JPH0660131U - 外部電極構造 - Google Patents
外部電極構造Info
- Publication number
- JPH0660131U JPH0660131U JP602593U JP602593U JPH0660131U JP H0660131 U JPH0660131 U JP H0660131U JP 602593 U JP602593 U JP 602593U JP 602593 U JP602593 U JP 602593U JP H0660131 U JPH0660131 U JP H0660131U
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- electronic component
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電子部品を小型化する際に外部電極を接近し
て配列構成する際に電流密度が大きくなる隅部で隣接外
部電極との間に短絡を生じる恐れがある。本考案はこの
問題を解決する。 【構成】 外部電極を含む部分の幅を中央部分よりも狭
くしておくことにより外部電極のメッキ仕上がり幅をほ
ぼ一定にすることができ、半田を施す場合に短絡を生じ
るおそれがなくなる。
て配列構成する際に電流密度が大きくなる隅部で隣接外
部電極との間に短絡を生じる恐れがある。本考案はこの
問題を解決する。 【構成】 外部電極を含む部分の幅を中央部分よりも狭
くしておくことにより外部電極のメッキ仕上がり幅をほ
ぼ一定にすることができ、半田を施す場合に短絡を生じ
るおそれがなくなる。
Description
【0001】
本考案は面実装型の電子部品の外部電極構造に関し、特に短絡防止手段を施し た外部電極構造に関する。
【0002】
電子部品を正方形あるいは長方形の板状に形成して面実装型とし、その該縁部 に沿って外部回路に接続するための複数の外部電極を一定間隔で膜状に焼き付け あるいはメッキすることが広く行われている。 図1は一般の面実装型の電子部品の例を示す斜視図で、従来から良く知られて いる積層コンデンサ、積層コイル、積層抵抗器等の小型電子部品1であり外面3 は電気絶縁性の誘電体、磁性または非磁性フェライト、セラミック等から形成さ れ、対向した長辺には内部回路の引出し導体に接続した複数の外部電極3、3・ ・が形成されている。
【0003】 外部電極の形成には通常電気メッキ法が使用されるが、電子部品1の外面2は 電気絶縁性であるので、最初に導電ペースト(Ag粉末ペースト等)を下地とし て電子部品の上面から端面次いで下面にかけて帯状に焼き付け、その上にバレル メッキ法等により何層かの電気メッキ層(例えばCu、Ni、Sn層の逐次層) を形成する。こうして、上下の折返し電極部5及び端面の端面電極部7よりなる 外部電極が形成される。
【0004】
電子回路の小型化に伴って電子部品は小型化の要請がますます高まっているが 、そうするには外部電極同士を近接して配列しなければならないので、従来の電 子部品の外部電極構造では短絡の問題が生じる。これを図2〜3を参照して説明 すると、導電ペースト層9を方形または長方形に焼きつけた場合には、メッキに 際しては電流密度は導電ペースト層の隅部で大きくなるので、図2の上下面の折 返し電極部5、及び図3の端面の端面電極部7のいずれにも上下両端部にメッキ の広がり部11が生じ、外部電極が接近している状態でフロー半田、クリーム半 田等の半田を施す場合に短絡を生じるおそれがある。
【0005】
本考案は、端面と上下面の少なくとも1面とにかけて形成された外部接続用の 複数の帯状電極を持つ面実装型電子部品において、前記帯状電極が導電ペースト 層とその表面に形成された電気メッキ層とよりなり、前記導電ペースト層の前記 各面における形状が、両端部で幅が狭く中間部分で幅が広く形成されていること を特徴とする電子部品の外部電極構造により従来の短絡の問題を解決する。電極 は互いに接近していても短絡を生じないようにできるだけ平行になるように、導 電ペースト層の各部の幅を、仕上がり電気メッキ層の幅がほぼ一定になるように 規定することが好ましい。
【0006】 以下に図4〜7を参照して本考案の実施例を詳しく説明する。
実施例1 本考案が適用される電子部品は従来と同様であり、例えば図1に記載した構造 を有する。また外部電極3、3・・の配列も同様であるのでその詳細は省略する 。 図4は電子部品の一部の平面図または底面図であって、一個の外部電極の上面 または下面の電極折返し部5が示されている。図5は同じ部分の正面図であって 、端面の電極折返し部7を示す。焼きつけた導電ペースト層9の4隅部は本考案 に従ってそれぞれ直線状に斜めにそがれた形をし、上下両端で幅が狭く中間部で 幅が広い多角形をなしている。この導電ペースト層9の上に従来と同様にバレル めっき法等による電気メッキ層を形成すると、電気メッキ層は導電ペースト層9 の上に一様に形成されるだけでなく隅部からはみ出した広がり部13を生じる。 電気メッキでの広がりを考慮して導電ペースト層9の隅部の幅を適宜に選択して おけば、電気メッキ後の外部電極の仕上がり幅がほぼ一定にし得る。
【0007】 実施例2 図6は他の実施例による電子部品の一部の平面図または底面図であって、一個 の外部電極の上面または下面の電極折返し部5が示されている。図7は同じ部分 の正面図であって、端面の電極折返し部7を示す。焼きつけた導電ペースト層9 の4隅部は本考案に従ってそれぞれ曲線状にそがれた形をし、全体的にバレル形 をなしている。この導電ペースト層9の上に従来と同様にバレルメッキ法等によ る電気メッキ層を形成すると、電気メッキ層は導電ペースト層9の上に一様に形 成されるだけでなく隅部からはみ出した広がり部13を生じる。電気メッキでの 広がりを考慮して導電ペースト層9の隅部の幅を適宜に選択しておけば、電気メ ッキ後の外部電極の仕上がり幅をほぼ一定にし得る。
