JPH1074837A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH1074837A
JPH1074837A JP23118596A JP23118596A JPH1074837A JP H1074837 A JPH1074837 A JP H1074837A JP 23118596 A JP23118596 A JP 23118596A JP 23118596 A JP23118596 A JP 23118596A JP H1074837 A JPH1074837 A JP H1074837A
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insulating film
film
forming
wiring
insulating
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JP23118596A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Tsutsumi
聡明 堤
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線間の容量が少なく、高速動作が可能な半
導体装置を得る。 【解決手段】 半導体基板本体とその上に形成された半
導体素子とを有する半導体基板1と、その半導体基板1
上に形成された層間絶縁膜2を備え、上記層間絶縁膜2
上に形成された下層配線6と、この下層配線6上に積層
された第1の絶縁膜4と、上記下層配線6及び第1の絶
縁膜4の側面に隣接して上記層間絶縁膜2上に形成され
た、第1の絶縁膜4より誘電率が低い第2の絶縁膜7を
備え、又、第1及び第2の絶縁膜4、7上に形成され
た、第2の絶縁膜7より高い誘電率を有する第3の絶縁
膜8を備え、さらに、上記下層配線6表面に開口するよ
うに上記第1及び第3の絶縁膜4、8に形成された接続
孔10と、上記接続孔10を介して上記下層配線6に電
気的に接続される上層配線11とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体装置及びそ
の製造方法に関し、特に多層構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置は高機能化に伴い、それが有
する配線構造は益々複雑になってきている。この様な状
況下においては、高集積化により配線間隔が狭くなるに
つれ、配線間の容量が増大してしまい、配線部での信号
遅延が深刻となる。この配線間容量を低減するために、
配線の厚さを低減し配線の対向面積を減少させること
は、一方で配線抵抗を増加させるため、上記信号遅延の
問題を解決することはできない。そこで近年、この問題
を解決する方法として、誘電率の低い絶縁膜を形成する
技術が研究されてきている。図10従来の多層配線構造
の断面図である。21は例えばシリコン基板からなる半
導体基板本体と、その上に形成された半導体素子とを有
する半導体基板、22は半導体基板21上に形成され
た、例えばCVD法により形成したシリコン酸化膜約1
μmからなる層間絶縁膜である。23は、層間絶縁膜2
2上に、スパッタ法等で形成したAl合金約500nm
をパターニングし形成した下層配線である。24はCV
D法で形成したシリコン酸化膜約30nmからなる第1
の絶縁膜である。25は、塗布法により約700nmの
厚みで形成した、比誘電率が2〜3.5程度の低誘電率
膜である第2の絶縁膜である。26はCVD法により形
成したシリコン酸化膜約200nmからなる第3の絶縁
膜である。27は写真製版及びエッチングにより、上記
下層配線23に開口するように第1ないし第3の絶縁膜
24〜26に形成した接続孔である。28はスパッタ法
またはCVD法によりAl合金膜を堆積し、上記接続孔
27を埋め込むとともに、第3の絶縁膜26上に約50
0nm堆積されたAl合金膜をパターニングして形成し
た上層配線である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、このような
半導体装置においては、接続孔27を形成する際に、第
3の絶縁膜26と低誘電率膜25、第1の絶縁膜24の
積層構造をエッチングする必要がある。しかし、低誘電
率膜25は第1及び3の絶縁膜であるシリコン酸化膜2
4、26とエッチング特性が異なる。具体的には、低誘
電率膜25はシリコン酸化膜24、26をエッチングす
るガス、例えばCHF3の様なガスでは、エッチング速
度が小さく、エッチングが困難である。また、一方で、
低誘電率膜25をエッチングするガスとして、酸素ガス
を含有させると、エッチングマスクとして用いるレジス
ト膜も同時にエッチングされてしまい、そのため、レジ
ストマスクのホールパターンも次第に広がり、微細な接
続孔27を形成することができなくなるという問題があ
