JPH03604Y2 - - Google Patents
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- JPH03604Y2 JPH03604Y2 JP1984192674U JP19267484U JPH03604Y2 JP H03604 Y2 JPH03604 Y2 JP H03604Y2 JP 1984192674 U JP1984192674 U JP 1984192674U JP 19267484 U JP19267484 U JP 19267484U JP H03604 Y2 JPH03604 Y2 JP H03604Y2
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- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 7
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 3
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 claims description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 claims description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 53
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000011835 investigation Methods 0.000 description 1
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- Safety Valves (AREA)
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、液圧回路における液圧モ−タや作動
シリンダ等の速度制御のために用いられ、回路を
流れる液量を所定の値に維持する圧力補償付流量
調整弁に関するものである。
シリンダ等の速度制御のために用いられ、回路を
流れる液量を所定の値に維持する圧力補償付流量
調整弁に関するものである。
従来、この種の調整弁として、たとえば、実公
昭48−39206号公報のようなものが知られている。
すなわち、第5図において、1は弁本体で流入口
2と流出口3を有し、この間に主流路4,5,6
が設けられている。7は主流路4,5に交差して
穿設された嵌合孔で、この嵌合孔7には、大径部
8、小径部9および小径部9の一部をさらに細く
した細径部9aからなるスプール10が摺動自在
に嵌合されており、該スプール10と嵌合孔7と
の間〓には、液室X1、X2がそれぞれ形成さ
れ、該スプール10の大径部8の側方には、液室
X3が形成されている。この液室X3は、小流路
11を介して主流路6に連通し、液室X2は、小
流路12を介して主流路5に連通し、一方、液室
X1は、上記スプール10の内部に穿設された小
流路13を介して導入流路14で主流路5に連通
している。
昭48−39206号公報のようなものが知られている。
すなわち、第5図において、1は弁本体で流入口
2と流出口3を有し、この間に主流路4,5,6
が設けられている。7は主流路4,5に交差して
穿設された嵌合孔で、この嵌合孔7には、大径部
8、小径部9および小径部9の一部をさらに細く
した細径部9aからなるスプール10が摺動自在
に嵌合されており、該スプール10と嵌合孔7と
の間〓には、液室X1、X2がそれぞれ形成さ
れ、該スプール10の大径部8の側方には、液室
X3が形成されている。この液室X3は、小流路
11を介して主流路6に連通し、液室X2は、小
流路12を介して主流路5に連通し、一方、液室
X1は、上記スプール10の内部に穿設された小
流路13を介して導入流路14で主流路5に連通
している。
また、上記スプール10の小径部9は、主流路
4との間でオリフイスHを構成している。17は
上記液室X3内でストツパ17aにより支持され
て上記スプール10にばね力を付勢するばねであ
る。18は主流路5,6の間に設けられ、切欠溝
19を有する絞り部材で、一端にハンドル(図示
省略)を固着し、該ハンドルの回動により切欠溝
19の開度調整が可能である。
4との間でオリフイスHを構成している。17は
上記液室X3内でストツパ17aにより支持され
て上記スプール10にばね力を付勢するばねであ
る。18は主流路5,6の間に設けられ、切欠溝
19を有する絞り部材で、一端にハンドル(図示
省略)を固着し、該ハンドルの回動により切欠溝
19の開度調整が可能である。
つぎに、上記構成における作用を述べると、圧
力源(図示省略)からの圧液を流入口2より主流
路4に供給すると、圧液はオリフイスH、主流路
5、切欠溝19および主流路6を経て流出口3に
流出する。一方、主流路6の圧液は、小流路11
を経て液室X3に、また主流路5の圧液は小流路
12を経て液室X2に、そして導入流路14およ
び小流路13を経て、液室X1にそれぞれ流入す
る。スプール10は各液室X1,X2,X3の圧
液を端面に受け、該圧液の作用力とばね力とによ
る平衡状態を保持するとともに、オリフイスHの
開度を変化し、絞り部材18の切欠溝19の前後
の差圧を補償する。
力源(図示省略)からの圧液を流入口2より主流
路4に供給すると、圧液はオリフイスH、主流路
5、切欠溝19および主流路6を経て流出口3に
流出する。一方、主流路6の圧液は、小流路11
を経て液室X3に、また主流路5の圧液は小流路
12を経て液室X2に、そして導入流路14およ
び小流路13を経て、液室X1にそれぞれ流入す
る。スプール10は各液室X1,X2,X3の圧
液を端面に受け、該圧液の作用力とばね力とによ
る平衡状態を保持するとともに、オリフイスHの
開度を変化し、絞り部材18の切欠溝19の前後
の差圧を補償する。
ところで、上記主流路5からの液室X1への圧
液は、上記したように、導入流路14および小流
路13を介して導入されるが、上記スプール10
の導入流路14が第6図に示すように上向きだけ
でなく、第7図のように、左方向、あるいは、右
や下方向(図示省略)に回動し、スプール10の
導入流路14の位置の違いにより弁を流れる流量
が変化することが本考案者により見い出された。
液は、上記したように、導入流路14および小流
路13を介して導入されるが、上記スプール10
の導入流路14が第6図に示すように上向きだけ
でなく、第7図のように、左方向、あるいは、右
や下方向(図示省略)に回動し、スプール10の
導入流路14の位置の違いにより弁を流れる流量
が変化することが本考案者により見い出された。
本考案は、上記事実の究明によりなされたもの
で、大流量や高液圧であつても精度の高い流量調
整が得られる圧力補償付流量調整弁を提供するこ
とを目的とする。
で、大流量や高液圧であつても精度の高い流量調
整が得られる圧力補償付流量調整弁を提供するこ
とを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本考案は、
弁本体に上流から下流に向かつて順に設けられた
第1、第2および第3の主流路と、 第1及び第2の主流路に連通して交差する嵌合
孔と、 該嵌合孔に摺動可能に嵌合され、かつ、小径部
及び小径部の一部が更に細くされた細径部を備え
たスプールと、 上記細径部が上記嵌合孔の同軸上に配置されて
これらの内外周の間に形成された流路と、 上記摺動するスプールの細径部側の小径部の一
端により、第1の主流路および上記流路の連通を
絞る開度調整可能なオリフイスと、 液圧によりオリフイスの開度が減少する方向に
作用力をスプールに与える一次圧作用室及びオリ
フイスの開度が増加する方向に作用力をスプール
に与える二次圧作用室と、 該オリフイスの開度が増加する方向に上記スプ
ールを付勢するばねと、 第2の主流路及び第3の主流路を絞り連通して
その絞り開度を調整可能な絞り部材と を具備してなり、 少なくともスプールの内部に穿設されて、導入
流路を介して第2の主流路と一次圧作用室とを連
通する一次圧用小流路及び弁本体に設けられて、
第3の主流路と二次圧作用室とを連通する二次圧
用小流路を備え、 一次圧作用室による液圧とばね力及び二次圧作
用室による液圧を受けたスプールの摺動により、
オリフイスの開度を制御して流量調整する圧力補
償付流量調整弁において、 上記導入流路がスプールに、少なくとも3か所
スプールの径方向に等間隔で放射状に穿設される
と共に、 上記導入流路と上記オリフイスとの間の第2の
主流路に位置するスプールの細径部に、全外周に
わたつて、径方向に突出した環状突部を形成した
ことを特徴とする。
弁本体に上流から下流に向かつて順に設けられた
第1、第2および第3の主流路と、 第1及び第2の主流路に連通して交差する嵌合
孔と、 該嵌合孔に摺動可能に嵌合され、かつ、小径部
及び小径部の一部が更に細くされた細径部を備え
たスプールと、 上記細径部が上記嵌合孔の同軸上に配置されて
これらの内外周の間に形成された流路と、 上記摺動するスプールの細径部側の小径部の一
端により、第1の主流路および上記流路の連通を
絞る開度調整可能なオリフイスと、 液圧によりオリフイスの開度が減少する方向に
作用力をスプールに与える一次圧作用室及びオリ
フイスの開度が増加する方向に作用力をスプール
に与える二次圧作用室と、 該オリフイスの開度が増加する方向に上記スプ
ールを付勢するばねと、 第2の主流路及び第3の主流路を絞り連通して
その絞り開度を調整可能な絞り部材と を具備してなり、 少なくともスプールの内部に穿設されて、導入
流路を介して第2の主流路と一次圧作用室とを連
通する一次圧用小流路及び弁本体に設けられて、
第3の主流路と二次圧作用室とを連通する二次圧
用小流路を備え、 一次圧作用室による液圧とばね力及び二次圧作
用室による液圧を受けたスプールの摺動により、
オリフイスの開度を制御して流量調整する圧力補
償付流量調整弁において、 上記導入流路がスプールに、少なくとも3か所
スプールの径方向に等間隔で放射状に穿設される
と共に、 上記導入流路と上記オリフイスとの間の第2の
主流路に位置するスプールの細径部に、全外周に
わたつて、径方向に突出した環状突部を形成した
ことを特徴とする。
本考案の構成により、弁本体に設けられた第1
の主流路を流れる圧液は、オリフイスを通過した
後、流路を通つて第2の主流路に流れる。第2の
主流路で、スプールの細径部の環状突部により、
流路からの噴流が細径部の径方向に導かれて弱め
られる。そして圧液は、少なくとも3か所等間隔
で穿設された導入流路から、第2の主流路の平均
した圧力の圧液として導入され、一次圧用小流路
を経て一次圧作用室に導かれ、スプールを摺動さ
せる力として働く。そして、スプールに作用する
一次圧作用室の圧液と、二次圧作用室の液圧およ
びばね力との均衡により、オリフイスの開度調整
を行い、絞り部材の前後での差圧を一定に維持す
る。
の主流路を流れる圧液は、オリフイスを通過した
後、流路を通つて第2の主流路に流れる。第2の
主流路で、スプールの細径部の環状突部により、
流路からの噴流が細径部の径方向に導かれて弱め
られる。そして圧液は、少なくとも3か所等間隔
で穿設された導入流路から、第2の主流路の平均
した圧力の圧液として導入され、一次圧用小流路
を経て一次圧作用室に導かれ、スプールを摺動さ
せる力として働く。そして、スプールに作用する
一次圧作用室の圧液と、二次圧作用室の液圧およ
びばね力との均衡により、オリフイスの開度調整
を行い、絞り部材の前後での差圧を一定に維持す
る。
以下、本考案の一実施例を図面にしたがつて説
明する。第1図において、51は弁本体で流入口
52と流出口53を有し、この間に、上流から下
流に向かつて順に第1ないし第3の主流路54,
55,56が設けられている。57は主流路5
4,55に連通すると共に交差して穿設された嵌
合孔で、この嵌合孔57には、大径部58、小径
部59および小径部59の一部をさらに細く形成
した細径部59cからなるスプール60が摺動自
在に嵌合されており、このスプール60には、第
2図に示すように、半円状に穿設された切欠き6
5,65a〜65dが4か所形成され、第1図に
示す主流路54との間でオリフイスGを構成し、
また、スプール60の細径部59cが嵌合孔57
の同軸上に配置されて、細径部59cと嵌合孔5
7との内外周の間の全周囲に、筒状の流路59a
が形成されている。また、スプール60と嵌合孔
57との間〓で、第1および第2の液室Y1,Y
2をそれぞれ形成し、この第1及び第2の液室Y
1,Y2に圧液を供給すると、液圧によりオリフ
イスGの開度が減少する方向に作用力をスプール
60に与えるようにされて、第1及び第2の液室
Y1,Y2により一次圧作用室を構成している。
更に、大径部58の側方に、液室Y3を形成し、
この第3の液室Y3に圧液を供給すると、液圧に
よりオリフイスGの開度が増加す方向に作用力を
スプール60に与えるようにされて、第3の液室
Y3により二次圧作用室を構成している。この液
室Y3は、第3の小流路61を介して主流路56
に連通し、液室Y2は、第2の小流路62を介し
て主流路55に連通し、一方、液室Y1は、上記
スプール60の内部に穿設された第1の小流路6
3を介して導入流路64(第3図)で主流路55
に連通している。尚、本実施例では、第1の小流
路63が一次圧用小流路として構成され第3の小
流路61が二次圧用小流路として構成されてい
る。また、第2の小流路62が一次圧作用室とし
ての第2の液室Y2に液圧を導くように構成され
ているが、第1の液室Y1と第3の液室Y3との
受圧面積が同じとなるようにしてもよい。上記導
入流路64は、スプール60の環状溝59b内に
設けられており、つまり第3図に示すように、ス
