JPH0661054A - Lc複合部品 - Google Patents

Lc複合部品

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JPH0661054A
JPH0661054A JP4232763A JP23276392A JPH0661054A JP H0661054 A JPH0661054 A JP H0661054A JP 4232763 A JP4232763 A JP 4232763A JP 23276392 A JP23276392 A JP 23276392A JP H0661054 A JPH0661054 A JP H0661054A
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capacitor
winding
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Minoru Takashima
実 高島
Masato Suzuki
正人 鈴木
Akio Ogoshi
明男 大越
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Abstract

(57)【要約】 【目的】インダクタンスのバラツキが少なくQが大きい
巻線型のコイルを用いながら、著しい小型化を可能にす
る。 【構成】巻軸の両端に鍔11、12を有し、鍔11、12の厚み
が巻軸の厚みよりも大きい板状の磁性体からなるコア1
0、及びコア10の巻軸に巻回され端末が鍔11の側面に設
けられた端子電極14に接続されたコイルLからなる複数
のコイル素子と、複数のコンデンサCが取付けられコン
デンサCの電極に接続した端子電極41を側面に有するコ
ンデンサ基板4と、複数の外部端子51、52とを具え、隣
り合うコア10の巻軸を直角に交差させ、複数のコイル素
子とコンデンサ基板4を積み重ねて固定して積層体を構
成し、この積層体の側面に外部端子51、52を取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のコイル及びコン
デンサで構成されるLC複合部品に係り、特に、コンデ
ンサを取付けたプリント基板と複数の薄型巻線コイル素
子とを重ねて一体化したLC複合部品の構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術とその課題】携帯型電子機器の分野におい
て、例えばLCフィルタの小型化に対する要求が益々高
まってきている。導体と磁性体を印刷などの手段で交互
に積層し焼結して構成される積層チップ型LCフィルタ
は小型化が容易であり、現在では3.5mm角程度のL
Cフィルタが実用化されている。ところが、このような
従来の積層チップ型は、実装面積を小さくできる反面、
インダクタンスのバラツキが増加したりQが小さくなる
などの欠点があった。インダクタンスのバラツキが小さ
くQの大きなコイルを得るには巻線型が有利であるが、
従来のドラム型コアを使用して、積層チップ型と同等の
サイズまで小型化することは極めて困難であった。
【0003】
【発明の目的】本発明は、インダクタンスのバラツキが
少なくQが大きい巻線型のコイルを用いながら、著しい
小型化が可能なLC複合部品を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によるLC複合部
品は、巻軸の両端に鍔を有し、鍔の厚みが巻軸の厚みよ
り大きい板状の磁性体からなるコア、及びこのコアの巻
軸に巻回され端末が鍔の側面に設けられた第1の端子電
極に接続されたコイルからなる複数のコイル素子と、複
数のコンデンサが取付けられコンデンサの電極に接続し
た第2の端子電極を側面に有するコンデンサ基板と、複
数の外部端子とを具え、隣合うコアの巻軸を直角に交差
させ、複数のコイル素子とコンデンサ基板を積み重ねて
固着して積層体を形成し、その側面に外部端子を取付け
た構成を特徴とする。
【0005】
【実施例】本発明を、図5のような帯域通過型フィルタ
回路に適用した場合の一実施例について説明する。図1
は、フィルタの構成例を示す斜視図、図2は平面図、図
3は分解斜視図である。このLCフィルタは、図3から
明らかなように、三つの平板型のコイル素子1、2、3
と、チップ型コンデンサC1 〜C4 が取付けられたプリ
ント基板からなるコンデンサ基板4と、絶縁体からなる
スペーサ30と、外部端子51、52とで構成されている。
【0006】コイル素子1、2、3のコア10は、Ni−
Zn系フェライトなどの非導電性の磁性体板で構成され
ており、図2に示すように、上から見て全体の縦の寸法
Aと横の寸法Bが同一のH形をしている。コア10は、図
