JPH0661356A - 半導体素子の製造方法 - Google Patents
半導体素子の製造方法Info
- Publication number
- JPH0661356A JPH0661356A JP21415992A JP21415992A JPH0661356A JP H0661356 A JPH0661356 A JP H0661356A JP 21415992 A JP21415992 A JP 21415992A JP 21415992 A JP21415992 A JP 21415992A JP H0661356 A JPH0661356 A JP H0661356A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- wiring
- forming
- metal film
- insulating film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
Abstract
にその配線の形成方法に関するもので、スルーホール形
成時に生成されることがあるトレンチングによる悪影響
を防ぐことを目的とするものである。 【構成】 本発明は、1層目配線303の上に酸化金属
膜(例えばCu2 O)304を形成し、その上に還元性
ガスの通過を妨げる絶縁膜(例えばSiN)305を形
成した後、層間絶縁膜306を形成してスルーホール3
08を開口し、還元性ガス(H2 など)雰囲気中で熱処
理を行ない、前記酸化金属膜304を還元させた後、2
層目の配線金属膜310を形成するようにしたものであ
る。
Description
における多層配線の形成方法に関するものである。
の多層配線は従来図3に示すような方法で形成される。
1上に、1層目Al合金配線103のパターニング、及
び層間絶縁膜104の形成は終了しているとし、スルー
ホール形成からのプロセスを示す。
布し、スルーホール106開孔のためのパターニングを
行い、露光・現像した後、エッチングにより、1層目配
線103上にスルーホール部106を図3(c)のよう
に開孔する。
ール106を通して、1層目配線103に接続される2
層目配線となるAl合金膜107を形成する。そして、
ホトリソグラフィ、エッチング技術によって、2層目配
線107をパターニングする。そして、シンターを行な
った後、2層目配線107上にパッシベーション膜10
8(例えばSiN)を形成し、ホトリソグラフィ(以下
ホトリソと記す)、エッチング後、アニールを行ない、
完成する。
べた方法では、スルーホール形成時のホトリソにおい
て、1層目配線が細くなってくると、マスク位置が1層
目配線上からズレた時に、配線の無い部分はスルーホー
ル開孔エッチングが止まらず、1層目配線下の層間絶縁
膜にまで到達する(この現象をトレンチングと称するの
で、以後、トレンチングと記す)。その後、図4に示す
ように、配線203(あるいは基板201)までトレン
チングが進むと、層間絶縁膜202にボイドが形成さ
れ、そのボイド部に2層目配線206が入り込めば、2
層目配線206は配線203(あるいは基板201)と
短絡する問題点があった。
ーホール形成工程において生じるボイドに、2層目配線
が入り込み、リークを生じる問題を取り除くために、パ
ターニング後の1層目配線上に還元が可能な酸化メタル
膜、還元性ガスの通過を妨げる絶縁膜を順に形成した後
に、層間絶縁膜を形成することにより、スルーホールエ
ッチング時のトレンチングを酸化メタル膜層で防ぎ、ス
ルーホール内のみ酸化メタル膜を還元することで、良好
なコンタクトを取れるようにし、高歩留り及び高信頼性
をもつ配線を提供することを目的としている。
め、1層目配線パターニング後の工程において、還元が
可能な酸化メタル膜(例えばCu2 O)、還元性ガスの
通過を妨げる絶縁膜(例えばSiN)、層間絶縁膜(例
えばPSG)を順に形成した後に、層間絶縁膜をホトリ
ソ・エッチングすることにより、前記酸化メタル膜でエ
ッチングを停止させ、トレンチングを防ぐようにしたも
のである。さらに、スルーホールの酸化メタル膜を還元
性雰囲気の熱処理で還元し、メタル膜にすることにより
その後に堆積させる2層目配線と1層目配線間にて良好
な低抵抗コンタクトを取れるようにしたものである。
パターニング後に還元可能な酸化メタル膜を形成するこ
とにより、これがスルーホール形成時のホトリソにおい
て、マスク位置が1層目配線上からズレても、スルーホ
ール開孔エッチングのストッパーとなるため、従来のよ
うに配線の無い部分に生じるトレンチングも起こらず、
配線間、あるいは配線と基板間の短絡は生じないので、
高信頼性をもつ配線が期待出来る。また、酸化メタル膜
を還元性雰囲気で還元した時、スルーホール部のみメタ
ル膜になるため、2層目配線と1層目配線は良好な低抵
抗コンタクトを取ることが期待できる。
下に説明する。
様、IC基板301上に、絶縁膜302(例えばSiO
2 やPSG(リン・シリケートガラス)膜)と1層目配
線Al合金膜303を約6000Åの厚さパターニング
形成する。この上に図1(b)のように、スパッタ法に
て、還元可能なメタルとして酸化銅304を約1000
Å形成し、還元性ガスの通過を妨げる絶縁膜としてSi
N膜305をCVD(化学的気相成長)法で約1000
Å形成する。次に層間絶縁膜としてO3 −TEOS(テ
トラエトキシラン)SiO2 膜306をCVD法にて約
10000Å形成する。そして、図1(c)のように、
このO3 −TEOS SiO2 膜306に前記Al合金