プール60の径方向に4か所90゜毎の角度をもつ
て等間隔で放射状に穿設された導入流路64a〜
64dからなり、両側に隣接する導入流路との間
隔がほぼ等しくなるように、しかも、スプール6
0の切欠き65,65a〜65dを導入流路64
同士間の中央に位置するように形成されている。
明する。第1図において、51は弁本体で流入口
52と流出口53を有し、この間に、上流から下
流に向かつて順に第1ないし第3の主流路54,
55,56が設けられている。57は主流路5
4,55に連通すると共に交差して穿設された嵌
合孔で、この嵌合孔57には、大径部58、小径
部59および小径部59の一部をさらに細く形成
した細径部59cからなるスプール60が摺動自
在に嵌合されており、このスプール60には、第
2図に示すように、半円状に穿設された切欠き6
5,65a〜65dが4か所形成され、第1図に
示す主流路54との間でオリフイスGを構成し、
また、スプール60の細径部59cが嵌合孔57
の同軸上に配置されて、細径部59cと嵌合孔5
7との内外周の間の全周囲に、筒状の流路59a
が形成されている。また、スプール60と嵌合孔
57との間〓で、第1および第2の液室Y1,Y
2をそれぞれ形成し、この第1及び第2の液室Y
1,Y2に圧液を供給すると、液圧によりオリフ
イスGの開度が減少する方向に作用力をスプール
60に与えるようにされて、第1及び第2の液室
Y1,Y2により一次圧作用室を構成している。
更に、大径部58の側方に、液室Y3を形成し、
この第3の液室Y3に圧液を供給すると、液圧に
よりオリフイスGの開度が増加す方向に作用力を
スプール60に与えるようにされて、第3の液室
Y3により二次圧作用室を構成している。この液
室Y3は、第3の小流路61を介して主流路56
に連通し、液室Y2は、第2の小流路62を介し
て主流路55に連通し、一方、液室Y1は、上記
スプール60の内部に穿設された第1の小流路6
3を介して導入流路64(第3図)で主流路55
に連通している。尚、本実施例では、第1の小流
路63が一次圧用小流路として構成され第3の小
流路61が二次圧用小流路として構成されてい
る。また、第2の小流路62が一次圧作用室とし
ての第2の液室Y2に液圧を導くように構成され
ているが、第1の液室Y1と第3の液室Y3との
受圧面積が同じとなるようにしてもよい。上記導
入流路64は、スプール60の環状溝59b内に
設けられており、つまり第3図に示すように、ス
プール60の径方向に4か所90゜毎の角度をもつ
て等間隔で放射状に穿設された導入流路64a〜
64dからなり、両側に隣接する導入流路との間
隔がほぼ等しくなるように、しかも、スプール6
0の切欠き65,65a〜65dを導入流路64
同士間の中央に位置するように形成されている。
つまり、たとえば、導入流路64a,64d間
は、90゜の角度で、その中央の位置に切欠き65
aが設けられている。66は導入流路64とオリ
フイスGとの間の主流路55に位置するスプール
60の細径部59cに、その全外周にわたつて、
径方向に突出して設けられて、圧液がオリフイス
Gを通る際に発生する噴流を緩和する環状突部で
その突部66の下流側には、小流路63の導入流
路64が設けられている。67は上記液室Y3内
でストツパ67aとスプール60間に介在しスプ
ール60にばね力を付勢するばねである。68は
主流路55,56の間に設けられ、切欠溝69を
有する絞り部材で、一端にハンドル(図示省略)
を固着し、該ハンドルの回動により切欠溝69の
開度調整が可能である。
は、90゜の角度で、その中央の位置に切欠き65
aが設けられている。66は導入流路64とオリ
フイスGとの間の主流路55に位置するスプール
60の細径部59cに、その全外周にわたつて、
径方向に突出して設けられて、圧液がオリフイス
Gを通る際に発生する噴流を緩和する環状突部で
その突部66の下流側には、小流路63の導入流
路64が設けられている。67は上記液室Y3内
でストツパ67aとスプール60間に介在しスプ
ール60にばね力を付勢するばねである。68は
主流路55,56の間に設けられ、切欠溝69を
有する絞り部材で、一端にハンドル(図示省略)
を固着し、該ハンドルの回動により切欠溝69の
開度調整が可能である。
つぎに、上記構成における作用を述べると、圧
力源(図示省略)からの圧液を流入口52より主
流路54に供給すると、圧液は、第4図に示す主
流路54を通り、オリフイスG、流路59a、主
流路55、切欠溝69および主流路56を経て流
出口53に流出する。一方、主流路56の圧液
は、小流路61を経て液室Y3に、また主流路5
5の圧液は小流路62を経て液室Y2に流入す
