JPS5923245Y2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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Publication number
JPS5923245Y2
JPS5923245Y2 JP12704977U JP12704977U JPS5923245Y2 JP S5923245 Y2 JPS5923245 Y2 JP S5923245Y2 JP 12704977 U JP12704977 U JP 12704977U JP 12704977 U JP12704977 U JP 12704977U JP S5923245 Y2 JPS5923245 Y2 JP S5923245Y2
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lever
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magnetic tape
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JP12704977U
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JPS5452209U (ja
Inventor
二郎 梶野
Original Assignee
松下電器産業株式会社
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Publication date
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【考案の詳細な説明】 本考案は磁気記録再生装置に係り、とくに早送り (又
は巻もどし)動作時シフトピンを動作させて磁気ヘッド
に磁気テープが接触しない様にした磁気記録再生装置に
関するものである。
従来、シフトピンを動作させるのに必要なプランジャを
廃するために早送り動作時に動作する作動板でシフトピ
ンを駆動するか、再生動作時に動作する作動板でシフト
ピンを駆動するかしていたが、電磁操作式の磁気記録再
生装置においてキュー動作(磁気ヘッドに磁気テープを
接触させながら半巻取りを行なう)機能を有する場合は
、機構は早送り状態と同じで巻取リモータの印加電圧が
異なるだけなので、上記構成では早送り状態で磁気テー
プが磁気ヘッドに接触する位置にすることは出来なかっ
た。
本考案はプランジャの数を増すことな〈従来の問題点を
解決した構造が簡単で安価な機構を有する磁気記録再生
装置を提供するものであり、以下、本考案の磁気記録再
生装置(以下テープレコーダという)について実施例の
図面と共に説明する。
ここに使用するカセット2は第1図に示すように磁気テ
ープ4をカセット前面に沿うように案内するとともに磁
気テープ4を巻回するための1対のリールハブ6.8を
内蔵している。
カセット前面には磁気テープ4をカセット2の外に引出
すための部材が磁気テープ4の裏側に位置する様に入り
込める1対のU字溝10.12が形成しである。
カセットに装着された1対の蓋14.16は常時ばね(
図示せず)で前記1対のU字溝10.12の開口を閉成
する方向に回動付勢されている。
1対の位置決めの穴18.20はテープレコーダの位置
決め部材と協働してカセット2をテープレコーダに装着
した時カセット2の位置決めを行なつ。
次に第2図〜第5図を参照にして説明する。
基板22に固定せる一対のL形金具24.26にそれぞ
れ植立した軸28.30にはホルダー32が回動自在に
遊嵌しである。
該ホルダー32はカセット2を着脱する位置とカセット
2をテープレコーダに装着する位置との間を往復移動し
、ばね(図示せず)により常時カセット2を着脱する位
置方向への付勢力を受けている。
基板22の両側にはカセット2をテープレコーダに装着
すると、カセット2の位置決め穴18.20に入り込ん
でカセッ1〜2の位置決めを行なうための位置決めピン
34.36が植立しである。
供給リール台38、巻取リリール台40(1点鎖線で図
示)は基板22に植立せる軸42.44にそれぞれ回転
自在に遊嵌してあり、カセット2をテープレコーダに装
着するとカセット2の1対のノールバブ6.8とそれぞ
れ係合し1体的に回転する。
キャプスタン46は基板22の下面に取付けた第1のモ
ータ48の主軸と1体的に回転し、記録または再生時、
後述するピンチローラと協働で磁気テープ4を定速移送
する。
ピンチローラ50は基板22に植立せる軸52に回転自
在に遊嵌せるピンチローラレバー54に植立したピンチ
ローラ軸56に回転自在に遊嵌しである。
前記ピンチローラレバーラレバ−54には第1ピン58
と第1ピン58と第2ピン60が植立してあり、第2ピ
ン60は基板22に形成せる角穴62を通って下方に延
びている。
ピンチローラレバー54に付着せる突起64はピンチロ
ーラレバー54の回動に伴ってピンチローラ50がキャ
プスタン46の方向に移動する時カセット2の蓋16を
開くためのものである。
圧着レバー66は、基板22に植立せる軸68に回動自
在に遊嵌せる引出しレバー70に植立した軸72に回動
自在に遊嵌しである。
圧着レバー66に植立せる軸74にはガイドローラ76
が回転自在に遊嵌しである。
圧着レバー66の突起部78にはパット80が付着して
あり、後述するテープガイドと協働で記録再生時、磁気