膜303に通じる開孔部308をホトリソ,エッチング
により選択的に形成する。この時、エッチングはC2 F
6 50sccm,CHF3 10sccm,圧力80P
a,RF(高周波)パワー2kwで行なうが、フッ素系
ガスを用いているため、酸化銅305でエッチングは停
止する。その後、H2 雰囲気中で熱処理を5〜30分行
ない、酸化銅305を還元する。条件は基板温度200
〜400℃,チャンバー圧力20Torrで行なう。
TEOS SiO2 膜306上に、2層目配線としてA
l合金膜310を形成し、ホトリソ,エッチングを行な
ってパターニングする。そして、パッシベーション膜3
11(例えばSiN)をCVD法で約10000Å形成
し、パターニング後、2層構造の多層配線が完成する。
下に説明する。
様、IC基板401上に、絶縁膜402(例えばSiO
2 やPSG膜)とAl合金膜403を6000Åの厚さ
パターニング形成する。
法にて銅膜404を1000Å形成し、ホトリソ,エッ
チングを行ない、配線をパターニングする。
としてO3 −TEOS SiO2 膜406をCVD法に
て約10000Å形成する。銅膜404は200〜30
0℃,O2 雰囲気中熱処理で容易に酸化されるため、層
間絶縁膜406形成時に酸化銅405が形成される。
OS SiO2 膜406に前記Al合金膜403に通じ
る開孔部408をホトリソ,エッチングにより選択的に
形成する。この時、エッチングはC2 F6 50scc
m,CHF3 10sccm,圧力80Pa,RFパワー
2kwで行なうが、フッ素ガスを用いているため酸化銅
405でエッチングは停止する。その後、図2(e)の
ように、H2 雰囲気中で熱処理を5分〜30分行ない、
酸化メタル405を還元する(図2(e)で404と表
示)。条件は基板温度200〜400℃,チャンバー圧
力20Torrで行なう。
TEOS SiO2 膜406上に2層目配線としてAl
合金膜409を形成し、ホトリソ,エッチングを行なっ
てパターニングする。そして、パッシベーション膜41
0(例えばSiN)をCVD法で約10000Å形成
し、パターニング後2層構造の多層配線が完成する。
合金膜上に形成される酸化メタル膜は、メタル膜を形成
してから酸化させた膜でもよい。又、上述のパッシベー
ション膜形成以前の工程を繰り返すことにより3層以上
の多層配線を形成することも可能である。
よれば、1層目配線パターニング後に還元可能な酸化メ
タル膜を形成することにより、これがスルーホール形成
時のホトリソにおいて、マスク位置が1層目配線上から
ズレても、スルーホール開孔のエッチングのストッパー
となるため、従来のように配線の無い部分に生じるトレ
ンチングも起こらず、配線間、あるいは配線と基板間の
短絡は生じないので高信頼性をもつ配線が期待出来る。
また、酸化メタル膜上に還元性ガスが通過しにくい絶縁
膜を形成することにより、酸化メタル膜を還元性雰囲気
で還元した時、スルーホール部のみメタル膜になるた
め、2層目配線と1層目配線は良好な低抵抗コンタクト
を取ることが期待できる。また、酸化メタル膜を形成し
た後、ホトリソ,エッチングにより酸化メタル膜のパタ
ーニングを行なえば、還元性ガスが通過しにくい絶縁膜
を形成する工程を略することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 (a)半導体基板上に、1層目の配線金
属膜を形成し、該配線金属膜上に酸化金属膜、さらにそ
の上に還元性ガスの通過を妨げる絶縁膜を形成する工
程、 (b)前記構造の上に、層間絶縁膜を形成し、該層間絶
縁膜の前記配線金属膜上の所定箇所にスルーホールを形
成する工程、 (c)還元性ガス雰囲気中で熱処理を行ない、前記スル
ーホール部内の前記酸化金属膜を還元させ、その後、2
層目の配線金属膜を形成する工程、 以上の工程を含むことを特徴とする半導体素子の製造方
法。 - 【請求項2】 (a)半導体基板上に、1層目の配線金
属膜を形成し、該配線金属膜上に酸化され易い金属膜を
形成する工程、 (b)前記構造の上に、前記金属膜が酸化される処理で
層間絶縁膜を形成し、該層間絶縁膜の前記配線金属膜上
の所定箇所にスルーホールを形成する工程、 (c)還元性ガス雰囲気中で熱処理を行ない、前記スル
ーホール部内の前記工程で酸化された金属膜を還元さ
せ、その後、2層目の配線金属膜を形成する工程、 以上の工程を含むことを特徴とする半導体素子の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21415992A JP3224603B2 (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 半導体素子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21415992A JP3224603B2 (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 半導体素子の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0661356A true JPH0661356A (ja) | 1994-03-04 |
JP3224603B2 JP3224603B2 (ja) | 2001-11-05 |
Family