る。また、このような問題に対処するため、図11の様
に低誘電率膜25をエッチバックすることにより、第1
の絶縁膜24の表面より低い位置にのみ形成された低誘
電率膜25aを用いた場合においても、接続孔27のエ
ッチングの問題自体は回避できるが、一方において低誘
電率膜25の占める領域が少なくなるので、明らかに配
線間容量の低減効果が小さくなるという問題が新たに発
生する。
【0004】この発明は上記した点に鑑みてなされたも
のであり、上記のような問題を発生することなく、配線
間の容量を低減し、高速な半導体装置を得ることを目的
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体装
置は、半導体基板上に形成された配線と、この配線上に
積層された第1の絶縁膜と、上記配線及び第1の絶縁膜
の側面に隣接して上記半導体基板上に形成された、第1
の絶縁膜より誘電率が低い第2の絶縁膜と、上記配線表
面に開口するように上記第1の絶縁膜に形成された接続
孔と、上記接続孔を介して、上記配線に電気的に接続さ
れる電気的素子とを具備するものである。
【0006】又、上記第1及び第2の絶縁膜上に形成さ
れた、第2の絶縁膜より高い誘電率を有する第3の絶縁
膜を備えるとともに、接続孔が上記第3の絶縁膜を貫通
していることを特徴とするものである。
【0007】又、上記第1の絶縁膜に比べエッチング耐
性の高い第4の絶縁膜が、配線及び第1の絶縁膜の側
面、並びに第2の絶縁膜表面に形成されていることを特
徴とするものである。
【0008】又、上記エッチング耐性は接続孔形成時の
エッチングに対する耐性であることを特徴とするもので
ある。
【0009】又、上記第4の絶縁膜が第2の絶縁膜の下
面にも形成されていることを特徴とするものである。
【0010】この発明に係る半導体装置の製造装置は、
半導体基板上に第1の導電膜を形成する工程と、上記第
1の導電膜上に第1の絶縁膜を形成する工程と、上記第
1の絶縁膜をパターニングする工程と、上記パターニン
グされた第1の絶縁膜をマスクとして、上記第1の導電
膜をパターニングする工程と、上記半導体基板上に上記
第1の絶縁膜より誘電率が低い第2の絶縁膜を形成する
工程と、上記第1の絶縁膜上の第2の絶縁膜を除去する
工程と、上記第1の絶縁膜に上記第1の導電膜表面に開
口する接続孔を形成する工程と、上記接続孔内部に上記
第1の導電膜表面に接するように第2の導電膜を形成す
る工程とを含むものである。
【0011】又、半導体基板上に第1の導電膜を形成す
る工程と、上記第1の導電膜上に第1の絶縁膜を形成す
る工程と、上記第1の絶縁膜をパターニングする工程
と、上記パターニングされた第1の絶縁膜をマスクとし
て、上記第1の導電膜をパターニングする工程と、上記
半導体基板上に上記第1の絶縁膜より誘電率が低い第2
の絶縁膜を形成する工程と、上記第1の絶縁膜上の第2
の絶縁膜を除去する工程と、上記第1及び第2の絶縁膜
上に当該第1の絶縁膜より高い誘電率を有する第3の絶
縁膜を形成する工程と、上記第1及び第3の絶縁膜に上
記第1の導電膜表面に開口する接続孔を形成する工程
と、上記接続孔内部に上記第1の導電膜表面に接するよ
うに第2の導電膜を形成する工程とを含むものである。
【0012】又、上記第1の絶縁膜上の第2の絶縁膜を
除去する工程が、第2の絶縁膜を研磨法により平坦化す
る工程と、上記平坦化された第2の絶縁膜を第1の絶縁
膜表面が露出するまで除去する工程とを含むことを特徴
とするものである。
【0013】又、上記第2の絶縁膜表面が第1の絶縁膜
表面より低くなるまで除去されることを特徴とするもの
である。
【0014】又、第1の導電膜をパターニングした後上
記第1の絶縁膜に比べエッチング耐性の高い第4の絶縁
膜を半導体基板上に形成する工程と、第1の絶縁膜に比
べエッチング耐性の高い第4の絶縁膜を第1及び第2の
絶縁膜上に形成する工程と、上記第1の絶縁膜上に形成
された第4の絶縁膜を異方性エッチング又は研磨により
除去する工程とを含むものである。
【0015】又、上記半導体基板上に形成された第4の
絶縁膜を異方性エッチングして、第1の導電膜及び上記
第1の絶縁膜の側面にサイドウォールを形成する工程を
含むものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下に、この発明の実施の形態1につい
て図1ないし図3に基づいて説明する。図1はこの発明
の実施の形態1を示す要部断面図であり、図1におい
て、1は例えばシリコン基板からなる半導体基板本体
と、その上に形成された半導体素子とを有する半導体基
板、2は半導体基板1上に形成された、例えば約1μm
の膜厚を有するシリコン酸化膜からなる層間絶縁膜であ
る。6は層間絶縁膜2上に形成された、例えば約500
nmの膜厚を有するAl合金又はCu合金からなる下層
配線である。4はこの下層配線6の上に形成された、例
えば約300nmの膜厚を有するシリコン酸化膜からな
る第1の絶縁膜である。