4のように巻軸13の両端に巻軸13よりも厚みの大きい鍔
11、12を有しており、厚み方向の一方の面が平坦で、鍔
11、12が厚み方向の片側に突出した断面コ字形になされ
ている。また、コア10には、一方の鍔11の上面から側面
にかけて形成された窪みの中に、銀ペーストを印刷焼付
けする等の手段により、複数の端子電極14を設けてあ
る。そして、コア10の巻軸13にコイルLを巻回し、その
端末を端子電極14に接続して、平板型のコイル素子1、
2、3が構成されている。他方の鍔12の側面には、外部
端子51・52を通すための溝15が形成してある。なお、コ
ア10をMn−Zn系フェライト等の導電性の磁性体材料
で構成した場合は、コア10の表面に絶縁層を設けてか
ら、その上に端子電極14を形成すればよい。
【0007】コンデンサ基板4の四側面には、外部端子
51・52を通すための溝40が形成されており、1箇所を除
いて溝40の中には、チップ型コンデンサC1 〜C4 の電
極に導電パターンを通じて接続された端子電極41が設け
られている。また、角柱状のスペーサ30の側面にも、外
部端子51・52を通すための溝31が設けてある。外部端子
51・52は、フィルタ本体の下端の位置で外側に折り曲げ
成形されている。スペーサ30は、隣接するコイル素子の
コイルL同士が接触したり、コイル素子のコイルLとコ
ンデンサ基板4上のチップ型コンデンサとが接触するの
を防ぐとともに、コイル素子とコンデンサ基板4の側面
に設けた端子電極14及び端子電極41が互いに接触導通す
るのを避ける目的で用いられる。このスペーサ30は、耐
熱性プラスチックやNi−Zn系フェライトなどの非導
電性磁性体等により構成される。
【0008】三つの平板型のコイル素子1、2、3及び
コンデンサ基板4は、スペーサ30を介して積み重ねて固
定されている。コイル素子1、2、3は磁気結合のない
状態にするため、隣合うコイル素子1、2、3間のコア
10の巻軸13は互いに直角に交差する向きに配置されてい
る。そして、コイル素子1、2、3の端子電極14、及び
コンデンサ基板4の端子電極41に、外部端子51・52を半
田等によって接続固定することにより、図6の結線図の
ようなLCフィルタが完成する。この後、端子電極41の
下部を除くLCフィルタ全体を樹脂内に封入して用いる
とよい。
【0009】なお、コア10として、図7に示すように鍔
11、12を厚み方向の片側だけでなく両側に突出させたも
のを用いれば、LCフィルタ全体の厚みは増すことにな
るがインダクタンスが大きくなり電気的な特性は向上す
る。図7のようなコア10を用いてコイル素子を構成した
場合は、スペーサ30を介さずにコイル素子を積み重ねて
も、互いのコイルL同士が接触しないように構成するこ
とができる。しかも、その場合、隣り合うコイル素子の
巻軸13を直角に交差させてあると、隣り合ったコイル素
子同士の磁気的結合は極めて少なく、むしろ互いのコア
10の鍔を磁束が通ることによってインダクタンスが増加
することになる。しかし、スペーサなしで3個以上のコ
イル素子を互いに直交させて積み重ねた場合は、離れた
二つのコイル素子の巻軸13が同方向となるため、鍔11、
12を介して磁気的結合が生じることがある。
【0010】したがって、例えば図3に示すLCフィル
タの場合は、図7のようなコア10を用いることにより、
コイル素子1とコイル素子2の間のスペーサ30か、コイ
ル素子2とコイル素子3の間のスペーサ30のいずれか一
方だけを取り除いた構成とすることにより、巻軸13が同
方向のコイル素子同士の磁気的結合を極めて少なくし
て、インダクタンスを増加させることができる。設計
上、磁気的結合を積極的に利用するLC複合部品の場合
には、両方のスペーサ30を省いた構成としても勿論よ
い。また、コンデンサ基板としては、チップ型のコンデ
ンサを取付けたプリント基板を用いる代わりに、導体層
と誘電体層を積層するなどして基板自体にコンデンサを
作り込んだものを用いてもよい。
【0011】次に、本発明を、図11のような群遅延時間
補正用のイコライザ回路に適用した場合の実施例につい
て説明する。図8は、組立後のイコライザの斜視図、図
9は平面図、図10は分解斜視図である。このイコライザ
は、図10から明らかなように二つの平板型のコイル素子
6、7と、チップ型コンデンサC11〜C14が取付けられ
たプリント基板からなるコンデンサ基板8と、絶縁体か
らなる枠状の二つのスペーサ90と、外部端子53とで構成
されている。そして、コンデンサ基板8上に配置したス
ペーサ90を介して、コイル素子6、7でコンデンサ基板
8を挟み、下端にもう一つのスペーサ90を配置した構成
となっている。
【0012】コイル素子6、7のコア60は、前述のコア