ID=16651213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21415992A Expired - Fee Related JP3224603B2 (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 半導体素子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3224603B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6309970B1 (en) | 1998-08-31 | 2001-10-30 | Nec Corporation | Method of forming multi-level copper interconnect with formation of copper oxide on exposed copper surface |
-
1992
- 1992-08-11 JP JP21415992A patent/JP3224603B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6309970B1 (en) | 1998-08-31 | 2001-10-30 | Nec Corporation | Method of forming multi-level copper interconnect with formation of copper oxide on exposed copper surface |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3224603B2 (ja) | 2001-11-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2773530B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH06181209A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH05243402A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH0982804A (ja) | 半導体装置及びその製造方法 | |
KR900001834B1 (ko) | 반도체장치의 제조방법 | |
JP2003258090A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH0897283A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
KR0140646B1 (ko) | 반도체장치의 제조방법 | |
JPH0661356A (ja) | 半導体素子の製造方法 | |
JP2515408B2 (ja) | バイポ−ラ型半導体装置 | |
JPH10209276A (ja) | 配線形成方法 | |
JPH05206282A (ja) | 半導体装置の多層配線構造体の製造方法 | |
JPS59195844A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP2702010B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH1074837A (ja) | 半導体装置及びその製造方法 | |
JP2734881B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH10173051A (ja) | 配線形成方法 | |
JP2823727B2 (ja) | コンタクト形成方法 | |
JPH06236931A (ja) | 配線構造及びその製造方法 | |
JPH11265938A (ja) | 半導体装置及びその製造方法 | |
JP2827690B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH05335307A (ja) | 半導体集積回路装置およびその製造方法 | |
JPH05243226A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP2776397B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH06342790A (ja) | 半導体装置の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010807 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070824 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080824 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080824 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090824 Year of fee payment: 8 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090824 Year of fee payment: 8 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |