JP2830886B2 - Adpcm符復号化装置 - Google Patents

Adpcm符復号化装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は音声信号をPCM(Pu
lse Code Modulation)符号のディ
ジタル信号(PCM信号)に変換し、さらにADPCM
(Adaptive Differential PC
M)符号化してPCM符号より低速のディジタル信号
(ADPCM信号)に変換するADPCM符号化装置お
よびその逆変換をするADPCM復号化装置に関し、特
にフレーム同期信号の送受を必要としないADPCM符
復号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のADPCM符復号化装置
は、図3に示すように、送信側に、タイミングクロック
発生回路10と、ADPCM符号化回路20とを有し、
受信側に、タイミングクロック発生回路30と、ADP
CM復号化回路40とを有して構成されていた。
【0003】図4を参照すると、PCM信号101は、
1サンプル値を8ビットで符号化したPCM符号であ
り、ADPCM符号化回路20は、PCM信号101の
8ビットを1サンプル値としてADPCM符号化する。
そのために、タイミングクロック信号(以下、単にクロ
ック信号という)102(64kHz)および同期フレ
ーム信号103(8kHz)が必要となる。さらに、A
DPCM符号化回路20は、4ビットのADPCM符号
に変換されたADPCM信号105を出力するために、
クロック信号104(32kHz)が必要となる。
【0004】また、ADPCM復号化回路40は、4ビ
ットのADPCM符号から8ビットのPCM符号に変換
するために、クロック信号106(32kHz),同期
フレーム信号107(8kHz)およびクロック信号1
08(64kHz)が必要となる。ただし、これらの信
号106〜108は、クロック信号104(32kH
z)および同期フレーム信号103(8kHz)に同期
した信号である。
【0005】次に、このように構成された従来のADP
CM符復号化装置の動作について説明する。
【0006】送信側では、入力端子1から音声信号をP
CM符号化したPCM信号101(8ビット符号)をタ
イミングクロック発生回路10からのクロック信号10
2(64kHz)および同期フレーム信号103(8k
Hz)に同期させてADPCM符号化回路20に入力す
る。
【0007】ADPCM符号化回路20は、入力したP
CM信号101(8ビット符号)をADPCM信号10
5(4ビット符号)に変換して、タイミングクロック発
生回路10からのクロック信号104(32kHz)お
よび同期フレーム信号103(8kHz)に同期させて
出力端子2から伝送路に出力する。さらに、ADPCM
符号化回路20は、クロック信号104(32kHz)
および同期フレーム信号103(8kHz)をそれぞれ
出力端子3および4から伝送路に出力する。
【0008】受信側では、入力端子5から入力したAD
PCM信号105(4ビット符号)を入力端子6および
7から入力したクロック信号104(32kHz)およ
び同期フレーム信号103(8kHz)に同期したタイ
ミングクロック発生回路30からのクロック信号106
(32kHz)および同期フレーム信号107(8kH
z)に同期させてADPCM復号化回路40に入力す
る。
【0009】ADPCM復号化回路40は、入力したA
DPCM信号105(4ビット符号)をPCM信号10
9(8ビット符号)に変換して、タイミングクロック発
生回路30からのクロック信号108(64kHz)お
よび同期フレーム信号107(8kHz)に同期させて
出力端子8から出力する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のADP
CM符復号化装置は、送信側から同期フレーム信号を受
信側に伝送しなければ受信側のADPCM復号化回路に
てADPCM符号をPCM符号に正常に変換できなかっ
たので、同期フレーム信号を伝送できない伝送路では使
用できないという欠点がある。
【0011】本発明の目的は、上述の点に鑑み、送信側
から同期フレーム信号を送出しなくても受信側でADP
CM信号からPCM信号を正しく再生できるようにした
ADPCM符復号化装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のADPCM符復
号化装置は、送信側では、入力してきたPCM信号をA
DPCM信号に変換して伝送路に送出する第1のADP
CM符号化回路と、この第1のADPCM符号化回路を
動作させるタイミングクロック信号および同期フレーム
信号を発生し前記第1のADPCM符号化回路に供給す
