JPS61115859A - フランジカ−リング成形容器及びフランジカーリング成形容器の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は合成樹脂製の容器本体と該容器本体の開放口部
を封緘している蓋体とからなるＦｏｒｒｎＦｉｌｌ　５
ｅａｌタイプの容器及びその製造方法に関するものであ
る。

〔従来の技術〕

カップ状物の多数個が連綴された構成の成形体を熱可塑
性合成樹脂シートから成形した後カップ状物内に内填物
を充填し、次いでカップ状物の開放口部を閉塞する／−
ト状蓋材を各カップ状物のフランジ部に熱溶着し、しか
る後に、／−ト状蓋材をフランジ部上のＬ位置で切り離
すと共にカップ状物同士をその連綴部（カップ状物のフ
ランジ部境界線）で切断することにより得られる所謂Ｆ
ｏｒｍ　Ｆｉｌｌ　５ｅａｌタイプの容器は、その各工
程を連続して実施し得ることにより大量生産に適した容
器として種々の内填物封入容器に利用されている。

〔発明が解決しようとする問題点」 ところで、前記所Ｋｎ　Ｆｏｒｍ　Ｆｉｌｌ　５ｅａｌ
タイプの容器は、前記カップ状物同士を切断する際の作
業をダイカットで実施するため、切断端面が荒く、特に
容量１００ｍ（４以上というような体積の大きな容器本
体の場合には厚さ約１ｍｍ以上の熱可塑性合成樹脂／−
トを利用することとなるため、容器の取り扱い中に前記
切断端面で指先が傷付いたり、あるいは内填物を飲食す
る際に唇に傷が付く等の不都合が発生していた。

〔問題点を解決するための手段〕

内構ｊ番目の発明は、底壁部と、該底壁部層縁から立ち
上がっている周壁部と、周壁部上縁から外方に延設され
ているフランジ部とで構成される熱可塑性合成樹脂／−
トの真空または圧空成形体たるカップ状容器本体と、該
カップ状容器本体の開放口部を封緘している蓋体とから
なる容器であり、前記カップ状容器本体におけるフラン
ジ部が、該カップ状容器本体の周壁部上縁に連らなる水
平部と、該水平部の全周縁に連らなり、その先端が前記
周壁部方向に向かうカール構成とされているカーリング
部とからなるもので、カップ状容器本体と蓋体とが容器
本体における前記フランジ部の水平部で熱溶着されてい
るものである。

また、本第２番目の発明は、底壁部と、該底壁部層縁か
ら立ち上がっている周壁部と、周壁部上縁から外方に延
設されているフランジ部とで構成される熱可塑性合成樹
脂／−トの真空または圧空成形体たるカップ状容器本体
と、該カップ状容器本体の開放口部を封緘している蓋体
とからなる容器であり、前記カップ状容器本体における
フランジ部が、該カップ状容器本体の周壁部上縁に連ら
なる水平部と、該水平部の周縁のうちの小部分を残した
その他の部分における周縁に連らなり、その先端が前記
周壁部方向に向かうカール構成とされているカーリング
部とからなるもので、前記カップ状容器本体と蓋体とが
容器本体における前記フランジ部の水平部で熱溶着され
ているものである。

更に、本第３番目の発明は、底壁部と、該底壁部層縁か
ら立ち上がっている周壁部と、該周壁部上縁から水平方
向外方に延設されているフランジ部と、フラノ）部全周
縁から垂下しているスカート部と、スカート部下端から
水平方向外方に突出している延設部とで構成される多数
個のカップ状物同士が、相隣接するカップ状物のスカー
ト部下端から水平方向外方に突出している延設部で連綴
された構成の成形体を、熱可塑性合成樹脂シートの真空
または圧空成形体として得る工程と、前工程で得られた
成形体における個々のカップ状物内に内填物を充填する
工程と、シート状の蓋材を、前記成形体における個々の
カップ状物のフランジ部に熱溶着して各カップ状物の開
放口部を閉塞する工程と、前記シート状の蓋材を、個々
のカップ状物におけるフラ／ジ部上の１位置で切断する
と共に、カップ状物同士を各カップ状物のスカート部下
端から水平方向外方に突出している延設部内で切断して
分離する工程と、個々のカップ状物におけるスカート部
と前記延設部残部とを、カップ状物における周壁部方向
に向かうカール構成となすカーリング処理工程とからな
るフランジカーリング容器の製造方法である。