テープを軽く挾むことにより張力付加する。
引出しレバー70の先端には突起82が付着してあり引
出しレバー70の回動に伴ってガイドローラ76が磁気
テープ4をカセット2から引出す方向に移動する時カセ
ット2の蓋14を開く。
突起82と圧着レバー66との間には引張りばね84が
掛けてあり圧着レバー66を第2図時計方向に付勢して
いるが、圧着レバー66の側面が引出しレバー70に形
成せるストッパー86に当接するので第2図の状態を保
つ。
引出しレバー70の他端は前記ピンチローラレバー54
に積立せる第1ピン58と係脱関係を持つ。
引、出しレバー70に植立せる第3ピン88は基板22
に形成せる長穴90を通って基板下方に延びている。
引張りは゛ね92は第2図で゛ピンチローラレバー54
が時計方向に、引出しレバー70が反時計方向に回動付
勢される様にピンチローラレバー54と引出しレバー7
0との間に掛けであるが、第2ピン60および第3ピン
88が基板22に形成せる角穴62および長穴90の端
面に当接するので第2図の状態を保つ。
消去ヘッド94、キューヘッド96、録音ヘッド98、
再生ヘッド100、及び一対のテープガイド102゜1
04を保持するヘッド基板106は基板22に植立した
3本の支柱108上に取付けられている。
テープ早送り走行時、前記各磁気ヘッドがら磁気テープ
4を離すためのシフトピン110は基板上を前記3本の
支柱108のうち1本とガイド112に案内されて矢印
Aおよび矢印B方向に摺動自在に配設された摺動板11
4上に植立されている。
さらに該摺動板114上に植立した軸116には先端が
U字形をしたフック118を形成した回動アーム120
が回動自在に遊嵌してあり、折曲部122と基板22と
の間に仕掛けた引張りばね124により第2図反時計方
向の回動付勢力を受けているが、前記折曲部122に取
付けた線ばね126が基板22に形成せる角穴128を
通って基板下方に延び、後述する主作動板の段部に当接
しているので、回動アーム120の第2図反時計方向の
回動が規制されるとともに摺動板114は引張りばね1
24により第2図に示す様に上端位置に係止されており
、シフトピン110は各磁気ヘッドより引き込んだ位置
にある。
ラッチ解除アーム130は基板22に植立せる軸132
に回動自在に遊嵌されており、先端の折曲部134と基
板22との間に掛けたばね136により第2図反時計方
向に付勢される。
段部138は後述するインジェクト押釦の第1カム部と
保合関係をもつ。
基板22に植立せるガイドピン140に案内されて第2
図左右方向に摺動自在に配設されたロック板142の1
端には前記ラッチ解除アーム130の先端に植立したピ
ン144が貫通する穴を有し、他端は突起部146が形
成しである。
結局ラッチ解除アーム130とロック板142はピン1
44で結合されており、ロック板142はばね136に
より第2図右方への付勢力を受けるが、突起部146の
側面がピンチローラレバー54に植立せる第2ピン60
に当接するため第2図の状態を保つ。
ピン144は基板22に形成せる角穴148を通って基
板下方に延びている。
軸132には更に基板22に形成せる角穴150、15
2を通って基板下方に延びる第1カム部154、第2カ
ム部156を有し、軸方向に摺動自在なイジェクト押釦
158が嵌めてあり、圧縮ばね160で上向きの付勢力
を受けている。
ホルダー32とピン162で結合されるロッド164は
下部にカム166を有し、はぼ中央にホルダー32を動
作位置にロックするための切欠き168を有し、基板2
2に形成せる角穴170を通って第4図に示す様に基板
下方に延びている。
基板22に植立した一対の軸172.174には先端に
それぞれ供給リール台38、巻取リリール台4゜に外接
するブレーキシュー176、178を有するブレーキレ
バー180.182が回転自在に嵌めてあり、引張りば
ね184で互いに各リール台にブレーキをかける方向に
引き合っている。
ブレーキレバー180、182は更に内側に延びる突起
186.188を有するとともに突起188は一部幅が
広くなっている段部190を有している。
各リール台を選択的に駆動するための第2のモータ19
2は基板22の下部に取付けてあり、ブー月94は第3
図に示す様に基板22に形成せる穴196を通って基板
上方に延びている。
ゴムライングした大住部198と小径部200を有する
アイドラ202は基板上を摺動自在に配設された摺動板
204上に植立した第1の軸206に回転自在に遊嵌さ
れており、摺動板204の矢印B方向の変移により前記
プーリ194と供給リール台38又は巻取リリール台4
0との間に入り込む。
該摺動板204の上には、摺動板204に植立せる第2
の軸208と折曲部210に案内されて摺動し得る様に
制動部材212が配されており、前記第2の軸208と
制動部材212の折曲部214との間に掛けた輪ばね2
16により制動部材212は矢印A方向の付勢力を受け
るが、下部の制動部218が前記アイドラー202の小
径部200に当接する様にしであるので第2又は第3図
の状態を保つ。
第5図に示す様に前記摺動板204の下部に植立した第
3の軸220は基板22に形成せる長穴222を通って
基板下方に延び、基板22の下面に摺動自在に配設され
たアイドラ駆動ロッド224に形成せる長穴226と係
合している。
該アイドラ駆動ロッド224に植立せる1対のピン22
8.230は基板に形成せる長穴232.234に案内
される。
他端に形成せる第1の接曲部236は基板に形成せる角
穴238を通って基板上方に延び前述した回動アーム1
20のフック118と係脱関係を威す。
前記第3の軸220とアイドラ駆動ロッド224の第2
の折曲部240との間には引張りばね242が掛けてあ
り第2図又は第5図の状態ではアイドラ駆動ロッド22
4と摺動板204は1体的に動く。
主作動板244は基板22に植立したガイド246゜2
48に案内されて矢印AおよびB方向に摺動自在に配設
されており、引張りばね250により矢印B方向に付勢
力を受けている。
主作動板244の折曲部252は取付板254によって
基板22に取付けられた第1プランジヤ256とピン2
58によって連結されている。
主作動板244の第1段部260は前述するピンチロー
ラレバー54の第2ピン60と、第2段部262は前述
する線ばね126と又突起部264は引出しレバー70
の第3ピン88とそれぞ゛れ当接している。
主作動板244に形成せるU字切欠き266には折曲部
268にローラ270の回転軸272を植立した補助ア
ーム274が主作動板244上で回動および摺動自在に
嵌めてあり、主作動板244上に植立したガイドピン2
76と折曲部268との間に引張りばね278が掛けで
あるが、第1プランジヤ256の非動作時は第3図に示
す様にローラ270が基板22に設けた角穴280の端
面にのり上げているので補助アーム274の先端に植立
せるピン282がピンチローラレバー54より基板側に
ある位置に係止される様に構成しである。
補助作動板284は基板22に植立せるガイド286お
よび288に案内されて矢印AおよびB方向に摺動自在
に配設されており、第1折曲部290が取付板292に
より基板22に取付けられた第2プランジヤ294とピ
ン296により連結されている。
尚第5図に示す様に第1プランジヤ256と第2プラン
ジヤ294はほぼ同一の大きさで供給リール台38と巻
取リリール台40の中心線に対して左右対象位置に配設
しである。
補助作動板284の第2折曲部298と基板22との間
には引張りばね300が掛けてあり、補助作動板284
を矢印A方向に付勢している。
又補助作動板284上に植立した軸302および軸30
4にはそれぞれ回動自在に第1アーム306および第2
アーム308が遊嵌しである。
第1アーム306の先端にはピン310が植立されてお
り、他端には第2アーム308との間に引張りばね31
2が掛けてあり第5図時計方向の回動付勢力を受けてい
るが側面が引出しレバー70の第3ピン88に当接して
いるので第5図の状態を保つ。
第2アーム308は前述する引張りばね312により第
5図反時計方向の回動付勢力を受けているが、先端突起
部314が後述するホルダーロック板の新曲部に当接し
ているので第5図の状態を保つ。
又該第2アーム308の側面316は前述したラッチ解
除アーム130に植立し基板下方に延びるピン144に
係脱関係を威し、突起部318は前述したロッド164
のカム166と係脱関係を威す。
基板22に植立したガイド320.322に案内されて
矢印A及びB方向に摺動自在に配したホルダーロック板
324はガイド322との間に掛けた引張りばね326
により矢印B方向への付勢力を受けて、ホルダー32を
装着すると第4図に示すように先端がロッド164の切
欠き168に入り込みホルダー32の第4図時計方向の
回動を規制する。
ホルダーロック板324の折曲部328と第2アーム3
08の先端突起部314とは係脱関係を威す。
又ホルダーロック板324の段部330とイジェクト押
釦158の第2カム部156とも係脱関係を威しイジェ
クト押釦158を基板側へ十分押し込むと第2カム部1
56の傾斜面によってホルダーロック板324は矢印A
方向に変移し先端とロッド164の切欠き168との保
合が解除される構成になっている。
レバー332は基板22に植立した軸334に回動自在
に遊嵌されているとともに略中央に段付き角穴336を
有し該段付角穴336内に前述した第1アーム306の
ピン310がはまり込んで゛おり、引出しレバー70が
第2図の位置にある時は第1アーム306の側面が第3
ピン88に当接しているので゛ピン310は段付角穴3
36の太幅部に位置する様に構威しである。
レバー332の先端にはピン338が植立してあり、該
ピン338はアイドラ駆動ロッド224を矢印Aおよび
B方向に移動するためにアイドラ駆動ロッド224に設
けた穴(図示せず)にはまり合っており、更に基板22
の角穴238を通って基板上方に延び前述したブレーキ
レバー180.182の突起186,188と係脱関係
を持つ構成になっており、供給リール台38及び巻取リ
リール台40へのブレーキ力着脱の制御を行なう。
次に第12図に示すタイミングチャートと各図面を参照
しながら上記構成になるテープレコーダの動作について
説明する。
第12図のタイミングチャートで各要素の動作線がLo
w位置とHigh位置に書き分けであるが、Low位置
は非動作状態、High位置は動作状態を示すものであ
る。
ピンチローラレバー(引出しレバー)の項でHigh位
置に2段階あるが後述する様に動作位置が多少異なる為
に区別して書いである。
又第2モータの項で同じ(High位置に2段階あるが
後述する様に印加電圧が2種類あるので低電圧動作時と
高電圧動作時を書き分けた。
又第1のモータは動作し続けているものとして書くのを
省略しである。
モードの項で、記録動作と再生動作とは機構部分の動作
状態は同一であるので記録動作の項を省略した。
