JPH0660486A - リール台ブレーキ機構 - Google Patents
リール台ブレーキ機構Info
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- JPH0660486A JPH0660486A JP4212809A JP21280992A JPH0660486A JP H0660486 A JPH0660486 A JP H0660486A JP 4212809 A JP4212809 A JP 4212809A JP 21280992 A JP21280992 A JP 21280992A JP H0660486 A JPH0660486 A JP H0660486A
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- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B15/00—Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
- G11B15/18—Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof
- G11B15/22—Stopping means
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B15/00—Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
- G11B15/60—Guiding record carrier
- G11B15/66—Threading; Loading; Automatic self-loading
- G11B15/665—Threading; Loading; Automatic self-loading by extracting loop of record carrier from container
- G11B15/6653—Threading; Loading; Automatic self-loading by extracting loop of record carrier from container to pull the record carrier against drum
Abstract
(57)【要約】
【目的】 平面カムを用いたワンウェイ機構を採用する
ことによって部品点数を少なくし、かつ正確なブレーキ
タイミングを可能としたビデオテープレコーダのリール
台ブレーキ機構を得る。 【構成】 第1と第2のガイド溝6,7からなる平面カ
ム機構5を形成したスライド板2のローディング及びア
ンローディングに伴うスライド動作に連動し、ブレーキ
アーム11のピン13を第1と第2のガイド溝6,7に
選択的に係合させ、ブレーキアーム11を回動操作して
サプライリール台16のブレーキのオン・オフ動作のタ
イミングを制御するようにした。
ことによって部品点数を少なくし、かつ正確なブレーキ
タイミングを可能としたビデオテープレコーダのリール
台ブレーキ機構を得る。 【構成】 第1と第2のガイド溝6,7からなる平面カ
ム機構5を形成したスライド板2のローディング及びア
ンローディングに伴うスライド動作に連動し、ブレーキ
アーム11のピン13を第1と第2のガイド溝6,7に
選択的に係合させ、ブレーキアーム11を回動操作して
サプライリール台16のブレーキのオン・オフ動作のタ
イミングを制御するようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ビデオテープ
レコーダー(VTR)等に適用されるリール台ブレーキ
機構に関するものである。
レコーダー(VTR)等に適用されるリール台ブレーキ
機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、VTRのリール台ブレーキ機構
は、テープのローディング及びアンローディング動作用
にそれぞれ専用のブレーキ機構が備えられており、そし
てこのブレーキ機構はローディングモータの回転方向に
よりリール台に対してブレーキをオン・オフさせる機構
が設けられている。
は、テープのローディング及びアンローディング動作用
にそれぞれ専用のブレーキ機構が備えられており、そし
てこのブレーキ機構はローディングモータの回転方向に
