JPH0661976A - 誤り訂正回路 - Google Patents

誤り訂正回路

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JPH0661976A
JPH0661976A JP21261092A JP21261092A JPH0661976A JP H0661976 A JPH0661976 A JP H0661976A JP 21261092 A JP21261092 A JP 21261092A JP 21261092 A JP21261092 A JP 21261092A JP H0661976 A JPH0661976 A JP H0661976A
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JP
Japan
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circuit
data
error correction
delay
decoding
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Application number
JP21261092A
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English (en)
Inventor
Shuichi Tanaka
秀一 田中
Yasuyuki Fujii
康之 藤井
Masahiko Umeki
雅彦 梅木
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】単独で機能試験を行うことが可能で、異常の発
生箇所を容易に特定することを可能とすることができる
誤り訂正回路を提供する。 【構成】遅延回路26は、符号論理演算回路24へ入力
されるデータを分岐入力し、当該データを所定時間に亙
り遅延する。セレクタ33は、符号論理演算回路24で
誤り訂正符号化された符号化データを必要に応じて復号
論理演算回路35へ供給する。冗長ビット選択回路37
は、タイミング発生回路36からの切換信号に応じ、入
力されている復号化データが冗長ビット部分である期間
に、遅延回路26から出力されたデータを選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばディジタル無線
装置などに適用され、送信データに対して誤り訂正符号
化を行うとともに、受信データに対して誤り訂正復号化
を行う誤り訂正回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図5はディジタル無線装置の概略構成を
示すブロック図である。このディジタル無線装置は、送
信ディジタル信号処理回路(TDPU)1、誤り訂正符
号器(FEC ENC)2、変調回路(MOD)3、送
信回路(TX)4、高周波切替回路(RFS)5、アン
テナ6、受信回路(RX)7、復調回路(DEM)8、
誤り訂正復号器(FEC DEC)9および受信ディジ
タル信号処理回路(RDPU)10からなる。
【0003】このディジタル無線装置では、送信データ
入力端子T1に送信用のデータが入力されると、このデ
ータは送信ディジタル信号処理回路1にて冗長ビットを
付加するための領域を作成する速度変換などの処理がな
されたのち、誤り訂正符号器2で誤り訂正符号化がなさ
れる。誤り訂正符号化がなされたデータは、変調回路3
で変調されるとともに、送信回路4で周波数変換および
電力増幅などがなされたのち、高周波切替回路5を介し
てアンテナ6に供給され、このアンテナ6より電波とし
て無線送信される。
【0004】一方到来した電波は、アンテナ6によって
電気信号にとされたのち、高周波切替回路5を介して受
信回路7へと入力され、周波数変換および増幅などがな
される。こののち復調回路8で復調されるとともに、誤
り訂正復号器9で誤り訂正符号が復号化される。さらに
受信ディジタル信号処理回路10で、冗長ビットの除去
および速度変換が行われて元のデータが再生される。こ
のデータは、受信データ出力端子T2から出力される。
【0005】このようなディジタル無線装置では、自己
の機能試験のために自己折返しができるように構成され
ている。すなわち、送信ディジタル信号処理回路1には
テストデータ入力端子T3が、受信ディジタル信号処理
回路10にはテストデータ出力端子T4がそれぞれ設け
られている。また送信ディジタル信号処理回路1は、処
理後のデータを必要に応じて受信ディジタル信号処理回
路10へ与える機能を有し、誤り訂正符号器2は符号化
後のデータを必要に応じて誤り訂正復号器9に与える機
能を有している。
【0006】かくして送信ディジタル信号処理回路1が