【0017】7は下層配線6及び第1の絶縁膜4の側面
に隣接して上記半導体基板1上に形成された、例えば約
800nmの膜厚を有する、PPSQ(ポリフェニルシ
ルセスキオキサン)からなる低誘電率膜である第2の絶
縁膜である。8は第1及び第2の絶縁膜4、7上に形成
された、例えば約300nmの膜厚を有するシリコン酸
化膜からなる第3の絶縁膜である。10は上記下層配線
6表面に開口するように第1及び第3の絶縁膜4、8に
形成された、下層配線6の幅よりも狭い開口径を有する
接続孔である。11は上記接続孔10を介して下層配線
6に電気的に接続される、第3の絶縁膜8上に形成され
た、例えば約600nmの厚さを有するAl合金又はC
u合金からなる上層配線(電気的素子)である。
【0018】つぎに、このように構成された半導体装置
の製造方法について図2を用いて説明する。図2は本実
施の形態1を示す半導体装置の製造方法を工程順に示し
たものである。
【0019】まず、図2(a)に示されるように、半導
体基板1上に、例えばCVD法や熱酸化法により形成し
たシリコン酸化膜、約1μmからなる層間絶縁膜2を形
成する。次に、例えばスパッタ法やCVD法により形成
したAl合金またはCu合金、約500nmからなる第
1の導電膜3を形成し、次に、例えばCVD法によりシ
リコン酸化膜、約300nmからなる第1の絶縁膜4を
形成する。そして、通常の写真製版技術を用いて、配線
パターンを備えたレジストマスク5を形成する。
【0020】次に、図2(b)に示すように、このレジ
ストマスク5を用いて、第1の絶縁膜4をエッチングに
よりパターニングし、その後、レジストマスク5を除去
し、次に、このパターニングされた第1の絶縁膜4をマ
スクとして、第1の導電膜3をエッチングし、下層配線
6を形成する。尚、第1の導電膜3をエッチングした
後、レジストマスク5を除去しても良い。
【0021】次に、図2(c)に示すように、半導体基
板1上に第1の絶縁膜4及び下層配線6を覆うように、
例えば塗布法によりPPSQ(ポリフェニルシルセスキ
オキサン)からなる低誘電率膜7を形成する。
【0022】次に、図2(d)に示すように、化学機械
研磨等の研磨(ポリッシュ)法により低誘電率膜7を平
坦化し、この低誘電率膜7の表面を第1の絶縁膜4と同
一またはそれより低くする。
【0023】次に、図2(e)に示すように、熱又はプ
ラズマ又は光CVD法により、例えばシリコン酸化膜、
約300nmからなる第3の絶縁膜8を、上記第1及び
第2の絶縁膜4、7上に形成する。
【0024】次に、図2(f)に示すように、通常の写
真製版技術を用い、レジストマスク9を形成する。その
後、このマスク9を用い、第1及び第3の絶縁膜4、8
に、エッチングにより、下層配線6に開口する接続孔1
0を形成する。
【0025】次に、図2(g)に示すように、酸素プラ
ズマによるアッシング(灰化)により、レジストマスク
9を除去する。
【0026】次に、図2(h)に示すように、例えばス
パッタ法またはCVD法により、Al合金またはCu合
金からなる第2の導電膜16を、接続孔10の内部に埋
め込むとともに、例えば約600nmの膜厚となるよう
に第3の絶縁膜8上に形成する。なお第2の導電膜は、
Al又はCu合金の下に、Ti又はTiN膜を例えば1
0nm及び20nmの膜厚で積層したものであってもよ
い。
【0027】その後、写真製版およびエッチング法によ
り、第2の導電膜16をパターニングし、上層配線11
を形成することにより、図1に示す半導体装置を得る。
【0028】図3は、上記図2(f)にて示したレジス
トマスク9の形成時において、重ね合わせにずれが生じ
た場合を示す要部断面図であり、この重ね合わせずれが
生じた場合においては、図に示す様に、接続孔10の側
壁として低誘電率膜7が露出する。上記の場合、接続孔
10の形成のためのエッチング用ガスに、例えばCHF
3の様なガスを用いることにより、露出した低誘電率膜
7に対し、選択的にシリコン酸化膜である第1の絶縁膜
4を除去することが可能となる。又、その後の図2
(g)にて示したレジストマスク9の除去において、低
誘電率膜7に炭素が含まれている場合(本実施の形態に
おけるPPSQを用いた場合等)には、上記酸素プラズ
マによるレジストマスク9の除去により、当該低誘電率
膜7も同時に一部エッチングされてしまう。そこで、こ
のような場合には、約100°C以下の低温で、リモー
ト酸素プラズマによりレジストマスク9を除去すれば良
く、これにより、低誘電率膜7のエッチングは抑制でき
る。又、その後、図2(h)にて示した第2の導電膜1
6の形成時において、この第2の導電膜16を形成する
方法として用いたスパッタ法またはCVD法により、低
誘電率膜7が400°C以上の温度となると、当該低誘
電率膜7は炭化水素等のガスを発生し、第2の導電膜1
6の形成の妨げとなる場合がある。これに対処するため
には、第2の導電膜16を300°C程度以下の温度で