よりリール台に対してブレーキをオン・オフさせる機構
が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなリール台ブレーキ機構は、テープローディング
動作中あるいはテープ走行中の様々なモードに対応する
ためリール台にブレーキを掛けるタイミングは複雑であ
る。また、テープのローディング時とアンローディング
時でもブレーキを掛けるタイミングは異なっている。こ
のため、従来のブレーキ機構はその構造が複雑となり、
しかも、部品点数も多いため機構的にブレーキタイミン
グのずれが発生しやすいといった問題があった。
たようなリール台ブレーキ機構は、テープローディング
動作中あるいはテープ走行中の様々なモードに対応する
ためリール台にブレーキを掛けるタイミングは複雑であ
る。また、テープのローディング時とアンローディング
時でもブレーキを掛けるタイミングは異なっている。こ
のため、従来のブレーキ機構はその構造が複雑となり、
しかも、部品点数も多いため機構的にブレーキタイミン
グのずれが発生しやすいといった問題があった。
【0004】本発明は、上述したような問題点を解消す
るためになされたもので、平面カムを用いたワンウェイ
機構を採用することによって部品点数を少なくし、かつ
正確なブレーキタイミングを可能としたリール台ブレー
キ機構を得ることを目的とする。
るためになされたもので、平面カムを用いたワンウェイ
機構を採用することによって部品点数を少なくし、かつ
正確なブレーキタイミングを可能としたリール台ブレー
キ機構を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明によるリール台ブレーキ機構は、テープロー
ディング動作及びテープアンローディング動作に連動し
てシャーシ上を直線的に相反する方向にスライド移動す
るスライド板と、このスライド板上にその移動方向に形
成され、両端部において少なくとも共通する第1と第2
の2つのガイド溝を有する平面カム機構と、シャーシに
回動可能に支承され、一端部に設けたピンが平面カム機
構のガイド溝に係合され、他端部に形成した爪部がリー
ル台と係脱するブレーキアームとを備えたものである。
め、本発明によるリール台ブレーキ機構は、テープロー
ディング動作及びテープアンローディング動作に連動し
てシャーシ上を直線的に相反する方向にスライド移動す
るスライド板と、このスライド板上にその移動方向に形
成され、両端部において少なくとも共通する第1と第2
の2つのガイド溝を有する平面カム機構と、シャーシに
回動可能に支承され、一端部に設けたピンが平面カム機
構のガイド溝に係合され、他端部に形成した爪部がリー
ル台と係脱するブレーキアームとを備えたものである。
【0006】
【作用】上述したように構成した本発明におけるリール
台ブレーキ機構は、テープのローディング及びアンロー
ディング動作時にスライド板がそれぞれの方向へスライ
ド動作することによって、ブレーキアームのピンが平面
カム機構の第1及び第2のガイド溝に選択的に係合さ
れ、これらのガイド溝のカム形状によってブレーキアー
ムの揺動動作に連動してブレーキアームの爪部がリール
台をブレーキオン・オフ動作する動きが行われる。
台ブレーキ機構は、テープのローディング及びアンロー
ディング動作時にスライド板がそれぞれの方向へスライ
ド動作することによって、ブレーキアームのピンが平面
カム機構の第1及び第2のガイド溝に選択的に係合さ
れ、これらのガイド溝のカム形状によってブレーキアー
ムの揺動動作に連動してブレーキアームの爪部がリール
台をブレーキオン・オフ動作する動きが行われる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本例におけるリール台ブレーキ機構の平
面図を示し、図2に図1のI−I線から矢印方向に見た
リール台ブレーキ機構の側面図を示す。
する。図1は、本例におけるリール台ブレーキ機構の平
面図を示し、図2に図1のI−I線から矢印方向に見た
リール台ブレーキ機構の側面図を示す。
【0008】図1及び図2において、符号1はメカシャ
ーシを示し、このメカシャーシ1上にスライド板2が設
けられている。スライド板2は中心長手方向の両端側に
2つの長孔3,3が形成され、この両長孔3,3にメカ
シャーシ2から突設したガイド軸4,4がそれぞれ挿入
されてスライド板2が矢印方向すなわち、後述するテー