処理後のデータを受信ディジタル信号処理回路10へ与
えるようにしておき、テストデータ入力端子T3からテ
スト用のデータを入力すると、テスト用のデータは送信
ディジタル信号処理回路1および受信ディジタル信号処
理回路10でそれぞれ処理されたのち、テストデータ出
力端子T4から出力される。すなわち、[送信ディジタ
ル信号処理回路1→受信ディジタル信号処理回路10]
なる折返し経路R1が設定される。
【0007】一方、送信ディジタル信号処理回路1が処
理後のデータを誤り訂正符号器2に与えるようにし、か
つ誤り訂正符号器2が符号化後のデータを誤り訂正復号
器9に与えるようにしておき、テストデータ入力端子T
3からテスト用のデータを入力すると、テスト用のデー
タは送信ディジタル信号処理回路1、誤り訂正符号器
2、誤り訂正復号器9および受信ディジタル信号処理回
路10でそれぞれ処理されたのち、テストデータ出力端
子T4から出力される。すなわち、[送信ディジタル信
号処理回路1→誤り訂正符号器2→誤り訂正復号器9→
受信ディジタル信号処理回路10]なる折返し経路R2
が設定される。
【0008】なお、図中に破線で示すように変調回路3
の出力端と復調回路8の入力端とを接続するか、または
送信回路4の出力端と受信回路7の入力端とをシフタ1
1(信号の周波数を送信周波数から受信周波数に変換す
る)を介して接続することにより、[送信ディジタル信
号処理回路1→誤り訂正符号器2→変調回路3→復調回
路8→誤り訂正復号器9→受信ディジタル信号処理回路
10]なる折返し経路R3または[送信ディジタル信号
処理回路1→誤り訂正符号器2→変調回路3→送信回路
4→受信回路7→復調回路8→誤り訂正復号器9→受信
ディジタル信号処理回路10]なる折返し経路R4を設
定できる。
【0009】これらの折返し経路R1〜R4のいずれで
あっても、経路中の各部に異常が生じていなければテス
トデータ入力端子T3への入力データとテストデータ出
力端子T4からの出力データとは同一のデータとなる。
従って両データを比較することにより、各部の異常の有
無を検出することができる。
【0010】ところで以上のような構成においては、誤
り訂正回路(誤り訂正符号器2および誤り訂正復号器
9)の機能試験を行う場合であっても、折返し経路には
送信ディジタル信号処理回路1および受信ディジタル信
号処理回路10が含まれている。これは、冗長ビットを
付加するための領域を作成する処理を送信ディジタル信
号処理回路1において行わないと、誤り訂正符号器2で
誤り訂正符号化が行われ冗長ビットが付加されることに
よって元のデータが破壊されてしまい、誤り訂正復号器
9で復号化しても元のデータを再生することができなく
なってしまうので、これを防止するためである。このよ
うに誤り訂正回路は、送信ディジタル信号処理回路1お
よび受信ディジタル信号処理回路10を介さなければ機
能試験を行うことができない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の誤
り訂正回路は、単独で機能試験を行うことができず、従
って異常の発生時において、当該異常が誤り訂正回路で
発生しているのか、それとも他部で発生しているのかが
判定しにくくなるという不具合があった。
【0012】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、その目的とするところは、単独で機能試
験を行うことが可能で、異常の発生箇所を容易に特定す
ることを可能とすることができる誤り訂正回路を提供す
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、例えば符
号論理演算回路などの符号化手段へ入力されるデータが
分岐入力され、当該データを所定時間に亙り遅延する例
えば遅延回路などの遅延手段と、前記符号化手段で誤り
訂正符号化された符号化データを必要に応じて例えば復
号論理演算回路などの復号化手段へ供給する例えばセレ
クタなどの供給手段と、前記復号化手段により復号化さ
れた復号化データおよび前記遅延手段により遅延された
遅延データのいずれかを選択出力する例えば冗長ビット
選択回路などの選択手段とを備え、例えばタイミング発
生回路などの制御手段により、前記選択手段に入力され
ている復号化データが冗長ビット部分である期間に、前
記遅延データを選択するよう前記選択手段を制御するよ
うにした。
【0014】また第2の発明は、第1の発明における遅
延手段を例えば3つの遅延回路とこれらを選択するセレ
クタとから構成し、それぞれ異なる複数種類の所定時間
のうちの指定された時間に亙りデータを遅延するように
した。
【0015】
【作用】このような手段を講じたことにより、テストデ
ータが符号化手段に直接入力されるとこの符号化手段で