ると同時にタイミングクロック信号を伝送路に送出する
第1のタイミングクロック発生回路とを有し、受信側で
は、伝送路から送出されてきたADPCM信号をN(0
≦N<(ADPCM符号のビット数)の整数)ビット遅
延させる遅延量可変形シフトレジスタと、この遅延量可
変形シフトレジスタから出力されたADPCM信号をP
CM信号に変換するADPCM復号化回路と、このAD
PCM復号化回路により復号化されたPCM信号を再び
ADPCM信号に変換する第2のADPCM符号化回路
と、前記遅延量可変形シフトレジスタから出力されたA
DPCM信号と前記第2のADPCM符号化回路から出
力されたADPCM信号との差分信号の平均パワーを求
め、その差分信号の平均パワーが最小となるように前記
遅延量可変形シフトレジスタの遅延量を制御するADP
CM符号差分パワー検出回路と、伝送路から送出されて
きたタイミングクロック信号に同期したタイミングクロ
ック信号および同期フレーム信号を発生させて前記遅延
量可変形シフトレジスタ,前記ADPCM復号化回路,
前記第2のADPCM符号化回路および前記ADPCM
符号差分パワー検出回路に供給する第2のタイミングク
ロック発生回路とを有する。
【0013】
【作用】本発明のADPCM符復号化装置では、送信側
で、第1のADPCM符号化回路が入力してきたPCM
信号をADPCM信号に変換して伝送路に送出し、第1
のタイミングクロック発生回路が第1のADPCM符号
化回路を動作させるタイミングクロック信号および同期
フレーム信号を発生し第1のADPCM符号化回路に供
給すると同時にタイミングクロック信号を伝送路に送出
し、受信側で、遅延量可変形シフトレジスタが伝送路か
ら送出されてきたADPCM信号をN(0≦N<(AD
PCM符号のビット数)の整数)ビット遅延させ、AD
PCM復号化回路が遅延量可変形シフトレジスタから出
力されたADPCM信号をPCM信号に変換し、第2の
ADPCM符号化回路がADPCM復号化回路により復
号化されたPCM信号を再びADPCM信号に変換し、
ADPCM符号差分パワー検出回路が遅延量可変形シフ
トレジスタから出力されたADPCM信号と第2のAD
PCM符号化回路から出力されたADPCM信号との差
分信号の平均パワーを求め、その差分信号の平均パワー
が最小となるように遅延量可変形シフトレジスタの遅延
量を制御し、第2のタイミングクロック発生回路が伝送
路から送出されてきたタイミングクロック信号に同期し
たタイミングクロック信号および同期フレーム信号を発
生させて遅延量可変形シフトレジスタ,ADPCM復号
化回路,第2のADPCM符号化回路およびADPCM
符号差分パワー検出回路に供給する。
【0014】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して詳細に
説明する。
【0015】図1は、本発明の一実施例に係るADPC
M符復号化装置の構成を示す回路ブロック図である。本
実施例のADPCM符復号化装置は、受信側に、タイミ
ングクロック発生回路10と、ADPCM符号化回路2
0とを有し、送信側に、ADPCM復号化回路40と、
遅延量可変形シフトレジスタ50と、タイミングクロッ
ク発生回路60と、ADPCM符号化回路70と、AD
PCM符号差分パワー検出回路80とを有して構成され
ている。なお、図3に示した従来のADPCM符復号化
装置における回路等と同等の回路等には、同一符号を付
して示す。
【0016】タイミングクロック発生回路10は、クロ
ック信号102(64kHz),同期フレーム信号10
3(8kHz)およびクロック信号104(32kH
z)を発生する。
【0017】ADPCM符号化回路20は、PCM信号
101(8ビット符号)をクロック信号102(64k
Hz)および同期フレーム信号103(8kHz)に同
期して入力し、ADPCM信号105(4ビット符号)
に変換してクロック信号104(32kHz)および同
期フレーム信号103(8kHz)に同期して出力す
る。
【0018】タイミングクロック発生回路60は、クロ
ック信号(32kHz)104に同期したクロック信号
106(32kHz),同期フレーム信号107(8k
Hz)およびクロック信号108(64kHz)を発生
する。なお、同期フレーム信号107(8kHz)は、
クロック信号104(32kHz)を分周して生成され
るので、そのタイミングは送信側の同期フレーム信号1
03(8kHz)とは異なるのが一般的である。
【0019】遅延量可変形シフトレジスタ50は、AD
PCM信号105(4ビット符号)をクロック信号10
6(32kHz)に同期して入力し、N(0≦N<4の
整数)ビット遅延させてADPCM信号111(4ビッ
ト符号)として出力する。遅延量Nの値は、ADPCM