形成すれば良い。
【0029】又、上記図3にて示したように、レジスト
マスク9の形成時において重ね合わせにずれが生じた場
合に限らず、レジストマスク9の開口部9aの開口径が
下層配線6の幅より広い場合等、接続孔10の側壁とし
て低誘電率膜7が露出する場合においても、上記の方法
を用いることで上記種々の問題を解決することが可能と
なり、所望の半導体装置を得ることが可能となる。
【0030】又、本実施の形態においては、図2(c)
に示したように、低誘電率膜7を第1の絶縁膜4と下層
配線6との積層構造物の間に埋め込む必要がある。この
低誘電率膜7の埋め込み特性を向上させるために、図2
(c)の工程において、塗布された低誘電率膜7に超音
波を照射しても良く、ことにより、埋め込み特性の向上
を図ることが可能となる。
【0031】このように製造された半導体装置において
は、配線間の容量を低減することができ、そのため高速
動作が可能となるという効果を有する。
【0032】本実施の形態1においては、低誘電率膜7
としてPPSQを用いているが、これに代えて、誘電率
が2〜3.5の典型的な他の低誘電率膜を用いても良
く、この場合においても上記の効果を有する。
【0033】実施の形態2.実施の形態1にて示したよ
うに、接続孔10の側壁として低誘電率膜7が露出した
構造においては、酸素プラズマによるレジストマスク9
のアッシング条件に制限が加わり、かつ、第2の導電膜
16の形成においても、400°C以上の温度で形成す
ると、低誘電率膜7から炭化水素等のガスが放出され、
当該第2の導電膜16の形成の妨げとなる場合がある。
【0034】そこで、上記接続孔10の側壁としての低
誘電率膜7の露出を防止できる本発明の実施の形態2に
ついて、以下に、図4及び図5に基づいて説明を行う。
【0035】図4はこの発明の実施の形態2を示す要部
断面図であり、図4において、1は例えばシリコン基板
からなる半導体基板本体と、その上に形成された半導体
素子とを有する半導体基板、2は半導体基板1上に形成
された、例えば約1μmの膜厚を有するシリコン酸化膜
からなる層間絶縁膜である。6は層間絶縁膜2上に形成
された、例えば約500nmの膜厚を有するAl合金又
はCu合金からなる下層配線である。4はこの下層配線
6の上に形成された、例えば約300nmの膜厚を有す
るシリコン酸化膜からなる第1の絶縁膜である。
【0036】7は下層配線6及び第1の絶縁膜4の側面
に隣接して上記半導体基板1上に形成された、例えば約
750nmの膜厚を有する、PPSQ(ポリフェニルシ
ルセスキオキサン)からなる低誘電率膜である第2の絶
縁膜である。12は下層配線6及び第1の絶縁膜4の側
面に形成された、例えば約30nmの膜厚を有する、シ
リコン酸化膜に対してエッチング耐性の高いシリコン窒
化膜などからなる第4の絶縁膜であり、又、13は第2
の絶縁膜7表面に形成された、例えば約50nmの膜厚
を有する、シリコン酸化膜に対してエッチング耐性の高
いシリコン窒化膜などからなる第4の絶縁膜である。
【0037】8は第1及び第4の絶縁膜4、13上に形
成された、例えば約300nmの膜厚を有するシリコン
酸化膜からなる第3の絶縁膜である。10は上記下層配
線6表面に開口するように第1及び第3の絶縁膜4、8
に形成された、下層配線6の幅よりも狭い開口径を有す
る接続孔である。11は上記接続孔10を介して下層配
線6に電気的に接続される、第3の絶縁膜8上に形成さ
れた、例えば約600nmの厚さを有するAl合金又は
Cu合金からなる上層配線(電気的素子)である。
【0038】つぎに、このように構成された半導体装置
の製造方法について図5を用いて説明する。図5は本実
施の形態2を示す半導体装置の製造方法を工程順に示し
たものである。
【0039】まず、実施の形態1の図2(a)にて示し
た工程と同様にして、半導体基板1上に、例えばCVD
法や熱酸化法により形成したシリコン酸化膜、約1μm
からなる層間絶縁膜2を形成し、次に、例えばスパッタ
法やCVD法により形成したAl合金またはCu合金、
約500nmからなる第1の導電膜3を形成し、次に、
例えばCVD法によりシリコン酸化膜、約300nmか
らなる第1の絶縁膜4を形成し、次に、通常の写真製版
技術を用いて、配線パターンを備えたレジストマスク5
を形成する。
【0040】次に、実施の形態1の図2(b)にて示し
た工程と同様にして、このレジストマスク5を用いて、
第1の絶縁膜4をエッチングによりパターニングし、次
に、レジストマスク5を除去し、次に、このパターニン
グされた第1の絶縁膜4をマスクとして、第1の導電膜
3をエッチングし、下層配線6を形成する。第1の導電
膜3をエッチングした後、レジストマスク5を除去して
も良い。
【0041】次に、図5(a)に示すように、例えばC
VD法により、シリコン窒化膜、約30nmからなる第
4の絶縁膜14を半導体基板1上に形成する。
【0042】次に、図5(b)に示すように、この第4