プローディング動作では実線矢印方向に、そしてアンロ
ーディング動作では点線矢印方向に往復移動可能であ
る。尚、スライド板2のスライド駆動手段については説
明は省略する。
ーシを示し、このメカシャーシ1上にスライド板2が設
けられている。スライド板2は中心長手方向の両端側に
2つの長孔3,3が形成され、この両長孔3,3にメカ
シャーシ2から突設したガイド軸4,4がそれぞれ挿入
されてスライド板2が矢印方向すなわち、後述するテー
プローディング動作では実線矢印方向に、そしてアンロ
ーディング動作では点線矢印方向に往復移動可能であ
る。尚、スライド板2のスライド駆動手段については説
明は省略する。
【0009】上述したスライド板2の中央部には該スラ
イド板2のスライド方向に平面カム機構5が形成されて
いる。この平面カム機構5は、第1と第2の2つの凹状
のガイド溝6,7が蛇行状に形成されたカム形状からな
り、このうち第1のガイド溝6はローディング動作用
で、実線矢印で示した形状のカム形状を有している。ま
た、第2のガイド溝7はアンローディング動作用であ
り、点線矢印で示したカム形状を有している。従って、
両ガイド溝6,7はその両端部と途中部分において共通
している。
イド板2のスライド方向に平面カム機構5が形成されて
いる。この平面カム機構5は、第1と第2の2つの凹状
のガイド溝6,7が蛇行状に形成されたカム形状からな
り、このうち第1のガイド溝6はローディング動作用
で、実線矢印で示した形状のカム形状を有している。ま
た、第2のガイド溝7はアンローディング動作用であ
り、点線矢印で示したカム形状を有している。従って、
両ガイド溝6,7はその両端部と途中部分において共通
している。
【0010】以下、上述した平面カム機構5の詳細を図
3及び図4を参照して説明する。第1のガイド溝6は、
ローディング動作の始点となる一端部のA点からB点で
は上述した長孔3の第1の中心線O1 上にあり、B点か
らC点は中心線O1 と平行する第2の中心線O2 側に傾
斜して曲成され、C点からD点では第2の中心線O2 上
にある。また、D点からE点は中心線O1 側に傾斜して
曲成され、E点からF点は中心線O1 上にあり、F点か
らG点は第2の中心線O2 側に傾斜して曲成され、そし
てG点からH点及びガイド溝6の他端部となるI点は第
2の中心線O2 上にある。
3及び図4を参照して説明する。第1のガイド溝6は、
ローディング動作の始点となる一端部のA点からB点で
は上述した長孔3の第1の中心線O1 上にあり、B点か
らC点は中心線O1 と平行する第2の中心線O2 側に傾
斜して曲成され、C点からD点では第2の中心線O2 上
にある。また、D点からE点は中心線O1 側に傾斜して
曲成され、E点からF点は中心線O1 上にあり、F点か
らG点は第2の中心線O2 側に傾斜して曲成され、そし
てG点からH点及びガイド溝6の他端部となるI点は第
2の中心線O2 上にある。
【0011】一方、第2のガイド溝7はアンローディン
グ動作の始点となるJ点からK点は第1のガイド溝6の
H点からI点と共通の第2の中心線O2 上にあり、K点
からL点では第1の中心線O1 側に傾斜して曲成され、
L点からM点では第1の中心線O1 上にあり、M点から
N点では第1のガイド溝6のE点からF点と共通の第1
の中心線O1 上にある。そしてN点からO点では第1の
中心線O1 上にあり、O点からP点では第1のガイド溝
6のA点からB点と共通の第1の中心線O1 上にある。
また、上述した第1のガイド溝6と第2のガイド溝7と
の分岐部分は、a点に対してb点が低く形成してある。
グ動作の始点となるJ点からK点は第1のガイド溝6の
H点からI点と共通の第2の中心線O2 上にあり、K点
からL点では第1の中心線O1 側に傾斜して曲成され、
L点からM点では第1の中心線O1 上にあり、M点から
N点では第1のガイド溝6のE点からF点と共通の第1
の中心線O1 上にある。そしてN点からO点では第1の
中心線O1 上にあり、O点からP点では第1のガイド溝
6のA点からB点と共通の第1の中心線O1 上にある。
また、上述した第1のガイド溝6と第2のガイド溝7と
の分岐部分は、a点に対してb点が低く形成してある。
【0012】このように構成したスライド板2にはその
スライド方向にガイド孔8が形成され、メカシャーシ1
から突設したアーム軸9がこのガイド孔8を挿通してス
ライド板2上に突出し、その上端部にワッシャ10が取
り付けられている。このアーム軸9にはほぼL字形状の
ブレーキアーム11が回動可能に軸支されている。ブレ
ーキアーム11の第1のアーム12の先端部裏面にはピ
ン13が設けられ、このピン13が上述した第1のガイ
ド溝6に係合している。また、ブレーキアーム11の第
2のアーム14の先端部には爪部15が設けられ、この
爪部15はサプライリール台16の外周に形成したラチ
ェット17に係脱可能である。ラチェット17への爪部
15の係合状態においてサプライリール台16はテープ
送り出し方向へは回転不能であり、テープ巻き取り方向
には回転可能にしてテープの弛みを取ることができる。
スライド方向にガイド孔8が形成され、メカシャーシ1
から突設したアーム軸9がこのガイド孔8を挿通してス
ライド板2上に突出し、その上端部にワッシャ10が取
り付けられている。このアーム軸9にはほぼL字形状の
ブレーキアーム11が回動可能に軸支されている。ブレ
ーキアーム11の第1のアーム12の先端部裏面にはピ
ン13が設けられ、このピン13が上述した第1のガイ
ド溝6に係合している。また、ブレーキアーム11の第
2のアーム14の先端部には爪部15が設けられ、この
爪部15はサプライリール台16の外周に形成したラチ
ェット17に係脱可能である。ラチェット17への爪部
15の係合状態においてサプライリール台16はテープ
送り出し方向へは回転不能であり、テープ巻き取り方向
には回転可能にしてテープの弛みを取ることができる。
【0013】一方、上述したアーム軸9にはブレーキア
ーム11とワッシャ10との間に捩りばね18を介装
し、捩りばね18の一端18aは第1のアーム12に固
定し、他端18bはメカシャーシ1に設けた支持部材1
9に固定されている。これによって、ブレーキアーム1
1はその第2のアーム14の爪部15を上述したサプラ
イリール台16のラチェット17に係合する方向へばね
付勢している。また、捩りばね18はブレーキアーム1
1をスライド板2側へばね付勢して第1のアーム12に
形成したピン13を第1のガイド溝6側に押し付けてい
る。
ーム11とワッシャ10との間に捩りばね18を介装
し、捩りばね18の一端18aは第1のアーム12に固
定し、他端18bはメカシャーシ1に設けた支持部材1
9に固定されている。これによって、ブレーキアーム1
1はその第2のアーム14の爪部15を上述したサプラ
イリール台16のラチェット17に係合する方向へばね
付勢している。また、捩りばね18はブレーキアーム1
1をスライド板2側へばね付勢して第1のアーム12に
形成したピン13を第1のガイド溝6側に押し付けてい
る。
【0014】20は上述したサプライリール台16と対
をなすティクアップリール台であり、これらサプライリ
ール台16とティクアップリール台20との間に振り子
ギャ21が配置され、この振り子ギャ21はサプライリ
ール台16のラチェット17に係脱可能である。そして
この振り子ギャ21はアーム22を介して該振り子ギャ
21の揺動始点となるギャ23に支持され、このギャ2
3には伝達ギャ24が噛み合わされ、そして伝達ギャ2
4はキャプスタンギャ25とベルト26によって掛回い
されている。例えば、サプライリール台16が振り子ギ
ャ21によってブレーキ・オン状態にあるとき、キャプ
スタンギャ25の回転駆動によってベルト26を介して
伝達ギャ24を回転し、この伝達ギャ24と噛み合って
いるギャ23によって振り子ギャ21をサプライリール
台16から外しブレーキ・オフ状態にすることができ
る。
をなすティクアップリール台であり、これらサプライリ
ール台16とティクアップリール台20との間に振り子
ギャ21が配置され、この振り子ギャ21はサプライリ
ール台16のラチェット17に係脱可能である。そして
この振り子ギャ21はアーム22を介して該振り子ギャ
21の揺動始点となるギャ23に支持され、このギャ2
3には伝達ギャ24が噛み合わされ、そして伝達ギャ2
4はキャプスタンギャ25とベルト26によって掛回い
されている。例えば、サプライリール台16が振り子ギ
ャ21によってブレーキ・オン状態にあるとき、キャプ
スタンギャ25の回転駆動によってベルト26を介して
伝達ギャ24を回転し、この伝達ギャ24と噛み合って
いるギャ23によって振り子ギャ21をサプライリール
台16から外しブレーキ・オフ状態にすることができ
る。
【0015】上述のように構成した平面カム機構5とブ
レーキアーム11とのローディング及びアンローディン
グ動作は次のように作用する。 ローディング動作 今、図1に示すようにスライド板2がローディング開始
位置において、第1のアーム12のピン13が第1のガ
イド溝6のA点からB点間の溝にあるとき、第2のアー
ム14の爪部15はサプライリール台16のラチェット
17に係合し、いわゆるサプライリール台16はブレー
キ・オン状態にされている。そしてこの状態からローデ
ィングが開始されスライド板2が実線矢印方向へスライ
ド移動すると、ピン13は、第1のガイド溝6のB点に
おいては上述したように溝深さがa点よりb点が深く形
成されているためB点からC点の傾斜溝に沿って移動し
C点からD点のガイド溝6に移動する。すなわち、ピン
13は第1のガイド溝6の第1の中心線O1 から第2の
中心線O2 に移動することになるためブレーキアーム1
1は反時計方向へ回動し、よって第2のアーム14の爪
部15がラチェット17から外れてサプライリール台1
6をブレーキ・オフ状態にすることができる。
レーキアーム11とのローディング及びアンローディン
グ動作は次のように作用する。 ローディング動作 今、図1に示すようにスライド板2がローディング開始
位置において、第1のアーム12のピン13が第1のガ
イド溝6のA点からB点間の溝にあるとき、第2のアー
ム14の爪部15はサプライリール台16のラチェット
17に係合し、いわゆるサプライリール台16はブレー
キ・オン状態にされている。そしてこの状態からローデ
ィングが開始されスライド板2が実線矢印方向へスライ
ド移動すると、ピン13は、第1のガイド溝6のB点に
おいては上述したように溝深さがa点よりb点が深く形
成されているためB点からC点の傾斜溝に沿って移動し
C点からD点のガイド溝6に移動する。すなわち、ピン
13は第1のガイド溝6の第1の中心線O1 から第2の
中心線O2 に移動することになるためブレーキアーム1
1は反時計方向へ回動し、よって第2のアーム14の爪
部15がラチェット17から外れてサプライリール台1
6をブレーキ・オフ状態にすることができる。
【0016】さらに、スライド板2の移動によって、ピ
ン13が第1のガイド溝6のD点から傾斜溝を移動し
て、ここでピン13は点aより点bが深く形成されてい
るためE点に移動する。従って、ピン13は再び第1の
中心線O1 の第1のガイド溝6に移動されることになる
ためサプライリール台16はブレーキ・オン状態とな
る。そしてF点において溝深さがa点よりb点が深く形
成されているためピン13は、F点からG点の傾斜溝を
移動し、G点において第2の中心線O2 上に移動してサ
プライリール台16はブレーキ・オフ状態となる。以
下、ピン13はH点及びローディング最終位置のI点の
移動まで第2の中心線O2 上を移動しブレーキ・オフ状
態が続く。
ン13が第1のガイド溝6のD点から傾斜溝を移動し
て、ここでピン13は点aより点bが深く形成されてい
るためE点に移動する。従って、ピン13は再び第1の
中心線O1 の第1のガイド溝6に移動されることになる
ためサプライリール台16はブレーキ・オン状態とな
る。そしてF点において溝深さがa点よりb点が深く形
成されているためピン13は、F点からG点の傾斜溝を
移動し、G点において第2の中心線O2 上に移動してサ
プライリール台16はブレーキ・オフ状態となる。以
下、ピン13はH点及びローディング最終位置のI点の
移動まで第2の中心線O2 上を移動しブレーキ・オフ状
態が続く。
【0017】アンローディング動作 かくして、アンローディング動作においては、第1のガ
イド溝6と共通の第2のガイド溝7のJ点が開始位置と
なり、サプライリール台16はブレーキ・オフ状態とな
っている。すなわち、アンローディング動作においては
スライド板2は点線矢印で示すスライド方向となり、ピ
ン13は、J点からK点まではブレーキ・オフ状態のま
ま第2の中心線O2 上を移動し、L点において第1の中
心線O1上に移動してブレーキ・オン状態となる。そし
てここからは、第1の中心線O1上のM点,N点,O点
を経てブレーキ・オン状態のまま移動し、上述したロー
ディング開始位置のA点と共通のP点に達して一連の動
作は終了する。
イド溝6と共通の第2のガイド溝7のJ点が開始位置と
なり、サプライリール台16はブレーキ・オフ状態とな
っている。すなわち、アンローディング動作においては
スライド板2は点線矢印で示すスライド方向となり、ピ