符号差分パワー検出回路80からの制御信号110の値
により決まる。
【0020】ADPCM復号化回路40は、ADPCM
信号111(4ビット符号)をクロック信号106(3
2kHz)および同期フレーム信号107(8kHz)
に同期して入力し、PCM信号109(8ビット符号)
に変換してクロック信号108(64kHz)および同
期フレーム信号107(8kHz)に同期して出力す
る。
【0021】ADPCM符号化回路70は、PCM信号
109(8ビット符号)をクロック信号108(64k
Hz)および同期フレーム信号107(8kHz)に同
期して入力し、ADPCM信号112(4ビット符号)
に変換してクロック信号106(32kHz)および同
期フレーム信号107(8kHz)に同期して出力す
る。
【0022】ADPCM符号差分パワー検出回路80
は、遅延量可変形シフトレジスタ50から出力されるA
DPCM信号111(4ビット符号)とADPCM符号
化回路70から出力されるADPCM信号112(4ビ
ット符号)との差分信号の平均パワーを求め、その差分
信号の平均パワーが最小となるような制御信号110を
出力して遅延量可変形シフトレジスタ50の遅延量Nを
制御する。なお、ADPCM信号111(4ビット符
号)とADPCM信号112(4ビット符号)との位相
の相違、すなわちADPCM信号111(4ビット符
号)に対してADPCM復号化回路40およびADPC
M符号化回路70内で生じるADPCM信号112(4
ビット符号)の遅れは、ADPCM符号差分パワー検出
回路80内で補償されるものとする。また、差分信号の
平均パワーを検出する時間は、ADPCM復号化回路4
0とADPCM符号化回路70とが収束する時間にも依
存する。ADPCM符号差分パワー検出回路80におい
てADPCM信号111(4ビット符号)とADPCM
信号112(4ビット符号)との差分信号の平均パワー
を検出するのは、ADPCM復号化回路40に入力され
るADPCM信号111における4ビットのADPCM
符号のMSB(Most SignificantBi
t)と同期フレーム信号107(8kHz)の立上りと
の同期を検出するためであり、両者の同期がとれていれ
ば、ADPCM復号化回路40により正しいPCM信号
109(8ビット符号)が再生され、ADPCM符号化
回路70によりADPCM信号111(4ビット符号)
とほぼ一致するADPCM信号112(4ビット符号)
が生成されて差分信号の平均パワーが最小になるはずだ
からである。
【0023】図2を参照すると、入力端子1に入力する
PCM信号101は、1サンプルあたりMSBからLS
B(Least Significant Bit)の
8ビットで入力する。ADPCM符号化回路20は、ク
ロック信号(64kHz)102,同期フレーム信号
(8kHz)103およびクロック信号(32kHz)
104で動作して、1サンプルあたりMSBからLSB
の4ビットのADPCM信号105を出力する。PCM
信号101における8ビットのPCM符号のMSBと同
期フレーム信号103(8kHz)の立上りとが図2の
ように同期しているときに、PCM信号101(MSB
からLSBの8ビット)がADPCM符号化回路20に
正しく入力され、ADPCM信号105(MSBからL
SBの4ビット)が正しく出力される。
【0024】クロック信号(32kHz)106,同期
フレーム信号(8kHz)107およびクロック信号
(64kHz)108は、それぞれクロック信号104
(32kHz)に同期した信号である。ただし、同期フ
レーム信号107(8kHz)のタイミングは、送信側
の同期フレーム信号103(8kHz)と異なるのが一
般的であり、図2では、同期フレーム信号107と同期
フレーム信号103とが32kHzで3ビット相当ずれ
た場合を示す。
【0025】次に、このように構成された本実施例のA
DPCM符復号化装置の動作について説明する。
【0026】送信側では、ADPCM符号化回路20
は、入力端子1から音声信号をPCM符号化したPCM
信号101(8ビット符号)をタイミングクロック発生
回路10からのクロック信号102(64kHz)およ
び同期フレーム信号103(8kHz)に同期させて入
力し、入力したPCM信号101(8ビット符号)をA
DPCM信号105(4ビット符号)に変換して、タイ
ミングクロック発生回路10からのクロック信号104
(32kHz)および同期フレーム信号103(8kH
z)に同期させて出力端子2から伝送路に出力する。
【0027】また、タイミングクロック発生回路10
は、クロック信号104(32kHz)を出力端子3か
ら伝送路に出力する。
【0028】受信側では、タイミングクロック発生回路
60は、伝送路から入力端子6に入力したクロック信号
104(32kHz)を入力し、クロック信号104
(32kHz)に同期してクロック信号106(32k
Hz),同期フレーム信号107(8kHz)およびク
ロック信号108(64kHz)を発生させ、遅延量可
変形シフトレジスタ50,ADPCM復号化回路40,
ADPCM符号化回路70およびADPCM符号差分パ
ワー検出回路80に供給する。
【0029】また、遅延量可変形シフトレジスタ50
は、伝送路から入力端子5に入力したADPCM信号1
05(4ビット符号)をクロック信号106(32kH
z)に同期して入力し、ADPCM符号差分パワー検出
回路80からの制御信号110の値に応じたN(0≦N
<4の整数)ビットだけ遅延させてADPCM信号11
1(4ビット符号)としてADPCM復号化回路40お
よびADPCM符号差分パワー検出回路80に出力す
る。
【0030】ADPCM復号化回路40は、遅延量可変
形シフトレジスタ50により遅延されたADPCM信号
111(4ビット符号)をタイミングクロック発生回路
60からのクロック信号106(32kHz)および同
期フレーム信号107(8kHz)に同期して入力し、
PCM信号109(8ビット符号)に変換してタイミン
グクロック発生回路60からのクロック信号108(6
4kHz)および同期フレーム信号107(8kHz)
に同期させて出力端子8およびADPCM符号化回路7
0に出力する。
【0031】いま、ADPCM復号化回路40に入力す
るADPCM信号111における4ビットのADPCM
符号のMSBと同期フレーム信号107(8kHz)の
立上りとが同期していないとすると、PCM信号109
(8ビット符号)は正しく再生できていない。
【0032】例えば、図2のタイミングチャートで、A
DPCM信号105(4ビット符号)を遅延させること
なしにそのままADPCM復号化回路40に入力させる
と、同期フレーム信号107(8kHz)との関係か
ら、ADPCM信号105(4ビット符号)のLSB,
MSB,2および3をそれぞれMSB,2,3およびL
SBと見なして処理するため、PCM信号109(MS
BからLSBの8ビット)は正しい信号にはならない。
【0033】ADPCM符号化回路70は、ADPCM
復号化回路40により復号化されたPCM信号109
(8ビット符号)をタイミングクロック発生回路60か
らのクロック信号108(64kHz)および同期フレ
ーム信号107(8kHz)に同期して入力し、再びA
DPCM信号112(4ビット符号)に変換してタイミ
ングクロック発生回路60からのクロック信号106
(32kHz)および同期フレーム信号107(8kH
z)に同期させてADPCM符号差分パワー検出回路8
0に出力する。
【0034】いま、正しくないPCM信号109(8ビ
ット符号)をADPCM符号化回路70にてADPCM
信号112(4ビット符号)に変換しても、入力したA
DPCM信号111(4ビット符号)とは異なるADP
CM信号112(4ビット符号)になる。
【0035】ADPCM符号差分パワー検出回路80
は、遅延量可変形シフトレジスタ50から出力されたA
DPCM信号111(4ビット符号)とADPCM符号
化回路70から出力されたADPCM信号112(4ビ
ット符号)とをタイミングクロック発生回路60からの
クロック信号106(32kHz)および同期フレーム
信号107(8kHz)に同期して入力し、ADPCM
信号111(4ビット符号)とADPCM信号112
(4ビット符号)との差分信号をとり、制御信号110
の値を0から3まで変えてそれぞれの差分信号の平均パ
ワー(例えば、差分信号の2乗の総和の平均)を求め
る。正しいPCM信号109(8ビット符号)をADP
CM信号112(4ビット符号)に変換したとすると、
入力したADPCM信号111(4ビット符号)とほと
んど同じADPCM信号112(4ビット符号)が得ら
れるため、ADPCM信号111(4ビット符号)とA
DPCM信号112(4ビット符号)との差分信号の平
均パワーは最小となる。ADPCM符号差分パワー検出
回路80は、差分信号の平均パワーが最小のときの制御
信号110の値を連続して出力する。
【0036】例えば、図2のタイミングチャートでは、
ADPCM符号差分パワー検出回路80は、ADPCM
信号112(4ビット符号)とADPCM信号111
(4ビット符号)との差分信号の平均パワーが最小のと
きの値3を制御信号110として遅延量可変形シフトレ
ジスタ50に出力する。
【0037】遅延量可変形シフトレジスタ50は、差分
信号の平均パワーが最小のときの制御信号110を受け
ると、その値に応じてADPCM信号105(4ビット
符号)を遅延させてADPCM信号111(4ビット符
号)として出力する。この結果、ADPCM信号111
