JPH0660124U - 箔巻変圧器 - Google Patents
箔巻変圧器Info
- Publication number
- JPH0660124U JPH0660124U JP406493U JP406493U JPH0660124U JP H0660124 U JPH0660124 U JP H0660124U JP 406493 U JP406493 U JP 406493U JP 406493 U JP406493 U JP 406493U JP H0660124 U JPH0660124 U JP H0660124U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrostatic shield
- winding
- foil
- duct piece
- windings
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Regulation Of General Use Transformers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 静電シールドとダクトピースとの間の楔状ギ
ャップをなくし、静電シールド支持部の絶縁信頼性を高
める。 【構成】 静電シールド4と巻線2,3との間に挿入さ
れるダクトピース8の、静電シールド4が曲率を持って
接する部位に凹部8aを設ける。
ャップをなくし、静電シールド支持部の絶縁信頼性を高
める。 【構成】 静電シールド4と巻線2,3との間に挿入さ
れるダクトピース8の、静電シールド4が曲率を持って
接する部位に凹部8aを設ける。
Description
【0001】
本考案は、箔巻変圧器に関する。
【0002】
図2は箔巻変圧器の中身断面図である。箔巻変圧器は鉄心1に箔状導体と箔状 絶縁物を同心円筒状に巻回した巻線2,3より構成されている。高電圧の箔巻変 圧器の場合、巻線2,3の端部の電界集中を緩和するため、巻線2,3の端部に 静電シールド4を設けている。図3は従来の箔巻変圧器の静電シールド部断面図 である。静電シールド4を支持するとともに巻線2,3を軸方向に固定し、かつ 、静電シールド4と巻線2,3との間に絶縁距離を持たせるため、巻線2,3と 静電シールド4間にダクトピース6が挿入されている。 箔巻変圧器は幅広の箔状導体および箔状絶縁物を同心円筒状に巻回して、巻線 2,3が構成されるため、巻線2,3が対向する側の巻線端部に電界が集中する が、静電シールド4を設けることにより図3のA部に示すように電界を緩和する 構成としていた。
【0003】
しかし、箔巻変圧器においては、図3のB部に示す巻線2,3と対向しない側 の静電シールド4の位置において静電シールド4と巻線2との間で電位差が生じ 、等電位線7が静電シールド4と巻線2との間に入り込む現象が生ずる。ダクト ピース6の厚みは構成上2〜10ミリメートル程度であり、かつ、静電シールド 4は図3のB部において曲率を持ってダクトピース6に接しているため、静電シ ールド4とダクトピース6との間に楔状のギャップが生じる。特にSF6 ガス絶 縁変圧器の場合には、この楔状のギャップに電界が集中するため、この部分が始 発点となってダクトピース6を介して静電シールド4と巻線2との間で絶縁破壊 に至る恐れがある。 本考案は、この楔状ギャップをなくすことにより電界集中を緩和し、絶縁信頼 性の高い静電シールド支持構成としたものである。
【0004】
本考案は、静電シールドと巻線との間に挿入するダクトピースに凹部を設け、 静電シールドの曲率部にその凹部を配設する。
【0005】
このような形状とすることによって、静電シールドの曲率部とダクトピースが 接しないため楔状ギャップが生ずることがなくなり、電界が集中することを防ぐ ことができる。
【0006】
図1は本考案の一実施例で箔巻変圧器の静電シールド部断面図である。巻線2 の端部の電界集中を抑制するため電界緩和用の静電シールド4が取付けてあり、 巻線2と静電シールド4との間には、ダクトピース8が挿入されている。ダクト ピース8には、図1B部に示す静電シールド4の曲率部において、静電シールド 4とダクトピース8が接しないよう凹部8aを設けてある。
【0007】 箔巻変圧器においては、巻線2の径方向に比較的大きな電位を持つため、静電 シールド4のB部表面にも電界の集中が生じ、かつ、ダクトピース8と静電シー ルド4との間に楔状ギャップがあると、この楔状ギャップの部位が始発点となっ て絶縁破壊に至るが、本考案のように凹部8aを設けることにより、静電シール ド4を支持するとともに巻線2を軸方向に固定し、かつ、静電シールド4と巻線 2との間に絶縁距離を持たせた構成のまま、静電シールド4のB部表面に、静電 シールド4とダクトピース8との間の楔状ギャップが生じない構成とすることが できる。 なお、ダクトピース8は板状の絶縁物を凹状に切削するか、または板状の絶縁 物の上に絶縁物ピースを張り合わせて構成することができる。
【0008】
本考案によると、電界集中によって絶縁破壊の始発点となる静電シールド表面 の楔状ギャップがなくなるため、絶縁信頼性の高い静電シールド支持構成とする ことができる。
【図1】本考案の一例を示す静電シールド部断面図であ
る。
る。
【図2】従来の箔巻変圧器の一例を示す中身断面図であ
る。
る。
【図3】従来の箔巻変圧器の静電シールド部断面図であ
る。
る。
1 鉄心 2,3 巻線 4 静電シールド 6,8 ダクトピース 7 等電位線
Claims (1)
- 【請求項1】 巻線の端部に静電シールドを配置し、静
電シールドの曲率部近傍に凹部を設けたダクトピースを
静電シールドと巻線との間に挿入した箔巻変圧器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP406493U JPH0660124U (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 箔巻変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP406493U JPH0660124U (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 箔巻変圧器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0660124U true JPH0660124U (ja) | 1994-08-19 |
Family
ID=11574416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP406493U Pending JPH0660124U (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 箔巻変圧器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0660124U (ja) |
-
1993
- 1993-01-20 JP JP406493U patent/JPH0660124U/ja active Pending
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