る。そして、スプール60の細径部59cの流路
59aに沿つて流れている圧液は、環状突部66
により径方向へ導かれて噴流が弱められて、環状
溝59b内の4か所の導入流路64、小流路63
を介して平均した圧力の圧液として液室Y1へ流
入する。
力源(図示省略)からの圧液を流入口52より主
流路54に供給すると、圧液は、第4図に示す主
流路54を通り、オリフイスG、流路59a、主
流路55、切欠溝69および主流路56を経て流
出口53に流出する。一方、主流路56の圧液
は、小流路61を経て液室Y3に、また主流路5
5の圧液は小流路62を経て液室Y2に流入す
る。そして、スプール60の細径部59cの流路
59aに沿つて流れている圧液は、環状突部66
により径方向へ導かれて噴流が弱められて、環状
溝59b内の4か所の導入流路64、小流路63
を介して平均した圧力の圧液として液室Y1へ流
入する。
しかも、切欠き65と導入流路64との位置
は、第3図に示すように45゜ずれているので、圧
液は、スプール60の周方向へ迂回して導入流路
64へ流入するので、切欠き65からの噴流の影
響をより良好に受けない圧液が導入流路64へ流
入する。したがつて、たとえば、毎分700〜800
の大きな流量に対しても、高精度に液量の定量制
御が行なわれる。
は、第3図に示すように45゜ずれているので、圧
液は、スプール60の周方向へ迂回して導入流路
64へ流入するので、切欠き65からの噴流の影
響をより良好に受けない圧液が導入流路64へ流
入する。したがつて、たとえば、毎分700〜800
の大きな流量に対しても、高精度に液量の定量制
御が行なわれる。
また、スプール60の細径部59cに設けられ
た環状突部66は、オリフイスG、流路59aを
流れる圧液の流れをスプール60の径方向へ導く
ので、環状突部66の下流側に設けた導入流路6
4へは、オリフイスGからの噴流状態の圧液が直
接導入されず、また導入流路64,64a〜64
dは、4か所設けられて、主流路55からの圧液
を平均した圧力で導入し、小流路64を介して液
室Y1に導くので、スプール60が回動しても、
優れた制御特性が得られる。
た環状突部66は、オリフイスG、流路59aを
流れる圧液の流れをスプール60の径方向へ導く
ので、環状突部66の下流側に設けた導入流路6
4へは、オリフイスGからの噴流状態の圧液が直
接導入されず、また導入流路64,64a〜64
dは、4か所設けられて、主流路55からの圧液
を平均した圧力で導入し、小流路64を介して液
室Y1に導くので、スプール60が回動しても、
優れた制御特性が得られる。
以上説明したように、本考案によれば、スプー
ルの細径部に設けられた環状突部の下流側に導入
流路を穿設し、しかも一次圧作用室に連通する一
次圧用小流路の導入流路を少なくとも3か所等間
隔で放射状に設けたことにより、第2の主流路の
一次圧を、流速や圧力分布の影響を受けることな
く、一次圧作用室に導くので、大流量や高液圧で
あつてもスプールが安定した状態で摺動して精度
の高い流量調整ができる。
ルの細径部に設けられた環状突部の下流側に導入
流路を穿設し、しかも一次圧作用室に連通する一
次圧用小流路の導入流路を少なくとも3か所等間
隔で放射状に設けたことにより、第2の主流路の
一次圧を、流速や圧力分布の影響を受けることな
く、一次圧作用室に導くので、大流量や高液圧で
あつてもスプールが安定した状態で摺動して精度
の高い流量調整ができる。
第1図は本考案の一実施例にかかる圧力補償付
流量調整弁を示す断面図、第2図は同実施例の要
部を示す説明図、第3図は第1図の−線に沿
つた断面図、第4図は第1図の−線に沿つた
断面図、第5図は従来の圧力補償付流量調整弁を
示す断面図、第6図は第5図の−線に沿つた
断面図、第7図は従来例の作動を説明する断面図
である。 51……弁本体、54,55,56……主流
路、57……嵌合孔、58……大径部、59……
小径部、59a……流路、59c……細径部、6
0……スプール、63,62,61……第1、第
2、第3の小流路、64,64a〜64d……導
入流路、66……環状突部、68……絞り部材、
Y1,Y2,Y3……第1、第2、第3の液室。
流量調整弁を示す断面図、第2図は同実施例の要
部を示す説明図、第3図は第1図の−線に沿
つた断面図、第4図は第1図の−線に沿つた
断面図、第5図は従来の圧力補償付流量調整弁を
示す断面図、第6図は第5図の−線に沿つた
断面図、第7図は従来例の作動を説明する断面図
である。 51……弁本体、54,55,56……主流
路、57……嵌合孔、58……大径部、59……
小径部、59a……流路、59c……細径部、6
0……スプール、63,62,61……第1、第