誤り訂正符号化がなされて冗長ビットが付加されること
により、テストデータの一部が破壊されてしまうが、復
号化手段に折り返されて復号化された後には、冗長ビッ
ト部分が遅延された元の状態のデータに置き換えられ
る。従って、冗長ビットによって破壊されたデータを元
の状態に戻すことができる。
【0016】
【実施例】(第1実施例)以下、図面を参照して本発明
の第1実施例につき説明する。図1は本実施例に係る誤
り訂正回路を適用して構成されたディジタル無線装置の
概略構成を示すブロック図である。なお図5と同一部分
には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0017】図中、20は誤り訂正符号器、30は誤り
訂正復号器であり、これらが本発明に係る誤り訂正回路
に当たる。ここで本実施例における誤り訂正回路が第1
に特徴とするところは、誤り訂正符号器20にテストデ
ータ入力端子21を、また誤り訂正復号器30にテスト
データ出力端子31をそれぞれ設け、当該誤り訂正回路
においてテストデータの入出力を行えるようにしている
点にある。そしてこのようにテストデータの入出力を行
えるようにするために、誤り訂正符号器20および誤り
訂正復号器30は以下に詳述する構成としてある。
【0018】図2は誤り訂正符号器20および誤り訂正
復号器30の詳細構成を示すブロック図である。誤り訂
正符号器20は、テストデータ入力端子21、送信デー
タ入力端子22、セレクタ(SEL)23、符号論理演
算回路(ENC)24、タイミング発生回路(TIM
GEN)25、遅延回路(DELAY)26および送信
データ出力端子27より構成されている。
【0019】テストデータ入力端子21は、4つの端子
21a,21b,21c,21dよりなり、端子21a
は第1のデータを、端子21bは第2のデータを、端子
21cはクロック信号を、端子21dはフレーム信号を
それぞれ入力するためのものである。
【0020】送信データ入力端子22は、4つの端子2
2a,22b,22c,22dよりなり、端子22aは
第1のデータを、端子22bは第2のデータを、端子2
2cはクロック信号を、端子22dはフレーム信号をそ
れぞれ送信ディジタル信号処理回路1から入力するため
のものである。
【0021】セレクタ23は、テストデータ入力端子2
1に入力されるデータおよび信号と送信データ入力端子
22に入力されるデータおよび信号とのいずれかを選択
出力する。符号論理演算回路24は、セレクタ23で選
択されたデータに対して所定の演算処理を行い、誤り訂
正符号化する。
【0022】タイミング発生回路25は、セレクタ23
で選択されたクロック信号およびフレーム信号に基づい
て符号論理演算回路24でデータに冗長ビットを付加す
るタイミングを発生する。遅延回路26は、セレクタ2
3で選択されたデータが分岐入力されており、このデー
タに対して所定時間の遅延を与える。
【0023】送信データ出力端子27は、3つの端子2
7a,27b,27cよりなり、端子27aは第1のデ
ータを、端子27bは第2のデータを、端子27cはク
ロック信号をそれぞれ変調回路3へと出力するためのも
のである。
【0024】誤り訂正復号器30は、テストデータ出力
端子31、受信データ入力端子32、セレクタ(SE
L)33、モードスイッチ(MODE SW)34、復
号論理演算回路(DEC)35、タイミング発生回路
(TIM GEN)36、冗長ビット選択回路(PAL
ITY SEL)37および受信データ出力端子38よ
り構成されている。
【0025】受信データ入力端子32は、3つの端子3
2a,32b,32cよりなり、端子32aは第1のデ
ータを、端子32bは第2のデータを、端子32cはク
ロック信号をそれぞれ復調回路8から入力するためのも
のである。
【0026】セレクタ33は、誤り訂正符号器20の符
号論理演算回路24から出力されるデータおよびクロッ
ク信号と、受信データ入力端子32に入力されるデータ
および信号とのいずれかを選択出力する。
【0027】モードスイッチ34は、通常モードと試験
モードとの切換えを行うためのものである。このモード
スイッチ34で設定されているモード情報がセレクタ2
3,33に与えられており、セレクタ23,33はモー
ド情報に応じて入力の選択を行う。復号論理演算回路3
5は、セレクタ33で選択されたデータに対して所定の
演算処理を行い、誤り訂正符号を復号化する。
【0028】タイミング発生回路36は、セレクタ33
で選択されたデータおよびクロック信号に基づいて、復
号論理演算回路35での復号化処理のタイミングおよび
冗長ビット選択回路37の切換えタイミングをそれぞれ
発生するとともに、フレーム信号を発生する。
【0029】冗長ビット選択回路37は、タイミング発
