JPH066116U - 自動車のボディパネルの制振用メルシート - Google Patents
自動車のボディパネルの制振用メルシートInfo
- Publication number
- JPH066116U JPH066116U JP5245792U JP5245792U JPH066116U JP H066116 U JPH066116 U JP H066116U JP 5245792 U JP5245792 U JP 5245792U JP 5245792 U JP5245792 U JP 5245792U JP H066116 U JPH066116 U JP H066116U
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- JP
- Japan
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- sheet
- body panel
- magnet
- mel
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- Pending
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- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 第1に、垂直面や傾斜面のボディパネルの場
合も、溶着に手間取らないと共に、専用設備の加熱炉を
要することなく塗装用の加熱乾燥炉を利用でき、コスト
面およびスペース面に優れ、第2に、垂直面や傾斜面の
ボディパネルの塗装も確実に行われ、防錆面も向上す
る、自動車のボディパネルの制振用メルシートを提案す
る。 【構成】 このメルシート1は、自動車の垂直面や傾斜
面のボディパネルの内側に、制振のため貼られる。そし
て、熱溶着性でシート状をなす制振材にマグネット4が
組み込まれた構造よりなり、アッセンブリーされたボデ
ィパネルの内側に対し、マグネット4で取り付け保持さ
れてから塗装用の加熱乾燥炉で溶着される。そこで第1
に、アッセンブリー後に溶着されるので、手間が省ける
と共に専用設備の加熱炉を要せず、第2に、塗装後に溶
着されるので塗装が確実となる。
合も、溶着に手間取らないと共に、専用設備の加熱炉を
要することなく塗装用の加熱乾燥炉を利用でき、コスト
面およびスペース面に優れ、第2に、垂直面や傾斜面の
ボディパネルの塗装も確実に行われ、防錆面も向上す
る、自動車のボディパネルの制振用メルシートを提案す
る。 【構成】 このメルシート1は、自動車の垂直面や傾斜
面のボディパネルの内側に、制振のため貼られる。そし
て、熱溶着性でシート状をなす制振材にマグネット4が
組み込まれた構造よりなり、アッセンブリーされたボデ
ィパネルの内側に対し、マグネット4で取り付け保持さ
れてから塗装用の加熱乾燥炉で溶着される。そこで第1
に、アッセンブリー後に溶着されるので、手間が省ける
と共に専用設備の加熱炉を要せず、第2に、塗装後に溶
着されるので塗装が確実となる。
Description
【0001】
本考案は、自動車のボディパネルの制振用メルシートに関する。すなわち、ト ラックや乗用車等の自動車のボディパネルの内側に、制振のため貼られるメルシ ートに関するものである。
【0002】
自動車の各種の外装材であるボディパネルは、肉厚が薄く振動しやすいので、 一般に内側に制振用のメルシートが貼られている。そして、このようなメルシー トとしては、熱溶着性の制振材をシート状としたものが用いられているが、水平 面以外の垂直面や傾斜面のボディパネルの場合、もしも所定位置,所定姿勢での アッセンブリー後に、メルシートを加熱しつつ溶着しようとすると、溶融したメ ルシートが、自重により溶着対象のボディパネルからずれてしまうという難点が ある。そこで従来は、このようなずれの虞のない水平面のボディパネルの場合は 、アッセンブリー後にメルシートを溶着していたが、水平面以外の垂直面や傾斜 面のボディパネルの場合には、アッセンブリー前のまだ単体の部品の段階におい て一旦水平状態として、それぞれメルシートを専用の加熱炉で溶着した後に、部 品の段階から組み立てるアッセンブリーが行われていた。又、垂直面や傾斜面の ボディパネルの場合は、その素地板に対しメルシートが溶着され、事後その上か ら塗装が行われていた。
【0003】
ところで、このような従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。まず第 1に、水平面以外の垂直面や傾斜面のボディパネルの場合は、アッセンブリーに 先立ち、メルシートを専用の加熱炉で溶着していたので、手間がかかると共に専 用設備の加熱炉を要し、コスト面およびスペース面等に問題が指摘されていた。 第2に、垂直面や傾斜面のボディパネルの場合は、メルシートの溶着後に塗装が 行われていたので、塗装が確実でなく防錆面にも問題が指摘されていた。