2、第3の小流路、64,64a〜64d……導
入流路、66……環状突部、68……絞り部材、
Y1,Y2,Y3……第1、第2、第3の液室。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 弁本体に上流から下流に向かつて順に設けられ
た第1、第2および第3の主流路と、 第1及び第2の主流路に連通して交差する嵌合
孔と、 該嵌合孔に摺動可能に嵌合され、かつ、小径部
及び小径部の一部が更に細くされた細径部を備え
たスプールと、 上記細径部が上記嵌合孔の同軸上に配置されて
これらの内外周の間に形成された流路と、 上記摺動するスプールの細径部側の小径部の一
端により、第1の主流路および上記流路の連通を
絞る開度調整可能なオリフイスと、 液圧によりオリフイスの開度が減少する方向に
作用力をスプールに与える一次圧作用室及びオリ
フイスの開度が増加する方向に作用力をスプール
に与える二次圧作用室と、 該オリフイスの開度が増加する方向に上記スプ
ールを付勢するばねと、 第2の主流路及び第3の主流路を絞り連通して
その絞り開度を調整可能な絞り部材と、 を具備してなり、 少なくともスプールの内部に穿設されて、導入
流路を介して第2の主流路と一次圧作用室とを連
通する一次圧用小流路及び弁本体に設けられて、
第3の主流路と二次圧作用室とを連通する二次圧
用小流路を備え、 一次圧作用室による液圧とばね力及び二次圧作
用室による液圧を受けたスプールの摺動により、
オリフイスの開度を制御して流量調整する圧力補
償付流量調整弁において、 上記導入流路がスプールに、少なくとも3か所
スプールの径方向に等間隔で放射状に穿設される
と共に、 上記導入流路と上記オリフイスとの間の第2の
主流路に位置するスプールの細径部に、全外周に
わたつて、径方向に突出した環状突部を形成した
ことを特徴とする圧力補償付流量調整弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984192674U JPH03604Y2 (ja) | 1984-12-19 | 1984-12-19 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984192674U JPH03604Y2 (ja) | 1984-12-19 | 1984-12-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61106602U JPS61106602U (ja) | 1986-07-07 |
JPH03604Y2 true JPH03604Y2 (ja) | 1991-01-10 |
Family
ID=30750081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984192674U Expired JPH03604Y2 (ja) | 1984-12-19 | 1984-12-19 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03604Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05149461A (ja) * | 1991-11-22 | 1993-06-15 | Kayaba Ind Co Ltd | 流量制御弁の圧力補償装置 |
CN104968980B (zh) * | 2013-02-19 | 2017-03-08 | 博格华纳公司 | 用于液压阀门的压力平衡端口 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5858538A (ja) * | 1981-10-02 | 1983-04-07 | Fuji Photo Film Co Ltd | ハロゲン化銀写真感光材料 |
-
1984
- 1984-12-19 JP JP1984192674U patent/JPH03604Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5858538A (ja) * | 1981-10-02 | 1983-04-07 | Fuji Photo Film Co Ltd | ハロゲン化銀写真感光材料 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61106602U (ja) | 1986-07-07 |
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