ン13は、J点からK点まではブレーキ・オフ状態のま
ま第2の中心線O2 上を移動し、L点において第1の中
心線O1上に移動してブレーキ・オン状態となる。そし
てここからは、第1の中心線O1上のM点,N点,O点
を経てブレーキ・オン状態のまま移動し、上述したロー
ディング開始位置のA点と共通のP点に達して一連の動
作は終了する。
【0018】ここで、サプライリール台のブレーキタイ
ミングとローディング及びアンローディング動作におけ
る各モードとの関係を表1に示す。
ミングとローディング及びアンローディング動作におけ
る各モードとの関係を表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】上記した表1において、「ANLOAD,
END」、「STOP,1」及び「HALF,LOA
D」の各モードに対してローディング時のブレーキアー
ム11はオフ動作している。これはローディング動作中
はフルトップ処理時間を早くするため、サプライリール
台16のラチェット17に振子ギャ21を係合させ、サ
プライリール台16をブレーキ・オン動作している。す
なわち、フルトップ処理にあっては、TT方式ではティ
クアップリール側からテープを引き出そうとするがフル
トップにおいてはティクアップリール側からテープが引
き出せないため、ここでは処理時間を短くするため図1
に示すようにサプライリール台をブレーキアーム11に
よるブレーキは掛けず、振り子ギャ21によってサプラ
イリール台16をブレーキ・オン状態にしてテープの弛
みを抑え、キャプスタンギャ25の回転によって振り子
ギャ21をサプライリール台16から外しここからテー
プが引き出せるようにする。
END」、「STOP,1」及び「HALF,LOA
D」の各モードに対してローディング時のブレーキアー
ム11はオフ動作している。これはローディング動作中
はフルトップ処理時間を早くするため、サプライリール
台16のラチェット17に振子ギャ21を係合させ、サ
プライリール台16をブレーキ・オン動作している。す
なわち、フルトップ処理にあっては、TT方式ではティ
クアップリール側からテープを引き出そうとするがフル
トップにおいてはティクアップリール側からテープが引
き出せないため、ここでは処理時間を短くするため図1
に示すようにサプライリール台をブレーキアーム11に
よるブレーキは掛けず、振り子ギャ21によってサプラ
イリール台16をブレーキ・オン状態にしてテープの弛
みを抑え、キャプスタンギャ25の回転によって振り子
ギャ21をサプライリール台16から外しここからテー
プが引き出せるようにする。
【0021】また、「DEW」モードは結露検出位置を
示す。結露検出をメカ的に行う方法としてテープをドラ
ムに少し接触させ、ドラムを回転させることによって行
う。例えば、ドラムが結露しているとテープがドラムに
貼り付いてドラムが回転不能となる。このため、サプラ
イリール台16がブレーキ・オフ状態であると、サプラ
イリール台からテープが引き出されるためブレーキ・オ
ン状態にしている。
示す。結露検出をメカ的に行う方法としてテープをドラ
ムに少し接触させ、ドラムを回転させることによって行
う。例えば、ドラムが結露しているとテープがドラムに
貼り付いてドラムが回転不能となる。このため、サプラ
イリール台16がブレーキ・オフ状態であると、サプラ
イリール台からテープが引き出されるためブレーキ・オ
ン状態にしている。
【0022】また、「STOP,2」、「FWD」、
「RVS,P」及び「RVS」の各モード時におけるロ
ーディング及びアンローディング状態では、「PB」
(プレイバック)、「STOP」、「CUE」及び「R
EV」の各走行モードであるためサプライリール台16
はブレーキ・オフ状態にしている。
「RVS,P」及び「RVS」の各モード時におけるロ
ーディング及びアンローディング状態では、「PB」
(プレイバック)、「STOP」、「CUE」及び「R
EV」の各走行モードであるためサプライリール台16
はブレーキ・オフ状態にしている。
【0023】このように本発明におけるリール台ブレー
キ機構は、平面カム機構5を形成したスライド板2のロ
ーディング及びアンローディングに伴うスライド動作に
連動し、ブレーキアーム11のピン13を平面カム機構
5に沿って操作し、ブレーキアーム11を回動動作して
サプライリール台16のブレーキのオン・オフ動作のタ
イミングを制御するようにしたので、部品点数が従来の
