JP2650662B2 - 磁気テープ装置 - Google Patents

磁気テープ装置

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JP2650662B2
JP2650662B2 JP3316718A JP31671891A JP2650662B2 JP 2650662 B2 JP2650662 B2 JP 2650662B2 JP 3316718 A JP3316718 A JP 3316718A JP 31671891 A JP31671891 A JP 31671891A JP 2650662 B2 JP2650662 B2 JP 2650662B2
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brake
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/18Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof
    • G11B15/22Stopping means
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/18Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof
    • G11B15/43Control or regulation of mechanical tension of record carrier, e.g. tape tension

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、リールブレーキ装置
を備えた磁気テープ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は、従来の磁気テープ装置の要部
平面図であり、図において、1は巻き取り側リールギア
の巻き取りリール台、2は供給側リールギアの供給リー
ル台、3は巻き取り側の第1のリールブレーキアーム、
3aは巻き取りリール台1の回転を制限することを目的
とした巻き取り側の第1のリールブレーキパッド、3b
は巻き取り側の第1のリールブレーキアーム3を作動さ
せる第1の作動ピン、3cは第1のリールブレーキアー
ム3が回動するときの回動支軸、4は供給側の第2のリ
ールブレーキアーム、4aは供給リール台2の回転を制
限することを目的とした供給側の第2のリールブレーキ
パッド、4bは供給側の第2のリールブレーキアーム4
を作動させる第2の作動ピン、4cは第2のリールブレ
ーキアーム4が回動するときの回動支軸、5は動作保持
用のプランジャー、6はプランジャー圧接用の第1のレ
バー、7は動作保持用の第2のレバー、8は動作変更用
の駆動レバー、8aは駆動レバー8を回動するときの回
動支軸、8bは駆動レバー8の作動ピン、8cは駆動ピ
ン、9は駆動レバー8を回動支軸8aを中心に回動させ
るための駆動用回動カム、10は第1および第2のリー
ルブレーキアーム3,4の作動を制御するための下側プ
レート、10aは第1のリールブレーキアーム3の作動
を制御するために形成された巻き取り側カム部、10b
は第2のリールブレーキアーム4の作動を制御するため
の供給側カム部、11は第1および第2のリールブレー
キアーム3,4の作動を制御するための上側プレート、
11aは上側プレート11に形成された第2のリールブ
レーキアーム4を制御するための供給側カム部である。
【0003】図12は磁気テープ収納完了時、図13は
磁気テープ引き出し及び収納時、図14は磁気テープ記
録再生時、図15は磁気テープ早送り時、図16は瞬停
時の各ブレーキモードを示す。また各モードは駆動レバ
ー8の回動により、磁気テープ記録再生時は図12→図
13→図14、テープ早送り時は図14→図15→図1
6(瞬停)、磁気テープ収納時は図14又は図16→図
13→図12へと移行される。
【0004】次に、動作について説明する。図12は、
磁気テープ収納完了時の巻き取り、供給リール台1,2
共に第1及び第2のリールブレーキパッド3a,4aで
制止されたリールブレーキモードを示す。回動カム9に
より時計方向に回動された駆動レバー8の駆動ピン8c
により、上側プレート11が左側へ移動する。このとき
下側プレート10は、板金端面10eが、回動支軸4c
に当接し、左側への移動が制止されている。これによ
り、第1および第2の作動ピン3b,4bがそれぞれ自
由な状態となり、各リールブレーキアーム3,4は第1
及び第2のバネ13,14により引っ張り力を受け、第
1のリールブレーキアーム3は時計方向、第2のブレー
キアーム4は反時計方向にそれぞれ付勢され、巻き取
り、供給リール台1,2はリールブレーキパッド3a,
4aにより係止される。
【0005】図13は磁気テープ引き出し時のリールブ
レーキモードを示す。図12より駆動レバー8が回動カ
ム9の回転により、反時計方向に回転する。このため、
上側プレート11が左端が上側プレート11に係止され
右端が下側プレート10に係止された第3のバネ17の
力により右側へ移動し、移動ピン8cと当接し停止す
る。上側プレート11の移動により、第2のリールブレ
ーキアーム4の作動ピン4bが供給側カム部11aに当
接し、第2のリールブレーキアーム4の反時計方向の揺
動が、第2のリールブレーキパッド4aと供給リール台
2とが微当接の状態で、制限される。第1のリールブレ
ーキアーム3は図12と同じ状態にあり、巻き取りリー
ル台1のブレーキ力は第1のバネ13により与えられ
る。この係止力(ブレーキトルク)をTBLとすると、図
9のように、供給側テープ巻き径RA、巻き取り側巻き
径RBのとき供給側ブレーキ係止力(ブレーキトルク)
ALには、常にTAL/RA<TBL/RBなる関係が必要と
なる。これによりテープ引き出し時、供給リール台2側
からのみ磁気テープが引き出される。ここで、引き出し
磁気テープが図10のテープ終端状態にある時、テープ
引き出しを可能とする為には、テープ引き出し力Fは、
軸21側リールのブレーキをスリップさせながら軸21
側リールからテープを引き出す為F>T2=TBL/Rmax
なる関係を成立しなければならない。つまり、磁気テー
プ引き出し力を小さくする為には、TBLを小さくする必
要がある。ここで、ディジタルオーディオテープレコー
ダー(以下DATと記す)を例にとると、Rmax=φ3
6.5、Rmin=φ15のため、RB/RA・TAL≒2.
5・TAL(最大)<TBL<F・Rmaxとする必要があ
る。
【0006】図14は、磁気テープ引き出し後の磁気テ
ープ記録・再生状態のリールブレーキモードを示す。駆
動レバー8が回動カム9の回転により、反時計方向に最
大限回転する。これにより、駆動ピン8cに当接する下
側プレート10が右側へ移動する。この結果、巻き取り
側カム部10a及び供給側カム部10bが第1及び第2
の作動ピン3b,4bを持ち上げ、第1及び第2のリー
ルブレーキパッド3a,4aがリール台1,2から離脱
し、リール台1,2は回転自在な状態となる。このと
き、上側プレート11は第3のバネ17により引っ張り
力を受け、右側方向に付勢され、ストッパー部11b
が、回転支軸3cに当接する位置で係止される。同時に
下側プレート10に立設されたプランジャー圧接用レバ
ー押し付けピン10cが第1のレバー6のカム部6aに
摺接し、プランジャー圧接用である第1のレバー6が、
回動中心軸23を中心として回動する。このとき、第1
のレバー6の係止端6bが、プランジャー圧接用である
第2のレバー7の曲げ部7aより離脱するため、第4の
引っ張りバネ16が、第2のレバー7を回動中心軸23
を中心に反時計方向に付勢、回動させる。回動された第
2のレバー7のプランジャー接触部7bがプランジャー
5の可動鉄芯5aをプランジャーホルダー内に配設され
た鉄芯5bに当接するまで動作させる。
【0007】図15は、磁気テープ早送り状態のリール
ブレーキモードを示す。図14の磁気テープ録音・再生
時に、プランジャー5に通電励磁し、可動鉄芯5aを吸
着保持した状態で、回動カム9を回転し、駆動レバー8
を時計方向に回動し、図15の回動支軸3cでストッパ
部11bが当接、係止された上側プレート11に駆動ピ
ン8cが当接する寸前で停止する。この動作により、図
15のテープ早送り状態となる。プランジャー5の励磁
により、係止されたプランジャー圧接レバーである第2
のレバー7の先端係止部7cに係止ピン10dが係合
し、下側プレート10が第1及び第2のリールブレーキ
アーム3,4が両リール台1,2に係合しない状態とす
る。
【0008】図16は図15の磁気テープ早送り状態か
らの瞬停を行ったリールブレーキモードを示す。図15
の早送り状態にあるリールブレーキモードにおいて、プ
ランジャー5の励磁を解き、第5のバネ15の引っ張り
力により、第2のレバー7が、時計方向に回動する。こ
の回動により、係止部7cが係止ピン10dから離脱す
ることにより、下側プレート10が第3のバネ17の引
っ張り力により、板金端面10eが回動支軸4cに当
接、係止されるまで左方向へ移動する。この時、第1及
び第2の作動ピン3b,4bが巻き取り側カム部10a
及び供給側カム部10bから離脱し、第1及び第2のリ
ールブレーキアーム3,4の係止を解く。第1のリール
ブレーキアーム3は第1のバネ13の引っ張り力により
第1のリールブレーキパッド3aが巻き取りリール台1
に当接し、その回転を制止する。第2のリールブレーキ
アーム4は第2のバネ14の引っ張り力により第2のリ
ールブレーキパッド4aが供給リール台2に当接し、そ
の回転を制止する。
【0009】次に、磁気テープ収納時のリールブレーキ
モードについて、説明する。図13の磁気テープ引き出
し時のリールブレーキモードと同モードで第2のリール
ブレーキパッド4aが微当接された供給リール台2を反
時計方向に動力伝達手段(図示せず)を用いて回転させ
て磁気テープを収納する。ここでこの時のトルク関係を
示す。
【0010】図13の巻き取りリール台1は、図10に
おいてTBUL(=TBL)のブレーキトルクが与えられて
いる。ここで、供給リール台2のテープ収納時の巻回ト
ルクをTrAULとすると、磁気テープを収納する際に、巻
き取りリール台1が共に回転することなく、テープを収
納する為には、TrAUL/Rmin<TBUL/Rmax(=TB L
/Rmax)なる関係を必要とする。つまり、TrAUL<R
min/Rmax・TBL=0.4TBL(DAT最小の場合)な
る関係を成立させねばならない。これから解るように、
磁気テープの引き出し力Fを適度な値とする為には、T
BLを小さく、TBLを小さくする為にはTrAULをさらに小
さくしなければならない。
【0011】磁気テープ収納後カセットパック排出動作
を行う時は、図13から図12へ移行して動作する。こ
の移行中、第1及び第2のリールブレーキアーム3,4
は巻き取りリール台1及び供給リール台2をそれぞれ係
止しつづける。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の磁気テープ装置
は以上のように構成されているので、磁気テープ引き出
し力を小さくする為には、リールブレーキ力を小さく、
かつ磁気テープ収納時の磁気テープ巻き取りトルクをさ
らに小さくすることが必要で、磁気テープ巻き乱れによ
るカセットハーフ内での巻き取りトルク上昇や、何等か
の原因によるカセットハーフ外での磁気テープはき出し
や、ハーフ外での磁気テープ引っかかり等による磁気テ
ープの外乱を受けた場合、磁気テープ収納時の巻き取り
トルクが小さい為に磁気テープが収納できないなどの課
題があった。又、磁気テープの外乱時にも磁気テープを
収納できるように、磁気テープ収納時の巻き取りトルク
を大きくした場合には、磁気テープ収納側リール(A
側)に磁気テープが引っ張られ、被巻き取り側リール
(B側)が、回転させられ、磁気テープ収納前後でのテ
ープ位置が、変化してしまい再度テープを引き出して演
奏する際にその再生位置が、磁気テープ収納前の演奏位
置から大幅にずれてしまうなどの課題があった。
【0013】この発明は、上記のような課題を解消する
ためになされたもので、テープ引き出し力を増すことな
くテープ収納時の巻き取りトルクを大きくでき、テープ
外乱時にもテープの収納が可能でかつテープの位置が変
化しない磁気テープ装置を得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る磁気テープ装置は、時計方向、反時計方向に回転自在
な第1及び第2のリール台と、一方に前記第1のリール
台を制動させる第1の制動部を、他方に前記第1の制動
部よりも強く上記第1のリール台を制動させる第2の制