又早送り動作と巻きもどし動作は後述する様に第2のモ
ータの回転方向が互いに逆になり磁気テープの移送方向
が逆になるだけで他の機構部分の動作状態は同一である
ので巻きもどし動作の項を省略した。
ローディング動作; カセット2を挿入したホルダー32をテープレコーダに
装着すると第2図〜第5図に示す様に、カセット2の位
置決め穴18.20に位置決めピン34、36が入り込
んでカセット2の位置決めを行なう。
又ピンチローラレバー54上のピンチローラ56と突起
64がカセット2のU字溝12内に、引出しレバー70
のガイドローラ76と突起82が他方U字溝10内に入
り込む。
。一方ホルダー32にピン162で連結したロッド16
4は基板22に設けた角穴170に案内されて基板下方
に入り込む。
カセット2が正しい動作位置にくるまでホルダー32を
押し込むとロッド164に形成せる切欠き168に、引
張りばね326で矢印B方向に付勢されているホルダー
ロック板324の先端が入り込むので手を離してもホル
ダー32はこの位置に係止される。
ホルダー32が動作位置に係止されるとスイッチ(図示
せず)が入り第6図に示す様に第2のプランジャー29
4が動作し、引張りばね300に抗して補助作動板28
4を矢印B方向へ変移せしめる。
補助作動板284に植立せる軸302に回動自在に遊嵌
せる第1アーム306も矢印B方向に変移し、この状態
ではピン310は、段付角穴336の太幅部端面を矢印
B方向に押しレバー332を軸334を中心に第6図反
時計方向に回動せしめる。
よってレバー332の先端に設けたピン338も矢印B
方向に変移するので、アイドラ駆動ロッド224と摺動
板204及び制動部材212が1体的に矢印B方向に変
移し、アイドラ202の大径部198がプーリ194に
当接すると前記摺動板204と制動部材212の矢印B
方向への変移は停止するがアイドラ駆動ロッド224は
更に下方に変位するので結局引張りばね242が伸び、
この力がアイドラ202の大径部198をプーリ194
に圧着せしめる。
更にピン338の矢印B方向の変移量は第7図に示す様
にブレーキレバー182の突起188に形成せる段部1
90を矢印B方向に少し変移させる様に設定しであるの
でブレーキレバー182は軸174を中心に第7図反時
計方向に少し回動し巻取りリール台40のブレーキ力が
解除される(供給リール台38はブレーキ力が働いたま
まで゛ある。
)。第12図タイムチャートおよび第7図、第8図に示
す様にこの状態からやや遅れて(約0.1〜0.2秒)
第1プランジヤ256が動作し、更に少し遅れて(第1
プランジヤ256が動作してから約0゜1〜0.2秒位
)第2のモータ192が低印加電圧で第7図時計方向に
回転する様にしである。
第1プランジヤ256が動作すると主作動板244は引
張りばね250に抗して矢印A方向に変移する。
従って主作動板244の第1段部260がピンチローラ
レバー54の第2ピン60を矢印A方向に変移せしめる
のでピンチローラレバー54は軸52を中心に第7図反
時計方向に回動しピンチローラ50が磁気テープ4をカ
セット2の外へ引き出すがキャプスタン46とピンチロ
ーラ50は当接しない様にしである。
この時突起64はカセット2の蓋16を開く。
又主作動板244の突起部264が引出しレバー70の
第3ピン88を同じく矢印A方向に変移せしめるので゛
引出しレバー70は軸68を中心に第7図時計方向に回
動し、ガイドローラ76が磁気テープ4をカセット2の
外へ引き出すと同時にパッド80がテープガイド102
に磁気テープ4を引張りばね104の付勢力により圧着
する様にしである。
この時突起82はカセット2の蓋14を開く。ピンチロ
ーラレバー54の第2ピン60が矢印A方向に変移する
とロック板142はばね136の付勢力により第7図右
方へ変移する。
従ってピン144を介してラッチ板解除アーム130は
軸132を中心として第7図反時計方向に回動する。
又ピン144が第8図左方に変移するので第2アーム3
08は側面316をピン144に押されて軸304を中
心に第8図時計方向に回動し、先端突起部314がホル
ダーロック板324の折曲部328と係合関係をもたな
い位置関係になる。
一方主作動板244の矢印A方向の変移に伴って、補助
アーム274も矢印A方向に変移するとローラ270が
基板22に設けた角穴280に入り込み、補助アーム2
74は第3図反時計方向に先端に植立するピン282の
上部がピンチローラレバー54の下面に当るまで回動し
第7図に示す様な状態となる。
次に第2のモータ192およびプーリ194か゛第7図
時計方向に回転すると、前述した様にアイドラ202の
大径部198はプーリ194に圧接されており、かつア
イドラ202の小径部200は制動部材212の制動部
218によって制動力を受けるので、結局摺動板204
はプーリ194の回転力により第3の軸220を中心に
第7図反時計方向の回動力を受はアイドラ202の大径
部198はプーリ194と巻取りリール台40との間に
約115°のくい込み角度で入り込みプーリ194の回
転を巻取りリール台40に伝達するので巻取リリール台
40およびカセット2内の巻取り測り−ルハブ8は第7
図時計方向に回転し、カセット2外に引き出された時の
磁気テープ4のたるみがなくなる様に巻き上げる。
しかる後、第12図タイムチャートに示す様に第1プラ
ンジヤー256、第2プランジヤー294、第2のモー
タ192の通電が自動的に断たれるようにしである。
第1プランジヤー256の通電が断たれると主作動板2
44は引張りばね250により第5図に示す位置に復帰
し、ピンチローラレバー54も引張りばね92により元
の位置へ復帰する方向の付勢力が働いているが、第9図
に示す様に少し矢印B方向へ変移すると第2ピン60が
変移したロック板142の突起部146に当接しピンチ
ローラ50が磁気テープ4を引き出したままの位置を保
つ。
一方引出しレバー70も引張りは゛ね92により軸68
を中心に第9図反時計方向に回動するが1端がピンチロ
ーラレバー54に植立せる第1ピン58に当接するので
同様にガイドローラ76が磁気テープ4をカセット2の
外へ引き出したままの位置を保つ。
すなわちピンチローラ50及びガイドローラ76は磁気
テープ4をカセット2から十分引き出した位置よりやや
復帰した位置で係止されるので前記した様に第2のモー
タ192によってたるみが十分とられる様に張られた磁
気テープ4は少しだけたるむ。
同時に第2プランジヤ294の通電も断たれると、補助
作動板284は引張りばね300の力により矢印A方向
に復帰し第1アーム306、第2アーム308も矢印A
方向に復帰する。
第2アーム308は前記した様にピン144によって第
5図時計方向に回動しているので先端突起部314はホ
ルダーロック板324を変移し得ない。
第1アーム306が矢印A方向に変移することによりレ
バー332も軸334を中心に第5図時計方向に回動す
るので先端に植立したピン338も矢印A方向に復帰し
、従ってアイドラ駆動ロッド224、摺動板204、制
動部材212は第9図に示す様に元の位置に復帰する。
この時プーリ194と巻取リリール台40との間に入り
込んでいたアイドラ202もカム(図示せず)で第9図
に示す様に元の位置に復帰する様にしである。
又、ピン338が矢印A方向に復帰するのでブレーキレ
バー182も軸174を中心に第9図時計方向に回動し
てブレーキシュー178が巻取りリール台40に当接し
制動力をかける。
尚補助作動板284上の第1アーム306が矢印A方向
に変移し元の位置(第5図に示す位置)に復帰した時、
引出しレバー70の第3ピン88は矢印A方向に変移し
たままの状態であるので第1アーム306は引張りばね
312により軸302を中心に第5図時計方向に回動し
先端に植立したピン310はレバー332の段付き角穴
336の細幅部に位置する関係になっていることに注意
を要する。
同時に第2のモータ192も通電が断たれる。
この様にして磁気テープ4はカセット2から自動的に引
き出されたままの状態で、第9図に示す様にテープレコ
ーダは停止状態になる。
尚引出した磁気テープ4のたるみをとる為に巻取りリー
ル台40を回転するかわりにモータ192を逆転させて
供給リール台38を回転し得ることも出来る。
この時はブレーキレバー180の突起186の方に段部
を設けて供給リール台38の制動力を解除する様にする
再生(記録)動作; 再生動作と記録動作とは機構部分の動作状態は同一であ
るので再生動作について説明する。
第9図の停止状態から再生スイッチ(図示せず)を押す
と第12図に示す様にまず第1プランジヤー256と第
2のモータ192がONj次に(約0゜1〜0.2秒遅
れて)第2プランジヤー294がONして第10図に示
す状態になる。
第1プランジヤー256がONすると主作動板244は
矢印A方向に変移するので突起部264が第3ピン88
を介して引出しレバー70を軸68を中心に第10図右
方向に回動しパッド80が引張りばね104の付勢力で
磁気テープ4をテープガイド102に圧接し磁気テープ
4に所要張力を付加する。
一方補助アーム274も主作動板244と一体的に矢印
A方向に変移するのでローラ270が基板22に設けた
角穴280に入り込み、補助アーム274は引張りばね
278により第3図反時計方向に回動する。
この補助アーム274の回動動作は前記したローディン
グ動作の時とほは゛同じであるが異なる点は、今度は、
ピンチローラレバー54が矢印A方向に前進した位置に
係止されているので、補助アーム274の先端に植立し
たピン282の上部がピンチローラレバー54の下面に
当らず補助アーム274は主作動板244と平行になる
位置まで回動し、更に主作動板244が矢印A方向に変
移すると、補助アーム274のピン282の側面がピン
チローラレバー54を矢印A方向に回動変移せしめてピ
ンチローラ50を磁気テープ4をはさんでキャプスタン
46に圧接せしめるので磁気テープ4は各磁気ヘッドに
接触しながら第10図右方へ定速移送される。
尚この状態では主作動板244と補助アーム274とは
引張りばね278が伸びる方向に相対的に移動し、引張
りばね278の力がピンチローラ50をキャプスタン4
6へ圧着する様にしである。
主作動板244の矢印A方向の変移に伴い第2段部26
2も矢印A方向に変位するので、線ばね126によって
回動規制されていた回動アーム120は引張りばね12
4により軸116を中心に反時計方向に回動し第10図
に示す状態になりフック118とアイドラ駆動ロッド2
24の第1の折曲部236との係合位置関係が断たれる
様になっている。
次に少し遅れて(時間的には0.1〜0.2秒位)第2
プランジヤー294がONし、補助作動板284、第1
アーム306、第2アーム308も矢印B方向に変移す
る。
この時注目すべきは前述した様に引出しレバー70の第
3ピン88は矢印A方向に変移した位置にあるので第1
アーム306のピン310はレバー332の段付角穴3
36の細幅部にある。
すなわち第2プランジヤ294に従って第1アーム30
6の矢印B方向への変移量が前記したローディング動作
時と同一であるが、レバー332の回動量は増加し従っ
てピン338の矢印B方向への変移量も増加する。
アイドラ駆動ロッド224が矢印B方向へ変移するとロ
ーディング動作時と同様にして第2のモータ192のプ
ーリ194が第10図時計方向に回転しているのでアイ
ドラ202の大径部198がブーツ194に接触するし
、摺動板204は第3の軸220を中心に第10図反時
計方向に回動する。
従ってアイドラ202の大径部198がブー1月94と
巻取り1−ル台40との間に入り込みプーリ194の回
転を巻取リリール台40及びカセット2のリールハブ8
に伝達し、前記したキャプスタン46とピンチローラ5
0によって送り出された磁気テープ4をカセット2内に
巻取る。
ピン338が矢印B方向に変移すると前記したローディ
ング動作時と同様ブレーキレバー182の突起188を
押圧してブレーキレバー182を軸174を中心に第1
0図反時計方向に回動させるだけでなく、変動量が増し
たのでブレーキレバー180の突起186をも押圧して
ブレーキレバー180を軸172を中心に第10図時計
方向に回動させるので供給リール台38及び巻取りノー
ル台40の制動力は解除される。
更に、ピン38は制動部材212の後端を輪ばね216
に抗して押圧するので、第10図に示す様にアイドラ2
02の小径部200と制動部218との係合がはずれ、
アイドラ202への制動力が無くなるのでプーリ194
の回転トルクは巻取リリール台40へ効率よく伝達され
る構造になっている。
尚アイドラ駆動ロッド224が矢印B方向へ変移するこ
とにより第1の折曲部236も矢印B方向へ変移するが
、前記した様に回動アーム120が第10図に示す様に
回動変移しており第1の折曲部236とフック118は
係合し得ない。
この様にして第10図に示す様な再生動作状態が行なわ
れる。
この状態から停止スイッチ(図示せず)を押すと、第1
プランジヤ256、第2プランジヤ294、第2のモー
タ192への通電が断たれるので各作動板および部材は
ばねの復元力によりそぞぞれ元の位置に復帰し第9図に
示す様な停止状態になる。
早送り動作; 第9図に示す停止状態から早送りスイッチ(図示せず)
を押すと第12図に示す様に第2プランジヤ256がO
Nすると同時に第2のモータ192が再生動作時よりも
幸い印加電圧で第11図時計方向に回転し第11図に示
す状態になる。
第2プランジヤ294がONすると、再生動作の項で説
明したのと同様にして、ピン338によって供給リール
台38と巻取リリール台40の制動力が解除される。
又アイドラ202の大径部198がプーリ194の回転
を巻取りリール台40に従ってカセット2のリールハブ
8を第11図時計方向に回転し磁気テープを巻取る。
この時もピン338が制動部材212の後端を輪ばね2
16に抗して押圧するので、アイドラ202の小径部2
00と制動部218との保合がはずれ、アイドラ202
への制動力が無くなるのでプーリ194の回転トルクは
巻取リリール台40へ効率よく伝達される。
尚早2のモータ192への印加電圧は再生動作時よりも
高いので磁気テープ4を巻取るトルク及び回転数は当然
高くなる。
一方、第1プランジヤ256は動作しないので主作動板
244は変移しない。
よって回動アーム120も第2図に示した様に引張りば
ね124による回動が線ばね126と主作動板244の
第2段部262との保合によって規制されているので、
第11図に示す様にアイドラ駆動ロッド224の第1の
折曲部236が矢印B方向へ変移すると、該第1の折曲
部236と回動アーム120のフック118とが係合し
、結局第1の折曲部236が回動アーム120を矢印B
方向に変移せしめるので、引張りばね124の力に抗し
て摺動板114が矢印B方向に変移し、摺動板114に
植立した一対のシフトピン110が磁気テープ4を各磁
気ヘッドから離間せしめる。
この様にして磁気テープ4が各磁気ヘッドに接触するこ
となしに磁気テープ4を巻取り側リールハブ上に早送り
することが出来る。
以上の状態から停止スイッチ(図示せず)を押すと前記
した第2プランジヤ256と第2のモータ192の通電
が断たれ第9図に示した停止状態になる。
巻もどし動作; 巻もどし動作は前述した早送り動作とほとんど同じで異
なる点は第2のモータが反対方向に回転しているので、
アイドラ202の大径部198がブーツ194と供給側
リール台38との間に入り込み、供給側リール台38を
第7図時計方向に回転し、磁気テープ4を供給側リール
ハブ6上に巻き取る点だけであるので詳細な説明は省略
する。
キュー動作; キュー動作とはあらかじめ磁気テープ4に書き込まれて
いる位置信号(番地信号)を磁気テープ4を高速に走行
させて検索し、キューヘッド96が前記位置信号を検出
したらテープレコーダを停止状態にしたり再生状態にし
たりするための磁気テープ4の位置出し動作のことであ
り、磁気テープ4に数曲のプログラムが記録されている
時など所要的の頭出しなどに極めて便利な機能である。
第9図に示す停止状態からキュースイッチ(図示せず)
を押すと第12図に示す様にまず第1プランジヤ256
がONL同時に第2のモータ192に早送り動作時と同
じ高電圧がかかる。
少し遅れて(約0.1〜0.2秒)第2プランジヤ29
4がONする。
この状態は前記した再生動作とほとんど同じであるが異
なる点は第2のモータ192に再生動作時よりも高い電