における4ビットのADPCM符号のMSBと同期フレ
ーム信号107(8kHz)の立上りとの同期がとれ
る。
【0038】ADPCM復号化回路40は、1サンプル
あたりMSBからLSBの4ビットの正しいADPCM
信号111を入力して正しいPCM信号109(8ビッ
ト符号)を再生して出力端子8に出力する。
【0039】例えば、図2のタイミングチャートで、遅
延量可変形シフトレジスタ50によってADPCM信号
105(4ビット符号)を3ビット遅延させてADPC
M復号化回路40に入力させると、MSB,2,3およ
びLSBを正しく処理するため、PCM信号109(8
ビット符号)は正しい信号になる。
【0040】ADPCM符号差分パワー検出回路80
は、差分信号の平均パワーが再び大きくなったならば、
もう一度制御信号110の値を0から3まで変えて同じ
動作を繰り返し行う。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ADPC
M復号化回路に入力してきたADPCM信号をPCM信
号に復号化し、再びADPCM符号化回路にてADPC
M信号に符号化して、入力したADPCM信号と再生さ
れたADPCM信号との差分信号の平均パワーを検出し
て、その値が最小になるように、伝送路から入力してき
たADPCM信号を遅延させてADPCM復号化回路に
入力することにより、同期フレーム信号を送信側から送
出してもらわなくても受信側でADPCM信号から正し
いPCM信号を再生できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るADPCM符復号化装
置の構成を示す回路ブロック図である。
【図2】本実施例のADPCM符復号化装置のタイミン
グチャートを示す図である。
【図3】従来のADPCM符復号化装置の構成を示す回
路ブロック図である。
【図4】従来のADPCM符復号化装置のタイミングチ
ャートを示す図である。
【符号の説明】
1,5,6 入力端子 2,3,8 出力端子 10 タイミングクロック発生回路(第1のタイミング
クロック発生回路) 20 ADPCM符号化回路(第1のADPCM符号化
回路) 40 ADPCM復号化回路 50 遅延量可変形シフトレジスタ 60 タイミングクロック発生回路(第2のタイミング
クロック発生回路) 70 ADPCM符号化回路(第2のADPCM符号化
回路) 80 ADPCM符号差分パワー検出回路 101 PCM信号 102 クロック信号 103 同期フレーム信号 104 クロック信号 105 ADPCM信号 106 クロック信号 107 同期フレーム信号 108 クロック信号 109 PCM信号 110 制御信号 111 ADPCM信号 112 ADPCM信号

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側では、入力してきたPCM信号を
    ADPCM信号に変換して伝送路に送出する第1のAD
    PCM符号化回路と、この第1のADPCM符号化回路
    を動作させるタイミングクロック信号および同期フレー
    ム信号を発生し前記第1のADPCM符号化回路に供給
    すると同時にタイミングクロック信号を伝送路に送出す
    る第1のタイミングクロック発生回路とを有し、 受信側では、伝送路から送出されてきたADPCM信号
    をN(0≦N<(ADPCM符号のビット数)の整数)
    ビット遅延させる遅延量可変形シフトレジスタと、この
    遅延量可変形シフトレジスタから出力されたADPCM
    信号をPCM信号に変換するADPCM復号化回路と、
    このADPCM復号化回路により復号化されたPCM信
    号を再びADPCM信号に変換する第2のADPCM符
    号化回路と、前記遅延量可変形シフトレジスタから出力
    されたADPCM信号と前記第2のADPCM符号化回
    路から出力されたADPCM信号との差分信号の平均パ
    ワーを求め、その差分信号の平均パワーが最小となるよ
    うに前記遅延量可変形シフトレジスタの遅延量を制御す
    るADPCM符号差分パワー検出回路と、伝送路から送
    出されてきたタイミングクロック信号に同期したタイミ
    ングクロック信号および同期フレーム信号を発生させて
    前記遅延量可変形シフトレジスタ,前記ADPCM復号
    化回路,前記第2のADPCM符号化回路および前記A
    DPCM符号差分パワー検出回路に供給する第2のタイ
    ミングクロック発生回路とを有することを特徴とするA
    DPCM符復号化装置。
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