の絶縁膜14を異方性エッチングすることにより、サイ
ドウォール12を形成する。
【0043】次に、図5(c)に示すように、半導体基
板1上に第1の絶縁膜4及びサイドウォール12を覆う
ように、例えば塗布法によりPPSQ(ポリフェニルシ
ルセスキオキサン)からなる低誘電率膜7を形成し、ポ
リッシュ等の研磨法により低誘電率膜7を平坦化し、さ
らに、オーバーポリッシュを行い、または、酸素とCH
F3と含むガスによりエッチングして、この低誘電率膜
7の表面を第1の絶縁膜4の表面より50nm程度低く
する。
【0044】次に、図5(d)に示すように、例えばC
VD法によりシリコン窒化膜からなる第4の絶縁膜を第
1及び第2の絶縁膜4、7上に形成し、異方性エッチン
グ又は研磨することにより、第1の絶縁膜4上に形成さ
れた第4の絶縁膜を除去して、低誘電率膜7表面のみに
第4の絶縁膜13を残置せしめる。
【0045】次に、図5(e)に示すように、例えば熱
又はプラズマ又は光CVD法により、シリコン酸化膜、
約300nmからなる第3の絶縁膜8を、上記第1及び
第4の絶縁膜4、13上に形成する。
【0046】次に、図5(f)に示すように、通常の写
真製版技術を用い、レジストマスクを形成し、このマス
クを用い、第1及び第3の絶縁膜4、8に、エッチング
により、下層配線6表面に開口する接続孔10を形成
し、酸素プラズマによるアッシング(灰化)により、上
記レジストマスクを除去する。
【0047】その後、実施の形態1の図2(h)に示す
ように、例えばスパッタ法またはCVD法により、Al
合金またはCu合金又はこれらの合金の下にTi若しく
はTiNを例えば10〜20nmの膜厚で積層した膜か
らなる第2の導電膜を、接続孔10の内部に埋め込むと
ともに、例えば約600nmの膜厚となるように第3の
絶縁膜8上に形成し、写真製版およびエッチング法によ
り、上記第2の導電膜をパターニングして、上層配線1
1を形成することにより、図4に示す半導体装置を得
る。
【0048】このように製造された半導体装置において
は、第1の絶縁膜に比べエッチング耐性の高い第4の絶
縁膜を、下層配線6及び第1の絶縁膜4の側面、並びに
第2の絶縁膜7表面に形成することにより、接続孔10
の側壁としての低誘電率膜7の露出を防止できるという
効果を有する。
【0049】又、このように製造された半導体装置にお
いては、配線間の容量を低減することができ、そのため
高速動作が可能となるという効果を有する。
【0050】又、本実施の形態2においては、低誘電率
膜7としてPPSQを用いているが、これに代えて、誘
電率が2〜3.5の典型的な他の低誘電率膜を用いても
良く、この場合においても上記の効果を有する。
【0051】実施の形態3.図6はこの発明の実施の形
態3の半導体装置を示す要部断面図であり、図4にて示
した実施の形態2の半導体装置の構造に対し、第2の絶
縁膜7の下面にも第4の絶縁膜15が形成されている点
について相違するだけであり、その他の点については上
記実施の形態2と同様である。
【0052】図7は本実施の形態3の半導体装置の製造
方法を工程順に示す要部断面図であり、図5にて示した
実施の形態2の半導体装置の製造方法に対し、以下に示
す点について相違するだけであり、その他の点について
は上記実施の形態2と同様である。
【0053】本実施の形態3についても、図7(a)に
示すように、実施の形態2の図5(a)同様、例えばC
VD法により、シリコン窒化膜、約30nmからなる第
4の絶縁膜14を半導体基板1上に形成するが、一方、
図5(b)に示すような、異方性エッチングによるサイ
ドウォール12の形成は行わない。
【0054】次に、図7(b)に示すように、実施の形
態2の図5(c)と同じように、半導体基板1上に第4
の絶縁膜14を覆うように、例えば塗布法によりPPS
Q(ポリフェニルシルセスキオキサン)からなる低誘電
率膜7を形成し、ポリッシュ等の研磨法により低誘電率
膜7を平坦化し、さらに、オーバーポリッシュを行い、
または、酸素とCHF3と含むガスによりエッチングし
て、この低誘電率膜7の表面を第1の絶縁膜4の表面よ
り低くする。この時、本実施の形態3においては、この
低誘電率膜7の表面を第1の絶縁膜4の表面より低くす
る工程において、同時に、第1の絶縁膜4上に形成され
ている第4の絶縁膜14を除去している。
【0055】次に、図7(c)に示すように、実施の形
態2の図5(d)同様、例えばCVD法によりシリコン
窒化膜からなる第4の絶縁膜を第1及び第2の絶縁膜
4、7上に形成し、異方性エッチング又は研磨すること
により、第1の絶縁膜4上に形成された第4の絶縁膜を
除去して、低誘電率膜7表面のみに第4の絶縁膜13を
残置せしめる。
【0056】この工程以降の製造工程は、実施の形態2
と同様である。
【0057】このように製造された半導体装置において
は、第1の絶縁膜に比べエッチング耐性の高い第4の絶
縁膜13、15を、下層配線6及び第1の絶縁膜4の側