ブレーキ機構に比べて少なくなり製造コストを大幅に低
減できる。また、ブレーキタイミングの精度を向上し信
頼性の高いリール台のブレーキ機構となる。
キ機構は、平面カム機構5を形成したスライド板2のロ
ーディング及びアンローディングに伴うスライド動作に
連動し、ブレーキアーム11のピン13を平面カム機構
5に沿って操作し、ブレーキアーム11を回動動作して
サプライリール台16のブレーキのオン・オフ動作のタ
イミングを制御するようにしたので、部品点数が従来の
ブレーキ機構に比べて少なくなり製造コストを大幅に低
減できる。また、ブレーキタイミングの精度を向上し信
頼性の高いリール台のブレーキ機構となる。
【0024】尚、本発明は、上述しかつ図面に示した実
施例に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範
囲内で種々の変形実施が可能である。
施例に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範
囲内で種々の変形実施が可能である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明におけるリー
ル台ブレーキ機構は、スライド板の直線移動に伴いブレ
ーキアームのピンが2つのガイド溝に選択的に係合され
て揺動動作する動きに連動してブレーキアームの爪部を
リール台に対してブレーキオン・オフ動作させ、テープ
ローディング及びアンローディング時の各モードのポジ
ションに応じてリール台のブレーキオン・オフ動作のブ
レーキタイミングを制御するようにしたので、部品点数
が従来のブレーキ機構に比べて少なくなり製造コストを
大幅に低減できる。また、ブレーキタイミングの精度を
向上し信頼性の高いリール台ブレーキ機構が得られる。
ル台ブレーキ機構は、スライド板の直線移動に伴いブレ
ーキアームのピンが2つのガイド溝に選択的に係合され
て揺動動作する動きに連動してブレーキアームの爪部を
リール台に対してブレーキオン・オフ動作させ、テープ
ローディング及びアンローディング時の各モードのポジ
ションに応じてリール台のブレーキオン・オフ動作のブ
レーキタイミングを制御するようにしたので、部品点数
が従来のブレーキ機構に比べて少なくなり製造コストを
大幅に低減できる。また、ブレーキタイミングの精度を
向上し信頼性の高いリール台ブレーキ機構が得られる。
【図1】本例におけるリール台ブレーキ機構の平面図で
ある。
ある。
【図2】図1のI−I線から見たリール台ブレーキ機構
の正面図である。
の正面図である。
【図3】平面カム機構の形状を拡大して示した平面図で
ある。
ある。
【図4】図3におけるII−II線断面図である。
1 メカシャーシ 2 スライド板 3 長孔 4 ガイド軸 5 平面カム機構 6 第1のガイド溝 7 第2のガイド溝 9 アーム軸 11 ブレーキアーム 12 第1のアーム 13 ピン 14 第2のアーム 15 爪部 16 サプライリール台 17 ラチェット 18 捩じりばね 20 ティクアップリール台 21 振り子ギャ
Claims (2)
- 【請求項1】 テープローディング動作及びテープアン
ローディング動作に連動してシャーシ上を直線的に相反
する方向にスライド移動するスライド板と、 このスライド板上にその移動方向に形成され、両端部に
おいて少なくとも共通する第1と第2の2つのガイド溝
を有する平面カム機構と、 上記シャーシに回動可能に支承され、一端部に設けたピ
ンが上記平面カム機構の上記ガイド溝に係合され、他端
部に形成した爪部がリール台と係脱するブレーキアーム
とを備え、 上記スライド板の直線移動に伴い上記ブレーキアームの
上記ピンが上記2つのガイド溝に選択的に係合されて揺
動動作する動きに連動して上記ブレーキアームの上記爪
部を上記リール台に対してブレーキオン・オフ動作さ
せ、テープローディング及びアンローディング時の各モ
ードのポジションに応じて上記リール台のブレーキオン
・オフ動作のブレーキタイミングを制御するようにした
ことを特徴とするリール台ブレーキ機構。 - 【請求項2】 上記リール台のブレーキオン動作時、テ
ープ巻取り方向ではリール台を回転可能にできるラチェ
ット機構を備えたことを特徴とする請求項1記載のリー