動部をそれぞれ設け、前記第1のリール台の回動軸に略
平行な軸を中心にして回動する第1のリールブレーキア
ームと、磁気テープの引き出し時に前記第1の制動部の
制動力より弱く前記第2のリール台を制動させる第3の
制動部を有する第2のリールブレーキアームとを備え、
前記第1のリールブレーキアームは、回動動作により前
記第1の制動部が動作する際は前記第2の制動部を動作
させず、前記第2の制動部が動作する際は前記第1の制
動部を動作させないように構成したものである。
【0015】この発明の請求項2に係る磁気テープ装置
は、第1の制動部は第1のリール台を摺動して制動さ
せ、第2の制動部は前記第1のリール台をロックさせる
ようになっているものである。 また、この発明の請求項
3に係る磁気テープ装置は、第1、第2の制動部とも第
1のリール台を摺動して制動させるようになっているも
のである。
【0016】
【作用】この発明の磁気テープ装置は、磁気テープ収納
時には被巻き取り側である第1のリール台をロック状態
又は、大きい制動力で停止させるため、巻回側の第2の
リール台の巻き取りトルクを大きくできるので、磁気テ
ープの収納が確実に行える。また、第2のリール台に磁
気テープが引っ張られ、第1のリール台が回転し、磁気
テープ位置が変化することもない。
【0017】
【実施例】実施例1. 以下、この発明の実施例を図について説明する。図1な
いし図7、図11はこの発明の一実施例を示す要部平面
図であり、従来装置と同一または相当部分は同一符号付
し、その説明は省略する。図において、3dは巻き取り
リール台1上のリールギアをロックするロックアーム、
3eはリールギアをロックさせる時にリールギアに歯合
するロック爪、3fはロックアームを作動させるための
カム部、11cはロックアーム3dを作動制御するため
にアーム部を示す。而して、ロックアーム3d及びロッ
ク爪3eでロック手段を構成する。また、3aは巻き取
りリール台1の回転を制限するための巻き取り側の第1
の制動部としての第1のリールブレーキパッドであり、
またロックアーム3dとロック爪3eとにより第2の制
動部を構成している。
【0018】図1は磁気テープ収納完了時、図2は磁気
テープ引き出し時、図3は磁気テープ録音・再生時、図
4は磁気テープ早送り時、図5は磁気テープ瞬停時、図
6は磁気テープ収納時、図7はブレーキ変更時の各ブレ
ーキモードを示す。また各モードは、駆動用レバー8に
より磁気テープ記録再生時には図1→図2→図3の順序
で移行し、テープ早送り時は図3→図4→図5(
)、テープ収納時には(図5→)図3→図6→図7→
図1へと移行される。
【0019】前記のように構成された磁気テープ装置に
おいて、図1〜図5については、その動作、作用、力の
関係共に従来例の図10ないし図14のものと同一であ
る。ここで、ロック爪3eは第1のリール台である巻き
取りリール台1には当接せず、巻き取りリール台1の動
作は、第1のリールブレーキパッド3aによってのみ制
限される。
【0020】図6はテープ収納時のリールモードを示
す。図3のテープ録音・再生時にプランジャー5に通電
励磁し、プランジャー可動鉄芯5aを吸着保持した状態
で回動カム9を回転し、駆動レバー8を回転支軸8aを
中心に時計方向へ回動し、図4のテープ早送りリールモ
ードを経て、図2のテープ引き出し時の駆動レバー8の
位置と同位置まで回動させ停止する。図4から図6への
移動過程において、上側プレート11が左方向へ移動
し、同プレート11と一体となすアーム部11cが、第
1のリールブレーキアーム3のカム部3fと当接し、ブ
レーキ上側プレート11の移動により、カム部3fは第
1のバネ13の引張り力に逆らって反時計方向へ回動
し、アーム部11cに当接係止された位置で停止する。
この時、第1のリールブレーキアーム3と一体となすロ
ック爪3eが巻き取りリール台1と一体となすリールギ
アに歯合し、巻き取りリール台1はロック爪3eによ
り、係合固定される。この時、供給リール台2は、回動
自由な状態となっている。以上のような状態のテープ収
納ブレーキモードにおいて、動力伝達手段を用いて、第
2のリール台である供給リール台2を反時計方向に回転
させ、テープを収納する。巻き取りリール台1はロック
爪3eにより固定されているので、供給リール台2(A