圧が印加されいることだけである。
この状態から第12図に示した様に第1プランジヤ25
6の通電が断たれるのでキャプスタン46とピンチロー
ラ50との接触が断たれピンチローラレバー54と引出
しレバー70とは第9図に示した停止状態であり、アイ
ドラ202の大径部198がプーリ194と巻取リリー
ル40との間に入り込んでプーリ194の回転を巻取り
リール台40に伝達し、磁気テープ4を高速度で巻取り
側リールハブ8に巻取る。
この状態は前述する早送り動作と極めて類似しているが
、第1プランジヤ256が動作してから第2プランジヤ
294が動作したので再生動作の項で説明した様にアイ
ドラ駆動ロッド224の第1の折曲部236と回動アー
ム120のフック118とは係合しない。
従ってシフトピン110も矢印B方向へ変移しないので
磁気テープ4は各磁気ヘッドに接触しながら高速で巻取
り側リールハブ8に巻取られる。
こうしてキューヘッド96が磁気テープ4上に記録され
ている所要信号を検出するとテープレコーダは停止状態
又は再生状態に切換わる様に構成しである。
上記では早送り方向に磁気テープ4が高速送行するとし
て説明したが、第2のモータ192の回転方向を反対に
すれば巻もどし方向に磁気テープ4を高速送行せしめて
同様の動作をさせ得ることは明らかである。
イジェクト動作; 第9図に示す停止状態からイジェクト押釦158を圧縮
ばね160に抗して基板方向に押し込むとイジェクト押
釦158の第1カム部154の傾斜面によって段部13
8が矢印A方向に押されるのでラッチ解除アーム130
は軸132を中心に第9図時計方向に回動しピン144
でラッチ解除アーム130に結合されているロック板1
42は第9図左方へ変移するので、ロック板142の突
起部146とピンチローラレバー54の第2ピン60と
の保合が解除され、引張りばね92によりピンチローラ
レバー54は軸52を中心に第9図時計方向に、引出し
レバー70は軸68を中心に第9図反時計方向に回動し
第2図に示す様な元の位置に復帰する。
この両レバーの元の位置への復帰に伴ってスイッチ(図
示せず)が入り第12図に示す様に第2プランジヤ29
4と第2のモータ192が第9図時計方向に回転する様
に動作する。
ピンチローラレバー54と引出しレバー70が第2図に
示す位置状態で第2プランジヤ294が動作すると引張
りばね300に抗して補助作動板284が矢印B方向へ
変移する。
補助作動板284に植立した軸302に回動自在に遊嵌
せる第1アーム306も同じく矢印B方向へ変移する。
すなわち第6図に示す様に第1アーム306に植立した
ピン310がレバー332の段付角穴336の太幅部に
位置しているのでピン338のストロークが小さくなり
、巻取リリール台40のみの制動力を解除するとともに
アイドラ202の大径部198がブー1月94と巻取り
リール台40との間に入り込みプーリ194の回転を巻
取リリール台40に伝達し巻取側り−ルハブ8を第7図
時計方向に回転してピンチローラレバー50と引出しレ
バー70が元の位置へ復帰した時たるんだ磁気テープ4
を巻取り側リールハブ8に巻き上げる。
この時供給側リール台38の制動力は解除されていない
ので、カセット2内で磁気テープ4が張るとそれ以上巻
取リリール台38は回転し得ない。
1方補助作動板284上に植立せる軸304に回動自在
に遊嵌せる第2アーム308も矢印B方向に変移するの
で先端突起部314とホルダーロック板324の折曲部
328との係合がはずれ、第2アーム308は第6図反
時計方向に引張りばね312の付勢力により少し回動す
るが補助作動板284の第2の新曲部298に当接する
ので第6図の状態を保つ。
第12図に示す様に次に(約0.1〜0.3秒位)第2
プランジヤ294への通電を断つと第6図の状態から補
助作動板284が引張りばね300によって矢印A方向
に復帰するのでアイドラ駆動ロッド224も第5図に示
す元の位置に復帰する。
アイドラ202もカム(図示せず)によって第2図に示
す状態に復帰しブレーキレバー182も第2図に示す様
にブレーキシュー178が巻取りリール台40に接触す
る。
一方ピン144は第6図に示す様に第2アーム308の
側面316に当接していないので第6図の状態から第2
アーム308が矢印A方向に復帰すると先端突起部31
4が折曲部328の端面に当接して、ホルダーロック板
324を矢印A方向に変移させるのでロッド164の切
欠き168からホルダーロック板324の先端がはずれ
、ばね(図示せず)によってホルダ32は軸30を中心
に第4図時計方向に回動してカセット2を着脱する位置
に変移する。
ホルダー32にピン162で連結されているロッド16
4も角穴170に案内されて第4図右方へ変移するが変
移の終端近くでカム166が第2アーム308の突起部
318を矢印B方向に押すので第2アーム308は軸3
04を中心に回動し先端突起部314とホルダーロック
板324の折曲部328との係合が解除されホルダーロ
ック板324は引張りばね326の付勢力によって先端
がロッド164の側面に当るまで矢印B方向に変移して
停止する。
そして次に再びホルダー32が装着されると第5図に示
す様に切欠き168内に先端が入り込んでホルダー32
を装着位置(動作位置)にロックする。
尚引出した磁気テープ4を巻取り側リールハブ8に巻取
るかわりにモータ192を逆転させて供給側リールハブ
6に巻取ることも出来る。
この時はブレーキレバー180の突起186の方に段部
を設けて供給リール台38の制動力を解除する様にする
