体20の金型構造は、蓋体成形用金型
の外寸法と蓋体20の内側寸法とが、成形収縮を除けば
同じ値となるような金型構造である。式(I)におい
て、0.86tは、2×(1/2.33)tより計算さ
れた値であり、容器本体40の側面の厚さは、2.33
倍に延伸される(面積倍率)ことに由来している。この
事実は、本願発明者らによって実験的に見いだされたも
のである。
【0030】さらに、蓋体20の天井部の回廊状の平面
部26の巾(天井部の中心を通る直線が回廊状の平面部
26を横切る長さ)をWとした時(図2)、容器本体4
0のフランジ部を作る容器本体を形成する金型は、フラ
ンジ部の巾Fに対して下記式(II)、 W=F+0.86t+ε (mm) … 式(II) ただし、ε=0.1〜0.5(mm) の関係を満たすように蓋体成形用金型寸法Wを定め、真
空成形するようにすることが好ましい。
【0031】また、容器本体40に供するプラスチック
原料シートの厚さt(mm)、蓋体20に供するプラス
チック原料シートの厚さをt*(mm)とした時、これ
らの比(t*/t)は、0.55〜0.60の範囲内と
なるように設定することが好ましい。容器本体40に供
するプラスチック原料シートの厚さをt(mm)は、
0.5mm〜1.0mmとされる。上記(t*/t)の
値が、上記の範囲を外れると、蓋体20および容器本体
40の都合よく組み合ったスムースな変形ができず、使
用しづらいといった不都合が起きる場合が多くなる。
【0032】なお、本発明の蓋体20は、所定形状に成
形された後に、通常、ダイプレス装置等を用いて、所定
形状の打ち抜かれると同時に、ヒンジ部34および切断
ラインQの形成が行われる。
【0033】上述してきたプラスチック容器1に内容物
を収納して製品化する場合には、通常、容器本体40の
中に味噌等の内容物を収納した後、シール材50で一旦
開口部をヒートシールし(図4)、このシール材50の
上から、蓋体20を容器本体40に被着させる(図
5)。この際、容器本体40の傾斜帯部43の下端部4
3aが、前記蓋体20のスカート部25に形成されてい
る上側係止用突出部23および下側係止用突出部24の
間に位置するように、蓋体20が容器本体40に組み立
てられる。なお、シール材50としては、公知の種々の
もの、例えば紙材、樹脂材、これらを積層したもの等が
用いられる。
【0034】このような製品を実際に使用するに際して
は、まず、購入者が蓋体20を外し、シール材50を剥
して除去する。そして、蓋体20を容器本体40にはめ
込む前に、例えば、蓋体20の裏側から開閉蓋片2を形
成するための打ち抜きライン(切断ラインQ)を押し上
げて開閉蓋片2を形成し、この蓋体を、最後に容器本体
40にはめ込み、開閉蓋片付きのプラスチック容器が完
成する(図6)。この時、蓋体20全体は、開口部挿入
壁27の高さ相当分ほど、さらに容器本体40に押し込
まれ、容器本体40の開口部49上端近傍で蓋体20が
容器本体40と気密嵌合するとともに、前記容器本体4
0の傾斜帯部43の下端部43aが、前記蓋体20のス
カート部25に形成されている上側係止用突出部23の
上側に位置するように組み立てられる。そして、その後
の使用は、図7に示されるように開閉蓋片2を開け閉め
することによって、容器内の内容物が取り出し可能にな
る。取り出し後も、やはり、容器の開口部上端で蓋体
(開閉蓋片)が容器本体と気密嵌合するようになってい
る。
【0035】
【実施例】以下、具体的実施例を示し、本発明をさらに
詳細に説明する。
【0036】(容器本体の作製)厚さ0.8mmのPA
N(ポリアクリルニトリル)シートを準備し、このもの
を250℃に余熱した後に真空成形し、高さ92mm、
幅126mm、長さ126mmの図1で示される正面図
の形状をもつ容器本体を作製した。なお、余熱から成形
までの成形サイクルは14秒であった。
【0037】(蓋体の作製)厚さ0.45mmのPVC
(塩化ビニル)シートを準備し、このものを240℃に
余熱した後に真空成形し、幅約128mm、長さ約12
8mmの蓋体(図2および図3の形状)を作製した。な
お、余熱から成形までの成形サイクルは10秒であっ
た。その後、打ち抜き(トリミング)工程において、蓋
体を打ち抜くとともに、開閉蓋片を形成するための打ち
抜きライン(ヒンジ部を含む)を形成した。
【0038】このように成形された容器本体および蓋体
を複数個用い、容器本体の中に、味噌を1kg収納した
後に、シール材を開口部に被着させて、開口部をシール
し、その後に蓋体を被せ、図5および図9に示されるよ
うな流通状態にあるプラスチック容器を複数個作った。
なお、図9に示される拡大図は、実際の成形後の製品寸
法に基づいて描かれたものであり、蓋体と容器本体との
寸法比は図面にほぼ忠実に再現されている。これらの容
器を、通常の流通段階に乗せたところ、蓋体の外れ等の
不都合は、全く発生しなかった。
【0039】次いで、実際に容器の使用実験を行った。
まず、蓋体を外し、シール材を剥して除去した。そし
て、蓋体を容器本体にはめ込む前に、蓋体の裏側から開
閉蓋片を形成するための打ち抜きラインを押し上げて開