生回路36で発生されたタイミングに基づいて、復号論
理演算回路35が出力するデータおよび遅延回路26が
出力するデータのいずれかを選択出力する。なおこの冗
長ビット選択回路37は、復号化データが冗長ビット部
分である期間に選択制御が実行される。
【0030】テストデータ出力端子31は、4つの端子
31a,31b,31c,31dよりなり、端子31
a,31bは冗長ビット選択回路37から出力される第
1のデータおよび第2データを、それぞれテストデータ
として出力するためのものである。端子31cは復号論
理演算回路35から出力されるクロック信号を、端子3
1dはタイミング発生回路36で生成されたフレーム信
号をそれぞれ出力するためのものである。
【0031】受信データ出力端子38は、4つの端子3
8a,38b,38c,38dよりなり、端子38a,
38bは冗長ビット選択回路37から出力される第1の
データおよび第2データを、それぞれ受信データとして
受信ディジタル信号処理回路10へと出力するためのも
のである。端子38cは復号論理演算回路35から出力
されるクロック信号を、端子38dはタイミング発生回
路36で生成されたフレーム信号をそれぞれ受信ディジ
タル信号処理回路10へと出力するためのものである。
【0032】次に以上のように構成された誤り訂正回路
の動作を機能試験に係る動作を中心に説明する。なお、
送信ディジタル信号処理回路1および送信ディジタル信
号処理回路1を介しての機能試験は従来と同様に行われ
るのでその説明は省略し、ここでは誤り訂正回路(誤り
訂正符号器20,誤り訂正復号器30)にてテストデー
タの入出力を行う場合を例示する。
【0033】まずこのような機能試験を行う場合、誤り
訂正符号器20のテストデータ入力端子21に、所定の
テストデータを発生するテストデータ発生源(図示せ
ず)を接続するとともに、誤り訂正復号器30のテスト
データ出力端子31に測定器(図示せず)を接続する。
【0034】さて、モードスイッチ34にて通常モード
が指定されていれば、セレクタ23は送信データ入力端
子22を、またセレクタ33は受信データ入力端子32
をそれぞれ選択しており、当該誤り訂正回路での折り返
しは行わない状態となっている。
【0035】一方、モードスイッチ34にてテストモー
ドが指定されると、セレクタ23はテストデータ入力端
子21を選択する。従ってテストモード時には、テスト
データ発生源(図示せず)が発生するテストデータが選
択される。このように選択されたテストデータは、符号
論理演算回路24で符号化され、冗長ビットが付加され
る。ただしこのときには、テストデータは冗長ビットを
挿入するための処理が送信ディジタル信号処理回路1に
よりなされていないので、図3に示すように元のデータ
の一部が冗長ビットで置き換えられることになる。また
符号論理演算回路24から出力されるテストデータは、
図3に示すように入力テストデータに比較して符号論理
演算回路24での遅延時間T1に亙り遅延している。
【0036】このように誤り訂正符号化されたテストデ
ータは、誤り訂正復号器30に直接与えられ、自己折り
返しがなされる。セレクタ33はテストモード時には符
号論理演算回路24の出力を選択しているので、誤り訂
正符号化されたテストデータは復号論理演算回路35へ
と入力され、この復号論理演算回路35にて誤り訂正符
号か復号化される。この復号論理演算回路35から出力
されるテストデータは、図3に示すように符号論理演算
回路24が出力するデータに比較して復号論理演算回路
35での遅延時間T2に亙り遅延している。
【0037】ところで誤り訂正符号器20において、入
力テストデータは遅延回路26に分岐入力され、所定時
間T3に亙り遅延される。所定時間T3は、符号論理演
算回路24での遅延時間T1と復号論理演算回路35で
の遅延時間T2との和である。かくして遅延回路26か
ら出力されるテストデータは、図3に示すように復号論
理演算回路35から出力されるテストデータに同期して
いる。
【0038】さてタイミング発生回路36は、セレクタ
33から出力されているテストデータに基づき、図3に
示すようにセレクタ33から冗長ビット部分が出力され
ている期間には「H」レベル、またそれ以外は「L」レ
ベルとなる切換信号を発生しており、これを冗長ビット
選択回路37へと供給している。冗長ビット選択回路3
7は切換信号が「L」レベルであるときには符号論理演
算回路35が出力するデータを選択出力し、切換信号が
「H」レベルであるときには遅延回路26が出力するデ
ータを選択出力する。かくして冗長ビット選択回路37
から出力されるデータは、図3に示すように符号論理演
算回路35が出力するデータのうちの冗長ビット部分が
遅延回路26が出力するデータに置き換えられる。な
お、図3では1系統のデータのみの状態の遷移を示して
