JPH0660304A - ２トラック重ね書きｒ磁気記録 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】（イ）ヘッドギャップより、小さな磁気信号
を、記録する。 （ロ）渦のない、磁気信号をトラックに記録する。 【構成】（イ）（３）（４）磁気ヘッドを、平行に並
べ、（３）（４）磁気ヘッド間に、（５）（６）ギャッ
プを設ける。 （ロ）（１）コイルに対して（２） コイルは、コイル
の巻き形を逆にする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、垂直磁気記録に近
い、Ｒ磁気記録で垂直磁気記録同様に、渦のない記録が
でき、ヘッドギャップより、短い信号を記録できる。

【０００２】

【従来の技術】従来、水平磁気記録が主流で垂直磁気記
録はまだ本格的に実用化されていない。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】これには、次のような
欠点があった、水平磁気記録であるため、渦ができ、磁
束が閉じる方向に進む。また、ヘッドギャップより短く
記録できない。本発明は、この欠点を解消するためにな
されたものである。

【０００４】

【問題を解決するための手段】水平磁気記録で記録され
た信号の上に片方の極性を残して、次ぎの信号を重ねて
書く、このことによって、渦の無い信号を、記録でき
る。

【０００５】

【作用】（１）コイルと（２）コイルに同じ電気信号を
流すと、（１）コイルに対して（２）コイルは、コイル
の巻きが逆であるため、（５）（６）ギャップに磁束が
でき、（７）トラックと（８）トラックに水平磁気記録
をする。トラックまたは、磁気ヘッドの移動で次ぎの磁
気信号を記録する。この時、（４）磁気ヘッドで水平磁
気記録した極の上から次ぎの磁気信号を記録する、よっ
て、（４）磁気ヘッド側の極は消える。この磁気信号を
再生する時は、（７）（８）トラックにまたがって記録
された磁気信号を（３）磁気ヘッドのみで再生する。

【０００６】

【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。 （イ）（３）（４）の磁気ヘッドを平行に並べ、（５）
（６）ギャップを設ける。 （ロ）（１）コイルに対して、（２）コイルは、逆にコ
イルを巻く。 （ハ）（３）（４）磁気ヘッドまたは、トラックの移動
により次ぎの磁気信号を、記録する、この時（４）磁気
ヘッドで記録した極の上から重ねて記録する。よって、
（４）磁気ヘッドで記録した極は消える。 （ニ）磁気信号を読み取る時は、（３）磁気ヘッドで、
（７）トラックと（８）トラックから、読み取る。この
とき（４）磁気ヘッドは、使わない。 （ホ）（１）コイルと（２）コイルには、同じ電気信号
を流し、（５）（６）ギュップで磁束をつくる。

【０００７】本発明は、以上のような構成で、これを使
用した、ビデオテープレコーダーの記録密度を上げるこ
とができる。

【０００８】

【発明の効果】垂直磁気記録に近い、渦の無い記録がで
き、磁気ギャップより、短い磁気信号を記録できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の磁気ヘッドと磁気極性を示すトラック
図

【図２】本発明の磁気ヘッドのトラックに接触する面を
示す図

【符号の説明】

（１）コイル （２）コイル （３）磁気ヘッド （４）磁気ヘッド （５）ギャップ （６）ギャップ （７）トラック （８）トラック

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】（イ）（３）（４）の磁気ヘッドを平行に
   並べ、磁気信号の極性を２本のトラックに分けて、一つ
   の磁気信号を記録する。 （ロ）平行に並べた（３）（４）磁気ヘッド間に、
   （５）（６）ギャップを設ける。 （ハ）（３）磁気ヘッドと（４）磁気ヘッド間で、トラ
   ックに、磁気信号を記録する。また、（１）コイルと
   （２）コイルは正反対に巻く。 （ニ）（３）（４）磁気ヘッド間で、水平磁気記録され
   た片方の極（４磁気ヘッド側）を消しながら、次ぎの磁
   気信号で重ねて記録する。 （ホ）磁気信号の再生は、２本の（７）（８）トラック
   に股がった、（３）磁気ヘッドのみで行なう。 （ヘ）（７）（８）トラックの断面には、垂直磁気記録
   に近い、Ｒ形の記録ができる。以上のように構成され
   た、２トラック重ね書きＲ磁気記録。