面、並びに第2の絶縁膜7表面及び下面に形成すること
により、接続孔10の側壁としての低誘電率膜7の露出
を防止できるという効果を有する。
【0058】又、このように製造された半導体装置にお
いては、配線間の容量を低減することができ、そのため
高速動作が可能となるという効果を有する。
【0059】又、本実施の形態3においては、第2の絶
縁膜7の下面においても第4の絶縁膜15を形成してい
るので、低誘電率膜7の下層に存在する半導体基板1な
どに対して、第2の導電膜16の形成時あるいはその後
の半導体製造工程の各種熱処理における低誘電率膜7か
らの水素又は炭化水素ガスの放出、拡散を防止でき、そ
のため、半導体基板1に形成されているMOSトランジ
スタなどの半導体素子のホットキャリア特性の劣化など
を防止できるという効果を有する。
【0060】又、本実施の形態3においては、低誘電率
膜7としてPPSQを用いているが、これに代えて、誘
電率が2〜3.5の典型的な他の低誘電率膜を用いても
良く、この場合においても上記の効果を有する。
【0061】実施の形態4.図8はこの発明の実施の形
態4の半導体装置を示す要部断面図であり、図4にて示
した実施の形態2の半導体装置の構造に対し、第3の絶
縁膜8が形成されておらず、その代わりに、第3の絶縁
膜8の膜厚、例えば約300nmの厚さだけ第2の絶縁
膜である低誘電率膜7の膜厚が厚くなっている点、これ
に伴い、第1の絶縁膜4の膜厚も、例えば、約300n
m厚くなっている点について相違するだけであり、その
他の点については上記実施の形態2と同様である。
【0062】図9は本実施の形態4の半導体装置の製造
方法を工程順に示す要部断面図であり、図5にて示した
実施の形態2の半導体装置の製造方法に対し、以下に示
す点について相違するだけであり、その他の点について
は上記実施の形態2と同様である。
【0063】本実施の形態4の半導体装置の製造方法に
おいては、実施の形態2の半導体装置の製造方法に対し
て、図5(a)〜(d)にて示した工程において同様で
ある。但し、図9(a)(これは、図5(d)に対応す
る工程を示す)において示すように、第2の絶縁膜であ
る低誘電率膜7の膜厚が約1050nmとなっており、
第3の絶縁膜8の膜厚である、例えば約300nmの厚
さだけ厚くなっている。又、これに伴い、第1の絶縁膜
4の膜厚も約600nmとなっており、実施の形態2に
比べ、例えば約300nm厚くなっている。
【0064】次に、図9(b)に示すように、第1及び
第4の絶縁膜4、13上に、写真製版によりレジストマ
スク9を形成する。この時、レジストマスク9は接続孔
10のパターンを備えているが、その開口径を下層配線
6の幅より広く設定しておく。その後、このレジストマ
スク9を用いたエッチングにより、第1の絶縁膜4をパ
ターニングし、下層配線6表面に開口する接続孔10を
形成する。ここで、シリコン窒化膜からなるサイドウォ
ール12、及び低誘電率膜7表面に形成されている第4
の絶縁膜13はエッチングされない。
【0065】なお、レジストマスク9は接続孔10と同
じか、又は、それよりも小さい開口径のパターンを備え
たマスクであっても良いが、上記のように大きく設定し
ても、接続孔10は下層配線6上の第2の絶縁膜4の存
在していた位置にのみ形成されるため、写真製版が容易
となるように、大きいサイズのパターンを備えたレジス
トマスク9を形成しておく方が好ましい。
【0066】その後、実施の形態2と同様に、酸素プラ
ズマによるアッシング(灰化)により、上記レジストマ
スク9を除去し、例えばスパッタ法またはCVD法によ
り、Al合金またはCu合金からなる第2の導電膜を、
接続孔10の内部に埋め込むとともに、例えば約600
nmの膜厚となるように第3の絶縁膜8上に形成し、写
真製版およびエッチング法により、上記第2の導電膜を
パターニングして、上層配線11を形成することによ
り、図6に示す半導体装置を得る。
【0067】このように製造された半導体装置において
は、第3の絶縁膜8の製造工程を省略して、工程数を少
なくしているので、製造に要する時間を短縮でき、しか
も、下層配線6に対する低誘電率膜7の割合を増加して
いるので、さらに配線間の容量を低減することが可能に
なるという効果を有する。
【0068】このように製造された半導体装置において
は、第1の絶縁膜に比べエッチング耐性の高い第4の絶
縁膜12、13を、下層配線6及び第1の絶縁膜4の側
面、並びに第2の絶縁膜7表面に形成することにより、
接続孔10の側壁としての低誘電率膜7の露出を防止で
きるという効果を有する。
【0069】又、このように製造された半導体装置にお
いては、配線間の容量を低減することができ、そのため
高速動作が可能となるという効果を有する。
【0070】又、本実施の形態4においては、上記のよ
うに実施の形態2に示した半導体装置の構造を変形させ
ているが、実施の形態3に示した半導体装置の構造を変
形しても良く、この場合においては、第2の絶縁膜7の