【0004】 本考案は、このような実情に鑑み、上記従来例の問題点を解決すべくなされた ものであって、マグネットを組み込んだ構造よりなり、アッセンブリーされたボ ディパネルに対し、マグネットで取り付けられてから塗装用の加熱乾燥炉で溶着 されるので、第1に、手間および専用の加熱炉を要せず、第2に、塗装も確実に 行なわれる、自動車のボディパネルの制振用メルシートを提案することを目的と する。
【0005】
この目的を達成する本考案の技術的手段は、次のとおりである。すなわち、こ の自動車のボディパネルの制振用メルシートは、自動車の少なくとも垂直面や傾 斜面のボディパネルの内側に、制振のため貼られる。そして、熱溶着性でシート 状をなす制振材にマグネットが組み込まれた構造よりなり、アッセンブリーされ た該ボディパネルに対し、該マグネットで取り付けられてから塗装用の加熱乾燥 炉で溶着されてなる。
【0006】
本考案は、このような手段よりなるので、次のように作用する。このメルシー トは、マグネットを組み込んだ構造よりなり、垂直面や傾斜面のボディパネルが アッセンブリーされると共に塗装された後に、その内側に対し、マグネットでず れないように取り付けられてから、塗装用の加熱乾燥炉にて溶着される。そこで 第1に、垂直面や傾斜面のボディパネルの場合も、アッセンブリー後にメルシー トが溶着されるので、手間が省けると共に専用設備の加熱炉を要しない。第2に 、垂直面や傾斜面のボディパネルの場合も、塗装後にメルシートが溶着されるの で、塗装が確実となる。
【0007】
以下本考案を、図面に示すその実施例に基づいて、詳細に説明する。図1は本 考案の実施例を示し、(1)図はその概略斜視図であり、(2)図は(1)図の 要部を拡大した縦断面図である。図2は本考案の他の実施例を示し、(1)図は その概略斜視図であり、(2)図は(1)図の要部を拡大した縦断面図である。 図3は自動車のキャブを示し、(1)図はその全体斜視図であり、(2)図は( 1)図の前面要部を拡大した縦断面図である。
【0008】 このメルシート1は、自動車の例えばキャブ2において、少なくとも垂直面や 傾斜面のボディパネル3の内側に、制振のため貼られる。すなわち、このメルシ ート1は、自動車のキャブ2等において、水平面を形成せずそれ以外の垂直面や 傾斜面を形成するボディパネル3に対し使用され、肉厚が薄く振動しやすい板金 製のボディパネル3の制振用に、加熱により溶着して貼り付けられる。図3の( 2)図には、このようなボディパネル3の1例として、略垂直面をなすフロント パネルが示されている。さてこのメルシート1は、熱溶着性でシート状をなす制 振材にマグネット4が組み込まれた構造よりなり、単体の部品の段階から総合的 に組み立てられアッセンブリーされたボディパネル3に対し、マグネット4で取 り付けられた後に、塗装用の加熱乾燥炉(図示せず)内で溶着される。なお、こ のようなメルシート1へのマグネット4の組み込み方式としては、図1の第1実 施例では、小片ブロック状のマグネット4を、ボディパネル3への対向面の制振 材中に組み込んだものが示されているが、図2の第2実施例のように、粉末状の マグネット4を制振材中に混入したものも可能であり、その他各種の組み込み方 式が考えられる。
【0009】 本考案は、以上説明したように構成されている。そこで以下のようになる。こ の制振用のメルシート1は、マグネット4を組み込んだ構造よりなる(図1,図 2参照)。そして、垂直面や傾斜面を始めとする各ボディパネル3が、それぞれ の所定位置,所定姿勢で組み立てられ総合的にアッセンブリーされ(図3の(1 )図参照)、しかも塗装された後に、その内側に対し、まずマグネット4でずれ ないように取り付け保持されてから、塗装用の加熱乾燥炉にて最終的に溶着され る(図3の(2)図参照)。そこで、次の第1,第2のようになる。
【0010】 第1に、このように垂直面や傾斜面のボディパネル3の場合も、水平面のボデ ィパネル3と同様に、アッセンブリー後にメルシート1が溶着され、この種従来 例のように、予めアッセンブリー前に別途溶着しておくことを要しない。そこで 、その分手間が省けると共に、アッセンブリー前の部品の状態を対象とした専用 設備の加熱炉を要せず、塗装に用いた加熱乾燥炉をそのまま利用できる。第2に 、垂直面や傾斜面のボディパネル3の場合も、水平面のボディパネル3と同様に 、塗装後にその上からメルシート1が溶着される。そこで、この種従来例のよう に、塗装前にまだ素地板の段階でメルシート1を溶着していた場合に比べ、塗装 が確実に行われるようになる。
【0011】
本考案に係る自動車のボディパネルの制振用メルシートは、以上説明したよう に、マグネットを組み込んだ構造よりなり、アッセンブリーされたボディパネル に対し、マグネットで取り付けられた後に塗装用の加熱乾燥炉で溶着されるので 、次の効果を発揮する。