【0008】
本考案によると、電子部品を小型化する際に外部電極を接近して配列構成して も、電流密度が大きくなる導電ペースト層の隅部を含む部分の幅を中央部分より も狭くしておくことにより外部電極のメッキ仕上がり幅をほぼ一定にすることが でき、半田を施す場合に短絡を生じるおそれがなくなる。
【図1】本考案を適用する電子部品の斜視図である。
【図2】従来の外部電極構造を示す平面図である。
【図3】従来の外部電極構造を示す正面図である。
【図4】本考案の第1実施例の外部電極構造を示す平面
図である。
図である。
【図5】本考案の第1実施例の外部電極構造を示す正面
図である。
図である。
【図6】本考案の第2実施例の外部電極構造を示す平面
図である。
図である。
【図7】本考案の第2実施例の外部電極構造を示す正面
図である。
図である。
1 電子部品 2 外面 3 外部電極 5 折返し電極部 7 端面電極部 9 導電ペースト層 13 電気メッキ広がり部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 渡部 誠二 東京都中央区日本橋一丁目13番1号ティー ディーケイ株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 端面と上下面の少なくとも1面とにかけ
て形成された外部接続用の複数の帯状電極を持つ面実装
型電子部品において、前記帯状電極が導電ペースト層と
その表面に形成された電気メッキ層とよりなり、前記導
電ペースト層の前記各面における形状が、両端部で幅が
狭く中間部分で幅が広く形成されていることを特徴とす
る電子部品の外部電極構造。 - 【請求項2】 導電ペースト層の各部の幅は、電気メッ
キ層の幅がほぼ一定になるように形成されていることを
特徴とする請求項1に記載の電子部品の外部電極構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993006025U JP2600543Y2 (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 外部電極構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993006025U JP2600543Y2 (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 外部電極構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0660131U true JPH0660131U (ja) | 1994-08-19 |
JP2600543Y2 JP2600543Y2 (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=11627147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993006025U Expired - Fee Related JP2600543Y2 (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 外部電極構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2600543Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005203629A (ja) * | 2004-01-16 | 2005-07-28 | Murata Mfg Co Ltd | 電子部品 |
CN108987036A (zh) * | 2017-06-05 | 2018-12-11 | 株式会社村田制作所 | 线圈部件 |
WO2023084942A1 (ja) * | 2021-11-11 | 2023-05-19 | 株式会社村田製作所 | 電子部品 |
-
1993
- 1993-01-29 JP JP1993006025U patent/JP2600543Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005203629A (ja) * | 2004-01-16 | 2005-07-28 | Murata Mfg Co Ltd | 電子部品 |
CN108987036A (zh) * | 2017-06-05 | 2018-12-11 | 株式会社村田制作所 | 线圈部件 |
JP2018206950A (ja) * | 2017-06-05 | 2018-12-27 | 株式会社村田製作所 | コイル部品 |
CN113096917A (zh) * | 2017-06-05 | 2021-07-09 | 株式会社村田制作所 | 线圈部件 |
US11094444B2 (en) | 2017-06-05 | 2021-08-17 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Coil component |
CN113096917B (zh) * | 2017-06-05 | 2022-10-28 | 株式会社村田制作所 | 线圈部件 |
WO2023084942A1 (ja) * | 2021-11-11 | 2023-05-19 | 株式会社村田製作所 | 電子部品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2600543Y2 (ja) | 1999-10-12 |
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