下面においても第4の絶縁膜15を形成することとなる
ので、低誘電率膜7の下層に存在する半導体基板1など
に対して、第2の導電膜16の形成時等における低誘電
率膜7からの水素又は炭化水素ガスの放出、拡散を防止
でき、そのため、半導体基板1に形成されているMOS
トランジスタなどの半導体素子のホットキャリア特性の
劣化などを防止できるという効果を有する。
【0071】又、本実施の形態4においては、低誘電率
膜7としてPPSQを用いているが、これに代えて、誘
電率が2〜3.5の典型的な他の低誘電率膜を用いても
良く、この場合においても上記の効果を有する。
【0072】
【発明の効果】この発明に係る半導体装置は、半導体基
板上に形成された配線と、この配線上に積層された第1
の絶縁膜と、上記配線及び第1の絶縁膜の側面に隣接し
て上記半導体基板上に形成された、第1の絶縁膜より誘
電率が低い第2の絶縁膜と、上記配線表面に開口するよ
うに上記第1の絶縁膜に形成された接続孔と、上記接続
孔を介して上記配線に電気的に接続される電気的素子と
を具備しているので、上記配線を複数本形成した場合に
おいても、その配線間の容量を低減することができ、そ
のため高速な半導体装置を得ることができるという効果
を有する。
【0073】この発明に係る半導体装置の製造方法は、
半導体基板上に第1の導電膜を形成する工程と、上記第
1の導電膜上に第1の絶縁膜を形成する工程と、上記第
1の絶縁膜をパターニングする工程と、上記パターニン
グされた第1の絶縁膜をマスクとして、上記第1の導電
膜をパターニングする工程と、上記半導体基板上に上記
第1の絶縁膜より誘電率が低い第2の絶縁膜を形成する
工程と、上記第1の絶縁膜上の第2の絶縁膜を除去する
工程と、上記第1の絶縁膜に上記第1の導電膜表面に開
口する接続孔を形成する工程と、上記接続孔内部に上記
第1の導電膜表面に接するように第2の導電膜を形成す
る工程とを含むので、上記配線を複数本形成した場合に
おいても、その配線間の容量を低減することができ、そ
のため高速な半導体装置を得ることができるという効果
を有する。
【0074】又、半導体基板上に第1の導電膜を形成す
る工程と、上記第1の導電膜上に第1の絶縁膜を形成す
る工程と、上記第1の絶縁膜をパターニングする工程
と、上記パターニングされた第1の絶縁膜をマスクとし
て、上記第1の導電膜をパターニングする工程と、上記
半導体基板上に上記第1の絶縁膜より誘電率が低い第2
の絶縁膜を形成する工程と、上記第1の絶縁膜上の第2
の絶縁膜を除去する工程と、上記第1及び第2の絶縁膜
上に当該第2の絶縁膜より高い誘電率を有する第3の絶
縁膜を形成する工程と、上記第1及び第3の絶縁膜に上
記第1の導電膜表面に開口する接続孔を形成する工程
と、上記接続孔内部に上記第1の導電膜表面に接するよ
うに第2の導電膜を形成する工程とを含むので、上記配
線を複数本形成した場合においても、その配線間の容量
を低減することができ、そのため高速な半導体装置を得
ることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す要部断面図。
【図2】 この発明の実施の形態1を工程順に示す要部
断面図。
【図3】 レジストマスク形成時において重ね合わせに
ずれが生じた場合の、この発明の実施の形態1の1工程
における要部断面図。
【図4】 この発明の実施の形態2を示す要部断面図。
【図5】 この発明の実施の形態2を工程順に示す要部
断面図。
【図6】 この発明の実施の形態3を示す要部断面図。
【図7】 この発明の実施の形態3を工程順に示す要部
断面図。
【図8】 この発明の実施の形態4を示す要部断面図。
【図9】 この発明の実施の形態4を工程順に示す要部
断面図。
【図10】 従来の半導体装置を示す要部断面図。
【図11】 従来の半導体装置を示す要部断面図。
【符号の説明】
1 半導体基板、 3 第1の導電膜、 4 第1の絶
縁膜、6 配線、 7 第2の絶縁膜、 8 第3の絶
縁膜、10 接続孔、 11 電気的素子、12 第4
の絶縁膜からなるサイドウォール、13 第2の絶縁膜
表面に形成された第4の絶縁膜、14 半導体基板上に
形成された第4の絶縁膜、15 配線及び第1の絶縁膜
の側面、並びに、第2の絶縁膜の下面に形成された第4
の絶縁膜、16 第2の導電膜。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成された配線と、 この配線上に積層された第1の絶縁膜と、 上記配線及び第1の絶縁膜の側面に隣接して上記半導体
    基板上に形成された、第1の絶縁膜より誘電率が低い第
    2の絶縁膜と、 上記配線表面に開口するように上記第1の絶縁膜に形成
    された接続孔と、 上記接続孔を介して上記配線に電気的に接続される電気
    的素子とを備えた半導体装置。
  2. 【請求項2】 第1及び第2の絶縁膜上に形成された、
