JPH0322598Y2 - - Google Patents

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JPH0322598Y2
JPH0322598Y2 JP13694485U JP13694485U JPH0322598Y2 JP H0322598 Y2 JPH0322598 Y2 JP H0322598Y2 JP 13694485 U JP13694485 U JP 13694485U JP 13694485 U JP13694485 U JP 13694485U JP H0322598 Y2 JPH0322598 Y2 JP H0322598Y2
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JP
Japan
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small diameter
spool
oil
diameter portion
pressure regulating
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JP13694485U
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JPS6245479U (ja
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  • Safety Valves (AREA)
  • Multiple-Way Valves (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、調圧バルブに関するものである。
(ロ) 従来の技術 従来の調圧バルブとして例えば特願昭59−
226708号に示されるものがある。この調圧バルブ
においては、バルブボデイの弁穴に径の異なる複
数のランドを有するスプールが軸方向に移動可能
にはめ合わされているが、このスプールは大径の
ランドが軸方向中央部に配置され、これの両側に
これよりも小径のランドが配置された構造となつ
ている。このようなスプールに対応する弁穴に
は、大径のランドに対応する大きい内径の穴を小
径のランドに対応する小さい内径の穴より奥側に
設ける必要があるが、このような加工は一般に困
難である。このため、小さい内径を必要とする弁
穴の一部にスリーブをはめ合わせることにより、
小径のランドに対応する小さい内径を得るように
してある。このようなスリーブを用いる場合、ス
リーブの内径によつて得られる穴と、バルブボデ
イに加工した穴との同心度が、通常の単一の弁穴
よりも低下する。これは、スリーブの外径とバル
ブボデイの穴とのはめ合い部にガタがあること、
及びスリーブの外径と内径との同心度の誤差があ
ることが原因である。このため、上記特願昭59−
226708号では、スプールを2分割し、バルブボデ
イの穴に直接はめ合わされる部分と、スリーブに
はめ合わされる部分とを分離し、同心度の低下が
スプールの円滑な作動を阻害しないようにしてあ
る。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし、このようなスプールを2分割した調圧
バルブの場合には、調圧油圧の振動を発生しやす
いという問題点がある。すなわち、スプールの接
触部の外周を通つて調圧のための油の排出が行わ
れる場合、流量が大となつて強い噴流がスプール
の接触部に当ると、2つのスプールが微小ではあ
るが分離し、例えば小さい方のスプールが振動状
態となりやすい。このため、油圧振動が発生し、
所定どおりの調圧作用を得ることができなくな
る。本考案はこのような問題点を解決することを
目的とする。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、2つのスプールの接触部を円筒状部
材によつて覆うことにより上記問題点を解決す
る。すなわち、本考案の調圧バルブには、2つの
スプールの互いに接触する小径部の外周に、小径
部の径よりもわずかに大きい内径を有する円筒状
部材が設けられる。
(ホ) 作用 調圧バルブによる調圧作用が行われると、スプ
ールの互いに接触する小径部の周囲を通つて油が
流れるが、油の噴流は円筒状部材の外周に当り、
スプールの小径部の接触部に噴流の影響が及ぶこ
とはない。従つて、2つのスプールが分離するこ
とがないので、油圧振動を発生することなく所定
どおりの調圧作用を得ることができる。なお、円
筒状部材の内径はスプールの小径部の径よりもわ
ずかに大きく設定してあるので、両スプールを径
方向に拘束することはない。従つて、2つの分離
されたスプールを用いることによる利点が失われ
ることはない。
(ヘ) 実施例 第1図は本考案の実施例である調圧バルブを示
す。調圧バルブ10は、バルブボデイに形成され
た弁穴20と、この弁穴20内にはめ合わされ軸
方向に移動可能な第1スプール30と、弁穴20
にピン24によつて固定されたスリーブ22と、
スリーブ22の内径部に軸方向に移動可能にはめ
合わされた第2スプール31とを有している。第
1スプール30はランド32a,32b及び32
cを有している。ランド32aとランド32bと
は同径であり、ランド32cはこれよりも小径で
ある。また第1スプール30は図中右端部に小径
部30aを有している。第2スプール31はラン
ド33a及び33bを有している。ランド33a
はランド33bよりも小径である。なお、ランド
33bは第1スプール30のランド32aよりも
小径である。また第2スプール31は図中左端部
に小径部31aを有している。小径部31aと小
径部30aとは同径であり、これらの端面同志は
互いに接触している。小径部30a及び小径部3
1aの外周には全長にわたつて円筒状部材38が
設けられている。この円筒状部材38は小径部3
0a及び小径部31aよりもわずかに大きい内径
を有している。第1スプール30の図中左側には
スプリング36a及び36bが設けられている。
スプリング36a及び36bの第1スプール30
と接触する側とは反対側の端部は軸方向に移動可
能な支持部材34によつて支持されている。支持