側)を大きいトルクで回転しても巻き取りリール台1
(被巻き取り側リールB側)が回転することはない。こ
こで、図10においてTBUL=∞となる為、TrAUL<∞
となり、TrAULなるテープ収納時の巻回トルクは、任意
に設定することができる。また、供給リール台2(A
側)を大きいトルクで回転させられるため、巻き乱れに
より、巻き取りトルクが上昇した磁気テープ、走行ピン
に引っかかった磁気テープ、回転シリンダーに巻回した
磁気テープなども強制収納することができる。
【0021】図7は図6のテープ収納後のブレーキ変更
時のブレーキモードを示す。図6のテープ収納後、プラ
ンジャー5の励磁を解除し、第5のバネ15の引っ張り
力により、第2のレバー7が時計方向に回動する。この
回動により、係止部7cが係止ピン10dから離脱さ
れ、下側プレート10が第3のバネ17の引っ張り力に
より、板金端面10eが回動支軸4cに当接、係止され
るまで左方向へ移動する。この時、供給側カム部10b
が第2の作動ピン4bから離脱し、第2のリールブレー
キアーム4の係止を解く。その結果、第2のリールブレ
ーキアーム4は、第2のバネ14の引っ張り力により第
2の作動ピン4bが供給側カム部11aに当接し、さら
に、第3の制動部である第2のリールブレーキパッド4
aが供給リール台2に微当接し、供給リール台2の回転
を制限する。この時、巻き取りリール台1は、アーム1
1cにカム部3fが当接係止されたままである為、ロッ
ク爪3eが巻き取りリール台1に係合し続ける為、ロッ
ク状態を保つ。
【0022】次に図7より図1のテープ収納完了時のリ
ールモードへ移行する。まず、図7の駆動レバー8が、
回転カム9の回転により、時計方向に最大限回転する。
これにより、駆動ピン8cに当接する上側プレート11
が左側へ移動する。カム部3fがアーム部11cの係止
を解除され、第1のリールブレーキアーム3が時計方向
に回動し、第1の制動部である第1のリールブレーキパ
ッド3aが巻き取りリール台1に当接し、巻き取りリー
ル台1の回転が制限される。この状態が図1のテープ収
納完了時のリールブレーキモードであり、初期の状態と
なる。
【0023】実施例2. 上記実施例1では、巻き取りリール台1の固定をリール
ギアに歯合するロック爪3eで行ったが、図8のように
ロック爪3eの代わりにロックパッド33eをまた、ロ
ックアーム3dの代わりに弾性ロックアーム33dを用
いた場合も同様の効果がある。而して、ロックパッド3
3e及び弾性ロックアーム33dで制動手段を構成す
る。また、ロックパッド33eと弾性ロックアーム33
dとにより第2の制動部を構成している。図1〜図5、
図7について全く同じ動作となる為、説明は省略する
が、図6のテープ収納時のみ図8におきかえ説明する。
実施例1の図6に対する説明同様に反時計方向に回動動
作した巻き取り側リールブレーキアーム3のロックパッ
ド33eがリール台1に弾性ロックアーム33dにより
圧接される。これにより、リール台1は、回転を制限さ
れ大きいブレーキ力を与えることができる。ここで図1
0においてTBUL>>TBLである為、TrAUL<0.4・
BLであるが、TrAULなるテープ収納時の巻回トルクは
十分に大きい値に設定することができる。なお、上記実
施例2のブレーキモードの移行は実施例1に同じであ
る。
【0024】
【発明の効果】以上のように、この発明の磁気テープ装
置によれば、磁気テープ収納時のみ被巻取側のリール台
の回転を停止させるロック手段、制動手段を備えたこと
により、磁気テープ収納時、巻回側リール台の巻き取り
トルクを大きくできる結果、磁気テープの巻き乱れによ
りカセットハーフ内の巻き取りトルクの上昇した磁気テ
ープ、何らかの原因でカセットハーフ外で磁気テープは
き出しをした磁気テープ、カセットハーフ外で磁気テー
プが、引っかかった磁気テープをもそれぞれ確実にカセ
ットハーフ内に収納できる。また、巻回側の第2のリー
ル台に引っ張られ、被巻取側の第1のリール台が回転
し、磁気テープ位置が変化してしまい、再度磁気テープ
を引き出して演奏する際に、その再生位置が磁気テープ
収納前の演奏位置から大幅にずれてしまうことはない。
さらに、磁気テープの引き出し力は従来例より小さく又
は同程度に設定できるという効果もある。また、第1の