    第2の絶縁膜より高い誘電率を有する第3の絶縁膜を備
    えるとともに、接続孔が上記第3の絶縁膜を貫通してい
    ることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 第1の絶縁膜に比べエッチング耐性の高
    い第4の絶縁膜が、配線及び第1の絶縁膜の側面、並び
    に第2の絶縁膜表面に形成されていることを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 エッチング耐性は接続孔形成時のエッチ
    ングに対する耐性であることを特徴とする請求項3記載
    の半導体装置。
  5. 【請求項5】 第4の絶縁膜が第2の絶縁膜の下面にも
    形成されていることを特徴とする請求項3又は請求項4
    記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 半導体基板上に第1の導電膜を形成する
    工程と、 上記第1の導電膜上に第1の絶縁膜を形成する工程と、 上記第1の絶縁膜をパターニングする工程と、 上記パターニングされた第1の絶縁膜をマスクとして、
    上記第1の導電膜をパターニングする工程と、 上記半導体基板上に上記第1の絶縁膜より誘電率が低い
    第2の絶縁膜を形成する工程と、 上記第1の絶縁膜上の第2の絶縁膜を除去する工程と、 上記第1の絶縁膜に上記第1の導電膜表面に開口する接
    続孔を形成する工程と、 上記接続孔内部に上記第1の導電膜表面に接するように
    第2の導電膜を形成する工程とを含む半導体装置の製造
    方法。
  7. 【請求項7】 半導体基板上に第1の導電膜を形成する
    工程と、 上記第1の導電膜上に第1の絶縁膜を形成する工程と、 上記第1の絶縁膜をパターニングする工程と、 上記パターニングされた第1の絶縁膜をマスクとして、
    上記第1の導電膜をパターニングする工程と、 上記半導体基板上に上記第1の絶縁膜より誘電率が低い
    第2の絶縁膜を形成する工程と、 上記第1の絶縁膜上の第2の絶縁膜を除去する工程と、 上記第1及び第2の絶縁膜上に当該第1の絶縁膜とほぼ
    同じ誘電率を有する第3の絶縁膜を形成する工程と、 上記第1及び第3の絶縁膜に上記第1の導電膜表面に開
    口する接続孔を形成する工程と、 上記接続孔内部に上記第1の導電膜表面に接するように
    第2の導電膜を形成する工程とを含む半導体装置の製造
    方法。
  8. 【請求項8】 第1の絶縁膜上の第2の絶縁膜を除去す
    る工程は、第2の絶縁膜を研磨法により平坦化する工程
    と、上記平坦化された第2の絶縁膜を第1の絶縁膜表面
    が露出するまで除去する工程とを含むことを特徴とする
    請求項6又は請求項7記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 第2の絶縁膜表面は第1の絶縁膜表面よ
    り低くなるまで除去されることを特徴とする請求項8記
    載の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 第1の導電膜をパターニングした後第
    1の絶縁膜に比べエッチング耐性の高い第4の絶縁膜を
    半導体基板上に形成する工程と、 第1の絶縁膜に比べエッチング耐性の高い第4の絶縁膜
    を第1及び第2の絶縁膜上に形成する工程と、 上記第1の絶縁膜上に形成された第4の絶縁膜を異方性
    エッチング又は研磨により除去する工程とを含む請求項
    9記載の半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 半導体基板上に形成された第4の絶縁
    膜を異方性エッチングして、第1の導電膜及び上記第1
    の絶縁膜の側面にサイドウォールを形成する工程を含む
    請求項10記載の半導体装置の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000024717A (ko) * 1998-10-01 2000-05-06 김영환 다공성 절연막 형성 방법
US7015143B2 (en) 2002-06-04 2006-03-21 Oki Electric Industry Co., Ltd. Structure including multiple wire-layers and methods for forming the same
JP2007281513A (ja) * 1999-06-25 2007-10-25 Toshiba Corp Lsiの配線構造
JP2010021444A (ja) * 2008-07-11 2010-01-28 Fujitsu Ltd 電子デバイス及びその製造方法

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