また、本第４番目の発明は、底壁部と、該底壁部層縁か
ら立ち上がっている周壁部と、該周壁部上縁から水平方
向外方に延設されているフランジ部と、該フランジ部の
うちの小部分を残したその他の部分における周縁から垂
下しているスカート部と、スカート部下端から水平方向
外方に突出している延設部とで構成される多数個のカッ
プ状物同士が、相隣接するカップ状物のスカート部下端
から水平方向外方に突出している延設部で連綴された構
成の成形体を、熱可塑性合成樹脂７−トの真空または圧
空成形体として得る工程と、前工程で得られた成形体に
おける個々のカップ状物内に内填物を充填する工程と、
／−ト状の蓋材を、前記成形体における個々のカップ状
物のフランジ部に熱溶着して各カップ状物の開放口部を
閉塞する工程と、前記シート状の蓋材を、個々のカップ
状物におけるフランジ部上の１位置で切断すると共に、
カップ状物同士を各カップ状物のスカート部下端から水
平方向外方に突出している延設部内及びその延長線上で
切断して分離する工程と、個々のカップ状物におけるス
カート部と前記延設部残部とを、カップ状物における周
壁部方向に向かうカール構成となすカーリフグ処理工程
とからなる７ラノジカーリング容器の製造方法である。

前記構成の本発明のフランジカーリング容器及びその製
造方法において成形用素材として利用される熱可塑性合
成樹脂シートとしては、例えばハイインパクトポリスチ
レン、ポリプロピレノ、ポリエチレン、ポリエステル等
の単体シート、あるいは前記各シートにエチレン・ビニ
ルアルフール共重合体層やポリ塩化ビニリデン等のガス
バリヤ−性樹脂を積層した多層／−ト等が好適である。

また、本発明の７う／）カーリング容器及びその製造方
法においては、カップ状容器本体あるいはカップ状物を
成形する際に真空または上空成形法を利用するものであ
るが、なかでもプラグアンスト圧空成形法を利用するの
が最も好ましい。

更に、本発明のフランジカーリング容器の製造方法にお
けるフランジカーリノブ工程は、カーリング用の加熱治
具における断面倒Ｕ字状のカーリング溝をカップ状物の
周壁部に押し付け、カーリング溝奥底でスカート部と延
設部残部とをＵ曲させる方法で容易に達成されるが、カ
ップ状物が円筒形状をなす場合には、カップ状物を回転
させながら加熱治具の押し付けを行うか、あるいは加熱
治具をカップ状物の周壁部に沿つて回転させながらカッ
プ状物に押し付ける等の方法で、均一なカーリング処理
を達成させることができる。

し実施例〕 以下、本発明のフランジカーリング容器及びその製造方
法の具体的な構成を図面実施例を以って説明する。

第１図及び第２図において符号１で表示される本第１番
目の発明の実施例品たるフランジカーリング容器は、熱
可塑性合成樹脂シートのプラグアンスト圧空成形体たる
カップ状容器本体２と、該カップ状容器本体２の開放口
部を封緘している蓋体３とからなるものである。

カップ状容器本体２は、底壁部４と、底壁部層縁から立
ち上がっている周壁部５と、周壁部上縁から外方に延設
されているフランジ部６とで構成されており、前記フラ
ンジ部６は、前記周壁部５の上縁に連らなる水平部７と
、該水平部の全周縁に連らなシその先端が前記周壁部５
方向に向かうカール構成とされているカーリフグ部８と
で形成されているものであり、カップ状容器本体２と蓋
体３との間の固着が、容器本体２におけるフランジ部６
の水平部γ上面に蓋体３が熱溶着されることによって達
成されているものである。

第３図及び第４図において符号９で表示される本第２番
目の発明の実施例品たるフランジカーリング容器は、熱
可塑性合成樹脂シートのプラグアンスト圧空成形体たる
カップ状容器本体１０と、該カップ状容器本体１０の開
放口部を封緘している蓋体１１とで構成されているもの
である。

カップ状容器本体１０は、底壁部１１と、底壁部層縁か
ら立ち上がっている周壁部１２と、周壁部１２上縁から
外方に延設されているフランジ部１３とで構成されてお
り、前記フランジ部１３は、前述の周壁部１２上縁に連
らなる水平部１４と、該水平部１４の周縁のうちの小部
分１５を残したその他の部分における周縁１６に連らな
りその先端が前記周壁部１２方向に向かうカール構成と
されているカーリング部１γとで形成されているもので
あり、カップ状容器本体１０と蓋体１１との間の固着が
、容器本体１０におけるフラノン部１３の水平部１４上
面に蓋体１１が熱溶着されることによって達成されてい
るものである。

第５図及び第６図は本第３番目の発明の途中工程で得ら
れる成形体を示すもので、底壁部１８と、該底壁部周縁
から立ち上がっている周壁部１９と、該周壁部上縁から
水平方向外方に延設されているフランジ部２０と、フラ
ンジ部２０の全周縁から垂下しているスカート部２１と
スカート部２１下端から水平方向外方に突出している延
設部２２とで構成されるカップ状物２３同士が、カップ
状物２３の前記スカート部下端から水平方向外方に突出
している延設部２２で連綴された構成から成る熱可塑性
合成樹脂／−トの真空または圧空成形体２４と、該成形
体２４における前記カップ状物２３　、２３　。