部材34は図示してないリンク等によつてその軸
方向位置が制御される。
弁穴20は、ポート26a,26b,26c,
26d,26e,26f及び26gを有してい
る。ポート26a,26c及び26dは油路40
を介してオイルポンプ42と連通している。オイ
ルポンプ42はオイルタンク44内の油をストレ
ーナ46を介して吸引して油路40に吐出する。
ポート26eはドレーン用のポートであり、ここ
から排出された油は油路48を介して図示してな
い他のバルブへ供給される。ポート26fは油路
49を介して図示してないスロツトルバルブと連
通している。また、ポート26b及び26gはド
レーンポートであり、油路50を介してオイルタ
ンク44と連通している。スリーブ22はポート
26aを内径部に連通させる穴22a及び内径部
奥側をドレーンするための穴22bを有してい
る。
次に本実施例の作用を説明する。オイルポンプ
42によつてオイルタンク44から油路40に油
が吐出されると、油路40の油圧がポート26a
及び穴22aを介して第2スプール31のランド
33aとランド33bとの間の段差部分に作用
し、第2スプール31(及び小径部31a及び小
径部30aを介して第1スプール30)を図中左
方向に押し、ポート26cからポート26bに油
を排出し、またポート26dからポート26eに
油を排出することにより、第1スプール30及び
第2スプール31は図示のような調圧状態とな
る。これにより油路40の油圧は、スプリング3
6a及び36bの力、及び油路49からポート2
6fに作用するスロツトル圧に対応した値に調圧
される。この調圧の際、上述のようにポート26
cからポート26bに油が排出されるが、油は小
径部30a及び小径部31aの外周に設けられた
円筒状部材38の外周を流れる。このため、排出
される流量が増大して大量の油が噴流状態となつ
て円筒状部材38に衝突しても、小径部30aと
小径部31aとの接触部は全く影響を受けない。
従つて、小径部30aと小径部31aとが分離す
ることはなく、油圧振動は生じない。円筒状部材
38の内径は小径部30a及び小径部31aの径
よりもわずかに大きく設定しあり、両者間に径方
向のクリアランスがあるので、円筒状部材38に
よつて小径部30a及び小径部31aを径方向に
拘束することはない。このため、弁穴20とスリ
ーブ22の内径部との間の同心度が十分でない場
合であつても、第1スプール30及び第2スプー
ル31に無理な力が作用することはなく、円滑な
動作を得ることができる。
なお、この実施例では、円筒状部材38の両端
はフランジを設けた形状としたが、例えば第2図
に示すように、円筒状部材38の外径部にテーパ
状部38a及び38bを設けることにより、油の
流れによつて発生するフローフオースを補償して
より精度のよい調圧作用を得るようにすることも
できる。
(ト) 考案の効果 以上説明してきたように、本考案によると、2
つのスプールの互いに接触する小径部の外周に、
油の流れの影響を防止する円筒状部材を設けたの
で、2つのスプールの接触部が分離することがな
くなり、油圧振動を防止することができ、調圧精
度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の調圧バルブを示す
図、第2図は別の実施例の円筒状部材を示す図で
ある。 20……弁穴、30,31……スプール、30
a,31a……小径部、38……円筒状部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1つの弁穴内に2つのスプールが直列にはめ合
    わされ、両スプールは互いに対面するそれぞれの
    小径部端面で接触した状態で軸方向に移動可能で
    あり、両スプールの互いに接触する小径部の外周
    を通つて調圧のための油の排出が行われるように
    弁穴のポートが配置された調圧バルブにおいて、 両スプールの上記互いに接触する小径部の外周
    に、小径部の径よりもわずかに大きい内径を有す
    る円筒状部材が設けられていることを特徴とする
    調圧バルブ。
JP13694485U 1985-09-09 1985-09-09 Expired JPH0322598Y2 (ja)

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JP13694485U JPH0322598Y2 (ja) 1985-09-09 1985-09-09

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Publication Number Publication Date
JPS6245479U JPS6245479U (ja) 1987-03-19
JPH0322598Y2 true JPH0322598Y2 (ja) 1991-05-16

Family

ID=31040533

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JP13694485U Expired JPH0322598Y2 (ja) 1985-09-09 1985-09-09

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8602395B2 (en) 2008-05-02 2013-12-10 Aquaconsult Anlagenbau Gmbh Device for inserting gas bubbles into a liquid

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8602395B2 (en) 2008-05-02 2013-12-10 Aquaconsult Anlagenbau Gmbh Device for inserting gas bubbles into a liquid

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JPS6245479U (ja) 1987-03-19

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