【0012】 第1に、垂直面や傾斜面のボディパネルの場合も、メルシートの溶着に手間取 らないと共に、専用設備の加熱炉を要することもなく、コスト面およびスペース 面に優れている。第2に、垂直面や傾斜面のボディパネルの塗装も確実に行われ 、防錆面が向上する。このように、この種従来例に存した問題点が一掃される等 、本考案の発揮する効果は顕著にして大なるものがある。
【図1】本考案に係る自動車のボディパネルの制振用メ
ルシートの実施例を示し、(1)図は、その概略斜視図
であり、(2)図は、(1)図の要部を拡大した縦断面
図である。
ルシートの実施例を示し、(1)図は、その概略斜視図
であり、(2)図は、(1)図の要部を拡大した縦断面
図である。
【図2】同他の実施例を示し、(1)図は、その概略斜
視図であり、(2)図は、(1)図の要部を拡大した縦
断面図である。
視図であり、(2)図は、(1)図の要部を拡大した縦
断面図である。
【図3】自動車のキャブを示し、(1)図は、その全体
斜視図であり、(2)図は、(1)図の前面要部を拡大
した縦断面図である。
斜視図であり、(2)図は、(1)図の前面要部を拡大
した縦断面図である。
1 メルシート 2 キャブ 3 ボディパネル 4 マグネット
Claims (1)
- 【請求項1】 自動車の少なくとも垂直面や傾斜面のボ
ディパネルの内側に制振のため貼られるメルシートであ
って、該メルシートは、熱溶着性でシート状をなす制振
材にマグネットが組み込まれた構造よりなり、アッセン
ブリーされた該ボディパネルに対し、該マグネットで取
り付けられてから塗装用の加熱乾燥炉で溶着されている
こと、を特徴とする自動車のボディパネルの制振用メル
シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5245792U JPH066116U (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 自動車のボディパネルの制振用メルシート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5245792U JPH066116U (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 自動車のボディパネルの制振用メルシート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH066116U true JPH066116U (ja) | 1994-01-25 |
Family
ID=12915253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5245792U Pending JPH066116U (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 自動車のボディパネルの制振用メルシート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH066116U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51102484U (ja) * | 1975-02-14 | 1976-08-17 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02254046A (ja) * | 1989-03-27 | 1990-10-12 | Nippon Tokushu Toryo Co Ltd | 自動車用シート状制振材 |
JPH03295641A (ja) * | 1990-04-13 | 1991-12-26 | Nippon Sekisoo Kogyo Kk | 鋼板拘束型の制振材 |
-
1992
- 1992-07-02 JP JP5245792U patent/JPH066116U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02254046A (ja) * | 1989-03-27 | 1990-10-12 | Nippon Tokushu Toryo Co Ltd | 自動車用シート状制振材 |
JPH03295641A (ja) * | 1990-04-13 | 1991-12-26 | Nippon Sekisoo Kogyo Kk | 鋼板拘束型の制振材 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51102484U (ja) * | 1975-02-14 | 1976-08-17 |
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