・・の開放口部を閉塞する７−ト状蓋材２５とを、成形
体２４における個々のカップ状物２３，２３゜・・・の
７ライン部２０，２０．・・・にシート状差材２５を熱
溶着することによって固着した状態を示しているもので
ある。

また、第７図は、本第４番目の発明の途中工程で得られ
る成形体で、前記第３番目の発明の途中工程で得られる
成形体と対応する成形体を示すものである。

即ち、第７図に示される成形体は、該成形体中の熱可塑
性合成樹脂シートの真空または圧空成形体におけるカッ
プ状物２６，２６．・・の構造が、底壁部と、底壁部周
縁から立ち上がっている周壁部と、該筒壁部上縁から水
平方向外方に延設されているフランジ部２１と、該フラ
ンジ部２７の周縁のうちの小部分２８以外のその他の部
分の周縁２９から垂下しているスカート部と、スカート
部下端から水平方向に突出している延設部３０とで構成
されているもので、その他の構成は前述の第５図及び第
６図に示される成形体における対応部分の構成と全く同
一構成をなすものである。

本第３番目の発明においては、前記工程で得られた熱可
塑性合成樹脂シートの圧空または真空成形体２４と／−
ト状蓋材２５との熱溶着工程に続いて、前記／−ト状蓋
材２５を各カップ状物２３．２３　、　　におけるフラ
ンジ部２０゜２０、・上の１位置１すなわち第５図にお
いて符号（イ）で表示される位置で切断すると共に、カ
ップ状物２３．２３．　　同士を、カップ状物２３のス
カート部２１下端から水平方向に突出している延設部２
２内、すなわち第５図において符号（ロ）で表示される
位置で切断し、第８図にて符号３）で表示される容器先
駆体を形成した後１個々の容器先駆体３）におけるカッ
プ状物２３のスカート部２１と延設部２２の残部３２と
に加熱治具を押し当てることにより、先端がカップ状物
２３の周壁部１９方向に向かうようなカーリノブ処理を
施すものである。

尚、本第４番目の発明においては、カノグ状物同士の切
り離しに際して各カップ状物のスカート部下端から水平
方向に突出している延設部３０内及びその延長線上、す
なわち第７図において符号（ハ）で表示される位置で切
断する以外の工程は、前記第３番目の発明の対応する部
分の工程と全く同一工程を施すものである。

〔作用及び効果〕

水苔発明のフラ７ジカーリフグ容写及びその製造方法は
以上の通りの構成からなるものでちシ、第１番目の発明
のフランジカーリング容器は、フランジ先端が容器本体
の周壁部方向に向かってカールされている構成とされて
いるので、ダイカット部端面が容器本体の周壁部に位置
する構成となる。従って、ダイカット部端面の荒さのた
めに取り扱い中に指先に傷が付いたり、また内填物の飲
食に際してダイカット部端面で唇を傷付けたりする等の
ことがなく、安全性及び俄扱い性に優れた作用、効果を
奏するものである。

また第２番目の発明のフランジカーリング容器は、フラ
ンジ部のうちの小部分が水平方向のフランジ部のみで構
成されている。即ち前記小部分においてはカーリング部
を具備していないので、この小部分を蓋体の引き剥しの
際に指先を掛ける部分として利用しうるため、前記第１
爵目の発明のフランジカーリング容器の奏する作用、効
果に加えて、更に蓋体を引き剥す際の作業が容易である
という作用、効果をも奏するものである。