いるが、各部では第1および第2のデータに対して同様
な処理がなされる。
【0039】このように本実施例によれば、誤り訂正符
号器20にて冗長ビットを付加するための処理を行わず
に冗長ビットを付加することによりテストデータが破損
しても、誤り訂正復号器30では復号化後に、冗長ビッ
トの付加を行わなかったデータにより破損したデータを
補償するため、元のデータを再生することができる。従
って、復号化後のテストデータを元の状態に戻すことが
でき、誤りを正確に測定することが可能となる。かくし
て、送信ディジタル信号処理回路1および受信ディジタ
ル信号処理回路10を介さずに、誤り訂正符号器20お
よび誤り訂正復号器30のみで折り返しによる機能試験
を行うことができ、異常の発生時において異常の発生箇
所の特定が容易となる。
【0040】(第2実施例)さて、上記第1実施例によ
り図1にR5で示す折り返し経路での機能試験が行える
ようになるが、図1にR6,R7で示す折り返し経路で
の機能試験も行えるようになる。このような種々の折り
返し経路のそれぞれで機能試験を行うことにより、より
詳細な試験を行うことが可能となる。
【0041】ところが、折り返し経路R6では変調回路
3および復調回路8が、さらに折り返し経路R7では送
信回路4、シフタ11および受信回路7が経路中に介在
するため、これらの各部でのデータの遅延により前述の
構成であっては復号論理演算回路35が出力するデータ
と遅延回路26が出力するデータとが同期しなくなって
しまうおそれがある。このように復号論理演算回路35
が出力するデータと遅延回路26が出力するデータとが
同期しないと、復号化後のテストデータを元の状態に戻
すことができなくなってしまい、誤りを正確に測定する
ことができなくなる。
【0042】以下、どの折り返し経路であっても復号論
理演算回路35が出力するデータと遅延回路26が出力
するデータとを同期させることができ、復号化後のテス
トデータを正確に元の状態に戻すことができるようにす
る変形実施例を説明する。
【0043】図4は本実施例に係る誤り訂正回路の誤り
訂正符号器40の構成を示すブロック図である。なお誤
り訂正復号器30は前記実施例と同一であるので、図示
を省略する。また図2と同一部分には同一符号を付し、
その詳細な説明は省略する。
【0044】ここで本実施例が特徴とするところは、遅
延回路26の他に、2つの遅延回路(DELAY)4
1,42を設け、これらの遅延回路26,41,42の
それぞれが出力するデータのうちの1つをセレクタ(S
EL)43により択一的に選択出力するようにした点で
ある。
【0045】遅延回路41,42は、セレクタ23によ
り選択されたデータを分岐入力し、このデータをそれぞ
れ異なる所定時間に亙り遅延させる。遅延回路41にお
ける遅延時間は、符号論理演算回路24、変調回路3、
復調回路8および復号論理演算回路35のそれぞれで生
じる遅延時間の和である。また遅延回路42における遅
延時間は、符号論理演算回路24、変調回路3、送信回
路4、シフタ11、受信回路7、復調回路8および復号
論理演算回路35のそれぞれで生じる遅延時間の和であ
る。セレクタ43は、モードスイッチ34の設定状態に
応じて遅延回路26,41,42のうちのいずれかを選
択する。
【0046】この構成によれば、折り返し経路に応じて
遅延回路26,41,42がセレクタ43により切り換
えられ、遅延時間が変えられる。すなわち、折り返し経
路R5による機能試験を行う場合には、セレクタ43は
遅延回路26を選択し、テストデータに対して符号論理
演算回路24および復号論理演算回路35で生じる遅延
時間に亙る遅延を与える。また折り返し経路R6による
機能試験を行う場合には、セレクタ43は遅延回路41
を選択し、テストデータに対して符号論理演算回路2
4、変調回路3、復調回路8および復号論理演算回路3
5で生じる遅延時間に亙る遅延を与える。さらに折り返
し経路R7による機能試験を行う場合には、セレクタ4
3は遅延回路42を選択し、テストデータに対して符号
論理演算回路24、変調回路3、送信回路4、シフタ1
1、受信回路7、復調回路8および復号論理演算回路3
5で生じる遅延時間に亙る遅延を与える。
【0047】かくして本実施例によれば、折り返し経路
R5〜R7のいずれの場合でも、冗長ビット選択回路3
7へ入力される2つのデータを同期させることができ
る。これにより、図1中のR1〜R7の各折り返し経路
を自由にとることができ、詳細に機能試験を行うことが
できる。
【0048】なお本発明は上記各実施例に限定されるも
のではない。例えば遅延回路26,42,43での遅延
時間は、符号論理演算回路24および復号論理演算回路
35での遅延時間、符号論理演算回路24、変調回路
3、復調回路8および復号論理演算回路35での遅延時