以上説明したイジェクト動作はテープレコーダに電気が
供給されている場合である。
しかしながら第9図に示した停止状態で何らかの原因で
テープレコーダへの電気の供給が断たれた場合は、イジ
ェクト押釦158を圧縮ばね160に抗して基板方向に
押し込むとイジェクト押釦158の第1カム部154の
傾斜面によって段部138が矢印A方向に押されてラッ
チ解除アーム130は軸132を中心に第9図時計方向
に回動し、従ってロック板142は第9図左方へ変移す
るので、前述したようにピンチローラレバー54と引出
しレバー70は第2図に示す元の状態に復帰する。
そして今度はスイッチ(図示せず)が入っても第2プラ
ンジヤ294は動作せずホルダーロック板324は動な
いのでホルダー32は永久にロックされたままになる。
そこで、イジェクト押釦158を更に基板側へ押し込む
と第2カム部156の傾斜部がホルダーロック板324
の段部330を矢印A方向に変移せしめ前述したのと同
様にホルダー32のロックを解除する様に構成しである
この説明ではイジェクト押釦158の押し込みストロー
クでピンチローラレバー54のロックとロホルダ−32
のロックを順次解除する様にしたが、1回目の押し込み
動作でピンチローラレバー54のロックを第2回目の押
込み動作でホルダー32のロックを解除する様にも出来
る。
上述した様に本考案になる磁気記録再生装置では、作動
板244が動作した後に補助作動板284が動作しても
回動アーム120のフック118とアイドラ駆動ロッド
224の第1の折曲部236とは係合しないのでシフト
ピン110は移動せず、作動板244が動作せずに補助
作動板284が動作した時シフトピン110が動作する
様に構成したので、作動板244と補助作動板284の
動作タイミングをとることにより早送り、巻戻し等の高
速送りやこの高速送り状態で磁気ヘッドに磁気テープ4
を接触せしめるいわゆるキュー動作も簡単に実現可能で
あるなど、その実用的価値は極めて大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の磁気記録再生装置に使用するテープカ
セットの上面図、第2図は本考案の磁気記録再生装置の
一構成例を示す上面図、第3図はそのIII−III断
面図、第4図はそのIV−IV断面図、第5図はその背
面図、第6図、第7図及び第8図は同装置のローディン
グ動作を説明するための図、第9図は同装置の停止状態
を説明するための図、第10図は同装置の再生(記録)
状態を説明するための図、第11図は同装置の早送り
(巻戻し)状態を説明するための図、第12図は同装置
の動作のタイミングを説明するための図である。 2・・・・・・カセット、4・・・・・・磁気テープ、
22・・・・・・基板、38.40・・・・・・リール
台、46・・・・・・キャプスタン、48・・・・・・
第1のモータ、50・・・・・・ピンチローラ、54・
・・・・・ピンチローラレバー、60・・・・・・第2
ピン、70・・・・・・引出シレバー、88・・・・・
・第3ピン、96・・・・・・キューヘッド、110・
・・・・・シフトピン、114・・・・・・摺動板、1
18・・・・・・フック、120・・・・・・回動アー
ム、142・・・・・・ロック板、144・・・・・・
ピン、146・・・・・・突起部、180.182・・
・・・・ブレーキレバー、192・・・・・・第2モー
タ、194・・・・・・プーリ、202・・・・・・ア
イドラ、224・・・・・・アイドラ駆動ロッド、23
6・・・・・・第1折曲部、244・・・・・・主作動
板、256・・・・・・第1プランジヤ、274・・・
・・・補助アーム、282・・・・・・ピン、284・
・・・・・補助作動板、294・・・・・・第2プラン
ジヤ、306・・・・・・第1アーム、310・・・・
・・ピン、332・・・・・・レバー336・・・・・
・段付き角孔、338・・・・・・ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シフトピンを移動することにより磁気ヘッドに磁気テー
    プが接触しない様にする方式の磁気記録再生装置であっ
    て、動作位置に変移することによりピンチローラをキャ
    プスタンへ圧着する作動部材と、1対のリール台のうち
    少なくとも一方のノール台を回転駆動するリール台回転
    手段と、動作位置に変移することによりリール台のブレ
    ーキを解除するとともに前記リール台回転手段を動作さ
    せてリール台を磁気テープを巻取る方向に回転せしめる
    補助作動部材と、シフトピンを保持する摺動部材と、該
    摺動部材上にあって前記補助作動部材と係合する第1の
    位置と係合しない第2の位置との間を往復動する回動部
    材と、前記作動部材が動作すると前記回動部材が前記補
    助作動部材と係合しない第2の位置に回動し、前記作動
    部材が非動作の時のみ前記回動部材が前記補助作動部材
    と係合する第1の位置にあって補助作動部材によって前
    記摺動部材が移動させられるように前記回動部材を制御
    する制御部材とから成ることを特徴とする磁気記録再生
    装置。
JP12704977U 1977-09-20 1977-09-20 磁気記録再生装置 Expired JPS5923245Y2 (ja)

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