ル台ブレーキ機構。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4212809A JPH0660486A (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | リール台ブレーキ機構 |
US08/096,344 US5433396A (en) | 1992-08-10 | 1993-07-22 | Recording and/or reproducing apparatus having a slider means for braking reel-driving mechanisms |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4212809A JPH0660486A (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | リール台ブレーキ機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0660486A true JPH0660486A (ja) | 1994-03-04 |
Family
ID=16628728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4212809A Pending JPH0660486A (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | リール台ブレーキ機構 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5433396A (ja) |
JP (1) | JPH0660486A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3473872B2 (ja) * | 1995-04-07 | 2003-12-08 | 富士写真フイルム株式会社 | 磁気テープカセット |
KR100422013B1 (ko) * | 2001-12-08 | 2004-03-11 | 삼성전자주식회사 | 자기 기록/재생장치의 테이프 가이드장치 |
JP4186998B2 (ja) * | 2006-03-01 | 2008-11-26 | ソニー株式会社 | 磁気記録再生装置及び磁気記録再生装置における結露検出方法 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59149251U (ja) * | 1983-03-22 | 1984-10-05 | 日本ビクター株式会社 | テ−プ自動装填型記録再生装置 |
US4730792A (en) * | 1985-08-23 | 1988-03-15 | Gold Star Co., Ltd. | A braking device for a video cassette recorder |
US4708302A (en) * | 1986-01-14 | 1987-11-24 | Clarion Co., Ltd. | Mode switching over gear mechanism for reel |
JPS62212951A (ja) * | 1986-03-12 | 1987-09-18 | Hitachi Ltd | 磁気記録再生装置のブレ−キ機構 |
JPH03296949A (ja) * | 1990-04-16 | 1991-12-27 | Clarion Co Ltd | ブレーキ機構 |
AT394635B (de) * | 1990-06-21 | 1992-05-25 | Philips Nv | Magnetbandgeraet |
JP2650662B2 (ja) * | 1991-11-29 | 1997-09-03 | 三菱電機株式会社 | 磁気テープ装置 |
-
1992
- 1992-08-10 JP JP4212809A patent/JPH0660486A/ja active Pending
-
1993
- 1993-07-22 US US08/096,344 patent/US5433396A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5433396A (en) | 1995-07-18 |
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