JPH0660693B2 - 精密流量制御弁 - Google Patents

精密流量制御弁

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JPH0660693B2
JPH0660693B2 JP61098360A JP9836086A JPH0660693B2 JP H0660693 B2 JPH0660693 B2 JP H0660693B2 JP 61098360 A JP61098360 A JP 61098360A JP 9836086 A JP9836086 A JP 9836086A JP H0660693 B2 JPH0660693 B2 JP H0660693B2
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spool
orifice
groove
control valve
flow rate
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良弘 三浦
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MITSUISEIKI KOGYO KABUSHIKI KAISHA
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MITSUISEIKI KOGYO KABUSHIKI KAISHA
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、油圧回路に用いられる流量制御弁に係り、特
に、油量の微量調節を可能にして精密な流量制御を行う
と共にキャビテーションを防止するに好適な精密流量制
御弁に関する。
[従来の技術] 第9図は従来のオリフィス型流量の制御弁を示すもので
あり、第10図は第9図の流量調整弁の油圧回路図を示
したものである。以下、第9図を用いて従来のオリフィ
ス型流量制御弁について説明する。まず、油圧流路バル
ブ本体23の入口流路24に交差して連接するオリフィ
ス流路21と、これに連接する流路22および出口流路
25で形成され、入口流路24とオリフィス流路21の
連接箇所に逆止弁28が設けられる。流量制御はオリフ
ィス流路21の出口端とスプール20の先端のテーパ部
との隙間δを変化させることにより制御される。オリフ
ィス流路21の流路方向のバルブ本体23側にスプール
支持部27が設けられ、先端にテーパ部を形成するスプ
ール20がオイルシールを介してスプール支持部27内
に摺動可能に支持され、スプール20の他端部にはスプ
ール支持部27の外周部に螺合するノッブ26が固定さ
れる。
流量制御弁内の油圧流量を制御するには、ノッブ26を
回動してスプール支持部27との螺合部を移動する。こ
れにより、ノッブ26に固定されたスプール20がスプ
ール支持部27内を摺動してスプール20の先端のテー
パ部とオリフィス流路21の出口端との隙間δを広げま
たはせばめ、オリフィス流路21から流路22へ流出す
る流量を調節することにより行われる。
[発明が解決しようとする課題] この方法による流量制御は、前記の隙間δはオリフィス
流路21の円周全体から形成されるため、隙間δを僅か
に広げまたはせばめても流体の流出量が大きく変化す
る。特に微少量を設定通りに調整する場合、ノッブ26
の移動量を示す目盛りをスプール支持部外側に表示して
ノッブ26を目盛りに合わせて調整しても、ノッブ26
の螺合を進めるときと戻すときでは螺合位置が僅かにず
れる。このためスプール20の先端部の位置がずれて正
確に設定通り管理することは困難である。また、オリフ
ィス流路21をスプール20で絞るとき、絞り直後に流
体に乱流が発生しキャビテーション現象が生じ、流れが
不安定になる問題があった。
本発明は、以上の問題点を解決するもので、微少量の流
量調節を可能にし精密な流量制御を行うと共に、オリフ
ィスおよび出入流路側へのキャビテーション現象を防止
する精密流量制御弁を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、以上の目的を達成するために、入口流路と出
口流路を連通するバルブ本体内の流路内に形成される内
筒孔のオリフィス内にスプールを挿入させ該スプールの
外周に形成されるねじ溝と前記オリフィスの内孔間に存
在する圧力流体の容積変化により流量制御部を行う流量
制御弁であって、前記ねじ溝がその溝深さ及びみぞ幅を
