JPH06608Y2 - エンジンアクセルレバーのデテント構造 - Google Patents

エンジンアクセルレバーのデテント構造

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JPH06608Y2
JPH06608Y2 JP1988116745U JP11674588U JPH06608Y2 JP H06608 Y2 JPH06608 Y2 JP H06608Y2 JP 1988116745 U JP1988116745 U JP 1988116745U JP 11674588 U JP11674588 U JP 11674588U JP H06608 Y2 JPH06608 Y2 JP H06608Y2
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JP
Japan
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detent
speed
accelerator lever
holding position
ball
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JP1988116745U
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JPH0237239U (ja
Inventor
卓蔵 河村
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
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Publication date
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は建設機械等に搭載したエンジンの、回転数を制
御するエンジンアクセルレバーの、デテント構造に関す
るものである。
(ロ)従来技術 従来からエンジンアクセルレバーにデテント機構を設け
た技術は公知とされているのである。
例えば、特開昭55−78217号公報や、実開昭60
−170044号公報に記載の技術の如くである。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 本考案は、該従来の技術の如く、アクセルレバーの回転
位置に、無闇に複数のデテント孔を設けるのではなく
て、土木・建設作業において最も必要な、作業機の作業
回転数における保持位置と、通常のアイドル回転数にお
ける保持位置のみを設け、オペレーターが該位置を関知
して作業することを容易にしたものである。
(ニ)問題を解決するための手段 本考案の目的は以上の如くであり、次に該目的を達成す
る為の構成を説明する。
アクセルレバーの回動によりエンジン回転数を変更し、
該アクセルレバー1を操作回動位置に保持するデテント
機構において、アクセルレバー1の回転により相対的に
位置を変更するボールホルダー8とデテント板3を設
け、該ボールホルダー8からバネ付勢してデテントボー
ル2を設け、前記デテント板3に、アイドル回転数にお
ける保持位置3bと作業機の作業回転数における保持位
置3aを連通した長孔として穿設し、該長孔の両端の位
置を、前記アイドル回転数における保持位置3bと作業
機の作業回転数における保持位置3aのデテントボール
嵌入位置とし、エンジン停止位置及びエンジン最高回転
の位置は、長孔から外れた両側位置にデテントボール2
が乗り上げるべく構成したものである。
(ホ)実施例 本考案の目的・構成は以上の如くであり、次に添付の図
面に示した実施例の構成を説明する。
第1図,第2図において、トラックフレーム17とアイ
ドラー24によりクローラー15を緊張させて走行を行
う。
旋回作業台上にエンジンルーム10と運転席Sとメイン
ブームは配置されており、該メインブームの先端にバケ
ットAを、掬い込み回動可能に支持している。
該メインブームに付設してブレーカーやオーガー等の他
の作業機を付設し、これらの他の作業機の回転源として
油圧モーターが付設されており、該油圧モーターに圧油
を送る油圧ポンプがエンジンルーム10内のエンジンに
付設されているのである。
そして該他の作業機を付設した場合に、これらを駆動す
るに必要な油圧吐出量を得る為のエンジン回転数は一定
しているのである。
また、これらの他の作業機が付設されていない場合にお
いて、走行停止した場合にエンジンはアイドリング位置
にしておく為の、アイドル回転数における保持位置も、
オペレーターが簡単に知ることができる保持位置も設け
る必要があるのである。
本考案は、運転席Sの側部に設けたアクセルレバー1
に、この機構を付設したものである。
第2図において、運転席Sを支持する運転台20の左側
部にアクセルレバー1が配置されており、該アクセルレ
バー1の基部はボールホルダー8に固設されており、該
ボールホルダー8は枢支軸6に枢支されている。
ボールホルダー8よりアクセルアーム4とストッパーア
ーム14が突出され、該アクセルアーム4にはアウター
ワイヤー11bとインナーワイヤー11aよりなるワイ
ヤー11が連結されている。アウターワイヤー11bは
アウター受け12により固定されている。
次に、第3図と第4図において説明する。
運転台20の側部に枢支軸6が固定突出されており、該
枢支軸6と平行して係合杆7も突出されている。
該係合杆7は、第4図に示すデテント板3の係合切欠部
3cに嵌入し、デテント板3の回転を停止している。ま
た該係合杆7は第5図において示す如く、エンジン停止
状態において、それ以上アクセルレバー1が回動しない
ように設けた、ストッパーアーム14が当接するストッ
パーピンも兼務している。
枢支軸16の周囲にデテント板3は遊嵌されており、付
勢バネ21により該デテント板3はボールホルダー8と
の接合部へ押圧されている。
ボールホルダー8も同様に枢支軸6に遊嵌されており、
ボールホルダー8から突出されたアクセルレバー1をオ
ペレーターが回動すると、ボールホルダー8とアクセル
アーム4とストッパーアーム14が回動すべく構成して
いる。
ボールホルダー8に設けたボール孔にデテントボール2
が挿入され、該デテントボール2は付勢バネ13により
押圧されている。