間、あるいは符号論理演算回路24、変調回路3、送信
回路4、シフタ11、受信回路7、復調回路8および復
号論理演算回路35での遅延時間に設定しているが、折
り返し経路が同一であっても他に遅延要素が含まれてい
れば、それに応じて変更設定される。また前記第2実施
例では、3つの遅延回路26,42,43を設けている
が、遅延回路の数は任意であって良い。このほか、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能であ
る。
【0049】
【発明の効果】第1の発明は、例えば符号論理演算回路
などの符号化手段へ入力されるデータが分岐入力され、
当該データを所定時間に亙り遅延する例えば遅延回路な
どの遅延手段と、前記符号化手段で誤り訂正符号化され
た符号化データを必要に応じて例えば復号論理演算回路
などの復号化手段へ供給する例えばセレクタなどの供給
手段とを備え、例えばタイミング発生回路などの制御手
段により、前記選択手段に入力されている復号化データ
が冗長ビット部分である期間に、前記遅延データを選択
するよう前記選択手段を制御するようにした。
【0050】また第2の発明は、第1の発明における遅
延手段を例えば3つの遅延回路とこれらを選択するセレ
クタとから構成し、それぞれ異なる複数種類の所定時間
のうちの指定された時間に亙りデータを遅延するように
した。
【0051】これらにより、冗長ビットを付加するため
の領域を作成する速度変換などの処理を行わなくても冗
長ビットの付加およびデータの元の状態への再生を行う
ことができ、これによりテストデータを直接的に入出力
することができる。かくして単独で機能試験を行うこと
が可能で、異常の発生箇所を容易に特定することを可能
とすることができる誤り訂正回路となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る誤り訂正回路を適用
して構成されたディジタル無線装置の概略構成を示すブ
ロック図。
【図2】図1中の誤り訂正符号器20および誤り訂正復
号器30の詳細構成を示すブロック図。
【図3】図2中の各部におけるデータの状態遷移を示す
図。
【図4】本発明の第2実施例に係る誤り訂正回路におけ
る誤り訂正符号器の詳細構成を示すブロック図。
【図5】従来技術を説明する図。
【符号の説明】
1…送信ディジタル信号処理回路 3…変調回路 4…送信回路 5…高周波切替回
路 6…アンテナ 7…受信回路 8…復調回路 10…受信ディジタ
ル信号処理回路 11…シフタ 20…誤り訂正符
号器 21…テストデータ入力端子 22…送信データ
入力端子 23…セレクタ 24…符号論理演
算回路 25…タイミング発生回路 26…遅延回路 27…送信データ出力端子 30…誤り訂正復
号器 31…テストデータ出力端子 32…受信データ
入力端子 33…セレクタ 34…モードスイ
ッチ 35…復号論理演算回路 36…タイミング
発生回路 37…冗長ビット選択回路 38…受信データ
出力端子 40…誤り訂正符号器 41…遅延回路 42…遅延回路 43…セレクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅木 雅彦 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 東 芝エー・ブイ・イー株式会社日野事業所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたデータに対して誤り訂正符号
    化を行う符号化手段と、 誤り訂正符号化のなされた符号化データを復号化する復
    号化手段とを有した誤り訂正回路において、 前記符号化手段へ入力されるデータが分岐入力され、当
    該データを所定時間に亙り遅延する遅延手段と、 前記符号化手段で誤り訂正符号化された符号化データを
    必要に応じて前記復号化手段へ供給する供給手段と、 前記復号化手段により復号化された復号化データおよび
    前記遅延手段により遅延された遅延データのいずれかを
    選択出力する選択手段と、 この選択手段に入力されている復号化データが冗長ビッ
    ト部分である期間に、前記遅延データを選択するよう前
    記選択手段を制御する制御手段とを具備したことを特徴
    とする誤り訂正回路。
  2. 【請求項2】遅延手段は、それぞれ異なる複数種類の所
    定時間のうちの指定された時間に亙りデータを遅延する
    ことを特徴とする請求項1に記載の誤り訂正回路。
JP21261092A 1992-08-10 1992-08-10 誤り訂正回路 Pending JPH0661976A (ja)

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