スプールの挿入端に向かって順次、深くおよび広くすべ
く形成される精密流量制御弁を構成するものである。更
に具体的に、前記スプールのねじ溝の溝底を結ぶ線およ
び隣接する溝幅の変化が直線的又は2次曲線的であり、
前記ねじ溝が二重溝からなり、前記オリフィスが、バル
ブ本体内に嵌着されたブッシュから形成され、該ブッシ
ュの材質をバルブ本体より熱膨張係数の大きいものから
形成してなる精密流量制御弁を特徴とするものである。
[作用] オリフィス内に挿入されるスプールの挿入長を加減する
ことによりオリフィスの内孔とスプールのねじ溝間に存
在する圧力流体の容積が微細に変化し、精密で、かつ比
較的緩慢な流量制御が出来る。流量制御弁の使用目的,
容量に応じてねじ溝の溝深さ,溝幅,溝形状およびオリ
フィスの材質を工夫することにより、所望の流量変化機
能とキャビテーションの防止が行われる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。
第1の実施例を第1図、第2図、第3図および第4図に
示す。
精密流量制御弁のバルブ本体7内の中央部付近に油室6
が設けられる。入口流路11は油室6に連通しバルブ本
体7の軸方向と交差しバルブ本体7の側面に開口する。
油室6と出口流路12間には油室6より縮径された円筒
孔のオリフィス通路4が両者に連通して形成される。な
お、オリフィス通路4はバルブ本体7内にオリフィス用
ブッシュ5を嵌着して形成される。出口流路12はオリ
フィス通路4に連結し入口流路11と交差して形成さ
れ、バルブ本体7の軸方向の一端側側面に開口して設け
られる。
スプール3はバルブ本体7の軸心部内に軸方向に沿って
配設される。スプール3の先端部はオリフィス通路4内
に挿脱可能であり、他端部はバルブ本体7の軸方向の外
側でバルブ本体7に嵌入して螺合するノッブ9に固定さ
れる。
スプール3の先端部の外周にはねじ溝1が螺刻され、ね
じ溝1の螺刻される円周上の軸方向の長さはスプール3
がオリフィス流路4内に挿入される長さだけ螺刻され
る。この螺刻される長さの位置は、スプール3の先端が
オリフィス流路4の入口に接したとき、油室6内に位置
するように形成される。
スプール3の中央部の外周には段付部が形成される。こ
の段付部とオリフィスブッシュ5の端末部との間にスプ
リング14が介設されスプール3を他端側のノッブ9の
固定される側に付勢する。
スプール3の軸心部内にはオリフィス流路4に連接する
流路16が形成され、流路16内には逆止弁13が配設
される。逆止弁13は出口流路12からの流れをスプー
ル3の外周上を通ることなく入口流路11へ導くための
ものである。
ノッブ9は本体7の外周に螺刻されるねじに螺合して本
体7の他端外周側に嵌合し、ノッブ9を回動して本体7
外周上を移動させるとき、ノッブ9の移動長さを表示す
る目盛り10が本体7の外周上に表示される。
スプール3の先端側外周に螺刻されるねじ溝1の溝底2
は、第4図(a)に示すようにスプール3のオリフィス
に挿入される方向に向かって順次その深さを増加し、し
かもねじ溝の溝幅も増加するように刻設され、溝底2を
結ぶ線はテーパ線mを形成する。
精密流量制御弁を用いて流量を調節するには、ノッブ9
を回動してスプール3のねじ溝1の螺刻部をオリフィス
流路4内に挿入し、挿入長さを調整して流量の微少量制
御を行う。すなわち、第4図(a)に示すように、スプ
ール3の先端側をオリフィス流路4に挿入し順次挿入長
さを長くして、第4図(b),第4図(c)に示すよう
に深く挿入すると、オリフィス流路4側に流出する流量
は挿入長さに応じて順次減少し、ねじ溝1が螺刻されて
いる部分の長さの間で微少量の流量調整が行われる。第
6図はブッシュ5とねじ溝1との前記係合状態を展開図
的表現で示すものである。
流体がねじ溝1の山とオリフィスブッシュ5の内周の接
触部ですべて流出を止められるので、流体はねじ溝1内
に沿って流れ、オリフィス流路4の入口で接触するねじ
溝1の断面積によって流量が決まり、またねじ溝1の溝
底2は順次変化して挿入が深くなる程順次緩やかに浅く
なり、また、ねじ溝の幅23も順次緩やかに狭くなる。
従って、ねじ溝1の断面積も緩やかに減少するので、挿
入長さを深くしても流量は大きく減少せず少量づつ減少
して変化する。そのため微少量の精密な流量調整が出来
る。
この微少量の変化は、ノッブ9の回動移動長さを目盛り
10を読み取ることにより確認出来る。スプール3は常
にスプリング14によりオリフィスブッシュ5を介して
ノッブ9側に付勢されているので、オリフィスブッシュ