閉蓋片を形成した。この蓋体を、容器本体にはめ込み
(図6,図10)、開閉蓋片付きのプラスチック容器を
完成させた。開閉蓋片を30回ほど開けたり閉めたりし
て、内容物の取り出しを行った。30回経過後も、容器
の開口部上端で蓋体(開閉蓋片)が容器本体と気密嵌合
できる状態になっていることが確認された。また、開閉
蓋片を30回ほど開けたり閉めたりしても蓋体が外れる
ような不都合は全く起きなかった。
【0040】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成されている
ので、軽くて取扱が容易で、コストも安く、過剰品質で
もなく、しかも材料選定の自由度が大きい真空成形品を
蓋体および容器本体に用いるとともに、蓋体の構造を容
器本体との関係で所定の形態に設定することによって、
プラスチック容器の開封後も気密性が維持可能なプラス
チック容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラスチック容器を構成する容器本体
の断面図である。
【図2】本発明のプラスチック容器を構成する蓋体の平
面図である。
【図3】図2のA−A断面矢視図である。
【図4】容器本体の中に内容物を充填した後(内容物の
図示は省略されている)、開口部にシート状のシール材
を被せる直前の断面図である。
【図5】容器本体の中に内容物を充填した後、開口部に
シート状のシール材を被せ、さらにその上に蓋体を被着
させた状態を示す断面図である。
【図6】図5に示される状態からシール材を剥して除去
し後、蓋体をさらに押し込むように被着させた状態を示
す断面図である。
【図7】開閉自在な開閉蓋片を持ち上げた状態を示す断
面図である。
【図8】本発明のプラスチック容器を構成する蓋体の側
面図である。
【図9】容器本体の中に内容物を充填した後、開口部に
シート状のシール材を被せ、さらにその上に蓋体を被着
させた状態を部分的に拡大した断面図である。
【図10】図5に示される状態からシール材を剥して除
去し後、蓋体をさらに押し込むように被着させた状態を
部分的に拡大した断面図である。
【図11】嵌合傾斜壁37の突出状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1…プラスチック容器 20…蓋体 21…天井部 23…上側係止用突出部 24…下側係止用突出部 25…スカート部 26…平面部 27…開口部挿入壁 28…高さ保持平面部 31…中央平面部 32…つまみ部 37…嵌合傾斜壁 40…容器本体 41…フランジ部 43…傾斜帯部 43a…傾斜帯部の外縁 45…有底筒状体部 47…傾斜壁 49…開口部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を備え、内容物を収納するための
    有底筒状の容器本体と、該容器本体の開口部に被着され
    る蓋体とを有し、かつこれらの容器本体および蓋体が、
    それぞれ、熱可塑性プラスチックシートを真空または圧
    空成形により成形されてなるプラスチック容器であっ
    て、 前記容器本体は、開口部を備えて内容物を収納するため
    の有底筒状体部と、その開口部に連接され外方向に延出
    した一定幅の平坦部を備える回廊状のフランジ部と、該
    フランジ部の外周端に連接され容器の下方に延出した傾
    斜帯部とを有し、前記有底筒状体部は、その側壁の内面
    が開口部の上端から一定の深さに至るまで、垂直に対し
    て1°〜3°の範囲内の一定角度で下方に向かって広が
    る傾斜壁を形成しており、 前記蓋体は、多段の平面部分をもつ天井部と、該天井部
    の外周端から下方に延出し天井部の下部空間を一定高さ
    で囲む垂直壁からなるスカート部を連接した構造からな
    り、 前記天井部は、その周縁部がその下部空間に前記容器本
    体の回廊状のフランジ部を収容できるように、前記スカ
    ート部の上端に連接される回廊状の平面部と、この平面
    部に連接し前記スカート部の垂下壁と対向する開口部挿
    入壁を備えており、この開口部挿入壁の高さは、前記容
    器本体の傾斜壁の深さよりは小さく、かつ、この開口部
    挿入壁の高さは開口部挿入壁の下端に連接する高さ保持
    平面部により規制されており、 前記スカート部は、その内側に突出した2段の上側係止
    用突出部および下側係止用突出部を備え、 容器の開封前の状態として、前記容器本体の開口部に
    は、シート状のシール材が形成され、該シール材で開口
    部が密封シールされている時には、前記容器本体の傾斜
    帯部の下端部が、前記蓋体のスカート部に形成されてい
    る上側係止用突出部および下側係止用突出部の間に位置
    するように、蓋体が容器本体に被着する構造であり、 前記容器本体の開口部に形成されているシール材が開封
    除去され、蓋体全体を、前記開口部挿入壁の高さ相当分
    ほど、容器本体に押し込むことにより、容器の開口部上
    端近傍で蓋体が容器本体と気密嵌合するとともに、前記
    容器本体の傾斜帯部の下端部が、前記蓋体のスカート部
    に形成されている上側係止用突出部の上側に位置するよ
    うに被着する構造を備えてなるプラスチック容器。
  2. 【請求項2】 前記容器本体の開口部のシール材が開封
    除去され、蓋体全体を、前記開口部挿入壁の高さ相当分
    ほど、容器本体に押し込むことにより、容器の開口部上
    端近傍で蓋体と容器本体とが気密嵌合するように、蓋体
    の天井部の中心を結んで対向する位置にある蓋体天井部
    の開口部挿入壁間同士の直線距離をS(mm)、それに
    対応する部位の容器本体を成形する金型の容器内寸法を
    L(mm)、容器本体に供するプラスチック原料シート
    の厚さをt(mm)としたときに下記式(I)、 S=L−0.86t (mm) … 式(I) の関係を満たすように蓋体成形用金型寸法Hを定め、真
    空成形されてなる請求項1記載のプラスチック容器。
  3. 【請求項3】 蓋体の天井部には中央平面部が形成され
    ており、この中央平面部は、前記開口部挿入壁の下端か
    ら連接されている高さ保持平面部を一定巾とし、これを
    必須最下面として残し、この必須最下面からさらに、開
    口部挿入壁の高さの範囲内で底上げして台地状部を形成
    することによって形成された平面であり、この中央平面
    部の平面図形の一つの辺をなす側辺をその図形の中心を
    通って2等分し、この2等分する線上の中央平面部周辺
    近傍に、前記2等分する線と直交する方向に1〜3mm
    の間隔で対向する一対の凹部を形成し、この一対の凹部
    を指でつまみあげるためのつまみ部とし、 さらに、前記平面図形の中心に対してつまみ部と反対の
    位置に位置する蓋体の天井部の回廊状の平面部には、該
    回廊状の平面部の巾内に、巾方向に対して直角方向に点
    線状に切り込みを入れて形成されたヒンジ部を有し、当
    該ヒンジ部は、ヒンジ長さ10〜60mm、連結部長さ
    1〜6mmであり、しかも天井部の回廊状の平面部は、
    おおむねその巾を2等分する線に沿って切断されてお
    り、蓋体の天井部が天井部の回廊状の平面部の最外周領
    域を残して他部が開閉自在な蓋片となる請求項1または
    請求項2記載の記載のプラスチック容器。
  4. 【請求項4】 前記つまみ部を形成する一対の凹部の
    内、最外部の凹部と前記必須最下面のつくる谷状溝を越
    えて対向する位置にある開口部挿入壁の面部分に、前記
    容器本体の開口部を作る傾斜壁の傾斜と同方向に傾斜し
    た嵌合傾斜壁を形成して蓋体中央平面部を容器本体の開
    口部に挿入嵌合したときの係止部材とし、この嵌合傾斜
    壁の傾斜角が、垂直に対して、前記容器本体内の前記傾
    斜面のそれより大きく6°は越えない範囲である請求項
    1ないし請求項3のいずれかに記載のプラスチック容
    器。
  5. 【請求項5】 容器本体の開口部がシール材で密封され
    ている状態にある時に、前記蓋体は、蓋体の天井部に形
    成される開閉蓋片を予め固定しておく連結スポットを有
    し、この連結スポットの切り残し長さは、0.2〜0.
    4mmの範囲にあり、連結スポットの形成位置は、天井
    部の中心線とつまみ部の中央を結ぶ直線に25°ないし
    65°の傾斜をもって交差する直線が蓋体の天井部の回
    廊状の平面部の巾を2等分する線との交点に2点配置さ
    れてなる請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のプ
    ラスチック容器。
  6. 【請求項6】 前記スカート部の内側に突出した2段の
    上側係止用突出部および下側係止用突出部は、少なくと
    も蓋体のコーナーを形成する部分に配置されてなる請求
    項1ないし請求項5のいずれかに記載のプラスチック容
    器。
  7. 【請求項7】 前記容器本体に供するプラスチック原料
    シートの厚さをt(mm)、前記蓋体に供するプラスチ
    ック原料シートの厚さをt*(mm)とした時、これら
    の比(t*/t)が、0.55〜0.60の範囲内であ
    る請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のプラスチ
    ック容器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001287776A (ja) * 2000-02-01 2001-10-16 Sanyo Engineering Kk 電子レンジ対応の包装容器
JP2013144551A (ja) * 2012-01-13 2013-07-25 Sanko Co Ltd 蓋付き容器
KR101452264B1 (ko) * 2013-04-25 2014-10-22 임종섭 식품 포장용 캔

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