更に第３番目１第４番目の発明は、前述の作用、効果を
奏するフランジカーリング容器を確実、且つ容易に得る
ことができるという作用。

効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本第１＠目の発明のフランジカーリング容器の
１実施例品の断面図、第２図は第１図のフラ／シカ−リ
ング容器の平面図、第３図は本第２番目の発明のフラン
ジカーリング容器の１実施例品を示す平面図、第４図は
第３図のｒＶ−ＩＶ線断面図、第５図は本第３番目の発
明のフランジカーリング容器の製造方法の途中工程で得
られる熱可塑性合成樹脂シートの真空または圧空成形体
と７−ト状蓋材との熱溶着成形体を、前記シート状差材
の半分を引き剥して示した平面図、第６図は第５図のＶ
Ｔ−Ｖｌ線断面図、第７図は本第４番目の発明の７う／
シカーリング容器の製造方法の途中工程で得られる熱可
塑性合成樹脂シートの真空または圧空成形体と７−ト状
蓋材との熱溶着成形体を、前記シート状Ｍ祠の半分を引
き剥して示した平面図、第８図は第６図の熱溶着成形体
を、個々のカップ状物を単位として裁断して得られるフ
ランジ力−リング容器先駆体を示す断面図である。 １　フラ／シカ−リング容器、２．容器本体、３　蓋体
、４　底壁部、５　周壁部、６゛７う７ジ部、１　水平
部、８　カーリング部、１５水乎部１４の周縁のうちの
小部分、１６゛水千部１４の周縁のうちのその他の部分
、２３カツプ状物、２４　熱可塑性合成樹脂／−トの真
空または圧空成形体、２５　シート状蓋材、（イ）／−
ト状蓋材の切断位置、（ロ）熱可塑性合成樹脂シートの
真空まだは圧空成形体の切断位置。 第１図 第２６図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）熱可塑性合成樹脂シートの真空または圧空成形体
   からなるカップ状容器本体と、該カップ状容器本体の開
   放口部を封緘している蓋体とからなる容器において、前
   記カップ状容器本体は、底壁部と、該底壁部局縁から立
   ち上がっている周壁部と、該周壁部上縁から外方に延設
   されているフランジ部とで構成されており、かつ、前記
   フランジ部は、前記周壁部上縁に連らなる水平部と、該
   水平部の全周縁に連らなり、その先端が前記周壁部方向
   に向かうカール構成とされているカーリング部とで構成
   されており、しかも、前記カップ状容器本体と蓋体とは
   容器本体における前記フランジ部の水平部で熱溶着され
   ていることを特徴とするフランジカーリング容器。
2. （２）熱可塑性合成樹脂シートの真空または圧空成形体
   からなるカップ状容器本体と、該カップ状容器本体の開
   放口部を封緘している蓋体とからなる容器において、前
   記カップ状容器本体は、底壁部と、該底壁部周縁から立
   ち上がっている周壁部と、該周壁部上縁から外方に延設
   されているフランジ部とで構成されており、かつ、前記
   フランジ部は、前記周壁部上縁に連らなる水平部と、該
   水平部の周縁のうちの小部分を残したその他の部分にお
   ける周縁に連らなり、その先端が前記周壁部方向に向か
   うカール構成とされているカーリング部とで構成されて
   おり、しかも、前記カップ状容器本体と蓋体とは容器本
   体における前記フランジ部の水平部で熱溶着されている
   ことを特徴とするフランジカーリング容器。
3. （３）熱可塑性合成樹脂シートを真空または圧空成形す
   ることにより、底壁部と、該底壁部周縁から立ち上がっ
   ている周壁部と、該周壁部上縁から水平方向外方に延設
   されているフランジ部と、フランジ部全周縁から垂下し
   ているスカート部と、スカート部下端から水平方向外方
   に突出している延設部とで構成されるカップ状物の多数
   個が、相隣接するカップ状物同士のスカート部下端から
   水平方向外方に突出している延設部で連綴された構成の
   成形体を得る工程と、前記成形体における個々のカップ
   状物内に内填物を充填する工程と、前記成形体における
   カップ状物の開放口部を閉塞するシート状蓋材を各カッ
   プ状物におけるフランジ部に熱溶着する工程と、前記シ
   ート状蓋材をフランジ部上の１位置で切り離した後、カ
   ップ状物同士をカップ状物のスカート部下端から水平方
   向外方に突出している延設部内で切断する工程と、個々
   のカップ状物のスカート部と前記延設部残部とをカップ
   状物における前記周壁部方向に向かうカール構成となす
   カーリング処理工程とからなることを特徴とするフラン
   ジカーリング容器の製造方法。
4. （４）熱可塑性合成樹脂シートを真空または圧空成形す
   ることにより、底壁部と、該底壁部周縁から立ち上がっ
   ている周壁部と、該周壁部上縁から水平方向外方に延設
   されているフランジ部と、該フランジ部の周縁のうちの
   小部分以外のその他の部分における周縁から垂下してい
   るスカート部と、スカート部下端から水平方向外方に突
   出している延設部とで構成されるカップ状物の多数個が
   、相隣接するカップ状物同士のスカート部下端から水平
   方向外方に突出している延設部で連綴された構成の成形
   体を得る工程と、前記成形体における個々のカップ状物
   内に内填物を充填する工程と、前記成形体におけるカッ
   プ状物の開放口部を閉塞するシート状蓋材を各カップ状
   物におけるフランジ部に熱溶着する工程と、前記シート
   状蓋材をフランジ部上の１位置で切り離した後、カップ
   状物同士をカップ状物のスカート部下端から水平方向外
   方に突出している延設部内及びその延長線上で切断する
   工程と、個々のカップ状物のスカート部と前記延設部残
   部とをカップ状物における前記周壁部方向に向かうカー
   ル構成となすカーリング処理工程とからなることを特徴
   とするフランジカーリング容器の製造方法。