5とねじ溝1との相対位置が変化しないと共にノッブ9
の回動方向によるノッブ9の位置およびねじ溝1の位置
ずれは発生しない。従って、目盛り10に表示されるノ
ッブ9の位置はねじ溝1の位置を正確に表示出来る。
第4図(a),(b),(c),に示すようにねじ溝1
内を流体は流れているのでオリフィス絞りに助走区間を
加えた形態になり、従来の絞り直後の乱流の発生はな
い。すなわち、キャビテーションが生じない。スプール
3をオリフィス流路4内に挿入し、挿入長さを変えて微
少量の流量調整を行うときは、流量は少なく流れてお
り、かつ絞りは溝底2の傾斜に沿ってゆるやかに漸減さ
れるので、不安定な流れは発生しない。
本実施例はねじ溝の螺刻加工技術が発進し、テーパ溝を
正確に製作出来ることで可能になり、構造が簡単で微少
量の流量調整が容易になるので作業効率を向上する効果
を上げることが出来る。
次に、本発明の実施例を第7図に示す。ねじ溝底2を結
ぶ線nをオリフィス流路4方向に向って双曲線nになる
ように形成し、ねじ溝幅23も二次的に変化させたもの
である。スプール3の挿入当初は流量比較的大で挿入が
深くなるに伴って流量の絞りを急角度で多くし、微少量
の流量制御量を最初は大きくし、挿入の中間以降はさら
に微少の精密な流量制御を可能としたものである。
更に、別の実施例を第8図に示す。これはねじ溝1を二
重に螺刻したものであって、ねじ溝1の山部の幅を小に
しねじ溝内を流れる流量を大きしたものである。前記し
たものよりも流量調整区域間の流量を大きくすることが
出来る。
また、第5図に示す溝底2の線mのテーパ角度を途中で
変えて流量調整の範囲を所望の流量に選定出来る。ま
た、オリフィスブッシュ5の材質を本体7に対して熱膨
張係数の大きい材質にして温度に対する補正を行うこと
も出来る。
[発明の効果] 以上の説明で明らかなように、本発明によれば、油圧流
量制御弁の微少量の流量調整を精密に行うことが可能に
なり、かつ調整流量を正確に管理することが出来る。ま
た、流量絞り直後に発生する不安定な流れをなくすこと
が出来、オリフィス通路および出口通路側へのキャビテ
ーションの発生を防止することが出来る。また、本発明
は構造が簡単で構成部材が少なく、比較的安価に製作す
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の外観図、第2図は第1図の
断面図、第3図は第2図の油圧回路図、第4図(a),
(b),(c)はブッシュとスプールとの位置関係を説
明するための断面図、第5図はスプールの一実施例の断
面図、第6図はオリフィスブッシュとスプールとの係合
状態を示す展開説明図、第7図および第8図は他のスプ
ールの実施例の断面図、第9図は従来技術の断面図、第
10図は第9図の油圧回路図である。 1……ねじ溝、2……溝底、3,20……スプール、
4,21……オリフィス流路、5……オリフィスブッシ
ュ、6……油圧、7,23……バルブ本体、8,27…
…スプール支持部、9,26……ノッブ、10……目盛
り、11,24……入口流路、12,25……出口流
路、13,28……逆止弁、14,15……スプリン
グ、16,22……流路、23……ねじ溝幅。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入口流路と出口流路を連通するバルブ本体
    内の流路内に形成される内筒孔のオリフィス内にスプー
    ルを挿入させ該スプールの外周に形成されるねじ溝と前
    記オリフィスの内孔間に存在する圧力流体の容積変化に
    より流量制御弁部を行う流量制御弁であって、前記ねじ
    溝がその溝深さ及び溝幅をスプールの挿入端側に向かっ
    て順次、深くおよび広くすべく形成されることを特徴と
    する精密流量制御弁。
  2. 【請求項2】前記スプールのねじ溝の溝底を結ぶ線およ
    び隣接する溝幅の変化が直線的又はは2次曲線的である
    特許請求の範囲第1項に記載の精密流量制御弁。
  3. 【請求項3】前記ねじ溝が二重溝からなる特許請求の範
    囲第1項又は第2項に記載の精密流量制御弁。
  4. 【請求項4】前記オリフィスが、バルブ本体内に嵌着さ
    れたブッシュから形成され、該ブッシュの材質をバルブ
    本体より熱膨張係数の大きいものから形成してなる特許
    請求の範囲第1項乃至第3項のいずれか1つに記載の精
    密流量制御弁。
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