本考案は該デテントボール2が嵌入し、ボールホルダー
8を一定回動位置に保持する為のデテント係合部に関す
るものである。
従来のアクセルレバー1に設けられたデテント孔は、殆
どがエンジンのアイドリング回転位置を保持する為の1
点であり、この部分にデテント孔が開口され、該デテン
ト孔にデテントボールが嵌入していたのである。
これに対して本考案においては、通常のアイドル回転数
における保持位置3bの他に、作業機の作業回転数にお
ける保持位置3aを設けたものである。
そして両回転数の位置は、それほど離れていないので、
デテント孔を開けると重複する程度の位置なのである。
本考案はこの点を利用して、アイドル回転数における保
持位置3bと作業機の作業回転数における保持位置3a
を連通した孔として、第4図の如くデテント板3に設け
た長孔としたものである。
そして該長孔の両端の位置が、それぞれアイドル回転数
における保持位置3bと作業機の作業回転数における保
持位置3aを構成しているのである。
故に第5図の如く、長孔のアイドル回転数における保持
位置3bの位置を越えて、デテントボール2がデテント
板3の長孔位置以外に乗り上げた場合がエンジン停止位
置であり、この位置ではストッパーアーム14が係合杆
7に係合するので、アクセルレバー1はそれ以上回動で
きないので、当然にオペレーターが該位置を確実に感知
することが出来るものである。
次に、第6図はデテントボール2がアイドル回転数にお
ける保持位置3bの位置に至った場合であり、デテント
ボール2は付勢バネ13に押され、アイドル回転数にお
ける保持位置3b内に嵌入するので、オペレーターはこ
の状態も確実に知ることが出来るのである。
また第7図の状態では、デテントボール2が作業機の作
業回転数における保持位置3aの位置に嵌入しており、
この位置もデテントボール2がコツンと当たるのでオペ
レーターは確実に感知することが出来るのである。
第8図の状態はエンジン最高回転状態である。
(ヘ)考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を奏
するものである。
第1に、本考案のデテント機構の場合には、長孔の下と
上と、該長孔の手前と越えた位置であるので、それぞれ
の4位置のフィーリングは相違するのである。
故に、オペレーターはアクセルレバーの位置を視覚で確
認することなく、ブラインドタッチにより操作すること
が出来るのである。
第2に、長孔の内部に、アイドル回転数における保持位
置3bと、作業機の作業回転数における保持位置3aの
2点を設け、該長孔から外れてデテント板3に乗り上げ
た位置に、停止位置と最高回転位置を設けたので、デテ
ント板3には1個の長孔を穿設するだけで、4点のデテ
ント位置を得ることが出来たのである。
第3に、アイドル回転数における保持位置3bの他に、
作業機の作業回転数における保持位置3aを設けたこと
により、簡単に該位置を見つけて、常時同じ位置にアク
セルレバー1を保持しておくことが出来るのである。
第4に、作業機の作業回転数における保持位置3aと、
通常のアイドル回転数における保持位置3bは近い位置
であるので、丸孔とすると穿設不可能なのであるが、両
者を連通して長孔とすることにより、孔の加工が容易と
なり、近い2位置のデテント孔を構成することが出来た
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は建設機械のうちバックホーに本考案のエンジン
アクセルレバーのデテント構造を付設した状態の側面
図、第2図は運転席Sの部分の拡大側面図、第3図はア
クセルレバー1の枢支部を示す後面断面図、第4図はデ
テント板3の側面図、第5図はエンジン停止状態の側面
図、第6図はアイドル回転数における保持位置3bの状
態の側面図、第7図は作業機の作業回転数における保持
位置3aの状態の側面図、第8図はエンジン最高回転の
状態の側面図である。 A…バケット 1…アクセルレバー 2…デテントボール 3…デテント板 3a…作業機の作業回転数における保持位置 3b…アイドル回転数における保持位置 8…ボールホルダー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクセルレバーの回動によりエンジン回転
    数を変更し、該アクセルレバー1を操作回動位置に保持
    するデテント機構において、アクセルレバー1の回転に
    より相対的に位置を変更するボールホルダー8とデテン
    ト板3を設け、該ボールホルダー8からバネ付勢してデ
    テントボール2を設け、前記デテント板3に、アイドル
    回転数における保持位置3bと作業機の作業回転数にお
    ける保持位置3aを連通した長孔として穿設し、該長孔
    の両端の位置を、前記アイドル回転数における保持位置
    3bと作業機の作業回転数における保持位置3aのデテ
    ントボール嵌入位置とし、エンジン停止位置及びエンジ
    ン最高回転の位置は、長孔から外れた両側位置にデテン
    トボール2が乗り上げるべく構成したことを特徴とする
    エンジンアクセルレバーのデテント構造。
JP1988116745U 1988-09-05 1988-09-05 エンジンアクセルレバーのデテント構造 Expired - Lifetime JPH06608Y2 (ja)

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JPH0237239U JPH0237239U (ja) 1990-03-12
JPH06608Y2 true JPH06608Y2 (ja) 1994-01-05

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5578217U (ja) * 1978-11-20 1980-05-29
JPS60170044U (ja) * 1984-04-20 1985-11-11 セイレイ工業株式会社 アクセルレバ−装置

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JPH0237239U (ja) 1990-03-12

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