10と同様に、上から見て全体の縦の寸法と横の寸法が同
一のH形をした磁性体板で構成され、巻軸の両端に巻軸
よりも厚みの大きい鍔61、62を有している。コア60の鍔
61と鍔62の間には、もう一つの鍔67を設け、コイル
11、L12及びコイルL21、L22を、それぞれ分割巻き
できるようにしてある。また、鍔61、62、67の上面から
側面にかけて形成した窪みの中に、端子電極64を設けて
ある。そして、一端を鍔61の端子電極64に接続したコイ
ルL11(L21)をコア60の巻軸に巻回し、中間タップを
鍔67の端子電極64に接続した後、コイルL12(L22)を
隣りの巻軸に巻回し、終端末を鍔62の端子電極64に接続
して、平板型のコイル素子6(7)が構成されている。
鍔61、62、67の側面には、また、外部端子53を通すため
の溝65が形成してある。
【0013】コンデンサ基板8の四側面には、外部端子
53を通すための溝80が形成されており、1部の溝80の中
には、チップ型コンデンサC11〜C14の電極に導電パタ
ーンを通じて接続された端子電極81が設けられている。
また、枠状のスペーサ90の側面にも、外部端子53を通す
ための溝91が設けてある。
【0014】二つの平板型のコイル素子6、7及びコン
デンサ基板8は、スペーサ90を介して積み重ねて固定さ
れている。二つのコイル素子6、7は磁気結合を切るた
め、それぞれの巻軸が直角に交差する向きに配置されて
いる。そして、コイル素子の端子電極64やコンデンサ基
板8の端子電極81に、外部端子53を半田等によって接続
固定して、図12の結線図のようなLCフィルタが完成す
る。なお、外部端子53はフィルタ本体の下端の位置で外
側に折り曲げ成形されている。これらの外部端子53は、
コア60及びコンデンサ基板8、スペーサ90の側面に設け
た各溝65、80、91の中で接着して補強するようにしても
よい。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、低背型で実装面積が小
さく、しかも各コイルのインダクタンスのバラツキが小
さくQの大きいLC複合部品を得ることができる。ま
た、あらかじめコイルを巻回したコイル素子を積み重ね
ることによって容易に製造できるので、生産性がよい利
点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施例を示す斜視図
【図2】 同、平面図
【図3】 同、分解斜視図
【図4】 同、コアの拡大正面断面図
【図5】 LCフィルタの回路図
【図6】 第一実施例のLCフィルタを上から見た電気
結線図
【図7】 コアの他の実施例を示す拡大正面断面図
【図8】 本発明の第二実施例を示す斜視図
【図9】 同、平面図
【図10】 同、分解斜視図
【図11】 群遅延時間補正用のイコライザの回路図
【図12】 第二実施例のイコライザを上から見た電気結
線図
【符号の説明】
1〜3 コイル素子 4・8 コンデンサ基板 6・7 コイル素子 10・60 コア 11・12 鍔 13 巻軸 14・64・81 端子電極 30・90 スペーサ 51〜53 外部端子 61・62・67 鍔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻軸の両端に鍔を有し、鍔の厚みが巻軸
    の厚みよりも大きい板状の磁性体からなるコア、及び該
    コアの巻軸に巻回され端末が鍔の側面に設けられた第1
    の端子電極に接続されたコイルからなる複数のコイル素
    子と、複数のコンデンサが取付けられ該コンデンサの電
    極に接続した第2の端子電極を側面に有するコンデンサ
    基板と、複数の外部端子とを具え、隣合うコアの巻軸を
    直角に交差させ、複数のコイル素子とコンデンサ基板を
    積み重ねて固定して積層体を構成し、該積層体の側面に
    外部端子を取付けたことを特徴とするLC複合部品。
  2. 【請求項2】 絶縁体からなるスペーサを、少なくとも
    二つのコアの間に介在させた請求項1のLC複合部品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008103371A (ja) * 2006-10-17 2008-05-01 Nichicon Corp トランス
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WO2023210499A1 (ja) * 2022-04-28 2023-11-02 株式会社村田製作所 回路装置、およびフィルタ回路

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