リールブレーキアームは、一方に第1のリール台を制動
させる第1の制動部を、他方に第1の制動部の制動力よ
り強く第1のリール台を制動させる第2の制動部をそれ
ぞれ設け、第1のリール台の回動軸に略平行な軸を中心
にして回動するだけで、第1の制動部か第2の制動部か
のどちらか一方を選択でき、装置の構成を簡素化でき
る。 また、第1の制動部は第1のリール台を摺動して制
動させ、第2の制動部は第1のリール台をロックさせる
ように構成したときには、第1のリール台の動作をロッ
クする際、確実にロックでき、装置の信頼性が向上す
る。 また、第1、第2の制動部とも第1のリール台を摺
動して制動させるように構成したときには、制動力を変
更する際、簡単に選択でき、装置の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の磁気テープ収納完了時の
磁気テープ装置の要部平面図である。
【図2】この発明の実施例1の磁気テープ引き出し時の
磁気テープ装置の要部平面図である。
【図3】この発明の実施例1の磁気テープ記録・再生時
の磁気テープ装置の要部平面図である。
【図4】この発明の実施例1の磁気テープ早送り時の磁
気テープ装置の要部平面図である。
【図5】この発明の実施例1の瞬停時の磁気テープ装置
の要部平面図である。
【図6】この発明の実施例1の磁気テープ収納時の磁気
テープ装置の要部平面図である。
【図7】この発明の実施例1のブレーキ変更時の磁気テ
ープ装置の要部平面図である。
【図8】この発明の実施例2の磁気テープ収納時の磁気
テープ装置の要部平面図である。
【図9】磁気テープ引き出し時の張力関係を表す図であ
る。
【図10】磁気テープ収納時の張力関係を表す図であ
る。
【図11】この発明の1実施例の各部品詳細部を示す平
面図である。
【図12】従来の磁気テープ収納完了時の磁気テープ装
置の要部平面図である。
【図13】従来の磁気テープ引き出し及び磁気テープ収
納時の磁気テープ装置の要部平面図である。
【図14】従来の磁気テープ記録・再生時の磁気テープ
装置の要部平面図である。
【図15】従来の磁気テープ早送り時の磁気テープ装置
の要部平面図である。
【図16】従来の瞬停時の磁気テープ装置の要部平面図
である。
【符号の説明】
1 巻き取りリール台(第1のリール台) 2 供給リール台(第2のリール台) 3 第1のリールブレーキアーム 3a 第1のリールブレーキパッド 3b 第1の作動ピン 3c 回動支軸 3d ロックアーム 3e ロック爪 3f カム部 4 第2のリールブレーキアーム 4a 第2のリールブレーキパッド 4b 第2の作動ピン 4c 回動支軸 10 下側プレート 11 上側プレート 11c アーム部 33e ロックパッド 33d 弾性ロックアーム

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時計方向、反時計方向に回転自在な第1
    及び第2のリール台と、一方に前記第1のリール台を制動させる第1の制動部
    を、他方に前記第1の制動部よりも強く上記第1のリー
    ル台を制動させる第2の制動部をそれぞれ設け、前記第
    1のリール台の回動軸に略平行な軸を中心にして回動す
    る第1のリールブレーキアームと、 磁気テープの引き出し時に前記第1の制動部の制動力よ
    り弱く前記第2のリール台を制動させる第3の制動部を
    有する第2のリールブレーキアームとを備え、前記第1
    のリールブレーキアームは、回動動作により前記第1の
    制動部が動作する際は前記第2の制動部を動作させず、
    前記第2の制動部が動作する際は前記第1の制動部を動
    作させないように構成した ことを特徴とする磁気テープ
    装置。
  2. 【請求項2】 第1の制動部は第1のリール台を摺動し
    て制動させ、第2の制動部は前記第1のリール台をロッ
    クさせることを特徴とする請求項1記載の磁気テープ装
    置。
  3. 【請求項3】 第1、第2の制動部とも第1のリール台
    を摺動して制動させることを特徴とする請求項1記載の
    磁気テープ装置。
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